JPH04154620A - Na↓xGa↓xTi↓6―↓xO↓1↓2で示される巣斜晶系トンネル構造を有する化合物及びその製造法 - Google Patents

Na↓xGa↓xTi↓6―↓xO↓1↓2で示される巣斜晶系トンネル構造を有する化合物及びその製造法

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JPH04154620A
JPH04154620A JP27844790A JP27844790A JPH04154620A JP H04154620 A JPH04154620 A JP H04154620A JP 27844790 A JP27844790 A JP 27844790A JP 27844790 A JP27844790 A JP 27844790A JP H04154620 A JPH04154620 A JP H04154620A
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Yoshinori Fujiki
藤木 良規
Yuichi Michigami
勇一 道上
Jun Watanabe
遵 渡辺
Takayoshi Sasaki
高義 佐々木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規化合物である一般式NaxGaxTi&
−○□2(但し、0 、1 < x≦2)で示される単
斜晶系トンネル構造を有する化合物及びその製造法に関
する。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、陽イオン導電体、イオン交換材、触媒
、耐熱材及び断熱材として工業上有用な新規化合物を提
供することにある。
(課題を解決するめたの手段) 本発明者は、種々研究の結果、新規化合物として、一般
式NaxGazTi、−xOx、(但し、0 、1 <
 x≦2)で示される単斜晶系トンネル構造を有する化
合物を見い出したのである。
また、その製造法は、Na2O或いは加熱によりNa2
Oに分解される化合物と、G a20 、或いは加熱に
よりG a、 03に分解される化合物と、TiO2或
いは加熱によりTie、に分解される化合物とを一般式
NaxGaxTit−x01!(但し、0.1<x≦2
)で示される組成割合に混合し、該混合物を1200℃
以上溶融以下の温度で焼成することを特徴とするもので
ある。
他の本発明法は、Na2O或いは加熱によりNa。
0に分解される化合物と、Ga2O,或いは加熱により
G a20 、に分解される化合物と、TiO2或いは
加熱によりTie2に分解される化合物とを一般式(N
 a z O) a (T l oz ) b(G a
 203 ) ((但し、a、n=0.5〜1.o、c
=1.0〜1.5)で示される組成割合に混合したもの
を結晶原料とし、一方、M o O、或いは加熱により
M o O、に分解される化合物と、Na2O或いは加
熱によりNa2Oに分解される化合物とを一般式Na2
O・nMo○、(但し、n=0.5〜2.0)で示され
る組成割合に混合したものをフラックス原料とし、これ
らの結晶原料とフラックス原料とをモル百分率で10対
90から50対50の割合になるように混合し、該混合
物を1200〜1400℃で加熱溶融し、該溶融体を9
00〜1000℃まで徐冷して単結晶を育成することを
特徴とするものである。
以下に本発明を更に詳述する。
(作用) 本発明の新規化合物は、一般式NaXGaXTi、−。
01□(ただし、0 、1 < x≦2)で示される化
合物であり、Ti4+とGa’+はTie、及びGap
G八面体配位をとり、この八面体が3個稜共有して1組
となって連なり、八面体2個分のトンネルの枠組を形成
している。Gap、八面体はTie、八面体5個に対し
1個の割合で存在している。トンネル軸は結晶す軸と平
行し、トンネル内にはナトリウムイオンが配位している
。結晶す軸方向には入面対の配位体がジグザグに頂点共
有と稜共有で列なっている。第1図にその理想組成の構
造を示す。
結晶系は単斜晶系に属し、空間群はC2/−である。格
子定数はa=15.202人、n=3.732人、C=
9.317人でβ=122.04.V=448.1A”
、計算密度は3.9である。
化学組成については、結晶構造から計算された化学量論
的な理想組成はN a、 G a、 T i40工2で
あるが、実際に合成された結晶は不定比組成を示し、N
aGaTi2O□、であった、したがって、一般式とし
てはNaxGaxT i、XO工、で示されるものであ
る。
x=1に相当する組成の結晶が育成されたが、これはト
ンネル内のナトリウムイオンの占有率が50%であるこ
とを示し、ナトリウムイオン2席のうち1席は空席とな
っていることを意味し、ナトリウムイオンがトンネル内
を伝導することを意味している。格子定数と化学組成を
まとめて第1表に示す。この組成で構造を示すと、第1
図のトンネル中のナトリウムイオンは2個ではなく、第
1図(c)に示すように1個だけとなる。
【以下余白I 第 表 結晶学的性質 本発明の製造法としては、焼成法とフラックス法のいず
れでもよい。焼成法では粉末状焼結体が得られ、フラッ
クス法では針状又は繊維状の結晶体が得られる。
焚衷族 この方法は、Na2O或いは加熱によりNa2Oに分解
される化合物と、Ga2O,或いは加熱によりGa2O
,に分解される化合物と、TiO2或いは加熱によりT
ie2に分解される化合物とを一般式%式%) される組成割合に混合し、該混合物を1200℃以上溶
融以下の温度で焼成して合成する方法である。
好ましい組成範囲としてのX値は、0 、8 < xく
1.2であり、最も合成し易い。なお、ガリウム席の一
部にAQ、Fe、Crなどが固溶しても合成は可能であ
る。
フラックス法 この方法は、Na2O或いは加熱によりNa2Oに分解
される化合物と、Ga2O,或いは加熱によりGa、0
3に分解される化合物と、Tie2或いは加熱によりT
ie2に分解される化合物とを一般式%式% 組成割合に混合したものを結晶原料とし、一方、M o
 O3或いは加熱によりMob、に分解される化合物と
、Na2O或いは加熱によりNa20(こ分解される化
合物とを一般式Na20−nMo0.(但し、n=0.
5〜2.0)で示される組成割合に混合したものをフラ
ックス原料とし、これらの結晶原料とフラックス原料と
をモル百分率で10対90か650対50の割合になる
ように混合し、該混合物を12oO〜1400℃で加熱
溶融し、該溶融体を900〜1000℃まで徐冷して単
結晶を育成する方法である。
この方法によれば、結晶原料とフラックス原料との混合
割合が良好である。また、900〜1000℃まで徐冷
することか結晶育成のために必要である。フラックスを
1200〜1400℃で強制的に蒸発させても過飽和状
態となるため、結晶育成するが、蒸発物の処理が必要と
なる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を示す。
11樵↓ 本例はNa1Ga、Ti5O工2多結晶体及びその製造
法の例である。
まず、炭酸ナトリウム、酸化ガリウム、二酸化チタンの
粉末をモル比でNa2Co、:Ga、○、:Ti02=
0.5:0.5:5の割合に混合した。次いで、全体で
約5gの混合物を50鳳Q白金ルツボで1000℃、l
hr加熱し、炭酸塩を分解させた。これを取り出して摩
砕混合して、1300’Cで2hr焼成した。
この焼成物をX線粉末回折法で調べた結果、Na1Ga
工Ti2O,□の結晶性の良い単相であった。
1凰五又 本例はNa、Ga、Ti2O,□針状短結晶とその製造
法の例である。
まず、炭酸ナトリウム、酸化ガリウム、二酸化チタンの
粉末をモル比でNa、Co3:Ga2O,:Ti0、=
 1 :1 :1の割合で混合して結晶原料とした。
一方、戻酸ナトリウムと酸化モリブデンの粉末をモル比
でNa、CO,:MoO,=1:1.5の割合に混合し
てフラックス原料とした。
これらの結晶原料とフラックス原料をモル百分率で30
ニア 0の割合で混合して出発原料とした。
次いで、この出発原料68gを100a+Ω白金ルツボ
に入れ、炭化珪素発熱体電気炉で1350℃に10hr
時間保持して溶解し、その後1000℃まで1時間4℃
の速度で徐冷した。徐冷後はルツボを取り出して大気中
で放冷した。該ルツボを沸騰水で処理してフラックスを
溶解して結晶を取り出した。
得られた結晶体は3相からなる混合相であった。
針状、薄片状又はタンザク状、黄色粒状の3相であるが
、X線粉末回折法で同定した結果、針状結晶は目的の新
物質NaXGaxTiG、、、xO12であった。
その他に相当量が混合する薄片状又はタンザク状の物質
はNa□−xTixGas−エOい黄色粒状結晶は極く
少量であるが、ルチル結晶であった。
Na Ga TiG Ol、結晶の化学組成はEPMA
X−X で分析した結果、Na0.。Ga、、。Ti、、。O1
2であった。すなわち、一般式のXが1.0であった。
単結晶の結晶学的性質は第1表に示す値と殆ど同じであ
った。化学組成から結晶学的にはNa席は単位格子中に
4席を有するが、そのうち2席は空席となっていること
を意味する。
(発明の効果) 以上説明したとおり1本発明によれば、一般式%式%) される単斜晶系トンネル構造を有する化合物が得られる
。また焼成法によれば粉末状結晶体が得られ、フラック
ス法によれば針状又は繊維状の結晶体が得られる。この
新規化合物は陽イオン導電体、イオン交換、触媒、耐熱
材及び断熱材として工業上有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、 (b)、(c)はそれぞれ本発明の化
合物の結晶構造を示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式Na_xGa_xTi_6_−_xO_1
    _2(但し、0.1<x≦2)で示される単斜晶系トン
    ネル構造を有する化合物。
  2. (2)Na_2O或いは加熱によりNa_2Oに分解さ
    れる化合物と、Ga_2O_3或いは加熱によりGa_
    2O_3に分解される化合物と、TiO_2或いは加熱
    によりTiO_2に分解される化合物とを一般式Na_
    xGa_xTi_6_−_xO_1_2(但し、0.1
    <x≦2)で示される組成割合に混合し、該混合物を1
    200℃以上溶融以下の温度で焼成することを特徴とす
    る一般式Na_xGa_xTi_6_−_xO_1_2
    で示される単斜晶系トンネル構造を有する化合物の製造
    法。
  3. (3)Na_2O或いは加熱によりNa_2Oに分解さ
    れる化合物と、Ga_2O_3或いは加熱によりGa_
    2O_3に分解される化合物と、TiO_2或いは加熱
    によりTiO_2に分解される化合物とを一般式(Na
    _2O)_a(TiO_2)_b(Ga_2O_3)_
    c(但し、a、b=0.5〜1.0、c:1.0〜1.
    5)で示される組成割合に混合したものを結晶原料とし
    、一方、MoO_3或いは加熱によりMoO_3に分解
    される化合物と、Na_2O或いは加熱によりNa_2
    Oに分解される化合物とを一般式Na_2O・nMoO
    _3(但し、n=0.5〜2.0)で示される組成割合
    に混合したものをフラックス原料とし、これらの結晶原
    料とフラックス原料とをモル百分率で10対90から5
    0対50の割合になるように混合し、該混合物を120
    0〜1400℃で加熱溶融し、該溶融体を900〜10
    00℃まで徐冷して単結晶を育成することを特徴とする
    Na_xGa_xTi_6_−_xO_1_2(但し、
    0.1<x≦2)で示される単斜晶系トンネル構造を有
    する化合物の製造法。
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