JPH0391533A - 共重合ポリエステルイミド - Google Patents

共重合ポリエステルイミド

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JPH0391533A
JPH0391533A JP22868389A JP22868389A JPH0391533A JP H0391533 A JPH0391533 A JP H0391533A JP 22868389 A JP22868389 A JP 22868389A JP 22868389 A JP22868389 A JP 22868389A JP H0391533 A JPH0391533 A JP H0391533A
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JP
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mol
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structural unit
polymer
tables
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Application number
JP22868389A
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English (en)
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Hiroka Tanizake
谷酒 廣香
Koji Yamamoto
幸司 山本
Goji Koyama
剛司 小山
Shunichi Shinohara
俊一 篠原
Kazuo Maruo
和生 丸尾
Tsukasa Toki
土岐 司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、320℃以下の温度で溶融成形可能であり、
優れた耐熱性を有する成形品を与えることのできる新規
な共重合ポリエステルイミドに関するものである。
[従来の技術] ポリピロメリット酸イミドに代表されるポリイミドは最
も耐熱性の高いポリマーとして知られているが、加工性
に劣る欠点がある。
溶融加工性をもたせた熱可塑性ポリマーとしてポリアミ
ドイミド、ポリエーテルイミドがあるが、溶融成形性は
必ずしも充分でなく、高い耐熱性と良好な溶融加工性を
合わせもつポリマーの出現が待たれている。
一方、サーモトロピック液晶ポリエステルは優れた溶融
成形性と機械的強度を有するポリマーとして注目を集め
ている。
サーモトロピック液晶ポリエステルの優れた溶融成形性
と機械的強度は、その分子鎖が溶融状態でも折れ曲がり
にくく棒状を保つため、分子の絡み合いが少なく、わず
かな剪断応力を受けるだけで一方向に配向するという特
異な流動挙動に起因している。
ポリイミドの優れた耐熱性とサーモトロピック液晶ポリ
エステルの優れた溶融成形性を兼ね備えたポリマーとし
て、イミド結合を含むモノマーをその構成成分とするサ
ーモトロピック液晶ポリエステルイミドが考えられる。
特開昭62−132933号公報並びに特開昭62−1
32934号公報により4.4−ジフェニルエーテル−
ビス(N−トリメリドイミド)、テレフタル酸等の芳香
族ジカルボン酸、および1.4−ヒドロキシベンゼン、
2−tブチル−1,4−ヒドロキシベンゼン等の芳香族
ジヒドロキシ化合物、およびp−ヒドロキシ安息香酸を
構fi、fi、分とするポリエステルイミドは公知であ
り、320℃以下で溶融加工が可能であるとされている
しかし、ジヒドロキシ化合物成分として1゜4−ジヒド
ロキシベンゼン以外に4,4° −ジヒドロキシビフェ
ニル、2.7−シヒドロキシナフタレン等の特殊な芳香
族ジヒドロキシ化合物を併用しており、経済的に製造し
うるポリエステルイミドとは言い難い。
また、米国特許第4.067、852号により2,6−
ナフタレンジカルボン酸、1.4−ジヒドロキシベンゼ
ン、およびp−ヒドロキシ安息香酸を構成成分とするポ
リエステルは公知であるが溶融粘度が高く350℃以上
の溶融成形温度を必要とする。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らが行なった実験によると特開昭62−132
933号公報並びに特開昭62−132934号公報の
実施例において、4,4゜−ジヒドロキシビフェニル、
2.7−シヒドロキシナフタレン等の特殊な芳香族ジヒ
ドロキシ化合物を除いたポリエステルイミドは溶融粘度
が非常に高く320℃以下の溶融成形温度では実質的に
溶融成形が不可能であった。
本発明はこのような問題点を解決し、320℃以下の温
度で溶融成形可能であり、優れた耐熱性を有する成形品
を与えることのできる新規な共重合ポリエステルイミド
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記問題点を解決し、溶融成形性、耐熱
性に優れ、且つ経済性に優れたサーモトロピック液晶ポ
リエステルイミドを得るべく鋭意検討した結果、特定の
共重合ポリエステルイミド原料を特定の割合で使用する
ことにより本発明に到達した。
すなわち本発明は、下記の構造単位(I)、(■)、(
III)#よび(TV)からなる共重合ポリエステルイ
ミドであって、構造単位(IV)が構造単位 [(I)
 + (II) + (III) + (TV) ]の
115〜75モルであり、構造単位[(I)+(■〉]
が構造単位(m)と実質的に等モルであり、構造単位(
I)が構造単位[(I)+ (■)1の20〜90モル
%であり、該共重合ボリエステルイミドをペンタフルオ
ロフェノール中に0.16’g/dlの濃度になるよう
に溶解し60℃で測定したときの対数粘度((Inηr
1)/c〕が0,8ril/g以上であることを特徴と
する溶融成形可能な共重合ポリエステルイミド 但し、 (1) 式中Xは から選ばれた一種以上である。
一〇〇−◎◎−6゜− 一〇(ν、o − 一〇(νco− (n) (I[I) (TV) に関する発明である。
本発明の共重合ポリエステルにおいて上記構造単位(1
)は、4,4” −ジフェニルエーテル−ビス(N−ト
リメリドイミド)、4.4’−ジフエニルメタンービス
(N−)リメリトイミド)、L、3−ベンゼン−ビス−
(N−トリメリドイミド)、1.3−キシリレン−ビス
(N−トリメリドイミド)、 [ビス(4−ジフェニル
エーテル)−2,2−プロパン]−ビス(N−)リメリ
トイミド)、[ビス(4−ジフェニルエーテル)−1,
3−ベンゼン]−ビス(N−トリメリドイミド)、1.
6−ヘキサメチレン−ビス(N−トリメリドイミド)か
ら生成する構造単位を意味し、単一成分でもよいが、上
記から選ばれた1種以上でもよい。
上記のトリメリドイミド類の製法については特に制限は
ないが、4,4′ −ジフェニルエーテル−ビス(N−
)リメリトイミド)を例にとると次のような方法で製造
することができる。
4.4° −ジアミノジフェニルエーテルと無水トリメ
リド酸とをクレゾール、ジメチルホルムアミド等の溶媒
中で100〜200℃に加熱し、生成する水を系外に取
り除きつつ4〜7時間反応させ、生成した4、4′ −
ジフェニルエーテル−ビス(N−トリメリドイミド)を
分離し、洗浄、乾燥することにより得ることができる。
これ以外のトリメリドイミド類についても、同様な方法
で無水トリメIJ )酸と対応する各種ジアミン類とを
反応させることで製造することができる。
上記構造単位(II)は2.6−ナフタレンジカルボン
酸から生成する構造単位を意味する。
上記構造単位(III)は1.4−ジヒドロキシベンゼ
ンから生成する構造単位を意味する。
上記構造単位(IV)はp−ヒドロキシ安息香酸から生
成するポリエステルの構造単位を意味する。
尚、(I)〜(TV)に示す構造単位は、上記例示の化
合物のエステル化物から得られるものでもよい。
本発明の共重合ポリエステルイミドにおいて共重合ポリ
エステルの構造単位(IV)は、構造単位 [(I) 
+ (n) + (III) + (IV) ]の11
5〜75モル%好マシくは20〜70モル%であり、構
造単位(I)は、構造単位[(I)+ (n)]の22
0〜90モルである。
本発明の共重合ポリエステルは、320℃以下で溶融成
形可能であり、優れた耐熱性を有する成形品を容易に得
ることが出来る。
ここで例えば構造単位(TV)が構造単位[(I) +
 (II) +(II[) + (IV) ]の15モ
ル%未満もしくは75モル%を超える場合には、あるい
は構造単位(1)が構造単位[(I)+ (■)]の2
0モル%未満もしくは90モル%をこえる場合には、例
えば比較例3.4で明らかなように溶融粘度が高くなり
、成形性が悪く、本発明の目的を達成することが出来な
い。
本発明の共重合ポリエステルイミドの対数粘度(相対粘
度(ηr@L )の自然対数を溶液の濃度cで割った値
)は、ペンタフルオロフェノール等を溶媒にして測定可
能であり、0. 8dl/g以上である。
上記対数粘度が0.8dl/g未満では、重合度が低い
ため、低分子のオリゴマーが多く存在し、得られた成形
品の強度が低くなり好ましくない。
本発明の共重合ポリエステルイミドの射出成形に適する
溶融粘度は、グイ1mmφX2mm、荷重10kgの条
件で、高化式フローテスターでの測定値は10000ポ
イズ以下である。
10000ボイズ以上の溶融粘度では、成形際、流動性
が悪く、溶融成形が困難となる。
本発明の共重合ポリエステルイミドは、従来のポリエス
テルの重縮合法に準じて製造することができる。
例えば、構造単位(I)および(IF)を残基とする芳
香族ジカルボン酸又はそのエステル、構境単位(I[I
)を残基とする芳香族ジヒドロキシ化合物又はそのエス
テル、構造単位(IV)を残基とする芳香族ヒドロキシ
カルボン酸またはそのエステルを、構造単位[(I)+
 (n)+(III) + (rv) ]に対する構造
単位(TV)の割合、構造単位(I)と(n)の割合、
および構造単位[(I) + (II) ]と(III
)の割合が所定範囲になるように反応させることによっ
て得られる。
代表的な製法としては、例えば次の(イ)〜(ロ)が挙
げられる。
(イ) ジカルボン酸類と芳香族ジヒドロキシ化合物の
酢酸エステルとヒドロキシカルボン酸の酢酸エステルと
から脱酢酸重縮合反応により製造する方法。
(II)  ジカルボン酸類のジフェニルエステルと芳
香族ジヒドロキシ化合物とヒドロキシカルボン酸のフェ
ニルエステルとから脱フエノール重縮合反応により製造
する方法。
とりわけ(イ)法が無触媒で重縮合反応が進行する点で
望ましい。しかしくrl)法においては重縮合反応触媒
として酢酸第1スズ、テトラブチルチタネートなどの金
属化合物を使用することができる。
[実施例] 以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本
発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(1)対数粘度 対数粘度〔(]nη、、、)/c〕は該共重合ポリエス
テルイミド等をペンタフルオロフェノール中に0.16
g/dlの濃度になるように溶解したものをキヤノンマ
ニングセミミクロ粘度計を使用して60℃で測定した。
(2)熱分解開始温度 熱分解開始温度は、セイコー電子製熱分析装置(型式:
 TG/DTA 200 )を使用し、試料4mgを採
取し、乾燥空気を流通(流量=300mj/m1n)さ
せつつ、10℃/minの昇温速度で測定した。
(3)ガラス転移温度、及びTm ポリマーのガラス転移温度、及び溶融による吸熱を示す
温度(Tm)は、セイコー電子製の示差走査熱量計(D
S、C)(型式:5SC1560S)を使用し、試料1
5mgをアルミニュウム製非密封容器に入れ、窒素ガス
気流中(流量: 30m j2 / min ) 、昇
温速度20℃/minで測定した。
尚、第1〜3表中Tm値が示されていないものは吸熱が
検出されなかった。
(4)光学的異方性の有無 ポリマーの光学的異方性の有無はホットステージを装着
したニコンG勾製Opt 1photo−POLを用い
て観察した。
(5)溶融粘度 見掛けの溶融粘度は、■島津製作所製フローテスター(
型式;CPT−500、グイ1mmφX 2 mm。
荷重10 kg)を使用して測定した。
(実施例1) 撹拌機、温度計、圧力計、窒素ガス導入管、凝縮器に連
結した蒸留ヘッド等を装着した50m 1反応缶に、p
−アセトキシ安息香酸10.8g (0,06mol)
、1,4−ジアセトキシベンゼン3.88g (0、0
2mol)、4,4°−ジフェニルエーテルービ不(N
−トリメリドイミド)  5.49g(0,Olmol
)、及び2,6−ナフタレンジカルボン酸2.16g(
0,Olmol)を仕込み、窒素で3回パージした後、
ゆるやかに撹拌しながら反応缶内に少量の窒素を流しつ
つ200℃まで昇温した。
200℃に到達後、撹拌速度を上げ、この混合物を段階
的に昇温し240℃で1時間、260℃で1時間、28
0℃で1時間、300℃で2時間反応させた。このとき
留出した酢酸の量は4.2gであった。
次いで反応缶内を徐々に減圧し、Q、5Torrの真空
に保ちつつ、300℃で更に1.5時間撹拌し重合を完
了させた。
得られたポリマーの物性の評価結果を第1表にまとめて
示す。このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示し
た。
(実施例2) 実施例1で使用したものと同様の反応缶に、p−アセト
キシ安息香酸10.81 g(0,06mol)、1、
 4−ジアセトキシベンゼン 3.88 g(0,02
mat)、4,4“−ジフェニルエーテル−ビス(N−
トリメリドイミド>  8.23g(0,015mol
)、および2,6−ナフタレンジカルボン酸1.08g
(0,005mol)を仕込み、実施例1と同様の方法
でポリマーを台底した。
得られたポリマーの物性の評価結果を第1表にまとめて
示す。このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示し
た。
(実施例3) 実施例1で使用したものと同様の反応缶に、p−アセト
キシ安息香酸10.81 g(0,06mol)、1.
4−ジアセトキシベンゼン 3.88 g(0,02m
ol)、4,4”−ジフェニルエーテル−ビス(N−ト
リメリトイミド)  2.74g(0,005mol)
、および2,6−ナフタレンジカルボン酸3.24g(
0、015mol)を仕込み、実施例1と同様にしてポ
リマーを台底した。
得られたポリマーの物性の評価結果を第1表にまとめて
示す。このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示し
た。
(実施例4) 実施例1で使用したものと同様の反応缶に、p−アセト
キシ安息香酸 3.60 g (0,02mol)、1
.4−ジアセトキシベンゼン 7.76 g(0,04
m01)、4,4′−ジフェニルエーテル−ビス(N−
トリメリドイミド) 10.97 g(0,02mol
) 、および2,6−ナフタレンジカルボン酸4.32
g(0,02mol)を仕込み、実施例1と同様にして
ポリマーを台底した。
ただし、0.5Torrの真空下での反応温度および反
応時間を300℃にて1時間、320℃にて1時間とし
た。
得られたポリマーの物性の評価結果を第1表にまとめて
示す。このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示し
た。
(実施例5) 実施例1で使用したものと同様の反応缶に、p−アセト
キシ安息香酸 7.20 g (0,04mol)、1
.4−ジアセトキシベンゼン 5.82 g(0,03
mol)、4,4″−ジフェニルエーテル−ビス(N−
トリメリドイミド)  8.23 g (0,015m
ol)、及び2,6−ナフタレンジカルボン酸3.24
g(0,015mol)を仕込み、実施例Iと同様にし
てポリマーを合成した。
得られたポリマーの物性の評価結果を第1表にまとめて
示す。このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示し
た。
(実施例6) 実施例1で使用したものと同様の反応管に、p−アセト
キシ安息香酸12.60g (0,07mol>、14
−ジアセトキシベンゼン2.91g (0,015mo
 1)、4.4’ −ジフェニルエーテル−ビス(N−
トリメリドイミド)  4.11 g (0,0075
mol) 、および2,6−ナフタレンジカルボン酸1
.62g(0,0075mol)を仕込み、実施例1と
同様ニシテポリマーを台底した。
得られたポリマーの物性の評価結果を第2表にまとめて
示す。このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示し
た。
(実施例7) 実施例1で使用したものと同様の反応管に、p−アセト
キシ安息香酸7.20 g (0,04mo 1)、1
4−ジアセトキシベンゼン5.82 g(0,03mo
l)、4.4°−ジフェニルエーテル−ビス(N−トリ
メリトイミド)  4.11g(’0.0075mol
) 、44′ −ジフェニルメタン−ビス(N−)!J
メリトイミド)  4.10g(0,0075mol)
 、及び2,6ナフタレンジカルボン酸3.24g (
0,015mol)を仕込み、実施例1と同様の方法で
ポリマーを台底した。
得られたポリマーの物性の評価結果を第2表にまとめて
示す。このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示し
た。
(実施例8) 実施例1で使用したものと同様の反応管に、p−アセト
キシ安息香酸10.81 g(0,06mol)、1.
4−ジアセトキシベンゼン3.88 g (0,02m
01)、4,4° −ジフェニpbメタンービス(N−
トリメリドイミド)  5.47g(0,010mol
)、及び2.6−ナフタレンジカルボン酸2.16 g
 (0,010mol)を仕込み、実施例1と同様にし
てポリマーを台底した。
得られたポリマーの物性の評価結果を第2表にまとめて
示す。このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示し
た。
(実施例9) 実施例1で使用したものと同様の反応缶に、p−アセト
キシ安息香酸10.81 g (0,06mol)、1
.4−ジアセトキシベンゼン3.88g (0,02m
ol>、1.3−ベンゼン−ビス−(N−トリメリドイ
ミド)  4.57g(0,01On+ol)、及び2
.6−ナフタレンジカルボン酸 2.16g (0,0
10mol)を仕込み、実施例1と同様にしてポリマー
を合成した。
得られたポリマーの物性の評価結果を第2表にまとめて
示す。このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示し
た。
(実施例10) 実施例1で使用したものと同様の反応缶に、p−アセト
キシ安息香酸10.81 g(0,06mol)、1.
4−ジアセトキシベンゼン3.88 g (0,02m
ol)、[ビス(4−ジフェニルエーテル)−22−プ
ロパン]−ビス(N−)リメリトイミド) 7.17g
(0,010mol) 、及び2.6−ナフタレンジカ
ルボン酸 2.16g (0,010mo 1)を仕込
み実施例1と同様にしてポリマーを台底した。
得られたポリマーの物性の評価結果を第2表にまとめて
示す。このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示し
た。
(実施例11) 実施例1で使用したものと同様の反応缶に、p−アセト
キシ安息香酸10.81 g(0,06mol)、1、
 4−ジアセトキシベンゼン3.88 g (0,02
mol)、[ビス(4−ジフェニルエーテル)−13−
ベンゼン]−ビス(N−)リメリトイミド)  6.4
1g(0,010mol)、及び2,6−ナフタレンジ
カルボン酸2.16 g (0,010mol)を仕込
み、実施例1と同様にしてポリマーを台底した。
得られたポリマーの物性の評価結果を第3表にまとめて
示す。このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示し
た。
(実施例12) 実施例1で使用したものと同様の反応缶に、p−アセト
キシ安息香酸10.81 g (0,06mol>、1
、 4−ジアセトキシヘンゼア 3.88 g (0,
02mol)、1,3−キシリレン−ビス(N−トリメ
リドイミド)  4.85g(0,010mol)、及
び2,6−ナフタレンジカルボン酸2.16 g (0
,010mol)を仕込み、実施例1と同様にしてポリ
マーを台底した。
得られたポリマーの物性の評価結果を第3表にまとめて
示す。このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示し
た。
(実施例13) 実施例1で使用したものと同様の反応缶に、p−アセト
キシ安息香酸10.81 g(0,06mol)、■、
4−ジアセトキシベンゼン3.88 g (0,02m
ol)、1.6−へキサメチレン−ビス(N−トリメリ
ドイミド)  4.65 g (0,010mol)、
及び26−ナフタレンジカルボン酸2.16 g (0
,010moりを仕込み、実施例1と同様にしてポリマ
ーを台底した。
得られたポリマーの物性の評価結果を第3表にまとめて
示す。このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を示し
た。
(比較例1) 実施例1で使用したものと同様の反応缶に、p−アセト
キシ安息香酸3.60 g (0,02mol)、14
−ジアセトキシベンゼン7.76 g(0,04mol
)、4,4°−ビス−[(4−カルボキシ)−N−フタ
ルイミドコシフェニルエーテル10.97g(0,02
0mol)、及びテレフタル酸3.32g (0,02
0mo 1)を仕込み、実施例1と同様にしてポリマー
を台底した。
ただし、0.5Torrの真空下での反応温度および反
応時間を320℃にて30分、330 t:にて1時間
とした。
この比較例は特開昭62−132933号公報の実施例
におけるt−ブチル−1,4−ジヒドロキシベンゼンを
除いたポリエステルイミドであるが、溶融粘度が非常に
高く実質的に320’C以下では溶融成形が困難である
得られたポリマーの物性の評価結果を第4表にまとめて
示す。尚、このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を
示した。
(比較例2) 実施例1で使用したものと同様の反応缶に、p−アセト
キシ安息香酸10.81 g (0,06ino 1)
、1.4−ジアセトキシベンゼン3.88 g (0,
02mol)、及び2,6−ナフタレンジカルボン酸4
.32 g (0,020mol)を仕込み、実施例1
と同様にしてポリマーを台底した。
ただし、0.5Torrの真空下での反応温度および反
応時間を320℃にて1.5時間、340℃にて30分
とした。
この比較例は米国特許第4.067、852号の実施例
に記載されたポリエステルであるが、溶融粘度が高く3
20℃以下の溶融成形温度では溶融成形が困難である。
得られたポリマーの物性の評価結果を第4表にまとめて
示す。尚、このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を
示した。
(比較例3) 実施例1で使用したものと同様の反応缶に、1.4−ジ
アセトキシベンゼン6.58 g (0,04mol)
、4,4°−ビス−〔(4−カルボキシ)−N−フタル
イミドコシフェニルエーテル10.97g (0,02
0mo f)、及び2,6−ナフタレンジカルボン酸4
.34g <0.020mo 1)を仕込み、実施例1
と同様にしてポリマーを台底した。
ただし、0.6Torrの真空下での反応温度および反
応時間を340℃にて1時間とした。
比較例3は、構造単位(■)、すなわちp −アセトキ
シ安息香酸が含まれていない場合であるが、得られたポ
リマー温度を380℃にしても溶融粘度の測定が不可能
なほど粘度が高く、溶融成形は困難であった。
得られたポリマーの物性の評価結果を第4表にまとめて
示す。尚、このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を
示した。
(比較例4) 実施例1で使用したものと同様の反応缶に、p−アセト
キシ安息香酸14.49 g (0,08mol)、1
.4−ジアセトキシベンゼン1.95 g(0,010
mol)、4,4′−ビス−〔(4−カルボキシ)−N
−フタルイミドコシフェニルエーテル2.74g (0
,005mol)、及び2.6−ナフタレンジカルボン
酸1.08g (0,005mo I)を仕込み、実施
例1と同様にしてポリマーを台底した。
ただし、0.5Torrの真空下での反応温度および反
応時間を300℃にて1.3時間、320℃にて1.5
時間、340℃にて1時間とした。
この比較例は構造単位(■)、すなわちp−アセトキシ
安息香酸が80モル%含まれる場合であるが、得られた
ポリマー温度を380℃にしても溶融粘度の測定が不可
能なほど粘度が高く、溶融成形は困難であった。
得られたポリマーの物性の評価結果を第4表にまとめて
示す。尚、このポリマーは、溶融状態で光学的異方性を
示した。
[発明の効果] 本発明における実施例と比較例とを比較すると、本発明
の共重合ポリエステルイミドはジヒドロキシ成分に特殊
な芳香族ジヒドロキシ化合物を用いなくても溶融温度が
320℃以下で溶融成形性に優れており、かつ分解開始
温度が400℃以上であり耐熱性に優れていることが明
かとなった。
第 表 第 表 HA : p−アセトキシ女、鳳杏n更 第 表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記の構造単位( I )、(II)、(III)、および(I
    V)からなる共重合ポリエステルイミドであって、構造
    単位(IV)が構造単位[( I )+(II)+(III)+(
    IV)]の15〜75モル%であり、構造単位[( I )
    +(II)]が構造単位(III)と実質的に等モルであり
    、構造単位( I )が構造単位[( I )+(II)]中に
    20〜90モル%含まれ、該共重合ポリエステルイミド
    をペンタフルオロフェノール中に0.16g/dlの濃
    度になるように溶解し、60℃で測定したときの対数粘
    度〔(1nη_r_s_■/c〕が0.8dl/g以上
    であることを特徴とする溶融成形可能な共重合ポリエス
    テルイミド。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 但し、( I )式中Xは ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
    、 ▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼ から選ばれた一種以上である。 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)
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