JPH04103289A - 輝度色度信号分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は映像分野における輝度色度信号分離装置に関す
るものである。

（従来の技術） 近年テレビセットの大画面化が進むにつれて、高画質な
ものが求められている。その１つとして、１度色度信号
分離装置としてコムフィルタを用いているものがある。

以下図面を参照しながら、従来のコムフィルタを用いた
輝度色度信号分離装置の一例について説明する。

コムフィルタは色度信号の極性がＩＨごとに反転してい
るという性質を利用してＬ　Ｈ前のコンポジットビデオ
信号と元コンポジットビデオ信号とを増減算することに
より輝度色度信号分離を行う回路である。第４図に従来
のコムフィルタのブロック図、第５図にその各部の波形
を示す。第４図において１１はＩＨデイレーライン、１
２．１３は元コンポジットビデオ信号とＬＨデイレーラ
インの出力を加算、減算する加算器、減算器である。第
５図において、Ａは入力コンポジットビデオ信号波形で
ある。信号ＡをＩＨデイレーライン１１によりＩＨ分遅
延させるとコンポジットビデオ信号Ｂが得られる。ここ
で、コンポジットビデオ信号はＩＨごとに色度信号の位
相が反転しているので信号Ａと信号Ｂの位相も反転して
いる。そこで、信号Ａ、信号Ｂをそれぞれ加算器１２．
減算器１３に通すと輝度色度分離された輝度信号Ｃ２色
度信号りが得られる。

また近年、この回路のＩＨデイレーラインとして、ガラ
ス遅延線に比べ周波数特性がよい、不要輻射がない、垂
直輪郭補正が行える等の理白によりＣＣＤデイレーライ
ンが用いられるようになった。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら上記のような構成では、ＣＣＤ　ＩＨデイ
レーラインを色度信号に位相同期した３、５８Ｍ七の色
副搬送波を何逓倍かしたパルスで駆動するため、入力と
して色度信号が含まれない白黒信号を入力したときＣＣ
Ｄ　Ｉ　Ｒデイレーラインの駆動パルスはフリーランと
なり、そのためその遅延時間も不安定となり駆動パルス
のふらつきに比例して画像が乱れるという問題を有して
いた。（第４図Ｂ、Ｄ） 本発明の目的は上記の問題に鑑み、色度信号が含まれな
い白黒信号を入力したときにも画像の乱れがない輝度色
度信号分離装置を提供することである。

（課題を解決するための手段） 本発明の輝度色度信号分離装置は、入力コンポジットビ
デオ信号を二系統に分け、その一方をＣＣＤコムフィル
タに入力することにより得られた輝度信号出力ともう一
方の入力コンポジットビデオ信号を信号切換え回路に入
力し、またＣＣＤコムフィルタの色度信号高力を色度信
号検出回路に入力し得られた出力信号を信号切換え回路
の切換え信号とし、カラー信号の場合はＣＣＤコムフィ
ルタで輝度色度分離した信号を、白黒信号の場合はＣＣ
Ｄコムフィルタを介さないでコンポジットビデオ信号そ
のままを輝度信号とする信号切換え回路を備えることに
より、白黒信号入力時に画像の乱れがない輝度信号を得
るという構成を備えたものである。

（作　用） 本発明は上記した構成によって従来方式のように入力と
して常に色度信号を備えたコンポジットビデオ信号を想
定して輝度色度信号を分離する方式ではなく、入力とし
て色度信号を含んだコンポジットビデオ信号と含まない
白黒信号を考え、信号経路としてもコムフィルタにより
輝度色度信号分離する経路と入力信号をそのまま伝送す
る経路を考え、両者を信号切換え回路に入力し、色度信
号検出回路により入力信号が色度信号を含むか含まない
かを検出しそれにより信号切換え装置を切り換えること
により色度信号を含まない白黒信号入力時にも画像の乱
れがない輝度信号が得られるものである。

（実施例） 本発明の輝度色度信号分離装置の一実施例について、図
面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の輝度色度信号分離装置のブロック図で
ある。第１図において、１は従来方式のＣＣＤコムフィ
ルタ、２は色度信号に位相同期した３、５８ＭＨｚを何
逓倍かした発振周波数をもった発振器、３は色度信号を
検出する色度信号検出回路、４は色度信号検出回路から
の切換え信号によりＣＣＤコムフィルタを通った輝度信
号と入力そのままの信号を切り換える信号切換え回路で
ある。

以上のように構成された輝度色度信号分離装置について
、以下第１図、第２図、および第３図を用いてその動作
を説明する。

第２図、第３図は第１図の輝度色度信号分離装置の各部
分の波形を示すものであって、第２図は装置にカラー信
号を入力したときの各部分の波形を、第３図は装置に白
黒信号を入力したときの各部分の波形を示す。

まず第２図について説明する。入力コンポジットビデオ
信号ＡをＣＣＤコムフィルタ１に通すことにより色度信
号Ｂを得る。この信号Ｂを発振器２と色度信号検出回路
３に入力する。発振器２からは色度信号Ｂに位相同期し
た３、５８ＭＨｚを何逓倍かした信号Ｃを得、この信号
ＣをＣＣＤＩＲデイレーラインの駆動パルスとすること
によりＣＣＤコムフィルタから正規に分離された輝度信
号り。

色度信号Ｂが得られる。また、色度信号検出回路３に色
度信号Ｂを入力することにより色度信号を含むか含まな
いかの判別を行い信号切換え回路４の切換え信号を出力
する。この切換え信号により信号切換え回路４を切換え
、出力としてＣＣＤコムフィルタで輝度色度信号分離さ
れた輝度信号Ｆが得られる。

次に第３図について説明する。入力は色度信号を含まな
い輝度信号だけの白黒信号である。この入力白黒信号Ａ
をＣＣＤコムフィルタ１に通しても信号Ｂのように色度
信号は得られない。そこで、発振器２からはフリーライ
ンの３．５８ＭＨ２を何逓倍かした信号Ｃを得る。この
信号ＣをＣ０ＤＩＲデイレーラインの駆動パルスとする
とＣ０ＤＩ　Ｈデイレーラインの遅延時間が正確にＩＨ
とならないため、このデイレーラインの出力と入力元信
号と演算を行うと色度信号、輝度信号としてそれぞれ信
号Ｂ、Ｄのような不正規な出力信号が得られる。

また、色度信号検出回路３においては検出回路３への入
力信号Ｂから色度信号は検品されないので入力信号は白
黒信号であると判別し、信号切換え回路４を白黒信号側
に切り換える。そこで、信号切換え回′路４の出力とし
て正規の輝度信号Ｆが得られる。

（発明の効果） 本発明によれば、入力コンポジットビデオ信号を二系統
に分け、その一方をＣＣＤコムフィルタに入力すること
により得られた輝度信号８力ともう一方の入力コンポジ
ットビデオ信号を信号切換え回路に入力し、またＣＣＤ
コムフィルタの色度信号出力を色度信号検出回路に入力
し得られた出力信号を信号切換え回路の切換え信号とし
、カラー信号の場合はＣＣＤコムフィルタで輝度色度分
離した信号を、白黒信号の場合はＣＣＤコムフィルタを
介さないでコンポジットビデオ信号そのままを輝度信号
とする信号切換え回路を有することにより、白黒信号入
力時に画像の乱れがない輝度信号を得ることが可能とな
り、その実用上の効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における一実施例の輝度色度信号分離装
置のブロック図、第２図、第３図は第１図の装置の各部
分の波形図、第４図は従来方式のＣＣＤコムフィルタの
ブロック図、第５図は第４図の回路の各部分の波形図を
示すものである。 １　・・・ＣＣＤコムフィルタ、　２　・・・発振器、
　３　・・・色度信号検出回路、　４　・・・信号切換
え回路、１１・・・　ＩＨデイレーライン、１２・・・
加算器、１３・・・減算器。 第１図 特許出願人　松下電器産業株式会社 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入力コンポジットビデオ信号を二系統に分け、その一方
   をＣＣＤコムフィルタに入力することにより得られた輝
   度信号出力と、もう一方の入力コンポジットビデオ信号
   を信号切換え回路に入力し、前記ＣＣＤコムフィルタの
   色度信号出力を色度信号検出回路に入力し得られた出力
   信号を信号切換え回路の切換え信号とし、カラー信号の
   場合は、前記ＣＣＤコムフィルタで輝度色度分離した信
   号を、白黒信号の場合は、前記ＣＣＤコムフィルタを介
   さないで、前記入力コンポジットビデオ信号そのままを
   輝度信号とする信号切換え回路を備えることにより、白
   黒信号入力時に画像の乱れがない輝度信号を得ることを
   特徴とする輝度色度信号分離装置。