JPH04136842A - 写真用ロールフィルム及びその包装体 - Google Patents

写真用ロールフィルム及びその包装体

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JPH04136842A
JPH04136842A JP25892390A JP25892390A JPH04136842A JP H04136842 A JPH04136842 A JP H04136842A JP 25892390 A JP25892390 A JP 25892390A JP 25892390 A JP25892390 A JP 25892390A JP H04136842 A JPH04136842 A JP H04136842A
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shielding
spool
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福川 将文
Kazuo Aoki
一夫 青木
Hiroyuki Nakayama
中山 洋幸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は写真用ロールフィルムの遮光性の改善と巻太り
防止のための技術手段に関する。
〔従来の技術〕
120タイプ、220タイプ等の写真用ロールフィルム
は第20図に示すように遮光紙31とハロゲン化銀感光
材料フィルム35とが一緒にスプール32に巻きこまれ
、巻き終わりは封紙34が貼られて解は止めされる構成
にしである。
したがってハロゲン化銀感光材料フィルムはスプールフ
ランジと遮光紙によって遮光保護されている。
しかし、スプールフランジと遮光紙の間にわずかな隙間
があると漏光して光かふり故障になる。
これは第21図に示すようにカメラに装填されて前記ス
プール32と同寸法の巻き取−りスプール33に巻かれ
る場合も全く同しで、フランジ間隔!、と遮光紙幅寸法
ρ2とは同しか又は遮光紙幅寸法β2の方が大となって
いなくては遮光の本来の機能は満たせない。
しかし、この条件を満たし遮光紙幅寸法12がスプール
のフランジ間隙!8よりあまり大きくなると遮光紙がフ
ランジ間におさまろうとするには抵抗力が大きくなり結
果的に巻きがゆるくなり、巻き太りとなって遮光性が悪
化し写真フィルムの縁に光カブリを発生させる。
ひどくなると遮光紙がフランジ外周にのり上げ遮光紙に
耳切れが発生し、その結果光かふり故障を発生すること
があった。
この結果、スプールフランジと遮光紙の間に隙間がない
ようにして光カブリ故障を防止しながら巻き太りとなっ
たり、遮光紙がフランジ外周にのり上げ遮光紙に耳切れ
が発生したりすることがないようにすることは非常に困
難であり、長い間写真感光材料業界で望まれながら達成
できない、非常に難しい技術であった。
さらにスプールのフランジ間隔f!、1が温度により変
化することが本発明者が最近発見した。遮光紙幅寸法1
2の温湿度変化と組み合わさって上記問題を同時に解決
することは非常に困難になっていた。
上記問題を改善するために遮光紙の柔軟性を向上させた
りスプールのフランジ間隔lIや遮光紙幅寸法12の管
理を厳しくしたり、カメラ巻き上げ時のテンションを強
くし、写真フィルムをカメラに装填セット後スター1−
マークに合わせるまでの巻き取り時に、遮光紙を手で押
さえて補助力を与える処置がなされている。
さらに最近遮光紙とスプールのフランジ内側との互いに
接触する部分の少なくともいずれか一方の面を潤滑面に
することにより上記問題を改善する方法が提案されてい
る。(特開平2−120856号公報) 〔本発明が解決しようとする課題3 巻きがゆるくなり、巻き太りとなって遮光性が悪化し、
写真フィルムの縁に光かぶり故障が発生するのを防止す
るために、遮光紙の柔軟性を向上せしめようとして原紙
厚を薄くするとピンホールが増え遮光性が低下したり強
度が小さくなったりする。柔軟性を向上しすぎると、ス
プールのスリットへ遮光紙先端を差し込むとき、差し込
みにくく操作性が悪くなるという欠点がある。
原紙厚を薄くするためこのような欠点を補い、遮光紙の
寸度安定性を向上させる方法として原紙の少なくとも片
面にアルミ層を設けたり(特公昭61−36216号公
報)、樹脂層を設ける(特開平2−2701号公報)方
法等が考えられるが、この方法は遮光性をあまり損なわ
ずに柔軟性もよくなることは認められるが遮光紙幅寸法
、スプールフランジ内側間寸法については厳重な管理を
必要とするものであった。
また、スプールの両フランジ間の寸法、即ちフランジ間
隔l、は、成形時及び成形後の温湿度変化による伸縮等
を考慮するとある程度の幅をもって管理しなければ良品
が少なくなり、寸法についての厳しい管理は実際には不
可能である。
そして、遮光紙幅寸法p、2の寸法精度を上げることに
ついても、遮光紙の寸法が含水率や湿度に大きく依存し
ているため、温度変化の大きい世界各国で使用できる遮
光紙幅寸法の厳しい管理は実際には不可能である。特開
平2−120856号公報の方法は、スプールの成形条
件や成形後の温湿度変化により潤滑性が大きく変動する
欠点かある。
また、120タイプ、220タイプの写真用ロールフィ
ルムを用いるカメラは、従来はプロ写真家の使用が多く
、カメラを使いなれているのでトラブルが少なかったが
、最近は再び一般のユーザーの間でも盛んに使用される
ようになって来ている。それとともに例えばフィルム装
填後スタートマーク合わせまでを手で遮光紙を押さえな
からスプールにしっかりと巻きつかせるという操作は必
ずしも実行されなくなっている。
さらに前記したようにスプールのフランジ間隔!、が低
温度下では小さくなり、常温(20℃前後)ではトラブ
ルが発生しなかったのに低温度下では遮光紙幅寸法!2
はほとんど変化しないので、遮光紙幅寸法12を大きく
したと同じ結果になり、巻きがゆるくなり巻き太りとな
って写真フィルムの縁に光かふり故障を発生することが
判明した。
このような種々の状況が重なり写真用ロールフィルムの
カメラ内でのトラブルが絶えない状況である。
本発明は上記のような種々の問題点を解決して広い温度
範囲でも遮光紙とスプールのフランジの間から漏光がな
く、遮光紙の巻き太りゃ耳切れの発生を防止し、厳しい
管理を必要としない写真用ロールフィルムを提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の上記した目的は少なくともハロゲン化銀感光フ
ィルム、遮光紙及びスプールを有する写真用ロールフィ
ルムにおいて、該スプールに該感光フィルムとともに巻
きこまれる該遮光紙の少な(とも−側端にスカイブが施
され、且つ該遮光紙幅寸法12と該スプールのフランジ
間隔P1が211−p、2 3℃50%RH条件下で    X 100=−1,0
0〜! +0.30(χ)の関係になるようにしたことを特徴と
する写真用ロールフィルムによって達成される。
又同時に、前記した写真用ロールフィルムにて該遮光紙
を、含水率が3重量%以下の状態で該スプールに該感光
フィルムと共に巻き込め、防湿包装により使用時の含水
率を4〜9重量%にしたことを特徴とする写真用ロール
フィルム包装体によっても達成される。
以下、本発明の実施態様の代表例につき図面に従って説
明する。しかし本発明は、この実施例に限定されるもの
ではない。
第1図にて、ハロゲン化銀感光フィルム5、遮光紙1及
びスプール2を有する写真用ロールフィルムにおいて、
該スプール2に該感光フィルム5とともに巻きこまれる
、該遮光紙1の少なくとも一側端にスカイブSが施され
(第1図ではスカイブSが両端に施されている)、且つ
該遮光紙幅寸法12と該スプール2のフランジ間隔!1
が2ffi、l!2 3℃50%RH条件下で   ×100の値が−1,0
0! 〜+0.30χの関係にある写真用ロールフィルムを示
している。この遮光紙に施されているスカイブは厚さ方
向の寸法がLpmであり、幅方向の寸法がMmmである
第2図は120タイプの写真用ロールフィルムの代表例
で両端にスカイブSを施した遮光紙1とハロゲン化銀感
光材料フィルム5とが一緒にスプール2に巻きこまれ、
巻き終わりは封紙4が貼られて解は止めされる構成にし
である。遮光紙幅寸法!2とフランジ間隔ρ1との関係
は第1図の場合と同様になっている。
第3図はカメラ装填時の写真ロールフィルムを表す平面
図でカメラに装填されて前記スプール2と同寸法の巻き
取りスプール3に巻きとられる場合も第1図及び第2図
と全く同じでスプール2又は3の両フランジ間隙!1と
遮光紙幅寸法乏2との関係は第1図の場合と同様、23
℃50%RHL−pV、2 条件下で□X 100=−1,00〜+0.30(χ)
になっている。
本発明でスカイブとは、遮光紙の平均厚さより遮光紙の
端(一端でも両端でも可)を薄肉にする加工のことで代
表的な加工形状を第3図と、第7図ないし第13図に示
す。スカイブの好ましい寸法を、スカイブを両側端に施
した第3図の例で示すとL寸法(厚さ方向の寸法)は3
0〜100μm、好ましくは40〜90μm、M寸法(
幅方向の寸法)は0.2〜2.5mm、好ましくは0.
5〜2.0mmである。
! 1.00〜+0.30(X)1.好ましくは−0,8〜
−0,1(χ)、特に好ましくは−0,7〜−0,3(
χ)である。
又、第1図ないし第3図に示した写真用ロールフィルム
にて、遮光紙1を含水率が3重量%以下の状態でスプー
ル2に感光フィルム5と共に巻きこみ、防湿包装により
使用時の含水率を4〜9重量%にした写真用ロールフィ
ルム包装体が本発明の別態様である。
第4図から第6図は本発明で使用する代表的な遮光紙の
層構成を示す断面図で、第4図は遮光性を有する支持体
21aの片面に遮光性を有する塗布層22aを、反塗布
層面には印刷層23と保護層24を施した遮光紙1の層
構成断面図である。
第5図は支持体21の片面に遮光性保護層24aを設け
、さらに遮光性保護層24aの上に印刷層23を設け、
支持体21の前記遮光性保護層24aの反対面に遮光性
塗布層22aを塗布した遮光紙1の層構成断面図である
第6図は遮光性支持体21aの両側に保護N24を設け
、片面にのみ印刷層23を施した遮光紙1の層構成断面
図である。
第7図ないし第11図は遮光紙1の側端に施すスカイブ
Sの構造を、厚さ方向寸法りを極端に拡大して示してい
る。
第7図は遮光紙1の両側端に厚さ方向の寸法I。
(μm)、幅方向の寸法M(M)の諮問じ形状、大きさ
のスカイブSを施した状態を示している。
第8図は遮光紙1の両側端の厚さ方向の略中間位置に諮
問し形状、寸法のスカイブSを施した形状を示している
第9図は遮光紙1の一側端のみにスカイブSを施した状
態を示している。
第10図、第11図は遮光紙1の両側端に寸法の異なる
スカイブをそれぞれ施した状態を示している。
第12図にて、遮光紙1の両側端に連続したスカイブS
を施した状態を示している。
第13図にて遮光紙1の両側端に間隔をおいてスカイブ
Sを施した状態を示している。
第16図ないし第19図は本発明の第2発明で用いる代
表的な防湿包装材料の層構成断面図である。
第16図は写真用ロールフィルムに接する側からプラス
チックフィルム層30、アルミニウム箔や鉄箔や鉛箔等
の金属箔28、接着剤層27、各種紙、セロハン、各種
プラスチックフィルム、不織布等のフレキシブルシート
26、製品名やCIマーク等の印刷層23の順に積層し
た防湿包装材料である。
第17図は写真用ロールフィルムに接する側からプラス
チックフィルム層30、アルミニウム蒸着膜等の金属蒸
着膜Mとフレキシブルシート26から構成されている金
属蒸着フレキシブルシート29、印刷層23の順に積層
した防湿包装材料である。
第18図は写真用ロールフィルムに接する側から塗布プ
ラスチックフィルム層30と遮光性プラスチックフィル
ム層30aから構成された多層共押出しフィルム40a
、印刷層23の順に積層した防湿包装材料である。第1
6図ないし第19図に示した防湿包装材料を用いること
によって使用時まで含水率を4〜9重景重量維持できる
第20図ないし第21図は従来の遮光紙を用いた写真用
ロールフィルムを展開した平面図である。
特に本発明では少なくとも一側端に、好ましくは両側端
に厚さ方向の寸法(第3図のしに相当)が30〜100
μm、好ましくは40〜90μm、幅方向の寸法(第3
図のMに相当)が0. 2〜2゜5mm、好ましくは0
. 5〜2. 0mm (両端にスカイブを施す場合、
1端にスカイブを施す場合はこの寸法の2倍)のスカイ
ブを施した上記遮光紙を、含水率が3重量%以下の縮小
した状態でスプールに感光材料フィルムとともに巻きこ
む。この結果巻き込み時の巻き太りゃ耳切れの発生を防
止すると共に出荷するまでに調湿(一定温湿度の部屋に
貯蔵、一般には15〜35℃145〜759ARHの部
屋が経済性、感光材料フィルムの品質確保の点で好まし
く、特に17〜27℃150〜65%RHが好ましい。
)することにより遮光紙の含水率を4〜9重量%、好ま
しくは5〜8重量%に増加させることにより遮光紙幅を
広くする。この結果遮光紙の幅を巻き込み時は狭いが、
吸湿により広げることにより巻き込み時の巻き太りゃ耳
切れの発生を防止しながらユーザー使用時にはフランジ
との隙間をなくし遮光性を確実に確保できるようにする
ことにより目的が達成される。
本発明に使用される遮光紙に用いられる紙支持体は通常
の天然パルプ紙、合成パルプ紙、天然パルプと合成パル
プの混合紙、合成樹脂を使用した合成紙のいずれでも良
いが、針葉樹パルプ、広葉樹パルプ、合成パルプ、針葉
樹広葉樹混合パルプ等の木材パルプを主成分とする天然
パルプ紙と合成パルプを主成分とする合成パルプ紙が有
利に用いられる。さらにこれらの再生紙を用いることも
可能である。これらの紙の抄造は通常知られている丸網
抄造方式、長網抄造方式いずれでもよい。
これら天然パルプ、合成パルプを主成分とする紙支持体
には各種の高分子化合物添加剤を含有せしめることがで
きる。例えば、乾燥紙力増強剤として、カチオン化澱粉
、カチオン化ポリアクリルアミド、アニオン化ポリアク
リルアミド、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、ゼ
ラチンなど、サイズ剤として、脂肪酸塩、ロジン誘導体
、ジアルキルケテンダイマ乳化物、石油樹脂エマルジョ
ン、スチレン−無水マレイン酸共重合体アルキルエステ
ルのアンモニウム塩など、顔料として、クレーカオリン
、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、酸化チタンなど、
湿潤紙力増強剤として、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポ
キシ化ポリアミド樹脂、定着剤として、硫酸アルミニウ
ム、塩化アルミニウムなどの多価金属塩、カチオン化澱
粉などのカチオン変性ポリマーなど、pH11節剤とし
て、苛性ソーダ、炭酸ソーダ、塩酸など、無機電解質と
して、食塩、芒酸など、そのほか染料、蛍光増白剤、ラ
テックス、カーボンブラックなどの遮光性物質を適宜組
み合わせて含有せしめることができる。
紙だけでは得られない物質を付与するために樹脂層や金
属層、フィルム等のフレキシブルシートを積層してもさ
しつかえない。
又、該基剤紙裏面を加工する熱可塑性樹脂(以下単に樹
脂ということがある)としては特公昭51−49205
号、特開昭48−22020号、同50−67644号
、同55−140835号、同58−17434号、同
5B−186744号、同59−68238号、同60
−35728号等に記載の低密度、中密度、高密度、直
鎖状低密度の各種ポリエチレンやポリプロピレン等のポ
リオレフィン系、エチレン酢酸ビニル等のポリビニル系
、エチレンエチルアクリレートやエチレンメチルアクリ
レート等のアクリル系、スチレンーブダジェン等のゴム
系、アイオノマーや変性ポリオレフィン等のグラフト重
合体、ナイロン等のポリアミド系、ポリエチレン−テレ
フタレート等のポリエステル系等の単体、2種以上のブ
レンド、あるいは共重合体等が挙げられる。上記の樹脂
は2層以上の層として設けてもよい。
これらの樹脂を紙支持体にラミネートする場合は、より
接着性を高めるためにコロナ放電処理、火焔処理、紫外
線処理、オゾン酸化処理等の表面活性化処理やアンカー
剤を使用してもよく、アンカー剤としては有機チタネー
ト系、イソシアネート系、ポリエチレンイミン系、ポリ
ブタジェン系、シリコーン系等が挙げられる。
これらの樹脂を紙支持体上に設ける手段としては大きく
分けると2つの方法に分けられる。
その1つとしては、樹脂を有機溶媒もしくは水等に分散
あるいは溶解した液を紙上に塗布し乾燥させる方法であ
る。
塗布方法としては例えば、リバースロール法、ブレード
法、エアナイフ法、ロンド法、スライド法、カーテン法
、エクストルージョン法あるいはグラビア印刷等によっ
ても塗布できるがこれらに限定されるものではない。必
要に応じてもし封紙に代わり解は止めのために遮光紙裏
面の一部に水溶性接着剤の塗布を行う場合には前記各塗
布方法によって1工程(オンライン)での加工が可能に
なり、特に印刷機での加工であれば1色増えるだけのこ
とであり、他の加工と較べ加工面、コスト面で有利であ
る。また多色印刷機等を用いて表・裏に1工程(オンラ
イン)で塗布層と印刷層を設けることも可能であり、工
程のコストダウンの点から好ましい。
これらの方法によって得られる樹脂層の乾燥膜厚として
は1〜70μmが適当である。水溶液、エマルジョン液
を用いた場合は乾燥負荷等の点から1〜20μmが適当
である。
また他の方法としては樹脂を熱溶融させそれを紙支持体
に設ける方法がある。塗布方法としてはエクストルージ
ョン塗布法が最も一般的であるが他の塗布方法、例えば
ホットメルトアプリケーター法等でもさしつかえない。
この方法で得られる樹脂層の乾燥膜厚としては、5〜7
0μmが適当である。
本発明において最も有利な方法としでは前者の分散液あ
るいは溶液塗布の方法が挙げられる。この方法は塗布さ
れる樹脂の軟化点をあまり考慮する必要がないため軟化
点を限定されずに広い範囲のものが選べまた、高い軟化
点を持った樹脂でも塗布できる。しかし後者のエクスト
ルージョン(熱溶融)塗布法の場合樹脂軟化点が限定さ
れしかも比較的高い軟化点を持つ樹脂は、溶融温度を上
げなければならなくなり、塗布工程も特別なものが必要
となってしまう。また紙と樹脂との接着性を考慮すると
前者の方法は後者の方法と比べて一般的には優れている
また実開平1−90041号公報等で開示されているよ
うな効果も組み合わせやすくより総合的な改良となる。
本発明において遮光性を確保するために樹脂層、紙層、
あるいは他の層に使用される遮光性物質としては特公平
2−13774号公報に記載されている各種の物質があ
るが、特に好ましいカーボンブラックには、ファーネス
、チャンネル、サーマルいずれの方法によって製造され
たものでもよい。
また、実際の製品としては、例えば三菱化成製のカーボ
ンブラック#20 (B)、#30 (B)、#33 
(B)、#40 (B)、#44  (B)、#45 
(B) 、#50、#55 (B)、#100、#60
0、#2200 (B)、#2400 (B)、MA8
、MAIL、MAloo等が挙げられる。
海外の製品としては例えばキャボット社のBlack 
Pearls 2.46.70.71.74.80.8
1.607等、Regal 300.3301,100
.660.991.5RF−3等、Vulcan 3.
6等、Sterling 10.5O1V、 S 、 
FT−FF、MT−FP等が挙げられる。
さらにアシュランドケミカル社のUnited RlB
B、15.102.3001.3004.3006.3
007.3008.3009.3011.3012、X
C−3016、XC−3017,3020等が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。
本発明において樹脂層、支持体、あるいは他の層に帯電
防止の為に下記の帯電防止剤や導電性物質を含有させる
ことも可能であり好ましい。
帯電防止剤について具体的に説明する。内部用帯電防止
剤としては非イオン系、アニオン系、両性イオン系のい
ずれを用いても良い。
具体的には、非イオン系としては高級アルコールのエチ
レンオキサイド付加体、アルキルフェノールのエチレン
オキサイド付加体、エステル類(たとえば高級脂肪酸と
多価アルコールのエステル、高級脂肪酸のポリエチレン
−グリコールエステル等)、ポリエーテル類、アミド類
(たとえば高級脂肪酸アミド、ジアルキルアミド、高級
脂肪酸アミドのエチレンオキサイド付加体等)が効果的
である。
アニオン系としては、アルキルアリルホスホン酸、アジ
ピン酸、グルタミン酸、アルキルスルホン酸塩類、アル
キルサルフェート、ポリオキシエヂレンアルキルホスフ
ェート、脂肪酸塩、アルキルヘンインスルホン酸塩類、
アルキルナフタレンスルホン酸塩、およびソジウムジア
ルキルスルボサクシネートが効果的である。
カチオン系については、アミン類(たとえばアルキルア
ミンのリン酸塩、シッフ塩基、アミドアミン、ポリエチ
レンイミン、アミドアミンと金属塩の複合体、アミノ酸
のアルキルエステル等)、イミダシリン類、アミンエチ
レンオキサイド付加体、第4級アンモニウム塩などが良
い。
両イオン性系については、N−アシルザルコシネート、
アミノカルボン酸誘導体類、アラニン型金属塩、イミダ
シリン型金属塩、カルボン酸型金属塩、ジカルボン酸型
金属塩、ジアミン型金属塩、酸化エチレン基を有する金
属塩等が良い。
上記の範晴に入らない物質として、無機電解質、金属粉
末、金属酸化物、カオリン、ケイ酸塩、炭素粉末、炭素
繊維も本発明の効果がある。またグラフト重合、および
ポリマーブレンド′等も効果的である。
次に外部用電解防止剤として用いられる代表例を挙げる
と、非イオン系では多価アルコール類(たとえばグリセ
リン、ソルビット、ポリエチレングリコール、ポリエチ
レンオキサイド等)、多価アルコールエステル類、高級
アルコールエチレン−オキサイド付加体類、アルキルフ
ェノールエチレンオキサイド付加体類、脂肪酸エチレン
オキサイド付加体類、アミド類、アミド酸化エチレン付
加体類、アミン酸化エチレン付加体類等があり、また両
イオン性系ではカルボン酸類(たとえばアルキルアラニ
ン等)、スルホン酸類等が効果的である。
アニオン系では、カルボン酸塩、硫酸誘導体(例えばア
ルキルスルホン酸塩等)、リン酸誘導体(たとえばホス
ホン酸、リン酸エステル等)、ポリエステル誘導体が良
い。
カチオン系では、アミン類(たとえばアルキルアミン、
アミドアミン、エステルアミン等)、ビニル窒素誘導体
、第4級アンモニウム塩(たとえばアミド基を含むアン
モニウム塩、エチレンオキサイドを含むアンモニウム塩
等)、アクリル酸エステル誘導体、アクリル酸アミド誘
導体、ビニルエーテル誘導体等がある。
導電性物質の代表例としては、アセチレンブラック、ケ
ッチエンブラック等の導電性カーボンブラック、各種金
属粉末、炭素繊維、各種金属繊維、各種無機化合物等が
ある。
特に好ましい導電性無機化合物の具体例としては、特公
平1−60815号公報等に記載されている。
例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム
、カルシウム、鉛、鉄、銅、亜鉛、アルミニウム、スズ
、ストロンチウム、およびマンガンから選ばれた少なく
とも一つの元素の塩からなる無機塩化合物であり、その
中でも効果や経済性の面から特に好ましく用いられるも
のとしては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグ
ネシウム、塩化カルシウム、塩化鉄および塩化銅などの
塩酸塩、硝酸カリウム、硝酸マグネシウム、硝酸塩およ
び硝酸亜鉛などの硝酸塩、硫酸ナトリウム、硫酸アルミ
ニウム、硫酸マグネシウムおよび硫酸鉄などの硫酸塩、
リン酸水素カリウムおよびリン酸ナトリウムなどの酸塩
、ホウ酸カリウムなどのホウ酸塩、ならびに臭化ナトリ
ウムおよび臭化リチウムなどの臭化物があげられる。上
記化合物は結晶水を有してもよい。
これらの無機(塩)化合物を用いるには、いかなる方法
を用いてもかまわないが、代表的な方法としては抄造時
に、これら無機塩化合物の水溶液に紙を浸漬して含浸さ
せる方法がある。
これらの無機化合物を使用する量については、100c
yfi当り0.1〜20mgの量の範囲が好ましく、0
.1■〜100cffl以下では帯電防止性能が不十分
であり、また1 0mg/ I 00cTF1以上では
写真フィルムにカプリ等の悪影響を及ぼす。
遮光紙の表面に機能上必要な文字や記号、あるいは商品
価値を高めるために印刷が施されているがこれらの印刷
に使用されるインキとしては感光材料に無害なものが選
ばれ一般に使用されているオフセット印刷用インキ又は
グラビア印刷用インキ又はUVインキの中から選ぶこと
ができる。
これらのインキに使用される代表的な合成樹脂は、塩酢
ビ系、硝化綿、ポリエステル、ポリアミドウレタン、ポ
リアクリル、ロジン変性マレイン酸、エチレン酢ビ、ビ
ニールエーテル、ウレタン酢ビ、塩酢ビウレタン樹脂、
変性アルキッド樹脂変性フェノール樹脂、アルカリ可溶
型樹脂(ロジン変性マレイン酸樹脂、スチレンマレイン
酸樹脂、スチレンアクリル酸樹脂、アクリル酸エステル
アクリル酸樹脂、メタクリル酸エステルアクリル酸樹脂
しハイドロゾル型樹脂(スチレンマレイン酸樹脂、スチ
レンアクリル酸樹脂、α−メチルスチレンアクリル酸樹
脂、アクリル酸エステルアクリル酸樹脂、メタクリル酸
エステルアクリル酸樹脂)、エマルジョン型樹脂(スチ
レン樹脂、スチレンアクリル酸エステル樹脂、アクリル
酸エステル共重合樹脂、メタクリル酸エステル共重合樹
脂)、Uvイイン用の樹脂としてはアクリル系不飽和基
を持つポリマーが一般的に使用されており、代表的な例
としてはポリエステル/アクリル酸エステル、ポリエス
テル/ウレタン樹脂/アクリル酸エステル、エポキシ樹
脂/アクリル酸エステル、ペンタエリスリトールトリア
クリレート、トロンチロールプロパントリアクリレート
、ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリ
コールジアクリレート、トリエチレングリコールジアク
リレート、ヒドロキシエチルメククレートが挙げられる
又これらのインキには一般に知られている着色剤が併用
される。使用される着色剤としては、特開昭63−44
653号公報等に記載されている各種顔料及びアブ顔料
(アゾレーキ;カーミン6B、レッド2B、不溶性アゾ
;モノアゾイエロ(PY−1,−3)、ジスアゾイエロ
(PY−12、−13、−14、−17、−83) 、
ピラゾロオレンジ(PO−B−34) 、パルカンオレ
ンジ(PO−16)、縮合アゾ系;クロモフタルイエロ
(PY−93、−95) 、クロモフタルレッド(PR
−144、−166L多環式顔料(フタロシアニン系;
銅フタロシアニンブルー(PBI5、−15−1、−1
3−3L銅フタロシアニングリーン(PC−7)、シオ
キザジン系;ジオキサジンバイオレッI−(PV−23
)、イソインドリノン系;イソインドリノンイエロ(P
Y109、−1l0)、スレン系;ペリレン、ペリノン
、フラバントロン、チオインジゴ−、レーキ顔料(マラ
カイトグリーン、ローダミンB、ローダミンG、ビクト
リアブルーB)、又無機顔料(酸化物、二酸化チタン、
ヘンガラ、硫酸塩;沈降性硫酸バリウム、炭酸塩;沈降
性炭酸カルラム、硅酸塩;含水硅酸塩、無水硅酸塩、金
属粉;アルミニウム粉、ブロンズ粉、亜鉛末、カーボン
ブラック、黄鉛、紺青等が挙げられる。またこれ等の顔
料は遮光性物質として前述の樹脂層紙層等に添加しても
構わない。この他に油溶性染料、分散性染料等も使用さ
れる。その他インキを構成する原材料として必要に応じ
て各種溶剤、分散剤、湿潤剤、消泡剤、レベリング剤、
増粘剤、安定剤、架橋剤、ワックス、ドライヤー等の添
加剤が使用される。
又表面の光沢及び表面印刷箇所の保護のためにニスを塗
工してもかまわない。この時用いるニスの類としてはア
クリル樹脂、酢酸繊維素等のセルロース系樹脂、ウレタ
ン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アイオノマ
樹脂、EEA樹脂、各種ポリエチレン樹脂(低密度、高
密度、線状低密度ポリエチレン等)、ポリプロピレン樹
脂等適宜の樹脂が使用できる。又ワックス等も使用出来
る。
〔実施例〕
以下に本発明品の実施例を更に具体的に説明する。
〔本発明品1ないし本発明品4〕 層構成は第4図に相当する遮光紙1で、遮光性塗布層2
2aとして、ファーネスカーボンブラック30重量%λ
の厚さ10pmの遮光性エチレン酢酸ビニル共重合体(
EVA)樹脂層(EVA樹脂をバラフィンワンクスとト
ルエンで粘度調整した溶液として使用)をファーネスカ
ーボンブラックを6重量%含むNBKPパルプ30重量
%、LBKPパルプ70重量%の混合パルプからなるq 坪量70g/nf、厚さ82μmの黒紙からなる支持体
21aの片面に塗布し、黒紙21aの前記遮光性塗布層
22aの反対面に印刷層23と保護層24をもうけた厚
さ93μmの遮光紙を用いた。
該遮光紙1の23℃150%RH条件下での本発明品2
は−0,5%、本発明品3は0%、本発明品4は+0.
3%であった。
〔本発明品5〕 層構成は第4図に相当する遮光紙で、遮光性塗布層22
aとして、ファーネスカーボンブラックを10重量%含
む厚さ20μmのエチレン−アクリル酸エチル共重合体
樹脂(EEA)エクストルージゴン塗布層を用いた他は
本発明品1ないし4と同一層構成、同一組成の厚さ10
3μmの遮光紙1を用いた。
該遮光紙1の23℃150%RH条件下での〔本発明品
6] 層構成は第5図に相当する遮光紙1でNBKPパルプ1
00重量%からなる厚さ90μmの白紙からなる支持体
21の片面に遮光性保護層24aとしてCa COzと
黄色顔料を含む厚さ1μmのセルローズ・アセテート・
ブチレート層を設け、さらに遮光性保護層24aの上に
黒色の紫外線硬化インキを用いた印刷層23を設けた。
白紙21の前記遮光性保護層24aの反対面にはカーボ
ンブラックを40重量%含む厚さ15μmのSBラテッ
クスからなる遮光性塗布層22aを塗布した。さらに遮
光性塗布層22aの上に帯電防止剤を含む厚さ1μmの
エチルセルロースからなる帯電防止層25を塗布した厚
さ107μmの遮光紙1を用いた。
該遮光紙1の23℃150%RH条件下での! 尚、上記本発明品1ないし本発明品6には第1図に示す
形状のスカイブを遮光性塗布層22aが確保できるよう
にして施した。スカイブの寸法は5寸法(厚さ方向の寸
法)が60μm、M寸法(幅方向の寸法)が0.8mm
である。
〔比軒昂1] 層構成は第4図に相当する。(本発明品lないし本発明
品4と同一) 但しスカイブ加工がない厚さ93μmの遮光紙を用いた
該遮光紙1の23℃150%RH条件下でのffi、−
L X100(χ)の値は−0,5%であった。
! 〔比軒昂2] 層構成は第5図に相当する。(本発明品6と同、但し叩
解度、サイズ度は異なる。)スカイブ寸法、形状も本発
明品6と同し第1図に相当する厚さ107μmの遮光紙
1を用いた。
然し23℃150%RH条件下での !じ12 X100(χ)の値は−0,9%であった。
!1 〔比軒昂3ないし比軒昂4〕 層構成は第4図に相当する。(本発明品1ないし本発明
品4と同一、但し叩解度、サイズ度は異なる。)スカイ
ブ寸法、形状も本発明品1ないし本発明品4と同じ第1
図に相当する厚さ93μmの遮光紙を用いた。
然し23℃150%RH条件下での 1+−tlz X100(χ)の値は、比軒昂3は−1,2%、比!!
−1 軒昂4は+0.5%であった。
〔比軒昂5] 層構成は第4図に相当する。(本発明品5と同一) 但しスカイブを施さない厚さ103μmの遮光紙1を用
いた。
然し23℃150%RH条件下での 1、−1.2 X100(χ)の値は−0,5%であった。
! 〔比軒昂6〕 層構成は第5図に相当する。(本発明品6と同一) スカイブの寸法、形状も本発明品6と同じ第1図に相当
する厚さ107μmの遮光紙1を用いた。
での     X100(χ)の値は40.3%である
が、! 含水率1重量%の状態でスリットした状態の遮光紙を2
3゛C160%RHの部屋で5日間調湿して遮光紙中が
広くなった後に感光度ASA 100の感光材料フィル
ムとともに巻き込む使い方をした220タイプの写真用
ロールフィルムである。
これに対し本発明品1ないし本発明品6及び比軒昂1な
いし比軒昂5は第1表に記載したように遮光紙のスリッ
ト及び感光材料フィルムとの巻き込み時の含水率を1重
量%にし、尼2を小さくして耳切れ、巻き太りを防止し
、23℃160%RH5日間の調湿により含水率を5.
5〜6.0重量%に増加させた。このように遮光紙11
12を広げることにより隙間をなくし、遮光性を向上さ
せようとしている。
表中の試験は下記による。
但し本発明で 特定条件下とは一20℃580χ1111.20℃16
0χR)1゜40℃l2OχR)lを言う。
*A;遮光性 各特定条件下に5日間放置した各写真用ロールフィルム
(220タイプ)をカメラに装填し、放置条件と同一特
定条件下において撮影後巻き戻した各写真用ロールフィ
ルムを現像処理した時の光カブリの発生程度から評価。
*B:巻き太り 各特定条件下に5日間放置した各写真用ロールフィルム
(220タイプ)の巻径をKEYENCE iJ超小型
Iy  t −外径i%I定H(L S  3001型
)で測定した値をaとし、この写真用ロールフィルムを
放置条件と同一特定条件下でカメラに装填し、撮影後巻
き戻した各写真用ロールフィルムの巻径を前記測定器で
測定した値をbとすると、巻き太りはb−aの値の大き
さ又はスプールフランジ径を越えるかいなかにより評価
*C:耳切れ *Aの遮光製試験に用いた各写真用ロールフィルムの遮
光紙エツジ部の耳切れ状態を肉眼で観察し評価。
*D=隙間 各特定条件下に5日間放置した各写真用ロールフィルム
(220タイプ)のスプールフランジの内寸Xをミツト
ヨ製デジタルノギスで測定し、遮光紙幅YをLEAD 
 ELECTRIC社製RAYSCALE (R3−1
500型)で測定したXYを隙間とする。
*E:含水率 JIS  P8203−1976に記載の試験方法によ
る。
第14図ないし第15図は本発明包装体の含水率特性を
示す図である。
第14図は本発明品1及び本発明品6に用いた遮光紙1
の調湿日数(1日、2日、3 El、5日、7日)と含
水率変化をプロ・ツトしたグラフである。
B Aは本発明品1に用いた遮光紙1を23℃150%RH
の条件下で調湿した時の含水率変化をプロットしたグラ
フであり、Bは本発明品1に用いた遮光紙1を23℃1
60%RHの条件下で調湿た時の含水率変化をプロット
したグラフであり、Cは本発明品6に用いた遮光紙1を
23℃860%RHの条件下で調湿た時の含水率変化を
プロットしたグラフである。第14図からは、遮光紙の
層構成、厚さ、使用原料の差により含水率も吸湿速度も
異なることが読み取れる。
第15図は本発明品1に用いた遮光紙1の含水率と伸び
の関係を示すグラフで、第15図からは遮光紙の含水率
と伸びは略比例関係にあることが読み取れる。
第14図と第15図にて示した通り本発明の写真ロール
フィルムにて遮光紙1の含水率を3重量%以下の状態で
スプール2に感光フィルム5と共に巻き込み、遮光紙の
種類に適合した調湿条件とその後の防湿包装により使用
時の含水率を4〜9重量%に増加することにより本発明
の目的が達成できた。
〔発明の効果] 本発明の写真用ロールフィルムは、遮光紙幅を広くして
更に遮光性確保を図ったので、スプールのフランジ間に
巻かれる遮光紙幅の多少の変動や、低温(−20℃近辺
)〜高温(40’C近辺)の幅広い条件下で使用された
時に発生するスプールのフランジ間の寸法変化にかかわ
らず、常に遮光性を巻き太りゃ耳切れの発生なしに確保
できる。又、本発明包装体は特定の形態と包装条件の選
択により、従来しばしば発生していた巻きゆるみ・巻き
太り・フランジのり上げ及び耳切れなどの故障を皆無と
し、カメラの中での光カブリ故障やフィルム巻き上げ不
良故障等が回避可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の写真用ロールフィルムを展開した一部
破断斜視図。 第2図は本発明の写真用ロールフィルムを展開した平面
図。 第3図はカメラ装填時の本発明写真ロールフィルムを表
す平面図。 第4図ないし第6図は代表的遮光紙の層構成を示す断面
図。 第7図ないし第11図は遮光紙に施す代表的なスカイブ
形状を示す側断面図。 第12図ないし第13図は遮光紙に施したスカイブしの
状態を示す平面図。 第14図は遮光紙(本発明品1と6)の調湿日数と含水
率の関係を示すグラフ。 第15図は遮光紙(本発明品1)の含水率と伸びの関係
を示すグラフ。 第16図ないし第19図は写真用ロールフィルムの品質
を保持し、使用時の遮光紙の含水率を4〜9重量%に保
持するだめの防湿包装材料の層構成断面図。 第20図は従来の120タイプの写真用ロールフィルム
を展開した平面図。 第21図は従来のカメラ装填時の写真ロールフィルムを
表す図。 第22図は従来の220タイプの写真用ロールフィルム
を展開した平面図及び遮光紙部分の断面図である。 1.31・・・・・・遮光紙 2.32・・・・・・スプール 3.33・・・・・・巻き取りスプール4.34・・・
・・・封紙 5.35・・・・・・ハロゲン化銀感光材料フィルム6
.36・・・・・・   〃           と
遮光紙の接合テープ 7.37・・・・・・スプールのフランジ21、21a
・・・・・・支持体 22.22a・・・・・・塗布層又は 23・・・・・・印刷層 24.24a・・・・・・保護層 25.25a・・・・・・帯電防止層 26.26a・・・・・・フレキシブルシート27.2
7a・・・・・・接着剤層 28・・・・・・金属箔 29・・・・・・金属蒸着フレキシブルシートM ・・
・・・・金属蒸着膜 A つ 30、30a・・・・・・プラスチックフィルム層40
.40a・・・・・・多層共押出しフィルムL ・・・
・・・遮光紙に施すスカイブの厚さ方向の寸法(単位μ
m) M ・・・・・・           幅方向の寸法
(単位μm) !1・・・・・・フランジ間隔 12・・・・・・遮光紙幅寸法 S ・・・・・・スカイブ 特許出願人 冨士写真フィルム株式会社第12図 第14図 辺、光賊0訓〉星日較り含未牽θ関慄 調温B表(B) ター 第13図 、遮光紙の含#と伸ρ勿関保 合未辛(11%) 第5図)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくともハロゲン化銀感光フィルム、遮光紙及
    びスプールを有する写真用ロールフィルムにおいて、該
    スプールに該感光フィルムとともに巻きこまれる該遮光
    紙の少なくとも一側端にスカイブが施され、且つ該遮光
    紙幅寸法l_2と該スプールのフランジ間隔l_1が2
    3℃50%RH条件下で(l_1−l_2)/(l_1
    )×100=−1.00〜+0.30(%)の関係にあ
    ることを特徴とする写真用ロールフィルム。
  2. (2)該スカイブが遮光紙の両側端に施され、スカイブ
    の厚さ方向の寸法Lが30〜100μm、幅方向の寸法
    Mが0.5〜2.0mmであることを特徴とする請求項
    (1)項に記載の写真用ロールフィルム。
  3. (3)請求項(1)または請求項(2)に記載の写真用
    ロールフィルムにて、該遮光紙を、含水率が3重量%以
    下の状態で該スプールに該感光フィルムとともに巻きこ
    み、防湿包装により、使用時の含水率を4〜9重量%に
    したことを特徴とする写真用ロールフィルム包装体。
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