JPH0399100A - 細胞増殖促進性タンパク質及びその単離方法 - Google Patents

細胞増殖促進性タンパク質及びその単離方法

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JPH0399100A
JPH0399100A JP1234856A JP23485689A JPH0399100A JP H0399100 A JPH0399100 A JP H0399100A JP 1234856 A JP1234856 A JP 1234856A JP 23485689 A JP23485689 A JP 23485689A JP H0399100 A JPH0399100 A JP H0399100A
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resin
cell proliferation
protein
promoting
cells
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JP1234856A
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Yousuke Seyama
脊山 洋右
Kazutaka Kano
加納 和孝
Yoshiko Yokoyama
横山 嘉子
Kazuhiko Kaji
加治 和彦
Kiichi Sawai
喜一 澤井
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Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
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Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、哺乳動物ハーダー腺に含まれる細胞増殖促進
性タンパク質及びその単離方法に関する.〈従来の技術
) 近年各種の細胞増殖促進因子が注目研究され、これまで
に動物、ヒト細胞、細菌類等を起源とする各種の細胞増
殖因子が発見されている.又、最近では、これらを遺伝
子工学を利用して増産する方法も研究されている. 動物細胞起源のものとしては、マウスEGF(特開昭5
7−206617号)、胎盤性或長因子《特開昭61−
229894号)、前立腺性成長因子(特開昭62−1
81222号)等が発見されている4 (発明が解決しようとする課題) 上記技術は創傷治療剤、潰瘍治療剤等への応用が検討さ
れているがいまだ研究途上のものが多く安定性が悪く実
際の治療用としては不適であったり、作用に選択特異性
があり、毒性も強い等の欠陥があった.又、工業的生産
性に乏しいものが多いのが実情である. 本発明は、これらの欠陥のない細胞増殖促進性タンパク
質とその単離方法を提供することを目的とするものであ
る. (課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するために、本発明ではほ乳動物ハー
ダー腺に含まれる細胞増殖促進性タンパク質を提案する
ものである. 本発明は、モルモットから近似の蛋白質の存在を確認し
ていたが(特願昭63−14322号)その後、多数の
動物検体を使用し、さらに詳細に検討し、本発明を完或
した. このタンパク質は、以下のような物理科学的性質を有し
ている. <A)SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動による分
子量が13000±1000 (B)等電点が4.5〜5,5 (C)メチオニン残基を1とした場合の残基数がアスパ
ラギン及びアスパラギン酸として2.8、グルタミン及
びグルタミン酸として1.6、グリシンとして9,1、
メチオニンとして1.0、アラニンとして2.5、イン
ロイシンとして3、5、セリンとして13.3、ロイシ
ンとして3.2、リジンとして11,8、バリンとして
2.4である. 本発明のタンパク質は、哺乳動!tk (牛、ブタ、モ
ルモット等)ハーダー腺脱脂抽出液を、イオン交換樹脂
、色素結合樹脂、分子ふるい樹脂及び逆相クロマトグラ
フィー用樹脂を用いたクロマトクラフィーにより単離す
ることができる.単離されたタンパク質は、安定化組或
物となし、細胞損傷による各種疾患例えば、肝臓疾患、
潰瘍、創傷等、ヒト及び動物の疾病の治療用医薬を提供
することができる. なお、各種製剤調製にあたっては、本発明の細胞増殖促
進性タンパク質が極めて不安定であることから、グリセ
ロール類あるいはアルブミン等のタンパク質を安定化剤
として用い、安定化された組成物の形で実際には利用さ
れる.グリセロール類としては、グリセリン、ポリエチ
レングリコール等が利用可能である. (発明の効果) 本発明の細胞増殖促進性タンパク質はヒト及び種々の有
用細胞の継代維持及び無血清培地での培養が可能である
.これらの性質を利用して、人工皮膚や人工肝臓、並び
にコラーゲンの生産には特に有効である. また、本発明を医薬として用いる場合は、具体的には細
胞損傷性の各種の疾患、例えば肝臓疾患、潰瘍、皮膚疾
患(肌荒、火傷、凍傷、しもやけ等)に有効である.こ
の他、皮膚の移植時の#fl l M活化のための前処
置剤としても利用できるものである。
本発明の細胞増殖促進性タンパク質を含有ずる医薬の調
製にあっては、安定化された組或物を、そのまま利用す
ることもできるが、賦形剤を添加して、粉末化したり、
さらには、造粒し゜ζ、顆粒剤、錠剤等に、さらには外
用剤の形に製剤化することができる. 本発明の戒人に対する一日投与量は10ng〜100■
程度が望ましい。
(実施例等) 次に試験例、製剤例に関連して、本発明を更に詳細に説
明する。
実施例 (細胞増殖促進性タンパク質の分離精製等)(1)細胞
増殖促進活性の測定 ヒト胎児肺線維芽細胞(TIG−3)をトリプシン処理
によってシャーレから剥がした後、亜鈴を含まないブタ
インスリン〈5μg/ml)、ヒトトランスフェリン(
1μt / ml )とデキサメサゾン(10ng/ 
ml )を含むGIBCO社(米国)のHCBD−10
4倍地に7.5 X 104cells / mlにな
るように調製して、80μ1つつ96穴プレートに分注
する.この状態で5%二酸化炭素を含むインキュベータ
ー中で37℃で2〜3日培養して細胞がコンフルエント
な状態になったところで活性測定に用いる.ここに0.
14H NaClを含む20lHTris−11cI,
pfl7.8に溶解した311一チミジンf9 1C 
i /nno l ,Anershan社)とサンフ゜
ノレを各々10μ1加えて更に37℃でインキュベーシ
ョンを48時間行う. 4[fl胞はHBS−チミジン(0. 148 NaC
l, 10118 KCI, 1118ED丁^, 1
nHチミジンを含む10nH HEPES,DH7.2
)で洗浄した後100μlのトリグシン(20U)を加
えて37゜Cで10分間インキユベーションした後、セ
ミオートマチックセルハーベスターを用いて、What
nan社のGF/Cフィルターにトラップする.このフ
ィルターにトラップされた放射活性を測定する.サンプ
ルの稀釈は20mH Tris−HCI,pH7.8に
、5%グリセリンと5■/mlのBSAを含む溶液で行
った.( 2 > 4[lI胞増殖促進性タンパク質の
分離精製哺乳動物から得たハーダー腺70fを切り刻ん
だ後、0.15H Nacl,  5%グリセリンを含
むHEPESバッファ一、pH7.2  (以後’r”
GBと略す)の中でホモゲナイズする。その後20, 
OOOxg、1時間の遠心によって組織残渣を除き旧1
1ipore社のH+ltextlAフィルターを通し
て滅菌を行った, この粗抽出液をあらかじめTGBで平衡化しておいたT
SK DEAE−5PW (イオン交換樹脂)のカラム
(2.IX15an)にかけて、TGBで洗浄する.こ
のカラムを0.15 〜0.80H NaClのリニア
ーグラジエントで溶出する画分を3 mlづつ分収しB
io−Rad社のタンパク質測定キットによってタンパ
ク質量を、また上記(1)の方法に従って細胞増殖活性
の測定を行った.その結果を第1図に示す。
細胞増殖活性はO、2〜0.35H NaClの位置に
溶出されてきていることかわかる。次にこの画分を集め
0.2H NaClを含むTGBで予め平衡化したブル
ーセファロースCL−6B  (色素結合樹脂)のカラ
ム(2. 4 x 24C!+1 )にかけた.カラム
はO、28 NaClを含むTGBで洗浄した後250
mlの0.6H NaClを含むTGBで洗浄し、更に
2.2H NaClを含むTGBで溶出を行い4mlづ
つ分取し、上記のようにタンバク質量と細胞増殖活性の
測定を行った.この時のクロマトパターンを第2図に示
す.この際の細胞増殖活性は両分番号24〜27に溶出
された.更にこの活性画分を1。58 NaClを含む
スーパーロース12(分子ふるい樹脂)のカラムfl.
6X50an)にかけてゲルろ過を行い(流速1l1/
分) 1 mlづつ分取し上記のようにタンパク質量と
細胞増殖活性の測定を行った。この時のクロマトダラム
を第3図に示す。
この際の細胞増殖活性は画分番号40〜41に溶出され
た.更に、この画分を脱塩を目的に、アクアボア80−
300カラム(逆相クロマトグラフイー用樹脂、1 m
m IDx 3(Inn )にかけ、0.05′ATF
Aを含む0〜70%・アセトニトリルの90分間のリニ
アクラージエント流速1ml/分で溶出したところ、ア
セトニトリル濃度40〜45%のところに単一ピークと
して活性画分を得た(第5図). この段階で18%のSOS−PAGE (ポリアクリル
アミドゲル電気泳動)を行ったところ分子量13000
±1000の位置にシングルバンドとして細胞増殖促進
性タンパク質か検出され精製を終了した.なお、この発
明に係るタンパク質の分子量の決定は分子量マーカー(
BSA 67,000、OValblJlin 43,
000 Trypsin Inhibitor 20,
100 Cytochrole 12400 Apro
tinin e,soo)について18%のSOS−P
AGE (ポリアクリルアミドゲル電気泳動)を行い、
その泳動距離を上述の本発明品の泳動距離と比較するこ
とによって行った(第6図参照). 以上の精製の各ステップにおける精製量等をまとめて第
1表に示す. 第1表 (3)等電点の測定 ブルーセファロー・スCL−68の活性画分200 +
3 zをLKB社の8101のカラムを用いてシヨ糖密
度勾配中に1%のアンフオライト(LKB社)を含む溶
液中で500V、48時間、4℃の条件下で等電点電気
泳動を行い、細胞増殖促進活性が最も強いピークの等電
点を求めた.その結果を第4図に示す。この図から等電
点は4.5〜5.5と算出された.(4)アミノ酸組成
分析 6N HCi 1 nilに溶解したスーパーロース1
2の活性画分1■を、ドライアイスーアセトンで凍結後
、充分脱気した.これを封管し、110±1℃で24時
間酸加水分解した.室温に冷却後開管し、ロータリーエ
バボレイターで減圧乾固し、0.OINNaOH液を0
.5ml加えて室温に四時間静置した.更に、0. 0
2N塩酸1,5mlを加え、その50μ1を日立835
形高速アミノ酸分析計により測定した.その結果、第2
表に示す値を得た. 第2表 試験例 1;細胞増殖促進活性の測定 (1)線維芽細胞に対する増殖促進活性既に公知である
細胞増殖促進因子の酸性FGFとの比較をするためにF
GF感受性株のヒト梢帯静脈由来細胞κ211細胞を1
001μE/+mlヘバリン、10 ng/mlEGF
及び10Xのウシ胎児血清を含むHCBD−1O4培地
で37℃で培養した時の結果を第7図のAに示した。こ
の際、本発明物質を含むブルーセファロースの画分(1
50μt / ml )を0.8〜50μ1加えた時の
細胞数を○で示した.また、同じ倍地中に70u t 
/ mlの酸性FGFを加えた時の細胞数を●で示した
. 第7図のBには、K211細胞と同じ培地条件で培養し
なFGF感受性ヒト内皮細胞株^2T2細胞に本発明物
質を含むブルーセルファロースの画分く150μg/m
l)を0.8〜50μl加えたときの細胞数を○で示し
た。また、同じ培地中に70μz/mlの酸性FGFを
加えた時の細胞数を●で示した.第7図のCには5μi
r / mlのインスリンとトランスフェリン及び10
ng/mlデキサメサゾンを含むHCBD−104培地
中でヒ)〜胎児肺由来線維芽細胞TIG−3 MA胞を
用いてブルーセファロースの両分(150μg/ml)
を0.8〜50μ1加えた時の細胞数を○で示す。
この結果より、FGF感受性のK2TI細胞やA2T2
細胞には殆ど細胞増殖促進活性を示さないが、TIG−
3細胞に対して強い増殖促進効果を示すことがわかった
. また、第3表には本発明物質と種々の細胞増殖因子を用
いて、FGF感受性株、ヒト膀帯静脈由来内皮細胞K2
12細胞及びヒト胎児肺由来線維芽細胞TIG−7細胞
の細胞増殖に与える効果を見た。K212細胞は、第7
図でのk211細胞と同じ培地に、TIG−741[I
M[第7図テノTIG−3 41B胞ト同e培地ニ、1
0xlO3Cf31lS/cJの濃度で本発明物質もし
くは種々の細胞増殖因子とともに、24穴プレートに植
え込み、4日後細胞数を計数した( x 10’ ce
l Is/wet l ).なお、塩基性FGFは10
ng/ml、酸性FGFは100ng/ ml、EGF
は25μg/ ml、PDFは20ng/ml、本発明
物質は10n+r/mlで試験した.その結果、本発明
物質は分子量、等電点の観点からFGFに近いにも拘ら
ず、FGF感受性K2T2細胞にはその活性をほとんど
示さず、その作用はFGFとは異なるものであることを
示唆した.第3表 種々の細胞増殖促進因子のK212及びTIG−7細胞
に対する作用第4表 この他、ウサギ角膜由来細胞やウマ皮膚由来細胞等に対
しても強い増殖促進効果を示すことかわかった。
(2)或熟ラット初代培養肝細胞に対する効果ウィスタ
一系ラット(180〜20(lr)を用いてコラゲナー
ゼ連続法(Tanaka, K, eta l. , 
B iocheI!. . 84937〜、946, 
1978)により肝実質細胞を分離、調製した. 増殖促進効果は中村等の方法(特開昭60−45534
号)に従って30−チミジンのDNA画分への取込活性
(dpl/ w protein/hr)として測定し
た結果を第4表に示す. この結果から明らかのように本発明物質は従来の肝細胞
の細胞増殖促進因子として知られているEGFより強い
増殖促進効果をもっていることがわかる. (3)実験的切開創傷に対する治癒効果SD系ラヴトく
雄性、9週齢)の背部を剃毛後、70%アルコールでそ
の部位を消毒し、エーデル麻酔下にて背部正中線沿って
メスで表皮をICII1の長さに切開し、実験的切開創
傷を作製した.次いで試験化合物を塗布し、実験開始後
、3日、6日、IO日目の創傷部位の状態を肉眼的観察
を行った。
なお、試験化合物は、製剤例4に従って調製したものを
使用した. 傷口の深さの観察結果は第5表の如くであった.第5表 ・創(@治癒仮定の肉眼的初見における基準は、傷の深
さ 浅い 、中間+、探いー、とした。
・数値砒例数で、各群の例数は■0例である.対照群で
は10日目でもぐ浅い)は3例しか認められなかったか
、試験群では9例の動物に(浅い)が認められ、著しい
θり傷部位の改善傾向が認められた。
2;製剤例 製剤例l(注射剤) 本発明!ti質          150μg酢酸ナ
トリウム          3■バラオキシ安息香酸
メチル     2■グリセロール         
 30n+gポリソルベート          30
μgヒトアルブミン          5■注射用蒸
溜水         :ai水酸化ナトリウム   
    適 量pl17.4に調製 上記混合割合で無菌のろ過膜フィルターを通して2ml
づつアンプルに分注して密封した。
製剤例2(練歯磨) 不冫容性メタリン酸ナトリウム  40.0%グリセリ
ン         io. o%ソルビトール   
      10.0%力ルボキシメチルセルロース 
  1.0%ラ々リル硫酸ナl〜リウム     2,
0%サツカリンナトリウム      0.5%香′l
40。5% 本発明物質           IPPM水    
                 残  部上記組或
のものを通常の製造法により製造して練歯磨を得た. 製剤例3(咳そう剤) エチルアルコール       10.0%サッカリン
ナトリウム      0.1%香料        
      1.0%ポリオキシエチレンソルビタン ラウリン酸エステル       1.0%本発明物質
          0.0001PPM水     
  残部 製剤例4(0/Wクリーム) 本発明物質           0.01%流動パラ
フィン        10.0%ブチレングリコール
       5.0冗ミッヮウ          
   2.0冗セタノール           4,
0%ラノリン            2.0%スクワ
ラン          30.0%4 パラベン 0.22≦ ポリオキシエチレン モノソルビタンラウリン酸 エステル 2.0% 精製水            残 部製剤例5(口紅
〜リップ製剤) 本発明物質          0.0O5%バラフィ
ン          2.0%ヒマシ油      
      55.O%ラノリン          
 11.0%ミリスチン酸イソブロピル   10.0
%酸化チタン           2 . 0 +1
7赤色202号         3,0%香料   
           (jl%ロウ類       
     残 部
【図面の簡単な説明】
第1図は精製過程におけるISκDEAE−5PW力ラ
ムの7容出パターンを示す。●がタンパク質量を、○が
3H−チミジンの取込量を放射活性で示す。 第2図は¥?I製過程におけるブルーセファロースCI
6Bの溶出パターンを示す。 第3図は精製過程におけるスーパーロース12力ラムの
溶出パターンを示す. 第4図は等電点電気泳動のパターンを示している。 第5図は画分番号40〜41のアクアボアBU−300
力ラムの溶出パターンを示す. 第6図は本発明に係るタンパク質と分子量マーカーとの
電気泳動距離の比較図を示す。 第7図(A)、(B>、(C)はK2T1、A2T2及
び゛r[G−3細胞に対する細胞増殖促進活性を測定し
た結果を示す. 第2図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記物理化学的性質を有する哺乳動物ハーダー腺
    に含まれる細胞増殖促進性タンパク質。 (A)SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動による分
    子量が13000±1000 (B)等電点が4.5〜5.5 (C)メチオニン残基を1とした場合の残基数がアスパ
    ラギン及びアスパラギン酸として2.8、グルタミン及
    びグルタミン酸として1.6、グリシンとして9.1、
    メチオニンとして1.0、アラニンとして2.5、イソ
    ロイシンとして3.5、セリンとして13.3、ロイシ
    ンとして3.2、リジンとして11.8、バリンとして
    2.4である。
  2. (2)ヒト及び種々の動物由来の有用細胞の継代維持及
    び無血清培地での培養に有効である特許請求の範囲第1
    項記載の細胞増殖促進性タンパク質。
  3. (3)肝細胞に対する強い増殖促進効果を有する特許請
    求の範囲第2項記載の細胞増殖促進性タンパク質。
  4. (4)ほ乳動物ハーダー腺脱脂抽出液を、イオン交換樹
    脂、色素結合樹脂、分子ふるい樹脂及び逆相クロマトグ
    ラフィー用樹脂を用いたクロマトグラフィーにより特許
    請求の範囲第1項記載のタンパク質を分離することを特
    徴とする単離方法。
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JP2007321388A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Takiron Co Ltd 地下水槽用充填材

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