JPH0418611B2 - - Google Patents

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JPH0418611B2
JPH0418611B2 JP59116721A JP11672184A JPH0418611B2 JP H0418611 B2 JPH0418611 B2 JP H0418611B2 JP 59116721 A JP59116721 A JP 59116721A JP 11672184 A JP11672184 A JP 11672184A JP H0418611 B2 JPH0418611 B2 JP H0418611B2
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JP59116721A
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JPS608723A (ja
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Bauaa Robaato
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Miles Inc
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Publication date
Application filed by Miles Inc filed Critical Miles Inc
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Publication of JPH0418611B2 publication Critical patent/JPH0418611B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J3/52Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using colour charts

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Dental Preparations (AREA)
  • Golf Clubs (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は一般に色値を目視で識別するための方
法及び装置に関し、特に、試験試料中の種々の物
質の存在及び/又は量を検出するのに用いられる
もののような比色分析試験により発生する色応答
の、目視観察から、より正確な結果が得られるよ
うにするための上記方法、及びその方法において
有用な装置に関する。 試験試料中の分析対象物の存在及び/又は濃度
を、半定量的に又は定量的に測定するための手段
として、色の変化のような、試験試料中の分析対
象物に対する目視検出可能な応答に基づく多くの
分析法及び分析具が現在利用可能である。試験さ
れる試料が、尿、血液、胃腸の内容物、脊髄液等
のような体液であつても、又、工業化学薬品、廃
水、水泳プールの水又はそこに含まれる種々の物
質を測定するために試験される数々のタイプの媒
体であつても、用いた試験の色応答の読取りの定
量において正確度をもたらすためには、試験手段
によつて生じた色又は他の応答をそれと比較する
ことができる、満足できる目視照合用標準を利用
できることが必要であると一般に考えられてい
る。 多くの従来の比色試験法では、このような照合
標準として、目視読取りのために、又は、測定器
が測定器中で被分析物に適用された試験具の色応
答領域の反射光から得られる読み取りと比較する
ため測定器中に記憶される標準照合データのため
に、標準カラーチヤートを利用する。臨床検査官
により普通に用いられる最も便利な試験型式……
含浸繊維マトリツクス、固相試薬試験片……の場
合には、反応の程度、従つて試験試料中の分析対
象物の濃度は、試料を接触させた後の反応マトリ
ツクスからの反射光の強さ、特に波長(色相)と
相関させることができる。存在する分析対象物の
量を定量的又は半定量的に目視試験するために、
反応マトリツクスの色を普通、試料中の分析対象
物の種々の濃度レベルに対応する種々の色相の、
予め測定されたカラーブロツクと比較する。 従つて、反応固相試薬試験具の色応答の目視測
定には、通常、その着色応答域を標準照合チヤー
トの尺度上の予め測定された色と比較及びつき合
せすることが含まれる。典型的には、このような
カラーチヤートは多くの、不連続な色相を有する
カラーブロツクから作成されており、その各々は
試験試料中の分析対象物の実質的に異なる濃度レ
ベルに対応する。通常、このブロツクは、一様に
白色のバツクグラウンドを背景にし、かつそのバ
ツクグラウンドに取囲まれている。反応試験マト
リツクスの色を、種々の濃度レベルに対応する、
チヤートの特定の1以上のブロツクの色とつき合
せ、色相が最も密接に関連すると判定することに
より、又はマトリツクスの色を2以上の隣接ブロ
ツクの色の間に挿入することにより、分析対象物
の濃度を導き出すことができる。 明らかに、上記の方法論により得られる目視−
読取り結果の正確さは、それによつて観測者であ
る人間が、異なるがしかし密接に関連することの
多い、チヤートの成分カラーブロツクの色相間で
の識別を行うことができる容易さ及び確実性によ
つて左右される。このようなチヤート上のブロツ
クの色相の僅かな差異は、分析対象物濃度につい
ては大きな量的差異に対応することが多い。目視
による色の識別を最適にするためには、視覚上の
観点から、同一の視野で観察される隣接ブロツク
が色相及び色の強さにおいて人間の眼にとつて出
来るだけ異なるように、隣接ブロツクの色の間で
の目視によつて知覚されうる差異を最大にするこ
とが理想的であることは明らかである。不幸にし
て、多くの比色分析試験において用いられる試薬
系のために、実際には、反応試験マトリツクス中
に生じる色相の僅かな差異が、分析対象物濃度の
極めて大きな差異に対応することが多い故に、比
色チヤート上の隣接ブロツク間に劇的な色相の相
違を付与することが実行できるとは限らない。 従つて、固相試薬試験具の目視読取りのために
利用できる最適の定量程度を達成するためには、
試料中の分析対象物との接触後の試験マトリツク
ス中でおこる化学反応は明らかな着色反応生成物
を生じ、そのスペクトル特性が試料の分析対象物
濃度の変化と共に劇的に変化するものでなければ
ならない。試験具中に異なる発色性試薬の様々な
組合せを用いて、固相試験具において上記目的を
ある程度達成するための試みや、又は生成物発色
団と、視覚上で相互作用するバツクグラウンド染
料とを、試験具中に包含させて特定の被分析濃度
レベルで所望の成果を得る試みがなされた。伝統
的な、溶液に基づく湿式化学分析操作は、試薬を
固相状態にする必要もないし、単一の試験マトリ
ツクス中で混合する必要もないので、普通、幾
分、より良好な比色定量が可能ではあるが、それ
にもかかわらず、観測者である人が色を知覚する
に当つての、前述の本来固有の不正確さがあるの
みならず、それらの操作を実施するために必要な
精巧な装置及び操作に伴う欠点を有する。 固相及び湿式化学分析試験の両者を用いての、
これまで利用可能な最良の定量は、反応マトリツ
クス又は反応溶液の色を目視ではなくて計器を用
いて測定する場合に達成されている。明らかに、
色の変化を計器により監視すると、目視−読取り
操作での主観的要素を除去するために、測定の質
は高められる。しかしながら計器法はより良好な
定量を可能にするが、この方法はこの分野におい
ては便利性が欠如し、この試験を行うのに必要な
装置及び材料の点から費用のかかるものとなるこ
とが多い。従つて、計器法に近い程度の定量を行
うために前述のような方法で、比色溶液試験、特
に固相試薬試験の読取りの改良が求められてい
る。目視読取りの際、上記試験を許容しうるよう
に正確にすることは、前述の問題点を軽減するの
を助けるのみならず、また、例えば、臨床の場が
遠隔地の故に、もしくは費用の故に、診断上の用
途のため溶液法もしくは計器法が利用できない
が、それにもかかわらず精度が不可欠である場合
には、特に臨床的用途のために上記試験をより実
行しやすいものとすることになるであろう。この
ような試みは、これまで極めて高度な定量、即ち
試料中に存在する分析対象物の実際量との優れた
相関関係を可能にする点においても、また同時に
精巧な溶液化学操作又は計器測定に対する要求を
除去する点においても、それらの水準には達して
いない。 目視読取りによる比色分析試験のための改良定
量法を提供する課題が、上記試験の色応答と比べ
る色照合用標準を実質的に改良するという観点か
らアプローチされなかつた。しかしながら、この
技術に関連して、色照合用チヤートに典型的に見
られるような密接に関連している色の明度/暗度
値を、人間の眼により感知又は識別する場合の
種々の現象について検討している科学的文献は多
い。 色は一般に色相(hue)、明度(lightness)及
び暗度(darkness)なる特性値(又は色値)を
有する三次元性のものであるとされている。この
文献は、色域がどの程度明るいか(あるいは暗い
か)を決定するための最適条件は、ほぼ同一の明
度/暗度値を有するバツクグラウンドを背景にし
てその色域を置くことによつて得られるというこ
とを示唆しているようである。同様に、この文献
は色相の識別のための最適条件は、バツクグラウ
ンドの色相を、そのバツクグラウンドを背景にし
て検分される色相とほぼ等しくした際に得られる
ことを提案しているようである。しかしながら、
知られている限りでは、色相次元における僅かな
差異を、検分される色の実際の色相に拘らず、色
相がそれを背景にして検分される適切に明るい又
は暗いバツクグラウンドを選択することにより、
より容易に知覚されるようにするための、明度/
暗度次元と色相次元の間の、一般的関係について
述べている示唆又は開示は全くない。 例えば、D.judd及びG.Wyszecki、Color in
Business,Science and Industry,第3版
(John Wiley and Sons,New York)は特にこ
の文献の285−7、292及び308−9頁において、
周知の“波立ち効果(crispening effect)”のよ
うなある視覚効果、及び灰色のバツクグラウンド
又は周囲を背景にしての灰色試料の目視識別にお
いて見られる色度効果(285−7、292頁)につい
て説明している。比較する視域の色度と実質的に
異なるか、又はほぼ同一の色度を有する周辺視野
を背景にして設定された、僅かに異なる色度の隣
接視野を知覚し比較する際に見られる効果も又こ
れらの著者によつて開示されている(308−9
頁)。 この文献では、“波立ち効果”について単に灰
色バツクグラウンド上の灰色試料のみと関連させ
て述べているので、試料及びバツクグラウンドの
明度/暗度次元{マンセル(Munsell)値V、又
はルミネツセンス因子Yとして表わされている}
のみが包含されている。バツクグラウンドを背景
にした試料の明度/暗度についての知覚に関し
て、この論文から引き出される一般的関係は、2
つのほぼ似ている灰色試料の間での識別について
は、その2つの試料のV値とほぼ同一のV値を有
する灰色バツクグラウンドを背景にして2つの試
料を検分すると精度が高められるというものであ
る。色合せもしくは色の識別に関して、この文献
は先の考えを、色相が互いに僅かに異なる着色試
料の目視識別に拡張して当てはめることができる
ことを開示している。即ち、バツクグラウンドを
背景にして置かれた2つの類似の着色試料間の識
別のために理想的なバツクグラウンドは、2つの
着色試料の各々の色相に類似の色相を有するバツ
クグラウンドである。 従つて、先に検討したJudd及びWyszeckiの文
献は“明度”を、白色から黒色へと変化する灰色
の尺度上の任意の着色試料の位置のみを指示する
ものとしており、試料の色相もしくは色度が、
“明度”のパラメータに関係しているという考え
は全くない。同様に、この文献では、色相特性
は、明らかに同様の目視識別原理に適つたものを
指しており、“明度”とは独立したものとしてい
る。即ち、色の実際の色相を他方に対して最適に
区別するためには、バツクグラウンドの色が、そ
のバツクグラウンドを背景にして検分される2つ
の色と色相が類似でありさえすればよい。従つ
て、この文献はバツクグラウンドの“明度”と、
バツクグラウンドを背景にして設定された“明
度”ではなく色相がほんの僅か異なる着色試料を
正確に識別するための、観測者である人間の能力
との間にある現象論的関係を何ら開示もしくは暗
示していない。 更に別の参考文献では、色のつき合せ及び目視
による色の識別の一般的分野に関連する話題につ
いて検討している。これらのものとしては、K.
L.Kelly及びD.B.Judd,Color:Universal Lang
−uage and Dictienary of Names,National
Bnreau of Standard Special Publication 440,
A10−A12頁;I.T.Pitt及びL.M.Winter,Effect
of surround on perceived saturation,Journal
of the Optical Society of America,64巻、第
10号(10月、1974)、1328−1331頁;C.J.
Bartleson,Changes in Color Appearance
with Variations in Chromatic Adaptation,
COLOR research and application,4巻、第3
号(秋、1979)、119−138頁;T.S.Troscianko,
Effect of Subtense and Surround Luminance
on the Perception of a Coloured Field,同
書、2巻、第4号(冬、1977)、153−159頁;並
びにR.W.G.Hunt,The Specification of
Colour Appearance..Effects of Changes in
Viewing Conditions同書、2巻、第3号(秋、
1977)、109頁以降が挙げられる。 前段に引用した文献のすべては、実質的に同一
の現象を開示している。即ち、周囲のルミナン
ス、すなわち強度もしくは明度/暗度を変えるこ
とにより、ほんの僅か異なるルミナンスを有する
背景に置かれた試料色の実際のルミナンスはより
容易に識別することができるというものである。
Kelly及びJuddの文献には又、”それ自身の明度
と近似のバツクグラウンド上で各色を検分する”
(A−10頁)ように着色試料が固定された、標準
ISCC−NBS Centroidカラーチヤートの変動可
能な灰色バツクグラウンドについて述べている。
この文献により与えられる一般的結論及び数学的
展開は、着色域の周囲もしくはバツクグラウンド
のルミナンス(明度/暗度)の変更又は選択によ
り、着色域の極めて類似の実際の色相間の目視識
別を高める問題に対する何らの解決も示唆してい
ない。 色のつき合せ及び識別の一般分野における特許
技術は、種々のタイプのバツクグラウンドを背景
として色の明度/暗度を識別する様々なアプロー
チを開示しているが、又、最後に述べた問題につ
いての解決についての示唆は欠如しているようで
ある。例えば、Hochstetterの米国特許第
1070891号は、バツクグラウンドを備えて、フオ
アグラウンド(foreground)の色をより容易に
測定するのではなくて、色の、密接なつき合せを
可能にするために1つのフオアグラウンドの色を
他のものに隣接して表示する比色体について開示
している。 Mooneyの米国特許第1389836号は、液体の色
を測定もしくは比較する比色計について開示して
いる。その特許権者は1頁、2欄、77行目のはじ
めに、パツクグラウンドもしくはそれを取り囲む
域の性質が、観測者が容易に判断を下せるかどう
かに影響を与えることを指摘している。白色また
はくすんだ灰色で、その光の強さが比較される色
と同一であるバツクグラウンドを推奨している。
しかしながら、この分析系の詳細な検討はこの特
許には含まれていない。 米国特許第2074704号には、Osborneによりカ
ラーカードが示されている。特許権者は、着色試
料又は着色域を、艶なし仕上又は光吸収性仕上の
黒色バツクグラウンドと関連もしくは組合せて、
完全色もしくは本当の色を表わさんとしている。 使用済潤滑油を試験するための装置が、米国特
許第2245557号においてFranzmanにより示され
ている。用いられた油は、白色バツクグラウンド
上に載せた場合より、油の暗色の外観をはるかに
明るくさせる暗いバツクグラウンド上に載せる。
これは、暗色の、用いられた油の種々の黒さをよ
り容易かつ迅速に識別可能にし、変化の度合が最
も顕著であるといわれている。 Boumanの米国特許第2916963号は、異なる強
度の光及び異なる色に基づいて識別が行われる、
光識別試験用の装置を開示している。Atki−
nson等の米国特許第3438737号(本譲渡引受人に
譲渡された)は、液体中の蛋白質を検出するため
の装置を開示している。第3欄の36行目から、試
験装置自身の構成中のバツクグラウンドを着色す
る材料の使用について議論されている。 Piringerの米国特許第3653771号は着色試料の
色評価のための手段を開示しており、Mi−tchell
の米国特許第3529519号は写真印刷における色調
整のための装置を開示している。後者において
は、比較の目的で、くすんだ灰色のバツクグラウ
ンド表面が備えられている。 Moyer等の米国特許第3791933号は、酵素基質
等の高速試験法を開示している。この試験は試験
スポツト中に発現した色と従来のカラーチヤート
との間の比較を含む。Furutani等の米国特許第
4160646号は液体標本の分析法を開示している。
この試験は照合片を用いて試験片の反射値を修正
して求めることが含まれる。Faulknerの米国特
許第4234313号は着色指示薬が、存在する、試験
される物質の量に直接比例して色を失うような試
験組成物を示している。この系においては、比較
細片も又用いられる。 Ceremiの米国特許第4330299号は、体液中のグ
ルコースレベルを、体液試料を指示薬と接触させ
ることによつて測定する方法を開示している。残
された発色物質の色とは異なる発色反応をもたら
す指示薬手段を有するキツトも又開示されてい
る。 かくして、従来技術の前述の欠点の故に、本発
明の開発においては、比色分析試験の色相応答を
それと比較することができ、従来公知のいかなる
他の色照合物もしくは比色法よりも、定量におい
て実質的に改良された精度を達成することができ
る、目視読取り用色照合物を作製する仕事に直面
した。上記分析試験と関連して普通用いられる、
ほとんどの色照合用チヤートは白色もしくはほぼ
白色のバツクグラウンド上に設定されたカラーブ
ロツクを有するのみではなく、実際の色相がほん
の僅か異なる、バツクグラウンド上の隣接カラー
ブロツクを有するので、この仕事は特に複雑であ
つた。更に、ほとんどのこのようなチヤート上で
は、隣接していないブロツクは色相が幾分大幅に
異なり、しかも少くともその一部分においてはカ
ラーブロツク(隣接及び非隣接の双方)は実質的
に同一のルミナンス値もしくは明度/暗度値のカ
ラーブロツクであることが多い。従つて、多くの
このようなカラーチヤートの一般的配置は、実質
的に一様に白色の紙製基板上に、チヤートの一方
から他方へ読取ると明るいルミナンスから暗いル
ミナンスへと変化する種々の色相の、一連の一様
に着色されたブロツクを印刷したものからなる。
分析対象物の対応濃度の表示は通常各カラーブロ
ツクの間近かのチヤート上に印刷される。 定 義 次の数値及び用語は、本明細書において及び添
付の特許請求の範囲において、この項で定義され
たように用いられる。 I ルミナンス−ここで”ルミナンス値”又は”
L*”とも呼ばれるルミナンスは、D.Judd及び
G.Wyszecki,Color in Business Science
and Industry第3版(John Wiley&Sons,
New York)を出典とする次の数学的関係: L*=25(100Y/Yo)1/3−16 式中、Yは走査型反射分光光度計から得られ
た”パーセント反射率”の測定からなるルミナ
ンス(輝度)因子であり、Yoは”完全な白色”
の着色域について得られたルミナンス因子であ
り、従つて実際上の目的のためには、また本開
示においては100に等しい、 によつて定義される。 因子Yは、”Rapid Scanner(ラピツド・スキ
ヤナー)”として知られる走査型反射分光光度
計を用いることにより、例えば、着色域から得
ることができる。本開示の目的のためには、可
視範囲内の反射スペクトルの高速測定を可能に
する実験室用マイクロコンピユーターに接続し
た上記”Rapid Scanner”によりすべてのY測
定は行われた;即ちこのコンピユーターは、ス
ペクトルデータを貯蔵しており、波長のデータ
を積分し、それらをCIE(Commission
International de I′EcLaira−ge,Paris,
France)三刺激値(XYZ)、次いでCIEの推薦
No.2による、関連L*a*b*値へと変換する計算
を行うようにプログラムされている。この文の
前後において定義されているように、L*値は
人間の“明度”に対する知覚を、a*は赤−緑
の知覚及びb*は黄−青の知覚を表わしている。 Rapid Scanner計器は、エイムズ・デイビジ
ヨン・オブ・マイルス・ラボラトリーズ・イン
コーポレーテツド、エルクハート、インジアナ
(the Ames Division of Miles Laboratories,
Inc,Elkhart,Indiana)により製造されてお
り、その構造及び性能の特性に関する完全な情
報はそこから得ることができる。M.A.
Genshaw及びR.W.Rogers,Anal.Chem,第53
巻、1949−1952頁(1981)も参照されたい。 色差値(ΔE)―前述したように、Rapid
Scannerからの三刺激値は、CIE刊行物第15号、
Colorimetry(E−1.3.1)1971の補遺第2号
(1976年5月)内に含まれる条約により、色差
値(ΔE)、又はL*a*b*として与えられる2つ
の色の間の総差異を算出するために用いること
ができる。従つてRapid Scanner計器からのデ
ータをΔEもしくは色差単位として都合よく記
録することができ、このΔEもしくは色差単位
は、この計器によつて測定される2つの色の間
の実際の色相(a*値、b*値)の差異と密接に
相関する。 色相―“波長”ともここでは呼ばれる色相
は、目標物からの反射入射光により生じる色
の、目視で観測可能な波長成分として定義さ
れ、“ルミナンス”もしくは“明度/暗度”に
は依存しない。 実際の色相が異なる、2以上の着色域は、この
着色域の色相又はバツクグラウンドの色相に拘ら
ず、この着色域の平均ルミナンス値により決定さ
れる範囲内の特定のルミナンス値を有するバツク
グラウンド域を背景にして、これら着色域を表示
もしくは設定することにより、より確実に、迅速
にかつ容易に、互いに、目視比較及び/又は識別
することができるということが今や発見され、本
発明はこの発見に基づくものである。 従つて、本発明は特に、分析試験のような比色
試験手段の結果を色照合用標準と目視比較するた
めの改良法を提供するもので、上記試験を行うた
めの定量を実質的に改良することができる。本発
明は改良比色照合用標準型の改良装置を提供する
ものでこの装置は上記方法において有用である。
一実施態様においては、該標準は、不連続の照合
値に対応する異なる色相を有する複数個の着色照
合域であつて、この照合域と比色分析試験の色応
答域を比較して、着色応答域の色相と最も密接に
関連する照合値を測定する複数個の着色照合域;
並びに該着色照合域をそれを背景にして表示する
バツクグラウンドから成ることができる。この実
施態様においては、バツクグラウンド域は15ない
し80のルミナンスL*値を有し、バツクグラウン
ド域のいずれの部分のルミナンスL*値も、バツ
クグラウンド域のその部分と比較される着色照合
域の隣接した2以上の着色照合域の平均ルミナン
スL*値との差が30以内である。 知覚されるルミナンスの僅かな観測可能な差
異、もしくは普通に使用される固相試薬試験具
(例えば、尿及び血液中のグルコースを測定する
ために典型的に用いられるもの)の色応答域間で
“明度/暗度”は、応答域を観察中、実質的に白
(約90−100のL*)以外のバツクグラウンドを背
景にして表示もしくは設定すれば、より容易に目
視により識別できるであろうことが、本発明の開
発中に見出された。 従つて、先に検討した文献の開示と一致するよ
うに思われるこの発見は、“ブロツク”を有する
標準照合用チヤートもしくは試験試料中の分析対
象物の種々の量レベルに対応する着色域のデザイ
ンに有利に利用できるのではないかと考えられ
た。しかしながら更に研究を重ねると、知覚され
る色相の差異は、単にバツクグラウンドを白以外
に変えるだけでは実質的に改良されず、バツクグ
ラウンドの色相、又はカラーブロツクの実際の色
相に拘らず、ここに開示し特許請求しているよう
に、バツクグラウンドが、あるルミナンスL*
性を有する場合で、試験具がバツクグラウンドと
隣接するブロツクに展示されるとき、カラーブロ
ツク間で、及び該ブロツクと試験具の応答域との
間で、知覚色相の差異が最も正確に識別されるで
あろうことが発見された。この発見のために、試
験具中に発現した色を、その試験具の色に最も密
接に対応する色のブロツクと極めて正確に比較す
ることができ、試料中の分析対象物の量を更にも
つと正確に測定することができることが判明し
た。従つて、本発明を開発するために行われた実
験の目標、及びそれによつて達成された目標は、
比色分析試験の目視読取りのための定量を実質的
に改良することであり、その改良装置及び方法に
より観測者である人間は、波長もしくは色相の比
較的僅少の差異を、標準照合用チヤートのカラー
チヤート間についての識別、及び上記カラーブロ
ツクとそれらと共に使用する分析試験の反応色応
答域の色との間についての識別をより容易に行う
ことができるようになる。 従つて、本発明によれば、従来の着色域、又は
比色分析試験のための標準色照合用チヤートを、
実質的に白ではなく又実質的に黒でもない、特定
のルミナンス値を有するバツクグラウンド域を背
景にして表示すると、上記試験の目視読取りから
得られる定量が劇的に改良されうることが驚くべ
きことに判明している。更に、チヤートのカラー
ブロツク間の僅かな色相の差異をより容易に識別
するための観測者である人間の能力が明らかに高
められるので、上記試験の読取りの容易さ及び速
度は、従来の比色チヤートより得られる同様の読
取りに比べ大幅に改良されたものであることが判
明している。特に15から80までの、バツクグラウ
ンド・ルミナンスもしくは先に定義したL*;及
びそのバツクグラウンドを背景にして表示した
種々の色相の複数個のカラーブロツクであり、上
記ブロツクの2以上の隣接ブロツクは、それを背
景にしてこれらブロツクが表示されているバツク
グラウンドの平均ルミナンス値との差が30以内で
ある複数個のカラーブロツク;を有する本発明の
比色チヤートによれば、同一の観測者がほぼ従来
のカラーチヤートを用いて得た同様のつき合せと
比べて、予想しなかつたことではあるが、チヤー
トのカラーブロツクの色相についての従来の比色
分析試験の色相応答を観測者がより正確に照合で
きるようになることが、実質的に正常な色知覚能
を有する観測者である人間を用いて、直接の目視
読取り比較を含む実験研究において判明してい
る。更に、ここに開示した本発明の原理及び教示
は、色の計器による比較もしくは色の光学的比較
についての技術の改良、又は、塗布技法もしくは
色相についての正確な相関関係が必要及び/又は
望まれる他の分野のような他の色照合技術の改良
に応用することができる。 本発明の原理を具現化する装置を利用すること
により、比色試験の色応答域の真の色相をより容
易に、かつ正確に知覚するための観測者の能力が
高められることは、現状では人間の視覚特性につ
いての大部分未知の心理−生理学上のパラメータ
を包含すると信じられている現象であるが、一般
的教示を本発明の実施態様の製作及び応用から学
んでいる。例えば、観測者の視野内で、バツクグ
ラウンドのルミナンスが、それを背景にして比較
する色の平均ルミナンスと極めて類似している場
合に、この効果は最も明らかに現われ、即ち、色
相識別を最も改良することができる。従つて、本
発明の好ましい一実施態様によれば、バツクグラ
ウンドの各部分は15から80のルミナンスL*値を
有し、もしバツクグラウンドの全体の色相が灰色
であるならば、非常に淡い薄い灰色から非常に暗
い濃い灰色までの範囲に亘る色勾配からなるよう
にすることができる。同様に、この好ましい実施
態様においては、互いに比較される、又は分析試
験により発生した色応答と比較される2以上の隣
接カラーブロツクのバツクグラウンドの各部分の
ルミナンスは、本発明によれば、該隣接カラーブ
ロツクの平均のルミナンスとの差が30L*単位以
内の平均ルミナンスL*値を有する。しかしなが
ら、好ましくは各バツクグラウンド部分のルミネ
ツセンス値は比較されるカラーブロツクの平均と
の差が20L*単位以内であり、最も望ましくはそ
れらとの差が10L*単位以内である。観測者であ
る人間がカラーブロツクの色相の極めて微妙な差
異を識別し、従つて分析試験の色相を適切なカラ
ーブロツクに、より正確につき合せることができ
る能力という点で最も劇的な改良は後者の特徴を
有する本発明の好ましい実施態様、即ち、バツク
グラウンドがカラーブロツク平均ルミナンスの少
くとも20以内又は10以内の差の場合に認められて
いる。 バツクグラウンド域を背景にして設定されたカ
ラー色相間での目視識別をよりたやすく、より容
易に行うことを可能にする本発明により生じる予
想しなかつた有利な目視効果は、実質的に、バツ
クグラウンド域の実際の色相に依存せず、またバ
ツクグラウンドを背景にして表示された色の実際
の色相にも依存せず、只、バツクグラウンドの明
度/暗度値(ルミナンス)の選択のみに依存する
ようであることを認識すべきである。更に、本発
明を使用することにより生じる有利な効果は、本
発明の実施態様がその下で観測される入射光の質
又は値には実質的に依存せず、かつ、観測者が実
質的に正常な色彩視覚を有している限り、人間の
視覚特性にもほぼ依存しないようである。 2以上の隣接の、密接に関連した色相が、その
色相の実際の波長に拘らず、バツクグラウンドを
背景にして表示されている隣接色相の平均ルミナ
ンスのある範囲内のルミナンス値を有する適切な
バツクグラウンドを選択することにより、より容
易に識別することができるというこの驚くべき発
見は、実際新規な発見であり、かつ、ここに述べ
たこの現象の実際的応用は、比色分析標準の技術
におけるにせよ又はいかなる他の分野におけるに
せよ、従来公知のいかなる色−つき合せ技法によ
つては、全く、示唆されていないと信じられてい
る。 更に知られている限りでは、当業者がそれによ
り任意の比色分析試験のための最適な比色照合物
を作製することができる手段を提供するようなバ
ツクグラウンド色ルミナンスと“フオアグラウン
ド(foreground)”色ルミナンス間での一般的に
確実な、しかも数値的に表わすことのできる関係
は今まで全く提案されていない。本発明は、その
ような関係を有利に提供することができるが、そ
の関係により上記照合を行い、かつ使用すること
ができるが、この応用に限定されるものではな
い。従つて、ここでの叙述は、比色分析試験の正
確度及び定量を改良する意味で、本発明の実施態
様を提示するが、本発明の原理及び教示は、写
真、彩色及び色合せ、グラフイツク美術、広告並
びに密接に関連した色の実際の色相についての目
視識別能を高めることが必要とされ又は望まれる
他の分野のような別種の分野において応用するこ
ともできるであろう。 前述のように、従来、比色分析試験のための照
合用チヤート上の色の目視識別に関連した問題及
び不正確さは、主に、試験具から得られる応答の
読取りのための計器技術の使用、又はバツクグラ
ウンド染料等の試験具中に包含させて試験具自身
の色相応答を修正する試みにより解決する努力が
なされてきた。しかしながら、本発明はこれらの
技法とは異なるものであり、計器法の使用又は試
験応答の色相の修正を必要とせずに、従来の比色
分析試験のための定量を有利に高めることができ
ることを認識すべきである。この結果は照合用標
準のカラーブロツクに対して、15から80L*単位
のルミナンスを有するバツクグラウンド・ルミナ
ンス値を選択した場合の、分析試験用のカラーチ
ヤートを用いる本発明によつて可能となる。従つ
て、非常に暗いルミナンスのカラーブロツクの微
妙な色相間を容易に識別するためには、約20−30
のL*を有するバツクグラウンドを選択すること
ができるが、比較される色が非常に明るく、はる
かに高いルミナンス値のものであれば、例えば、
約70−80のL*を有する比較的明るいバツクグラ
ウンドを選択することができる。 前述のように、本発明の特に好ましい実施態様
においては、2以上の隣接カラーブロツク間、及
び分析具とその分析具に対して色相が密接に関連
しているカラーブロツク間のカラーチヤート色相
解析は、明から暗へ連続的に変化する勾配付バツ
クグラウンド(gradient background)(ルミナ
ンス値の点で)を用いた場合大幅に助けられてい
る。このような好ましい比色照合用標準は、例え
ば、灰色のバツクグラウンドを有するカラーチヤ
ートから成つていてもよく、そのバツクグラウン
ドを背景にしてカラーブロツクが表示され、かつ
例えば、バツクグラウンド・ルミナンスが、チヤ
ートの一端で隣接する黄、緑及び橙色ブロツクの
明るい色合いとほぼ同一のルミナンスではじま
り、チヤートの他端で実質的により暗いカラーブ
ロツクを表示している場合、隣接ブロックの平均
ルミナンスとの差が20以内であるように、バツク
グラウンド・ルミナンスが連続的に暗度の強いも
のへと続いているカラーチヤートから成つていて
もよい。 バツクグラウンド域のルミナンス、もしくは明
度/暗度の量は本発明における主要素であるの
で、バツクグラウンドを背景にして表示される着
色比較域の実際の色相に拘らず、単純な灰色の勾
配、又は一様に灰色のバツクグラウンドを本発明
に適宜用いることができる。同様に、例えば、強
度及び色相を明るい緑から暗い緑に、明るい青か
ら暗い青に、明るい褐色から暗い褐色へと変化さ
せることもできる。更に当業者は、多くの他の適
切な別の色を思いつき、本発明に用いることがで
きる。バツクグラウンドの、色相ではなくルミナ
ンスが本発明の決定的な役割を果すので、バツク
グラウンドのルミナンスがここに特定した値の範
囲内である限り、バツクグラウンドの色として望
まれるようないかなる色相をも事実上選択するこ
とができる。 バツクグラウンドを背景にして表示されている
隣接着色域の平均ルミナンスとの差が30ルミナン
スL*単位以内の、より明度の高いルミナンス又
はより暗度の高いルミナンスを有するバツクグラ
ウンドは、現在開示した発明の範囲外であり、観
測者である人間が着色域の色相における微妙な差
異を識別する能力を実質的に消滅する結果とな
り、別の従来のカラーチヤート及び方法に比べて
何ら有利性をもたらすことにはならないことも同
様に認識されるであろう。 図面の第1図を更に詳しく参照すると、尿中の
グルコースの比色分析試験用のカラーチヤートか
らなる典型的な従来技術の比色照合用標準が一般
に10で表示されている。このチヤート10は、
尿中のグルコースの存在及び/又は量を測定する
ための試験片具の固相試薬マトリツクスに発現す
る色の半定量的及び定量的比較を行うのに典型的
に用いられるタイプのチヤートである。このチヤ
ート10は、例えば、約95のL*値を有する印刷
された紙の実質的に一様に白色のバツクグラウン
ド域11、及び12ないし19の参照番号により
示されるような、複数個の、同様に紙上に印刷さ
れたカラーブロツクからなる。バツクグラウンド
域11及びカラーブロツク12ないし19がその
上に印刷されている紙製基板は、薬理学的なラベ
リング用の従来のタイプのものであり、チヤート
10を分析試験具用の容器に接着するための、慣
用のデザインの接着性裏張りを有するものであ
る。カラーブロツク12ないし19は暗赤褐色1
2から中程度の黄色19までの範囲に亘つて変化
する種々の色相のカラーブロツクである;ブロツ
クの隣接したもの(例えば12と13;13と1
4;18と19及び17,18と19)は、実際
の色相が互いに僅かに異なるだけであるので、カ
ラーブロツクの2以上の隣接ブロツク間の色相の
相違は約4から23までの範囲で変化する計算値
ΔEにより表わすことができる。従つて、示され
ているように、ブロツク13はブロツク12より
僅かにより赤色であり(ΔE=7.2);ブロツク1
4は13より僅かにより赤色であり(ΔE=
8.3);ブロツク15は14より僅かに黄色がかつ
た橙色であり(ΔE=4.2);ブロツク16は15
より僅かに橙色に近い色であり(ΔE=19.6);ブ
ロツク17は16より僅かにより黄色であり
(ΔE=16.8);ブロツク18は中程度の橙色−黄
色であり、橙色−黄色の色相を有する隣接したブ
ロツク17及び19とはほんの僅かに異なる
(各々ΔE=22.8及びΔE=14.3)だけである。図示
したように、ブロツク12ないし19は一般に形
が長方形であり、それぞれをバツクグラウンド域
11の部分で取り囲み、それを背景にして表示す
るのに適切なものとなつている。 再び第1図を参照するが、各カラーブロツク1
2ないし19のルミナンスL*値は、ブロツク1
2からはじめて、38.5,41.1,43.0,46.2,47.9,
59.1,69.0及び76.0である。 第1図の従来の色標準チヤートのカラーブロツ
ク12ないし19は、前述のように、実際の色相
が単に僅かに異なるだけであるが、それぞれは、
上述の試験具の反応マトリツクスの対応する色と
チヤートの色をつき合せることにより示されるよ
うに尿試料中に存在するグルコースの濃度の臨床
的に有意な差異に対応する。例えば、第1図にお
いては典型的な尿中グルコース試験用に、ブロツ
ク12は1デシリツトル当り、5000ミリグラム
(mg/dl)以上の、グルコース濃度もしくは照合
値に対応し、ブロツク13は2000mg/dlに、ブロ
ツク14,15,16,17,18及び19は、
それぞれ1000,500,250,100,30及び0(陰性)
のグルコース濃度レベル(参照値)に対応する。 さて第2図を参照すると、本発明の好ましい実
施態様によるカラーチヤートからなる比色照合用
標準が一般に20として示されている。このチヤ
ート20は第1図の従来のチヤート10と同様
に、図示した特定の形式においては接着性裏張り
を有する紙製基板からなり、尿中のグルコースを
測定するための固相分析具の反応試験マトリツク
スから得られる色応答をそれと比較するための照
合用標準として有用である。従つて、チヤート2
0はほとんどの点でチヤート10と実質的に同一
であるが、約95のルミナンスL*値を有する実質
的に一様な白色バツクグラウンドではなく、実質
的に一様な中程度の褐色色相(波長480ナノメー
トル)で、47.0のルミナンス値を有する印刷され
たバツクグラウンド域21からなる点がチヤート
10と異なる。印刷されたカラーブロツク22な
いし29は、バツクグラウンド域21の部分によ
り取り囲まれており、かつその部分を背景にして
表示されているが、第1図のチヤート10におけ
るように、同一の形状をしており、かつ、バツク
グラウンド域21を背景として位置している。更
に、カラーブロツク22ないし29は、第1図の
ブロツク12ないし19とそれぞれ実質的に同一
の色相及びルミナンスを有するものである。しか
しながら、バツクグラウンド域21のバツクグラ
ウンド・ルミナンスL*は、バツクグラウンドを
背景にして表示されているブロツク22ないし2
9のうち2以上の隣接ブロツクを取り囲むバツク
グラウンドの部分に関して、第1図の従来のチヤ
ート10とは異なり、ブロツク22ないし29の
うちの隣接ブロツクの平均ルミナンスL*との差
が30ルミナンスL*単位以内である。ブロツク2
2ないし29も又、第1図において述べたものと
同一の尿中グルコース濃度レベル(照合値)と対
応する。 図面の第3図を参照すると、本発明の別の好ま
しい実施態様を一般に30として示している。こ
の比色照合用チヤート30は、接着性裏張りを有
する紙製基板、及び印刷されたカラーブロツク3
2ないし39を取り囲む印刷バツクグラウンド域
31からなる。このブロツク32ないし39は、
第2図の、ブロツク22ないし29とそれぞれ実
質的に同一の形状、色相及びルミナンスL*を有
するものであり、チヤート30上に事実上同様に
位置している。しかしながら、第2図のバツクグ
ラウンド域21とは異なり、このバツクグラウン
ド域31は勾配をもつた灰色彩色が印刷されてお
り、チヤート30の左手からその右手へ見ていく
と、明るい中程度の灰色から暗い中程度の灰色、
即ち70から30のルミナンスL*値へと変化してい
く。更に、左から右へ見ていくと、バツクグラウ
ンドを背景にして表示されているブロツク32な
いし39のうちのいずれか2以上の隣接ブロツク
を取り囲むいずれの点におけるバツクグラウンド
31のルミナンスも、その隣接ブロツクの平均ル
ミナンスL*値との差が10L*単位以内となつてい
る。更に、ブロツク32ないし39は、第2図の
ブロツク22ないし29と同一の、尿中グルコー
ス濃度に対応する。 図面の第4図を参照すると、第2図のカラーチ
ヤート20を、尿中グルコース用の固相分析試薬
片試験のための色照合用標準として使用する状態
で示している。反応試験マトリツクス、即ち試薬
片41の色応答域40は、カラーブロツク域22
ないし29の2以上のブロツクに隣接して表示さ
れた状態で示してある(ブロツク22及び23に
隣接して示してある)。即ち、試薬片41は、色
応答域40がバツクグラウンド21を背景にして
表示され、観測者にとつて隣接ブロツク22及び
23と同一の視野で観測されるように位置してい
る。従つて、本発明のこの実施態様の使用に当つ
ては、応答域40は、色相が最も密接に関連して
いるように見える、ブロツク22ないし29のい
ずれかのブロツクに隣接して置かれ、分析される
尿試料中に存在するグルコースの濃度は、観測者
の判断において色相が最も密接に関連している、
観測者の視野内のブロツクに対応する濃度(照
合)値から決定されもしくは内挿される。この使
用法は(本発明はこれに限定されるものではない
が)、マトリツクス、及び該マトリツクスが隣接
する密接に関連したカラーブロツクが、第2図及
び第4図の21で示したように、該隣接カラーブ
ロツクの平均L*値との差が30L*単位以内のルミ
ナンスL*を有するバツクグラウンドを背景にす
るならば、着色試験マトリツクスは、色相が最も
密接に関連する隣接カラーブロツクと、及びこれ
らのカラーブロツク間と同様、色相が最も密接に
合う1つのブロツクと、より正確に比較しつき合
せすることができることが判つているので、目視
読取りでの定量における精度を大幅に高めること
を可能にするために特に有利であることが判明し
ている。本発明によりもたらされることである
が、上記比色分析試験のための定量性が劇的に改
良されて精度が高められることは、第1図に図示
したような従来の色照合用チヤートを背景として
上記試験の目視読取りを行つて得られた定量読取
りを、後に更に詳細に述べるように、第2,3及
び4図に図示したような本発明によるチヤートを
背景にして得られた読取りと比較する際に、最も
明らかになる。 図面の第2ないし4図に図示したもののよう
な、本発明のカラーチヤートの製作に当つては、
紙又は他の適切な基板材を、孔版捺染法(シルク
スクリーニング)もしくは石版印刷法のような従
来技法を用いて着色インクで塗布もしくは印刷し
てもよいし、又は他の適切な基板を用いて、バツ
クグラウンド及びそのバツクグラウンドを背景に
して表示もしくは設定されている着色域を形成し
てもよい。先に述べたように、このような二次元
の紙製チヤートには適切な接着裏張りを備えて、
ビン又は比色試験手段のための他の入れ物もしく
は容器に都合よく接着できるようにしてもよい。 しかしながら本発明は、試料液体等中の物質を
測定するために用いる典型的な比色試験と共に使
用するのに適切な、ここに述べた特定の実施態様
のようなカラーチヤートに限定する意図はない。
本発明の他の実施態様としては、例えば、着色厚
紙、木材、金属、プラスチツク又は適切に着色し
てバツクグラウンドを形成することができる、い
かなる他の材料からなつてもよく、該バツクグラ
ウンドを背景にして検分するためにそのバツクグ
ラウンド上に印刷、貼付、さもなければそれらに
固着させて複数個の、様々な色相の着色域が表示
される。又、本発明によるカラーチヤートは一連
の、着色した液体充填容器、又は適切なルミナン
ス値を有するバツクグラウンドを背景にして表示
するように適切に載置された種々の寸法又は形状
の他の着色媒体からなつてもよい。従つて、本発
明は、図面に示し、かつここに述べた具体的な実
施態様には全く限定されるものではなく、本発明
の原理及び有利な特徴は種々の目的に適つた比色
装置の多くの異種型に応用することができること
が分る。 実施例 実施例 目視読取り比色分析試験についての定量性が高
められるという点で、本発明の利点を更に完全に
指摘し、叙述するために、本発明によつて製造さ
れたカラーチヤートの実施態様を観測者である人
間が検分し、上記比色試験の典型的なものから定
量的読取りを得るのに利用し、ほぼ従来構造のカ
ラーチヤートから得られる同様の読取りと比較す
る実験が行われた。観測者は既知の色視覚障害を
持たない人々から選ばれた。 製造されたチヤートは、その上に一様なバツク
グラウンド色、及び該バツクグラウンドにより取
り囲まれ、互いに分離されている、複数個の、異
なる色相のカラーブロツクを印刷した紙製構造の
ものであつた。このチヤートは、カラーブロツク
の色相、外観、形状及び配置が図面の第1及び2
図に図示し、それと関連してここに述べたものと
実質的に同一であつた。一枚のチヤート上のカラ
ーブロツクの隣接ブロツク間の色相は互いにほん
の僅かづつ異なるが、異なる各チヤートにおいて
それぞれのカラーブロツクの色相は同一であり、
尿中グルコースを測定するための固相試薬片試験
の発色域に生じると期待される色応答、すなわち
色相に対応するものであつた。具体的には、各カ
ラーブロツクは0(陰性)、30,100,250,500,
1000,2000及び5000mg/dlの尿中グルコース濃度
に対し、先に図示しかつ説明したように配列され
ている。 紙上に印刷されたバツクグラウンドの色相は、
ほぼ従来のチヤート(第1図)については実質的
に一様な白色(L*=94.7)であり、本発明によつ
て製造したチヤート(第2図)については中程度
の褐色(L*=47.0)であつた。各チヤート上で
は、0(陰性)mg/dlブロツクで始まり、5000
mg/dlブロツクで終るカラーブロツクのL*値は
76.0,69.0,59.1,47.9,46.2,43.0,41.1,及び
38.5であつた。更に、本発明のチヤートのバツク
グラウンドのL*値、47.0は、このチヤートのすべ
ての点で、2以上の隣接カラーブロツクのいずれ
についての平均L*値の差が30L*単位以内であつ
た。 ここに述べた実験から得られた、すべての観測
者の読取りはゼネラル・エレクトリツク・カンパ
ニー(General Electric Company)から市販さ
れ、日光の光に近似の“暖白色”蛍光燈のもとで
行われたものである。 このような一連の実験の結果は、図面の第5及
び6図にグラフとして与えられているが、縦軸
は、目視で読取つたブロツクの色相及び表示され
たグルコース濃度値と色相が最も密接に関連して
いると判定された試験具の応答域に対応する、観
測者によつて報告されたカラーブロツク値を表わ
し、横軸は、カラーブロツクの色相に対応する、
試験された各試料の予め測定された、実際のグル
コース濃度レベルを表わす。軸と交叉する線は従
つて、観測者の読取りと実際の試料のグルコース
濃度との完全な相関関係を表わす。示された縦線
の長さは得られた読取り値から算出された1標準
偏差である。グルコース濃度レベルを表わす数字
に続く“K”はその数字を1000倍することを示し
ている(例えば、1K=1000mg/dlグルコース)。 従つて、尿中グルコース用の固相試薬片試験具
を用いて、0″(陰性),30,100,250,500,1000,
2000及び5000mg/dlのグルコースを含むことが予
め測定されている尿試料から色応答を得た。この
グルコース含有尿試料をでたらめにばらばらに
し、実質的に正常な色視覚を有する27人の観測者
が一組のグルコース試験片の色応答マトリツクス
域を各尿に浸漬し、試験片を取上げ、各試験片の
マトリツクス中に発現した色を、実質的に一様な
白色バツクグラウンドを有する、第1図に示した
ような、従来の、グルコース試験用の比色照合用
チヤートのうちの、色相の点で最も密接に対応す
るカラーブロツクと比較した。チヤートの使用法
及び比較法は実質的に第4図と関連して先に述べ
たようであり、各カラーブロツクはグルコースの
各レベルに対応するものであつた。 観測者は第2の一組の同一試験片を同一の一連
の尿試料中に浸漬し、試験片を取上げ、それらの
色応答を、本発明によつて製造した、即ち、第2
図に示したものと実質的に同一であり、中程度の
褐色バツクグラウンド(L*=47.0)を有し、か
つ、各カラーブロツクがグルコースの各レベルに
対応するカラーチヤートと比較した。ここでも又
比較法及び使用法は実質的に第4図に関して示し
かつ叙述したのと同様であつた。 観測者はかくして試験片の各々についての目視
読取りを各タイプのチヤートから得たが、この読
取りは、試験片の応答色相をチヤート上の色相と
目視比較することに基づいて、各尿試料中のグル
コース濃度を最もよく表わすと観測者によつて定
量的に判断されたものである。 第5及び6図に示したように、どちらのチヤー
トを使用したかによつて、試験片からの定量的読
取りにおける不一致は同一の観測者によつて生じ
る。第6図に示したように、本発明のカラーチヤ
ートを用いて得た読取りは、尿中グルコース濃度
について、より正確な定量値を提供した。即ち、
この読取りは、従来のチヤートを用いて同様に行
つた読取り(第5図)より、完全な相関線により
近接していた。更に、本発明のチヤートは、2000
mg/dlと5000mg/dlのグルコースレベルのカラー
ブロツクの色相間の識別能を実質的に改良するこ
とを可能とし、1標準偏差(縦線の長さにより示
されている)を考慮して、2000mg/d1と5000
mg/d1のレベルでの読取りの値は全くオーバー
ラツプしなかつた(第5図に示したように、従来
の白色バツクグラウンドを有するチヤートを用い
て得たデータとは対照的に)。従ってこの実験の
結果によれば、高精度の色相合せ(かつ従つて著
しく高められた定量)が本発明によつて可能とな
り、観測者は、試験試料中の分析対象物の濃度
に、より密接に対応する色の実際の色相に、より
たやすくつき合せができるようになることが示さ
れた。 実施例 実質的に同様なカラーチヤート及び観測者であ
る人間を使つて、実質的に実施例において前述
したと同様に更なる実験を行い、本発明が従来の
比色装置及び比色技術より有利であることを更に
立証した。これらの更なる実験においては実施例
で使つた27人ではなく、11人の観測者を使つ
た。この実験の結果は第7及び8図にグラフとし
て示してあるが、実施例におけると同様に、本
発明のカラーチヤートを背景にして行つた試験具
の目視読取りによる定量(第8図)は、従来の白
色−バツクグラウンド・カラーチヤートを背景に
して同様に行われた読取り(第7図)に比べて高
められていることが分る。 実施例 更に観測者についての実験を、先の実施例に述
べたのと実質的に同様に行つた。しかしながら、
この実験に用いた、本発明によるチヤートは、実
施例及びにおいて説明しかつ用いたものと実
質的に同様であつたが、その性能をそれに対して
比較した従来のチヤートは実質的に一様に白色の
バツクグラウンドを有するが、中程度の黄色から
濃青色まで色相が変化するフオアグラウンド
(foreground)カラーを有するものであつた。こ
の先行技術のチヤートは、試験具に表示される支
配的な色相が青及び緑の色合いであり、その色相
が0,100,250,500,1000,2000,3000及び
5000mg/dlのグルコース濃度を表わすカラーブロ
ツクに相当する尿中グルコース用の市販の比色試
験具のための標準カラーチヤートとして設計され
たものであつた。実施例及びにおいて先に述
べたものと実質的に同様な方法で、グルコース含
有尿試料を試験し、ついで試験具の色応答の観察
を、チヤートのそれぞれを背景にして行つた。 この実験の結果をグラフとして表わしてある、
図面の第9及び10図から分るように、従来のカ
ラーチヤートから得られた読み取り(第9図)と
比較すると、本発明によつて作製されたチヤート
から得られた読み取り(第10図)については、
観測者によつて得られた定量的読取りと、尿試料
の実際のグルコース濃度との一致がはるかに大き
い。これらの結果は色相観測において目視識別が
高められるという予期しなかつた有利な効果、及
び本発明の実施態様を用いることによつて達成さ
れる、結果からの定量化を更に説明するのに役立
つ。 実施例 従来のカラーチヤートによる装置及び比色法に
比べて、本発明の有利性を更に確かめるために、
目視によつては互いに識別するのが困難な、微妙
な色相を有する、色紙を数対、標準カラー帳から
選んだ。この対の色紙は色相がほぼ白色(L*
94.7)からほぼ黒色(L*=19.4)まで様々であつ
た。同様に、ほぼ白色からほぼ黒色までの範囲の
様々な、6個の灰色に着色された紙を選択して、
バツクグラウンドとして役立たせ、それを背景に
して前記対の色紙を検分した。この色紙対を次に
可撓性プラスチツク片上に載置した。 18人の観測者を選び、それぞれ特定の色紙対に
ついて、バツクグラウンドを背景にして表示した
色紙対を用いて、観測者が最も容易に、その対の
2枚の色紙片を識別することができる灰色のバツ
クグラウンドを選ぶように依頼した。 用いたバツクグラウンド用の紙及びそれらに対
応するL*値は次のようであつた。 L* 白 色 94.7 非常に明るい灰色 80.0 明るい灰色 66.0 中程度の灰色 41.0 暗 灰 色 30.8 黒 色 19.4 この色紙対(細片型)は次の平均L*値を有し
ていた。色紙対間のΔE値は、その対の色相をい
かに容易に識別しうるかについてのある考え方を
与えるために示してある。(色相の)差異の1ΔE
単位は、普通の人間の眼が識別できる最低値とし
て決められている。5ΔE単位の差異が色彩間にあ
れば検出可能であるが知覚される色相は極めて密
接に関連している。一例として、実施例及び
において利用した参照チヤートの2000及び5000
mg/dlグルコースレベルに相当する前述のカラー
ブロツク間のΔE差異は約7ΔE単位である。次の
数値は前記色紙対の平均L*値及びΔE値である。 細片対の色 XL* ΔE 淡黄褐色 80.5 3.3 ピンク 63.8 1.8 褐 色 40.0 3.9 青 色 39.1 3.9 暗青色 27.5 1.9 観測者によつて好まれたバツクグラウンドにつ
いての平均L*値は、読取り者によつて好まれた、
各対の1つのバツクグラウンドのL*値を平均す
ることによつて得た。
【表】 先の結果は、各色紙(細片)対について、観測
者は本発明の範囲内、即ち、色紙対の平均L*
との差が30L*単位以内のバツクグラウンドを好
ましいとしたことを示している。 実施例 極めて僅かな色相の差異の目視観察が、15から
80の範囲内の、好ましくはバツクグラウンドと比
較される色の平均L*値との差が10以内のルミナ
ンスL*値を有する適切なバツクグラウンドを選
択することにより、実質的に促進されるかどうか
を検討し、又本発明の発見を更に確証するために
実験を行つた。この実験のために選ばれた3個の
バツクグラウンドのL*値は次のようであつた: バツクグラウンド L* 白 色 94.7 灰 色 30.8 黒 色 19.4 注)L*:最良として最もしばしば引用される バツクグラウンドのL*値 次に、本質的に同一のL*値、33.7及び33.8を有
するが、色相は極めて僅かしか相違しない(ΔE
=4.6)2個の中程度の褐色を選んだ。10人の観
測者をアトランダムに選び、バツクグラウンドを
背景にして観測した際、前記の2個の色が、彼ら
の判断で、最もよく識別される1つのバツクグラ
ウンドを選択するよう依頼した。10人の観測者の
うち9人が、前記2個の色の、平均L*値(33.75)
との差が10以内のL*を有するバツクグラウンド
である灰色のバツクグラウンド(L*=30.8)を選
んだ。明らかに観測者である人間の大多数にとつ
て、本発明が僅かに異なる色相の目視観察を高め
ることができることをこの結果は更に示してい
る。 本発明の実施態様についてある程度具体的に述
べかつ示したが、特許請求の範囲によつてのみ限
定されるものとしての、本発明の精神及び範囲か
ら逸脱することなく、本発明の具体的開示に対し
て種々の修正がなされうることが認識されるであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、先行技術において典型的に見出され
るような、比色分析試験のためのほぼ従来の比色
照合用チヤートの平面図である。第2図は、本発
明の一実施態様による、比色分析試験のための比
色照合用チヤートの平面図である。第3図は、本
発明の第二の実施態様による、比色分析試験のた
めの比色照合用チヤートの平面図である。第4図
は、第2図に示したような本発明による比色照合
用チヤートの平面図であり、更に、典型的比色分
析試験具の色応答をそれと比較するためのチヤー
トをいかに使用するかを示している。第5図は、
第1図に示したようなほぼ従来の比色照合用チヤ
ートを用いて、尿中グルコース用の比色試験によ
つて生じた色応答の色相を比較目視で読取り、か
つ、定量的濃度値に対応させる際の、観測者であ
る人間による実験から得られた結果をグラフに表
わしたものである。第6図は、第2及び4図に示
したような本発明による比色照合用チヤートを用
いて、尿中グルコース用の比色試験によつて生じ
た色応答の色相を比較目視で読取り、かつ、定量
的濃度値に対応させる際の、観測者である人間に
よる実験から得られた結果をグラフに表わしたも
のである。第7図は、第1図に示したようなほぼ
従来の比色照合用チヤートを用いて、尿中グルコ
ース用の比色試験によつて生じた色応答の色相を
比較目視で読取り、かつ、定量的濃度値に対応さ
せる際の、観測者である人間による更なる実験か
ら得られた結果を更にグラフに表わしたものであ
る。第8図は、第2及び4図に示したような本発
明による比色照合用チヤートを用いて、尿中グル
コース用の比色試験によつて生じた色応答の色相
を比較目視で読取り、かつ、定量的濃度値に対応
させる際の、観測者である人間による更なる実験
から得られた結果を更にグラフに表わしたもので
ある。第9図は、別のほぼ従来の比色照合用チヤ
ートを用いて、尿中グルコース用の比色試験によ
つて生じた色応答の色相を比較目視で読取り、か
つ、定量的濃度値に対応させる際の、観測者であ
る人間による更なる実験から得られた結果を更に
グラフに表わしたものである。第10図は、第2
及び4図に示したような本発明による比色照合用
チヤートを用いて、尿中グルコース用の比色試験
によつて生じた色応答の色相を比較目視で読取
り、かつ、定量的濃度値に対応させる際の、観測
者である人間による更に別の実験から得られた結
果を更に別にグラフに表わしたものである。 10,20,30……チヤート、11,21,
31……バツクグラウンド、12〜19,22〜
29,32〜39……カラーブロツク、40……
色応答域、41……試薬細片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 不連続の照合値と対応する異なる色相を有す
    る、複数個の着色照合域であつて、その照合域
    と、比色試験手段の着色応答域を比較して、該着
    色応答域の色相と最も密接に関連している照合値
    を決定することができる複数個の着色照合域、及
    びバツクグラウンド域を有し、 該バツクグラウンド域を背景にして該着色照合
    域が表示され、該バツクグラウンド域は15から80
    までのルミナンスL*値を有し、該バツクグラウ
    ンド域のいかなる部分のルミナンスL*値も、該
    バツクグラウンド域の該部分を背景にして表示さ
    れている該着色照合域の隣接した2以上の着色照
    合域の平均ルミナンスL*値との差が30以内であ
    るバツクグラウンド域からなることを特徴とする
    比色照合用標準。 2 該バツクグラウンド域のいかなる部分のルミ
    ナンスL*値も、該バツクグラウント域の該部分
    を背景にして表示されている該着色照合域の隣接
    した2以上の着色照合域の平均ルミナンスL*
    との差が20以内である特許請求の範囲第1項記載
    の比色照合用標準。 3 該バツクグラウンド域のいかなる部分のルミ
    ナンスL*値も、該バツクグラウンドの該部分を
    背景にして表示されている該着色照合域の隣接し
    た2以上の着色照合域の平均ルミナンスL*値と
    の差が10以内である特許請求の範囲第1項記載の
    比色照合用標準。 4 該複数個の着色照合域及び該バツクグラウン
    ド域が、紙製基板上に印刷されている特許請求の
    範囲第1項記載の比色照合用標準。 5 該紙製基板が、接着性裏張りを有する特許請
    求の範囲第4項記載の比色照合用標準。 6 複数個の色の色相の差異を識別するための方
    法であつて、該方法が、15から80までのルミナン
    ス値を有するバツクグラウンド域のルミナンス
    L*値と、着色照合域の隣接した2以上の着色照
    合域の平均ルミナンスL*値との差が30以内であ
    る着色バツクグウランドを背景にして該色を表示
    し、 該バツクグウランドを背景にして表示された該
    隣接色を観察し、更に 該色間の目視で知覚しうる色相の差異の程度を
    測定すること、 からなることを特徴とする識別法。 7 更に、該色の該隣接色に最も近い第3の色を
    展示し、該第3の色と該隣接色の間の、目視で知
    覚しうる色相の差異の程度を測定する特許請求の
    範囲第6項記載の識別法。
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