JPH0411003A - 紡糸口金の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、紡糸口金の製造方法特にキャピラリー壁面の
加工方法に関するものである。

（従来技術とその課題） 従来、化学繊維等の紡糸口金は、第２図ａに示す如く紡
糸面板１′をパンチ工具（図示せぬ）にて盲穴状にポリ
マー導孔２′を穿設し、次いで第２図すに示す如（ポリ
マー導孔２′の底４′をリーマ工具３′で貫通して吐出
孔５′を穿設し、その後第２図Ｃに示す如（突起部６′
を平滑に研磨仕上げ加工して紡糸口金７′を製造してい
た。

しかし、上記方法においては、数千ホールから敵方ホー
ルという多ホール数のリーマ加工においては、リーマ工
具３′が摩耗し寿命が短く、その交換頻度が多く手間隙
がかかり、またキャピラリー壁面８の面粗度が悪くなり
、その為紡出する繊維の光沢むら、デニールむら、染色
むら等の品質に悪影響を及ぼしていた。本発明者はその
原因を種々追求した結果、リーマ加工しろと関連があり
、加工しろが大きい程、工具の摩耗が多く、面粗度が悪
くなることがわかった。

（発明の目的） 本発明は上記課題を解決する為になされたもので、紡糸
口金のキャピラリー壁面の面粗度向上とリーマ工具の交
換頻度の少ない紡糸口金の製造方法を提供するものであ
る。

（発明の構成） 上記課題を解決する為の本発明の技術的手段は、紡糸面
板をパンチ工具にて盲穴状にポリマー導孔を穿設し、次
いでポリマー導孔の底をリーマ工具で貫通して吐出孔を
穿設するにおいて、先端部から段階的に大きくなったリ
ーマ工具を用いて吐出孔を穿設することを特徴とするも
のである。

（作用） 上記のように構成された本発明の紡糸口金の製造方法に
よれば、リーマ加工しるが少なく数回に分かれて加工さ
れる為、リーマ工具の摩耗が少なく、従って交換頻度が
少なく、またキャピラリー壁面の面が粗れることな（面
粗度が良好な紡糸口金となるものである。

（実施例） 以下に実施例と従来例について説明する。

まず、実施例として第１図ａに示す如（材質ＰｔＡｕ６
０％、板厚０．３７ｍｍの紡糸口金板ｌにパンチ工具に
て盲穴状に導孔径０．２５ｍｍのポリマー導孔２を穿設
し、次いで第１図すに示す如く最先端部リーマ径０．０
５ｍｍ及びそれに続いてリーマ径０．０６ｍｍで先端部
から段階的に大きくなった材質超硬のリーマ工具３にて
ポリマー導孔２の底４を、第１図Ｃに示す如くリーマ加
工して吐出孔５を穿設し、その後突起部６を平滑に研磨
仕上げ加工して第１図ｄに示す如く板厚０．３５ｍｍの
ホール数１０．０００ケの紡糸口金７を製造した。

一方、従来例として第２図すに示す先端部り一マ径０．
０６ｍｍのリーマ工具３′にてポリマー導孔２′の底４
′をリーマ加工する以外は、実施例と同一材質、形状に
てホール数１０，０００ケの紡糸口金を製造した。

しかして実施例及び従来例について下記の評価結果を得
た。

上記の結果から明らかなように実施例においては従来例
に比ベリーマ工具の交換頻度が少なく、またキャピラリ
ー壁面の面粗度が優れていることがわかる。

（発明の効果） 以上のように本発明の紡糸口金の製造方法によれば、リ
ーマ工具の交換頻度が少なく、作業性が良（、またキャ
ピラリー壁面の面粗度が良く従って繊維を紡糸できる紡
糸口金が光沢むら、デニールむら、染色むらのない品質
良好な効率良く得られるという優れた効果を有するもの
である。

第１図ａ 第１図ｄ 第１図ｂ ｌ・・・・・・防糸口金板 ２・・・・・・ポリマー導孔

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）紡糸面板をパンチ工具にて盲穴状にポリマー導孔を
   穿設し、次いでポリマー導孔の底をリーマ工具で貫通し
   て吐出孔を穿設するにおいて、先端部から段階的に大き
   くなったリーマ工具を用いて吐出孔を穿設することを特
   徴とする紡糸口金の製造方法。