JPH04184472A - 磁気記録装置及び磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録装置及び磁気記録媒体

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JPH04184472A
JPH04184472A JP31282290A JP31282290A JPH04184472A JP H04184472 A JPH04184472 A JP H04184472A JP 31282290 A JP31282290 A JP 31282290A JP 31282290 A JP31282290 A JP 31282290A JP H04184472 A JPH04184472 A JP H04184472A
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JP
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magnetic
film
magnetic recording
recording medium
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Application number
JP31282290A
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English (en)
Inventor
Haruki Yamane
治起 山根
Masanobu Kobayashi
小林 政信
Kiminori Maeno
仁典 前野
Kayoko Oishi
大石 佳代子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04184472A publication Critical patent/JPH04184472A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁気記録装置及び磁気記録媒体に関するもの
である。
(従来の技術) 従来、磁気記録媒体は、例えば磁気プリンタに用いられ
ており、その場合、磁気記録媒体に磁気潜像が形成され
、これを磁気的に現像して可視像を得るようにしている
(「マグネトグラフィプリンタ」今村舜に著、大野信編
集、CMCrノンインパクトプリンティング」第15章
P、159〜P、 168.1986参照)。
第2図は従来の磁気プリンタの印刷プロセス図である。
図において、記録用磁気ドラム1は矢印六方向に回転す
る。該記録用磁気ドラム1面上には磁気潜像を形成する
ための磁気記録媒体であるCrO□薄膜等が設けられて
いる。
印刷プロセスにおいて、まず消磁手段2が磁気記録媒体
を一定方向に磁化する。次に、磁気記録手段3が所定の
磁気潜像を形成し、現像手段4が磁気潜′像上にトナー
を付着させることにより、磁気潜像は可視像化される。
ここで、トナーは磁気記録媒体面上の漏れ磁界による磁
力線と磁気記録媒体面とが交差する部分に付着し、その
結果、磁気潜像は可視像化される。
その後、転写手段5及び定着手段6は、可視像を用紙上
に転写、定着する。最後にクリーニング手段7は磁気記
録媒体上の残留トナーを除去し、印刷プロセスを終了す
る。
ところで、上記磁気記録媒体上に磁気潜像を記録する方
法としては、磁気ヘッドを使用する方法のほか、サーマ
ルヘッドによって加熱する方法がある。また、磁気記録
媒体の磁化方向は、主として記録媒体面に沿う方向(面
内記録法)と記録媒体の面に対し垂直である方向(垂直
記録法)とがあり、高解像度を必要とする場合には垂直
記録法が用いられる。
第3図は磁気記録媒体上の磁気力の垂直成分を示す図で
ある。
図において、実線は面内記録法による磁化方向と磁気力
の垂直成分を、破線は垂直記録法による磁化方向と磁気
力の垂直成分を示す。
(発明が解決しようとする課!!り しかしながら、上記従来の磁気記録媒体及び磁気記録装
置において、面内記録法によって記録する場合には、磁
化方向が反転する境界面Aに生しる漏れ磁界によって磁
性体であるトナーが吸着されるようになっているが、垂
直記録法による場合には磁化反転領域を同様に形成した
としても磁気力の変化が少なく記録を行うことはできな
い。
そこで、垂直記録法として、磁気記録媒体に2層膜を用
いる方法が提供されている。
ところがこの場合、磁気ヘッド又はサーマル磁気ヘッド
を、印刷プロセス用と消去プロセス用にそれぞれ配設す
る必要があって消費電力が大きくなってしまう、また、
印刷プロセス用と消去プロセス用に一つの磁気ヘッド又
はサーマル磁気ヘッドで共用する場合には、コイルに流
す電流を反転することによって記録パターンを形成する
ため、高速記録が不可能となってしまう。
本発明は、上記従来の磁気記録装置及び磁気記録媒体の
問題点を解決して、画像に対応する磁気潜像の磁気力の
変化を大きくして高解像度を得るとともに、消費電力が
少なく、高速記録が可能な磁気記録装置及び磁気記録媒
体を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) そのために、本発明の磁気記録装置においては、基板の
上に一定方向に磁化された第1層目の垂直磁化膜が積層
され、更に該第1層目の垂直磁化膜の上に第2層目の垂
直磁化膜が積層された磁気記録媒体が使用される。
上記第1層目の垂直磁化膜は、第2層目の垂直磁化膜よ
りキュリー温度が高くなっている。
そして、上記磁気記録媒体に対向して、磁気記録媒体の
表面に磁気潜像を形成する磁気記録手段を有している。
該磁気記録手段は、磁気記録媒体の画像に対応する箇所
を磁化して磁気潜像を形成する。また、上記磁気潜像の
上にトナーを付着して可視像とする現像手段が設けられ
る。
上記磁気記録手段は、消去用サーマル磁気ヘッドと記録
用サーマルヘフドから成っていて、消去用サーマル磁気
ヘッドは上記第1層目の垂直磁化膜のキュリー温度と第
2層目の垂直磁化膜のキュリー温度の間のキュリー温度
に加熱するとともに、磁界を発生する。また、記録用サ
ーマルヘッドは上記第1層目の垂直磁化膜のキュリー温
度と第2層目の垂直磁化膜のキュリー温度の間のキュリ
ー温度に加熱する。
また、上記第1層目の垂直磁化膜は、第2層目の垂直磁
化膜よりキュリー温度を高くするとともに、保磁力を大
きくすることができる。
この場合、上記磁気記録手段は消去用磁気ヘッドと記録
用サーマルヘッドから成る。上記消去用磁気ヘッドは、
上記第1層目の垂直磁化膜の保磁力と第2層目の垂直磁
化膜の保磁力の間の保持力に対応する磁界を発生して上
記第2層目の垂直磁化膜を磁化し、記録用サーマルヘッ
ドは上記第1層目の垂直磁化膜のキュリー温度と第2層
目の垂直磁化膜のキュリー温度の間のキュリー温度に加
熱する。
(作用) 本発明によれば、上記のように基板の上に一定方向に磁
化された第1層目の垂直磁化膜が積層され、更に該第1
層目の垂直磁化膜の上に第2層目の垂直磁化膜が積層さ
れた磁気記録媒体が使用される。
上記第1層目の垂直磁化膜は、第2層目の垂直磁化膜よ
りキュリー温度が高くなっていて、消去用サーマル磁気
ヘッドは上記第1層目の垂直磁化膜のキュリー温度と第
2層目の垂直磁化膜のキュリー温度の間のキュリー温度
に加熱するとともに、磁界を発生する。その結果、第1
層目の垂直磁化膜と第2層目の垂直磁化膜の磁化方向を
反対にすることができ、磁気潜像を消去することができ
る。
また、記録用サーマルヘフドは上記第1層目の垂直磁化
膜のキュリー温度と第2層目の垂直磁化膜のキュリー温
度の間のキュリー温度に加熱する。
したがって、第1層目の垂直磁化膜との交換結合力によ
って第2層目の磁化方向を変えることができ、画像に対
応する磁気潜像を形成することができる。
また、上記第1層目の垂直磁化膜は、第2層目の垂直磁
化膜よりキュリー温度を高くするとともに、保磁力を大
きくした場合、上記磁気記録手段は消去用磁気ヘッドと
記録用サーマルヘッドから成る。そして、上記消去用磁
気ヘッドは、上記第1層目の垂直磁化膜の保磁力と第2
層目の垂直磁化膜の保磁力の間の保磁力に対応する磁界
を発生して上記第2層目の垂直磁化膜を磁化し、第1層
目の垂直磁化膜と反対方向に磁化する。その結果、磁気
潜像を消去することができる。
また、記録用サーマルヘッドは上記第1層目の垂直磁化
膜のキュリー温度と第2層目の垂直磁化膜のキュリー温
度の間のキュリー温度に加熱する。
したがって、第1N目の垂直磁化膜との交換結合力によ
って第2層目の磁化方向を変えることができ、画像に対
応する磁気潜像を形成することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図は本発明の磁気記録媒体を使用した記録方法を示
す図、第1図(A)は消去プロセスを示す図、第1図(
B)は記録プロセスを示す図、第4図は本発明の磁気記
録媒体を示す図、第4図(A)は磁気記録媒体の断面図
、第4図(B)は記録用磁気ドラムの断面図である。
第4図において、厚さが数十〜数百μmの曲折自在なス
テンレス基板8上に、キュリー温度が300°C以上で
ある第1層目の垂直磁化膜9と、キュリー温度が200
°C以上である第2層目の垂直磁化膜10が積層され、
磁気記録媒体11が形成される。該磁気記録媒体11は
シート状に形成され、記録用磁気ドラム芯材12上に巻
き付けられる。
第1図において、9は第1層目の垂直磁化膜、10は第
2層目の垂直磁化膜であり、これらに対向して消去用サ
ーマル磁気ヘッド13及び記録用サーマルヘッド14が
配設される。
本発明の磁気記録装置を使用して記録を行う場合、まず
、第1図(A)に示す消去プロセスを行い、次に第1図
(B)の記録プロセスにより任意の磁気潜像を形成し、
磁気記録媒体11と磁性体であるトナーとの磁気的な力
F2によりトナーを磁気記録媒体11に付着させるもの
である。ここで、キュリー温度が高い第1層目の垂直磁
化膜9は、予め一定方向に磁化されており、消去用サー
マル磁気ヘッド13及び記録用サーマルヘッド14によ
って加熱されたり、磁場が発生されたりしても磁化の方
向が変えられることはない。また、第2層目の垂直磁化
MIOは消去用サーマル磁気ヘッド13によって加熱さ
れてキュリー温度以上となるとともに磁場が与えられ、
磁化方向を反転させることができる。
すなわち、消去プロセスにおいては、消去用サーマル磁
気へンドI3によって第2層目の垂直磁化膜10を第1
層目の垂直磁化膜9と反対方向に磁化する。この場合、
両者は互いに磁界を打ち消し合い、消去を行う。
一方、記録プロセスにおいては、記録用サーマルヘッド
14が第2層目の垂直磁化膜10の画像データに対応し
た場所を加熱する。この時、第1層目の垂直磁化膜9は
予め磁化されているので、交接結合力によって第2層目
の垂直磁化膜10は第1層目の垂直磁化膜9と同じ方向
に磁化する。
その結果、第1層目の垂直磁化膜9と第2層目の垂直磁
化膜10とが同し方向に磁化された場所(状態Aの箇所
)では磁界が強められ、また、反対方向に磁化された場
所(状態Bの箇所)では磁界が弱められ、図に示すよう
に磁気力の強弱が発生して磁気潜像が形成される。
第5図は本発明の磁気記録装置の印刷プロセス図である
図において、記録用磁気ドラム1は矢印A方向に回転す
る。該記録用磁気ドラム1は第4図(B)に示すように
記録用磁気ドラム芯材12の表面上に磁気潜像を形成す
るための磁気記録媒体11を巻き付けて形成される。
印刷プロセスにおいて、まず消去用サーマル磁気ヘンド
13が磁気記録媒体11を一定方向に磁化する。次に、
記録用サーマルヘッド14が所定の磁気潜像を形成し、
現像手段4が磁気潜像上にトナーを付着させることによ
り、磁気潜像は可視像化される。ここで、トナーは磁気
記録媒体11面上の漏れ磁界による磁力線と磁気記録媒
体面とが交差する部分に付着し、その結果、磁気潜像は
可視像化される。
その後、転写手段5及び定着手段6は、可視像を用紙上
に転写、定着する。最後にクリーニング手段7は磁気記
録媒体11上の残留トナーを除去し、印刷プロセスを終
了する。
上記記録方法によって磁気記録を行った結果を以下に示
す。
この実験においては、第1層目の垂直磁化膜9としてC
o−Cr合金膜を用い、また、第2層目の垂直磁化膜1
0としてCo/p を人工格子膜、又はCo/Pd人工
格子膜を用い、成膜後300°Cで30分間熱処理を行
った。
第1層目の垂直磁化M9であるCo−Cr合金膜はCO
X Cr+oo−*であって、75≦X≦85(Xは原
子%)とする。また、第2層目の垂直磁化膜10である
C。
/Pt人工格子膜、又はCo/Pd人工格子膜はCoN
厚d c、: Pt層厚d at、 Pd層厚d2.を
それぞれ1人≦d co≦15人、2人≦d pt≦3
0人、2人≦dpd≦30人としである。この磁気記録
媒体11を磁気プリンタの記録用磁気ドラム1に用いて
評価したところ、100本/ll1m以上の高解像度を
得ることが確かめられた。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
第6図は本発明の磁気記録装置の他の実施例を示す図、
第6図(八)は本発明の磁気記録装置の消去プロセスを
示す図、第6図(B)は本発明の磁気記録装置の記録プ
ロセスを示す図、第7図は本発明の磁気記録媒体を示す
図、第7図(A)は磁気記録媒体の断面図、第7図(B
)は記録用磁気ドラムの断面図である。
第7図において、厚さが数十〜数百μmの曲折自在なス
テンレス基板8上に、保磁力が5000eでありキュリ
ー温度が300 ’Cである第1層目の垂直磁化膜15
と、保磁力が1000e程度でありキュリー温度が20
0″Cである第2層目の垂直磁化膜16が積層され、磁
気記録媒体17が形成される。該磁気記録媒体17はシ
ート状に形成され、記録用磁気ドラム芯材12上に巻き
付けられる。
第6図において、15は第1層目の垂直磁化膜、16は
第2層目の垂直磁化膜であり、これらに対向して消去用
磁気ヘッド18及び記録用サーマルヘッド19が配設さ
れる。
本発明の磁気記録装置を使用して記紅を行う場合、まず
、第6図(A)に示す消去プロセスを行い、次に第6図
(B)の記録プロセスにより任意の磁気潜像を形成し、
磁気記録媒体11と磁性体であるトナーとの磁気的な力
F2によりトナーを磁気記録媒体11に付着させる。
ここで、保磁力が大きい第1層目の垂直磁化膜9は、予
め一定方向に磁化されており、消去用磁気ヘッド18の
磁場によって磁化の方向が変えられることはなく、また
記録用サーマルヘッド19によってキュリー温度以上と
なることもない。また、第2層目の垂直磁化膜16は保
磁力が小さいので、消去用磁気ヘッド18の磁場によっ
て磁化方向を反転することが可能であり、記録用サーマ
ルヘッド】4によってキュリー温度以上となる。
すなわち、消去プロセスにおいては、消去用磁気ヘッド
18によって第2層目の垂直磁化膜16を第1層目の垂
直磁化膜15と反対方向に磁化する。この場合、両者は
互いに磁界を打ち消し合い、消去を行う。
一方、記録プロセスにおいては、記録用サーマルヘッド
19によって第2層目の垂直磁化膜16の画像データに
対応した場所を第1層目の垂直磁化膜15と同し方向に
磁化する。その結果、第1層目の垂直磁化膜15と第2
層目の垂直磁化M16とが同し方向に磁化された場所(
状態Aの箇所)では磁界が強められ、また、反対方向に
磁化された場所(状態Bの箇所)では磁界が弱められ、
図に示すように磁気力の強弱が発生して磁気潜像が形成
される。
第8図は本発明の他の実施例における磁気記録装置の印
刷プロセスを示す図である。
図において、記録用磁気ドラムlは矢印A方向に回転す
る。該記録用磁気ドラム1は第7図(B)に示すように
記録用磁気ドラム芯材12の表面上に磁気潜像を形成す
るための磁気記録媒体11を巻き付けて形成される。
印刷プロセスにおいて、まず消去用磁気ヘッド18が磁
気記録装置17を一定方向に磁化する0次に、記録用磁
気ヘッド14が所定の磁気潜像を形成し、現像手段4が
磁気潜像上にトナーを付着させることにより、磁気潜像
は可視像化される。ここで、トナーは磁気記録媒体17
面上の漏れ磁界による磁力線と磁気記録媒体面とが交差
する部分に付着し、その結果、磁気潜像は可視像化され
る。
その後、転写手段5及び定着手段6は、可視像を用紙上
に転写、定着する。最後にクリーニング手段7は磁気記
録媒体17上の残留トナーを除去し、印刷プロセスを終
了する。
上記記録方法によって磁気記録を行った結果を以下に示
す。
この実験においては、第1層目の垂直磁化膜15として
Co−Cr合金膜を用い、また、第2層目の垂直磁化膜
16としてCo/PL人工格子膜、又はCo/Pd人工
格子膜を用いた。
第1層目の垂直磁化1115であるCo−Cr合金膜は
Co、 CrBo−xであって、75≦X≦85(Xは
原子%)とする。また、第2層目の垂直磁化1116で
あるC。
/Pi人工格子膜、又はCO/Pd人工格子膜はCO層
厚d C(1+ pt層厚d□、Pd層厚d□をそれぞ
れ1人≦d (6≦15人、2人≦dpL≦30人、2
人≦d、d≦30人としである。この磁気記録媒体17
を磁気プリンタの記録用磁気ドラム1に用いて評価した
ところ、100本/a以上の高解像度を得ることが確か
められた。
上記実施例においては磁気ヘッドとして消去用のものと
記録用のものを2つ使用しているが1つにすることもで
きる。
この場合、サーマル磁気ヘッドに流す電流をオン・オフ
することによって消去と記録を行うものである。この方
法によると、消去を行わないで重ね書き(オーバーライ
ド)を行うことも可能である。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
例えば、上記実施例においては加熱手段としてサーマル
ヘッドを使用しているが、レーザビーム光を照射するこ
とによって加熱することができる。
また、上記実施例においては、磁気記録媒体11゜17
の基板としてステンレス基板8を用いているが、非磁性
体であるポリイミド樹脂基板を利用してもよい。
また、磁気記録媒体IC17として、第1層目の垂直磁
化膜9,154こCo−Cr合金膜を用い、第2層目の
垂直磁化[10,16にCo/Pt人工格子膜、又はC
o/Pd人工格子膜を使用しているが、CooやI?E
−TMの垂直磁化膜を使用することもできる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、基板の上
ムこ一定方向ムこ磁化された第1層目の垂直磁化膜が積
層され、更に該第1層目の垂直磁化膜の上に第2層目の
垂直磁化膜が積層され、上記第1層目の垂直磁化膜が第
2層目の垂直磁化膜よりキュリー温度が高くなっている
。そして、消去用サーマル磁気ヘッドが上記第1層目の
垂直磁化膜のキュリー温度と第2層目の垂直磁化膜のキ
ュリー温度の間のキュリー温度に加熱して磁界を発生す
るため、第1層目の垂直磁化膜と第2層目の垂直磁化膜
の磁化方向を反対にして磁気潜像を消去することができ
る。
また、記録用サーマルヘッドは上記第1層目の垂直磁化
膜のキュリー温度と第2層目の垂直磁化膜のキュリー温
度の間のキュリー温度に加熱し、第1層目の垂直磁化膜
との交換結合力によって第2層目の値化方向を変えて磁
気潜像を形成するので、磁気力を打ち消し合う部分と強
め合う部分とによって磁気力の強弱をつけることができ
、鮮明な画像を形成することができる。
また、交換結合力によって記録を行うため、垂直記録媒
体に磁場を加える必要がなく、その分消費電力を低減す
ることができる。
また、上記第1層目の垂直磁化膜は、第2層目の垂直磁
化膜よりキュリー温度を高(するとともに保磁力を大き
くした場合、上記消去用磁気ヘッドは磁界を発生して磁
気潜像を消去し、記録用サーマルヘッドは上記第1層目
の垂直磁化膜のキュリー温度と第2層目の垂直磁化膜の
キュリー温度の間のキュリー温度に加熱して第1層目の
垂直磁化膜との交換結合力によって第2層目の磁化方向
を変え、画像に対応する磁気潜像を形成する。
したがって、磁気へ7Fによって消去しているので、垂
直磁化膜を加熱する必要がなく、その分消費電力を低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録媒体を使用した記録方法を示
す図、第1図(A)は消去プロセスを示す図、第1図(
B)は記録プロセスを示す図、第2図は従来の磁気プリ
ンタの印刷プロセス図、第3図は磁気記録媒体上の磁気
力の垂直成分を示す図、第4図は本発明の磁気記録媒体
を示す図、第4図(A)は磁気記録媒体の断面図、第4
図(B)は記録用磁気ドラムの断面図、第5図は本発明
の磁気記録装置の印刷プロセス図、第6図は本発明の磁
気記録装置の他の実施例を示す図、第6図(A)は本発
明の磁気記録装置の消去プロセスを示す図、第6図(B
)は本発明の磁気記録装置の記録プロセスを示す図、第
7図は本発明の磁気記録媒体を示す図、第7図(A)は
磁気記録媒体の断面図、第7図(B)は記録用磁気ドラ
ムの断面図、第8図は本発明の他の実施例二二おける磁
気記録装置の印刷プロセスを示す図である。 3・・・磁気記録手段、4・・・現像手段、8・・・ス
テンレス基板、9・・・第1層目の垂直磁化膜、10・
・・第2層目の垂直磁化膜、11・・・磁気記録媒体、
12・・・記録用磁気ドラム芯材。 特許出願人 沖電気工業株式会社 代理人 弁理士 川 合  誠(外2名)(A、)遺去
ブロセズ CB)記録プロセス 7挟暇、9λb否ハ、記金子廖りきる本、と乞史用し力
言己録乏弓舟左示す■コ第1図 m気グソンタ、tp希]シnコセズ2 第2図 7磁負膚白欧媒林上っ7毅凱力っ市直底分左示す図第3
図 第4図 2磁飢記全り条体と示すZ 第7図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)磁気記録媒体と、 (b)該磁気記録媒体に対向して配設され、磁気記録媒
    体の表面に磁気潜像を形成する磁気記録手段と、 (c)上記磁気潜像の上にトナーを付着して可視像とす
    る現像手段を有し、 (d)上記磁気記録媒体は、基板と、該基板上に積層さ
    れ、かつ一定方向に磁化された第1層目の垂直磁化膜と
    、該第1層目の垂直磁化膜の上に積層され、上記第1層
    目の垂直磁化膜よりキュリー温度が低い第2層目の垂直
    磁化膜から成り、 (e)上記磁気記録手段は、上記第1層目の垂直磁化膜
    のキュリー温度と第2層目の垂直磁化膜のキュリー温度
    の間のキュリー温度に加熱するとともに、磁界を発生す
    る消去用サーマル磁気ヘッドと、上記第1層目の垂直磁
    化膜のキュリー温度と第2層目の垂直磁化膜のキュリー
    温度の間のキュリー温度に加熱する記録用サーマルヘッ
    ドから成ることを特徴とする磁気記録装置。
  2. (2)(a)磁気記録媒体と、 (b)該磁気記録媒体に対向して配設され、磁気記録媒
    体の表面に磁気潜像を形成する磁気記録手段と、 (c)上記磁気潜像の上にトナーを付着して可視像とす
    る現像手段を有し、 (d)上記磁気記録媒体は、基板と、該基板上に積層さ
    れ、かつ一定方向に磁化された第1層目の垂直磁化膜と
    、該第1層目の垂直磁化膜の上に積層され、上記第1層
    目の垂直磁化膜よりキュリー温度が低く、かつ保磁力が
    小さい第2層目の垂直磁化膜から成り、 (e)上記磁気記録手段は、上記第1層目の垂直磁化膜
    の保磁力と第2層目の垂直磁化膜の保磁力の間の保磁力
    に対応する磁界を発生して上記第2層目の垂直磁化膜を
    磁化する消去用磁気ヘッドと、上記第1層目の垂直磁化
    膜のキュリー温度と第2層目の垂直磁化膜のキュリー温
    度の間のキュリー温度に加熱する記録用サーマルヘッド
    から成ることを特徴とする磁気記録装置。
  3. (3)(a)基板と、 (b)該基板上に積層され、かつ一定方向に磁化された
    第1層目の垂直磁化膜と、 (c)該第1層目の垂直磁化膜の上に積層された第2層
    目の垂直磁化膜から成り、 (d)上記第1層目の垂直磁化膜は、第2層目の垂直磁
    化膜よりキュリー温度を高く、かつ保磁力を大きくした
    ことを特徴とする磁気記録媒体。
JP31282290A 1990-11-20 1990-11-20 磁気記録装置及び磁気記録媒体 Pending JPH04184472A (ja)

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