JPH04103367U - デイスクカートリツジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運搬時等においてシャッターがスライドして
ヘッドウインドウが誤って開かず、塵、埃等が侵入した
り、磁気ディスクが傷ついたりするおそれのないディス
クカートリッジを提供すること。 【構成】 磁気ディスク４を回転自在に収納したカート
リッジ本体１に、そのヘッドウインドウ１ａを開閉する
シャッター５をスライド自在に取り付けたディスクカー
トリッジにおいて、上記カートリッジ本体１のシャッタ
ー摺動部１ｂに、上記シャッター５の誤スライドを防止
するストッパー７を、着脱自在に取り付けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、運搬時等においてシャッターが誤って開かないようにしたディスク カートリッジに関する。

【０００２】

【従来の技術】

ディスクカートリッジは、上シェル及び下シェルからなるカートリッジ本体内 に磁気ディスクを回転可能に収納し、且つ上記カートリッジ本体に、そのヘッド ウインドウを開閉するシャッターをスライド自在に設けて構成されている。

【０００３】 上記シャッターは、バネにより常時閉じ方向に付勢されており、ディスク駆動 装置に装填しない非使用時にあっては上記ヘッドウインドウを閉じ、ディスク駆 動装置に装填した使用時に該バネのバネ力に抗してスライドし、上記ヘッドウイ ンドウを開くものである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記ディスクカートリッジは、運搬時等において上記シャッタ ーに開方向の力が作用すると、該シャッターがバネ力に抗し簡単にスライドして 上記ヘッドウインドウを開いてしまい、該ヘッドウインドウから上記カートリッ ジ本体内に塵、埃等が侵入するおそれがあり、また該ヘッドウインドウ部分で上 記磁気ディスクが剥き出しになって傷つくおそれがあった。

【０００５】 従って、本考案の目的は、運搬時等においてシャッターがスライドしてヘッド ウインドウが誤って開かず、塵、埃等が侵入したり、磁気ディスクが傷ついたり するおそれのないディスクカートリッジを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、磁気ディスクを回転自在に収納したカートリッジ本体に、そのヘッ ドウインドウを開閉するシャッターをスライド自在に取り付けたディスクカート リッジにおいて、上記カートリッジ本体のシャッター摺動部に、上記シャッター の誤スライドを防止するストッパーを、着脱自在に取り付けてなることを特徴と するディスクカートリッジを提供することにより、上記目的を達成するものであ る。

【０００７】

【作用】

本考案のディスクカートリッジによれば、ディスク駆動装置に装填しない非使 用時においてストッパーを装着しておくと、該ストッパーがシャッターのスライ ドを防止する。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。

【０００９】 図１及び図２は本考案のディスクカートリッジの一実施例を示しており、図１ はディスクカートリッジの分解斜視図、図２は平面図である。

【００１０】 本実施例のディスクカートリッジは、図１及び図２に示す如く、上シェル２及 び下シェル３からなるカートリッジ本体１内に、磁気ディスク４を回転可能に収 納し、且つ上記カートリッジ本体１のヘッドウインドウ１ａが設けられた上縁側 部分には、他の部分よりも若干窪んだシャッター摺動部１ｂが設けられ、該シャ ッター摺動部１ｂには、該ヘッドウインドウ１ａを開閉する断面略コ字状のシャ ッター５をスライド自在に設けて構成されている。そして、上記カートリッジ本 体１内には、上記シャッター５を閉じ方向（図２の右方向）に付勢するスプリン グ６が装備されている。

【００１１】 以上の構成は従来のディスクカートリッジと同じであるが、本実施例のカート リッジは運搬時等において上記シャッター５がスライドして上記ヘッドウインド ウ１ａが誤って開かないようにした点に特徴を有している。

【００１２】 即ち、上記シャッター摺動部１ｂの一端部と上記シャッター５との間の隙間、 即ち上記シャッター摺動部１ｂにおける上記シャッター５のスライドを許容する 隙間には、上記シャッター５が誤ってスライドするのを防止する、断面略コ字状 のストッパー７が着脱可能に取り付けられている。

【００１３】 本実施例では、上記ストッパー７を、上記シャッター５と同じ材料（ＳＵＳ４ ３０等）により上記隙間に合致する大きさに形成してある。また、上記ストッパ ー７の上端部内面には、上記シャッター摺動部１ｂの上端開口部に係止する突起 ７ａが設けられている。

【００１４】 尚、上記シャッター５には、上記ヘッドウインドウ１ａと略合致する大きさの 窓穴５ａが形成されている。

【００１５】 以上のように構成された本実施例のディスクカートリッジによれば、ディスク 駆動装置に装填しない非使用時において、図２に示すように、ストッパー７をス ライダー摺動部１ｂに取り付けておくと、運搬時等でシャッター５に開き方向の 力が作用しても該シャッター５のスライドを防止する。従って、ヘッドウインド ウ１ａがみだりに開くおそれがなく、該ヘッドウインドウ１ａから塵、埃等が侵 入すおそれがなく、また該ヘッドウインドウ１ａ部分で磁気ディスク４が剥き出 しにならず、傷つくおそれもない。

【００１６】 また、ディスク駆動装置に装填する使用時にあっては、スライダー摺動部１ｂ からストッパー７を取り外し、シャッター５をスライド自在にする。そして、デ ィスク駆動装置に装填すると、シャッター５がスプリング６の力に抗してスライ ドし、ヘッドウインドウ１ａが開く。

【００１７】 尚、本考案のディスクカートリッジは、上記実施例に示す断面略コ字状のスト ッパー７を取り付けたものに限定されず、要はシャッター５の誤スライドを防止 するストッパーを着脱自在に取り付けてあればよい。

【００１８】

【考案の効果】

以上説明したように本考案のディスクカートリッジは、運搬時等においてシャ ッターがスライドしてヘッドウインドウが誤って開かず、塵、埃等が侵入したり 、磁気ディスクが傷ついたりするおそれがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のディスクカートリッジの一実施例を示
す分解斜視図である。

【図２】図１に示すディスクカートリッジの平面図であ
る。

【符号の説明】

１ カートリッジ本体 １ａ ヘッドウインドウ １ｂ シャッター摺動部 ２ 上シェル ３ 下シェル ４ 磁気ディスク ５ シャッター ７ ストッパー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 磁気ディスクを回転自在に収納したカー
   トリッジ本体に、そのヘッドウインドウを開閉するシャ
   ッターをスライド自在に取り付けたディスクカートリッ
   ジにおいて、上記カートリッジ本体のシャッター摺動部
   に、上記シャッターの誤スライドを防止するストッパー
   を、着脱自在に取り付けてなることを特徴とするディス
   クカートリッジ。