JPH04144218A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

内燃機関用点火コイル

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JPH04144218A
JPH04144218A JP2269043A JP26904390A JPH04144218A JP H04144218 A JPH04144218 A JP H04144218A JP 2269043 A JP2269043 A JP 2269043A JP 26904390 A JP26904390 A JP 26904390A JP H04144218 A JPH04144218 A JP H04144218A
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JP
Japan
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bobbin
coil
primary
core
ignition coil
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JP2269043A
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English (en)
Inventor
Takeshi Fukaya
剛 深谷
Toshiro Suzuki
敏郎 鈴木
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関用点火コイルに関し、特に一次コイル
を巻回した筒体の一次ボビンと、この一次ボビンを筒体
内に収容し筒体外面に二次コイルを巻回した二次ボビン
を備えた点火コイルに係る。
〔従来の技術〕
内燃機関の点火装置は、−殻内に点火コイルの一次電流
を断続し、コイル内の磁束変化に応じて二次側に発生す
る高電圧を点火プラグに印加し気筒内の混合気に点火す
るものである。
近時の内燃機関においては、配電器を廃し各点火プラグ
毎に点火コイルを装着する技術が採用され、コイル分配
点火方式として知られている。このような点火コイルを
内燃機関用に装着する場合、例えば特開昭62−157
278号公報に記載のように、二本のカムシャフトを燃
焼室の上方に配設したダブルオーバーヘッドカムシャフ
ト(通称、DOHC)の内燃機関にあっては装着が困難
であり、機関の大型化を招くことになる。このため、同
公報においては、内燃機関側に対し制約が生じないよう
、狭いパルプ挟み角を有するDOHCエンジンに対して
もカムシャフト間に点火コイルを配設できるようにした
点火装置が提案されている。具体的にはオイル室に設け
られた隔壁を除去し、点火コイルを収容したケーシング
を直接オイル室内に配設すると共に、シリンダヘッドカ
バー及びケーシング間並びに点火プラグ取付孔及びケー
シング間でシールするようにしている。
点火コイルとしては、例えば特開昭60−201607
号公報に記載のようにコア(鉄心)を嵌合する一次ボビ
ンに巻装した一次コイルと、これらを収容する二次ボビ
ンに巻装した二次コイルを備えたものがあるか、小型化
、高性能化の要請に応えるべく種々の対策が講じられて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記特開昭60−201607号公報においては二次コ
イルとその外側の鉄心との間の間隙に着目し、鉄心をテ
ーパ状として注型樹脂を削減することとしているか、二
次ボビンについては高圧側に向かって徐々に肉厚となる
ような溝を有する構造か示唆されているのみで、二次ボ
ビンと一次コイルとの間の間隙に関し特段の対策が講じ
られているものではない。
上記二次ボビンは合成樹脂で形成されるが、−殻内に樹
脂成形部品の型抜きを可能とするには抜き方向に傾斜し
ていることが必要で、所謂抜き勾配として約30′が必
要とされている。このため、上記従来技術のように二次
ボビンの軸方向寸法が短い場合には、二次ボビンに抜き
勾配をもたせても二次ボビンに収容する一次コイル及び
一次ボビンとの間の間隙が小さいので点火コイル全体と
しての外径寸法に然程影響しないが、点火コイルの外径
が制限され所定の出力を確保するため軸方向に長く形成
する場合には抜き勾配による外径寸法の増大が問題とな
り軸方向長さか増々長くなる。例えば点火コイルの外径
が25mm前後で二次ボビンの軸方向長さが90mm前
後の場合、二次ボビン成形のための抜き勾配により3乃
至5mmの無駄な間隙が生ずることになるが、外形寸法
か制限されているので所定の出力を確保するため軸方向
長さを長くせざるを得ない。
そこで、本発明は内燃機関用点火コイルに関し、二次ボ
ビンと一次コイルとの間を適正な間隙とし所定の点火性
能を確保しつつ小型化を図ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本発明は中心コアを筒体内
に収容し該筒体の外面に一次コイルを巻回した一次ボビ
ンと、該一次ボビンを筒体内に収容し該筒体の外面に二
次コイルを巻回した二次ボビンと、該二次ボビンの外側
に配置し前記中心コアと接合する外側コアを備えた内燃
機関用点火コイルにおいて、前記中心コア斗収容し前記
一次コイルを巻回した前記一次ボビン回りに、合成樹脂
の一体成形により前記二次ボビンを形成したものである
また、本発明は永久磁石及び中心コアを筒体内に収容し
該筒体の外面に一次コイルを巻回した一次ボビンと、該
一次ボビンを筒体内に収容し該筒体の外面に二次コイル
を巻回した二次ボビンと、該二次ボビンの外側に配置し
前記中心コアと接合する外側コアを備えた内燃機関用点
火コイルにおいて、前記一次ボビンが、筒体を軸方向に
二分割した一対の部材から成り、該一対の部材の一方の
内側の所定位置に前記中心コア及び前期永久磁石を配置
した後前記一対の部材の他方を接合して筒体を構成する
と共に、該筒体の外面に前記一次コイルを巻回し、前記
一次ボビン回りに、合成樹脂の一体成形により前記二次
ボビンを形成するとよい。
〔作用〕
上記のように構成された本発明の内燃機関用点火コイル
においては、一次コイルを巻回した一次ボビン回りに二
次ボビンか一体成形されるので、一次コイル外面と二次
ボビン内面との間の間隙は略一定とされ無駄な間隙か生
しない。
而して、上記点火コイルにおいて、一次コイルに供給さ
れる一次電流が断続することによりコアに磁束変化が生
じ、二次コイルに高電圧が誘起される。
〔実施例〕
以下、本発明の内燃機関用点火コイルの望ましい実施例
を図面を参照して説明する。
第1図乃至第5図は本発明の点火コイルの一実施例を示
すもので、点火コイル10は一次ボビン23に巻回され
た一次コイル21及び二次ボビン24に巻回された二次
コイル22を有し、これらのコイル内に収容されるコア
11乃至13及び永久磁石17.18並びに上記コイル
回りに配置されるコア15.16によって磁気回路か構
成されている。
本実施例においては、一次ボビン23内が軸方向に三等
分された部分の略中点に、二個の平面視正方形の永久磁
石17.18が第1図の上方をN極とするように配置さ
れ、これら永久磁石17゜18を各コア間で挟持するよ
うに正面視C字状のコア11乃至13が配設されている
。これらのコア11乃至13は本発明にいう中心コアを
構成し、コア11及びコア13は同一形状とされている
。即ち、コア11.13は一次ボビン23から外方に突
出し突出端部11a、13bが形成されており、これら
に本発明にいう外側コアたる正面視C字状のコア15.
16の腕部15a、15b、16a、16bが接合され
ている。コア11.13の他方の端部11b、13a及
びコア12の両端部12a、12bは第1図の側方に膨
出しテーパ状に形成されており、各々の端面が永久磁石
17.18の端面と同一の略正方形に形成されている。
永久磁石17.18は、発生する磁束の方向が夫々同一
の方向であって、一次コイル21の通電時にコア11乃
至13に形成される磁束の方向と反対の方向となるよう
に配置される。また、永久磁石17.18は同一の厚さ
で、その−辺の幅はコア11乃至13の本体部の一辺の
幅に対し15乃至2.5倍の範囲内の値に設定され、本
実施例では約1.7倍に設定されている。永久磁石17
.18の他辺の幅はコア11乃至13の本体部の他辺の
輻(両端部と同−輻)と同一に設定されており、従って
永久磁石17.18のコア11乃至13の何れかと対向
する面の面積はコア11乃至13の本体部の軸に直交す
る断面の面積の1゜5乃至2.5倍の範囲内の約1.7
倍となっている。永久磁石17.18としては残留磁束
密度が大で減磁されにくいサマリウム−コバルト(Sm
−Co)系金属の焼結体の希土類マグネットが用いられ
る。例えば、温度150°Cでも一次コイル21通電時
の反対方向の磁束密度が0.7T(テスラ)となるまで
は減磁しないものが用いられる。
上述のコアは何れも第1図の上下方向に圧延された方向
性珪素鋼板が複数積層されて成る。方向性珪素鋼板は周
知のように圧延方向には極めて良好な磁気特性を示すか
、圧延方向と異なる角度では磁気特性が低下する。従っ
て、コア15.16の圧延方向に直交する腕部15a、
15b、16a、16bの幅は圧延方向(長手方向)の
1. 5乃至1.8倍に設定されている。例えば圧延方
向で1.77(テスラ)の磁束密度を許容するとき、圧
延方向に対し45°の方向では1.ITの磁束密度か限
度となるので、コア15.16の長手方向に直交する方
向に延在する腕部15a、16aの輻Waは、長手方向
の本体部の輻wbに対しWa =Wb x 1 、 7
/ I、1の関係となるように設定される。一方、コア
11の端部11b等において永久磁石17等に当接する
端面に対するテーパ面の角度が小さければそれだけ軽く
なり一次コイル21の巻線部が長くなるので性能向上に
繋がるが、所定角度以下にすると磁束が絞られ磁気抵抗
が大きくなり所定の点火性能が得られなくなる。このた
め、本実施例においては永久磁石17等に対向する端面
の最外側から40°乃至50゜の傾斜角度でコア11等
の本体部側面に至る位置と、永久磁石17等に対向する
端面から軸方向に平行にプレス加工上最小限必要とされ
る距離(例えば1m)後退した位置とを結ぶテーパ状に
形成されている。
一次ボビン23は、断面略矩形の樹脂製筒体か軸方向に
二分割された同一形状の部材230,230から成る。
即ち、第1図において前後に、第4図においては左右に
二分割されている。これらの部材230.230の一方
の内側にコア11乃至13及び永久磁石17.18が収
容された後、他方が接合されて第1図及び第3図に明か
なように筒体が構成される。
そして、一次ボビン23の周囲に一次コイル2Iの巻線
が二層もしくは四層に巻回される。一次コイル21の両
端は第2図及び第4図に示す一次ターミナル33b、3
3cに夫々半田付は等によって接続されている。これら
一次ターミナル33b、33cはインサート樹脂成形さ
れて一次コネクタ33か形成され、一次ターミナル33
bは図示しないバッテリに接続され、一次ターミナル3
3cは図示しない制御回路、通称イグナイタに接続され
る。尚、一次コイル21の巻線の巻回方向は、一次コイ
ル21に通電されたとき永久磁石17.18の磁化方向
と逆方向に磁化されるように設定されている。
そして、一次コイル21の外側に後述するように合成樹
脂の一体成形により二次ボビン24か形成されている。
二次ポビン24は外側面の軸方向の所定間隔毎に複数の
溝が形成されている。そして、二次コイル22の巻線が
第1図の上方の溝から下方の溝に順次分割巻回されてい
る。二次コイル22の巻線の巻始めは一次ターミナル3
3bに接続され、図示しないバッテリと同電位となる。
二次コイル22の巻線の巻き終りは第4図下方のダイオ
ード36の一端のリード’ 36 aに半田付は等によ
って接続されている。
二次コイル22回りには、ホルダ31.32と一体に成
形されたコア15.16が前述のように配設されている
。即ち、コア15.16かインサート樹脂成形され、第
5図に示すような同一形状のホルダ31.32か形成さ
れている。ホルダ31の上下端部にはコ字状断面の支持
部3’la、31bか形成され、これらに連続するよう
にコア15の内側に耐電圧を確保するため絶縁部3]c
か形成されている。この絶縁部31cの両側の角部は段
付形状とされ段部31d、81eが形成されている。尚
、ホルダ32も同様の構造である。
而して、ホルダ31の支持部31aとホルダ32の支持
部32aとの間に、コア11の突出端部11a及びコア
15.16の腕部15a、16aの接合端部15c、1
6cか挟持されており(第1図及び第4図参照)、同様
にコア13の突出端部13b及びコア15.16の腕部
15b、16bの接合端部15d、16dがホルダ31
.32の下方の支持部31b、32b間に挟持されてい
る。
コア15.16の上方の接合端部15c、16Cの幅は
コア15.1’6の腕部15a、16aの幅より大であ
って、コア11の突出端部11aと同一幅であり、下方
の接合端部15d、16dについても同様の関係にある
。第1図に示すように突出端部11a及び接合端部15
c、16cの上方には夫々孔lie、15e、16eが
穿設されており、ホルダ31.32の支持部31a、3
2aの側方から(第5図の左下方向及び右上方向から)
加熱押圧されることによりホルダ31.32か熱変形し
て孔lee、15e、16eに進入し、コア11,15
.16の上部が強固に固定される。コアI3とコア15
.16の下部についても同様に固定される。
支持部31b、32bの底部には、コ字状断面(第4図
に表われる)の取付部35aと支持部35bから成る樹
脂製のカバー35が挟着されている。支持部35bには
第4図に示すように下方に突出する溝付き突出部35c
、35dが形成されており、この溝にダイオード36の
リード36a、36bが挟持されて固定されている。ま
た、プレート37の両側に設けられた屈曲脚部が支持部
35bの両端面に形成された穴に圧入固定されており、
プレート37の接続部37aがダイオード36のリード
36bに半田付は等によって接続されている。
これらホルダ31.32並びに一次コイル21、二次コ
イル22及びコア11等は第5図に示すようなケース3
0に収容されている。ケース30は立壁部30a、30
bが並設されて両者間に収容部が形成され、上端にフラ
ンジ部30c、30dが形成され、下端に有底筒体の二
次コネクタ部30eが形成されている。そして、立壁部
30a、30bの両側には段部(四つの段部を代表して
30fとする)が形成されており、この段部30fにホ
ルダ31.32の段部31d等が嵌合し密着するように
構成されている。二次コネクタ部30e内には二次ター
ミナル34が収容されており、その頂面に形成された突
出部34aが二次コネクタ部30eの底面を貫通してコ
ア13方向に延出している。そして、プレート37の中
央部に穿設された円形の穴に二次ターミナル34の突出
部34aが圧入され、電気的に接続される。
ケース30及びホルダ31.32によって郭成された空
間には熱硬化性の合成樹脂、例えばエポキシ樹脂が充填
、硬化されて樹脂部38が形成される。これにより、二
次コイル22が含浸固着されると共に二次コイル22の
出力高電圧に耐え得る絶縁性が確保される。
上記の構成になる点火コイル10の組付、製作手順を以
下に説明する。
先ず、一次ボビン23を構成する部材230゜230の
間の所定の位置にコア11乃至13及び永久磁石17.
18を配置して固定する。この一次ボビン23の外周に
巻線を巻回して一次コイル21を形成する。この状態で
、インサート樹脂成形により二次ボビン24を一体的に
形成し、第6図及び第7図に示すように断面略矩形の筒
体で外側面に複数の溝を有する二次ボビン24を形成す
る。そして、この二次ボビン24の谷溝に巻線を巻回し
二次コイル22を巻装すると第5図に示すコイルサブア
ツシー10aか形成される。
一方、コア15.16をインサート樹脂成形し夫々ホル
ダ31..32を形成する。これらホルダ31.32を
コイルサブアツシー10aの両側から挟持するように支
持部31a、32a及び支持部31b、32bを夫々衝
合させ、コア11,13の突出端部11a、13bとコ
ア15.16の接合端部15c、15d、16c、16
dを接合する。この状態で、一次コネクタ33の取付部
33aをコア11の突出端部11a及びコア15゜16
の接合端部15c、16cに嵌合し、ホルダ31の支持
部31a、32aを側方から熱加圧して孔lie、+5
e、16eに進入させコア11.15.16の上部を固
定する。コア13,15.16の下部も同様の方法で支
持部31b、32bに固定する。これにより、コイルア
ッシーが形成される。そして、一次コイル21の巻線の
両端を一次ターミナル33b、33cに接続する。
また、カバー35にダイオード36と金属板のプレート
37を装着しプレート37の接続部37aにリード36
bを接続する。このカバー35の取付部35aをコア1
4の突出端部14b及びコア15.16の接合端部15
d、16dに嵌合し、二次コイル22の巻線の巻終り部
分をリード36aに接続する。
次に、二次ターミナル34を一体成形し二次コネクタ部
30eを形成すると共に立壁部30a。
30bを並設して成る第5図に示すケース30に上記の
コイルサブアツシー10aを含むコイルアッシーを挿入
し、プレート37に二次ターミナル34を接合する。そ
して、ホルダ31.32及びケース30で郭成され、コ
イルサブアツシーlOaとの間に形成される空間にエポ
キシ樹脂を充填し、熱硬化させて含浸固着させる。
以上のように、本実施例の点火コイルlOにおいては、
二次ボビン24は一次コイル21及び二次ボビン23に
一体成形されるので、これらの間に無駄な間隙が生ずる
ことはない。即ち、二次ボビン24は抜き勾配を考慮す
る必要がないので従来のような無駄な間隙を生ずること
なく、中空部の断面積は最小とされる。従って、点火性
能を損なうことなく点火コイル10を小型とすることが
できる。
而して、上記のように構成された点火コイルlOにおい
ては、第1図に示すように永久磁石17.18の上方が
N極となっており、磁束の流れはコア13からコア11
に向かい、コア11にてコア15.16に分岐しコア1
3に戻る閉ループとなっている。この状態での磁束の漏
洩は殆とない。一次コイル21が図示しない制御回路に
より通電され一次電流が供給されると、磁束の流れは永
久磁石17.18の磁化方向と逆方向でコア11からコ
ア13に向かう閉ループとなる。このとき、コア11か
らコア15.16へ、コア15゜16からコア13へ、
そしてコア12とコア15.16の相互間で磁束の漏洩
が生ずるが、後述するように永久磁石17.18により
漏洩磁束が低減される。そして、一次電流が遮断される
と二次コイル22に逆起電力が誘起され30乃至40k
Vの高電圧が発生する。この高電圧はダイオード36、
プレート37そして二次ターミナル34を介して図示し
ない点火プラグに印加される。尚、このダイオード36
は一次コイル21通電時に発生するl乃至3kVの電圧
によって点火プラグが飛火するのを防止するものである
本実施例においては、コア11乃至13の各コア間に介
装された永久磁石17.18により大きな有効磁束変化
を確保することができる。特に、永久磁石17.18は
一次コイル21内に収容され適切な位置に配置されてお
り、磁束の集中により従来に比し漏洩磁束が少なくなり
、コア11乃至13における局部的な磁気飽和が無くな
る。しかも、コア11乃至13の本体部の軸に直交する
断面に対する永久磁石17.18の面積比が約1.7倍
とされているので、一次コイル21による磁界が永久磁
石17.18の減磁限界に達する前にコア11乃至13
が飽和磁束密度に達し、永久磁石17.18が減磁され
ることはない。従って、一次電流の通電による起磁力に
対し一次コイル21内に形成される磁束密度が大となり
、放電エネルギーが増加する。また、磁束変化か大とな
るので二次フィル22の出力電圧が大となる。
〔発明の効果〕
本発明は上述のように構成されているので、以下に記載
する効果を奏する。
即ち、本発明の点火コイルによれば、一次コイルを巻回
した一次ボビン回りに二次ボビンを合成樹脂により一体
成形することとしているので、二次ボビンと一次コイル
との間に無駄な間隙を生ずることなく所定の点火性能を
確保しつつ小型とすることができる。
更に、筒体を軸方向に二分割した一対の部材の一方の所
定位置に永久磁石及び中心コアを配置した後、他方の部
材を接合して一次ボビンを構成し、この回りに合成樹脂
の一体成形により二次ボビンを形成するようにしたもの
にあっては、組付作業を含め製造が容易であり、しかも
二次ボビンと一次コイルとの間に無駄な間隙を生ずるこ
となく点火コイルを小型に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の点火コイルの縦断面図、第
2図は同、点火コイルの平面図、第3図は第1図中■−
■線断面図、第4図は本発明の一実施例の点火コイルの
側方からみた縦断面図、第5図は本発明の一実施例の点
火コイルの分解斜視図、第6図は本発明の一実施例にお
ける一次ボビン及び一次コイルと二次ボビンとの接合状
態を示す縦断面図、第7図は同、側方からみた縦断面図
である。 IO・・・点火コイル。 11.12.13・・・コア(中心コア)。 15.16−・・コア(外側コア)。 17.18・・・永久磁石。 21・・・一次コイル、  22・・・二次コイル。 23・・・一次ボビン、  24・・・二次ボビン。 30・・・ケース、    31.32・・・ホルダ。 230・・・部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中心コアを筒体内に収容し該筒体の外面に一次コ
    イルを巻回した一次ボビンと、該一次ボビンを筒体内に
    収容し該筒体の外面に二次コイルを巻回した二次ボビン
    と、該二次ボビンの外側に配置し前記中心コアと接合す
    る外側コアを備えた内燃機関用点火コイルにおいて、前
    記中心コアを収容し前記一次コイルを巻回した前記一次
    ボビン回りに、合成樹脂の一体成形により前記二次ボビ
    ンを形成したことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  2. (2)永久磁石及び中心コアを筒体内に収容し該筒体の
    外面に一次コイルを巻回した一次ボビンと、該一次ボビ
    ンを筒体内に収容し該筒体の外面に二次コイルを巻回し
    た二次ボビンと、該二次ボビンの外側に配置し前記中心
    コアと接合する外側コアを備えた内燃機関用点火コイル
    において、前記一次ボビンが、筒体を軸方向に二分割し
    た一対の部材から成り、該一対の部材の一方の内側の所
    定位置に前記中心コア及び前期永久磁石を配置した後前
    記一対の部材の他方を接合して筒体を構成すると共に、
    該筒体の外面に前記一次コイルを巻回し、前記一次ボビ
    ン回りに、合成樹脂の一体成形により前記二次ボビンを
    形成したことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
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