JPH0413213B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0413213B2 JPH0413213B2 JP17027685A JP17027685A JPH0413213B2 JP H0413213 B2 JPH0413213 B2 JP H0413213B2 JP 17027685 A JP17027685 A JP 17027685A JP 17027685 A JP17027685 A JP 17027685A JP H0413213 B2 JPH0413213 B2 JP H0413213B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydrogen peroxide
- tank
- concentration
- aseptic filling
- filling machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N Hydrogen peroxide Chemical compound OO MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 93
- 238000012371 Aseptic Filling Methods 0.000 claims description 15
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 10
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
- 239000011550 stock solution Substances 0.000 claims description 5
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 6
- 238000011049 filling Methods 0.000 description 3
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 description 3
- ZCYVEMRRCGMTRW-UHFFFAOYSA-N 7553-56-2 Chemical compound [I] ZCYVEMRRCGMTRW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 229910052740 iodine Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000011630 iodine Substances 0.000 description 2
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 2
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 2
- 238000007655 standard test method Methods 0.000 description 2
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 description 2
- 239000005708 Sodium hypochlorite Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 238000005342 ion exchange Methods 0.000 description 1
- 229910021645 metal ion Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000002978 peroxides Chemical class 0.000 description 1
- 239000008213 purified water Substances 0.000 description 1
- SUKJFIGYRHOWBL-UHFFFAOYSA-N sodium hypochlorite Chemical compound [Na+].Cl[O-] SUKJFIGYRHOWBL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
- 238000004448 titration Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Package Closures (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は無菌充填機における過酸化水素濃度自
動測定制御方法とその装置に関するものである。
動測定制御方法とその装置に関するものである。
(従来技術)
従来無菌充填装置の無菌化手段は過酸化水素
(H2O2)、次亜塩酸ソーダ等を用いて充填容器を
無菌化している。とくに過酸化水素を用いる場合
は過酸化水素を加熱しながら噴霧等の塗布手段に
よつて容器等の無菌化を行つていた。
(H2O2)、次亜塩酸ソーダ等を用いて充填容器を
無菌化している。とくに過酸化水素を用いる場合
は過酸化水素を加熱しながら噴霧等の塗布手段に
よつて容器等の無菌化を行つていた。
(発明が解決しようとする問題点)
以上のような過酸化水素を加熱しながら噴霧等
の塗布手段によつて容器等の無菌化を行う場合過
酸化水素の濃度が上昇するため運転中あるいは状
況に応じて濃度測定を行い、過酸化水素の濃度調
整が必要であつた。
の塗布手段によつて容器等の無菌化を行う場合過
酸化水素の濃度が上昇するため運転中あるいは状
況に応じて濃度測定を行い、過酸化水素の濃度調
整が必要であつた。
しかし、この濃度測定は1回あたり約30分間の
時間を要する上、更にこの測定時に濃縮された過
酸化水素の飛散等の問題があるから危険な作業で
あつた。
時間を要する上、更にこの測定時に濃縮された過
酸化水素の飛散等の問題があるから危険な作業で
あつた。
(問題点を解決するための手段)
したがつて、本発明の技術的課題は危険防止と
測定時間の短縮を兼ねた無菌充填機における過酸
化水素濃度自動測定制御方法とその装置を提供し
ようとするもので、この技術的課題を解決する本
発明の技術的手段は、タンクから無菌充填機に導
入される過酸化水素を屈折計に導いてその屈折率
を連続的に測定しながら一定の関係にある屈折率
と濃度との関係を利用して演算制御装置で過酸化
水素濃度に変換し、この測定された濃度に基づき
演算制御装置で純水タンク並びに過酸化水素原液
タンクの各ポンプを制御しながらタンクへの過酸
化水素の供給量を調整しつつ無菌充填機への過酸
化水素の供給を制御することを特徴とする無菌充
填機における過酸化水素濃度自動測定制御方法と
ポンプを介して無菌充填機につながるタンクと、
該タンクから過酸化水素が導入される屈折計と、
屈折計で測定された過酸化水素の屈折率から過酸
化水素の濃度に変換する演算制御装置と、該演算
制御装置で自動制御される純水タンク並びに過酸
化水素原液タンクの各ポンプとからなり、該ポン
プからタンクに供給される純水と過酸化水素の量
を自動制御する無菌充填機における過酸化水素濃
度自動測定制御装置である。
測定時間の短縮を兼ねた無菌充填機における過酸
化水素濃度自動測定制御方法とその装置を提供し
ようとするもので、この技術的課題を解決する本
発明の技術的手段は、タンクから無菌充填機に導
入される過酸化水素を屈折計に導いてその屈折率
を連続的に測定しながら一定の関係にある屈折率
と濃度との関係を利用して演算制御装置で過酸化
水素濃度に変換し、この測定された濃度に基づき
演算制御装置で純水タンク並びに過酸化水素原液
タンクの各ポンプを制御しながらタンクへの過酸
化水素の供給量を調整しつつ無菌充填機への過酸
化水素の供給を制御することを特徴とする無菌充
填機における過酸化水素濃度自動測定制御方法と
ポンプを介して無菌充填機につながるタンクと、
該タンクから過酸化水素が導入される屈折計と、
屈折計で測定された過酸化水素の屈折率から過酸
化水素の濃度に変換する演算制御装置と、該演算
制御装置で自動制御される純水タンク並びに過酸
化水素原液タンクの各ポンプとからなり、該ポン
プからタンクに供給される純水と過酸化水素の量
を自動制御する無菌充填機における過酸化水素濃
度自動測定制御装置である。
(発明の効果)
この技術的手段によれば過酸化水素濃度を屈折
率から自動的に測定することができ、従来のよう
な人手による危険は未然に防止され、又、屈折率
から濃度が自動的に測定されるものであるから測
定時間が短縮され殺菌効果を高めることができ
る。
率から自動的に測定することができ、従来のよう
な人手による危険は未然に防止され、又、屈折率
から濃度が自動的に測定されるものであるから測
定時間が短縮され殺菌効果を高めることができ
る。
(実施例)
以下図面に示す実施例について説明する。
本発明者等はオンラインでの測定が可能でかつ
過酸化水素の濃度と相関関係をもつ因子を見つけ
るため次の測定方法で実験を試みた。
過酸化水素の濃度と相関関係をもつ因子を見つけ
るため次の測定方法で実験を試みた。
屈折計
屈折率と濃度(標準試験方法)の関係を実験
してみたところ後述するようなリニアな関係に
あることが認められたのでプロセス屈折計を用
いればオンラインでの測定が可能であると推測
された。
してみたところ後述するようなリニアな関係に
あることが認められたのでプロセス屈折計を用
いればオンラインでの測定が可能であると推測
された。
電気伝動度
電気伝導度による測定では金属イオンの影響
による誤差、過酸化水素の再使用による不純物
含有による誤差等で正確な値がえられない。
による誤差、過酸化水素の再使用による不純物
含有による誤差等で正確な値がえられない。
沃素法
標準試験法であるが滴定によるので時間がか
かると共にオンラインでの測定は不可能であ
る。
かると共にオンラインでの測定は不可能であ
る。
比重計
比重計によりほぼリニアーな関係がえられる
時間がかかると共にオンラインでの測定はでき
ない。
時間がかかると共にオンラインでの測定はでき
ない。
以上の測定法から屈折計を用いて予め各種濃度
の過酸化溶液をつくり、之等の濃度を沃素法を用
いて測定しておき、これらの屈折率をそれぞれ測
定し、それらの値を縦軸に過酸化水素濃度を横軸
に屈折率をとつてプロツトしたところ第1図のよ
うにリニアな関係になることが解つた。そこでこ
の直線から実験式を求めたところXを屈折率と
し、Yを過酸化水素濃度とすると、 Y=1637.08X−2179.39 の関係式がえられた。
の過酸化溶液をつくり、之等の濃度を沃素法を用
いて測定しておき、これらの屈折率をそれぞれ測
定し、それらの値を縦軸に過酸化水素濃度を横軸
に屈折率をとつてプロツトしたところ第1図のよ
うにリニアな関係になることが解つた。そこでこ
の直線から実験式を求めたところXを屈折率と
し、Yを過酸化水素濃度とすると、 Y=1637.08X−2179.39 の関係式がえられた。
そこでこの関係式に基づき、プロセス屈折計を
用いて第2図のようなシステム装置で無菌充填機
の自動制御を行つた。
用いて第2図のようなシステム装置で無菌充填機
の自動制御を行つた。
1,2は無菌充填機であつて、之等にはタンク
5,6からポンプ3,4を介して過酸化水素溶液
が供給される。
5,6からポンプ3,4を介して過酸化水素溶液
が供給される。
回収タンク13とはパイプ9,10とポンプ1
4で過酸化水素溶液がタンク5,6に供給され
る。
4で過酸化水素溶液がタンク5,6に供給され
る。
各充填機からの過酸化水素はポンプ7,8とパ
イプ11,12を介して回収タンク13に還元さ
れる。
イプ11,12を介して回収タンク13に還元さ
れる。
回収タンク13からは過酸化水素溶液がポンプ
15を介して屈折計16に導入され、パイプ25
で回収タンク13に還元されるようになつてい
る。
15を介して屈折計16に導入され、パイプ25
で回収タンク13に還元されるようになつてい
る。
屈折計16で測定された過酸化水素溶液の屈折
率は演算制御装置17の演算回路で濃度に換算さ
れ、この濃度に基づいてポンプ18,19が自動
制御され、イオン交換を行つた純水が収容されて
いる純水タンク20中の純水と過酸化水素原液タ
ンク21の原液とがパイプ23,24を介して回
収タンク13に供給されるようになつている。
率は演算制御装置17の演算回路で濃度に換算さ
れ、この濃度に基づいてポンプ18,19が自動
制御され、イオン交換を行つた純水が収容されて
いる純水タンク20中の純水と過酸化水素原液タ
ンク21の原液とがパイプ23,24を介して回
収タンク13に供給されるようになつている。
したがつて過酸化水素の屈折率を連続的に測定
しながら演算回路で過酸化水素濃度に変換し、制
御回路によつて純水タンク20並びに過酸化水素
原液タンク21の各ポンプ18,19を制御しな
がら過酸化水素濃度を制御することができるので
ある。
しながら演算回路で過酸化水素濃度に変換し、制
御回路によつて純水タンク20並びに過酸化水素
原液タンク21の各ポンプ18,19を制御しな
がら過酸化水素濃度を制御することができるので
ある。
第1図は過酸化水素濃度と屈折率との関係を示
すグラフ第2図は本発明にかかるシステム回路図
である。 1,2……充填機、3,4……ポンプ、5,6
……過酸化水素タンク、13……回収タンク、1
6……屈折計、17……演算制御装置、18,1
9……ポンプ、20……純水タンク、21……過
酸化水素原液タンク。
すグラフ第2図は本発明にかかるシステム回路図
である。 1,2……充填機、3,4……ポンプ、5,6
……過酸化水素タンク、13……回収タンク、1
6……屈折計、17……演算制御装置、18,1
9……ポンプ、20……純水タンク、21……過
酸化水素原液タンク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 タンクから無菌充填機に導入される過酸化水
素を屈折計に導いてその屈折率を連続的に測定し
ながら一定の関係にある屈折率と濃度との関係を
利用して演算制御装置で過酸化水素濃度に変換
し、この測定された濃度に基づき演算制御装置で
純水タンク並びに過酸化水素原液タンクの各ポン
プを制御しながらタンクへの過酸化水素の供給量
を調整しつつ無菌充填機への過酸化水素の供給を
制御することを特徴とする無菌充填機における過
酸化水素濃度自動測定制御方法。 2 ポンプを介して無菌充填機につながるタンク
と、該タンクから過酸化水素が導入される屈折計
と、屈折計で測定された過酸化水素の屈折率から
過酸化水素の濃度に変換する演算制御装置と、該
演算制御装置で自動制御される純水タンク並びに
過酸化水素原液タンクの各ポンプとからなり、該
ポンプからタンクに供給される純水と過酸化水素
の量を自動制御する無菌充填機における過酸化水
素濃度自動測定制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60170276A JPS6239431A (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 | 無菌充填機における過酸化水素濃度自動測定制御方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60170276A JPS6239431A (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 | 無菌充填機における過酸化水素濃度自動測定制御方法とその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6239431A JPS6239431A (ja) | 1987-02-20 |
JPH0413213B2 true JPH0413213B2 (ja) | 1992-03-09 |
Family
ID=15901943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60170276A Granted JPS6239431A (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 | 無菌充填機における過酸化水素濃度自動測定制御方法とその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6239431A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018500246A (ja) * | 2014-12-16 | 2018-01-11 | エスアイジー テクノロジー アーゲー | 容器を滅菌するための方法および装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2609457B2 (ja) * | 1987-12-16 | 1997-05-14 | 大日本印刷株式会社 | 過酸化水素水の濃度測定方法 |
-
1985
- 1985-08-01 JP JP60170276A patent/JPS6239431A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018500246A (ja) * | 2014-12-16 | 2018-01-11 | エスアイジー テクノロジー アーゲー | 容器を滅菌するための方法および装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6239431A (ja) | 1987-02-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN111348786A (zh) | 一种废水软化预处理系统自动加药控制系统及方法 | |
JPH0413213B2 (ja) | ||
EP1373600B1 (en) | Method of controlling solution concentration in strip cleaning line | |
CN111781247A (zh) | 一种高参数锅炉炉水水质监测系统及方法 | |
JPH0651914B2 (ja) | 薄膜エッチング装置 | |
CN211800636U (zh) | 一种次氯酸钠溶液自动配制和充装装置 | |
KR940007702B1 (ko) | 약액처리장치 | |
US5869342A (en) | Method and system for continuously monitoring and controlling a process stream for dechlorination residual | |
JP7284624B2 (ja) | 残留塩素除去方法、残留塩素除去システムの制御装置及び残留塩素除去システム | |
JP2002174402A (ja) | ボイラ水処理方法およびボイラ水処理システム | |
JP3372078B2 (ja) | 亜塩素酸イオンの測定方法 | |
JPH0724498U (ja) | ドラム型ボイラプラントにおけるリン酸ソーダ自動注入装置 | |
ATE96913T1 (de) | Verfahren und geraet zum bleichen von textilnetzen. | |
CN212658656U (zh) | 一种高参数锅炉炉水水质监测系统 | |
JPH0718831B2 (ja) | 液体循環プラントにおける循環液の管理方法、特に加圧水型原子炉における一次冷却水の管理方法および装置 | |
JP5843600B2 (ja) | 次亜塩素酸ナトリウム希釈水溶液の生成注入方法 | |
CN217060182U (zh) | 一种用于核电站移动式钠离子浓度测量装置 | |
JP2000131308A (ja) | 超純水中の溶存窒素濃度測定装置及び測定方法 | |
JPH04297704A (ja) | ボイラ缶水の脱酸素剤濃度制御方法 | |
JP2521215Y2 (ja) | Cod自動測定装置 | |
JPS6352009B2 (ja) | ||
JPH0717000Y2 (ja) | 残留塩素計 | |
CN114910531A (zh) | 基于氯离子传感器的浓缩倍率在线检测系统以及检测方法 | |
KR870001704B1 (ko) | 가성소오다 수용액농도의 자동조액장치 | |
JP4010133B2 (ja) | 滅菌器 |