JPH04146294A - キャストコート紙用塗料組成物 - Google Patents

キャストコート紙用塗料組成物

Info

Publication number
JPH04146294A
JPH04146294A JP26837890A JP26837890A JPH04146294A JP H04146294 A JPH04146294 A JP H04146294A JP 26837890 A JP26837890 A JP 26837890A JP 26837890 A JP26837890 A JP 26837890A JP H04146294 A JPH04146294 A JP H04146294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coated paper
monomer
cast
latex
pigment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26837890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2889678B2 (ja
Inventor
Katsumi Kaneda
金田 勝美
Akio Tanaka
田中 顕雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP26837890A priority Critical patent/JP2889678B2/ja
Publication of JPH04146294A publication Critical patent/JPH04146294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2889678B2 publication Critical patent/JP2889678B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明はキャストコート紙用塗料組成物に関し、より詳
しくは、優れた光沢面及び強度を有する強光沢紙の製造
か可能なキャストコート紙用塗料組成物、及びそれを塗
工して得られるキャストコート紙に関する。
〔従来の技術〕
例工ばJISのP−8142による光沢度か80〜90
である一般的なキャストコート紙の製造方法としては、
コート紙用塗料組成物を原紙に塗工し、湿潤状態のまま
て加熱鏡面トラムに圧着して乾燥する直接法、厚紙に塗
工した湿潤状態のコート紙用塗料組成物を凝固させてか
ら加熱鏡面ドラムで圧着乾燥する凝固法、及びコート紙
用塗料組成物を原紙に塗工し、−旦乾燥または半乾燥し
た後、再度湿潤させてから加熱鏡面ドラムで圧着乾燥す
る再湿潤法等がある。
これらのキャストコート紙の製造方法は、いずれも、塗
工された顔料および接着剤を主成分とするコート紙用塗
料組成物か湿潤状態である間に加熱ドラムで圧着乾燥し
、鏡面より剥離させて高光沢で均一なキャストコート面
を得る点て共通している。また、得られるキャストコー
ト紙の品質および生産性を向上させる目的で、予め顔料
および接着剤を主成分とするコート紙用塗料組成物を塗
工乾燥した一般のコート紙および軽量コート紙の表面に
、少量のキャストコート紙用塗料組成物を塗工し、加熱
ドラムに圧着して乾燥し、鏡面より剥離させて高光沢で
均一なキャスト面を得る方法もある。
〔発明か解決しようとする課題〕
従来、キャストコート紙の製造方法において、さらに高
光沢で均一なキャスト面を存するキャストコート紙を得
るために、キャストコート紙用塗料組成物について研究
されてきている。
本発明の目的は、キャストコート紙の製造にあたり、従
来にない高光沢で均一なキャスト面を有するキャストコ
ート紙を製造し得る塗料組成物、並びに該塗料組成物を
塗工して得られたキャストコート紙を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の、顔料及び接着剤を含むキャストコート紙用塗
料組成物は、該顔料として、最低造膜温度(以下、MF
Tと略記する)測定器(理学工業■製)により測定した
MFTか70℃以上100℃未満であり、粒子径測定器
(@日科機製C0ULTERmodel N4SD S
OB−MICRON PARTICLEANALYZE
R)により測定した粒子径か0.3〜0.5ミクロンで
あり、且つ脂肪族共役ジオレフィン系モノマー、オレフ
ィン系芳香族モノマー及びモノオレフィン系モノマーか
ら成る群から選ばれた少なくとも1種の単量体単位を含
む共重合体で構成されているプラスチックピグメントを
固形分基準で全顔料の3〜17重量%含存する顔料を使
用しており、該接着剤として、MFT測定器によりfi
11定したMFTか0℃未満であり且つ脂肪族共役ノオ
レフィン系モノマー、オレフィン系芳香族モノマー及び
モノオレフィン系モノマーからな成る群から選はれた少
なくとも1種の単量体単位を含む共重合体のラテックス
を使用していることを特徴とする。
また、本発明のキャストコート紙は上記の塗料組成物を
塗工して得られるものである。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明で用いるプラスチックピグメント及びラテックス
をそれぞれ構成している共重合体は、脂肪族共役ジオレ
フィン系モノマー、オレフィン系芳香族モノマー及びモ
ノオレフィン系モノマーから成る群から選ばれた少なく
とも2種の単量体単位を含む共重合体、又は脂肪族共役
ジオレフィン系モノマー、オレフィン系芳香族モノマー
及びモノオレフィン系モノマーから成る群から選ばれた
少なくとも1種の単量体単位とその他の共重合性モノマ
ー単位の少なくとも1種とを含む共重合体の何れでもよ
い。好ましくは、脂肪族共役ノオレフィン系モノマーと
、オレフィン系芳香族モノマー又は/及びモノオレフィ
ン系モノマーとの共重合体である。
これらの共重合性モノマーとしては、例えば、ブタンエ
ン、イソプレン、2−クロロブタンエン等の脂肪族共役
ジオレフィン系モノマー;スチレン、α−メチルスチレ
ン、クロロスチレン、ジメチルスチレン等のすレフイン
系芳香族モノマー(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)
アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ
)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸
グリシジル、(メタ)アクリルニトリル等のモノオレフ
ィン系モノマー;酢酸ビニル等のモノマーがある。また
、例えば、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸
ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、メ
タクリル酸ヒドロキシプロピル等のオレフィン系不飽和
ヒドロキシモノマー類、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロール
メタクリルアミド、N−メトキシメチルアクリルアミド
、N−メトキシメチルメタクリルアミド等の如きオレフ
ィン系不飽和アミドモノマー類を用いることもできる。
好ましくはブタジェンと、スチレン又は/及びメチルメ
タアクリレート等のモノマーとを用い、更に必要に応じ
てこれらと共重合可能な他のモノマーを用いる。
本発明で接着剤として使用し得る共重合体ラテックスは
、例えばSBRラテックス、MBRラテックス、SMB
Rラテックスと称されて紙の顔料塗工用組成物中の接着
剤として用いられている重合体ラテックスと同様の成分
からなる。本発明で用いる共重合体ラテックスにおいて
は、脂肪族共役ジオレフィン系モノマーか好ましくは共
重合体ラテックスの樹脂成分の40重量%以上、更に好
ましくは40〜50重量%を占め、オレフィン系芳香族
モノマー又は/及びモノオレフィン系モノマーが好まし
くは共重合体ラテックスの樹脂成分の60重量%以下、
更に好ましくは60〜50重量%を占める。
本発明で接着剤として用いる共重合体ラテックスのMF
Tを0℃未満に限定した理由は、MFTか0℃以上であ
る共重合体を用いる以外は本発明の範囲内に入る塗料組
成物を用いて得られるキャストコート紙は表面強度か低
く、実用性に問題かあるが、MFTが0℃未満である共
重合体を用いる本発明のキャストコート紙用塗料組成物
を用いて得られるキャストコート紙の表面強度は満足の
できるものであることによる。
本発明で使用するMFTが0℃未満である共重合体ラテ
ックスは、上記したように、例えば、構成重合体成分中
の40〜50重量%かジエン系モノマー単位であるSB
R,MBRあるいはMSBRラテックス等として共重合
させることにより得られる。共重合体ラテックスの重合
は温度50〜100℃、ゲージ圧力0〜10kg/ci
の範囲で行なわれ、用いられるモノマーおよびその他の
添加剤の添加は一括添加、分割添加または連続添加のい
ずれの方法でも行なうことが出来る。また重合中の粒子
の安定化を図る目的で保護コロイド剤として例えばヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
、ポリビニルアルコール等を添加してもよい。その得ら
れる重合体ラテックスの粒子径は通常0.1〜0.3ミ
クロンである。
本発明で接着剤として用いる共重合体ラテックスの量は
、好ましくは顔料100重量部当たり10〜20重量部
である。
本発明のキャストコート紙用塗料組成物においては、接
着剤として上記した共重合体ラテックスに加えて、接着
性を有する水溶性高分子、例えばカゼイン、酸化澱粉、
燐酸エステル化澱粉、大豆蛋白、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース等を顔料100重
量部当たり5〜15重量部の量で併用することもてきる
本発明て使用し得る顔料は固形分基準て全顔料の3〜1
7重量%の前記特定のプラスチックピグメントを含有す
る。該プラスチックピグメント含量を全顔料の3〜17
重量%に限定する理由は次の通りである。即ち、該プラ
スチックピグメント含量が固形分基準で全顔料の17重
量%を越える以外は本発明の範囲内に入る塗料組成物を
用いて得られるキャストコート紙は表面強度か低く、実
用性に問題かあり、また該プラスチックピグメント含量
か固形分基準で全顔料の3重量%未満である以外は本発
明の範囲内に入る塗料組成物を用いて得られるキャスト
コート紙は光沢の発現か少なく、高光沢で均一なキャス
ト面を得ることかできないが、該プラスチックピグメン
ト含量か固形分基準で全顔料の3〜17重量%である顔
料を用いた本発明のキャストコート紙用塗料組成物を用
いて得られるキャストコート紙の表面強度及び光沢は満
足のできるものであることによる。
本発明で用いる該プラスチックピグメントについて、M
FTを70℃以上100℃未満に、また粒子径を0.3
〜0.5ミクロンに限定する理由は次の通りである。即
ち、該プラスチックピグメントのMFTか70℃未満で
ある以外は本発明の範囲内に入る塗料組成物を用いて得
られるキャストコート紙はキャスト前の透気性か低下す
ると共にキャストドラムでの離型性か著しく劣る。また
該プラスチックピグメントのMFTか100℃以上であ
る以外は本発明の範囲内に入る塗料組成物を用いて得ら
れるキャストコート紙は光沢の発現が少なく、高光沢で
均一なキャスト面を得ることかできない。更に、該プラ
スチックピグメントの粒子径か0.3ミクロン未満であ
る以外は本発明の範囲内に入る塗料組成物を用いて得ら
れるキャストコート紙はキャスト前の透気性か低下する
と共にキャストドラムでの離型性が著しく劣り、表面強
度も低下する。また、該プラスチックピグメントの粒子
径か0.5ミクロンを越える以外は本発明の範囲内に入
る塗料組成物を用いて得られるキャストコート紙は光沢
の発現か少なく、高光沢なキャスト面を得ることかでき
ない。
本発明で使用するMFTか70℃以上100℃未満て、
粒子径か0.3〜0.5ミクロンであるプラスチックピ
グメントは、例えば、構成重合体成分中の5〜15重量
%かジエン系モノマー単位となるように乳化重合して得
られる。乳化重合に使用される乳化剤としては、例えば
アルキルスルホネート、アルキルアリルスルホネート、
アルキルサルフェート、アルキルナフタレンスルホネー
ト、アルキルサクシネートスルホネート等のアニオン性
活性剤や、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエ
チレン脂肪族エスルテ等のノニオン性活性剤を単独また
は併用にて使用することもてきる。これら乳化剤の使用
量は、通常ラテックス全構成重合体成分にたいして5重
量%以下である。
重合開始剤としては、酸化剤、例えば過硫酸のカリウム
塩、ナトリウム塩及びアンモニウム塩、過酸化水素、ジ
イソブチルベンゾイルバーオキノド、キュメンハイドロ
バーオキシト、ラウリルパーオキシド等の酸化剤を単独
て使用したり、これらの酸化剤と亜硫酸ソーダ、重亜硫
酸ソーダ、チオ硫酸ソーダ等の還元剤とを併用する、即
ちレドックスシステムで用いることもてきる。得られた
ラテックスのトルエン不溶解分の含有重量割合(以下ゲ
ル含有率と称す)は、ラテックスの造膜性や接着力と関
係か強く、ラテックスの重要な物性である。通常オフセ
ット輪転印刷用顔料塗工紙の接着剤として用いるラテッ
クスのゲル含有率は50重量%以下であり、他の方式で
印刷される顔料塗工紙の接着剤として用いられるラテッ
クスのゲル含有率は25〜95重量%である。本発明に
おいて用いられるラテックスのゲル含有率は60〜95
重量%か好ましい。ラテックスのゲル含有率の調節は乳
化重合時にブチルメルカプタン、nドデシルメルカプタ
ン、t−ドデシルメルカプタン等のアルキルメルカプタ
ン類や、四臭化炭素、アルコール類等の連鎖移動剤を一
種または二種以上用いて行なう。
本発明においては、顔料として、前記した特定のプラス
チックピグメントに加えて、通常のコート紙に用いられ
ているクレー、軽質炭素カルシウム、重質炭酸カルシウ
ム、酸化チタン、水酸化アルミニウム、サチンホワイト
、硫酸バリウム、酸化マグネシウム、タルクや、コロイ
ダルシリカ等の無機顔料、およ゛び、前記以外のプラス
チックピグメントや白色尿素樹脂顔料等の育機顔料は、
すへて使用することか出来、通常二種以上が併用される
尚、本発明の塗料組成物に消泡剤、分散剤、耐水化剤、
防腐剤、着色剤、凝固剤、離型剤等の助剤を必要に応し
て添加することも有効である。
本発明のキャストコート紙用塗料組成物は、例えば、エ
アーナイフコーター、プレードコータ、ロールコータ−
、バーコーター等の塗工装置によって、一般の塗工紙製
造と同様に塗工することかできるが、この時の塗料組成
物の固形分濃度は、通常40〜65重量%である。また
、キャストコート紙用原紙としては、一般に用いられて
いる印刷用塗工紙や、キャスト塗工紙用の坪量40〜3
00 g/rdの上質紙、中質紙、板紙等、およびこれ
らに予め片面または両面に塗料組成物を塗工乾燥して得
たコート紙等が用いられる。
これら原紙への塗料組成物の塗工量は、乾燥重量で通常
片面に10〜25g/ゴとなる量で塗工される。このよ
うにして塗工した後、直接キャスト法、凝固キャスト法
、再湿キャスト法あるいは、これらの組み合わせによっ
て鏡面か形成される。
以下に、製造例、実施例、及び比較例を挙げてさらに詳
述するが、本発明はこれらにより、同等限定されるもの
ではない。また、以下において部および%は重量基準に
よるものである。
先ず本実施例に用いる重合体ラテックスおよびプラスチ
ックピグメントの製造例を示し、次いて塗料組成物の配
合例およびキャストコート紙への応用例にってい示す。
ラテックスへの製造例 窒素置換した攪拌機付オートクレーブ中に脱イオン水1
05部、ラウリル硫酸ソーダ0,2部、過硫酸カリウム
0.6部、ノルマルドデシルメルカプタン0.3部、及
び重合体モノマーとしてブタジェン45部、スチレン3
5部、メチルメタクリレート15部、イタコン酸1部、
メタクリル酸2部及びアクリルアミド2部の合計100
部を仕込み、70℃にて重合を行ない、重合開始後15
時間で重合率か97%を越えたので冷却して反応を停止
した。次いて25%苛性ソーダ水溶液を用いてpHを8
に調整し、スチームストリッピングを行なって未反応モ
ノマーを除去した後、脱イオン水を添加して固形分濃度
を48.0%に調整し、ラテックスAを得た。その物性
を表−1に示す。
プラスチックピグメント(1)の製造側窒素置換した攪
拌機付オートクレーブ中に脱イオン水105部、ラウリ
ル硫酸ソーダ0.08部、過硫酸カリウム0.6部、ノ
ルマルドデシルメルカプタン0.1部、及び重合体モノ
マーとしてブタジェン10部、スチレン65部、メチル
メタアクリレート20部、イタコン酸1部、メタクリル
酸2部及びアクリルアミド2部の合計100部を仕込み
、70℃にて重合を行ない、重合開始後13時間で重合
率が98%を越えたので冷却して反応を停止した。次い
で25%苛性ソーダ水溶液を用いてpHを8に調節し、
スチームストリッピングを行なって未反応モノマーを除
去した後、脱イオン水を添加して固形分濃度を48.0
%に調整し、プラスチックピグメント(1)を得た。そ
の物性を表−1に示す。
ラテックスBSCの製造例 前記ラテックスAの製造例において、ラテックス成分の
ブタジェン、スチレン、メチルメタアクリレート等の使
用量を表−1に示すように変更した以外は、ラテックス
への製造例と同様の操作にて、ラテックス構成重合体成
分中のブタジェンか40重量%のラテックスB1ラテッ
クス構成重合体成分中のブタジェンが50重量%のラテ
ックスCを得た。それらのラテックスの物性を表−1に
示す。
ラテックスD、Eの製造例 本製造例は、比較例のキャストコート紙用塗料組成物を
調製するためのラテックスの製造例であり、ラテックス
のMFTが、本発明で規定している範囲から外れる変性
ラテックスである。
即ち、前記ラテックスへの製造例において、表1に示す
ような重合体モノマーの種類および量を用いて、ラテッ
クスへの製造例と同様の方法及び操作にて、ラテックス
構成重合体成分中のブタジェンが35重量%であるラテ
ックスD、30重量%であるラテックスEを得た。それ
らのラテックスの物性を表−1に示す。
プラスチックピグメント(2)、(3)の製造側前記プ
ラスチックピグメント(1)の製造例において、構成重
合体成分のブタジェン、スチレン、メチルメタアクリレ
ート等の使用量を表−1に示すように変更し、プラスチ
ックピグメント(1)の製造例と同様の操作にて、表=
1に示した粒子径が0.5ミクロンでMFTか100″
Cのプラスチックピグメント(2)と、粒子径がo、3
1ミクロンでMFTか72℃のプラスチックピグメント
(3)を得た。
プラスチックピグメント(4)、(5)の製造例本製造
例は、粒子径か本発明で規定した範囲から外れるプラス
チックピグメントの製造例である。即ち、前記プラスチ
ックピグメント(1)の製造例において、構成重合体成
分のブタジェン、スチレン、メチルメタアクリレート等
の使用量を表−1に示すように変更し、プラスチックピ
グメント(11の製造例と同様の操作にて、表−1に示
した粒子径か0.25ミクロンのプラスチックピグメン
ト(4)と、粒子径か0.6ミクロンのプラスチックピ
グメント(5)を得た。
プラスチックピグメント(6)、(7)の製造例本製造
例は、比較例のキャストコート紙用塗料組成物を調製す
るためのプラスチックピグメントの製造例であり、MF
Tか本発明で規定する範囲から外れるプラスチックピグ
メントである。
即ち、前記プラスチックピグメント(1)の製造例にお
いて、構成重合体成分のブタジェン、スチレン、メチル
メタアクリレート等の使用量を表−1に示すように変更
し、プラスチックピグメント(11の製造例と同様の操
作にて、表−1に示したMFTか100℃以上のプラス
チックピグメント(6)と、MFTか56℃のプラスチ
ックピグメント7)を得た。
実施例1 カオリン(米国エンゲル/%ルト社製、商品名UW90
)50部、炭酸カルシウム(奥多摩工業製:商品名タマ
パールTP222H3)40部、分散剤としてトリポリ
燐酸ソーダ0.2部を加え、カラレス分散機を用いて水
に分散させ、濃度70%の顔料スラリーを調整した。次
いてこれに消泡剤として燐酸トリブチル0.2部とプル
ロニックL−61(地竜化製)0.1部、離型剤として
ステアリン酸カルシウム1.0部、接着剤として、アン
モニア水を加えて加熱溶解したカゼイン6部とラテック
スA15部、プラスチックピグメン)(INO部を添加
し、最後に水を加えて固形分濃度を43%に調整して本
発明のキャストコート用塗料組成物を得た。
実施例2 カオリン(米国エンゲルハルト社製 商品名UW90)
45部、炭酸力ルノウム(奥多摩工業製:商品名タマパ
ールTP222H3)40部、分散剤としてトリポリ燐
酸ソーダ0.2部を加え、カラレス分散機を用いて水に
分散させ、濃度70%の顔料スラリーを調整した。次い
でこれに消泡剤として燐酸トリブチル0.2部とプルロ
ニックL−61(地竜化製)0.1部、離型剤としてス
テアリン酸カルシウム1.0部、接着剤として、アンモ
ニア水を加えて加熱溶解したカゼイン6部とラテックス
A15部、プラスチックピグメント(2)15部を添加
し、最後に水を加えて固形分濃度を43%に調整して本
発明のキャストコート用塗料組成物を得た。
実施例3〜6 実施例1及び2において用いたラテックスAの代りに、
ラテックスB又はCを用い、また、プラスチックピグメ
ント(1)、 (2+又は(3)を用い、尚かつ最後に
加える水の量を調整して固形分濃度を43%にする以外
は、実施例1と同様の操作にて本発明のキャストコート
紙用塗料組成物4種を得た。
比較例! 本比較例では、本発明で規定するラテックスとプラスチ
ックピグメントとの併用の効果を一層明確にするため、
ラテックス単独を用いたキャストコート紙用塗料組成物
の例を示す。
カオリン(米国エンゲルハルト社製:商品名UW90)
60部、炭酸カルシウム(奥多摩工業製、商品名タマパ
ールTP222HS)40部、分散剤としてトリポリ燐
酸ソーダ0.2部を加え、カラレス分散機を用いて水に
分散させ、濃度70%の顔料スラリーを調整した。次い
でこれに消泡剤として燐酸トリブチル0.2部とプルロ
ニックL−61(地竜化製)0.1部、離型剤としてス
テアリン酸カルシウム1.0部、接着剤として、アンモ
ニア水を加えて加熱溶解したカゼイン6部とラテックス
A15部を添加し、最後に水を加えて固形分濃度を43
%に調整してキャストコート用塗料組成物を得た。
比較例2〜3 次に、プラスチックピグメント使用量が本発明で規定す
る範囲から外れる以外は、実施例1と同様の操作にて比
較対照用キャストコート紙用塗料組成物2種を得た。
比較例、4〜11 表−2に示すように、ラテックスASBSC。
D又はEを用い、またプラスチックピグメント(1)、
 (2)、 (3)、(4)、 (5)、 +6+又は
(7)を用い、実施例1と同様の操作にて、比較対照用
キャストコート紙用塗料組成物8種を得た。
キャストコート紙の製造例 前記実施例及び比較例で得られたキャストコート紙用塗
料組成物を、坪量64 glrdの原紙にエアーナイフ
コーターにて各々の塗料組成物の塗工量が乾燥重量で1
7g1rdになるように塗工し、乾燥を行なった後、再
湿液を与えてキャストドラムに通した。キャストドラム
の径は1800mm、プレス圧力は150 kg/al
、表面温度は96〜98℃であった。
この時キャストティング前塗工紙の透気度を測定した。
また得られたキャストコート紙の塗工紙物性を測定した
。これらの結果を表−2に示す。
尚、透気度は王研式透気度試験機にて測定し、光沢度は
JISのP−8142に準じて測定した。表面強度はR
1印刷試験機(明製作所製)により印刷を行い、表面の
ピッキングの観察により10段階評価した(10は表面
ピッキングか無く良好であり、lは表面全体にピッキン
グか発生し不良である)。
〔発明の効果〕
表−2の数値より、本発明のキャストコート紙用塗料組
成物により得られるキャスティング前のコート紙は高い
透気性を存すると共に、得られたキャストコート紙は光
沢及び表面強度に優れ、欠陥のない均一なキャスト面を
製造できることを示しており、本発明の塗料組成物は従
来にない非常に有用なキャストコート紙用塗料組成物で
あることは明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、顔料及び接着剤を含むキャストコート紙用塗料組成
    物において、 該顔料として、最低造膜温度が70℃以上100℃未満
    であり、粒子径が0.3〜0.5ミクロンであり、且つ
    脂肪族共役ジオレフィン系モノマー、オレフィン系芳香
    族モノマー及びモノオレフィン系モノマーから成る群か
    ら選ばれた少なくとも1種の単量体単位を含む共重合体
    で構成されているプラスチックピグメントを固形分基準
    で全顔料の3〜17重量%含有する顔料を使用し、 該接着剤として、最低造膜温度が0℃未満であり且つ脂
    肪族共役ジオレフィン系モノマー、オレフィン系芳香族
    モノマー及びモノオレフィン系モノマーから成る群から
    選ばれた少なくとも1種の単量体単位を含む共重合体の
    ラテックスを使用すことを特徴とするキャストコート紙
    用塗料組成物。 2、上記のプラスチックピグメントを構成する共重合体
    が脂肪族共役ジオレフィン系モノマーと、オレフィン系
    芳香族モノマー又は/及びモノオレフィン系モノマーと
    の共重合体である請求項1記載のキャストコート紙用塗
    料組成物。 3、上記のラテックスを構成する共重合体が脂肪族共役
    ジオレフィン系モノマーと、オレフィン系芳香族モノマ
    ー又は/及びモノオレフィン系モノマーとの共重合体で
    ある請求項1記載のキャストコート紙用塗料組成物。 4、請求項1、2又は3記載の塗料組成物を塗工して得
    られたキャストコート紙。
JP26837890A 1990-10-08 1990-10-08 キャストコート紙用塗料組成物 Expired - Lifetime JP2889678B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26837890A JP2889678B2 (ja) 1990-10-08 1990-10-08 キャストコート紙用塗料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26837890A JP2889678B2 (ja) 1990-10-08 1990-10-08 キャストコート紙用塗料組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04146294A true JPH04146294A (ja) 1992-05-20
JP2889678B2 JP2889678B2 (ja) 1999-05-10

Family

ID=17457660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26837890A Expired - Lifetime JP2889678B2 (ja) 1990-10-08 1990-10-08 キャストコート紙用塗料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2889678B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2889678B2 (ja) 1999-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4975473A (en) Coating composition and cast-coated paper coated with the same
JPH05301907A (ja) 共重合体ラテックスの製造方法
JPH04146294A (ja) キャストコート紙用塗料組成物
US5996489A (en) Use in rotogravure printing of paper-coating compounds with a high butadiene content
JPH0376896A (ja) つや消し塗工紙被覆用組成物
JP2953134B2 (ja) オフセット印刷用紙塗工組成物
JP2747932B2 (ja) 塗被紙用組成物の製造方法及び塗工紙
JP3511669B2 (ja) 紙塗工用組成物
JPH0345157B2 (ja)
JP2968834B2 (ja) キャスト塗被紙の製造方法
JPH03199484A (ja) 塗料組成物および該組成物を塗工してなるキャストコート紙
JP3975098B2 (ja) 共重合体ラテックス、その製造方法および紙塗工用組成物
JPH08269898A (ja) オフセット印刷塗工紙用共重合体ラテックス
JPH03199493A (ja) 塗工紙用塗料組成物の製造方法
JPH11507999A (ja) オフセット印刷における、高いブタジエン含量を有する紙用塗料の使用
JP2605345B2 (ja) 紙塗被用共重合体ラテックス
JPS6399395A (ja) 紙塗被組成物
JPH04370294A (ja) キャストコート紙用塗料組成物
JPH03199483A (ja) 塗料組成物および該組成物を塗工してなるキャストコート紙
JP2612586B2 (ja) 塗料組成物および該組成物を塗工してなるキャスコート紙
JPH0340891A (ja) キャストコート紙用塗料組成物
JP3543436B2 (ja) 紙塗工用共重合体ラテックスの製造方法
JPH06184990A (ja) キャストコート紙用塗料組成物
JP3842311B2 (ja) 紙塗工用共重合体ラテックスの製造方法
JPH1036414A (ja) 共重合体ラテックス

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090219

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100219

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100219

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110219

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110219

Year of fee payment: 12