JPH0394826A - イソボルニルチオシアノアセテートのマイクロカプセル - Google Patents

イソボルニルチオシアノアセテートのマイクロカプセル

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JPH0394826A
JPH0394826A JP23235689A JP23235689A JPH0394826A JP H0394826 A JPH0394826 A JP H0394826A JP 23235689 A JP23235689 A JP 23235689A JP 23235689 A JP23235689 A JP 23235689A JP H0394826 A JPH0394826 A JP H0394826A
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JP
Japan
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formaldehyde
ibta
microcapsules
parts
weight
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Pending
Application number
JP23235689A
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English (en)
Inventor
Shigeki Ito
茂樹 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はノックダウン剤として有効なイソボルニルチオ
シアノアセテート(以下I BTAと云う)を芯物質と
して含むマイクロカプセルに関する。
従来技術および課題 I BTAはダニ、蚊などに対し駆除効果があり、温血
動物に対して低毒性であるため、家庭用エアゾール殺虫
剤、蚊取線香、ペット用ローション等に用いられている
しかしながらr BTAが用いられている従来の処方は
全て一過性のものであり、これを長期、例えば数日から
、より長期のものに至っては数年の持続性をもたせたも
のについては全く知られていない。
殺虫剤等をマイクロカプセル中に内包させて徐放性を保
持させる方法は従来から試みられているが、薬剤の種類
によっては、マイクロカプセル化が困難なもの、徐放性
が殆んど期待できないもの、薬効が低減するものなど様
々な問題がある。
I BTAに関しては従来これをマイクロカプセル化し
て用いたと云う例は知られていない。実際本発明者らの
実験によると、マイクロカプセル化の代表的手法である
界面重合法やラジカル重合でr BTAのマイクロカプ
セル化は不可能であり、たとえマイクロカプセルが得ら
れたとしても、短期間にその効果を喪失するのが現状で
ある。
本発明は長期間にわたってI BTAの保持が可能なマ
イクロカプセルを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明はI BTAを芯物質とし、ホルムアルデヒド縮
合性樹脂を壁材とするマイクロカプセルに関・Yる。
本発明において用いられるホルムアルデヒド縮合性樹脂
はフェノール類/ホルムrルデヒド初期41樹脂(フ五
ノール類としてはフ,1ノール、レゾルシ/−ル等を含
む)、フユノール類/尿素/ホルムアルデヒド初期縮合
物、メラミン/ホルムアルデヒド初期縮含物、尿素/ホ
ルムアルデヒド初期縮含物、アルキル化メチロール尿素
、アルキル化メチロールメラミン、N−アルキルメラミ
ン/′ホルムアルデヒド初期縮合物、グrナミン/ホル
ムアルデ巳ド初期縮合物、アルキル尿素/ホルムアルデ
ヒド初朗縮音物、アルキレン尿素/ホルムアルデヒド初
期縮合物等が例示される。
ホルムアルデヒド縮含系樹脂成分はi BTAを衾むマ
イクロカプセル化すべき物質100重電部に対しl.−
1 0 0重量部、より好ましくは10〜60岨竜部用
いる。
本発明マイクロカプセルの芯物質にはIBTAに力11
えて他の1茂分、例えば殺虫剤、忌避剤、防カビ剤、殺
菌剤、溶剤、杏料、着色剤、サイネルジスト、安定剤等
を含イfしていてもよい。
殺虫剤としてはピレスロイド系、シネラリン系等、忌避
剤としてはジエチルトルアミド等が例示される。
マイクロカプセル化は好まし5くは酸性条件、例えば系
のpI{が2.0〜6,8、より好ましくは3.0〜6
,0で行なう。これらは、使用する殻形成成分の種類に
より適うに調整すればよく、例えばメラミン/ホルムア
ルデヒドやメチロールメラミンではpi{4.0〜5.
5、尿素/ホルムアルデヒドでは3.0〜4.5程度が
適当である。
マイクロカプセル化は水性媒体中で行なう。水性媒体中
には、水溶性高分子を溶解して用いてもよく、これが本
発明にとって特に好まし,い。水溶性高分子としては、
例えばアクリル酸重合物、(メタ)アクリル酸共徂合物
(アクリル酸メチル等のアクリル酸エステル、アクリル
酸アミド、アクリ口ニトリル、2−アクリルアミドー2
−メチイルブロンスルホン酸、スチレンスルホン酸、酢
酸ビニル等との共重合物)、マレイン酸共重含物(スチ
レン、エチレン、フロビレン、メチルビニルエーテル、
酢酸ビニル、イソブチレン、ブタジェン等とスチレンと
の共重合物)、カルホキシメチルセルロース、メチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ゼラチン、ア
ラビアゴム、1誘1体(例えばフタル酸エステル)、ポ
リビニルアルコール等が例示されるが、特にポリアクリ
ル酸、アクリル酸共重含物、マレイン酸共徂合物の水溶
性塩との併用が好ましい。これらの水溶性高分子は2種
以上併用してもよい。
水溶性高分子の使用量は水性媒体100徂ffi部当り
0.1〜20銀量部、より好ましくは1〜IO東量部、
特に3〜6重竜部である。これらの量は水溶性高分子の
種類、分子量、使用する殻形成成分や疎水性物質、所望
のマイクロカプセルの径等により適当に調整すればよい
。水性媒体の粘度は1,OOOeps程度以下に調整す
るのが好ましい。
マイクロカプセル製造に際し゛Cは、分散剤を併用して
もよい。この様な分散剤とし,では界面活住剤等が例示
されるが、特に好ましくは(アル牛ル)ナフタレンスル
ホン酸ホルムアルデヒド164mである。(アルキル)
ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物のアルキ
ル基は炭素数l〜6、縮合度はl〜20程度が好ましい
分散剤(界面活性剤)を用いるときは、IBT.A10
0重量部当り50重量部以F、より好ましくは1〜・2
0重量部である。
本発明マイクロカプセルは、例えば分散剤および所望に
より水溶性高分−r等を水に溶解し、これにIBTAを
含む芯物質を乳化分散させ、ホルムアルデヒド樹脂殻形
成成分を加え、攪拌しながら加温またはpH調整するこ
とにより、芯物質粒子表面にホルムアルデヒド樹脂の殻
を形成させることにより製造すればよい。
芯物質は予め、これを溶解する疎水性の有機稀釈剤また
はキャリアーに溶解した−Lで用いてもよ,く、あるい
は、殻形戊温度で溶融する疎水性ワックス類に溶解して
用いてもよい。又、疎水性の有機溶剤に分散し′C用い
てもよい。これらの疎水性成分は徐放性を調節する百的
で選定してもよい。
芯物質は水性媒体中に攪拌ホモジナイザー、超音波等の
作用により微細な粒子に乳化分散する。これらの乳化分
散粒子の大きさは所望のマイクロカプセルの粒径にもよ
るが、通常1〜200μm1より一般的には1〜80μ
mに調整する。
ホルムア火デヒド樹脂形成成分は、尿素/ホルムアルデ
ヒド等の初期重縮合物を徐々にあるいは一度に系中に加
えてもよく、あるいはその原料となる尿素またはホルム
アルデヒドを予め系中に溶解しておき、徐々にホルムア
ルデヒドまたは尿素を系中に添加してもよい。あるいは
原料の尿素およびホルムアルデヒドを同時に一度にある
いは徐々に系中に加えてもよい。他の殻形成成分の場合
も同様である。
これらの殻形成成分は系のpHを酸性にし(例えば3.
0〜6 8)、あるいは加温(例えば30’C〜80’
C)することにより、芯物質の分散粒子表面上で重縮合
し、殻を形戊する。その際系は攪拌または超音波等によ
り均一な乳化分散吠態に維持す本発明マイクロカプセル
はこれを適当なバインダーと混合し、紙、布または板、
スポンジ、繊維等に塗布してもよい。あるいは適当なバ
インダー中に分散させて塗料用組成物としてもよい。バ
インダーとしては、I BTAの徐放性を阻害しない性
質のものが好ましく、その様なバインダーとしては例え
ばポリビニルアルコール、ゼラチン、セルロース系など
の水溶性高分子、アクリル系、酢ビ系、ウレタン系、フ
ェノール系などの溶剤型樹脂またはアクリル系、酢ビ系
、ウレタン系などのエマルジョン樹脂等が例示される。
以下、実施例をあげて説明する。
実施例1(マイクロカプセルの調製) アロンA−1 0H(ポリアクリル酸;東亜合成化学(
株)製)10重量部、尿素12重量部、37%ホルムア
ルデヒド水溶液30重量部、レゾルシノール1.2重量
部及び水350重量部から成る水溶液のpHを2N水酸
化ナトリウム水溶液を用いて3.2に調整した。この溶
液に{BTA80重量部を加え、ホモミキサー(特殊機
化工業(株)製)を用いて1 0, O O Orpm
で2分間攪拌混合した後、攪拌下60’Cで3時間反応
後濾過水洗乾燥して、平均粒径l5μmのマイクロカプ
セル95重量部を得た。
害施例2(マイクロカプセルの調製) 尿素8 . 6 重IL 3 7%ホルムアルデヒド水
溶液22重量部及びレゾルシノール0.9重量部を用い
る以外実施例lと同様にして平均粒径15μmのマイク
ロカプセル90重量部を得た。
実施例3(マイクロカプセルの調製) 尿素17重量部、37%ホルムアルデヒド水溶l夜42
重量部、及びレゾルシノール1.7重量部用いる以外実
施例1と同様にして平均粒径15μmのマイクロカプセ
ル90重量部を得た。
実施例4(マイクロカプセルの調製) 尿素、37%ホルムアルデヒド水溶液及びレゾルシノー
ルに代えてユーラミンT−34(メチル化メチロールメ
ラミン; 三井東圧化学(株)製)30重量部を用い、
水溶液のpHを4.7にする以外実施例1と同様に反応
して、平均粒径20μmのマイクロカプセル90重量部
を得た。
裏旌傅旦 尿素、37%ホルムアルデヒド水溶液及びレゾルシノー
ルに代えてユーラミンT−34(メチル化メチロールメ
ラミン; 三井東圧化学(株)製) 12重量部を用い
、水溶液のpHを4.7にする以外実施例1と同様にし
て、平均粒径20μmのマイクロカプセル90重量部を
得た。
比較例1(マイクロカプセルの調整) 3重量%ボリビニールアルコール水溶液500重量部中
にIBTA2601F、セバチン酸ジクロライド10g
、コロネー} s O 5 s(Q日本ポリウレタン製
、多価インシアネート)10gを混合した液を加え、ホ
モミキサーを用いて8.00Orpmで5分間撹拌し、
分散させる。
次に、撹拌下でエチレンジアミン4g、ジエチレントリ
アミン39、およびNH.OH49の水溶液50gを滴
下して、50’Cで4時間反応し、マイクロカプセルを
生成した。マイクロカプセルの平均粒径は約l5μI’
T1であ−)た。
比較例2(マイクロカプセルの調瞥) 10@ffi%ゼラチン水l容液500東虫部中にIB
TA200yを入れ、水モミキガーを用いて80 0 
0 rpmで10分間撹拌した後、50゜Cに加温し、
ゆっくり攬拌しながら、4重量%CMC水溶液50ii
を加え、5%酢酸水溶液でI) Hを4 . 31:調
整した。
コアセルベート滴を確認後、冷却し、5゜Cに〆晶度を
下げ、次いでこれにホルムアルデヒド水溶液3束量部を
加え、2時間後、10%苛性ソーダ溶液でI”Hを10
にし、温度を60’Cに,IZげ、1時間撹拌を続けた
後、温度を30’Cにドげ、ゼラヂン壁マイクロカプセ
ルを得た。マイクロカプセル平均粒径は約IOμmであ
った。
大−蜂呵旦(持続性試験) 実施例1〜5、比較例1〜2で得たマイクロカプセル1
0グラムをシャレーに取り、40゜Cでマイクロカプセ
ルを1ケ月および3ケ月保管した後その電瑣を測定した
。マイクロカプセル東壜の減少率をIBTAの赦出量と
みなL7、それを表− 1に示した。
表−1 発明の効果 本発明によればIBTAのマイクロカプセル化が可能で
あり、これを長期間にわたり有効に保持することができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、イソボルニルチオシアノアセテートを芯物質として
    含み、ホルムアルデヒド縮合系樹脂を壁材とするマイク
    ロカプセル。
JP23235689A 1989-09-06 1989-09-06 イソボルニルチオシアノアセテートのマイクロカプセル Pending JPH0394826A (ja)

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JP23235689A JPH0394826A (ja) 1989-09-06 1989-09-06 イソボルニルチオシアノアセテートのマイクロカプセル

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JP23235689A JPH0394826A (ja) 1989-09-06 1989-09-06 イソボルニルチオシアノアセテートのマイクロカプセル

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JP23235689A Pending JPH0394826A (ja) 1989-09-06 1989-09-06 イソボルニルチオシアノアセテートのマイクロカプセル

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992022206A1 (en) * 1991-06-12 1992-12-23 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Insecticidal composition and production thereof
US5733561A (en) * 1991-06-12 1998-03-31 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Insecticide composition and production process thereof
JPH1112103A (ja) * 1997-05-28 1999-01-19 Rohm & Haas Co 徐放性組成物

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