JPH04110886U - ウインドガラスの昇降ガイド装置 - Google Patents
ウインドガラスの昇降ガイド装置Info
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- JPH04110886U JPH04110886U JP1389991U JP1389991U JPH04110886U JP H04110886 U JPH04110886 U JP H04110886U JP 1389991 U JP1389991 U JP 1389991U JP 1389991 U JP1389991 U JP 1389991U JP H04110886 U JPH04110886 U JP H04110886U
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- Window Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 走行時の吸い出しに対して高い支持力が得な
がら、重量・コストの面で有利であり、かつ、ウインド
ガラスが3次曲面形状であってもガイドレールの取り付
けが簡単に行えるようにしたウインドガラスの昇降ガイ
ド装置を提供すること。 【構成】 ウインドガラス1の下部に、その前後位置に
おいて上下に支持スパンをとってガイドローラ3a,3
b,3c及びスタビライザ用ローラ4からなる4個のロ
ーラを設け、ガイドローラ3a,3b,3cのスライド
をガイドするガイドレール5a,5b,5cをドア2の
内部に3本設け、さらに、ウインドガラス1の全閉及び
その近傍位置でのみこのスタビライザ用ローラ4を支持
するスタビライザ用プレート6をドア2の内部に設け
た。
がら、重量・コストの面で有利であり、かつ、ウインド
ガラスが3次曲面形状であってもガイドレールの取り付
けが簡単に行えるようにしたウインドガラスの昇降ガイ
ド装置を提供すること。 【構成】 ウインドガラス1の下部に、その前後位置に
おいて上下に支持スパンをとってガイドローラ3a,3
b,3c及びスタビライザ用ローラ4からなる4個のロ
ーラを設け、ガイドローラ3a,3b,3cのスライド
をガイドするガイドレール5a,5b,5cをドア2の
内部に3本設け、さらに、ウインドガラス1の全閉及び
その近傍位置でのみこのスタビライザ用ローラ4を支持
するスタビライザ用プレート6をドア2の内部に設け
た。
Description
【0001】
本考案は、自動車のドアに設けられたウインドガラスの昇降ガイド装置に関す
る。
【0002】
自動車のドアに設けられるウインドガラスを昇降させる場合には、ドアウエス
ト部(ウインドガラスの昇降口)で一定のシール関係が得られるように、ウイン
ドガラスがこのドアウエスト部において幅方向に振れが生じないようにすべくウ
インドガラスのスライドをガイドする必要があるもので、特に、ウインドガラス
が3次曲面形状である場合には、少なくとも3ヵ所でウインドガラスのスライド
をガイドしなければ、このようにドアウエスト部の幅方向の振れを抑えることが
できない(実開平1−70979号公報参照)。
【0003】
又、サッシュレスドアでは、ウインドガラスの上部支持力が弱くなりがちで、
特に、ウインドガラスが全閉位置から少し開いた全閉近傍位置では、走行時にウ
インドガラスの上部が車体外側に吸い出されることから、この吸い出しでウイン
ドガラスの上部が車体外側に大きく移動しないように、支持力を高くしなければ
ならない。このためには、ウインドガラスの下部の前後において、上下方向に所
定以上の支持スパンを確保して支持する必要があり、すなわち、少なくとも4点
(前上・前下・後上・後下)で支持する必要がある。
【0004】
従来、上述のような観点に立って構成したウインドガラスの昇降ガイド装置と
しては、例えば、特開昭56−81785号公報に記載されたようなものが知ら
れている。この従来装置は、ウインドガラスの下部の前後において上下に支持ス
パンを確保して都合4ヵ所にガイドローラが取り付けられ、各ガイドローラがそ
れぞれスライド可能に取り付けられガイドレールがドアに固定されたものであっ
た。従って、この従来装置では、ガイドローラとガイドレールとの組が4対設け
られているため、3次曲面形状のウインドガラスに対応することができると共に
走行時の吸い出しに十分対応できる高い支持力が得られるものであった。
【0005】
しかしながら、上述のような従来のウインドガラスの昇降ガイド装置にあって
は、ウインドガラスが3次曲面形状である場合には、その3次曲面形状に対応し
て、4本のガイドレールそれぞれに異なる曲率を持たせるのであるが、4点支持
である場合には、ガイドレールの取付位置が少しでもずれるとどこか1点がスラ
イド抵抗となってしまうため、高度な取付精度が要求されることになる。
【0006】
従って、従来のウインドガラスの昇降ガイド装置では、4本のガイドレールが
必要となるために、重量・コストの面で不利になるという問題があると共に、高
度な取付精度が要求され、取り付けに手間がかかりすぎ、作業能率が悪いという
問題があった。
【0007】
本考案は、上記のような問題に着目し、走行時の吸い出しに対して高い支持力
を得ながら、重量・コストの面で有利であり、かつ、ウインドガラスが3次曲面
形状であってもガイドレールの取り付けが簡単に行えるようにしたウインドガラ
スの昇降ガイド装置を提供することを目的としている。
【0008】
上述の目的を達成するために、本考案のウインドガラスの昇降ガイド装置は、
ウインドガラスの下部に、その前後において上下に支持スパンをとった複数個の
昇降用スライダ及び少なくとも1個のスタビライザ用スライダが設けられ、前記
昇降用スライダのスライドをガイドし、昇降用スライダと同数個のガイドレール
が、ドア内部に設けられ、前記ウインドガラスが全閉及びその近傍位置である時
のみこのスタビライザ用スライダを支持するスタビライザ用プレートが、ドア内
部に設けられている手段とした。
【0009】
ウインドガラスを昇降させる時には、ウインドガラスは、複数の昇降用スライ
ダとガイドレールとの組によってスライドがガイドされる。従って、ウインドガ
ラスが3次曲面形状の場合でも、昇降用スライダのガイド位置を調整し、ガイド
レールにそれぞれ異なる曲率をもたせることで、ドアウエスト部(昇降口)に対
するウインドガラスの位置関係を一定に保って所定のシール状態を確保すること
ができる。
【0010】
又、ウインドガラスが下降状態から全閉近傍位置まで上昇した時には、それま
でフリーの状態であったスタビライザ用スライダがスタビライザ用プレートに支
持される。このため、ウインドガラスが確実に支持され、ウインドガラスの支持
力が高まり、高速走行に伴なう吸い出し作用によりウインドガラスの上部が車体
外側に大きく移動するといったことを防止できる。このように、ウインドガラス
が全閉近傍位置で少なくとも1対のスタビライザ用スライダとスタビライザ用プ
レートでウインドガラスを支持するので、少なくとも1対の昇降用スライダとガ
イドレールを廃止しても、ウインドガラスの吸い出しが防止でき、取付精度がき
わめて低くて済み、取付作業が簡単になる。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面により詳述する。図1は実施例のウインドガラス
を示す分解斜視図、図2は該昇降ガイド装置の要部を示す断面図で、図中1はウ
インドガラスである。
【0012】
前記ウインドガラス1は、3次曲面形状に形成され、車体のドア開口部に設け
られたドア2の内部に、ウインドレギュレータによって昇降可能に設けられてい
る。尚、ウインドレギュレータとしては、例えば、ニッサンサービス周報第48
9号(発行:昭和58年9月 発行所:日産自動車株式会社)のIV−18頁等で
周知であるので、説明は省略する。
【0013】
前記ドア2は、インナパネル2aとアウタパネル2bとが接合されたもので、
内部にウインドガラス1の収納空間20が形成されていると共に、ドアウエスト
となる上縁にウインドガラス1の昇降口21が開口され、かつウインドサッシュ
を有しないサッシュレスドア形式に形成されている。
【0014】
又、前記ウインドガラス1には、その下部の前側1ヵ所と後側2ヵ所との合計
3ヵ所にガイドローラ(昇降用スライダ)3a,3b,3cが取り付けられてお
り、この場合、最後側のガイドローラ3cは、他のガイドローラ3a,3bより
も上方に配置して十分な支持スパンprを確保して取り付けられている。
【0015】
又、前記ウインドガラス1には、その下部の前側1ヵ所にスタビライザ用ロー
ラ(スタビライザ用スライダ)4が取り付けられており、このスタビライザ用ロ
ーラ4は、前記最前側のガイドローラ3aのやや後方で、前記最後側のガイドロ
ーラ3cと同じ高さに位置して取り付けられている。すなわち、十分な支持スパ
ンpfが確保されている。
【0016】
そして、前記各ガイドローラ3a,3b,3cがそれぞれ上下にスライド可能
に嵌合されるガイドレール5a,5b,5cがドア2に上下方向に延在して固定
されていると共に、前記スタビライザ用ローラ4が当接走行するスタビライザ用
プレート6がガイドレール5aに固定されている。このスタビライザ用プレート
6は、ウインドガラス1の全閉近傍において、即ち、全閉位置より少し開いた位
置から全閉位置との間にかけてスタビライザ用ローラ4が当接するように上下方
向に延在されている。尚、図2において7はドア開口部の車体側に取り付けられ
たウエザストリップ、8は昇降口21に設けられたシールリップである。
【0017】
次に、実施例の作用を説明する。
【0018】
本実施例の昇降ガイド装置では、ガイドローラ3a,3b,3cとガイドレー
ル5a,5b,5cとの組が3対と、これにスタビライザ用ローラ4とスタビラ
イザ用プレート6の組が1対設けられている。
【0019】
従って、ウインドガラス1は、その昇降に際し、3対設けられたガイドローラ
3a,3b,3cとガイドレール5a,5b,5cとの組によってスライドがガ
イドされる。このように3箇所でスライドガイドするから、3次曲面形状のウイ
ンドガラス1でも昇降時に昇降口21でウインドガラス1が幅方向に振れるのを
抑えてウインドガラス1とシールリップ8とを常時当接させて一定のシール状態
を確保することができる。
【0020】
又、ウインドガラス1が全閉近傍位置にある場合、スタビライザ用ローラ4が
スタビライザ用プレート6に当接するため、この位置ではウインドガラス1が4
ヵ所で支持される。このため、高速走行時の吸い出し作用に対して高い支持力が
得られ、吸い出しによりウインドガラス1の上部が車体外側に大きく移動するの
を防止してウインドガラス1を全閉近傍から全閉にした際にウエザストリップ7
に確実に保持させることができる。
【0021】
このように、本実施例では、ガイドレールが3本のガイドレール5a,5b,
5cで足りるし、又、スタビライザ用プレート6はプレート形状で、しかもウイ
ンドガラス1が全閉近傍位置にあるときに、スタビライザ用ローラ4が当接でき
る長さで足りるため、コストの低減及び軽量化を図ることができる。
【0022】
又、従来のように、4本のガイドレールを取り付ける場合に比べ、各ガイドレ
ール5a,5b,5c及びスタビライザ用プレート6の取り付けに際し、高度な
精度を要求されないため、その取り付けに手間がかからず、作業能率を向上する
ことができる。特に、本実施例の場合、スタビライザ用プレート6をガイドレー
ル5aにアッセンブリしているので、ドア2への取付作業としてはガイドレール
5a〜5cの取付作業で済み、スタビライザ用プレート6と取り付ける手間及び
位置精度を確保するための手間が省ける。
【0023】
以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施
例に限られるものではなく、例えば、スタビライザ用プレートを、ガイドレール
を介してドアに固定した実施例を示したが、ドアに直接にスタビライザ用プレー
トを固定してもよい。また、実施例では、昇降用スライダとしてガイドローラを
示したが、ガイドレールをスライドするものであれば、ローラに限らずどのよう
な形状であってもよい(スタビライザ用スライダも同様である)。また、スタビ
ライザ用プレートとしては、実施例で示すように少なくともスタビライザ用スラ
イダを支持する面を有したプレート状のものであればよいが、この支持面からフ
ランジを立てたようなレール形状のものを用いてもよい。
【0024】
以上説明したように、本考案のウインドガラスの昇降ガイド装置にあっては、
ウインドガラスを複数の昇降用スライダ及びガイドレールによりガイドするよう
にし、少なくとも1個のスタビライザ用スライダを設け、ウインドガラスの全閉
近傍位置でのみこのスタビライザ用スライダをスタビライザ用プレートで支持す
る手段としたため、全閉近傍位置では高い支持力が得られ、ウインドガラスの吸
い出しが防止でき、全閉近傍以外の位置では、少なくともドアガラスが昇降可能
な本数のガイドレールと昇降用スライダがあれば良いので、3次曲面形状のウイ
ンドガラスであってもガイドレールの取付精度が低くて済み取付作業が簡単とな
るという効果が得られる。しかも、ガイドレールが昇降可能な本数で足りるため
、重量・コストの低減が図れるという効果が得られる。
【図1】本考案実施例のウインドガラスの昇降ガイド装
置を示す分解斜視図である。
置を示す分解斜視図である。
【図2】該昇降ガイド装置の要部を示す断面図である。
1 ウインドガラス
2 ドア
3a ガイドローラ(昇降用スライダ)
3b ガイドローラ(昇降用スライダ)
3c ガイドローラ(昇降用スライダ)
4 スタビライザ用ローラ(スタビライザ用スライダ)
5a ガイドレール
5b ガイドレール
5c ガイドレール
6 スタビライザ用プレート
Claims (1)
- 【請求項1】 ウインドガラスの下部に、その前後位置
において上下に支持スパンをとった複数個の昇降用スラ
イダ及び少なくとも1個のスタビライザ用スライダが設
けられ、前記昇降用スライダのスライドをガイドし、昇
降用スライダと同数個のガイドレールが、ドア内部に設
けられ、前記ウインドガラスが全閉及びその近傍位置で
ある時のみこのスタビライザ用スライダを支持するスタ
ビライザ用プレートが、ドア内部に設けられていること
を特徴とするウインドガラスの昇降ガイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1389991U JPH04110886U (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | ウインドガラスの昇降ガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1389991U JPH04110886U (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | ウインドガラスの昇降ガイド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04110886U true JPH04110886U (ja) | 1992-09-25 |
Family
ID=31901634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1389991U Pending JPH04110886U (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | ウインドガラスの昇降ガイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04110886U (ja) |
-
1991
- 1991-03-12 JP JP1389991U patent/JPH04110886U/ja active Pending
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