JPH04109521U - アルミニウム電解コンデンサ - Google Patents

アルミニウム電解コンデンサ

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JPH04109521U
JPH04109521U JP2133591U JP2133591U JPH04109521U JP H04109521 U JPH04109521 U JP H04109521U JP 2133591 U JP2133591 U JP 2133591U JP 2133591 U JP2133591 U JP 2133591U JP H04109521 U JPH04109521 U JP H04109521U
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JP
Japan
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sealing body
rubber sealing
metal case
attached
aluminum
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Withdrawn
Application number
JP2133591U
Other languages
English (en)
Inventor
直人 岩野
洋 水月
Original Assignee
エルナー株式会社
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Publication date
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Priority to JP2133591U priority Critical patent/JPH04109521U/ja
Publication of JPH04109521U publication Critical patent/JPH04109521U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】特に半田リフロー時における内圧上昇によるゴ
ム封口体の膨れを防止する。 【構成】金属ケース3を封口するゴム封口体4の外面側
にアルミニウムからなる補強板7を付設し、同補強板7
と金属ケース3の開口端縁とを溶接する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はアルミニウム電解コンデンサに関し、さらに詳しく言えば、半田リフ ロー時のゴム封口体の膨れ現象を防止し得るようにしたアルミニウム電解コンデ ンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4にはアルミニウム電解コンデンサの典型的な従来例が示されている。これ によると、同コンデンサ1はアルミニウムからなる陽極箔と陰極箔とをセパレー タを介して巻回してなり、その各箔にリード端子2a,2bをそれぞれ取付け、 かつ電解液を含浸したコンデンサ素子2と、同コンデンサ素子2を収納するアル ミニウムからなる金属ケース3とを備えている。
【0003】 組み立てるにあたっては、コンデンサ素子2の一対のリード端子2a,2bに ゴム封口体4をそれに穿設されているリード挿通孔4a,4bを挿通しながら取 付けた後、コンデンサ素子2を同ゴム封口体4とともに金属ケース3内に収納す る。
【0004】 次に、ゴム封口体4に対応する金属ケース3の周面に図示しない押圧駒にて絞 り溝5を形成した後、金属ケース3の開口端縁3aを内方に向けてカールさせる かしめにより同金属ケース3を密閉する。
【0005】 このコンデンサ1はそのリード端子2a,2bを伸ばしたままの状態でも回路 基板に取付けられるが、表面実装する際には、耐熱性合成樹脂からなる台座6が 用いられる。すなわち、同台座6には一対のリード挿通孔6a,6aが穿設され ているとともに、その底面には同リード挿通孔6a,6aに連設するリード収納 溝6b,6bがそれぞれ反対方向に延びるように形成されている。
【0006】 この構成により、各リード端子2a,2bはリード挿通孔6a,6aに挿通さ れ、かつ、その先端部側がリード収納溝6b,6b内に配置されるようにほぼL 字状に折り曲げられる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように台座6を取付けることにより、半田リフロー時の熱がゴム封口体 4に直接加えられることはない。
【0008】 しかしながら、半田リフロー時の加熱温度は一般に260℃位であり、10秒 前後加熱されると、コンデンサ素子2に含浸されている電解液が気化し、そのガ ス圧によってゴム封口体4が外側に向けて膨らんでしまうという欠点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来の欠点を解決するためになされたもので、その構成上の特徴 は、アルミニウムからなる陽極箔と陰極箔とをセパレータを介して巻回してなり 、その各箔にリード端子をそれぞれ取付け、かつ電解液を含浸したコンデンサ素 子と、同コンデンサ素子を収納する有底筒状の金属ケースとを備え、同金属ケー スの開口部内に上記各リード端子に挿通される一対のリード挿通孔を有するゴム 封口体を配置するとともに、上記金属ケースの開口端縁を同ケースの内方にカー ルさせてかしめてなるアルミニウム電解コンデンサにおいて、上記ゴム封口体の 外面側に同ゴム封口体の膨れを押えるアルミニウムからなる補強板を付設したこ とにある。
【0010】 この場合、上記補強板は上記リード挿通孔の周りを除いて上記ゴム封口体のほ ぼ全面に付設されていることが好ましい。また、上記補強板は上記金属ケースの カールされた端縁にレーザー溶接されるとよい。
【0011】
【作用】
ゴム封口体の外面側にアルミニウムからなる補強板が付設されているため、金 属ケース内のガス圧が高まったとしても、ゴム封口体の膨れが押えられる。
【0012】
【実施例】
図1および図2には本考案の一実施例が示されているが、これらの図において 、先に説明の図4と同一部分にはそれと同じ参照符号が付けられている。
【0013】 この実施例においても、ゴム封口体4はリード端子2a,2bに取付けられた 状態でコンデンサ素子2とともに金属ケース3内に配置されるが、この場合、ゴ ム封口体4の外面側には補強板7が付設されている。
【0014】 この補強板7はアルミニウムからなり、リード挿通孔4a,4bの周りを除い てゴム封口体4のほぼ全面をカバーするように設けられる。その際、補強板7を 接着剤にてゴム封口体4に取付けることが好ましいが、場合によってはただ単に 重ねるだけでもよい。
【0015】 金属ケース3は上記従来と同様、その周面に絞り溝5が形成された後、その開 口端縁3aがかしめられるのであるが、補強板7は金属ケース3と同じアルミニ ウム材であるため、その開口端縁3aと補強板7はレーザー溶接によって溶接さ れる。
【0016】 図2にはその溶接箇所が参照符号8で示されており、この例では開口端縁3a の全周にわたって溶接しているが、例えば3点のスポット溶接でもよい。
【0017】 補強板7の板厚はゴム封口体4の大きさや厚みなどとの関係から選定されるが 、例えば04形の場合は板厚0.3〜0.8mmのものが使用され、69形の場 合には板厚0.8〜2.0mmのものが使用される。
【0018】 なお、上記実施例の金属ケース3は円筒状であるが、本考案は図3に示されて いるような偏平円筒状の金属ケース9に対しても適用可能である。また、表面実 装する際には従来と同様、金属ケース3に台座6が取付けられる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ゴム封口体に補強板を付設したことに より、特に半田リフロー時におけるゴム封口体の膨れ現象を確実に防止すること ができる。
【0020】 また、補強板を金属ケースと同じアルミニウム材としたことにより、溶接によ って金属ケースと補強板との一体化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかるもので、コンデンサ
とそれに取付けられる台座とを分離した状態の断面図。
【図2】図1に示されているコンデンサの底面図。
【図3】本考案の他の実施例にかかるコンデンサの底面
図。
【図4】従来例としてのコンデンサとそれに取付けられ
る台座とを分離した状態の断面図。
【符号の説明】
1 コンデンサ 2 コンデンサ素子 2a,2b リード端子 3 金属ケース 3a 開口端縁 4 ゴム封口体 4a,4b リード挿通孔 5 絞り溝 6 台座 7 補強板 8 溶接箇所

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウムからなる陽極箔と陰極箔とを
    セパレータを介して巻回してなり、その各箔にリード端
    子をそれぞれ取付け、かつ電解液を含浸したコンデンサ
    素子と、同コンデンサ素子を収納する有底筒状の金属ケ
    ースとを備え、同金属ケースの開口部内に上記各リード
    端子に挿通される一対のリード挿通孔を有するゴム封口
    体を配置するとともに、上記金属ケースの開口端縁を同
    ケースの内方にカールさせてかしめてなるアルミニウム
    電解コンデンサにおいて、上記ゴム封口体の外面側に同
    ゴム封口体の膨れを押えるアルミニウムからなる補強板
    を付設したことを特徴とするアルミニウム電解コンデン
    サ。
  2. 【請求項2】上記補強板は上記リード挿通孔の周りを除
    いて上記ゴム封口体のほぼ全面に付設されている請求項
    1に記載のアルミニウム電解コンデンサ。
  3. 【請求項3】上記補強板は、上記金属ケースのカールさ
    れた端縁にレーザー溶接されている請求項1に記載のア
    ルミニウム電解コンデンサ。
JP2133591U 1991-03-11 1991-03-11 アルミニウム電解コンデンサ Withdrawn JPH04109521U (ja)

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JPH04109521U true JPH04109521U (ja) 1992-09-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012142424A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Nippon Chemicon Corp コンデンサ用封口体及びコンデンサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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