JPH04108903A - 砂入れ用人工芝生 - Google Patents

砂入れ用人工芝生

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JPH04108903A
JPH04108903A JP22724990A JP22724990A JPH04108903A JP H04108903 A JPH04108903 A JP H04108903A JP 22724990 A JP22724990 A JP 22724990A JP 22724990 A JP22724990 A JP 22724990A JP H04108903 A JPH04108903 A JP H04108903A
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yarn
sand
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artificial lawn
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Takashi Fukushima
孝 福島
Hiroshi Usuda
博司 臼田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ゴルフ場やテニスコート等の運動競技場ある
いは公園などの緑地として使用される砂入れ用人工芝生
に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の人工芝生のパイル糸には、ポリアミドや
ポリプロピレンあるいは塩化ビニリデンなどの合成樹脂
が使用されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記材料で作られた人工芝生のパイル糸
は、充填されている砂と擦れたり、あるいはスパイク靴
で踏み付けられたりする苛酷な条件下では摩耗が著しく
、弱くなって耐久性が充分でないという問題点があった
。また、この人工芝生を敷設した競技グランドでは、プ
レイヤーのフットワーク等が原因となってグランドの各
所で砂の充填密度にムラが生じることが避けられないが
、この場合に前記材料で作ったパイル糸は、砂と比較し
て摩耗係数が大きく両者の滑性の差が大きいので、特に
砂の充填密度の相違が大きくなれば、グランドの滑り性
にバラツキが生じることとなり、従ってプレイヤーが例
えばスライディングなどした時に滑り過ぎたり、逆にブ
レーキが掛かり過ぎたりしてして、足腰に無理な負担が
掛かるという問題点があった。
そこで、一般に特許文献などにおいて高密度ポリエチレ
ンはポリプロピレンと同じように使えるとされてはいる
が、しかし実際には、硬度が柔らかく折れ曲げに対する
復元性も悪く、しかも耐熱性が劣っていて加工工程にお
ける裏張りする際の乾燥熱による収縮作用でパイルの寸
法変化や強度低下を引き起こすなどの理由から、従来こ
の種の人工芝生の材料として全く使用されていなかった
高密度ポリエチレンに本発明者は敢えて着目し、長期間
にわたって鋭意研究を重ねてきた結果、高密度ポリエチ
レンの前記短所を改善すると共に、高密度ポリエチレン
の他の物性、つまり摩耗係数が極めて低く滑り易く、そ
の分子構造から耐候性も比較的安定しており、しかも吸
湿性がなく低温にも耐えることができ、周りの環境変化
にも物性が変化しないという優れた物性を活かし、耐久
性があると共に滑り性のバラツキも少なく、しかも安価
に製造でき得る砂入れ用人工芝生の開発に成功したもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による砂入れ用人工芝生は、基布にタフティング
マシンで植付けるパイル糸を高密度ポリエチレン樹脂か
らなるテープヤーンで形成し、該テープヤーンを40μ
乃至90μの厚みにしたことを構成上の特徴とする。
〔作 用〕
高密度ポリエチレンをパイル糸に使用しているので、パ
イル糸の摩擦係数が小さ(滑り易くなっており、砂の滑
り性に近似する。また、滑り易く然かも適度の柔らかさ
があるので、砂やスパイクとの摺擦に対してパイル糸の
表面に傷が付きにくい。
さらに、パイル糸は40μ乃至90μの厚さであるので
、高密度ポリエチレンの折れ曲げに対する復元性の弱さ
が是正されてパイル糸に剛性が付与され、復元性を保有
することになる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら具体
的に説明する。
第2図において、符号1で示すのは、緑色に着色した高
密度ポリエチレンフィルムをスリットして4〜8倍に延
伸したテープヤーン2にスプリット加工を施して割繊3
を設けたスプリットヤーンであって、該スプリットヤー
ン1は厚みが50μで6500デニールに形成しである
。このスプリットヤーン1に撚加工を施してパイル糸4
とした後に、タフティングマシンを使用して該パイル糸
4を基布5に、ゲージ方向3.5mmのピッチ並びにス
テッチ方向4.4mmのピッチの打込密度で植え付け、
そのパイル糸4の高さ19mmとした。ここでスプリッ
トヤーンを使用する理由は、スプリットヤーンの網目や
ベタリがパイル糸の隙間に充填した砂の雨水による流出
や強風による飛散を防止する役割を果たすと共に、天然
芝の葉に酷似しているためである。
このようにしてパイル糸4を植設した基布5の裏面には
、パイル糸4を抜けにくくするためにゴム系のラテック
ス6を塗布し、乾燥炉を通過させて乾燥固着して砂入れ
用人工芝生7を得た(第1図参照)。乾燥炉内で熱風乾
燥する際に、予めパイル糸に散水をしておけば、水の蒸
発による冷却効果でパイル糸の温度上昇を防ぐことかが
できるので、ラテックスの乾燥熱によってパイル糸は収
縮による寸法変化が殆ど生ぜず、また強度の低下も全く
認められなかった。
このようにして得た人工芝生7に、平均粒径0.77m
mの洗浄砂8を25kg/rr?程度の割合で充填して
砂入り人工芝生9を造った(第3図参照)。
以上のようにして造った砂入り人工芝生(実施例)を従
来のものと比較するために、パイル糸素材にポリプロピ
レンとポリアミドを使用して、それぞれ実施例の場合と
同−規格及び同一条件で砂入れ用人工芝生を作ると共に
、それに実施例と同一条件の洗浄砂をそれぞれ充填し、
ポリプロピレンのパイル糸のものを比較例1とし、ポリ
アミドのパイル糸のものを比較例2とした。
実施例と比較例1及び2の評価結果を次の表に示す。
前記表において、 ○・・・優 △・・・可 ×・・・劣 をそれぞれ示す。
評価方法における各試験については、 「フィブリル化」は、ゴルフシューズ用スパイクで踏み
付ける試験を行ない、「砂のホールド性」は、人工芝生
への繰返し加圧試験を行なった。また、「滑り性」は、
テニスシューズでの動摩擦試験を行ない、「摩耗性」は
デーバー摩耗試験を行なった。そして各試験は、それぞ
れ乾燥状態と湿潤状態で行なった。
前記実施例ではスプリットヤーンの厚さを50μに設定
したが、40μから90μまでの厚みであってもよい(
但し、好ましくは45μから70μまでの厚みである)
。40μ以下にすると、加圧倒伏したパイル糸の復元性
が悪くなり、また厚みが薄いので耐久性においても劣る
。90μ以上を越える厚みにすると、スプリットヤーン
及び植毛の加工性が悪くなり、砂の保持性も著しく悪く
なって、見掛は上のパイルの植毛量が減少して貧弱な外
観となる。
尚、スプリットヤーンには、滑り性や引裂き強度及び耐
候性などの物性改善のために、着色剤の外に、従来と同
様に各種の添加剤、例えば炭酸カルシウム、タルク、ク
レー、シリコンなどを配合することができることは勿論
である。
〔発明の効果〕
本発明の砂入れ用人工芝生は以上構成されているので、
次に記載する効果を奏する。
すなわち、パイル糸を高密度ポリエチレンで形成すると
共にその厚さを40μ乃至90μとしたので、パイル糸
に復元性が付与されて砂の充填作業及び砂の保持力が良
好になることは勿論、パイル糸が滑り易く適度に柔らか
な物性を備えていることからパイル糸の表面に傷が付き
にくく、パイル糸が厚くなっていることと相まって耐用
性に優れた製品を提供できる。
またパイル糸の素材である高密度ポリエチレンは摩擦係
数が小さくて砂と近似する滑り性を有しているので、パ
イル糸と砂とは滑り性の差が殆どなく、したがって充填
されている砂の量に部分的な偏りが生じてもプレイヤー
に対する足腰の負担を軽減することができる。
さらにパイル糸の材料として使用する高密度ポリエチレ
ンは、従来のパイル糸の材料価格よりも安いので、安価
な製品を提供できる利点も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の砂入れ用人工芝生の実施例を示す断面
図、第2図はパイル糸としてのスプリ、ソトヤーンの斜
視図、第3図は砂を充填した使用状態を示す断面図であ
る。 4・・・パイル糸、 5・・・基布 ] 1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、芝目内に砂を充填して使用する砂入れ用人工芝生で
    あって、基布(5)にタフティングマシンで植付けられ
    るパイル糸(4)を、高密度ポリエチレン樹脂からなる
    テープヤーンで形成し、且つ該テープヤーンの厚みが4
    0μ乃至90μにしてあることを特徴とする砂入れ用人
    工芝生
JP2227249A 1990-08-28 1990-08-28 砂入れ用人工芝生 Expired - Lifetime JP2731623B2 (ja)

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JPH04108903A true JPH04108903A (ja) 1992-04-09
JP2731623B2 JP2731623B2 (ja) 1998-03-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5427650A (en) * 1977-08-03 1979-03-01 Hitachi Ltd Shaft sealing device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5427650A (en) * 1977-08-03 1979-03-01 Hitachi Ltd Shaft sealing device

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