JPH0417173A - 磁気ヘッド支持機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 磁気ディスク装置に用いられる磁気ヘッド支持機構、特
に回転する磁気ディスクの外周に近接配置した支持ガイ
ドを用いて、磁気ヘッドスライダを磁気ディスク面に対
して安定にロード、またはアンロードさせる磁気ヘッド
支持機構に関し、スプリングアームの支持ガイド面との
接触部分を改良して、支持ガイドにより磁気ヘッドスラ
イダを磁気ディスク面に対してロード・アンロードする
際のスプリングアームの傾きをなくし、磁気ヘッドスラ
イダを常に水平に維持して浮上姿勢を安定化することを
目的とし、 磁気ヘッドスライダを支持するスプリングアームからな
り、磁気ディスクの外周に近接配置した傾斜面を有する
支持ガイドに対して、アンロード時には該スプリングア
ームを傾斜面上に静止させ、ロード時には傾斜面に沿っ
て磁気ディスク上へ移動させる磁気ヘッド支持機構にお
いて、前記スプリングアームの支持ガイドと接する摺動
面に突起を設けた構成とする。

また、前記突起（２１）が半球状から成り、かつスプリ
ングアームの摺動面の中心部に設けた構成とする。

更に、前記支持ガイドの傾斜面と接する突起の接触部分
を該傾斜ガイド面の傾斜角度に合わせて傾斜させた構成
とする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は磁気ディスク装置に用いられる磁気ヘッド支持
機構に係り、特に回転する磁気ディスクの外周に近接配
置した支持ガイドを用いて、磁気ヘッドスライダを磁気
ディスク面に対して安定にロード、またはアンロードさ
せる磁気ヘッド支持機構に関するものである。

磁気ディスク装置では、磁気ディスクが停止時には磁気
ヘッドスライダがディスク面に接触しており、該磁気デ
ィスクの回転速度の上昇と共に、その磁気ヘッドスライ
ダが磁気ディスク上に浮上する、所謂ＣＳ　Ｓ　（Ｃｏ
ｎｔａｃｔ　５ｔａｒｔ　５ｔｏｐ）方式が一般に広く
用いられている。

しかし、上記方式においてディスク停止時における磁気
ヘッドスライダのディスク面への吸着現象や、外部衝撃
による磁気ヘッドスライダの不用意な移動等によるディ
スク面へのダメージ、或いは損傷等を避けるために、近
来、支持ガイドを用いて磁気ヘッドスライダをディスク
面へロード・アンロードさせる機構が導入されつつある
が、この機構によりディスク面ヘロードさせた際の磁気
ヘッドスライダの浮上姿勢が不安定になる傾向にある。

このため、そのような支持ガイドによりロード・アンロ
ード時の磁気ヘッドスライダの姿勢を常に水平に保ち、
もって浮上時の姿勢を安定化させる磁気ヘッド支持機構
が必要とされる。

〔従来の技術〕

従来の磁気ヘッド支持機構は、第６図に示すようにスプ
リングアーム１の先端にジンバル（図示省略）を介して
磁気ヘッドスライダ２が支持され、かつその他端はヘッ
ド位置決め用の揺動アクチュエータ４に連結された軽量
なアルミニウム（八２）等からなるアクセスアーム３に
保持されている。

そして磁気ディスク１１に対して前記磁気ヘッドスライ
ダ２がアンロード時には、前記揺動アクチュエータ４の
駆動力により磁気ヘッドスライダ２を支持したスプリン
グアームｌを、磁気ディスク１１の外周に近接配置した
傾斜状の支持ガイド１２上に乗り上げた状態に配設し、
また逆に磁気ヘッドスライダ２を磁気ディスク１１上に
ロードさせる際には、該スプリングアーム１を傾斜する
支持ガイド１２上に沿って磁気ディスク１１側へ移動さ
せ、該磁気ディスク１１上へ磁気ヘッドスライダ２を浮
上させることによってロードさせている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで上記したような磁気ヘッド支持機構と支持ガイ
ド１２によって、磁気ディスク１１上に対し、磁気ヘッ
ドスライダ２をロード・アンロードさせる方式では、ア
ンロード時に前記支持ガイド１２上に配設されたスプリ
ングアーム１は、第６図におけるｃ−ｃ”切断線に沿っ
た第７図（ａ）の要部断面で示すように該支持ガイド１
２の傾斜面に沿って僅かに捻って傾いた状態になってお
り、これがロード時には、同じく第７図（ロ）の要部断
面で示すように傾いた状態のスプリングアーム１が前記
支持ガイド１２の傾斜面に沿って滑り、磁気ディスクｌ
ｌ上に移動した時点で該スプリングアーム１の捻った傾
きが元の状態に戻るため、該スプリングアーム１にジン
バルを介して支持された磁気ヘッドスライダ２の磁気デ
ィスク１１面に対する浮上姿勢が乱れて不安定になり、
該磁気ディスク１１面に接触、或いは衝突する欠点があ
った。

このような現象は、磁気ディスク１１面に対する磁気ヘ
ッドスライダ２の浮上量が大きい磁気ディスク装置では
比較的問題は少ないが、記録密度を向上させるために磁
気ヘッドスライダ２の浮上量を数サブミクロン以下にし
た磁気ディスク装置では大きな問題となる不都合がある
。

本発明は上記した従来の問題点に鑑み、スプリングアー
ムの支持ガイド面との接触部分を改良して、支持ガイド
により磁気ヘッドスライダを磁気ディスク面に対してロ
ード・アンロードする際のスプリングアームの傾きをな
くし、磁気ヘッドスライダを常に水平に維持して浮上姿
勢を安定化した新規な磁気ヘッド支持機構を提供するこ
とを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記した目的を達成するため、磁気ヘッドスラ
イダを支持するスプリングアームからなり、磁気ディス
クの外周に近接配置した傾斜面を有する支持ガイドに対
して、アンロード時には該スプリングアームを傾斜面上
に静止させ、ロード時には傾斜面に沿って磁気ディスク
上へ移動させる磁気ヘッド支持機構において、前記スプ
リングアームの支持ガイドと接する摺動面に突起を設け
た構成とする。

また、前記突起（２１）が半球状から成り、かつスプリ
ングアームの摺動面の中心部に設けた構成とする。

更に、前記支持ガイドの傾斜面と接する突起の接触部分
を該傾斜ガイド面の傾斜角度に合わせて傾斜させた構成
とする。

〔作　用〕

本発明の磁気ヘッド支持機構では、磁気ヘッドスライダ
を支持するスプリングアームの支持ガイドと接する摺動
面の中心部に、半球状の突起を設け、その突起の頂点を
支持ガイド面と接触させることにより、そのスプリング
アームを支持ガイド上に乗り上げるアンロード時及び該
支持ガイド上より磁気ディスク上へスプリングアームを
滑り下ろすロード時の、スプリングアームの幅方向が常
に水平に保持される。また前記スプリングアームに設け
た突起の支持ガイド面との接触部分を該支持ガイド面の
傾斜角度に合わせて傾斜させた形状とすることにより、
支持ガイド上でのスプリングアームの幅方向が常に水平
に保持される。

従って、磁気ディスクに対するロード・アンロード時の
磁気ヘッドスライダの姿勢が安定化し、信頼性が向上す
る。

〔実施例〕

以下図面を用いて本発明の実施例について詳細に説明す
る。

第１図は本発明に係る磁気ヘッド支持機構の一実施例を
説明の都合により裏面側を上向きにして示す要部斜視図
であり、第６図と同等部分には同一符号を付している。

本実施例では図示のように他端がアクセスアーム３に保
持され、かつ先端にジンバル（図示省略）を介して磁気
ヘッドスライダ２を支持したスプリングアームｌの支持
ガイド１２面との摺動面の中心部に、半球状の摩擦抵抗
が小さく耐摩耗性を有するテフロン等の弗化樹脂からな
る突起２１を設け、この突起２１の頂点を支持ガイド１
２面と接触するように構成する。

かくすれば、第１図におけるａ−ａ’切断線に沿った第
２図の要部断面で示すように、スプリングアーム１を支
持ガイド１２上に乗り上げるアンロード時及び該スプリ
ングアーム１を支持ガイド１２上より磁気ディスク１１
上へ滑り下ろすロード時の、該スプリングアームｌの幅
方向が常に水平に保持される。

また第３図の要部断面で示すように、スプリングアーム
１の支持ガイド１２面との摺動面の中心部に設けた突起
２１の頂点部分を、該支持ガイド１２面の傾斜角度に合
わせて傾斜させた形状とすることにより、ロード・アン
ロード時のスプリングアーム１の幅方向が常に水平に保
持される。

従って、磁気ディスク１１に対するロード・アンロード
時の磁気ヘッドスライダ２の姿勢も水平に安定化し、磁
気ディスク１１面へ接触、或いは衝突するような不都合
が解消し、信頼性が向上する。

更に第４図は本発明に係る磁気ヘッド支持機構の他の実
施例を、裏面側を上向きにして示す要部斜視図であり、
第１図と同等部分には同一符号を付している。

この図で示す実施例が第１図の例と異なる点は、磁気ヘ
ントスライダ２を支持したスプリングアーム１の支持ガ
イド１２面との摺動面に、該スプリングアーム１の幅方
向に蒲鉾状の摩擦抵抗が小さく耐摩耗性を有するテフロ
ン等の弗化樹脂からなる突起２２を設け、その蒲鉾状の
突起２２の支持ガイド１２面との接触部分を該支持ガイ
ド１２面の傾斜角度に合わせて傾斜させた形状にしたこ
とである。

このような実施例の構成によっても、第４図におけるｂ
−ｂ’切断線に沿った第５図の要部断面で示すように、
前記支持ガイド１２面とスプリングアーム１の蒲鉾状の
突起２２とがより安定に接触し、かつ該スプリングアー
ム１の幅方向が常に水平に保持されので、前記第１図に
よる実施例と同様に磁気ディスク１１に対するロード・
アンロード時の磁気ヘッドスライダ２の姿勢も水平に安
定化し、磁気ディスク１１面へ接触、或いは衝突するよ
うな不都合が解消し、信頼性が向上する。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明に係る磁気ヘッ
ド支持機構によれば、支持ガイド上のスプリングアーム
が突起により常に水平に保持されるので、磁気ディスク
に対して支持ガイドによりロード・アンロード動作時の
磁気ヘッドスライダの姿勢も水平に安定化し、磁気ディ
スク面への接触や衝突が防止される等、安定したロード
・アンロード動作を実現でき、信頼性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る磁気ヘッド支持機構の一実施例を
、裏面側を上向きにして示す 要部斜視図、 第２図は第１図に示すａ−ａ”切断線に沿った要部断面
図、 第３図は本発明に係る磁気ヘッド支持機構の変形例を示
す要部断面図、 第４図は本発明に係る磁気ヘッド支持機構の他の実施例
を、裏面側を上向きにして示 す要部斜視図、 第５図は第４図に示すｂ−ｂ’切断線に沿った要部断面
図、 第６図は従来の磁気ヘッド支持機構を説明するための要
部斜視図、 第７図（ａ）及び（ｂ）は従来の磁気ヘッド支持機構の
問題点を説明するための要部断面図で ある。 第１図〜第５図において、 ■はスプリングアーム、２は磁気へラドスライダ、３ア
クセスアーム、１２は支持ガイド、２１は突起、２２は
蒲鉾状の突起をそれぞれ示す。 第 図 楕ｇＰｆ逓ｙｎ’＜−Ａ−卵栖もか一山稗悔国策 図 （１−Ｃ１ｔ７１Ｑ＋＝３ｉ’ｚｉ　　ｆｌｊ’ｉ！’
ｆｔＭＪ　ｍ第２図 ｂ−ｂ’切訴線ｌ−泌Ｊ）学部断面国 策５図 ４す９ａのＬ紐ハへ体・渉峙彩９肴〆に躬ｆＰｊ　ｂ零
Ｔ芋帥緯面図第３図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気ヘッドスライダ（２）を支持するスプリング
   アーム（１）からなり、磁気ディスク（１１）の外周に
   近接配置した傾斜面を有する支持ガイド（１２）に対し
   て、アンロード時には該スプリングアーム（１）を傾斜
   面上に静止させ、ロード時には傾斜面に沿って磁気ディ
   スク（１１）上へ移動させる磁気ヘッド支持機構におい
   て、 前記スプリングアーム（１）の支持ガイド（１２）と接
   する摺動面に突起（２１）を設けたことを特徴とする磁
   気ヘッド支持機構。
2. （２）前記突起（２１）が半球状から成り、かつスプリ
   ングアーム（１）の摺動面の中心部に設けられてなるこ
   とを特徴とする請求項１記載の磁気ヘッド支持機構。
3. （３）前記支持ガイド（１２）の傾斜面と接する突起（
   ２１）の接触部分を該傾斜ガイド面の傾斜角度に合わせ
   て傾斜させてなることを特徴とする請求項１、または２
   記載の磁気ヘッド支持機構。