JPH04135500U - 給油装置 - Google Patents

給油装置

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JPH04135500U
JPH04135500U JP3694191U JP3694191U JPH04135500U JP H04135500 U JPH04135500 U JP H04135500U JP 3694191 U JP3694191 U JP 3694191U JP 3694191 U JP3694191 U JP 3694191U JP H04135500 U JPH04135500 U JP H04135500U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給油ノズルのノズルレバーの開弁操作に連動
させて吸引パイプ内を流通状態とすることにより、的確
な吸気動作を開始させ、油種判別精度の向上を達成す
る。 【構成】 吸引パイプ10の先端部に、車両燃料タンク
内の油液から発生する油蒸気を吸引するベーパ吸引口1
0Aを設け、ノズル・ホース部内の吸引パイプ10に、
ノズルレバー16の開弁操作に連動して開閉するパイロ
ット弁17を設けると共に、吸引パイプ10に対しバイ
パス状態に接続された管路18に逆止弁19を設ける。
更に給油装置本体部内の吸引パイプ10へ分岐接続され
た管路20に逆止弁21を配設し、管路20を逆止弁2
1を介し大気導入口22へ連通させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は油種判別機能付の給油装置に係り、特に油種判別精度を向上させる場 合に好適な給油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、給油作業者が誤ってガソリンエンジン車両へ軽油を給油したり、ディー ゼルエンジン車両へガソリンを給油したりする等の誤給油を防止すべく、油種判 別機能を備えた給油装置が開発されている。この種の油種判別機能付給油装置で は、給油作業者が給油に際し給油ノズルをノズル掛けから取外した時点で給油装 置内部の吸排気ポンプが吸気駆動し、給油ノズルを車両等の燃料タンク給油口へ 挿入すると、給油ノズル先端部に開口して設けられた吸引パイプを介し燃料タン ク内の油液面から発生する油蒸気が油種センサへ向けて吸気される結果、油種セ ンサにより燃料タンク内の油蒸気の濃度が電圧変化として検出される。これによ り、給油装置の制御部は油種センサの検出電圧変化に基づき燃料タンク油種を判 別し、燃料タンク油種が給油ノズル油種と合致すると判定した場合に、ポンプモ ータを駆動して給油ポンプにより地下タンクから油液の汲上げを開始させ、給油 可能状態とするようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述した如くの従来の給油装置には、下記のような問題があった。 即ち、給油ノズルをノズル掛けから取外した時点で吸気ポンプを駆動させ、車両 燃料タンク内から吸引パイプを介して吸気した油蒸気の濃度に基づき燃料タンク の油種判別を行っているが、例えば燃料タンク油種が軽油の場合には気化する油 蒸気量が少量のために油種センサによる検出電圧の変化が微小なため、正確な油 種判別ができないという欠点や、給油ノズルの取外しに伴い吸気動作を開始する ため、給油ノズルを燃料タンクへ挿入する前に給油装置周辺の給油領域に残存し ている油蒸気を吸気することにより油種の誤判別につながるという欠点がある。 そこで、前記欠点を解消すべく、給油ノズル先端部へ例えば外気中と燃料タンク 内との明暗差に基づきノズル挿入状態を検知する挿入検知センサを配設しておき 、該挿入検知センサにより燃料タンク給油口への給油ノズル挿入を検知した時点 から吸気動作を開始させる給油装置も開発されているが、該給油装置では、油種 センサとは別個に挿入検知センサや、該挿入検知センサから制御部への配線類等 を設ける必要がある等、部品点数が増加すると共に、挿入検知センサの信号処理 が煩雑化する等の問題が発生する。他方、燃料タンクへの給油量が満タンに達す ると自動的に閉弁して給油を停止させるオートノズルのレバー開弁操作を、圧力 センサによるノズル内給油通路の検出圧力変化に基づき検知し、該レバー開弁操 作検知時点を燃料タンク内への給油ノズル挿入時点と見なし、吸気動作を開始さ せる給油装置も開発されているが、該給油装置では、給油ホースの移動に伴うノ ズル内弁上流側の給油通路の内圧変動・圧力センサのオフセット値変動・供給空 気圧の変動等により、レバー引き操作を誤検知することがあるため、燃料タンク 内からの吸気動作が的確に行われず、この結果油種判別を正確に行うことができ ない恐れがあるという問題が発生する。
【0004】 本考案は前記課題を解決するもので、給油ノズルのノズルレバーの開弁操作に 連動させて吸引パイプ内を流通状態とすることにより、的確な吸気動作を開始さ せ、油種判別精度の向上を達成した給油装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、ノズル本体内部に設けられた油液通路を 開閉する弁と手動操作に連動して前記弁を開閉するノズルレバーとを備えた給油 ノズルと、該給油ノズルを着脱可能に収納するノズル収納部と、該ノズル収納部 に対する前記給油ノズルの着脱を検出するノズル検出手段と、油液貯溜槽から汲 上げた油液を前記給油ノズルへ送液する送液手段と、吸気口が前記給油ノズル先 端に開口し油蒸気のとなる吸気管と、該吸気管を介して吸気動作を行う吸気駆動 手段と、前記吸気管を介して吸気された前記給油ノズルが挿入状態にある給油対 象タンク内の油蒸気を検出する油蒸気検出手段と、該油蒸気検出手段の検出結果 に基づき給油対象タンクの油種を識別し、給油対象タンク油種と給油ノズル油種 とが合致しているか否かを判別する油種判別手段と、該油種判別手段により給油 対象タンク油種と給油ノズル油種とが合致していると判別されたとき前記送液手 段を駆動し送液許可する送液制御手段とを具備してなる給油装置において、前記 吸気管に設けられ、前記ノズルレバーによる前記給油ノズル弁の開弁操作に連動 して前記吸気管内を流通状態とする一方、前記ノズルレバーによる前記給油ノズ ル弁の閉弁操作に連動して前記吸気管内を遮断状態とする吸気管開閉手段を具備 することを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案によれば、給油作業者が給油対象タンクへ給油すべく、給油ノズルをノ ズル収納部から取外すと吸気駆動手段が吸気可能状態となるが、ノズルレバーは 開弁操作されていないため吸気管内は遮断状態にあるため、例えば給油装置周辺 に残留している油蒸気の吸気が阻止される。次いで、給油ノズルを給油対象タン クの給油口へ挿入し、ノズルレバーを開弁操作すると、通常時は遮断状態にある 吸気管内が流通状態となる。これにより、給油対象タンク内の油蒸気が吸気管を 介し油蒸気検出手段へ向けて吸気されるため、該油蒸気検出手段により給油対象 タンクの油蒸気のみを検出することができ、この結果、給油対象タンクの油種を 的確に判別することが可能となる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本実施例の給油装置 の全体図であり、該給油装置は、地下タンク(図示略)へ連通接続された配管1 と、該配管1を介して油液を汲上げる給油ポンプ2と、該給油ポンプ2を駆動す るポンプモータ3と、流量を計測する流量計4と、該流量計4に付設され流量に 比例した流量パルスを発信する流量パルス発信器5と、該配管1の下流側端部へ 連通接続された給油ホース6と、該給油ホース6の先端部へ連通接続された給油 ノズル7と、該給油ノズル7が着脱可能に収納されるノズル掛け8と、該ノズル 掛け8への給油ノズル7の掛け・外しに伴いON信号・OFF信号を出力するノ ズルスイッチ9と、該給油ノズル7の先端部に開口すると共に給油ホース6に沿 って配設され給油装置内部へ開口した吸引パイプ10と、該吸引パイプ10を介 し燃料タンク内の油液面から発生する油蒸気の吸気・該吸引パイプ10内部及び 後述の油種センサにおける残留油蒸気の排気を行う吸排気ポンプ11と、該吸引 パイプ10を介して吸気された燃料タンク内の油蒸気の濃度を電圧変化として検 出する油種センサ12と、給油量等を表示する表示器13と、外部入力装置(マ ルチ設定器)14と、給油装置各部を制御する制御装置15とを備える構成とさ れている。
【0008】 この場合、前記給油ポンプ2、ノズルスイッチ9、吸排気ポンプ11の動作タ イミングは図2の如くとなっている。即ち、給油作業開始に際し給油ノズル7を ノズル掛け8から外すとノズルスイッチ9がONとなり、吸排気ポンプ11は吸 気動作を開始するため、吸引パイプ10による車両燃料タンク内の油蒸気の吸気 が可能状態となるようになっている。この後、ノズルレバー16を開弁操作する と、後で詳述する如く吸引パイプ10における油蒸気の流通が可能状態となり、 該吸引パイプ10を介し油種センサ12へ向けて所定時間吸気動作を行って、そ の間に車両燃料タンクの油種を識別し、該識別油種が予め定められた給油ポンプ 2からの送液油種と合致するか否かの油種判別を行うようになっている。そして 、油種判別後は排気動作を行うようになっている。制御装置15は油種センサ1 2による油蒸気濃度の検出結果に基づき、燃料タンク油種と給油ノズル油種とが 一致していると判別した場合は給油ポンプ2の駆動を開始して給油可能状態とす る一方、燃料タンク油種と給油ノズル油種とが不一致と判別した場合は給油ポン プ2の停止状態を継続するようになっている。燃料タンク油種と給油ノズル油種 とが合致した場合は給油ポンプ2が駆動される結果、ノズルレバー16を開弁操 作して燃料タンクへの所望の油量の給油を行って給油が終了し、ノズルレバー1 6を閉弁操作すると、後で詳述する如く吸引パイプ10における油蒸気の流通が 遮断状態となり、この後、給油ノズル7をノズル掛け8へ戻すとノズルスイッチ 9がOFFとなり、給油ポンプ2が駆動を停止するようになっている。他方、燃 料タンク油種と給油ノズル油種とが不一致の場合は給油ポンプ2が停止状態を継 続する結果、ノズルレバー16を開弁操作しても給油ノズル本体内部の自動弁が 閉弁状態を維持するため、給油ノズル7の吐出パイプからは油液が漏出しないよ うになっており(漏出しても微少量である)、該不一致の場合にもノズルレバー 16を閉弁操作した後、給油ノズル7をノズル掛け8へ戻すようになっている。 この場合、本実施例では給油ノズル7をノズル掛け8へ戻してから所定時間排気 動作を確認継続してから排気動作を停止するようになっているが、これに限定さ れず、例えば油種判別後から排気動作を行い、給油ノズル7をノズル掛け8へ戻 した時点で所定時間経過していれば排気動作を停止するようにしてもよい。そし て、前記所定時間の排気動作により吸引パイプ10内及び油蒸気センサ12の残 留油蒸気のクリーニングが完了すると、吸排気ポンプ11は再度所定時間吸気動 作を行い、油種センサ12により大気が検出されると(吸引パイプ10の先端開 口まで完全にクリーニングを完了したことが確認されると)、吸気動作を停止す るようになっている。
【0009】 ここで、本実施例の給油装置の特徴箇所を図3により説明すると、給油ノズル 7・給油ホース6に沿って配設されると共に、給油装置内部の油種センサ12・ 吸排気ポンプ11へ連通接続された吸引パイプ10のノズル側先端部には、燃料 タンク内の油液から発生する油蒸気を吸気するベーパ吸引口10Aが配設される 一方、ノズル・ホース部内の吸引パイプ10には、ノズルレバー16の開弁操作 ・閉弁操作に連動して開弁・閉弁するパイロット弁17が配設されると共に、該 吸引パイプ10に対しバイパス状態に分岐接続された管路18には逆止弁19が 配設されている。更に、給油装置本体部内の吸引パイプ10へ分岐接続された管 路20には逆止弁21が配設されると共に、管路20は逆止弁21を介して大気 導入口22へ連通している。
【0010】 次に、上記の如く構成した本実施例の給油装置による車両燃料タンクからの油 蒸気吸気を中心とした動作を図1・図3に基づき説明する。給油作業者は車両燃 料タンクへ給油を行うべく、給油ノズル7をノズル掛け8から取外すとノズルス イッチ9がONとなるため、制御装置15は吸排気ポンプ11を吸気駆動する。 これにより、吸引パイプ10先端のベーパ吸引口10Aから油蒸気の吸気が可能 状態となるが、給油作業者は未だ給油ノズル7のノズルレバー16を開弁操作し ていないため、図3のノズル・ホース部では、吸引パイプ10に配設されたパイ ロット弁17が閉弁状態にあると共に、吸引パイプ10へバイパス接続された管 路18に配設された逆止弁19によって該管路18における油種センサ12側へ の流体の流通は阻止される。この結果、吸引パイプ10内部の流体の流通は遮断 状態となり、ベーパ吸引口10Aからの吸気は阻止される。これにより、給油装 置周辺の給油領域に残留している他車両等の油蒸気の吸気が阻止されるため、油 種の誤判別を防止することができる。他方、図3の給油装置本体部では、大気導 入口22から導入された大気が管路20、吸引パイプ10を介し油種センサ12 へ向けて吸気されるが、この理由としては吸排気ポンプ11が過負荷状態になる ことを防止するためである。尚、過負荷状態とならないような吸排気ポンプ11 を使用する場合は大気導入口22、逆止弁21、管路20の配設を省略すること ができる。この後、給油作業者が給油ノズル7を車両燃料タンクの給油口へ挿入 しノズルレバー16を握って開弁操作すると、該ノズルレバー16の開弁操作に 連動してパイロット弁17が開弁するため、吸引パイプ10の内部は流通状態と なり、既に吸気駆動状態にある吸排気ポンプ11により、吸引パイプ10先端の ベーパ吸引口10Aを介して車両燃料タンク内の油蒸気の吸気が開始される。
【0011】 前記吸引パイプ10先端のベーパ吸引口10Aから車両燃料タンク内の油蒸気 の吸気が開始されると、吸気された油蒸気はパイロット弁17を介して油種セン サ12へ向け送り込まれた後、吸排気ポンプ11を通り排出される。油種センサ 12はベーパ吸引口10Aから吸気された油蒸気の濃度を電圧変化として検出し 、該検出電圧を制御装置15へ出力する。この結果、制御装置15は油種センサ 12の出力電圧の変化に基づき車両燃料タンクへの給油ノズル7の挿入を検知し 、該油種センサ12の出力電圧が変化した時点から所定時間その出力電圧を計測 し、計測結果に基づき車両燃料タンクの油種を判別する。制御装置15は油種判 別後、吸排気ポンプ11による吸気駆動を停止させ、次いで排気駆動を開始させ る。この時、図3の給油装置本体部では、吸引管10へ分岐接続された管路20 に配設された逆止弁21によって該管路20における大気導入口22側への流体 の流通は阻止されるため、大気導入口22における排気はないが、図3のノズル ・ホース部では、パイロット弁17をバイパスする逆止弁19の流れの方向は正 方向(図中左方向)となるため、ノズルレバー16の開弁・閉弁操作の如何に拘 らずベーパ吸引口10Aにおいては排気状態となる。この結果、ベーパ吸引口1 0Aでは一方向(図中左方向)の排気状態となるため、吸引パイプ10内への油 液の流入を防止することができる。制御装置15は前記油種判別により燃料タン ク油種と給油ノズル油種とが合致した場合は、ポンプモータ3を駆動し給油ポン プ2により地下タンクからの油液の汲上げを開始させるため、給油ノズル7から 車両燃料タンク内へ油液が吐出される。次いで、給油作業者が当該車両燃料タン クへの所望の油量の給油を行うことにより給油を終了し、ノズルレバー16を閉 弁操作すると、パイロット弁17が閉弁するため、吸引パイプ10の内部は遮断 状態となる一方、大気導入口22から導入された大気は管路20、吸引パイプ1 0を介し油種センサ12へ向けて吸気される。この後、給油ノズル7をノズル掛 け8へ戻すとノズルスイッチ9がOFFとなり、給油ポンプ2による地下タンク からの油液の汲上げが停止する。この場合、給油ノズル7をノズル掛け8へ戻し てから所定時間排気動作を確認継続してから排気動作を停止する。そして、前記 排気動作により吸引パイプ10内及び油蒸気センサ12の残留油蒸気のクリーニ ングが完了すると、吸排気ポンプ11は再度所定時間吸気動作を行い、油種セン サ12により大気が検出されると、吸気動作を停止する。
【0012】 尚、上記実施例の図3に示したノズルレバー16とパイロット弁17との連動 機構については、例えば図4に示す如くの変形例も適用可能である。即ち、ノズ ルレバー16の端部に連動軸16Aを取付けると共に、該連動軸16Aの先端部 をパイロット弁17のアクチュエータ17Aと対向状態に配設する構成とすれば 、ノズルレバー16の開弁操作により該ノズルレバー16の矢印方向への移動 に伴い、連動軸16Aが矢印方向へ移動するため、該連動軸16Aの先端部が パイロット弁17のアクチュエータ17Aを押圧する結果、パイロット弁17を 開弁するようにすることも可能である。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、ノズル本体内部に設けられた油液通路を 開閉する弁と手動操作に連動して前記弁を開閉するノズルレバーとを備えた給油 ノズルと、該給油ノズルを着脱可能に収納するノズル収納部と、該ノズル収納部 に対する前記給油ノズルの着脱を検出するノズル検出手段と、油液貯溜槽から汲 上げた油液を前記給油ノズルへ送液する送液手段と、吸気口が前記給油ノズル先 端に開口し油蒸気のとなる吸気管と、該吸気管を介して吸気動作を行う吸気駆動 手段と、前記吸気管を介して吸気された前記給油ノズルが挿入状態にある給油対 象タンク内の油蒸気を検出する油蒸気検出手段と、該油蒸気検出手段の検出結果 に基づき給油対象タンクの油種を識別し、給油対象タンク油種と給油ノズル油種 とが合致しているか否かを判別する油種判別手段と、該油種判別手段により給油 対象タンク油種と給油ノズル油種とが合致していると判別されたとき前記送液手 段を駆動し送液許可する送液制御手段とを具備してなる給油装置において、前記 吸気管に設けられ、前記ノズルレバーによる前記給油ノズル弁の開弁操作に連動 して前記吸気管内を流通状態とする一方、前記ノズルレバーによる前記給油ノズ ル弁の閉弁操作に連動して前記吸気管内を遮断状態とする吸気管開閉手段を具備 する構成としたので、下記各項の効果を奏することができる。 給油ノズルのノズルレバーの開弁操作に連動させて吸気管内を気体流通可能状 態として吸気動作を開始させるため、ノズルレバーを開操作するまでは吸気管に おける気体の流通を阻止することができ、この結果、例えば給油装置周辺の給油 領域の残留油蒸気が油種センサへ到達することはなく、従って当該給油対象タン クの油種判別動作に及ぼす悪影響を防止することができる。これにより、当該給 油対象タンクの油種判別を的確に行うことが可能となる。 また、従来の如く給油ノズル先端にノズル挿入検知センサを配設する方式のよ うに、油種センサとは別個に挿入検知センサや配線類等を設けることが不要とな る。 また、従来の如くノズルレバーの開弁操作を、圧力センサによるノズル内給油 通路の検出圧力変化に基づき検知する方式のように、給油ホースの移動に伴うノ ズル内給油通路の内圧変動・圧力センサのオフセット値変動・供給空気圧の変動 等によりレバー引き操作を誤検知し、吸気動作が的確に行われずに油種誤判別が 発生する不具合を解消することができる。 また、吸気管内における前回の給油時における残留油蒸気を的確に排気できる ため、排気時間を短縮できると共に、油種判別精度を向上させることができる。
【提出日】平成3年5月14日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、ノズル本体内部に設けられた油液通路を 開閉する弁と手動操作に連動して前記弁を開閉するノズルレバーとを備えた給油 ノズルと、該給油ノズルを着脱可能に収納するノズル収納部と、該ノズル収納部 に対する前記給油ノズルの着脱を検出するノズル検出手段と、油液貯溜槽から汲 上げた油液を前記給油ノズルへ送液する送液手段と、吸気口が前記給油ノズル先 端に開口し油蒸気の吸気通路となる吸気管と、該吸気管を介して吸気動作を行う 吸気駆動手段と、前記吸気管を介して吸気された前記給油ノズルが挿入状態にあ る給油対象タンク内の油蒸気を検出する油蒸気検出手段と、該油蒸気検出手段の 検出結果に基づき給油対象タンクの油種を識別し、給油対象タンク油種と給油ノ ズル油種とが合致しているか否かを判別する油種判別手段と、該油種判別手段に より給油対象タンク油種と給油ノズル油種とが合致していると判別されたとき前 記送液手段を駆動し送液許可する送液制御手段とを具備してなる給油装置におい て、前記吸気管に設けられ、前記ノズルレバーによる前記給油ノズル弁の開弁操 作に連動して前記吸気管内を流通状態とする一方、前記ノズルレバーによる前記 給油ノズル弁の閉弁操作に連動して前記吸気管内を遮断状態とする吸気管開閉手 段を具備することを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、ノズル本体内部に設けられた油液通路を 開閉する弁と手動操作に連動して前記弁を開閉するノズルレバーとを備えた給油 ノズルと、該給油ノズルを着脱可能に収納するノズル収納部と、該ノズル収納部 に対する前記給油ノズルの着脱を検出するノズル検出手段と、油液貯溜槽から汲 上げた油液を前記給油ノズルへ送液する送液手段と、吸気口が前記給油ノズル先 端に開口し油蒸気の吸気通路となる吸気管と、該吸気管を介して吸気動作を行う 吸気駆動手段と、前記吸気管を介して吸気された前記給油ノズルが挿入状態にあ る給油対象タンク内の油蒸気を検出する油蒸気検出手段と、該油蒸気検出手段の 検出結果に基づき給油対象タンクの油種を識別し、給油対象タンク油種と給油ノ ズル油種とが合致しているか否かを判別する油種判別手段と、該油種判別手段に より給油対象タンク油種と給油ノズル油種とが合致していると判別されたとき前 記送液手段を駆動し送液許可する送液制御手段とを具備してなる給油装置におい て、前記吸気管に設けられ、前記ノズルレバーによる前記給油ノズル弁の開弁操 作に連動して前記吸気管内を流通状態とする一方、前記ノズルレバーによる前記 給油ノズル弁の閉弁操作に連動して前記吸気管内を遮断状態とする吸気管開閉手 段を具備する構成としたので、下記各項の効果を奏することができる。 給油ノズルのノズルレバーの開弁操作に連動させて吸気管内を気体流通可能状 態として吸気動作を開始させるため、ノズルレバーを開操作するまでは吸気管に おける気体の流通を阻止することができ、この結果、例えば給油装置周辺の給油 領域の残留油蒸気が油種センサへ到達することはなく、従って当該給油対象タン クの油種判別動作に及ぼす悪影響を防止することができる。これにより、当該給 油対象タンクの油種判別を的確に行うことが可能となる。 また、従来の如く給油ノズル先端にノズル挿入検知センサを配設する方式のよ うに、油種センサとは別個に挿入検知センサや配線類等を設けることが不要とな る。 また、従来の如くノズルレバーの開弁操作を、圧力センサによるノズル内給油 通路の検出圧力変化に基づき検知する方式のように、給油ホースの移動に伴うノ ズル内給油通路の内圧変動・圧力センサのオフセット値変動・供給空気圧の変動 等によりレバー引き操作を誤検知し、吸気動作が的確に行われずに油種誤判別が 発生する不具合を解消することができる。 また、吸気管内における前回の給油時における残留油蒸気を的確に排気できる ため、排気時間を短縮できると共に、油種判別精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の給油装置の全体図である。
【図2】本考案の実施例のノズルスイッチ・吸排気ポン
プ・給油ポンプの動作タイミング図である。
【図3】本考案の実施例のノズルレバー・パイロット弁
の連動機構を示す図である。
【図4】本考案の変形例のノズルレバー・パイロット弁
の連動機構を示す図である。
【符号の説明】
7 給油ノズル 8 ノズル掛け 9 ノズルスイッチ 10 吸引パイプ(吸気管) 10A ベーパ吸引口(吸気口) 11 吸排気ポンプ(吸気駆動手段) 12 油種センサ(油蒸気検出手段) 15 制御装置(油種判別手段、送液制御手段) 16 ノズルレバー 16A 連動軸 17 パイロット弁(吸気管開閉手段) 17A アクチュエータ 18 管路 19 逆止弁 20 管路 21 逆止弁 22 大気導入口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年5月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル本体内部に設けられた油液通路を
    開閉する弁と手動操作に連動して前記弁を開閉するノズ
    ルレバーとを備えた給油ノズルと、該給油ノズルを着脱
    可能に収納するノズル収納部と、該ノズル収納部に対す
    る前記給油ノズルの着脱を検出するノズル検出手段と、
    油液貯溜槽から汲上げた油液を前記給油ノズルへ送液す
    る送液手段と、吸気口が前記給油ノズル先端に開口し油
    蒸気のとなる吸気管と、該吸気管を介して吸気動作を行
    う吸気駆動手段と、前記吸気管を介して吸気された前記
    給油ノズルが挿入状態にある給油対象タンク内の油蒸気
    を検出する油蒸気検出手段と、該油蒸気検出手段の検出
    結果に基づき給油対象タンクの油種を識別し、給油対象
    タンク油種と給油ノズル油種とが合致しているか否かを
    判別する油種判別手段と、該油種判別手段により給油対
    象タンク油種と給油ノズル油種とが合致していると判別
    されたとき前記送液手段を駆動し送液許可する送液制御
    手段とを具備してなる給油装置において、前記吸気管に
    設けられ、前記ノズルレバーによる前記給油ノズル弁の
    開弁操作に連動して前記吸気管内を流通状態とする一
    方、前記ノズルレバーによる前記給油ノズル弁の閉弁操
    作に連動して前記吸気管内を遮断状態とする吸気管開閉
    手段を具備することを特徴とする給油装置。
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