JPH04143477A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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JPH04143477A
JPH04143477A JP26661090A JP26661090A JPH04143477A JP H04143477 A JPH04143477 A JP H04143477A JP 26661090 A JP26661090 A JP 26661090A JP 26661090 A JP26661090 A JP 26661090A JP H04143477 A JPH04143477 A JP H04143477A
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JP
Japan
Prior art keywords
casing
fixed
scroll member
plate
main shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP26661090A
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English (en)
Inventor
Jiro Iizuka
二郎 飯塚
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、外部の駆動源によ、り駆動されるスクロール
型圧縮機に関する。
[従来の技術] 従来のこの種のスクロール型圧縮機は、主軸と、該主軸
を回転可能に支持する部分を一端部に有するケーシング
と、該ケーシングの他端部と協同して吐出室を構成する
第1の板体及び該第1の板体の一面に形成された第1の
うず巻体を有し上記ケーシング内に固定された固定スク
ロール部材と、第2の板体及び該第2の板体の一面に形
成され上記第1のうず巻体と噛み合う第2のうず巻体を
有し上記主軸に偏心させて連結され且つ上記ケーシング
内に旋回運動可能に配置された可動スクロール部材とを
含んでいる(例えば特開平1−271679号公報参照
)。
そして、従来のこの種のスクロール型圧縮機の場合、ケ
ーシングは、ケーシング本体と、このケーシング本体と
別体なフロントハウジングとから成っている。ケーシン
グ本体は、略カップ状で、一端が開口しており、フロン
トハウジングは、ケーシング本体の開口端を閉塞し且つ
主軸を回転可能に支持する部分と成っている。また、ケ
ーシング本体の底の部分には穴が形成されており、この
穴には、固定スクロール部材を固定する為のボルトのね
じ部分が外側から挿通される。フロントハウジングは、
ケーシング本体の開口端を閉塞するフロントエンドプレ
ートと、主軸を挿通する部分であり且つプーリを装着す
る部分である筒状のスリーブとから成る。従来の場合、
フロントエンドプレートとスリーブとは、一体に形成さ
れている場合もあるし、別体である場合もある。いずれ
にしても、従来の場合、主軸を支持する部分であるフロ
ントハウジングは、ケーシング本体がら分離している。
そして、可動及び固定画スクロール部材間の軸方向隙間
の調整の為のシムを、フロントハウジングとケーシング
の外周部とで挟持している。
一方、固定スクロール部材は、第1のうず巻体をケーシ
ング本体の開口端の方に向けてケーシング本体の内底部
近くに配置される。第1の板体には雌ネジが形成されて
おり、この雌ネジに、上述のケーシング本体の底に形成
された穴に挿通されたボルトを螺合させることにより固
定スクロール部材は、ケーシング本体内に同体される。
吐出室は、ケーシング本体の内底部と、第1の板体とで
囲まれた部分に構成されている。
従来例である特開昭55−81292号の発明に開示さ
れる構成では、ケーシング本体開口端と固定スクロール
部材間のシール材にはガスケットを使用していた。この
ためシールをする際にはガスケットを圧縮する必要があ
った。また、他の例である実願平2−24087号の考
案に示される構成においては、フロントハウジング端面
と固定スクロール部材端面で0リング状のシール部材を
挟持する構造であった。
[発明が解決しようとする課題] 上述の様に、従来の場合、ケーシング本体の底部には穴
が設けられ、固定スクロール部材には雌ネジが設けられ
ている。これら穴及び雌ネジは高精度に加工されている
が、これらの位置ずれは、排除しようにも排除できなか
った。これらの位置ずれは、そのまま固定スクロール部
材の位置ずれや固定スクロール部材の歪みの要因と成り
、この結果、第1のうず巻体と第2のうず巻体の噛合せ
精度が悪化し、固定スクロール部材と可動スクロール部
材とで構成される流体ポケットのシール性が損なわれる
と言う問題があった。
加えて従来の場合、可動スクロール部材と固定スクロー
ル部材の相対的な位置関係はボールカップリング等の回
転阻止装置、フロントハウジング、ケーシングの3要素
により保たれていた。特に、ケーシング内径とフロント
ハウジング外周のはめあい部と、固定スクロール部材の
板体外周とケーシング内径のはめあい部は、組立上の理
由からすきまばめとなっており、これが主軸軸線に直交
する径方向ずれを起こし、両スクロール部材の相対的な
位置関係を狂わせ、両スクロール部材の旋回運動は理論
上特定の一点を中心にした円を軌跡とする運動であるが
、両スクロール部材間の相対位置のずれがある場合は、
楕円軌道をとる旋回運動となり、バックラッシュを起こ
し騒音を生じると言う問題があった。
それ故に、本発明の課題は、固定スクロール部材の組付
は精度が高くしかも静粛性の高いスクロール型圧縮機を
提供することにある。
一方、従来のこの種のスクロール型圧縮機は、この外壁
面に設けられた固定用ボスや固定用アーム等の固定支持
部を介してマウント等に固定される。従来の場合、固定
支持部は、フロントエンドプレートとケーシングにそれ
ぞれ設ける場合と、ケーシング本体のみに複数個設ける
場合とがある。
フロントエンドプレートとケーシング本体に固定支持部
をそれぞれ設けた場合、固定支持部からクラッチ先端ま
での主軸軸線方向距離をクラッチの軸線方向幅に限りな
く近ずけることで、クラッチを持つ構造の圧縮機として
は最小にすることが可能となるが、主軸軸線方向に直交
する方向に複数のボルトを貫通させて圧縮機本体を固定
する仕様では、フロントエンドプレート本体側の固定支
持部端面とケーシング側の固定支持部端面の平行度の管
理がままならず、その結果として、コンプレッサー強固
な固定が不可能になってしまう。これは以下の理由によ
る。
スクロール型圧縮機の場合、固定スクロール部材の第1
のうず巻体と可動スクロール部材の第2のうず巻体は、
互いに向きを180”ずらせて噛み合わされる。従来で
は、先ず、スリーブに主軸を挿通し、回転阻止装置をフ
ロントハウジングに装着し、主軸と可動スクロール部材
とを連結し、他方、固定スクロール部材をボルトでケー
シング本体内底部に固定する。そして、主軸や可動スク
ロール部材等を装着したフロントハウジングで固定スク
ロール部材を内蔵したケーシング本体の開口端を塞ぎ、
これと同時に第1のうず巻体と第2のうず巻き体とを噛
み合せる。第1のうず巻体と第2のうず巻体の噛合い角
度の調整は、フロントハウジングを主軸の軸線を中心に
して回動させることにより行われる。この調整後、フロ
ントハウジングはボルトによりケーシング本体に固定さ
れる。この様に、従来の場合、ケーシング本体とフロン
トハウジングの相対的位置関係は、一定ではない。従っ
て、例えば、フロントハウジングに固定支持部を設け、
この固定支持部と同一平面上で並ぶようにケーシング本
体に固定支持部を設けた場合、うず巻体の噛合い角度の
調整後、これらの固定支持部が同一平面上に並ぶとは限
らない。反対に、フロントハウジングに設けた固定支持
部と、ケーシング本体に設けた固定支持部が同一平面上
に並ぶようにすると、今度は、第1のうず巻体と第2の
うず巻体の噛合わせがずれてしまう。以上の理由から、
従来では固定支持部をフロントハウジングと、ケーシン
グ本体にまたがって板敷設置することは、取りつけ上の
精度を要求される場合6まできなかった。
それ故に、本発明のもう一つのal11it圧縮機の固
定支持を確実に行うことが可能なスクロール型圧縮機を
提供することにある。
一方、従来、可動スクロール部材の自転を阻止する為に
ケーシング内には回転阻止装置力(備えられている。こ
の回転阻止装置としては、一般gこボールカップリング
が用いられている。このボールカップリングの一部品で
ある固定リングは、従来の場合、ピン等によってフロン
トハウジング:こ固定するしかなかった。この為、回転
阻止を行う上での固定リングの固定強度は、ピン等の強
度6二頼らざるを得なく、また、固定リングのビ坏1;
よる固定も煩わしいもので弗うた。
それ故に、本発明のもう一つの課題は、回転阻止装置と
してボールカップリングを用−また場合、ピン等を用い
ること無く固定リングを簡単且つ強固に固定できるよう
にしたスクロール型圧縮機を提供することにある。
また、特開昭55−81292号にみられる構成では、
ケーシング本体開口端と固定スクロール部材でガスケッ
トを挟持する為、シールをするにはガスケットを圧縮す
る必要がある。しかし、そうした場合、可動・固定画ス
クロール部材間主軸軸線方向すきまが変化してしまい正
確に上記すきまを調整する事が不可能であった。
一方、実開平2−24087号にみられる構成では、フ
ロントハウジング開口端部と固定スクロール部材に設け
られた溝と、0リング状のシール部材により吸入室側の
シールを行う構造となっている。このため、この部分は
一義的に寸法が決まってしまい、やはり上記すきまを調
整する事が不可能であった。その結果として両スクロー
ル間のシール性の低下という不都合が生じた。
それ故に、本発明のもう1つの課題は両スクロール間の
シール性を確保し、固定スクロール部材の板体とケーシ
ングの間でシールを行うことで、吸入室を構成するスク
ロール型圧縮機を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 請求項1記載の発明によれば、主軸と、該主軸を回転可
能に支持する部分を一端部に有するケーシングと、該ケ
ーシングの他端部と協同して吐出室を構成する第1の板
体及び該第1の板体の一面に形成された第1のうず巻体
を有し上記ケーシング内に固定された固定スクロール部
材と、第2の板体及び該第2の板体の一面に形成され上
記第1のうず巻体と噛み合う第2のうず巻体を有し上記
主軸に偏心させて連結され且つ上記ケーシング内に旋回
運動可能に配置された可動スクロール部材とを含むスク
ロール型圧縮機において、一端部に上記主軸を回転可能
に支持する部分を一体に有し他端部に開口端部を有した
ケーシング本体と、上記吐出室を構成し上記ケーシング
本体と別体なヘッドとで上記ケーシングが構成され、上
記固定スクロール部材が、上記ケーシング本体の開口端
部と上記ヘッドとで上記第1の板体を挟持されることに
より上記ケーシング内に固定されていることを特徴とす
るスクロール型圧縮機が得られる。
請求項2記載の発明によれば、ケーシングに第1の固定
支持部及び第2の固定支持部が設けられ、上記!111
固定支持部は上記ケーシングの上記主軸を回転可能に支
持する部分に備えられ、上記第2の固定支持部は上記ケ
ーシングの上記主軸を回転可能に支持する部分から離れ
た部分に備えられていることを特徴とする請求項1記載
のスクロール型圧縮機が得られる。
請求項3記載の発明によれば、ケーシング本体と可動ス
クロール部材との間に該可動スクロール部材の自転を阻
止するボールカップリングが備えられ、該ボールカップ
リングの一部品である固定リングが上記ケーシング本体
内に圧入されることにより上記ケーシング本体内に固定
されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
のスクロール型圧縮機が得られる。
請求項4記載の発明によれば、上記可動スクロール部材
及び上記固定スクロール部材間の軸方向すきま調整の為
のシムが、上記ケーシング本体の開口端部と上記固定ス
クロール部材に挟持され、且つ上記ケーシング本体の開
口端部付近の内径部と、上記第1の板体の外径部に設け
られたシール材により当該箇所のシールを行い吸入室を
構成することを特徴とする請求項1記載のスクロール型
圧縮機が得られる。
[作用] 請求項1記載の発明の場合、ケーシングは、主軸を回転
可能に支持する部分を一体に有するケーシング本体と、
ケーシング本体と別体で吐出室を構成するヘッドとから
成る。そして、固定スクロール部材は、その第1の板体
をケーシング本体の開口端部とヘッドとで挟持されるこ
とによりケーシング内に固定される。従って、従来のよ
うに固定スクロール部材の位置ずれや歪みの要因となる
ケーシング本体の底部に形成された穴及び第1の板体に
形成された酸ネジが存在しないので、固定スクロール部
材は、所定位置に正確に固定される。
加えて、可動スクロール部材と固定スクロール部材の相
対的な位置関係は、回転阻止装置とフロントハウジング
にのみ保たれ、従来2か所あったすきまばめの箇所が固
定スクロール部材、底板外周部とフロントハウジング内
径のはめあい部のみになるため、主軸軸線に直交する径
方向ずれを起こす要因が減った分正確に両スクロール部
材の相対的な位置関係が確保できる。また、第1のうず
巻体と第2のうず巻体の噛合わせ角度の調整は、固定ス
クロール部材をケーシング本体とヘッドとの間に固定さ
せる際に、固定スクロール部材を主軸の軸線を中心に回
動させることにより行われる。また、第1の板体には、
従来の様に固定スクロール部材を固定する為の雌ネジを
設ける必要がないので、圧縮機の全体寸法を小さくする
事が可能となる。
請求項2記載の発明の場合、第1の固定支持部がクラッ
チ傍すぐのところに備えられているので、旧Nゲージラ
イン寸法と第1の固定支持部からクラッチ側先端までの
主軸寸法が、クラッチを持つ圧縮機の構造として出来う
る最小となる。
請求項3記載の発明の場合、ケーシング本体が、主軸を
回転可能に支持する部分を一体に有するので、この部分
に、従来では不可能であった固定リングの圧入固定が可
能である。従って、固定リングを固定する上で、ピン等
を用いる必要が無く、圧入固定により固定リングが簡単
且つ強固に固定される。
請求項4記載の発明の場合、可動及び固定スクロール部
材間の軸方向すきま調整の為のシムがケーシング本体の
開口端部と固定スクロール部材に挟持され、かつ該ケー
シング本体の開口端部付近の内径部と固定スクロール部
底板外周部との間に設けられたシール材により当該箇所
のシールを行う構成としたため、可動及び固定画スクロ
ール部材間の軸方向すきまの調整と、ケーシング本体開
口端部付近の吸入室構成のためのシールを別々に行うこ
とができる。
[実施例] 第1図は請求項1、請求項3、及び請求項4に係る発明
の一実施例によるスクロール型圧縮機の断面図である。
第1図を参照して、主軸1は、細軸部2と、この細軸部
2の一端に設けられた大径部3と、この大径部3に偏心
して設けられたクランクビン4とから成る。
ケーシング10は、ケーシング本体11とヘッド12と
で構成されている。
ケーシング本体11は、その一端部に突出部13を一体
に有している。この突出部13は、二段に形成されてお
り、略漏斗状を呈する。突出部13は、主軸1を回転可
能に支持する部分であり、従来のフロントハウジングに
相当する部分である。
突出部13の一端部には、ボールベアリング14が備え
られており、このボールベアリング14により、主軸1
の細軸部2が回転可能に支持されている。突出部13の
他端部には、ボールベアリング15が備えられており、
このボールベアリング15により、主軸1の大径部3が
回転可能に支持されている。ケーシング本体11の他端
は、開口している。この開目端部には、雌ネジ16が一
定間隔に形成されている。
ケーシング本体11の突出部13には、二つの筒状の固
定支持部17が一体に形成されている。
これらの固定支持部17によりケーシング10は、マウ
ント等(図示せず)に固定される。ケーシング本体11
の中央部には、吸入ボート(図示せず)が設けられてい
る。
ヘッド12は、略皿状であり、ケーシング本体11から
分離している。ヘッド12の周縁部には、雌ネジ16と
対向するように一定間隔に穴18が形成されている。ヘ
ッド12には、吐出ポート(図示せず)が設けられてい
る。
固定スクロール部材20は、Mlの板体21とこの第1
の板体21の一面に形成された第1のうず巻体22とか
ら成る。第1の板体21は、ヘッド12と協同して吐出
室23を構成する。この第1の板体21は、フランジ部
24を有している。
フランジ部24には、穴25が形成されている。
この穴25の直径は、後述のボルト35の直径よりも大
きい。フランジ部24のケーシング本体11側面には、
シム26が配置され、フランジ部24のヘッド12側面
には、ガスケット27が配置されている。第1の板体2
1の外周部は、シール材28を介在させてケーシング本
体11の内壁に密接している。この結果、ケーシング本
体11内には、吸入室11aが構成される。第1の板体
21には、吐出孔29が設けられている。また、第1の
板体21には、吐出孔29を開閉する吐出弁30と、こ
の吐出弁30の開角度を規制するバルブリテーナ31が
、ボルト32により固定されている。
ボルト35は、そのねじ部分を、ヘッド12に形成され
た穴18及びフランジ部24に形成された穴25に挿通
され、ケーシング本体11に形成された雌ネジ16に螺
合される。この結果、ヘッド12は、フランジ部24を
介してケーシング本体11に固定されると共に、固定ス
クロール部材20は、その第1の板体21をケーシング
本体11とヘッド12の間に挾み込まれ、これにより固
定スクロール部材20は、ケーシング10内に固定され
る。
可動スクロール部材40は、第2の板体41と、この第
2の板体41の一面に形成された12のうず巻体42と
から成る。可動スクロール部材40は、ケーシング10
内に旋回運動可能に配置されている。第2の板体41の
他面には、ボス部43が形成されている。このボス部4
3内には、二ドルベアリング44を介在させてブツシュ
45が回転可能に配置されている。ブツシュ45には、
偏心孔46が設けられている。この偏心孔46には、主
軸1のクランクピン4が挿入されており、これにより可
動スクロール部材40は、主軸1に偏心させて連結され
ている。第2のうず巻体42は、第1のうず巻体22と
180’角度をずらせて噛み合わされている。
ケーシング本体11の突出部13と第2の板体41との
間には、回転阻止装置としてのボールカップリング50
が備えられている。このボールカップリング50により
可動スクロール部材40は、その旋回運動の際に回転(
自転)を阻止される。
このボールカップリング50は、一定間隔に多数形成さ
れた穴51を有する固定リング52と、固定リング52
に密着し穴51の一端を塞ぐ固定レース(図示せず)と
、穴51に対応して形成された穴53を有する可動リン
グ54と、可動リング54に密着して穴53の一端を塞
ぐ可動レース(図示せず)と、二つの穴51.53の中
に配置されたボール55とから成る。固定リング52は
、ケーシング本体11内に圧入されている。これにより
固定リング52は、ケーシング本体11内に固定されて
いる。可動リング54は、第2の板体41の背面に固定
されている。
突出部13の先端部外周には、ボールベアリング60を
介してプーリ61が回転可能に備えられている。また、
突出部13の先端部には、励磁コイル62を内蔵した継
鉄部63が取り付けられている。主軸1の先端部には、
ハブ64が取り付けられている。ハブ64には、板バネ
65の一端及びストッパープレート66が、リベット6
7により固定されている。板バネ65の他端には、アー
マチュアプレート68がリベット69により固定されて
いる。上述のプーリ61、励磁コイル62、継鉄部63
、ハブ64、ストッパープレート66、アーマチュアプ
レート68等で、電磁クラッチが構成されている。この
電磁クラッチにより、外部の駆動源、例えば、エンジン
からの駆動力が、接断可能に主軸1に伝達される。
本実施例は、上述のように構成されてるが、第1のうず
巻体22と第2のうず巻体42の噛合せ。
角度の調整は、固定スクロール部材20を固定する際に
、固定スクロール部材20を主軸1の軸線を中心にして
回動させることにより行うことができる。また、固定ス
クロール部材2oの主軸lの軸線方向の位置調整は、シ
ム26の厚さを変えることにより行うことができる。
第2図は請求項2記載の発明の一実施例によるスクロー
ル型圧縮機の断面図である。
本実施例は、第1図に示す実施例と略同構成であるので
、構成が異なる部分についてのみ説明する。
本実施例のヘッド12は、吐出孔29を取り囲む様にし
て形成された隔壁80を有している。この隔壁80の先
端部は、シール材81を介在させて第1の板体21に当
接している。これにより、ヘッド12と第1の板体21
の間には、吐出室82及び吸入室83が構成されている
。第1の板体21には、連通孔84が設けられている。
この連通孔84を通じて、ケーシング本体11の内側に
構成されている取込空間85と、吸入室83とが連通し
ている。
突出部13には、筒状の第1の固定支持部91が二つ設
けられている。第1の固定支持部91は、旧Nゲージラ
イン寸法を小さくする為に、プーリ61の近傍に位置さ
せである。一方、ヘッド12には、筒状の第2の固定支
持部92が二つ設けられている。このようにヘッド12
に第2の固定支持部92を設けてこれらを突出部13か
ら離しである。この為、第1の固定支持部91と第2の
固定支持部92の間隔が開き、これらの固定支持部91
.92による固定支持が強固となる。第1の固定支持部
91と、第2の固定支持部92とは、それらの端部が同
一平面上に並ぶように形成されている。
尚、第2の固定支持部は、例えば、ケーシング本体11
の開口端部近傍に設けても良い。要するに、第2の固定
支持部は、突出部13から離れていれば良い。
[発明の効果] 請求項1記載の発明によるスクロール型圧縮機は、第1
の板体をケーシング本体とヘッドとで挟持することによ
り固定スクロール部材をケーシング内に固定するので、
固定スクロール部材の位置ずれや歪みを排除することが
でき、固定スクロール部材の組付は精度を高くすること
ができる。この結果、流体ポケットのシール性を向上さ
せることができる。
また、本発明は、第1の板体の厚みを薄くすることがで
きるので、圧縮機の全長寸法を小さくすることが可能で
ある。
また、本発明は、従来、ケーシング本体の底部に形成さ
れていた穴が必要で無いので、その分、従来よりもシー
ルする箇所が少な(、密閉性に優れている。
更に、本発明は、ケーシング本体が主軸を回転可能に支
持する部分を一体に有するので、各構成部品を上から積
み重ねて組み立てて行くことが可能となり、この結果、
組立の自動化をすることが可能となった。
一方、圧縮機の運転中、ガス圧縮により固定スクロール
部材を味噌すり運動させようとするモーメントが生じる
が、従来の場合、固定スクロール部材はケーシング本体
の底部にボルトにより固定されていたので、この味噌す
り運動によりケーシング本体の底部に生じる応力を減じ
る方法は、ケーシングを補強する以外になか9たが、本
発明の場合、固定スクロール部材はその板体の最外周部
分をケーシング本体の開口端部とヘッドとの間に挟持さ
れることにより固定支持されるので、味噌すり運動を生
じさせるモーメントが作用する部分から固定支持部分ま
での間隔が大きく、従って、味噌すり運動を生じさせる
モーメントに抗する力が強く、板体やケーシングに生じ
る応力が小さいため補強を必要としない。
請求項2記載の発明によるスクロール型圧縮機は、上述
の効果の他に次の効果を有する。
本発明は、第1の固定支持部が主軸を回転可能に支持す
る部分に備えられ、第2の固定支持部が主軸を回転可能
に支持する部分から離れた部分に備えられているので、
第1の固定支持部と第2の固定支持部の間隔を大きくす
ることができ、この為、これらの固定支持部による固定
支持を強固に行うことができる。
また、本発明は、第1の固定支持部が主軸を回転可能に
支持する部分に備えられているので、旧Nゲージライン
寸法を小さくすることができる。
更に、本発明は、第1及び第2の固定支持部の設置場所
の自由度が大きく、スクロール型圧縮機の取付方法が多
彩となり、また、スクロール型圧縮機をマウントに取り
付ける際のレイアウト上の制約を大いに解消することが
できる。
請求項3記載の発明によるスクロール型圧縮機は、ボー
ルカップリングの固定リングの固定を簡単且つ強固に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1並びに請求項3に係る発明の一実施例
によるスクロール型圧縮機の断面図、第2図は請求項2
記載の一実施例によるスクロール型圧縮機の断面図であ
る。 1・・・主軸、2・・・細軸部、3・・・大径部、4・
・・クランクビン、10・・・ケーシング、11・・・
ケーシング本体、12・・・ヘッド、13・・・突出部
、14.15・・・ボールベアリング、16・・・雌ネ
ジ、17・・・固定支持部、18・・・穴、20・・・
固定スクロール部材、21・・・第1の板体、22・・
・第1のうず巻体、23・・・吐出室、24・・・フラ
ンジ部、25・・・穴、26・・・シム、27・・・ガ
スケット、28・・・シール材、29・・・吐出孔、3
0・・・吐出弁、31・・・バルブリテーナ、32・・
・ボルト、35・・・ボルト、40・・・可動スクロー
ル部材、41・・・第2の板体、42・・・第2のうず
巻体、43・・・ボス部、44・・・ニードルベアリン
グ、45・・・ブツシュ、46・・・偏心孔、5o・・
・ボールカップリング、51・・・穴、52・・・固定
リング、53・・・穴、54・・・可動リング、55・
・・ボール、6o・・・ボールベアリング、61・・・
プーリ、62・・・励磁コイル、63・・・継鉄部、6
4・・・ハブ、65・・・板バネ、66・・・ストッパ
ープレート、67・・・リベット、68・・・アーマチ
ュアプレート、80・・・隔壁、81・・・シール材、
82・・・吐出室、83・・・吸入室、84・・・連通
孔、85・・・取込空間、91・・・第1の固定支持部
、92・・・第2の固定支持部。 深

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.主軸と、該主軸を回転可能に支持する部分を一端部
    に有するケーシングと、該ケーシングの他端部と協同し
    て吐出室を構成する第1の板体及び該第1の板体の一面
    に形成された第1のうず巻体を有し上記ケーシング内に
    固定された固定スクロール部材と、第2の板体及び該第
    2の板体の一面に形成され上記第1のうず巻体と噛み合
    う第2のうず巻体を有し上記主軸に偏心させて連結され
    且つ上記ケーシング内に旋回運動可能に配置された可動
    スクロール部材とを含むスクロール型圧縮機において、
    一端部に上記主軸を回転可能に支持する部分を一体に有
    し他端部に開口端部を有したケーシング本体と、上記吐
    出室を構成し上記ケーシング本体と別体なヘッドとで上
    記ケーシングが構成され、上記固定スクロール部材が、
    上記ケーシング本体の開口端部と上記ヘッドとで上記第
    1の板体を挟持されることにより上記ケーシング内に固
    定されていることを特徴とするスクロール型圧縮機。
  2. 2.ケーシングに第1の固定支持部及び第2の固定支持
    部が設けられ、上記第1の固定支持部は上記ケーシング
    の上記主軸を回転可能に支持する部分に備えられ、上記
    第2の固定支持部は上記ケーシングの上記主軸を回転可
    能に支持する部分から離れた部分に備えられていること
    を特徴とする請求項1記載のスクロール型圧縮機。
  3. 3.ケーシング本体と可動スクロール部材との間に該可
    動スクロール部材の自転を阻止するボールカップリング
    が備えられ、該ボールカップリングの一部品である固定
    リングが上記ケーシング本体内に圧入されることにより
    上記ケーシング本体内に固定されていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載のスクロール型圧縮機。
  4. 4.上記可動スクロール部材及び上記固定スクロール部
    材間の軸方向すきま調整の為のシムが、上記ケーシング
    本体の開口端部と上記固定スクロール部材に挟持され、
    且つ上記ケーシング本体の開口端部付近の内径部と、上
    記第1の板体の外径部に設けられたシール材により当該
    箇所のシールを行い吸入室を構成することを特徴とする
    請求項1記載のスクロール型圧縮機。
JP26661090A 1990-10-05 1990-10-05 スクロール型圧縮機 Pending JPH04143477A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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