JPH0417626Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0417626Y2
JPH0417626Y2 JP6099886U JP6099886U JPH0417626Y2 JP H0417626 Y2 JPH0417626 Y2 JP H0417626Y2 JP 6099886 U JP6099886 U JP 6099886U JP 6099886 U JP6099886 U JP 6099886U JP H0417626 Y2 JPH0417626 Y2 JP H0417626Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
opening
door body
door
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6099886U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62172726U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6099886U priority Critical patent/JPH0417626Y2/ja
Publication of JPS62172726U publication Critical patent/JPS62172726U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0417626Y2 publication Critical patent/JPH0417626Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Barrages (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は遮水扉に関するもので、更に詳細に
は、例えば地下道、駐車場等の地下構造物や船舶
等の天候(大雨等)や非常時(事故等)に水が侵
入する虞れのある開口部に用いられる遮水扉の改
良に係るものである。
[従来の技術] 従来のこの種の防水扉としては、第10図及び
第11図に示すように、扉体aの背面にハンドル
操作によつて扉体aの端面方向に移動できるアー
ムbを複数個設けると共に枠体cの内面側に各ア
ームbと係合して扉体aを枠体cに固定する凹溝
dを形成して成るものが知られている。すなわ
ち、この従来の防水扉においては、ハンドルeの
回転操作に伴つてウオームギアfを回転させてウ
オームホイールを有する水平軸gを回転し、そし
て、水平軸gの回転を傘歯車hを介して縦軸iに
伝達した後、ピニオンjとラツクkを介してラツ
クシヤフトlを水平移動してラツクシヤフトlに
取付けられたアームbを枠体cの凹溝dに嵌入さ
せることにより、防水扉の固定を行う構造と成つ
ている(実開昭60−1863号公報参照)。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、従来のこの種の防水扉において
は、上記したように1つのハンドル操作によつて
ウオームギアf、水平軸g,傘歯車h、ピニオン
j及びラツクk等の伝達手段を介して複数のアー
ムbを同時に扉体aから枠体cへ移動しなければ
ならないため、機構が複雑となり、故障の虞れが
あるという問題があつた。また、水平軸gや縦軸
iが扉体aの補強枠を貫通するため、扉体aの製
作・組立てに多くの工数が必要で煩雑となるばか
りか、扉体aの強度が低下するので、保守管理の
必要性が大であつた。更には、扉体aを枠体cに
取付けるヒンジmも特殊なものを使用しなければ
ならないという問題もあつた。
[問題点を解決するための手段] この考案は、上記問題を解決することを企図し
てなされたもので、上記技術的課題を解決するた
めに、扉体の補強枠に孔明け加工等を施すことな
く、通常の大型扉と同様に枠組み及び表面板を固
着した扉体に簡単に締付金具及び開閉金具を取付
け、入口用の開口部には上記締付金具と係合しう
る受け金具と開閉金具を係止する凹溝を形成し
て、製作の容易化及び強度の向上を図れるように
したことを特徴とする遮水扉を提供しようとする
ものである。
すなわち、この考案は、入口用の開口部にヒン
ジを介して開閉可能に扉体を枢着し、上記扉体の
ヒンジと反対側の部位における少なくとも上下2
箇所の扉体内に水平回転にて出没可能な締付金具
を枢着すると共に、これら締付金具間の中間には
上記扉体の内外方向に貫通する垂直方向に回転可
能な開閉金具を枢支し、上記開口部には、上記締
付金具と係合すべく垂直回転にて出没可能な受け
金具を枢着すると共に、上記開閉金具の係止片と
係合する下向きテーパ付き凹溝を形成して成る遮
水扉を提供しようとするものである。
この考案において、上記締付金具と受け金具は
互いに係脱可能なものであれば任意のものであつ
てもよいが、締付金具は基端が扉体に枢着されか
つ先端部にねじ部を有する棒と、この棒のねじ部
にねじ結合するハンドル付き締付体とで構成し、
上記受け金具には上記棒を係止する受止め用凹部
を形成することが好ましい。また、上記開閉金具
は、扉体を貫通する軸と、この軸の両端部からそ
れぞれ軸に対して直交方向に突出するレバーと、
室内側において上記軸に対して直交しかつ上記レ
バーに対して任意の角度で突出する係止片とで構
成することが好ましい。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
通常時には締付金具は扉体の内部に格納される
と共に、受金具は開口部に格納されて、開閉金具
と凹溝とで扉体の施錠が行われ、非常時において
は、開閉金具と凹溝により仮締めされた後、扉体
から突出された締付金具が開口部から突出された
受け金具に係合させることにより、扉体が開口部
の戸当りに密接固定される。
[実施例] 以下にこの考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図はこの考案の遮水扉の内観斜視図、第2
図は遮水扉の外観正面図、第3図及び第4図はそ
れぞれ第2図の−断面図及び−断面図を
示すもので、この考案の遮水扉は、入口用の開口
部10の室外側に段状に設けられた戸当り12に
ヒンジ14を介して開閉可能に扉体20を枢着
し、この扉体20のヒンジ14と反対側の部位に
おける少なくとも上下2箇所の扉体内に水平回転
にて出没可能に締付金具30に枢着すると共に、
これら締付金具30間の中間における扉体20の
内外方向に貫通する垂直方向に回転可能にて開閉
金具40を枢支し、また、上記開口部10には、
上記締付金具30と係合すべく垂直回転にて出没
可能に受け金具50を枢着すると共に、上記開閉
金具40の係止片42と係合する下向きテーパ付
き凹溝60を形成して成る構造となつている。
上記扉体20は、左右一対及び中間の縦桁2
2,22とこれら縦桁22,22の上下端部及び
その中間の適宜位置に平行に枠組みされる横桁2
4,24……とで構成される枠体26と、この枠
体26の両面に固着される一対の表面板28,2
8とで構成されている。
上記締付金具30は、上記扉体20の上下2箇
所に補強枠21にて形成されたL字状凹部23内
に出没可能に格納されるようになつており、この
締付金具30と係合する上記受け金具50は、上
記開口部10に設けられた凹部16に出没可能に
格納されるようになつている。すなわち、第5図
及び第6図に示すように、上記締付金具30は、
基端がL字状凹部23に締付金具用ピン32をも
つて水平方向に回転可能に枢着され、先端部にね
じ部34を刻設した棒36と、この棒36のねじ
部34にねじ結合するハンドル付き締付体38と
で構成され、また、上記受け金具50は、基端が
凹部16内において受け金具用ピン52をもつて
垂直方向に回転可能に枢着され、先端部には締付
金具30の棒36を係合する二又状の受止め用凹
部54を形成して成る。このように構成される締
付金具30と受け金具50において、両者をそれ
ぞれ扉体20と開口部10から引出して受け金具
50の受止め用凹部54内に締付金具30の棒3
6を係合させた後、ハンドル38′をもつて締付
体38を受け金具50側に向つて締付けることに
より、扉体20の締付固定を行うことができるよ
うになつている。
一方、上記開閉金具40は、第7図ないし第9
図に示すように、扉体20を貫通する軸44と、
この軸44の両端部にそれぞれ軸44と直交状に
突出するレバー46と、室内側に突出する軸44
の端部においてレバー46と任意の角度(図面で
は90°の場合を示す)をもつて軸44に対して直
交する方向に突出する係止片42とで構成されて
いる。
なお、上記扉体20の戸当り12側面には断面
P形状のクロロプレン製水密ゴム70が周設され
ている。また、扉体20の室内外のヒンジ14と
反対側の中間部にはコ形状の取手72,72が取
付けられている。
上記のように構成されるこの考案の遮水扉は、
通常時には上記締付金具30は扉体20のL形状
凹部23内に格納され、また、受け金具50も開
口部10に設けられた凹部16内に格納された状
態となつており、開閉金具40の係止片42と下
向きテーパ付き凹溝60のテーパ面60′との係
脱操作により扉体の開閉及び通常の固定が行われ
る。また、非常時においては、上記開閉金具40
による仮止め操作の後、まず、開口部10から受
け金具50を突出させ、次に、扉体20から締付
金具30を突出させると共に締付金具30の棒3
6を受け金具50の受止め用凹部54内に係合さ
せ、そして、締付金具30の締付体38を受け金
具側に締付けて扉体の固定を行うと、扉体20に
周設された水密ゴム70が戸当り12に密接して
洪水等による水の侵入等を阻止することができ
る。
なお、上記実施例では締付金具30が扉体20
の上下2箇所に取付けられた場合について説明し
たが、必ずしも2箇所である必要はなく、扉体2
0が大型の場合には更に締付金具30を追加して
取付けることもでき、少なくとも2箇所以上であ
れば任意の数であつてもよい。また、締付金具3
0や受け金具50は、通常、扉体20や開口部1
0から不用意に飛出さないように、例えば、スナ
ツプ式の止め具(図示せず)等にて止めておくこ
とが望ましい。
[考案の効果] 以上に説明したように、この考案の遮水扉によ
れば、扉体の補強枠に孔明け加工等を施すことな
く、扉体に締付金具及び開閉金具を取付けると共
に、開口部には上記締付金具と係合しうる受け金
具と開閉金具を係止する凹溝を形成して成るた
め、以下ような効果が得られる。
1 通常の大型扉と同様に枠組みした後に表面板
を固着して、締付金具及び開閉金具を取付ける
のみでよいため、製作が容易となり、しかも、
扉体には孔明け加工等が不要であるので、強度
の低下を防止することができる。
2 通常時には締付金具及び受け金具は扉体及び
開口部に格納されて、開閉金具のみで開閉操作
を行うことができるため、邪魔にならず、安全
である。
3 非常時には開閉金具にて仮り締めした後、締
付金具と受け金具にて締付を行うため、確実な
固定を行うことができる。
4 上記1)ないし3)により締付手段が簡単な
機構であるため、故障が少なくかつ保守管理が
容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の遮水扉の内観斜視図、第2
図は遮水扉の外観正面図、第3図及び第4図はそ
れぞれ第2図の−断面図及び−断面図、
第5図はこの考案における締付金具と受け金具を
示す側面図、第6図は第5図の平断面図、第7図
はこの考案における開閉金具の正面図、第8図及
び第9図はそれぞれ第7図の平面図及び側面図、
第10図は従来の遮水扉の外観正面図、第11図
は従来の遮水扉における扉固定装置の一部を断面
で示す平面図である。 符号説明、10……開口部、14……ヒンジ、
16……凹部、20……扉体、23……L字状凹
部、30……締付金具、34……ねじ部、36…
…棒、38……ハンドル付き締付体、40……開
閉金具、42……係止片、44……軸、46……
レバー、50……受け金具、54……受け止め用
凹部、60……テーパ付き凹溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 入口用の開口部にヒンジを介して開閉可能に
    扉体を枢着し、上記扉体のヒンジと反対側の部
    位における少なくとも上下2箇所の扉体内に水
    平回転にて出没可能な締付金具を枢着すると共
    に、これら締付金具間の中間には上記扉体の内
    外方向に貫通する垂直方向に回転可能な開閉金
    具を枢支し、上記開口部には、上記締付金具と
    係合すべく垂直回転にて出没可能な受け金具を
    枢着すると共に、上記開閉金具の係止片と係合
    する下向きテーパ付き凹溝を形成して成る遮水
    扉。 (2) 締付金具は基端が扉体に枢着されかつ先端部
    にねじ部を有する棒と、この棒のねじ部にねじ
    結合するハンドル付き締付体とで構成し、受け
    金具には上記棒を係止する受止め用凹部を形成
    して成る実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    遮水扉。 (3) 開閉金具が、扉体を貫通する軸と、この軸の
    両端部からそれぞれ軸に対して直交方向に突出
    するレバーと、室内側において上記軸に対して
    直交しかつレバーに対して任意の角度で突出す
    る係止片とで構成される実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の遮水扉。
JP6099886U 1986-04-24 1986-04-24 Expired JPH0417626Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6099886U JPH0417626Y2 (ja) 1986-04-24 1986-04-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6099886U JPH0417626Y2 (ja) 1986-04-24 1986-04-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62172726U JPS62172726U (ja) 1987-11-02
JPH0417626Y2 true JPH0417626Y2 (ja) 1992-04-20

Family

ID=30893929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6099886U Expired JPH0417626Y2 (ja) 1986-04-24 1986-04-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0417626Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6303226B2 (ja) * 2014-06-30 2018-04-04 タキロンシーアイ株式会社 止水パネル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62172726U (ja) 1987-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3921334A (en) Window guard apparatus
US8839559B2 (en) Door urging apparatus
US20060225628A1 (en) Locking system for a door of an enclosure
US4135747A (en) Fence gate latch
US3592497A (en) Door bar latch
DE3777139D1 (de) Sicherheitsbeschlag fuer tuer oder fenster mit mitteln zum verriegeln des vierkantstiftes.
JPH0417626Y2 (ja)
US4813182A (en) Gates
US4691950A (en) Device for detachably securing pivotally connected members in a predetermined relative position
KR200387008Y1 (ko) 창 열림 스톱바 장치
US4799330A (en) Sash locking and sealing assembly
JPH07279550A (ja) 防水扉装置
GB2090626A (en) Lock release mechanisms
JPH0426521Y2 (ja)
US4794732A (en) Garage door security system
GB2114211A (en) Improvements in or relating to a side hinge assembly for windows, doors or the like
JPH0431985Y2 (ja)
JPH0545719Y2 (ja)
JPH0229762Y2 (ja)
JPH0340905Y2 (ja)
CN211776853U (zh) 一种集成式多功能双向防盗窗
JP2551459Y2 (ja) スライド窓硝子の固定装置
JP2577688B2 (ja) 配電塔類の仮扉装置
CN217897565U (zh) 一种用于箱柜挂锁使用的锁具
JPH0435494Y2 (ja)