JPH04125429U - 面実装トランス - Google Patents

面実装トランス

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JPH04125429U
JPH04125429U JP4026991U JP4026991U JPH04125429U JP H04125429 U JPH04125429 U JP H04125429U JP 4026991 U JP4026991 U JP 4026991U JP 4026991 U JP4026991 U JP 4026991U JP H04125429 U JPH04125429 U JP H04125429U
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JP
Japan
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cover
transformer
suction
attached
transformer body
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Pending
Application number
JP4026991U
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English (en)
Inventor
雅之 樽谷
正利 蓮
幸平 岡野
Original Assignee
株式会社タムラ製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社タムラ製作所 filed Critical 株式会社タムラ製作所
Priority to JP4026991U priority Critical patent/JPH04125429U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸着ノズルにより吸着し移送する部品本体の
吸着面の平面度を簡単に上げることができ、しかも電子
部品としての必要な機能を付加したうえで、部品本体を
最小限度まで小型化すること。 【構成】 装着機に保持される部品本体であるトランス
本体1の吸着部分に、平坦な表面7aの天井板7を有し
かつトランス本体1に係止可能なカバー6を取り付けて
面実装トランスを構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、SMT(表面実装技術)において、装着機により保持しやすいよう にした面実装トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】
装着機で基板に面実装トランスの如き電子部品を装着する技術では、一般的に 吸着ノズルを使う場合が多い。その場合、吸着ノズルにより吸着する電子部品の 吸着面の平面度が基板への装着精度と関係してくる。すなわち、吸着ノズルによ り吸着する電子部品の吸着面の平面度が悪いと、電子部品を移送中、電子部品が 動いたり、落下したりすることになる。また、電子部品の吸着面の平面度を高め 、十分な吸着力を維持することにより、電子部品の移送スピードを向上させるこ ともできる。さらに、SMTの場合、装着精度が安全規格の空間沿面距離の寸法 精度とも関係してくる。
【0003】 この場合、電子部品が面実装トランスでは、ボビンの上面と、このボビンに組 込まれたコアの上面とが凹凸になっており、この部分を面一にし、かつその平面 度を上げることは、構造上、困難な場合が多い。そこで、凹部に凸部と面一にな るように従来充填物を詰め、吸着ノズルにより吸着し易いようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述の充填物を詰めて吸着面を面一にする従来技術では充填物によっ て電子部品の外形が大きくなる問題があり、また、充填物を詰めるために手間が 多くかかるといった課題があった。
【0005】 本考案はこのようなことに鑑み提案されたもので、その目的とするところは、 吸着ノズルにより吸着し移送する部品本体の吸着面の平面度を簡単に上げること ができ、しかも構造が簡単な移送用のカバーを容易、かつ確実にトランス本体に 取付けることができ、装着精度が良く、また、大型化を防止した面実装トランス を提供することにある。
【0006】 また、装着機として吸着ノズルとメカニカルチャックのいずれを使用しても部 品本体を確実に吸着または把持でき、かつチャッキングによる部品本体の損傷を 防止し得る面実装トランスを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の目的を達成するため、装着機に保持されるトランス本体上部に カバーを取付け可能とし、このカバーを、表面が平坦な吸着ノズル用の吸着部分 と、この吸着部分の両側部に付設したメカニカルチャック用の把持部分とを有す るキャップ型に形成し、かつ前記トランス本体とカバーとの間に、互いに嵌合可 能な位置決め用の凹,凸部を設けた構成としている。
【0008】
【作用】
本考案では、吸着ノズルにより吸着されるトランス本体の吸着部分に、表面が 平坦なカバーを取付けているので、たとえトランス本体自身の吸着部分が平坦に 仕上がっていなくても、カバーの表面で補足できるので、吸着ノズルの吸着力を 高め、基板への移送スピードを上げ、かつ装着精度を向上させることが可能とな る。
【0009】 しかも、本考案ではトランス本体に、表面が平坦なカバーを簡単に係止できる ようにしているので、吸着面の平面度を簡単に上げることができるし、嵩ばらな いので、電子部品としての必要な機能を付加したうえで、最小限まで小型化する ことができる。
【0010】 また、本考案では前記カバーをキャップ型とし、表面が平坦な吸着ノズル用の 吸着部分と、これの両側部に付設されたメカニカルチャック用の把持部分とを形 成しているので、装着機として吸着ノズルとメカニカルチャックのいずれを使用 した場合にも、トランス本体を確実に吸着、または把持することができるし、メ カニカルチャック用の把持部分により、チャッキングによる部品本体の損傷を防 止することが可能となる。
【0011】 さらに、本考案では前記トランス本体とカバーとの間に、位置決め用の凹,凸 部を設けているので、トランス本体に対してカバーを正確に位置決めして取付け ることができる結果、トランス本体から基板上の部品装着位置までの距離、およ び基板上の部品装着位置に対する部品の向き等を正確に予測できるため、基板上 にトランス本体を高精度で実装することが可能となる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図3は本考案の一実 施例を示す斜視図である。
【0013】 この図に示す実施例では、電子部品として面実装タイプのトランスを対象とし ているが、他の小型トランス等であっても良い。しかして、このトランス本体1 は、周知のように、ボビン2と、これに巻装されたコイル3と、ボビン2に組込 まれたコア4と、ボビン2の下部の両側にそれぞれ複数本ずつ植設された端子5 とを有して構成されている。また、このトランス本体1の前記ボビン2の上面と コア4の上面間には、ギャップが付いて凹凸状となっている。
【0014】 この場合、本考案では、トランス本体1に、樹脂製のカバー6を取り付けるよ うにしている。このカバー6は、平面から見てほぼ四角形の天井板7と、これの 周囲4側部に付設された側板8とを有するキャップ型に形成されている。前記天 井板7は、表面、つまり上面7aが平坦に形成されていて、吸着ノズル(図示省 略)用の吸着面として使用される。また、前記4枚の側板8のうちの、互いに対 向する2枚の側板8,8は、メカニカルチャック(図示省略)用の把持部分とし て使用される。
【0015】 前記トランス本体1とカバー6には、カバー6の係止手段が設けられている。 すなわち、この係止手段は、前記ボビン2の上部フランジ9に切欠溝10を介し て設けられた4個の係止部11と、前記カバー6の天井板7の四隅の近傍に下方 に向って垂設された係止爪12とで形成されている。そして、該係止爪12を切 欠溝10に挿通し、上部フランジ9に設けられた係止部11の裏側外方にそのフ ック状の先端部をかけ止めることにより、トランス本体1にカバー6を一体に係 止し得るようにしている。
【0016】 さらに、トランス本体1とカバー6間には、位置決め手段が設けられている。 この位置決め手段は、トランス本体1のボビン2の上部フランジ9の適位置に形 成した少なくとも2個の凹部13と、各凹部13に対応させてカバー6の天井板 7の裏面に付設された凸部14とで形成されており、凹部13に当該凸部14を 嵌合させることにより、トランス本体1に対してカバー6を位置決めして取り付 け得るようになっている。
【0017】 以上のように構成した実施例において、電子部品である面実装タイプのトラン ス本体1にカバー6を装着するには、カバー6の天井板7に垂設された4本の係 止爪12を、小型トランス1のボビン2の上部フランジ9に形成された4個の切 欠溝10に合わせて差し込み、このとき前記上部フランジ9に形成された2個の 凹部13に、カバー6の天井板7の裏面に付設された2個の凸部14を嵌合させ 、カバー6を小型トランス1に押し付ける。これにより、前記4本の係止爪12 がその材質に起因する各係止爪自体の弾発性により上部フランジ9の4個の係止 爪11の裏面側からかけ止められ、トランス本体1にカバー6が位置決めされつ つ一体に取付けることができ、装着機に容易、確実に装着可能な面実装トランス を構成することができる。
【0018】 しかして、トランス本体1にカバー6を取付けた状態で、装着機によりトラン ス本体1を基板(図示省略)に装着するには、装着機が吸着ノズルの場合にはカ バー6の天井板7の平坦な表面7aを吸着ノズルで吸着し、部品供給位置から基 板上まで小型トランス1を移送し、装着すれば良い。
【0019】 この実施例では、トランス本体1の吸着、移送時に、トランス本体1に一体に 装着されたカバー6の天井板7の平坦な表面7aを吸着するようにしているので 、吸着力を強くすることができ、したがって移送中のトランス本体1の位置ずれ や落下などのトラブルを未然に防止することがきる外、基板への移送スピードを 上げることができる。しかも、位置決め手段を介してトランス本体1にカバー6 を位置決めして取付けているので、部品供給位置と基板への装着位置、および基 板に対するトランス本体1の向きを正確に予測できることと、トランス本体1を 移送中に動かないように強力に吸着することができることと相俟って、基板にト ランス本体1を正確に装着することができる。
【0020】 また、装着機がメカニカルチャックの場合には、トランス本体1に一体に取付 けられたカバー6の側部の互いに対向する側板8,8をその外側で把持し、部品 供給位置から基板上まで移送する。この場合にも、前述したところと同様の作用 で、基板に対してトランス本体1を正確に装着することができる。また、メカニ カルチャックによりトランス本体1を強力に把持しても、側板8により把持力か らカバー6の内部の部分を保護できるので、チャッキングによるトランス本体1 の損傷を防止することが可能となる。
【0021】 なお、本考案は面実装トランスやそれに類する小型のトランス1に限らず、何 らかの事情で吸着ノズルによる吸着面にギャップが生じるような小型の電子部品 全般に適用することが可能である。
【0022】 また、位置決め手段の凹、凸部は、部品本体側に凸部を設け、カバー側に凹部 を形成してもよく、要は部品本体に対してカバーを位置決めして取り付けられる ようになっていればよい。
【0023】
【考案の効果】 以上のように構成した本考案によれば、トランス本体1の如き部品の吸着部分 に、表面が平坦なカバー6を取付けているため、たとえ部品本体における吸着ノ ズルの吸着部分が平坦に仕上がっていなくても、カバー6の表面で補足できるの で、吸着ノズルの吸着力を高め、基板への移送スピードを上げ、かつ装着精度を 向上させ得る効果を有し、また、部品本体に、表面が平坦なカバー6を係止する ようにしているので、吸着面の平面度を簡単に上げることができるし、嵩ばらな いので、電子部品としての必要な機能を付加したうえで、最小限度まで小型化し 得る効果もある。 また、カバー6に、表面が平坦な吸着ノズル用の吸着部分と、これの両側部に 付設されたメカニカルチャック用の把持部分とを形成しているので、装着機とし て吸着ノズルとメカニカルチャックのいずれを使用した場合にも、部品本体を確 実に吸着しまたは把持することができ、この把持部分によりメカニカルチャック の把持力からカバーの内部を保護し、チャッキングによる部品本体の損傷を防止 し得る効果がある。 さらに、部品本体とカバーとの間に、位置決め用の凹,凸部を設けているので 、部品本体に対してカバーを正確に位置決めして取付けることができる結果、部 品本体から基板上の部品装着位置までの距離、および基板上の部品装着位置に対 する部品の向き等を正確に予測できるため、部品本体を高精度で実装し得る効果 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】同上の正面図である。
【符号の説明】
1 電子部品の部品本体であるトランス本体 6 カバー 7 カバーの天井板 7a 天井板の平坦な表面 8 カバーの側板 9 小型トランスのボビンの上部フランジ 11 上部フランジに形成された係止部 12 カバーの天井板に設けられた係止爪 13 位置決め手段の凹部 14 位置決め手段の凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着機に保持されるトランス本体上部に
    カバーを取付け可能とし、このカバーを、表面が平坦な
    吸着ノズル用の吸着部分と、この吸着部分の両側部に付
    設したメカニカルチャック用の把持部分とを有するキャ
    ップ型に形成し、かつ前記トランス本体とカバーとの間
    に、互いに嵌合可能な位置決め用の凹,凸部を設けたこ
    とを特徴とする面実装トランス。
JP4026991U 1991-05-01 1991-05-01 面実装トランス Pending JPH04125429U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4026991U JPH04125429U (ja) 1991-05-01 1991-05-01 面実装トランス

Applications Claiming Priority (1)

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JP4026991U JPH04125429U (ja) 1991-05-01 1991-05-01 面実装トランス

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Publication Number Publication Date
JPH04125429U true JPH04125429U (ja) 1992-11-16

Family

ID=31921371

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JP4026991U Pending JPH04125429U (ja) 1991-05-01 1991-05-01 面実装トランス

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JP (1) JPH04125429U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6153916B2 (ja) * 1979-03-15 1986-11-19 Rca Corp
JP4096813B2 (ja) * 2003-05-29 2008-06-04 松下電器産業株式会社 誘導加熱調理器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6153916B2 (ja) * 1979-03-15 1986-11-19 Rca Corp
JP4096813B2 (ja) * 2003-05-29 2008-06-04 松下電器産業株式会社 誘導加熱調理器

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