JPH04141970A

JPH04141970A - 平型電力ケーブルの接続部

Info

Publication number: JPH04141970A
Application number: JP2262197A
Authority: JP
Inventors: Noriyasu Furukawa; 古川　典保; Shigetaka Yano; 矢野　重孝; Morio Sugimura; 杉村　守夫; Tadashi Kase; 加瀬　正
Original assignee: Kandenko Co Ltd; Showa Electric Wire and Cable Co
Current assignee: Kandenko Co Ltd; SWCC Corp
Priority date: 1990-09-29
Filing date: 1990-09-29
Publication date: 1992-05-15
Anticipated expiration: 2015-07-24
Also published as: JP3068845B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、配線方向の相違する平型電力ケーブルを相互
に接続するための接続部に関する。

（従来の技術）ビルや工場等の建造物では、従来、光量の送電容量の大
きな電カケープルやバスダクトが配線されていた。しか
し、最近では送電容量が太き（、かつ低インピーダンス
の平型の電カケープルが用いられてきている。

ところで、建造物内では配線方向の相違する平型電力ケ
ーブルを相互に接続する必要がある。このため、従来は
接続すべき各平型電力ケーブルの端末を重ね合わせてケ
ーブル導体を圧着端子にて接続し、又は露出させたケー
ブル導体を圧縮スリーブにて相互に接続し、その後絶縁
テープを巻付けるようにしていた。

（発明が解決しようとする課題）しかし、この接続に用いられる圧着工具や圧縮工具は比
較的大きな形状を有しているので、重量が大きく、この
ため、高所に配線した平型電力ケーブルを接続する場合
にはこの重量の大きな工具を吊り上げ、足場の悪い場所
で圧着等の作業を行なわなければならない。従って、作
業者に多大な労力と困難な作業を強いる欠点があった。

また、各ケーブル導体毎に圧縮スリーブを取付ける場合
には、ケーブル導体の本数が多いと、この圧縮作業に多
大な手間と時間を要し、更に各ケーブル導体の所定の位
置に圧縮スリーブを揃えて取付け、かつ絶縁テープを巻
付けるためには熟練した作業者を必要としてしまう。

本発明はこのような点を解決するためになされたもので
、簡単かつ作業性よく配線方向の相違する平型電力ケー
ブルを相互に接続することができる平型電力ケーブルの
接続部を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）本発明の平型電力ケーブルの接続部は、一方の平型電力
ケーブルのケーブル導体を一端側で挟持し、配線方向の
相違する他方の平型電力ケーブルのケーブル導体を他端
側で挟持する複数対の接続導体板と、各一対の接続導体
板が絶縁材を介してその厚さ方向に沿って並列に配され
るケーシングと、端部に位置する接続導体板に厚さ方向
への押圧力を加える押圧機構とを備えることを特徴とす
る。

（作用）各一対の接続導体板間の一端側に一方の平型電力ケーブ
ルのケーブル導体を挿入、配置すると共に、他端側に配
線方向の相違する他方の平型電力ケーブルのケーブル導
体を挿入、配置する。

そして、押圧機構により端部の接続導体板に厚さ方向へ
の押圧力を加える。

従って、各一対の接続導体板がこの押圧力で他端側に移
動しつつ相互に接近し、ケーブル導体を挟持する。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。

第１図は本発明に係る平型電力ケーブルの接続部の縦断
面図であり、第２図は同接続部の横断面図である。

これらの図において、１はケーシングを示している。こ
のケーシングｌは立方体形状を有し、方の側壁に、第２
図に示すように、矩形状の開口部ＩＡが形成されている
。この開口部ＩＡにはケーブル導入用の中空の突出部Ｉ
Ｂが設けられ、突出部ＩＢには第２図及び第４図に示す
ように、カバ一部材２が嵌合されている。また、ケーシ
ング１の天壁には矩形状の他の開口部（図示せず）が形
成され、この開口部には上方に突出するケーブル導入用
の中空の他の突出部ＩＣ（第１図参照）が設けられてい
る。この突出部ＩＣには、第１図及び第４図に示すよう
に、カバ一部材３が嵌合されている。

カバ一部材２には横方向に重ね合わされて配線されてい
る複数の平型電力ケーブル４の端末が挿入されている。

これらの平型電力ケーブル４はそれぞれ各相のケーブル
導体４Ｕ、４Ｖ、４Ｗが並行に配され、その上に絶縁層
が設けられている。また、カバ一部材３には上下方向に
配線されている複数の平型電力ケーブル５の端末が挿入
されている。これらの平型電力ケーブル５も同一構成を
有し、各相のケーブル導体５Ｕ、５Ｖ、５Ｗを有してい
る。そして、これらの平型電力ケーブル４．５の端末で
はケーブル導体が露出している。

ケーシング１内には三対の接続導体６Ａ。

６Ｂ、７Ａ、７Ｂ、８Ａ、８Ｂが配されている。

これらの接続導体板６Ａ等は、第３図に示すように、矩
形状の板状導体板から形成され、一端側に断面略半円形
の複数の係入溝９が横方向に沿って隣接して設けられ、
他端側に断面略半円形の複数の係入溝１ｏが縦方向に沿
って隣接して設けられている。これらの係入溝９．１０
にはねじ山状の凹凸が形成されている。尚、接続導体板
６Ｂ。

７Ｂ、８Ｂは上記接続導体板６Ａ等よりも薄肉に形成さ
れている。

三対の接続導体板６Ａ、６Ｂ、７Ａ、７Ｂ。

８Ａ、８Ｂはケーシング１内に厚さ方向に沿って並列に
配され、各一対の接続導体板６Ａ、６Ｂと、７Ａ、７Ｂ
及び８Ａ、８Ｂは係入溝９．１０の設けられている面が
相互に対向している。そして、これら各一対の接続導体
板はそれぞれ絶縁体１１の凹部に嵌合されている。これ
らの絶縁体１１の上下面とケーシング１の天壁及び底壁
との間ニは絶縁板１２が配されている。また、一端側に
位置する接続導体板６Ａの係入溝を有しなｌ／）背面側
には他の絶縁体１３が配され、この絶縁体１３とケーシ
ング１の背壁の内壁面との間にはスペーサ１４が配され
ている。このスペーサ１４の一部はケーシング１を上方
に貫通している。尚、絶縁体１１．１３及び絶縁板１２
はガラス繊維強化エポキシ樹脂（ＧＦＲＰ）の如き硬質
の絶縁材より形成されている。

他端側に位置する接続導体板８Ｂ側のケーシング１の空
間には押圧機構１６が設けられている。

この押圧機構１６は接続導体板８Ｂの両端側に配されて
いる一対の第１のクサビ部材１７と、これらクサビ部材
１７の各こう配置１７ａに面接触するこう配置Ｌ８ａを
有する一対の第２のクサビ部材１８とを有している。第
１のクサビ部材１７゜１７は他端側の絶縁体１１と第２
のクサビ部材１８との間に移動可能に配され、先細の下
端が支持ブロック１５に当接、支持されている。第２の
クサビ部材１８．１８には上方より押圧調整ボルト１９
のねじ部２０が螺入されている。これらの押圧調整ボル
ト１９はケーシング１を上方に貫通し、このケーシング
１にベアリング等を介して定位置で回動するように支持
されている。即ち、これらの押圧調整ボルト１９の頭部
１９ａをドライバー等にて所定方向に回動すると、第２
のクサビ部材１８．１８は上動するので、第１のクサビ
部材１７．１７が移動して接続導体板８Ｂをその厚さ方
向に絶縁体１１を介して押圧する。尚、各絶縁体１１か
らは薄肉状の仕切板２１が横方向及び上方向へ突出し、
これらの仕切板２１は、第１図及び第２図に示すように
、カバ一部材２．３にそれぞれ伸長して各相のケーブル
導体が接触するのを防止している。

次に、本発明の接続部の使用態様を説明する。

先ず、横方向に配線されている複数の平型量カケープル
４の各相のケーブル導体４Ｕ、４Ｖ。

４Ｗをカバ一部材２に通して各一対の接続導体板６Ａと
６Ｂ、７Ａと７Ｂ、８Ａと８Ｂの一端側の間に横方向よ
り挿入、配置する。この場合各ケーブル導体４Ｕ等を係
入溝９に係入させる。

また、上下方向に配線されている複数の平型量カケープ
ル５の各相のケーブル導体５Ｕ、５Ｖ。

５Ｗをカバ一部材３に通して各一対の接続導体板６Ａと
６Ｂ、７Ａと７Ｂ、８Ａと８Ｂの他端側の間に上方より
挿入、配置する。この場合各ケーブル導体５Ｕ等を係入
溝１０に上方より係入させる。

次に、押圧調整ボルト１９．１９を回動し、第２のクサ
ビ部材１８．１８を上動させることにより、第１のクサ
ビ部材１７．１７を移動させ、絶縁体１１を介して接続
導体板８Ｂにその厚さ方向への押圧力を加える。従って
、接続導体板８Ｂがスペーサ１４側に移動し、それに伴
って他の接続導体板８Ａ等も移動するので、一対の接続
導体板６Ａ、６Ｂがケーブル導体４Ｕ群とケーブル導体
５Ｕ群を挟持し、又一対の接続導体板７Ａ、７Ｂがケー
ブル導体４ｖ群とケーブル導体５ｖ群を挟持し、更に一
対の接続導体板８Ａ、８Ｂがケーブル導体４Ｗ群とケー
ブル導体５Ｗ群を挟持する。

この場合多接続導体板の係入溝９．１０にはねじ山状の
凹凸が設けられているので、ケーブル導体を確実に挟持
することができる。

上記した押圧機構１６は本実施例に限定されず、ケーシ
ング１の側壁に押付ボルトを貫挿させ、この押付ボルト
により絶縁体１１を介して接続導体板８Ｂに押圧力を加
えてもよく、更には弾性部材によって接続導体板８Ｂに
押圧力を加えてもよい。

ところで、各接続導体板６Ａ等には平型量カケープル５
の配線位置に合わせて係入溝１０を設ければよく、例え
ば、係入溝１０を係入溝９に対して斜めに設けることで
平型量カケープル５を任意の角度で配線することができ
る。

また、各接続導体板６Ａ等を略中央で屈曲させることに
より、ねじれた位置で平型量カケープル５を配線するこ
とができる。

更に、各接続導体板６Ａ等を直角に曲げることにより、
平型量カケープル４に対してその幅方向に直交させて平
型量カケープル５を配線することも可能である。

（発明の効果）以上説明したように、本発明によれば、各一対の接続導
体板の一端側に一方の平型量カケープルのケーブル導体
を挿入、配置し、他端側に配線方向の相違する他方の平
型量カケープルのケーブル導体を挿入、配置し、端部の
接続導体板に押圧機構により厚さ方向への押圧力を加え
て各一対の接続導体板によりケーブル導体を挟持するよ
うにしたので、簡単な作業で作業性よく配線方向の相違
する平型量カケープルを相互に接続することができる上
に、端子付けやテーピング作業等が不要になることから
熟練者を必要としない接続部を提供することができる。

また、絶縁テープを巻付ける場合に比べて接続部の外観
及び絶縁特性が優れたものとなる利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る平型量カケープルの接続部の縦断
面図、第２図は同接続部の横断面図、第３図は本発明に
係る接続導体板の斜視図、第４図は同接続部の正面図で
ある。１−−−−−−−−−−−ケーシング、４．５−−−一
−−−−−平型電力ケーブル、４Ｕ〜４Ｗ、　５０〜５
Ｗ−−−−−ケーブル導体、６Ａ、　６Ｂ、　７Ａ、　
７Ｂ、　８Ａ、　８Ｂ　−−一接続導体板、９．１０−
−−−−−−一係人溝、１１．１３−−−−−−一絶縁体、１６−−−−−−−−−−押圧機構、１７−−−−−−−−−−第１のクサビ部材、１８−−
−一−−−−−−第２のクサビ部材、１９−一−−−−
−−−−押圧調整ボルト。代理人　弁理士　佐　藤　幸　男　。（他１名）１−−−−−−−−−一−ケー−・−グ４．５−−−−
−−−−一半型電力ヶーフル４Ｕ〜４Ｗ、５Ｕ〜５Ｗ−
−−−クーク゛ル傳体５６Ａ、田、７Ａ、７Ｂ、８４，
８Ｅｌ　−−一接彰輪板９．１０−−−−−−−−＋石
λ溝＋＋、　＋３−−−−−−一絶壕化＋６−−−−−−−　　−一壇印Ｈ＋７−−−−＝、−−一一第１のり丈ビ前オ１８−−−
−−−−−−−質２のクサビ部材＋９−−−−−−−−
一押Ｂｌ：＆ＰｉホルトＩ１Ｊ・１Ｖτ 第「図

Claims

【特許請求の範囲】

配線方向の相違する平型電力ケーブルを相互に接続する
ための接続部であって、一方の平型電力ケーブルのケー
ブル導体を一端側で挟持し、配線方向の相違する他方の
平型電力ケーブルのケーブル導体を他端側で挟持する複
数対の接続導体板と、各一対の接続導体板が絶縁材を介
してその厚さ方向に沿って並列に配されるケーシングと
、端部に位置する接続導体板に厚さ方向への押圧力を加
える押圧機構とを備えることを特徴とする平型電力ケー
ブルの接続部。