JPH0392296A - バースタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、連続用紙をそのミシン目から切断するバース
タに関する。

従来の技術 従来、第３図に示すように、連続用紙ｌを挾持する複数
対の搬送ローラ５１，５２の間に、連続用紙ｌを挾持す
る対の押圧体５３を設け、搬送ローラ５１，５２により
連続用紙ｌを左方に搬送し、上流側の搬送ローラ５２を
停止させ下流の搬送ローラ５ｌのみを駆動することによ
り、連続用紙１を左方に引っ張りミシン目１ａから切断
するようにした発明が特公昭５７−２１７５４号公報に
記載されている。

また、第４図に示すように、連続用紙１を支える二つの
案内部材５４．５５を互いに接近及び離反自在に設け、
これらの案内部材５４．５５に連続用紙１を圧接する押
圧体５６，５７をＸ字型に回動自在に連結し、これらの
押圧体５６，５７を下降させて連続用紙１を押圧した時
に、これらの押圧体５６，５７を案内部材５４．５５と
ともに反対方向に変位させて連続用紙ｌを引っ張ること
により、連続用紙ｌをミシン目１ａから切断するように
した発明が特公昭５７−５０６６６号公報に記載されて
いる。

さらに、第５図に示すように、円柱形の搬送ローラ５８
により連続用紙１を挾持し、その下流側に位置させて円
錐形の搬送ローラ５９により連続用紙ｌを挾持し、両搬
送ローラ５８，５９により連続用紙１を搬送し、上流側
の搬送ローラ５８を停止させ下流の搬送ローラ５９のみ
を駆動することにより、連続用紙１を左方に引っ張り、
円錐形の搬送ローラ５９の両端の周速度の差により、連
続用紙１をミシン目１ａの一端から順次切断するように
した発明が特公昭５　９−３　５　９号公報に記載され
ている。

さらに、第６図に示すように、一定距離搬送された連続
用紙ｌを押圧体６０により用紙ガイド６１に押圧し、押
圧体６２により連続用紙１を一方向に回転するローラ６
３に圧接し、この時に押圧体６２をローラ６３の回転方
向に変位させて連続用紙１を引っ張ることにより、連続
用紙１をミシン目１ａから切断するようにした発明が特
公昭５９−３　６　０号公報に記載されている。

さらに、第７図に示すように、案内板６４により支えら
れた連続用紙ｌを搬送する複数組の搬送ローラ５１，５
２を停止させ、この状態でカッタ６５を間にして対向す
る複数の押圧体６６によリ連続用紙ｌを案内板６４に圧
接し、カツタ６５を下降させて連続用紙ｌをミシン目１
ａから切断するようにした発明が特公昭５７−４９３５
９号公報に記載されている。

発明が解決しようとする課題 第３図ないし第６図に示す発明は全て連続用紙１を引っ
張ることにより裂くようにして切断するものであるが、
連続用紙１を強く引っ張らないと切断することができな
いため、大きな駆動力を必要とする。また、第７図に示
す発明は、連続用紙１の長さにバラツキがあるため、・
カツタ６５の真下にミシン目１ａが位置するとは限らな
い。カツタ６５の真下からミシン目１ａがずれた場合に
は、連続用紙ｌは鋭利なカツタ６５に食い込まれて搬送
方向には変位することなく張力を付与されて屈曲され、
その張力でミシン目１ａから切断されることになるので
、やはり、大きな駆動力を必要とする。これに伴いカッ
タ６５の前後で連続用紙１を押圧体６６と案内板６４と
により強い力で挾持しないと連続用紙ｌに大きな張力を
付与することはできない問題がある。さらに、カッタ６
５は刃厚方向から見て断面がＶ字形の形状に形成されて
いるため、製作時及び定期的な研磨時に左右対象に研磨
することが困難で，刃縁の位置が刃厚方向に変化し易い
。これによっても、ミシン目１ａに対する刃縁の位置が
変化してしまう。

課題を解決するための手段 所定の間隔をもってミシン目が形成された連続用紙を支
える案内板を設け、前記連続用紙の搬送方向に沿って所
定の間隔を開けて配置されそれぞれ前記連続用紙を挾持
する複数対の搬送ローラを設け、前記搬送ローラの間で
Ｖ字形に傾斜する凹部とこの凹部の底部に位置する開口
とを前記案内板に形成し、それぞれ一端に前記凹部の傾
斜面と略平行な傾斜面を有して所定の間隔を開けて対向
する対の用紙押えを前記案内板に対する接離方向に移動
自在に設け、前記用紙押えの内面に対向する平行な垂直
面のうち一方の垂直面の端縁に鋭角な刃縁を有しこの刃
縁を前記用紙押えの前記傾斜面の交点を通る平面上に位
置させた切断刃を前記連続用紙に対する垂直面内で前記
開口に対して進退自在に設けた。

作用 複数組の搬送ローラにより連続用紙を搬送し、連続用紙
のミシン目が切断刃の刃縁と対向する位置に達した時に
搬送ローラを停止させ、用紙押えにより連続用紙を押圧
し、この時に搬送ローラに対して連続用紙をスリップさ
せながらそのミシン目の部分でくの字形に屈曲させ、ミ
シン目が切断刃の刃縁に対して多少ずれていた場合には
、連続用紙を用紙押えの傾斜面で案内板のＶ字形の凹部
の傾斜面に圧接する過程では、ミシン目を中心として前
後に配置された搬送ローラに対して連続用紙の引張力に
差が生じるため、切断刃に対してミシン目が片寄ってい
る側の搬送ローラに対して連続用紙をスリップさせなが
らミシン目を凹部の中心に変位させることができ、した
がって、このミシン日に切断刃を接触させて、連続用紙
を容易にかつ小さな力で切断することができ、さらに、
切断刃の片側の垂直面の端縁に刃縁を形成することによ
り、製作時及び定期的な研磨作業において、切断刃の厚
さ方向における刃縁の位置を一定にする作業を極めて容
易にすることができる。

実施例 本発明の一実施例を第１図及び第２図に基づいて説明す
る。第１図に示すようにミシン目１ａが等ピッチで形成
された連続用紙ｌを支える案内板２とその上方の案内板
３とが所定の隙間を開けて対向配置されている。これら
の案内板２，３の端部には連続用紙ｌの先端を光学的に
検出する検出器２ａが設けられている。また、連続用紙
ｌの搬送方向に沿って配列されてそれぞれ連続用紙１を
弾発的に挾持する複数対の搬送ローラ４，５が設けられ
ている。さらに、案内板２には、これらの搬送ローラ４
，５の間に位置して傾斜面６，７を有するＶ字形の凹部
８と、この凹部８の底部に位置して案内板２の幅方向に
沿う細長の開口９とが形成されている。ただし、この間
口９は凹部８の中心から一方の傾斜面７側に多少片寄っ
て形成されている。さらに、上部の案内板３には大きな
開口１０が形成され、この間口１０の上部には切断刃１
１とこの切断刃１１を間にして対向する一対の用紙押え
１２．１３とが上下動自在に設けられている。用紙押え
ｌ２の下面には前記傾斜面６と平行な傾斜面ｌ４が形成
され、前記用紙押えｌ３の下面には前記傾斜面７と平行
な傾斜面１５が形成されている。前記切断刃１１は、前
記用紙押え１２．１３の内面に対向する垂直面１１ａ，
１ｌｂと、一方の垂直面１１ａの下縁に形戊された刃縁
１１ｃとを有し、この刃縁１１ａは、用紙押え１２．１
３の傾斜面１４．１５の延長面の交点及び凹部の斜面６
．７の交点を通る垂直面内に位置する。

第２図に示すように、前記切断刃１１の刃縁１１ｃは中
央から両側に向かうに従い次第に下方に傾斜する逆Ｖ字
形の形状に形成されている。またこの切断刃１ｌの両側
には垂直な長孔ｌ６が形成されているとともにピンｌ７
が立設されている。

さらに、前記用紙押えｌ２の内面の両側に立設された軸
１８は前記長孔ｌ６と前記用紙押え１３に形威された孔
ｌ９とに挿入され、その先端にはナット２０が螺合され
ている。さらに、前記ピンｌ７は前記用紙押え１３の両
側に形成された垂直な長孔２１の下端に挿入され、これ
らのピンｌ７と用紙押え１３の上部両側に立設されたビ
ン２２とにはスプリング２３が張設されている。すなわ
ち、対の用紙押え１２．１３は切断刃ｌ１を間にして軸
ｌ８とナットｌ９とにより結合され、さらに、切断刃１
ｌに対してスプリング２３により下方に付勢されている
。

このような構威において、搬送ローラ４，５をモータ（
図示せず）により駆動して第１図において連続用紙１を
右方から左方に搬送し、その先端を検出器２ａが検出し
た時に検出器２ａの検出信号によりモータを停止する。

この停止のタイミングは連続用紙１のミシン目１ａが切
断刃１ｌの刃縁１１ｃと対向する位置に達した時と略一
致する。

そして、駆動部（図示せず）により切断刃１ｌを下降さ
せると、スプリング２３に付勢された用紙押え１２．１
３が先に連続用紙１に接触してこの連続用紙ｌを凹部８
の傾斜面６，７に圧接し、その直後に切断刃１１が開口
９に突出しながら連続用紙１をミシン目１ａから切断す
る。

ここで、用紙押え１２．１３の動作について説明する。

搬送ローラ４，５を停止させて用紙押え１２．１３によ
り連続用紙１を押圧すると、搬送ローラ４，５は連続用
紙１のスリップを許容しながらも用紙押え１２．１３と
ともにこの連続用紙１に張力を付与する。このため、連
続用紙ｌはミシン目１ａの部分でくの字形゛に屈曲され
るが、ミシン目１−ａが切断刃１の刃縁１１ｃに対して
多少ずれていた場合には、連続用紙１を用紙押え１２，
ｌ３の傾斜面１４．１５で案内板２のＶ字形の凹部８の
傾斜面６，７に圧接する過程では、ミシン目１ａを中心
として前後に配置された搬送ローラ４，５に対して連続
用紙１の引張力に差が生じるため、一方の搬送ローラ４
に対して連続用紙ｌをスリップさせながらミシン目１ａ
を凹部８の中心に変位させることができる。すなわち、
始めにミシン目１ａが切断刃１１より上流側（右側）に
ずれている場合には、連続用紙ｌは上流側（右側）の搬
送ローラ４に対してスリツプするが、逆に、始めにミシ
ン目１ａが切断刃１１より下流側（左側）にずれている
場合には、連続用紙ｌは下流側（左側）の搬送ローラ，
５に対してスリツプする。

したがって、確実にミシン目１ａに切断刃１１を接触さ
せることができる。しかも、刃縁１１ｃが逆Ｖ字形に形
成されているため、ミシン目１ａを両側から中央に向け
て少しずつ切断することができ、これにより、連続用紙
ｌを容易にかつ小さな力で切断することができる。なお
、刃縁１１ｃを中央部から両側に向かうに従い次第に上
方へ傾斜するＶ字形の形状にしても、小さな力で連続用
紙１を切断することができる。

さらに、切断刃ｌ１の片側の垂直面１１ａの端縁に刃縁
１１ｃを形成することにより、製作時及び定期的な研磨
作業において、切断刃１１の厚さ方向における刃縁１１
ｃの位置を一定にする作業を極めて容易にすることがで
きる 発明の効果 本発明は上述のように構成したので、複数組の搬送ロー
ラにより連続用紙を搬送し、連続用紙のミシン目が切断
刃の刃縁と対向する位置に達した時に搬送ローラを停止
させ、用紙押えにより連続用紙を押圧し、この時に搬送
ローラに対して連続用紙をスリップさせながらそのミシ
ン目の部分でくの字形に屈曲させ、ミシン目が切断刃の
刃縁に対して多少ずれていた場合には、連続用紙を用紙
押えの傾斜面で案内板のＶ字形の凹部の傾斜面に圧接す
る過程では、ミシン目を中心として前後に配置された搬
送ローラに対して連続用紙の引張力に差が生じるため、
切断刃に対してミシン目が片寄っている側の搬送ローラ
に対して連続用紙をスリップさせながらミシン目を凹部
の中心に変位させることができ、したがって、このミシ
ン目に切断刃を接触させて、連続用紙を容易にかつ小さ
な力で切断することができ、さらに、切断刃の片側の垂
直面の端縁に刃縁を形成することにより、製作時及び定
期的な研磨作業において、切断刃の厚さ方向における刃
縁の位置を一定にする作業を極めで容易にすることがで
きる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は縦断側面図、第２図は切断刃と用紙押えとを示す
分解斜視図、第３図は第一の従来例を示す側面図、第４
図は第二の従来例を示す側面図、第５図は第三の従来例
を示す平面図、第６図は第四の従来例を示す側面図、第
７図は第五の従来例を示す側面図である。 １・・・連続用紙、２・・・案内板、４，５・・・搬送
ローラ、６，７・・・案内板の傾斜面、８・・・凹部、
９・・・開口、１１・・・切断刃、ｌｌａ，ｌｌｂ・・
・垂直面、１１ｃ−・・刃縁、１２．１３・・・用紙押
え、１４．１５・・・用紙押えの傾斜画 ，５ｆ３　３遍 （柱ｊ令り） ３ ５図（柑袖） 訓 加 ３ ６ 図 （征来令り） 』 ７ 財 （＾カミ三Ｙミ｛タリ） ５」 ｂ４ 』ａ Ｅ）ＬＬ ５乙

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、所定の間隔をもってミシン目が形成された連続用紙
   を支える案内板と、前記連続用紙の搬送方向に沿って所
   定の間隔を開けて配置されそれぞれ前記連続用紙を挾持
   する複数対の搬送ローラと、前記搬送ローラの間で前記
   案内板にＶ字形に傾斜して形成された凹部と、この凹部
   の底部に形成された開口と、それぞれ一端に前記凹部の
   傾斜面と略平行な傾斜面を有し所定の間隔を開けて対向
   する位置で前記案内板に対する接離方向に移動自在に保
   持された対の用紙押えと、これらの用紙押えの内面に対
   向する平行な垂直面のうち一方の垂直面の端縁に鋭角な
   刃縁を有しこの刃縁を前記用紙押えの前記傾斜面の交点
   を通る平面上に位置させて前記連続用紙に対する垂直面
   内で前記開口に進退自在に挿入される切断刃とよりなる
   ことを特徴とするバースタ。 ２、切断刃の刃縁を連続用紙の幅方向に沿ってＶ字形又
   は逆Ｖ字形に傾斜させたことを特徴とする請求項１記載
   のバースタ。