JPH0390199A - 誘導加熱式アイロン - Google Patents

誘導加熱式アイロン

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JPH0390199A
JPH0390199A JP22851789A JP22851789A JPH0390199A JP H0390199 A JPH0390199 A JP H0390199A JP 22851789 A JP22851789 A JP 22851789A JP 22851789 A JP22851789 A JP 22851789A JP H0390199 A JPH0390199 A JP H0390199A
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JP
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iron
heating coil
inverter
iron body
heating
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Kazuhiko Asada
和彦 麻田
Hidekazu Yamashita
秀和 山下
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭において使用される請導加熱式アイ
ロンに関するものである。
従来の技術 ?J11図は、従来の技術における誘導加熱式アイロン
の回路図である。第10図に於て、■はアイロン本体、
2はアイロン台である。アイロン本体1は鉄製のアイロ
ンベース3と、樹脂製の把手15によって構成されてい
る。アイロン台2は、′rイロン作業を行うためのアイ
ロン作業面4と、アイロン作業の前やアイロン作業の合
間に衣類をさばいたりする際にアイロン本体lをその上
に置いて加熱するための′R載置部を備えている。アイ
ロン作業面4の下方には、アイロン作業中にアイロン本
体1を誘導加熱するための加熱コイル6と加熱コイル7
が設けられている。8はアイロン本体1の位置を検知す
るための゛アイロン本体位置検知手段で、アイロン本体
ll:設けられたマグネット9の接近によってオンする
リードスイッチ10および11によって構成されている
。12はアイロン本体位置検知手段8からの信号によっ
て、加熱コイル6と加熱コイル7のいずれか一方に高周
波電流を供給するインバータである。また載置部5の下
方にも加熱コイル13が設けられており、アイロン本体
1が載置部5に置かれた場合にリードスイッチ16がオ
ンし、インバータ14から高周波電流が供給されるもの
である。
以上の構成に於て、従来の技術の誘導加熱式アイロンの
動作を説明する。まず使用者は”アイロン本体1をアイ
ロン台2の載置部5の上に置く。するとインバータ14
から高周波電流が加熱コイル13に供給され、アイロン
本体1の加熱が行われる。アイロンベース3の温度がセ
氏約200度に達′するとインバータ14の作用によっ
て加熱コイル13の高周波電流が停止し、アイロンベー
ス3の温度が約200度に保たれる。次に使用者は、ア
イロン台2のアイロン作業面4の上に衣類等の彼アイロ
ン物を広げてその上からアイロン本体1でアイロン作業
を行う。アイロン本体位置検知手段8は常にアイロン本
体1の位置を検知し、アイロン作業中にアイロンベース
3の温度が低下してくると、゛rアイロン本体1立置に
応じてアイロン本体の近くの加熱コイル6または加熱コ
イル7に高周波電流が流れるようにインバータ15に信
号を出力する。従ってアイロン本体lのアイロンベース
3は、加熱コイル6及び加熱コイル7の近くに位置する
度に誘導加熱されるため、コードレスでありながらアイ
ロン作業中も°rアイロンベースが加熱されるため豊富
なスヂームを使った良いアイロンがけを行うことが出来
るものである。
発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の技術における誘導加熱式
アイロンでは、使用者が指輪をしていた場合や、金属製
のボタンまたはチャック等の金属小物がついた衣類をア
イロンかけした場合には、それらの金属が不要に加熱さ
れ使用者がそれに触れると火傷を負うという危険があっ
た。特に夏期は、室温が高く金属ボタンの初期温度が高
いため、加熱コイルによって短時間の加熱が行われただ
けでもかなりの高温となる場合があり、危険が大きい。
そこで本発明はこのような従来の構成の有する課題を解
決しようとするものであり、第一に、比較的簡単な構成
で金属小物の加熱の程度を抑えることにより使用者が火
傷を負うことを防ぐことのできる誘導加熱式アイロンを
提供することを目的とするものである。また第二に、前
記第一の目的に加え、アイロン作業中のアイロン本体・
\の誘導加熱をより有効に行うことのできる誘導力n熱
式アイロンを提供することを目的とするものである。
更に第三に、前記第一・第二の目的に関連して特に金属
小物の加熱による危険が大となる夏期において、使用者
を火傷から保護するとともにその他の単節には、アイロ
ン作業中のアイロン本体の誘導加熱を有効に行うこと魯
できる誘導加熱式アイロンを提供することを目的とする
ものである。
課題を解決するための手段 上記第一の目的を達成するための第一の手段は、アイロ
ン本体とアイロン台からなり、i;1記アイロン台は、
′rイロン作業中に゛アイロン本体を加熱する少なくと
も1個の加熱コイルと、アイロン本体の位置を検知する
アイロン本体位f/を検知手段と、アイロン本体位置検
知検知手段からの信号を受け、アイロン本体が加熱コイ
ル近傍に位1aする場合に前記加熱コイルに高周波電流
を供給するインバータと、n’l 記インバータが連続
して所定の時間以上1個の加熱コイルを加熱している場
合に前記インバータの動作を停止させる時限手段を有す
る構成の誘導加熱式アイロンとするものである。
また第二の目的を達成するための第二の手段は、アイロ
ン本体とアイロン台からなり、前記アイロン台は、アイ
ロン作業中にアイロン本体を加熱する少なくとも1個の
加熱コイルと、アイロン本体の位置を検知するアイロン
本体位置検知手段と、アイロン本体位置検知検知手段か
らの信号を受け、アイロン本体が前記加熱コイル近傍に
位置する場合に前記加熱コイルに高周波電流を供給する
インバータと、動作中の加熱コイルのインピーダンスか
らその加熱コイルとアイロン本体との位置ズレの量を検
知して出力するズレ量検知手段と、前記インバータが連
続してズレ量検知手段の出力に応じた時間以上1個の加
熱コイルを加熱している場合に前記インバータの動作を
停止させる時限手段を有する構成の誘導加熱式アイロン
とするものである。
また第三の目的を達成するための第三の手段は、アイロ
ン本体とアイロン台からなり、前記7407台は、アイ
ロン作業中にアイロン本体を加熱する少なくとも1個の
加熱コイルと、アイロン本体の位置を検知する゛アイロ
ン本体位置検知手段と、アイロン本体位置検知検知手段
からの信号を受け、゛rアイロン本体前記加熱コイル近
傍に位置する場合に前記加熱コイルに高周波電流を供給
するインバータと、室温を検知する温度検知手段と、前
記インバータが連続して前記温度検知手段の出力に応じ
た時間以上1個の加熱コイルを加熱している場合に前記
インバータの動作を停止Eさせる時限手段を有する構成
の誘導加熱式アイロンとするものである。
作  用 第−の手段は、使用者が金属ボタン等の金属小物をアイ
ロン台においてアイL1ンがけをしようとした場合に、
アイロン本体がたとえ前記金属小物近傍の位置に長時間
あった場合においても時限手段のfIr:用により連続
加熱が一定時間を越えたときにインバータを停止させ、
当該加熱コイルの高周波電流を止めるため、前記金属小
物の発熱を安全な程度に抑えることができるものである
第二の手段は、前記第一の手段の作用に加え、ズレ量検
知手段の作用により、アイロン本体の位置が加熱コイル
の中心近くにあって金属小物の発熱の危険が小さい場合
には、時限手段の動作時間を長くし、アイロン本体のズ
レが大であって金属小物の発熱の危険が大きい場合には
、前記時限手段の動作時間を短くすることにより、′r
イロン作業中のアイロン本体の誘導加熱をより有効に行
うものである。
また第三の手段は、前記第一の手段の作用に加え、装置
か使用される室の温度を検知する温度検知手段を備えて
おり、夏期など室温が高く金属小物の発熱の危険が大き
い場合には時限手段の動作時間を短くし、冬季など室温
が低く金属小物の発熱による危険が小さい場合には時限
手段の動作時間を長くすることによって、アイロン作業
中のアイロン本体の誘導加熱をより有効に行うものであ
る。
実施例 第1図は第一の手段の一実施例における誘導加熱式アイ
ロンの回路図である。第1図に於て、21はアイロン本
体、22はアイロン台である。アイロン本体21は鉄製
のアイロンベース23と、樹脂製の把手35によって構
成されているものである。′アイロン台22は、アイロ
ン作業を行うためのアイロン作業面24と、アイロン作
業の前やアイロン作業の合間に衣類をさばいたりする際
にアイロン本体21をその上に置いて加熱するための@
置部25を備えているものである。アイロン作業面24
の下方には、アイロン作業中にアイロン本体21を誘導
加熱するための直径70Iの加熱コイル26と加熱コイ
ル27が設けられている。28はアイロン本体21の位
置を検知するアイロン本体位置検知手段で、アイロン本
体21に設けられたマグネット29の接近によってオン
するリードスイッチ30および31によって構成されて
いるものである。32はアイロン本体位置検知手段28
からの信号によって加熱コイル26と加熱コイル27の
いずれか一方に高周波電流を供給するインバータである
。また載置部25の下方にも100mmX 145av
の長円形の加熱コイル33が設けられており、アイロン
本体21が載置部25に置かれた場合にリードスイッチ
36がオンし、インバータ34から高周波電流が供給さ
れるものである。37は、本実施例ではインバータ32
が連続して3.5秒以上継続して加熱コイル26または
加熱コイル27の一方を加熱している場合に、前記イン
バータの動作を停止させる時限手段である。
以下本実施例の動作を説明する。使用者はまずアイロン
本体21をアイロン台22の載置部25の上に置く。す
るとインバータ34から高周波電流が加熱コイル33に
供給され、アイロン本体21の加熱が行われる。アイロ
ンベース23の温度がセ氏約200度に達するとインバ
ータ34の作用によって加熱コイル33の高周波電流が
停止し、アイロンベース23の温度が約200度に保た
れるものである。次に使用者は、アイロン台22のアイ
ロン作業面24の上に衣類等の被アイロン物を広げてそ
の上からアイロン本体21でアイロン作業を行う。アイ
ロン本体位置検知手段28は常にアイロン本体21の位
置を検知し、アイロン作業中にアイロンベース23の温
度が低下してくると、アイロン本体21の位置に応じて
アイロン本体の近くの加熱コイル26または加熱コイル
27に高周波電流が流れるようにインバータ35に信号
を出力する。それにより、゛アイロン本体21が加熱コ
イル26の近傍に位置しリードスイッチがオンすると、
インバータ35から加熱コイル26に高周波電流が供給
され、°アイロン本体21が加熱コイル27の近傍に位
置するときは同様にしてインバータ35から加熱コイル
27に高周波電流が供給される。従ってアイロン本体2
1のアイロンベース23は、加熱コイル26及び加熱コ
イル27の近(に位置する度に誘導加熱を受けるため、
コードレスでありなから゛rイロン作業中もアイロンへ
−ス23が加熱されるため豊富なスチームを使った良い
アイロンがけを行うことが出来るものである。
次に使用者が金属ボタン等の金属小物がついた衣類をア
イロンがけしようとした場合について動作を説明する。
この場合、ただ単に金属ボタンのみをアイロン作業面2
4上に置いてもアイロン本体位置検知手段28が動作し
ないので加熱は行われない。すなわちリードスイッチ3
0、リードスイッチ31は磁気があったときにしか動作
しないため金属ボタンのみではオンしない。加熱コイル
26または加熱コイル27の上にアイロン本体が位置し
た場合には、加熱コイル26または加熱コイル27に高
周波電流が供給され、この場合に前記金属ボタン等がそ
の近くにある場合には、加熱コイル26または加熱コイ
ル27からの磁気を受けて誘導加熱が行われる。しかし
アイロン本体21が連続して3.5秒以上加熱コイル2
6または加熱コイル27の近傍に位置した場合には、時
限手段37の作用によりインバータ32は加熱コイル2
6または加熱コイル27への高周波電流の供給を停止す
る。このため、金属ボタン等の金属小物れ の温度は人間が触穐ても火傷を負わない程度に抑えるこ
とができる。
第2図は、加熱コイル26の上にアイロン本体21をず
らして置いている場合に、アイロンベース23の近くに
金属ボタン39が存在する状態を示したものである。こ
のようにアイロンベース23が加熱コイル26の中心上
からずれた位置に置かれている場合には、特に加熱コイ
ル26のアイロンベース23によって覆われていない部
分の面積が大きく、かつ加熱コイル26の中心部の近く
に磁界の強い部分ができるため、その位置に金属ボタン
39が存在した場合は加熱パワーが大きくなり、金属ボ
タン39の温度は急速に上昇する。
この温度がセ氏約60度に達すると、手で触れた場合に
火傷を負う可能性が出てくる。しがし本実施例において
は、加熱コイル26の直径が70+mmの場合に加熱コ
イル26の半径と等しい距離だけアイロンベース23を
ずらした場合においても加熱が最大で3.5秒間である
ため、火傷を負うことはない。しかも本実施例では、時
限手段39の動作時間を3.5秒間にしていることによ
り、通常のアイロン作業では、時限手段39の作用によ
ってアイロンへ−ス23への加熱が妨げられることはほ
とんど無い。すなわち通常のアイロン作業では、絶えず
アイロン本体2Iがアイロン作業面24上を移動してい
るため、多くの場合に同一加熱コイル上にアイロン本体
21が3.5秒以上連続して存在することはない。この
3.5秒の根拠を説明したものが、第3図および第4図
である。
第3図は、金属ボタン39が連続加熱された場合の温度
上昇を示す実験結果のデータである。この実験より分か
るように、連続加熱時間が3.5秒間では金属ボタン3
9の温度上昇は30degとなり、夏期の室温30℃を
加えても60℃であり使用者が火傷を負うことはない。
第4図は、アイロンベースが加熱されるパワーと連続加
熱時間の関係を示す図である。この図から分かるように
1時限手段39の設定を3.5秒として同一加熱コイル
に位置する時間が3.5秒に達した時点で加熱を停+h
させたとしても、連続で加熱を継続した場合の98%の
加熱パワーを供給することができる。通常のアイロン作
業ではアイロン本体が常に移動しているため、実用上の
問題はない。
以上のように、本実施例の誘導加熱式アイロンでは、時
限手段37の作用により、通常のアイロンかけにおいて
は、アイロンベースの加熱パワーはほとんどそのままで
、金属ボタン等の金属小物のりいた衣類をアイロンかけ
した場合の金属小物れ の加熱を人間が触、たときに火傷しない程度に抑えるこ
とができるものである。
第5図は、第二の手段の実施例を示す誘導加熱式アイロ
ンの回路図である。前記第−の手段の実施例に使用した
要素と共通の機能を果たす要素には共通の番号を付し、
説明を省略する。42はインバータ32の入力電流の大
きさを検知する電流トランス、43は加熱コイル26ま
たは加熱コイル27を流れる高周波電流の大きさを検知
する電流トランスである。41は、R’l M己電流ト
ランス42・43の出力からアイロン本体2Iが加熱コ
イル26または27の中心からどれだけずれているかを
検知するズレ量検知手段である。ズレ量検知手段41は
インバータ32に、位置ズレの量が大きい場合は低い出
力電圧を同じく小さい場合には高い出力電圧を出力する
以上の構成に於て、本実施例の誘導加熱式アイロンの動
作を説明する。通常状態での動作は、従来技術・第一の
手段の実施例と共通であり説明を省略し、金属ボタン等
の金属小物がついた衣類をアイロンがけしようとした場
合について動作を説明する。アイロン本体41が、連続
して長時間にわたって加熱コイル46または加熱コイル
47の近傍に位置する場合には、まずズレ量検知手段4
■によってアイロンベース23が加熱コイル26または
27の中心上からどれだけずれているかを電流トランス
58と電流トランス59の出力から検知し、時限手段3
7の動作時間をズレ量が大きい場合には短く、ズレ量が
小さい場合には長くなるようにする。従ってインバータ
32は、ズレ量に応じた時間が経過した後インバータ3
2は加熱コイル26または加熱コイル27への高周波電
流の供給を停止する。このため、金属ボタン等の金属小
物の温度は人間が触っても火傷を負わない程度に抑える
ことができる。
第6図は、ズレ量検知手段41の動作を説明するための
もので、アイロンベース23の中心と加熱コイル26の
中心とのずれの大きさを、Ocr@から3 c+sまで
変えた場合におけるインバータ32の入力電流と加熱コ
イル26の電流の関係を示した図である。この第6図に
みられるようにズ1ノの量が大きい程、入力電流に対す
る加熱コイル電流の大きさが大きくなり、この特性を利
用してズレ量を検知することができる。また第7図は、
ズレの大きさと金属小物の温度上昇速度の関係を表わし
、図である。同図から分かるように、ズレが大きい場合
には、温度上昇の速さが急激に速くなる。これは、加熱
コイル2Gの中心付近の磁界の強い部分が位置ズレによ
ってアイロンベース23によって覆われず、この部分に
金属ボタン等の金属小物が置かれていた場合には加熱パ
ワーが大きくなるためである。第8図は、ズレ量検知手
段41と時限手段37の作用によってズレ量と時限手段
57の動作時間が変化する様子を示したものである。
本実施例においては、同一加熱コイル近傍でアイロン本
体41のズレ量が変動した場合には、これに応じて時限
手段37の動作時間も変化させている。つまり、連続加
熱時間よりも動作時間の方が小となった時点で、時限手
段37が動作しインバータ32からの高周波電流の供給
を停止するよつにしている。すなわちズレ量がOcmの
状態で4秒間加熱された後、ズレ量が35111111
こなった場合には、時限手段37の動作時間が3.5秒
となるため、連続加熱時間の方が時限手段37の動作時
間よりも大となって即加熱が停止されるものである。
以上のように本実施例の誘導加熱式アイロンでは、ズレ
量検知手段41と時限手段37の作用により、金属ボタ
ン等の金属小物のついた衣類をアイロンかけした場合、
金属小物の加熱量を人間が水 触智たときに火傷しない程度に抑えることができる。ま
た第一の手段の実施例より多少構成は複雑になるが、ア
イロン作業中に時限手段37の動作によって加熱エネル
ギーが低下することを小さく抑えることができるもので
ある。
第9図は、第三の手段の実施例を示す誘導加熱式アイロ
ンの回路図である。前記従来の技術・第一の手段の実施
例に使用した要素と共通の機能を果たす要素には共通の
番号を付与し、説明を省略する。51は温度検知手段5
2の出力電圧によって定められる時間に応じて、インバ
ータ32の連続動作を停止させる時限手段である。52
は温度検知手段で、抵抗53と室温を検知するサーミス
タ54によって構成され、室温が低い場合にはサーミス
タ54の抵抗が大であるため出力電圧は高くなり、室温
が高い場合にはサーミスタ54の抵抗が小であるため出
力電圧は低くなるものである。このため、インバータ3
2は温度検知手段52の検知温度が高い場合は長時間、
低い場合は短時間その動作を停止する。
以下本実施例の動作を説明する。第1O図は、第9図に
示した誘導加熱式アイロンの室温T aと時限手段51
の動作時間の関係を示したものである。すなわち室温が
セ氏30度である場合には、温度検知手段52と時限手
段51の作用によって、時限手段51の動作時間が3.
5秒となり、室温がセ氏10度である場合には時限手段
87の動作時間が6秒となる。゛rイロン本体21を加
熱コイル26または加熱コイル27のどちらかに置いて
、その近くに金属小物を近づけた場合における、金属小
物の温度上昇分すなわち金属小物の温度と室温の差は、
時限手段87の動作時間が長いほど大となるという関係
がある。したがって本実施例においては、室温が低い時
はど前記金属小物の温度上昇が大となるが、金属小物の
温度は約セ氏60度以下に抑えることができる。このた
め使用者が金属小物に触れた場合においても火傷等を負
う心配はない。一般に室温が低い場合には、衣類の温度
も低いため、アイロンがけを行なう場合に、アイロン本
体71を同一の位置で長時間かけるという傾向があるが
、このような場合にもアイロン本体71に十分な熱エネ
ルギーを供給することができるという効果がある。また
室温がセ氏30度である場合には、時限手段51の動作
時間が3.5秒となる。したがって金属小物の温度上昇
分が小さく抑えられ、金属小物の温度は、やはりセ氏6
0度以下に抑えられるという作用がある。したがってこ
の場合にも使用者が金属小物に触れても火傷を負うこと
はない。
なお本実施例においては、室温と時限手段51の動作時
間との関係を直線とした場合を示したが、例えばセ氏2
0度以下の場合には一定時間とし、セ氏20度以上の場
合に室温に応じて時限手段51の動作時間を縮めて行く
ようなものとしてもよい。
また第一・第二・第三の各実施例においては、アイロン
作業中にアイロン本体を誘導加熱する加熱コイルの数を
たまたま2個としているが、1個であっても良くまた3
個以上であってもよい。
発明の効果 以上の実施例からも明らかなように、第一の手段の誘導
加熱式アイロンは、特に所定の時間以上1個の加熱コイ
ルを連続して加熱している場合に前記インバータの動作
を停止させる時限手段を有することにより、金属小物の
発熱を安全な程度に抑えることができる。また第二の手
段の誘導加熱式アイロンは、特に、アイロン本体とのズ
レの楯を検知して出力するズレ量検知手段と、インバー
タが連続してズレ量検知手段の出力に応じた時間以上1
個の加熱コイルを加熱している場合にインバータの動作
を停止させる時限手段を有する構成としたことにより、
第一の手段の効果に加え、アイロン作業中のアイロン本
体の誘導加熱をより有効に行うことができるものである
。また第三の手段によれば、特に室温を検知する温度検
知手段と、インバータが連続して温度検知手段の出力に
応じた時間以上1個の加熱コイルを継続して加熱してい
る場合にインバータの動作を停止させる時限手段を有す
る構成としたことによって、特に夏期などの室温が高く
金属小物の加熱による危険が起こりやすい場合には、時
限手段の動作時間を短くすることによって金属小物の加
熱を抑えて使用者の危険を防ぎ、室温が低い場合にはア
イロン作業中のアイロン本体の誘導加熱をより有効に行
うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第一の手段の一実施例における誘導加熱式アイ
ロンの回路図、第2図は同誘導加熱式アイロンにおいて
金属ボタンが加熱される状態を示す図、第3図は同連続
加熱時間と金属小物の温度上昇の関係を示す図、第4図
は同連続加熱時間とアイロンベースへの加熱パワーの関
係を示す図、第5図は第二の手段の一実施例における誘
導加熱式アイロンの回路図、第6図は同誘導加熱式アイ
ロンのアイロン本体を加熱コイルの中心からずらしてい
った場合の入力電流と加熱コイル電流の特性図、第7図
は同誘導加熱式アイロンのアイロン本体の加熱コイルの
中心からのズレとアイロン本体付近に置かれた金属小物
の温度上昇速度との関係図、第8図は同誘導加熱式アイ
ロンのズレ量検知手段と時限手段の動作を示す図、第9
図は第三の手段の一実施例における誘導加熱式アイロン
の回路図、第10図は同誘導加熱式アイロンの温度検知
手段と時限手段の動作を示した図、第11図は従来の技
術における誘導加熱式7゛イロンの回路図である。 21・・・アイロン本体、22・・・アイロン台、26
.27・・・加熱コイル、28・・・アイロン本体位置
検知手段、32・・・インバータ、37・51・・・時
限手段、52・・・温度検知手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アイロン本体とアイロン台からなり、前記アイロ
    ン台は、アイロン作業中にアイロン本体を加熱する少な
    くとも1個の加熱コイルと、アイロン本体の位置を検知
    するアイロン本体位置検知手段と、アイロン本体位置検
    知検知手段からの信号を受け、アイロン本体が加熱コイ
    ル近傍に位置する場合に前記加熱コイルに高周波電流を
    供給するインバータと、前記インバータが連続して所定
    の時間以上1個の加熱コイルを加熱している場合に前記
    インバータの動作を停止させる時限手段を有する誘導加
    熱式アイロン。
  2. (2)アイロン本体とアイロン台からなり、前記アイロ
    ン台は、アイロン作業中にアイロン本体を加熱する少な
    くとも1個の加熱コイルと、アイロン本体の位置を検知
    するアイロン本体位置検知手段と、アイロン本体位置検
    知検知手段からの信号を受け、アイロン本体が前記加熱
    コイル近傍に位置する場合に前記加熱コイルに高周波電
    流を供給するインバータと、動作中の加熱コイルのイン
    ピーダンスからその加熱コイルとアイロン本体との位置
    ズレの量を検知して出力するズレ量検知手段と、前記イ
    ンバータが連続してズレ量検知手段の出力に応じた時間
    以上1個の加熱コイルを加熱している場合に前記インバ
    ータの動作を停止させる時限手段を有する誘導加熱式ア
    イロン。
  3. (3)アイロン本体とアイロン台からなり、前記アイロ
    ン台は、アイロン作業中にアイロン本体を加熱する少な
    くとも1個の加熱コイルと、アイロン本体の位置を検知
    するアイロン本体位置検知手段と、アイロン本体位置検
    知検知手段からの信号を受け、アイロン本体が前記加熱
    コイル近傍に位置する場合に前記加熱コイルに高周波電
    流を供給するインバータと、室温を検知する温度検知手
    段と、前記インバータが連続して前記温度検知手段の出
    力に応じた時間以上1個の加熱コイルを加熱している場
    合に前記インバータの動作を停止させる時限手段を有す
    る誘導加熱式アイロン。
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