JPH04147471A - 電動機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は電動機、特に円盤状の磁気ディスク等の記録
媒体に磁気記録信号を読み書きする磁気ヘッドを有する
磁気記録装置の記録媒体を回転させる電動機に関する。

［従来の技術］ 上記この種の従来の電動機は、例えば実開昭６０−１３
５８６３号公報に開示されているような構成である。即
ち、第８図と第９図に示すように磁気記録媒体１１を保
持する保持機′ｎ１７を備えた回転軸１が保持機ｍ側と
反保持機構側の二個の軸受を介してフレーム２０に固定
された筒状の軸受ホルダ２１に回転可能に保持されてい
る。軸受ホルダ２１の外側にはドーナツ形の鉄心を有す
る固定子２２がねじによりフレーム２０を挟んで固定さ
れ、鉄心にはコイル２３が巻装されている。回転軸１の
反保持機構側端には内周面に固定子２２に対向する永久
磁石２４を固着したヨーク２５がねじ固定され、回転子
２６が構成されている。永久磁石２４は半径方向に磁力
を生じ、固定子２２の鉄心に巻装されたコイル２３に通
電される電流によって回転トルクを発生する。なお、図
中符号２７はインデックス検出機構を構成するインデッ
クス検出素子、２８は同じくインデックス検出機構を構
成するインデックス検出用磁石で、インデックス検出機
構は一回転に−パルスの信号を発生する。また、１５．
１６は磁気ヘットでフレーム２０に取付は部材を介して
固定された支持軸に摺動部材により直線運動が可能に構
成されている。

上記この種の電動機は、固定子２２の外側に回転子２６
が位置するアウターロータ型と称されるもので、インデ
ックス検出用磁石２８の磁束をインデックス検出素子２
７で検出し、これに基づいて固定子２２の鉄心に巻かれ
たコイル２３への通電制御が行なわれて回転駆動する。

［発明が解決しようとする課題］ 上記した従来の電動機は、回転子２６が外側にあり、記
録媒体１１に対して半径方向へ直線動する磁気ヘッド１
５．１６を回転子２６の平面位置に配置することはでき
ず、磁気記録装置の薄型化が計りにくいといった課題を
含んでいる。

この発明はかかる従来の問題点を解消するなめになされ
たもので、磁気記録装置の薄型化に寄与できるインナー
ロータ型の電動機を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る電動機は、フレーム上に回転自在に支承
され、記録媒体を保持する保持機構を備えた回転軸と、
この回転軸と一体に回転し、半径方向に磁力を発生する
永久磁石とからなる回転子と、鉄心に複数のコイルが巻
かれ上記永久磁石との磁気的作用で上記回転子に回転力
を発生させる回転子の外側に配置された固定子とを備え
た電動機において、その固定子の鉄心の外周の一部に、
コイルを欠く凹部又は開放部を形成するとともに、固定
子には、その複数のコイルの上方においてこれらのコイ
ルを覆蓋し、その内周の一部または全部が回転子の最大
外周部より回転軸側に位置する磁気遮蔽板を設けたもの
である。

［作用］ この発明においては、いずれも固定子が外側にあって、
固定子の鉄心の一部が半径方向に後退もしくは開放して
いるので、磁気ヘッドの移動線を鉄心の凹部又は開放部
に合わせることにより磁気ヘッド等の部材を回転子や固
定子との平面内に収めることができ、磁気記録装置の薄
型化が可能になるうえ、磁気遮蔽板の内周の一部または
全部が回転子の最大外周部より回転軸側に位置している
ので、回転子の軸方向への抜は止めを磁気遮蔽板によっ
て行うことができる。

［実施例コ 第１図〜第３図はいずれも本発明の一実施例を示したも
ので、第１図は電動機を示す断面図、第２図はその分解
斜視図、第３図は電動機を磁気記録装置へ適用した構成
を示す断面図である。

第１図〜第３図において、回転軸１を回転可能に中心に
支承している軸受部品２は固定子３の取付けられた平板
状のモータフレーム４に垂立状態に嵌合固定されている
。固定子３はスペーサ５を介してモータフレーム４上の
軸受部品２と同心位置にねし固定され、その鉄心３ａの
内側には複数個のコイル６が巻装されている。コイル６
は、鉄心３ａの内周を１８等分して得られた鉄心歯の連
続した１５個に対して巻装され、連続した３個分の鉄心
歯に相当する鉄心３ａの内径部分は橋絡部３ｂとして形
成されている。

即ち、鉄心３ａのコイル６の欠如した部分の外周は内周
に向かって後退した凹部３ｃとして形成されている。コ
イル６の数は３Ｘｍ（ｍは２以上の正の整数）で、欠如
させたコイル数は３×ｎ（１以上の正の整数）となって
いる。この固定子３の内側には、回転軸１に圧入スは一
体成形された保持機構７に一体化された強磁性材金属よ
りなるリング状のロータヨーク８の外周側に永久磁石９
を固着した回転子１０が回転自在に構成されている。保
持機構７は円盤状の磁気記録媒体１１を保持し、永久磁
石９は半径方向に磁力を発生し、固定子３の内周面に所
定の間隙をもって対向している。上記固定子３の複数の
コイル６の上方には、これらのコイル６及び鉄心３ａの
保持機構側端面を覆蓋し、その回転軸１を遊嵌する軸挿
通孔１２の内周縁１３が回転子１０の永久磁石９の形成
する最大外周部より回転軸側に位置する磁気遮蔽板１４
が設けられている。この磁気遮蔽板１４は外周に形成さ
れた数本の取付足において、スペーサ５を介してねし固
定されている固定子３の取付けねじにより鉄心３ａに共
線めされていて、磁気ヘッド１５．１６や保持機構７に
保持させた記録媒体１１への漏れ磁束を遮断し、コイル
６を保護する。なお図中符号１７は保持機構７に設けら
れた駆動ピンを示す。

第４図と第５図及び第６図、第７図はいずれも磁気遮蔽
板１４の他の実施例を示したものである。

即ち、第４図に示す磁気遮蔽板１４は、軸挿通孔１２の
内周縁１３の一部を数箇所において突出させ、これらの
突出部１８が回転子］０の永久磁石９の形成する最大外
周部より回転軸側に位置するように構成したものである
。

また、第５図に示す磁気遮蔽板１４は、軸挿通孔１２の
内周縁１３の一部を数箇所において突出させ、それらを
さらに軸方向に曲げ形成して突出部１８を形成し、この
突出部１８が回転子１０の永久磁石９の形成する最大外
周部より回転軸側に位置するように構成したものである
。

さらに、第６図、第７図に示す磁気遮蔽板１４は、外周
に立上り部１９を設け、モータフレーム４に直接にねじ
により取付けるようにしたものである。

なお鉄心３ａについては、上記のコイル６の数に対する
条件は同じで、欠如させたコイルに相当する部分の鉄心
３ａを開放させ、はぼＣ形平面形状に構成してもよい。

上記したいずれの実施例も鉄心３ａの一部を凹部３ｃ又
は開放部としたことで回転子１０の永久磁石９との半径
方向に働く磁気力に不均衡な力が顕著に発生するため軸
受部分に一定方向の力が予圧として常時作用し、回転軸
１の軸振れが防止され、磁気記録装置への適用では第３
図に示したように、モータフレーム４に取付は部材を介
して固定された支持軸に摺動部材により磁気ヘッド１５
．１６を直線運動可能に設け、磁気ヘッド１５．１６の
移動線を鉄心３ａの凹部３ｃ又は開放部に一致させ、回
転子１０．固定子３及び磁気ヘッド１５．１６をほぼ同
一面内に配置することができる。これにより、磁気記録
装置の薄型化を容易に達成することができる。さらに、
磁気遮蔽板１４の内周縁１３の一部又は全部が回転子１
０の永久磁石９の形成する最大外周部より回転軸側に位
置しているため、回転子１０の軸方向への抜出を特別な
専用部品なしに磁気遮蔽板１４により規制することがで
き、コストの低減も企図しうる。

［発明の効果］ 以上、実施例による説明からも明らかなように本発明に
よれば、固定子が外側にあって、固定子の鉄心の一部が
半径方向に後退もしくは開放しているのて、磁気ヘッド
の移動線を鉄心の凹部又は開放部に合わせることにより
磁気ヘッド等の部材を回転子や固定子との平面内に収め
ることができ、磁気記録装置の薄型化が可能になるうえ
、磁気遮蔽板の内周の一部または全部が回転子の最大外
周部より回転軸側に位置しているので、回転子の軸方向
への抜は止めを磁気遮蔽板によって行うことができ、コ
ストの低減も可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としての電動機を示ず断面図
、第２図は同じくその分解斜視図、第３図は同じく電動
機を磁気記録装置へ適用した構成を示す断面図、第４図
と第５図はそれぞれ磁気遮蔽板の他の実施例を示す斜視
図、第６図は同じく他の実施例を示す電動機の断面図、
第７図は第６図の磁気遮蔽板を示す斜視図、第８図は従
来の電動機の断面図、第９図は従来の電動機による磁気
記録装置の正面図である。図において、１は回転軸、３
は固定子、３ａは鉄心、３ｃは凹部、６はコイル、７は
保持機構、９は永久磁石、１０は回転子、１１は記録媒
体、１３は内周縁、１４は磁気遮蔽板、１８は突出部で
ある。なお、図中同一符号は、同−又は相当部分を示す
。 代理人　大　岩　増　雄（他２名） 手続補正書く自発） 平成 畦　３年４月１０日 ２、発明の名称 電 動 機 ３、補正をする者 代表者 士 Ｉじ１ 岐 守 哉 ４、代 理 人 （連絡先０３（３２１３）３４２１特許部）５、補正の
対象 明細書の発明の詳細な説明の欄。 ６、補正の内容 明細書の第４頁第１１行目から同頁箱１２行目にかけて
の「インデックス検出用磁石２８の・・・インデックス
検出素子２７」の記載を「磁気検出素子（図示せず〉」
と補正する。 以上

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、フレームに対して垂直に回転自在に保持され、
   円盤状の記録媒体を保持する保持機構を備えた回転軸に
   半径方向に磁力を発生する永久磁石を固定してなる回転
   子と、半径方向に磁束を通すことができる鉄心に複数の
   コイルが巻かれ、上記永久磁石との磁気的作用で上記回
   転子に回転力を発生させる上記回転子の外側に配置され
   た固定子とを備えた電動機において、上記固定子にその
   鉄心の外周の一部を内周側へ後退又は切り欠いて、コイ
   ルを持たない凹部ないしは開放部を形成するとともに、
   上記固定子には、その複数のコイルの上方においてこれ
   らのコイルを覆蓋し、その内周の一部または全部が上記
   回転子の最大外周部より回転軸側に位置する磁気遮蔽板
   を設けたことを特徴とする電動機。
2. （２）、フレームに対して垂直に回転自在に保持され、
   円盤状の記録媒体を保持する保持機構を備えた回転軸に
   半径方向に磁力を発生する永久磁石を固定してなる回転
   子と、半径方向に磁束を通すことができる鉄心に複数の
   コイルが巻かれ、上記永久磁石との磁気的作用で上記回
   転子に回転力を発生させる上記回転子の外側に配置され
   た固定子とを備えた電動機において、上記固定子にその
   鉄心の外周の一部を内周側へ後退又は切り欠いて、コイ
   ルを持たない凹部ないしは開放部を形成し、上記固定子
   には、その複数のコイルの上方においてこれらのコイル
   を覆蓋する磁気遮蔽板を設けるとともに、この磁気遮蔽
   板には、上記回転子の最大外周部より回転軸側に位置し
   、磁気遮蔽板の内周の一部を軸方向に曲げ形成してなる
   突出部を設けたことを特徴とする電動機。