JPH04132602U - 磁気記録再生装置のノイズ除去機構 - Google Patents

磁気記録再生装置のノイズ除去機構

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JPH04132602U
JPH04132602U JP3940191U JP3940191U JPH04132602U JP H04132602 U JPH04132602 U JP H04132602U JP 3940191 U JP3940191 U JP 3940191U JP 3940191 U JP3940191 U JP 3940191U JP H04132602 U JPH04132602 U JP H04132602U
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慎一 斉藤
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オリンパス光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】モ−タとの距離が相互に異なっている1対の磁
気ヘッドから入力されるモ−タの電磁ノイズを磁気ヘッ
ドからの再生出力を低下させずに相互に打ち消せ、しか
も構成が簡単安価で携帯用小型テ−プレコ−ダに容易に
設置可能である。 【構成】非磁性体支持部材30には1対のリ−ル軸34
a,34bとこれらの間に位置するキャプスタン52と
が回転自在に設けられ、また1対のリ−ル軸間の磁気テ
−プ32aの走行経路に沿いキャプスタンの両側に1対
の磁気ヘッド82a,82bが設けられている。これら
のヘッドのコイルは相互に正反対の方向に巻かれていて
夫々に同時に入力された信号を相互に打ち消すよう相互
に接続されている。モ−タ58は1対の磁気ヘッドのギ
ャップと対向する側において1対のギャップからの距離
が異なる位置に配置され、モ−タとの間の距離が長い方
の磁気ヘッドのギャップとモ−タとの間には磁性体10
6が配置されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、磁気記録再生装置のノイズ除去機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気記録再生装置の一種である従来のテ−プレコ−ダであって、特にいわゆる マイクロカセットと呼ばれるテ−プカセットを使用するテ−プレコ−ダにおいて オ−トリバ−ス方式のものでは、1対のリ−ル軸が支持部材に回転自在に設けら れ、キャプスタンは1対のリ−ル軸の略中間で支持部材に回転自在に設けられて おり、さらに1対の磁気ヘッドが1対のリ−ル軸間の磁気記録媒体の走行経路に 沿いキャプスタンの両側に設けられている。
【0003】 このような従来のテ−プレコ−ダにおいて1対のリ−ル軸やキャプスタンを駆 動する為のモ−タは、1対のリ−ル軸に装着されるマイクロカセットの平面投影 領域の外側で1対のリ−ル軸を結ぶ線に沿った方向に配置されてテ−プレコ−ダ のシャ−シまたは上記支持部材に支持されている。
【0004】 ここにおいて磁気テ−プを1対のリ−ル軸間で一方または他方に走行させてい る間に1対の磁気ヘッドの一方または他方により磁気テ−プから信号を再生する 際には、モ−タから発生している電磁ノイズは1対の磁気ヘッドのギャップから 入力されないか、または入力されていたとしても実用上無視出来る程度であった 。これは、モ−タが1対の磁気ヘッドのギャップと対向していないばかりでなく 1対のギャップから十分遠くに位置しているからである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
オ−トリバ−ス方式のテ−プレコ−ダにおいてその外形寸法をさらに小型化す る為には、モ−タを1対のリ−ル軸の投影領域内で支持部材に対して1対のリ− ル軸やキャプスタンが突出している上面とは反対側の下面に配置することが考え られる。支持部材の下面にはキャプスタンに同心的に固定された大きな直径のフ ライホイ−ルが存在しており、フライホイ−ルはキャプスタンと同様に上記下面 の略中央で1対のリ−ル軸と1対の磁気ヘッドとの間に位置している。この為、 モ−タを支持部材の下面に配置する場合には、1対のリ−ル軸を結ぶ線に対して フライホイ−ルと対称に上記下面の略中央に配置することはテ−プレコ−ダの幅 を増大させてしまうので好ましくなく、1対のリ−ル軸を結ぶ線に対してフライ ホイ−ルとは反対側で1対のリ−ル軸のいずれか一方の側に偏って配置すること が好ましいことがわかっている。
【0006】 しかしながらモ−タを上述した如く支持部材の下面に配置した場合、電磁ノイ ズの発生源であるモ−タが1対の磁気ヘッドのギャップに接近していてしかも必 然的に1対のギャップに対向するようになるので、モ−タからの電磁ノイズが1 対の磁気ヘッドのギャップからかなりの強さで入力され電磁ノイズが磁気テ−プ からの再生信号に影響を与えることが懸念される。
【0007】 上述した如くモ−タが1対のリ−ル軸を結ぶ線に対してフライホイ−ルと対称 に支持部材の下面の略中央に配置されていて1対の磁気ヘッドのギャップから等 しい距離にある場合には1対の磁気ヘッドの夫々のコアのギャップから電磁ノイ ズが等しい強さで入力されるので、1対の磁気ヘッドを夫々のコアのコイルの巻 方向が逆になるよう相互に並列に接続すれば夫々のコアのギャップから入力され た等しい強さの電磁ノイズを相互に打ち消すことが出来て、電磁ノイズが磁気テ −プからの再生信号とともにテ−プレコ−ダの電気回路に入力されるのを防止す ることが出来る。
【0008】 しかし、上述した如くモ−タが1対のリ−ル軸を結ぶ線に対してフライホイ− ルとは反対側で1対のリ−ル軸のいずれか一方側に偏って配置されていて1対の 磁気ヘッドのギャップから異なった距離にある場合には1対の磁気ヘッドの夫々 のコアのギャップから入力される電磁ノイズは1対の磁気ヘッドのギャップとモ −タとの間の距離に対応して強さに差異が生じているので、上述した如く1対の 磁気ヘッドを夫々のコアのコイルの巻方向が逆になるよう相互に接続しただけで は夫々のコアのギャップから入力された強さに差異のある電磁ノイズを相互に打 ち消すことは出来ず、強さの差異分の電磁ノイズが磁気テ−プからの再生信号と ともにテ−プレコ−ダの電気回路に入力されてしまう。
【0009】 これを防止する為には、図4に示す如く、モ−タ10からの距離が相互に異な っており夫々のコア12a,14aのコイルの巻方向が逆になるよう並列に接続 れている1対の磁気ヘッド12,14中で、モ−タ10からの距離が近い方の磁 気ヘッド12に隣接して磁性体コア16a付きの磁気コイル16をコイルの巻方 向が磁気ヘッド12のコイルの巻方向と逆になるよう直列に接続し、この磁気コ イル16からもモ−タ10からの電磁ノイズを入力させることにより、1対の磁 気ヘッド12,14のコアのギャップから入力され相互に打ち消すことが出来な かった強さの差異分の電磁ノイズを相互に打ち消すよう構成することが出来る。 これにより、1対の磁気ヘッド12,14中で図示されていない磁気テ−プに接 触した一方のコアのギャップから入力された再生信号のみがテ−プレコ−ダの電 気回路中の再生アンプ18に入力され、再生アンプ18からさらにスピ−カ20 に送られて再生信号が音として再生される。
【0010】 なお図4において、1対の磁気ヘッド12,14や磁気コイル16の夫々にお いて各コイルの一端の近傍に記された小さな黒点は各コイルにおけるコイルの巻 き始め位置を示す記号であり、磁性体コア16a付きの磁気コイル16はその機 能からキャンセルコイルと呼ばれる。
【0011】 磁性体コア16a付きの磁気コイル16は嵩張り、マイクロカセットを使用す るポケットサイズの携帯用小型テ−プレコ−ダにとっては設置が困難である。磁 性体コア16a付きの磁気コイル16はまたテ−プレコ−ダの製造コストを上昇 させるとともに磁気テ−プに接触した磁気ヘッドからの再生出力を低下させる。
【0012】 この考案は上記事情のもとでなされ、この考案の目的は、1対の磁気ヘッドの コアのギャップから入力されたモ−タからの電磁ノイズを磁気ヘッドからの再生 出力を低下させることなく相互に打ち消すことが出来、しかも構成が簡単で安価 であるとともに携帯用小型テ−プレコ−ダにも容易に設置可能な磁気記録再生装 置のノイズ除去機構を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述したこの考案の目的を達成する為に、この考案に従った磁気記録再生装置 のノイズ除去機構は:非磁性体で構成された支持部材と;支持部材に回転自在に 設けられ、磁気記録媒体の送り出しまたは巻き取りを行う1対のリ−ル軸と;1 対のリ−ル軸の略中間で支持部材に回転自在に設けられたキャプスタンと;1対 のリ−ル軸間の磁気記録媒体の走行経路に沿いキャプスタンの両側に設けられて 相互に接続され、夫々のコイルが相互に正反対の方向に巻かれていて夫々のギャ ップに同時に入力された信号を相互に打ち消す1対の磁気ヘッドと;1対の磁気 ヘッドのギャップと対向する側において1対のギャップからの距離が異なる位置 に配置され、1対のリ−ル軸及び/またはキャプスタンを駆動するモ−タと;モ −タとの間の距離が長い方の磁気ヘッドのギャップとモ−タとの間に配置された 磁性体と;をを具備したことを特徴としている。
【0014】
【作用】
上述した如く構成されたことを特徴としているこの考案に従った磁気記録再生 装置のノイズ除去機構においては、非磁性体で構成された支持部材上でモ−タと の間の距離が長い方の磁気ヘッドのギャップとモ−タとの間に配置された磁性体 が、モ−タから発せられる電磁ノイズが上記磁気ヘッドのギャップに入力される 強さをモ−タとの間の距離が近い方の磁気ヘッドのギャップに入力されるモ−タ の電磁ノイズの強さと等しくする。従って、1対の磁気ヘッドのギャップと対向 する側において1対のギャップからの距離が異なる位置にモ−タが配置されてい る場合でも、1対の磁気ヘッドのギャップからはモ−タの電磁ノイズが強さが略 等しい状態で入力され、1対の磁気ヘッドは相互に正反対の方向に巻かれている 夫々のコイルにより夫々のギャップに同時に入力された同じ強さの電磁ノイズを 相互に打ち消す。
【0015】
【実施例】
以下この考案の一実施例を添付の図面中の図1乃至図3を参照して詳細に説明 する。
【0016】 図1はこの考案の一実施例に従ったノイズ除去機構を備えた磁気記録再生装置 の一種であるテ−プレコ−ダの主要な構成を示す平面図であり、図2は図1のテ −プレコ−ダの主要な構成の右側面図である。 このテ−プレコ−ダは、いわゆるマイクロカセットと呼ばれる公知のテ−プカ セットを使用するオ−トリバ−ス方式のテ−プレコ−ダである。
【0017】 テ−プレコ−ダの略方形の外装ハウジング30中には、マイクロカセット32 の図示しない1対のリ−ルハブが装着される1対のリ−ル軸34a,34bの基 端部を回転自在に支持した平坦な板状の支持部材36が水平に格納されており、 支持部材36は例えば繊維強化合成樹脂やステンレス等の非磁性体により構成さ れている。
【0018】 支持部材36上でマイクロカセット32が載置される領域に対応した外装ハウ ジング30の領域は開閉自在なカセット蓋38(図2を参照)として構成されて いる。
【0019】 外装ハウジング30中にはさらに、1対のリ−ル軸34a,34bを結んだ線 の延長方向において支持部材36に隣接した電池格納凹所と、電池格納凹所の上 方で外装ハウジング30の上面に隣接した液晶カウンタ40(図2を参照)と、 が格納されており、図1および図2には上記電池格納凹所中に格納された電池が 参照符号42により示されている。
【0020】 液晶カウンタ40は、図2に示す如く、外装ハウジング30中の所定の位置に 配置されている取り付け板44上に押さえ枠46により固定されており、テ−プ レコ−ダの外装ハウジング30中にさらに格納されている図示しない電気回路と フレキシブル配線基板48により電気的に接続されている。液晶カウンタ40が 表示する情報は外装ハウジング30の上面に液晶カウンタ40に対応して設けら れた液晶カウンタ窓50を介して見ることが出来る。
【0021】 支持部材36にはさらに、図1に示す如く、1対のリ−ル軸34a,34bの 略中間で1対のリ−ル軸34a,34bを結ぶ線から所定距離隔たった位置にキ ャプスタン52の基端部が回転自在に支持されている。キャプスタン52の基端 部には支持部材36の下面側でフライホイ−ル54が同心的に固定されており、 キャプスタン52の基端部の下端面に図2に示す如く支持部材36の下面に取り 付けられた抜け落ち防止板ばね56が当接されている。
【0022】 支持部材36の下面側にはさらに、図1に示す如く、1対のリ−ル軸34a, 34bを結ぶ線に対してキャプスタン52とは反対側において一方のリ−ル軸3 4aの近傍の隅部に両方向モ−タ58が配置されている。両方向モ−タ58は図 示しない取り付け部材により支持部材36の下面に固定されていて、支持部材3 6の上面に載置されたテ−プカセット32の平面投影領域内に大部分がはいって おり、しかも大きな直径のフライホイ−ル54と重複していない。
【0023】 従って、外装ハウジング30の高さを低くしているばかりでなく、1対のリ− ル軸34a,34bの略中間で1対のリ−ル軸34a,34bを結ぶ線に対して キャプスタン52とは対称な位置に配置されていないことで、大きな直径のフラ イホイ−ル54と重複していないにもかかわらず支持部材36の上面に載置され たテ−プカセット32の平面投影領域内から大きく水平方向に突出することがな いので外装ハウジング30の水平方向の寸法を小さくしている。
【0024】 両方向モ−タ58の出力軸には出力プ−リ58aが固定されていて、出力プ− リ58aにはフライホイ−ル54の周面のベルト係合溝との間に動力伝達ベルト 60が掛け渡されている。支持部材36の下面側でキャプスタン52の基端部に はさらに、キャプスタン52と同心的に図示しない出力小歯車が固定されている とともに図示しない遊星歯車を回転自在に支持した図示しない遊星レバ−が回動 自在に支持されている。上記遊星歯車は上記出力小歯車に噛合した状態で上記出 力小歯車の周囲を公転し、支持部材36の下面側で1対のリ−ル軸34a,34 bの基端部に同心的に固定された図示しない1対のリ−ル軸入力歯車の一方とこ れらの他方に噛合した状態で支持部材36の下面に回転自在に取り付けられた図 示しないアイドラ歯車とが上記遊星歯車の公転軌道上に位置している。
【0025】 支持部材36の下面側にはまた、図1に示す如く、1対のリ−ル軸34a,3 4bを結ぶ線に対してキャプスタン52とは反対側において他方のリ−ル軸34 bの近傍の隅部にスピ−カ62が配置されている。スピ−カ62は図示しない取 り付け部材により外装ハウジング30の下壁の内表面に固定されていて、上記下 壁に形成されている図示しないスピ−カ開口と対向しており、しかも支持部材3 6の上面に載置されたテ−プカセット32の平面投影領域内に大部分がはいって いるとともに大きな直径のフライホイ−ル54や両方向モ−タ58と重複してい ない。このように配置されたスピ−カ62もまた、外装ハウジング30の高さを 低くしているばかりでなく、外装ハウジング30の水平方向の寸法を小さくして いる。
【0026】 支持部材36の上面でテ−プカセット32の平面投影領域内には、1対のリ− ル軸34a,34bの略中間で1対のリ−ル軸34a,34bを結ぶ線に対して キャプスタン52とは対称な位置とキャプスタン52に対して1対のリ−ル軸3 4a,34bを結ぶ線と平行な方向における両側に支持部材36の上面における テ−プカセットの載置高さを規定する為のテ−プカセット高さ位置設定突起64 a,64b,64cが設けられている。
【0027】 キャプスタン52の両側のテ−プカセット高さ位置設定突起64b,64cに はテ−プカセットガイドピン66が同心的に形成されている。1対のテ−プカセ ットガイドピン66は、テ−プカセット32でピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿入窓 (図1では右縁)に沿ってキャプスタン挿入孔68とともにキャプスタン挿入孔 68の両側に形成されている1対のガイドピン挿入孔70に挿入され、キャプス タン52もまたキャプスタン挿入孔68に挿入されている。
【0028】 支持部材36の上面のテ−プカセット32は、上記上面で1対のリ−ル軸34 a,34bの略中間で1対のリ−ル軸34a,34bを結ぶ線に対してキャプス タン52とは対称な位置に設けられているカセットばね72によりキャプスタン 52に向かう方向に水平に付勢され、1対のテ−プカセットガイドピン66の周 面に1対のガイドピン挿入孔70の周縁を当接させることにより上記上面におけ る水平方向の位置が規定されている。
【0029】 支持部材36の上面にはさらに、テ−プカセット32のピンチロ−ラ/磁気ヘ ッド挿入窓に沿い延出した磁気ヘッド支持板80が配置されている。磁気ヘッド 支持板80には、キャプスタン52の両側で1対の録再ヘッド82a,82bが 夫々のコアのギャップをテ−プカセット32のピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿入窓 に対向させた状態でアジマス調整機構84を介して取り付けられている。
【0030】 夫々のアジマス調整機構84は、1対の録再ヘッド82a,82bの夫々が取 り付けられ上記ピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿入窓に沿った方向において夫々の録 再ヘッド82a,82bの両側面から水平に張り出したヘッド取付板84aと、 支持部材36の上面に固定されヘッド取付板84aの一方の側方張り出し部がビ ス84bにより上端面に固定された高さ位置決めカラ−84cと、支持部材36 の上面に固定されヘッド取付板84aの他方の側方張り出し部に形成された開口 に挿通されアジマスばね84dが巻装されたガイドピン84eと、ガイドピン8 4eの上端面に螺合されヘッド取付板84aの他方の側方張り出し部をアジマス ばね84dの付勢力に抗して下方に押さえつけるアジマス調整ねじ84fと、を 備えている。
【0031】 磁気ヘッド支持板80の長手方向の両端部に対応した位置で支持部材36には 上記ピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿入窓と直交する方向に所定の距離延出した1対 のガイド孔86a,86bが形成されており、1対のガイド孔86a,86bに は磁気ヘッド支持板80の上記両端部から下方に突出して固定された1対のガイ ドピン88a,88bが挿入されている。
【0032】 支持部材36の上面において磁気ヘッド支持板80の長手方向の両端部のさら に外方には1対の支持軸90a,90bが固定されており、1対の支持軸90a ,90bは、図2に示す如く、支持部材36の下面側にも突出している。
【0033】 支持部材36の下面側において、1対の支持軸90a,90bの下方突出部と 磁気ヘッド支持板80の両端部の1対のガイドピン88a,88bとの間には、 図1及び図2に示す如く、ねじりコイルばねを利用した1対のトグルばね92a ,92bの夫々の両端部が掛け止めされている。1対のトグルばね92a,92 bの夫々は、夫々が対応する磁気ヘッド支持板80の両端部の1対のガイドピン 88a,88bを対応する1対のガイド孔86a,86b中で長手方向における 中間位置を境にして上記長手方向の一端または他端へと付勢する。
【0034】 1対のガイドピン88a,88bの下方突出部には支持部材36の下面側に設 けられている図示しない1対のカムレバ−が当接しており、図示しない1対のカ ムレバ−はキャプスタン52の図示しない出力小歯車から1対のリ−ル軸34a ,34bまでの動力伝達経路から選択的に動力の伝達を受ける図示しない1対の カムにより駆動される。
【0035】 テ−プレコ−ダにストップモ−ドが設定されている間に磁気ヘッド支持板80 は、図示しない1対のカムに制御された図示しない1対のカムレバ−に1対のガ イドピン88a,88bの下方突出部を押圧されて、1対のガイドピン88a, 88bの下方突出部を1対のトグルばね92a,92bの付勢力により支持部材 36の1対のガイド孔86a,86b中でテ−プカセット32のピンチロ−ラ/ 磁気ヘッド挿入窓からもっとも遠い端に当接させている。この状態で磁気ヘッド 支持板80は図1とは異なり上記ピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿入窓に対して平行 に配置され、1対の録再ヘッド82a,82bを上記磁気ヘッドピンチロ−ラ/ 挿入窓から所定の距離だけ離間させている。
【0036】 なお図1はテ−プレコ−ダにプレイモ−ドが設定されている間の1つの状態を 示しており、ここにおいては磁気ヘッド支持板80が一方のガイドピン88aを 対応するガイド孔86a中で上記ピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿入窓に遠い方の端 に上記カムレバ−により保持しているととももに、また他方のガイドピン88b を対応するガイド孔86b中で上記ピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿入窓に近い方の 端に移動させている。これにより磁気ヘッド支持板80が上記ピンチロ−ラ/磁 気ヘッド挿入窓に対して傾斜して配置され、他方のガイドピン88bの近傍の録 再ヘッド82bを上記ピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿入窓に挿入させてテ−プカセ ット32中の磁気テ−プ32aに接触させている。上記の状態で磁気テ−プ32 aは一方のリ−ル軸34bから他方のlリ−ル軸34aに巻き取られる。
【0037】 磁気ヘッド支持板80の上述した如き傾斜は、一方のガイドピン88aに連結 されている一方のトグルばね92aが一方のガイドピン88aを対応するガイド 孔86a中で上記ピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿入窓に遠い方の端に付勢し、また 他方のガイドピン88bに連結されている他方のトグルばね92bが他方のガイ ドピン88bを対応するガイド孔86b中で上記ピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿入 窓に近い方の端に付勢していることにより安定して確保されている。
【0038】 なお、テ−プレコ−ダにストップモ−ドが設定されている間の図示しない上述 した平行状態からテ−プレコ−ダにプレイモ−ドが設定されている間の図1に示 された上述した傾斜状態への移行については後により詳細に説明する。
【0039】 支持部材36の上面側において一方の支持軸90bには、図1に示す如く、テ −プカセット32のピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿入窓に沿い磁気ヘッド支持板8 0上の1対の録再ヘッド82a,82b上を他方の支持軸90aに向かい延出し たピンチロ−ラレバ−94の基端部が回動自在に支持されている。上記基端部は 強度を向上させる為に横断面が略「コ」の字状に構成されており、この横断面の 上方水平部と下方水平部とが一方の支持軸90bの上端部と下端部に回動自在に 支持されている。
【0040】 ピンチロ−ラレバ−94は1対の録再ヘッド82a,82bの中間でキャプス タン52に対応した位置に横断面が略「コ」の字状に構成されているピンチロ− ラ支持片94aを有しており、ピンチロ−ラ支持片94aの上方水平部と下方水 平部とがピンチロ−ラ95を回転自在に支持している回転中心軸95aの上端部 と下端部とを支持している。
【0041】 ピンチロ−ラ支持片94aの下方水平部には下方の磁気ヘッド支持板80に向 かい折れ曲がった係合爪94bが形成されており、係合爪94bは磁気ヘッド支 持板80の対応する位置に形成されている係合開口80a(図1参照)に挿入さ れている。
【0042】 ピンチロ−ラレバ−94の先端部は他方の支持軸90aの直前で、図2に示す 如く、支持部材36の上面に向かい折り曲げられており、この折り曲げられた先 端部には他方の支持軸90aに巻装され一端を支持部材36に係合させたねじり コイルばね96の他端が係合されている。
【0043】 ねじりコイルばね96の付勢力はピンチロ−ラレバ−94をテ−プカセット3 2のピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿入窓に向かい付勢しているが、テ−プレコ−ダ にストップモ−ドが設定されている間にはピンチロ−ラレバ−94はピンチロ− ラ支持片94aの下方水平部の係合爪94bを磁気ヘッド支持板80の係合開口 80aの縁に当接させることによりねじりコイルばね96の付勢力に抗してピン チロ−ラ95をテ−プカセット32のピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿入窓から所定 の距離だけ離間させている。
【0044】 ねじりコイルばね96からピンチロ−ラレバ−94に与えられる付勢力は上述 したストップモ−ド設定状態で1対のトグルばね92a,92bから磁気ヘッド 支持板80に与えられている付勢力とは方向が逆で、しかも後者の付勢力よりも わずかに大きい。しかしテ−プレコ−ダにストップモ−ドが設定されている間に は、磁気ヘッド支持板80は図示しない1対のカムに制御された図示しない1対 のカムレバ−に1対のガイドピン88a,88bの下方突出部を押圧されている ので、ピンチロ−ラレバ−94のねじりコイルばね96の付勢力により磁気ヘッ ド支持板80はピンチロ−ラレバ−94とともにテ−プカセット32のピンチロ −ラ/磁気ヘッド挿入窓に接近しピンチロ−ラ95とともに1対の録再ヘッド8 2a,82bのいずれか一方をピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿入窓に挿入させ磁気 テ−プ32aに接触させることはない。
【0045】 他方の支持軸90aの上端面にはピンチロ−ラレバ−94の先端部に上方から 接触した浮上防止板98が取り付けられている。なお図1において浮上防止板9 8は、その下方に位置するねじりコイルばね96やトグルばね92aを明瞭に示 す為にその一部しか示されていない。
【0046】 図3には、上述した如く構成されているテ−プレコ−ダにおけるモ−タ58と 1対の録再ヘッド82a,82bの夫々のコア100a,100bのギャップと の位置関係が概略的に示されている。
【0047】 図1から明らかなように、1対の録再ヘッド82a,82bの夫々のコア10 0a,100bのギャップはテ−プカセット32のピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿 入窓に露出した磁気テ−プ32aに向いているので、支持部材36の下面側とは いえ1対のリ−ル軸34a,34bを結ぶ線に対してキャプスタン52とは反対 側でテ−プカセット32の平面投影領域内に位置する両方向モ−タ58とは対向 する位置関係にあり、しかも1対の録再ヘッド82a,82bに隣接した上記平 面投影領域内に位置する両方向モ−タ58が動作する間に両方向モ−タ58から 発生される電磁ノイズはテ−プレコ−ダに再生モ−ドが設定されている間に1対 の録再ヘッド82a,82bの夫々のコア100a,100bのギャップから同 時に入力されてしまう。
【0048】 支持部材36の下面側の隅部に位置する両方向モ−タ58と1対の録再ヘッド 82a,82bの夫々のコア100a,100bのギャップとの間の距離は、一 方の録再ヘッド82aから両方向モ−タ58までの距離の方が他方の録再ヘッド 82bから両方向モ−タ58までの距離よりも短い。
【0049】 この実施例で1対の録再ヘッド82a,82bは図3に示す如く並列に接続さ れたのち再生アンプ102を介してスピ−カ62に接続されている。1対の録再 ヘッド82a,82bの夫々のコア100a,100bにおけるコイルの巻き方 は逆であり、両方向モ−タ58までの距離が遠い方の録再ヘッド82bと両方向 モ−タ58との間には、両方向モ−タ58が動作している間に両方向モ−タ58 から発生される電磁ノイズが両方向モ−タ58との間の距離が相互に異なる1対 の録再ヘッド82a,82bの夫々のコア100a,100bのギャップに同時 に略等しい大きさで入力するよう磁性体板または磁性体箔106が配置されてい る。
【0050】 より詳細に説明すると、磁性体板または磁性体箔106は図1に示す如く非磁 性材料の支持部材36の上面で両方向モ−タモ−タ58の近傍から両方向モ−タ 58までの距離が遠い方の録再ヘッド82bの近傍まで延出するよう埋設または 張り付けられている。図2には、磁性体板または磁性体箔106が支持部材36 の上面で磁気ヘッド支持板80の下方に横たわっていることが太い黒線で示され ている。なお図2の上記太い黒線は支持部材36の上面にめり込むようにして示 されているがこれは図面を明確化する為にそう描かれたのであり、上述した如く 支持部材36の上面の上述した所定の位置に埋設または張り付けられる。
【0051】 なお図3においても前述の図4の場合と同様に、1対の録再ヘッド82a,8 2bの夫々のコア100a,100bのコイルの一端部の近傍に記されている小 さな黒丸は夫々のコア100a,100bにおけるコイルの巻き始めの位置を意 味している。
【0052】 上述した如く構成されているこの考案の一実施例に従ったノイズ除去機構を備 えたテ−プレコ−ダにおいては、外装ハウジング30の外表面に露出されている 図示しない操作釦を操作してプレイモ−ドを設定すると、両方向モ−タ58が出 力プ−リ58aを一方に回転させる。これによりキャプスタン52及びフライホ イ−ル54も一方に回転され、フライホイ−ル54の回転は前述の図示しない遊 星歯車の作用により一方のリ−ル軸34aの前述の図示しない入力歯車へと伝達 される。フライホイ−ル54の回転はまた一方のリ−ル軸34aから遠い方の前 述の図示しないカムへと伝達され、図示しないカムは前述の図示しないカムレバ −による一方のリ−ル軸34aから遠い方の磁気ヘッド支持板80の一方のガイ ドピン88bの下方突出部の押圧を解除する。これにより磁気ヘッド支持板80 は、ピンチロ−ラレバ−94とともにねじりコイルばね96の付勢力によって他 方のガイドピン88aを回動中心にしてテ−プカセット32のピンチロ−ラ/磁 気へッド挿入窓に向かい回動する。
【0053】 ピンチロ−ラレバ−94の上記回動はピンチロ−ラ95が上記ピンチロ−ラ/ 磁気へッド挿入窓に挿入され磁気テ−プ32aを図1に示す如くキャプスタン5 2上に押圧し磁気テ−プ32aをキャプスタン52と協働して挟持することによ り停止する。
【0054】 磁気ヘッド支持板80の上記回動は磁気ヘッド支持板80の一方のガイドピン 88bの下方突出部が対応するトグルばね92bの付勢力により対応するガイド 孔86b中で上記ピンチロ−ラ/磁気へッド挿入窓側の端に当接されることによ り停止し、この時点で一方のガイドピン88bの近傍の録再ヘッド82bが上記 ピンチロ−ラ/磁気へッド挿入窓に挿入され図1に示す如く磁気テ−プ32aに 当接される。
【0055】 なお磁気ヘッド支持板80の上述した如き回動は、一方のガイドピン88bの 下方突出部が対応するガイド孔86b中で上記ピンチロ−ラ/磁気へッド挿入窓 とは反対側の端から長手方向の中間位置に到達するまではピンチロ−ラレバ−9 4のねじりコイルばね96の付勢力のみにより対応するトグルばね92bの付勢 力に抗して行われるため比較的速度が遅いが、上記中間位置を過ぎるとトグルば ね92bの付勢力が一方のガイドピン88bの下方突出部に作用する方向が逆転 するのでねじりコイルばね96の付勢力ばかりでなくトグルばね92bの付勢力 によっても磁気ヘッド支持板80は回動を駆動されることになり回動速度を急に 向上させる。
【0056】 所定の速度で一方向に回転するキャプスタン52およびピンチロ−ラ95によ り他方のリ−ル軸34b上の図示しないリ−ルハブから所定の速度で引きだされ た磁気テ−プ32aから録再ヘッド82bが信号を拾い、図示しない電気回路に 送り図3に示したスピ−カ62から再生する。一方のリ−ル軸34a上の図示し ないリ−ルハブは、キャプスタン52およびピンチロ−ラ95から所定の速度で 送り出される磁気テ−プ32aを巻き取る。
【0057】 他方のリ−ル軸34b上の図示しないリ−ルハブにおいて磁気テ−プ32aが 終端に到達するとテ−プレコ−ダの外装ハウジング30中に設けられている公知 の磁気テ−プ終端検出手段が作動して、両方向モ−タ58を出力プ−リ58aが 他方に回転するよう制御する。
【0058】 これによりキャプスタン52及びフライホイ−ル54も他方に回転するように なり、フライホイ−ル54の回転は前述の図示しない遊星歯車の作用により他方 のリ−ル軸34bの前述の図示しない入力歯車へと伝達される。フライホイ−ル 54の回転はまた他方のリ−ル軸34bから遠い方の前述の図示しないカムへと 伝達され、図示しないカムは前述の図示しないカムレバ−による他方のリ−ル軸 34bから遠い方の磁気ヘッド支持板80の他方のガイドピン88aの下方突出 部の押圧を解除する。これにより磁気ヘッド支持板80は、ピンチロ−ラレバ− 94とともにねじりコイルばね96の付勢力によって一方のガイドピン88bを 回動中心にしてテ−プカセット32のピンチロ−ラ/磁気へッド挿入窓に向かい 回動する。
【0059】 ピンチロ−ラレバ−94の上記回動はピンチロ−ラ95が上記ピンチロ−ラ/ 磁気へッド挿入窓に挿入され磁気テ−プ32aをキャプスタン52上に押圧し磁 気テ−プ32aをキャプスタン52と協働して挟持することにより停止する。
【0060】 磁気ヘッド支持板80の上記回動は磁気ヘッド支持板80の他方のガイドピン 88aの下方突出部が対応するトグルばね92aの付勢力により対応するガイド 孔86a中で上記ピンチロ−ラ/磁気へッド挿入窓側の端に当接されることによ り停止し、この時点で他方のガイドピン88aの近傍の録再ヘッド82aが上記 ピンチロ−ラ/磁気へッド挿入窓に挿入され磁気テ−プ32aに当接される。
【0061】 なお磁気ヘッド支持板80のこの度の上述した如き回動もまた、前述した場合 と同様に、ピンチロ−ラレバ−94のねじりコイルばね96の付勢力と磁気ヘッ ド支持板80の他方のガイドピン88aに対応したトグルばね92aの付勢力と により制御される。
【0062】 所定の速度で他方向に回転するキャプスタン52およびピンチロ−ラ95によ り一方のリ−ル軸34a上の図示しないリ−ルハブから所定の速度で引きだされ た磁気テ−プ32aから録再ヘッド82aが信号を拾い、図示しない電気回路に 送り図3に示したスピ−カ62から再生する。他方のリ−ル軸34b上の図示し ないリ−ルハブは、キャプスタン52およびピンチロ−ラ95から所定の速度で 送り出される磁気テ−プ32aを巻き取る。
【0063】 上述した如くこの考案の実施例に従ったオ−トリバ−ス方式のテ−プレコ−ダ においては、磁気テ−プ32aの走行方向に対応して1対の録再ヘッド82a, 82bのいずれかが磁気テ−プ32aに接触するよう磁気ヘッド支持板80がテ −プカセット32のピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿入窓に対して傾斜するが、磁気 ヘッド支持板80のこの傾斜によっても磁性体板または磁性体箔106を介在さ せて両方向モ−タ58に対向している録再ヘッド82bと両方向モ−タ58との 間の距離は以前としてもう1つの録再ヘッド82aと両方向モ−タ58との間の 距離よりも長い。
【0064】 磁気ヘッド支持板80の上記傾斜が変化することにより1対の録再ヘッド82 a,82bはテ−プカセット32のピンチロ−ラ/磁気ヘッド挿入窓中の磁気テ −プ32dに対して交代で接離し両方向モ−タ58と夫々との間の距離を比較的 小さな範囲で変化させるので、両方向モ−タ58から発生する電磁ノイズが1対 の録再ヘッド82a,82bのコア100a,100bの夫々のギャップに入力 する大きさも小さな範囲で変化するが、この程度の小さな範囲の変動は磁性体板 または磁性体箔106を利用したこの考案の実施例におけるノイズ除去機構の機 能に影響を与えず、1対の録再ヘッド82a,82bのコア100a,100b の夫々のギャップからは上記電磁ノイズが略等しい強さで入力され、そして前述 した如く相互に打ち消される。
【0065】
【考案の効果】
以上詳述した如くこの考案の磁気記録再生装置のノイズ除去機構においては、 1対の磁気ヘッドのコアのギャップから相互に等しくない位置にあるモ−タから 発せられた電磁ノイズを、非磁性体で構成された支持部材上でモ−タとの間の距 離が長い方の磁気ヘッドのギャップとモ−タとの間に配置された磁性体により距 離が長い方の磁気ヘッドのギャップに対して距離が近い方の磁気ヘッドのギャッ プにおけるのと略等しい強さで入力させることが出来、これにより磁気ヘッドか らの再生出力を低下させることなく上記電磁ノイズを相互に打ち消すことが出来 る。しかも非磁性体で構成された支持部材上に配置された磁性体は構成が簡単で 安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に従ったノイズ除去機構を
備えた磁気記録再生装置の一種であるテ−プレコ−ダの
主要な構成を示す平面図である。
【図2】図1のテ−プレコ−ダの主要な構成の右側面図
である。
【図3】図1のテ−プレコ−ダにおける両方向モ−タと
1対の録再ヘッドの夫々のコアのギャップとの位置関
係、及び両方向モ−タまでの距離が長い方の録再ヘッド
と両方向モ−タとの間に配置されたノイズ除去の為の磁
性体板または磁性体箔を概略的に示す図である。
【図4】この考案が案出される過程で本考案の考案者が
考えたテ−プレコ−ダにおけるノイズ除去機構を概略的
に示す図である。
【符号の説明】
32…テ−プカセット,32a…磁気テ−プ,34a,
34b…リ−ル軸,36…支持部材,40…液晶カウン
タ,42…電池,52…キャプスタン,54…フライホ
イ−ル,58…両方向モ−タ,58a…出力プ−リ,6
0…動力伝達ベルト,62…スピ−カ,80…磁気ヘッ
ド支持板,82a,82b…録再ヘッド,86a,86
b…ガイド孔,88a,88b…ガイドピン,90a,
90b…支持軸,92a,92b…トグルばね,94…
ピンチロ−ラレバ−,95…ピンチロ−ラ,96…ねじ
りコイルばね,100a,100b…コア,104…再
生アンプ,106…磁性体板または磁性体箔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性体で構成された支持部材と;支持
    部材に回転自在に設けられ、磁気記録媒体の送り出しま
    たは巻き取りを行う1対のリ−ル軸と;1対のリ−ル軸
    の略中間で支持部材に回転自在に設けられたキャプスタ
    ンと;1対のリ−ル軸間の磁気記録媒体の走行経路に沿
    いキャプスタンの両側に設けられて相互に接続され、夫
    々のコイルが相互に正反対の方向に巻かれていて夫々の
    ギャップに同時に入力された信号を相互に打ち消す1対
    の磁気ヘッドと;1対の磁気ヘッドのギャップと対向す
    る側において1対のギャップからの距離が異なる位置に
    配置され、1対のリ−ル軸及び/またはキャプスタンを
    駆動するモ−タと;モ−タとの間の距離が長い方の磁気
    ヘッドのギャップとモ−タとの間に配置された磁性体
    と;を具備したことを特徴とする磁気記録再生装置のノ
    イズ除去機構。
JP3940191U 1991-05-29 1991-05-29 磁気記録再生装置のノイズ除去機構 Withdrawn JPH04132602U (ja)

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