JPH04187622A - 養毛料 - Google Patents

養毛料

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JPH04187622A
JPH04187622A JP31611590A JP31611590A JPH04187622A JP H04187622 A JPH04187622 A JP H04187622A JP 31611590 A JP31611590 A JP 31611590A JP 31611590 A JP31611590 A JP 31611590A JP H04187622 A JPH04187622 A JP H04187622A
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JP
Japan
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hair
growth factor
fibroblast growth
glycosaminoglycan
scalp
Prior art date
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Pending
Application number
JP31611590A
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English (en)
Inventor
Katsuo Matsumoto
克夫 松本
Yukiko Yokoyama
横山 由紀子
Masami Suzuki
正巳 鈴木
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Pola Orbis Holdings Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、グリコサミノグリカンと線維芽細胞成長因子
とを配合した化粧料に関し、詳しくはグリコサミノグリ
カンと線維芽細胞成長因子とを併用することにより毛包
を構成する細胞を賦活し、頭皮の状態の改善効果および
育毛・養毛効果を有する養毛料を提供せんとするもので
ある。
〔背景技術〕
これまでグリコサミノグリカンを含む酸性ムコ多糖類は
、頭皮表面の保湿効果を有することで養毛料に配合され
てきた(何人は、特開昭62−99314号公報参照)
。また、上皮成長因子を皮膚化粧料基剤中に単独で配合
される例かみられる(例えは、特開昭62−19511
号公報参照)。
更に、これまでにヒアルロン酸−蛋白質複合体を化粧料
に配合した例かみられる(例えば、特開昭60−252
405号公報参照)。
本発明者らは、毛包を構成する細胞に対して細胞増殖効
果を有し、優れた頭皮状態改善効果、育毛・発毛効果を
有する、安全で弊害のない養毛料を提供することを課題
として、鋭意研究を重ねた結果、グリコサミノグリカン
と線維芽細胞成長因子とを併用してマウスを用いた育毛
試験を行なうことにより育毛効果が得られることを見出
した。更に、これらの物質を養毛料に配合し、使用テス
トを行なっl:結果、頭皮状態を改善し育毛効果を有す
る二とか確認された。
〔発明の開示〕
本発明は、グリコサミノグリカンと線維芽細胞成長因子
とを配合することを特徴とする養毛料を提供するもので
ある。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に用いられるグリコサミノグリカンの例としては
、ヘパリン、ヘパラン硫酸およびコンドロイチン硫酸か
あげられるが、これらはいずれも市販品として入手する
ことかできる。また、線維芽細胞成長因子としては塩基
性線維芽細胞成長因子(以下、b−FGFと略記する)
および酸性線維芽細胞成長因子(以下、a−FGFと略
記する)かあり、これらは、ヘパリン結合性成長因子類
として分類されるものであるが、これらも市販品として
入手することかできる。
上記、養毛料に配合されるグリコサミノグリカンは、ヘ
パリン、ヘパラン硫酸およびコンドロイチン硫酸として
、またはそれらの有機塩基との塩もしくはす[〜リウム
、カル/ラム等の塩として用いられる。まl二、グリコ
サミノグリカンの養毛料への配合量は、0.00旧重量
%がら2重量%の範囲で用いられるか、細胞に対する作
用および化粧品としての感触の良さ等を考慮すると0.
001重量%から0.5重量%の範囲で配合することが
望ましい。この配合量か0.00旧重量%以下では細胞
賦活効果に劣り、2重量%以上になると化粧品としての
感触の点で好ましくないものとなる。また、線維芽細胞
成長因子の配合量は、10−8重量%から10−3重量
%の範囲での配合か好ましい。この配合量以下あるいは
この配合量以上では細胞に対する作用の点から好ましく
ない。このグリコサミノグリカンと線維芽細胞成長因子
の組合せおよび配合の割合は、上記の範囲内であれはい
ずれの組合せおよび配合割合でもよい。
本発明に係る養毛料に配合されるその他の配合成分とし
ては、通常、養毛料に適用される炭化水素類、ロウ類、
油脂類、エステル類、高級脂肪酸、高級アルコール、界
面活性剤、香料、色素、防腐剤、抗酸化剤、紫外線防御
剤、アルコール類、pH調整剤、および本発明の目的に
適合する他の薬効成分なと適宜選択し、使用することか
できる。
また、本発明に係る養毛料の製剤形態としては、種々の
形態たとえはヘアトニック、ヘアロ=ノヨン、ヘアクリ
ームなといずれも適応されるか、上記グリコサミノグリ
カンと線維芽細胞成長因子の配合にあたっては、これら
の安定性の面から調製にあたっての周囲温度か45°C
を越えないように配慮することか望ましい。
次に本発明に係る養毛料に配合されるグリコサミノグリ
カンと線維芽細胞成長因子の配合による細胞増殖効果を
ヒト毛包ケラチノサイトを用いた培養系で検討した。
C細胞増殖試験法〕 細胞培養培地には、最小必須培地(MEM)にウソ胎児
血清(FBS)を8容量%添加したものを用いたか、培
養培地のカル/ラム濃度は0.3mM前後に調節した。
細胞を培養する基質は、通常市販されている組織培養皿
を用い、ヒト毛包ケラチノサイトを培養する基質には組
織培養皿に■型コラーケンを塗布したものを用いた。そ
れぞれの細胞を60mm−の組織培養皿に50万個植え
込み、37°C15%炭酸ガス、95%空気の培養条件
で培養を開始し、24時間後に培地を交換する時点から
グリコサミノグリカンと線維芽細胞成長因子を含有する
培地に変更した。その後、培養を120時間行ない、増
殖した細胞をトリプシンにより剥離して血球計算盤にて
計測した。以下に示す検体に対してそれぞれ三枚の/ヤ
ードに細胞をまいて検討した。結果はこの平均値を示し
てあり、表表−1 ヒト毛包ケラチノサイトに対する細胞増殖促進結果この
結果から明らかなように、グリコサミノグリカンおよび
線維芽細胞成長因子をそれぞれ単独で作用させるよりも
両者を併用して作用させたときの方が細胞増殖促進効果
かさらに増強されることが示された。
さらに、本発明に係る養毛料に用いられるグリコサミノ
グリカンと線維芽細胞成長因子との併用における毛成長
の促進効果を調べるためにマウスを用いた育毛試験を行
なった。以下にその方法と結果を記述する。
〔マウスを用い一二育毛試験〕
この試験法は、9週齢のC3+1マウスを用し゛て、1
群を10匹とし、4群を用し・た。これらでウスの背部
の2.OX 2.Ocmの広さに除毛した部位に除毛後
翌日検体を0029塗布した後、5白目および14日1
に当該部位の毛成長の密度を色差計を用いて黒色増加度
としてとらえ、比較物質としてのヒタミレE1及びコン
トロールとしてのエタノール、水と比較した。結果を表
−2に示す。
表−2 マウスtこおける育毛試験結果 この結果から、グリコサミノグリカンあるいは線維芽細
胞成長因子をそれぞれ単独で投与するよりも両者を併用
して投与したほうが育毛・発毛効果において優れている
ことが認められた。
次に本発明の実施例を掲げ、さらに本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施により限定されるもの
ではない。なお、配合割合は重量部である。
実施例−1ヘアロー7ヨン (処方) 「 1エタノール                25.
0□ AI′グリセリン                4
.5□ IQ−メートール              0.0
51ポリオキ/エチレン硬化ヒマ/油      05
「 1ヘパリン                O1□ B j a−FGF                
   O,051b−FGF          O,
05「精製水                  6
9.65(製造法) 上記各処方物A及びB、Cをそれぞれ単独に調製し、加
温溶解したのち、処方物Bと処方物Cを混合した後処方
物Aに加えてヘアローションとする。
次1こ本発明に係る養毛材を用いて頭皮に与える保湿効
果、養毛・育毛効果を調へるためヒトに対する使用テス
トをおこなった。
保湿効果に関しては、実施例−1のヘアローシヨンを頭
皮に塗布後、頭皮のインピータンス値を測定することに
より検定し、養毛・育毛効果に関しては、同し〈実施例
−1のヘアロー7ヨンを連続6ケ月使用することにより
その効果を検定した。
l)頭皮保湿効果試験 男女を含む50名のバ浄う−を25名ずつの群に分け、
一方の群の被験者には実施例−1のヘアローソ・ヨンの
処方カラヘハリン、a−FGFlb−FC,Fを除いて
調製した対照品を、他方の群の被験者には、実施例−1
のヘアローシヨンをそれぞれ塗布し、4時間後に頭皮の
水分量をインピータンス値を得ることにより測定した。
結果を表−3に示す。
なお、対照品で得られたインピータンス値を100%と
して表示した。
表−3 (対照品、100% □ この結果より本発明に係る養毛材には頭皮を保湿する効
果か認められた。
2)長期連用!こよるヒトを対象とした育毛・養毛試験 脱毛症状を示すヒト10名を対象として実使用試験を行
なった。実施例−1に示す処方のヘアローションを、脱
毛症状を示す5人の男性に1日2回、頭部!:塗布した
ところ、5人のうち3人が3ケ月後には脱毛部位に若干
のうぶ毛を生し、6ケ月後には5人のうち4人に硬毛か
生じ、1人にはうぶ毛が生じて脱毛部位が消失した。ま
た、本試験終了時に頭皮の状態も改善され、ふけの発生
の減少が観察されたものが7名存在した。これらの結果
より本実施例のヘアローションには頭皮の表面を保湿し
、育毛・養毛効果かあることか認められt二。
実施例−2ヘアクリ−ム (処方) 口 (ワセリン                  7,
01ミツロウ                  8
.OA:流動パラフィン              
40.0□ lソルヒタンセスキオレイン酸         1.
0□ポリオキ/エチレンオレイルエーテル(IOEO)
  2.5ヒ [ヒアルロン酸                 0
.5ヘパリン                 0.
05Ca−FGF                 
   O,005D「香料             
        0.1(製造法) 上記処方物Aを加温して80°Cとしたものを加温装置
付ホモミキサーに入れ、次いてこれに上記処方物B(水
溶液)を調製して加温して、80°Cとしたものを加え
均一に乳化する。この乳化液を冷却して常温にした後、
あらかしめ調製しておいた上記処方物CとDとを加えて
ヘアクリームとする。
実施例−3ヘアトニック (処方) [ヘパリン                   2
.0□ (製造法) 上記処方物Aを調製し、これにあらかじめ調製しておい
た上記処方物Bの水溶液を混合し、製品とする。
寅施例−4頭皮用エツセンスローション(処方) 「エタノール                  l
010「クエン酸                 
    0.1「精製水              
    53.69(製造法) 上記各処方物A及びB、Cをそれぞれ単独ζこ調製し加
温溶解したのち、処方物Bと処方物Aとを混合した後処
方物Aに加えて頭皮用エノセンスローンヨンとする。
以上から明らかなように、本発明に係る養毛料に配合さ
れるグリコサミノグリカンと線維芽細胞成長因子とは、
両者の併用によりヒト毛包ケラチノサイトに対して著し
い細胞増殖効果が得られ、更に、頭皮に対する保湿効果
、頭皮状態の改善効果、及び養毛効果か得られることか
認められた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)グリコサミノグリカンと線維芽細胞成長因子とを配
    合したことを特徴とする養毛料。 2)グリコサミノグリカンが、ヘパリン、ヘパラン硫酸
    またはコンドロイチン硫酸の一種または二種以上よりな
    る請求項1記載の養毛 料。 3)線維芽細胞成長因子として、b−FGFまたはa−
    FGFを単独で用いるかあるいはそれらを併用する請求
    項1記載の養毛料。
JP31611590A 1990-11-22 1990-11-22 養毛料 Pending JPH04187622A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008150441A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Oyo Toshitsu Kagaku Kenkyusho:Kk 親脂質性ヘパリン修飾体、その製造方法及び毛髪成長促進剤
JP2013545774A (ja) * 2010-12-15 2013-12-26 シジェア ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ 毛髪学分野におけるグリコサミノグリカンリポ酸エステルの使用
WO2016079912A1 (ja) * 2014-11-20 2016-05-26 江崎グリコ株式会社 毛乳頭細胞活性化剤

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