JPH04138503U - 点検装置 - Google Patents

点検装置

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JPH04138503U
JPH04138503U JP3936291U JP3936291U JPH04138503U JP H04138503 U JPH04138503 U JP H04138503U JP 3936291 U JP3936291 U JP 3936291U JP 3936291 U JP3936291 U JP 3936291U JP H04138503 U JPH04138503 U JP H04138503U
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JP3936291U
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Inventor
博司 下山
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は高効率でかつ点検途中に停止等のト
ラブルのないボイラ等の点検装置を提供しようとするも
のである。 【構成】 本考案は被点検面に垂直方向ならびに水平方
向に敷設されたレールと、上記被点検面の影像を送るカ
メラ等が搭載され上記水平レールに沿って走行する点検
台車と、これを移載する台車を下部に有し、上部ウイン
チから吊下げた昇降台車と、上部ウインチ室の中継盤か
ら昇降台車の中継盤を経て点検台車に接続した電源、制
御ケーブルとを備えたことを特徴とする点検装置を構成
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば火力発電所におけるボイラなどの保守点検に適用される点検 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、火力発電所などにおけるボイラの保守点検は人手により行われており、 ボイラの保守点検のために遠隔自動化された点検装置はない。図4は従来、一般 に用いられている点検装置をボイラの保守点検に適用した場合の構造説明図であ る。
【0003】 図において、ボイラBの1F〜10Fの各階毎に閉ループの水平レール30が 敷設されており、この水平レール30に沿ってITVカメラ等が搭載された点検 台車31を走行させる。点検台車31の駆動はバッテリによるモータのピニオン ギヤを水平レール30のラックに噛み合わせて行い、走行と点検の制御には無線 が用いられている。なお、水平レール30は破線で示すようにボイラBの全階を 連続した1閉ループにして敷設される場合もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の点検装置には解決すべき次の課題があった。
【0005】 即ち、上記のような従来の一般に用いられている点検装置においてレールが各 階毎に閉ループになっている場合には10階まであるボイラには10台もの点検 台車が必要で、その保守費ならびに設備費が膨大となる。また、レールが全階で 連続した1閉ループになっている場合には点検台車は1台でよいが、その走行距 離は1辺24m、高さ60mのボイラとして24m×4辺×10階+60m=1 024mと、1Km以上の長さとなり、部分的な保守点検を行うには能率が悪い 。また、電源がバッテリ方式の場合には長時間の充電を必要とするとともに点検 密度が粗くなる。また、バッテリの積載スペースおよび駆動力を多く必要とし狭 隘部を通過するのが難しい。また、電源ならびに制御がケーブル方式の場合には 例えば24m×4辺など大きな閉ループに対しては、ケーブルの引き廻しが極め て困難であり、ケーブル方式は実際には使えない。さらに制御が無線方式の場合 にはボイラ建屋の陰の狭隘部に入り込むと障害があり、他所からの混信も含めて 信頼性に乏しく、重要なデータが扱えない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題の解決手段として、被点検面に垂直方向ならびに水平方向に 敷設されたレールと、上記被点検面の影像を送るカメラ等が搭載され上記水平レ ールに沿って走行する点検台車と、これを移載する台車を下部に有し、上部ウイ ンチから吊下げた昇降台車と、上部ウインチ室の中継盤から昇降台車の中継盤を 経て点検台車に接続した電源、制御ケーブルとを備えたことを特徴とする点検装 置を提供しようとするものである。
【0007】
【作用】
本考案は上記のように構成されるので次の作用を有する。
【0008】 即ち、本考案に係る点検装置においては、カメラ等を搭載した点検台車が昇降 装置により、各階の被点検面の水平方向に敷設されたレールに、点検の重要度に 応じて最短距離で乗せ換えアクセスできるので効率が良い。また点検台車の駆動 はケーブル処理装置により、ケーブルで行われるので点検台車を駆動する電源を 必要とせず、バッテリに係る問題が解決されるとともに、設備費ならびに保守費 が安くなる。また、点検の制御ならびにデータ通信を短かいケーブルを介して行 うことができるので、その信頼性が向上する。
【0009】
【実施例】
本考案の一実施例を図1〜図3により説明する。
【0010】 図1は本実施例に係るボイラ点検装置の構成説明図、図2及び図3はその要部 詳細図である。これらの図において、本実施例に係るボイラ点検装置はITVカ メラ12等を搭載した点検台車5がボイラBの側壁面に敷設されたレールに沿っ て走行するようになっている。
【0011】 図1は本装置のシステムを示しており、ボイラBの四周の1/2をカバーする ようにその側壁中央の上部にウインチ室1を設置、これより下方に垂直レール2 を敷設して昇降台車3を吊下げ、一方で各階に水平レール4を魚骨状に敷設し、 昇降台車3により上下搬送される点検台車5を左右に移載する。
【0012】 図2、図3はその具体例を示し、電動ウインチ6から垂らしたワイヤ7に垂直 レール2にガイドされる昇降台車3を吊下げ、同昇降台車3の下部に設けた分岐 レール8に移載台車9を搭載、電磁クラッチ10で点検台車5を自動脱着できる ようにする。
【0013】 図3において点検台車5には搭載アーム11を取付け、その先端部に目視点検 用のITVカメラ12と照明13、炉壁からのガスリークを発見するための赤外 線カメラ14、機器異常に伴なう異音検出のためのマイクロホン15、異常振動 検出のための超音波センサー16等人に代る遠隔自動点検用各種センサーを搭載 する。中央制御室と結線された中継盤17をウインチ室1に設置これから制御ケ ーブル18を垂らし、重錘20付動滑車19を介して昇降台車3内に設けた中継 盤21に入力、それからの出力の制御ケーブル22にも重錘24付動滑車23を 介して昇降台車3から下方へ突出したアームに固定した滑車25に通して点検台 車5に入力接続する。
【0014】 なお、上記構成に中継盤17,21が2台用いられる理由は最上部のウインチ 室1内の中継盤から垂直レール2に沿ってのみ上下移動する昇降装置までのケー ブル長と、次に昇降装置から水平レール4に沿って水平移動する点検台車5まで のケーブル長を分割して、それぞれの移動量に対応して伸縮できる様にしたこと で、すべてを一本のケーブルで接続する場合に比し、短いケーブル長で制御を可 能にするためである。
【0015】 このようにして電動ウインチ6で昇降台車3を上下動させ、点検台車5を搬送 、所定の階の水平レール4の所で停止、移載台車9ですべり込ませ、電磁クラッ チ10で結合を解き、点検台車5を自走させて点検を行わせる。この過程で制御 ケーブル18,22は伸縮して追従する。次に点検台車5がバックして電磁クラ ッチ10で吸着して移載台車9で水平レール4から取外し、反対側あるいは上又 は下の水平レール4に順次移載して行き、点検の必要度に応じて最短距離でアク セスできるので効率が良く。例えば一辺が24mで高さ60mのボイラBの2面 に対して1システムを設けた場合には最長距離を24m+60m=84mに抑え ることができる。また点検用電源はケーブルから供給されるので、バッテリに係 る問題が解決され、小型軽量化できて狭隘部への進入も可能となり、充電による 点検中断がなくなると共に、放電による途中停止のトラブルが解消される。また 、移載台車9によって水平レール4の出入り量lがあってもよく、その取付精度 を要しない。
【0016】 なお、本考案に係る点検装置は上記の実施例のみに限定されるものではなく、 ボイラ以外の各種点検にも適用が可能なものである。
【0017】
【考案の効果】
本考案は上記のように構成されるので次の効果を有する。
【0018】 即ち、本考案に係る点検装置によればボイラに対する点検の効率が良く、充電 による点検中断がなくなるとともに放電による途中停止のトラブルが解消し、設 備費ならびに保守費が安く、点検の制御ならびにデータ通信の信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るボイラ点検装置の斜視
図である。
【図2】上記実施例の主要部正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】従来の一般の点検装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ウインチ室 2 垂直レール 3 昇降台車 4 水平レール 5 点検台車 6 電動ウインチ 7 ワイヤ 8 分岐レール 9 移載台車 10 電磁クラッチ 11 搭載アーム 12 ITVカメラ 13 照明 14 赤外線カメラ 15 マイクロホン 16 超音波センサ 17 中継盤 18 制御ケーブル 19 動滑車 20 重錘 21 中継盤 22 制御ケーブル 23 動滑車 24 重錘 25 滑車

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被点検面に垂直方向ならびに水平方向に
    敷設されたレールと、上記被点検面の影像を送るカメラ
    等が搭載され上記水平レールに沿って走行する点検台車
    と、これを移載する台車を下部に有し、上部ウインチか
    ら吊下げた昇降台車と、上部ウインチ室の中継盤から昇
    降台車の中継盤を経て点検台車に接続した電源、制御ケ
    ーブルとを備えたことを特徴とする点検装置。
JP3936291U 1991-05-29 1991-05-29 点検装置 Withdrawn JPH04138503U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3936291U JPH04138503U (ja) 1991-05-29 1991-05-29 点検装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3936291U JPH04138503U (ja) 1991-05-29 1991-05-29 点検装置

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JPH04138503U true JPH04138503U (ja) 1992-12-25

Family

ID=31920651

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JP3936291U Withdrawn JPH04138503U (ja) 1991-05-29 1991-05-29 点検装置

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