JPH038463B2 - - Google Patents

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JPH038463B2
JPH038463B2 JP5281584A JP5281584A JPH038463B2 JP H038463 B2 JPH038463 B2 JP H038463B2 JP 5281584 A JP5281584 A JP 5281584A JP 5281584 A JP5281584 A JP 5281584A JP H038463 B2 JPH038463 B2 JP H038463B2
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helium
tank
superfluid
helium tank
wall
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Akio Sato
Hideaki Saura
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、超流動ヘリウム発生装置に係り、特
に、常流動液体ヘリウム中に超流動用ヘリウム槽
を浸漬した構造の超流動ヘリウム発生装置の改良
に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
周知のように、液体ヘリウムはラムダ点
(2.17K)以下の温度で通常の液体、つまり常流
体の液体から超流動を示す液体に転移する。この
ような、超流動ヘリウムは、超電導コイルの冷媒
や各種実験等の冷媒として広く用いられている。
ところで、このような超流動ヘリウムを作り出
す、いわゆる超流動ヘリウム発生装置は、構造的
に分類すると、予冷源である常流動液体ヘリウム
から超流動用ヘリウム槽を分離させたものと、常
流動液体ヘリウム中に超流動用ヘリウム槽を浸漬
させたものとに大別される。このうち、常流動液
体ヘリウム中に超流動用ヘリウム槽を浸漬させた
超流動ヘリウム発生装置は、一般に第1図のよう
に構成されている。
すなわち、この装置は大きく分けると、図示し
ない断熱容器内に収容されるとともに内部に
4.2Kの常流動液体ヘリウムHを収容してなる第
1のヘリウム槽、つまり常流動ヘリウム槽1と、
この第1のヘリウム槽1内に常流動液体ヘリウム
H中に浸漬される関係に収容された第2のヘリウ
ム槽、つまり超流動ヘリウム槽2と、常流動液体
ヘリウムHを冷媒源として超流動ヘリウム槽2内
のヘリウムのラムダ点以下の温度に冷却する冷却
機構3とで構成されている。
超流動ヘリウム槽2は、外槽11と、この外槽
11内に収容された内槽12とで構成されてい
る。そして、内槽12と外槽11との間に存在す
る空間は真空引きされて真空断熱層に形成されて
いる。外槽11の上壁13の中央部には孔14が
形成されており、上記孔14の上縁部には、この
孔14を実質的に上方に向けて所定距離だけ延長
させる筒体15が接続されている。そして、上記
筒体15内には、この筒体15より小径に形成さ
れたガス案内管16の下端側が嵌合している。ガ
ス案内管16に下端部は内槽12の上壁12aの
外面に気密に接続されており、その上端側は常流
動ヘリウム槽1の上壁ならびに図示しない断熱容
器を気密に貫通して図示しない真空ポンプに接続
されている。ガス案内筒16の外周には鍔17が
設けてあり、この鍔17と筒体15の上端とが気
密に接続されて内・外槽間の気密が保持されてい
る。
しかして、前記ガス案内筒16内及び内槽12
内に冷却機構3を主要部が次のように設けられて
いる。すなわち、ガス案内筒16内にコイルスプ
リング状に形成された熱交換用配管(ジユール・
トムソン熱交換器)18を配置し、この配管18
の上端側をガス案内筒16の壁を気密に貫通さ
せ、その開口部19を常流動ヘリウム槽1内に位
置させ、また、下端をジユール・トムソン弁(以
後JT弁と略称する。)20の入口に接続してい
る。そして、JT弁20の出口を接続管21の上
端に接続している。接続管21は内槽12の上壁
12aを気密に貫通している。そして、接続管2
1の下端を内槽12内の上方に配置された熱交換
用配管22の一端に接続し、この配管22の他端
を接続管23に接続してる。接続管23は上壁1
2aを気密に貫通し、その上端がJT弁20より
下方に位置するように設けられている。
一方、超流動ヘリウム槽2における外槽11の
上壁13および内槽12の上壁12aの対向する
2箇所の位置にはそれぞれ孔25a,25bおよ
び26a,26bが設けて有り、これら孔25a
と25bおよび孔26aと26bはそれぞれ連絡
管27,28によつて気密に接続されている。そ
して、孔26bの上端縁には案内管29の下端部
が気密に接続されており、この案内管29の上端
側は常流動ヘリウム槽1の上壁および図示しない
断熱容器を気密に貫通して図示しない液体ヘリウ
ム供給源に接続されている。また、前記連絡管2
7,28内で上壁12a側に位置する部分にはそ
れぞれバルブ30,31が設けられている。これ
らバルブ30,31は内槽12内に液体ヘリウム
を導入するときに用いられ、また、バルブ30は
運転時における安全弁も兼用している。なお、図
中32は内槽12内に収容された超電導コイルを
示し、33はその支持材を示し、34はバルブ制
御用のロツドを示し、35はJT弁制御用のロツ
ドを示している。また、バルブ30の制御機構お
よび常流動ヘリウム槽1に設けられる液体ヘリウ
ム注入口、ヘリウムガス回収口が省略されてい
る。
しかして、この装置は、次のようにして内槽1
2内の液体ヘリウムAを超流動化させるようにし
ている。まず、バルブ31,30を開にし、超流
動ヘリウム槽2内および常流動ヘリウム槽1内に
4.2Kの常流動液体ヘリウムHを導入した後、バ
ルブ30,31を閉にする。このような状態で真
空ポンプを動作させる。真空ポンプが動作する
と、常流動ヘリウム槽1内の液体ヘリウムの一部
が開口部19から熱交換用の配管18内に取り込
まれる。この取り込まれた液体ヘリウムは配管1
8内を通流する間に真空ポンプの排気作用によつ
てガス案内筒16内を上昇する低温のヘリウムガ
スと熱交換して予冷された後、JT弁20でジユ
ール・トムソン膨張し、ラムダ点以下のガスと液
とになる。そして、生成した液が熱交換用配管2
2内を通る間に蒸発し、この蒸発によつて超流動
ヘリウム槽2内の液体ヘリウムAをラムダ点以下
の温度に冷すようにしている。なお、熱交換用配
管22から出たヘリウムガスは接続管23を通つ
てガス案内筒16内へ導かれる。
しかしながら、上記のように構成された従来の
超流動ヘリウム発生装置にあつては次のような問
題があつた。すなわち、超流動ヘリウム槽2内は
連絡管27,28内の液体ヘリウムを介して常流
動ヘリウム槽1内と熱的に接続されている。この
場合バルブ30,31における隙間はごく僅かで
ある。したがつて、バルブ30,31の部分で大
きな温度差がついている。そして、バルブ30,
31の上端部は通常、ラムダ点より僅かに低い温
度となつている。今、仮に外槽11の上壁13の
上面が4.2Kであり、上記上面から連絡管27,
28内に深さLだけ入つたところで超流動転移が
起こつているものとする。このときバルブ30,
31を通して超流動ヘリウム槽2に侵入する熱量
をQ、連絡管27,28の合計面積をSとし、熱
の流れを一次元的に考えると、熱量Qは、 Q=ES/L …(1) ここで、Eは E=∫4.2 2.17λdT …(2) である。ただし、λは1気圧液体ヘリウムの熱伝
導率、Tは温度である。Eを計算すると、 E=3.76×10-4[W/cm] である。
したがつて、今、仮に、Q=0.2[W]とする
と、 S/L=532[cm] …(3) となり、S=1[cm2]の場合には、 L=1.9×10-3[cm]となる。
上記計算結果から明らかなように、計算上では
上壁13の上面直下で超流動転移が起きているこ
とになる。しかし、実際上は連絡管27,28の
管口における熱の流れは3次元的であるから、上
記のようには成らず、上壁13の上面上にもラム
ダ点の超流動ヘリウムが、いわゆる染み出す。
ラムダ点のヘリウムの密度は4.2Kのヘリウム
より大きいので、上壁13の上面の縁部まで進行
したラムダ点の超流動ヘリウムはつぎつぎに常流
動ヘリウム槽1の底に落ちることになる。このた
め、常流動ヘリウム槽1内の前記上壁13の上面
より下に位置するヘリウムの全部が超流動ヘリウ
ムになるまで定常状態になることはない。すなわ
ち、ラムダ点以下まで冷したいのは超流動ヘリウ
ム槽2内の液体ヘリウムであるが、従来の装置に
あつては超流動ヘリウム槽2の外側のヘリウムま
で超流動にしなければならず、このため、冷却コ
ストがかさむばかりか、初期冷却に長時間を必要
とする問題があつた。
〔発明の目的〕
本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、超流動ヘリウム
槽の初期冷却を短時間に効率よく行なうことがで
きる超流動ヘリウム発生装置を提供することにあ
る。
〔発明の概要〕
本発明は、内部に常流動液体ヘリウムを収容し
た第1のヘリウム槽と、この第1のヘリウム槽内
の液体ヘリウム中に浸漬されるように上記第1の
ヘリウム槽内に収容された断熱機能を有する第2
のヘリウム槽と、前記第1のヘリウム槽内の液体
ヘリウムを使つて前記第2のヘリウム槽内のヘリ
ウムをラムダ点以下の温度まで冷し込む手段と、
前記第2のヘリウム槽の上壁に設けられ上記第2
のヘリウム槽内と前記第1のヘリウム槽内とを接
続する連絡管とを備えてなる超流動ヘリウム発生
装置において、前記第2のヘリウム槽の上壁に前
記連絡管の前記第1のヘリウム槽側に位置する開
口を堤防状に取り囲む断熱突周壁を設けてなるこ
とを特徴としている。
また、本発明は、前記断熱突周壁で囲まれた範
囲内にその下端部が位置し、その上端が液面近傍
に位置するように良熱伝導体を前記常流動液体ヘ
リウム中に挿設したことを特徴としている。
〔発明の効果〕
本発明装置のように、断熱突周壁が前記関係に
設けてあると、この断熱突周壁で囲まれる面積が
広いので、前記(3)式と同じ条件でも、超流動転移
点までの深さLを大きくできる。たとえば、断熱
突周壁で囲まれる面積SをS=500[cm2]とする
と、(3)式より、L=0.94[cm]となる。このため、
超流動ヘリウムが常流動ヘリウム槽内にこぼれ出
すことはなくなる。したがつて、余分のヘリウム
を冷し込む必要がないので初期冷却を効率よく行
なうことができ、初期冷却に要する時間の短縮化
を図ることができる。
また、その下端部が前記断熱突周壁で囲まれた
範囲に位置するように良熱伝導体を常流動液体ヘ
リウム中に挿設しているので、もし、構造的に超
流動転移点が超流動ヘリウム槽より上方に位置す
るものであつても上記良熱伝導体の作用で上記超
流動転移点を強制的に断熱突周壁で囲まれた範囲
に移動させることができる。すなわち、超流動ヘ
リウム槽への熱侵入が非常に多い場合には超流動
転移点が超流動ヘリウム槽より上方に位置する場
合が起り得る。しかし上記のように良熱伝導体を
設けておくと、この良熱伝導体の下端部近傍のヘ
リウム温度、つまり、断熱突周壁で囲まれた範囲
で、かつ良熱伝導体の下端部近傍に位置するヘリ
ウム温度を強制的に、たとえば4K程度の温度に
保ことができる。したがつて、超流動転移点を断
熱突周壁で囲まれた範囲内に確実に位置させるこ
とができるので、上述した構造の場合でも初期冷
却に要する時間を確実に短縮させることができ
る。
〔発明の実施例〕 以下本発明の実施例を図面を参照しながら説明
する。
第2図は本発明の一実施例に係る超流動ヘリウ
ム発生装置の要部を示すものであり、第1図と同
一部分は同一符号で示してある。したがつて、重
複する部分の説明は省略する。
この実施例が第1図に示すものと異なる点は、
超流動ヘリウム槽2の上壁の構造、時に外槽11
の上壁13aの構造にある。
すなわち、上壁13aの周縁部には上方に向け
て所定長さ延びる薄肉の突周壁37が形成されて
いる。そして、突周壁37の上端縁には、外向き
に延びるフランジ部38が固着されており、この
フランジ部38がボルト39を介して外槽胴部の
上端開口縁に気密に締付け固定されている。
このような構成であると、突周壁37が薄肉に
形成されているので、この突周壁37は深さ方向
に断熱機能を有していることになる。したがつ
て、超流動転移点の位置が連絡管27,28の上
部開口端より僅かに上方であつても、連絡管2
7,28の断面積より広い囲い面積を有する突周
壁37の存在によつて、上記転移点位置を下方へ
移動させることができる。したがつて、超流動ヘ
リウムの常流動ヘリウム槽底部へのこぼれ落ちが
阻止されることになる。このため、こぼれ落ちに
よつて起こる初期冷却の長時間化を防止すること
ができ、結局、前述した効果が得られることにな
る。
第3図は本発明の別の実施例を示すものであ
る。この実施例は冷却機構3aとして磁気熱量効
果を利用したものを組込んでなる超流動ヘリウム
発生装置に本発明を適用した例を示すものであ
る。一般に、ガドリニウム・ガリウム・ガーネツ
ト等の磁性体で代表される作業物質は断熱磁化状
態で発熱し、断熱消磁状態で吸熱する。したがつ
て、この現象を利用すると冷却機構を構成するこ
とができる。この実施例に係る装置はこのような
冷却機構3aを組込んでいるのである。すなわ
ち、外槽11の上壁13aと内槽12の上壁12
aの対向する2箇所にそれぞれ孔41a,41b
および42a,42bを設け、これら対向する孔
相互を筒体43および44でそれぞれ気密に接続
している。そして、上記筒体43,44内に図示
しないシール機構を介してロツド45,46を昇
降自在に挿設している。ロツド45,46は断熱
部材で上記筒体45,46の内径より僅かに小さ
い外径に形成されたもので、その下部には前述し
た作業物質47,48が直列に介挿されている。
そして、各ロツド45,46の上端側はこれらロ
ツド45,46を図中実線矢印P1,P2で示すよ
うに交互に昇降させる駆動機構49に連結されて
いる。一方、外槽11の上壁13aの上方には各
ロツド45,46を囲繞するように磁場発生装置
としての超電源コイル50,51が設けられてい
る。そして、この実施例においても外槽11の上
壁13aの周縁部に第2図に示した実施例と同様
に断熱機能を発揮する突周壁37が設けられてい
る。
しかして、この実施例に係る装置では、駆動機
構49を動作させると、ロツド45,46が昇降
し、これに伴つて各作業物質47,48が、丁
度、作業物質48のように超電導コイル50,5
1で発生した磁場内に位置した状態と、丁度、作
業物質47のように磁場外でかつ内槽12内に位
置した状態とに交互に切り変わる。作業物質4
7,48は磁場内に位置すると断熱磁化状態とな
つて発熱する。この発熱は、常流動液体ヘリウム
Hによつて奪われ、結局、この状態では常流動液
体ヘリウムHの温度とほぼ等しい温度に保たれ
る。一方、作業物質47,48は磁場外に位置す
ると断熱消磁状態になつて吸熱する。このため、
内槽12内の液体ヘリウムAは超流動転移点以下
に冷却されることになり、ここに超流動ヘリウム
発生装置としての機能が発揮される。
そして、この実施例の場合にも、超流動ヘリウ
ム槽2の上壁周縁に上方に向けて断熱機能を有し
た突周壁37が設けられているので、この突周壁
37の存在によつて超流動ヘリウムが常流動ヘリ
ウム槽1の底部に向けてこぼれ落ちるようなこと
はない。したがつて、前記実施例と同様な効果を
奏する。
第4図は本発明のさらに別の実施例に係る超流
動ヘリウム発生装置の要部を示す図であり、第2
図と同一部分は同一符号で示してある。したがつ
て、重複する部分の説明は省略する。
この実施例では、銅、アルミニウム、銀、金、
ガドリニウム・ガリウム・ガーネツト単結晶等で
突周壁37の内径より小さい外径の筒状の形成さ
れた良熱伝導体61を上壁13aの上方の常流動
液体ヘリウムH中に差込み、その下端部を突周壁
37で囲まれた範囲に位置させるとともに上端部
を液面上に位置させ、この液面上に位置している
部分を支持材62を介して常流動ヘリウム槽1の
内面に固定したものとなつている。
このような構成であると、良熱伝導体61の存
在によつて、良熱伝導体61の下端部近傍の液体
ヘリウムは常に、液面近傍に位置する液体ヘリウ
ムの温度とほぼ等しい温度、たとえば4Kに保た
れる。このため、どのような場合でも、超流動転
移点の位置は強制的に良熱伝導体61の下端部よ
り下方に移される。上記下端部より下方に位置は
突周壁37で囲まれている。したがつて、この実
施例の場合には侵入熱量がどのような値でも超流
動ヘリウムが突周壁37を乗り越えてこぼれ出る
のを防止することができ、しかも初期冷却に要す
る時間の短縮化も図ることができる。
なお、良熱伝導体は筒状のものに限られるもの
ではなく、たとえば、第5図に示すように複数の
良熱伝導パイプ71を環状に配列して形成された
もの、第6図に示すように複数の良熱伝導棒72
を環状に配列して形成されたも、第7図および第
8図に示すように良熱伝導材で周方向にジグザグ
構造の筒状体に形成されたものを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の超流動ヘリウム発生装置の主要
部縦断面図、第2図は本発明の一実施例に係る超
流動ヘリウム発生装置の縦断面図、第3図は本発
明の別の実施例に係る超流動ヘリウム発生装置の
模式的縦断面図、第4図は本発明のさらに別の実
施例に係る超流動ヘリウム発生装置の縦断面図、
第5図から第8図は良熱伝導体の変形例を説明す
るための図である。 1……常流動ヘリウム槽(第1のヘリウム槽)、
2……超流動ヘリウム槽(第2のヘリウム槽)、
3,3a……冷却機構、27,28……連絡管、
30,31……バルブ、37……突周壁、61,
61a,61b,61c,61d……良熱伝導
体、H……常流動液体ヘリウム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内部に常流動液体ヘリウムを収容した第1の
    ヘリウム槽と、この第1のヘリウム槽内の液体ヘ
    リウム中に浸漬されるように上記第1のヘリウム
    槽内に収容された断熱機能を有する第2のヘリウ
    ム槽と、前記第1のヘリウム槽内の液体ヘリウム
    を使つて前記第2のヘリウム槽内のヘリウムをラ
    ムダ点以下の温度まで冷し込む手段と、前記第2
    のヘリウム槽の上壁に設けられ上記第2のヘリウ
    ム槽内と前記第1のヘリウム槽内とを接続する連
    絡管とを備えてなる超流動ヘリウム発生装置にお
    いて、前記第2のヘリウム槽の上壁に前記連絡管
    の前記第1のヘリウム槽側に位置する開口を堤防
    状に取り囲む断熱突周壁を設けてなることを特徴
    とする超流動ヘリウム発生装置。 2 前記断熱突周壁は、前記第2のヘリウム槽の
    上壁外周縁に添つて設けられたものであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の超流動ヘ
    リウム発生装置。 3 前記ラムダ点以下の温度まで冷し込む手段
    は、ジユール・トムソン膨張効果を利用したもの
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の超流動ヘリウム発生装置。 4 前記ラムダ点以下の温度まで冷し込む手段
    は、磁気熱量効果を利用したものであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の超流動ヘリ
    ウム発生装置。 5 内部に常流動液体ヘリウムを収容した第1の
    ヘリウム槽と、この第1のヘリウム槽内の液体ヘ
    リウム中に浸漬されるように上記第1のヘリウム
    槽内に収容された断熱機能を有する第2のヘリウ
    ム槽と、前記第1のヘリウム槽内の液体ヘリウム
    を使つて前記第2のヘリウム槽内のヘリウムをラ
    ムダ点以下の温度まで冷し込む手段と、前記第2
    のヘリウム槽の上壁に設けられ上記第2のヘリウ
    ム槽内と前記第1のヘリウム槽内とを接続する連
    絡管とを備えてなる超流動ヘリウム発生装置にお
    いて、前記第2のヘリウム槽の上壁に前記連絡管
    の前記第1のヘリウム槽側に位置する開口を堤防
    状に取り囲むように設けられた断熱突周壁と、こ
    の断熱突周壁で囲まれた範囲内にその下端部が位
    置し、その上端部が液面近傍に位置するように前
    記常流動液体ヘリウム中に挿設された良熱伝導体
    とを具備してなることを特徴とする超流動ヘリウ
    ム発生装置。 6 前記断熱突周壁は、前記第2のヘリウム槽の
    上壁外周縁に添つて設けられたものであるること
    を特徴とする特許請求の範囲第5項記載の超流動
    ヘリウム発生装置。 7 前記ラムダ点以下の温度まで冷し込む手段
    は、ジユール・トムソン膨張効果を利用したもの
    であることを特徴とする特許請求の範囲第5項記
    載の超流動ヘリウム発生装置。 8 前記ラムダ点以下の温度まで冷し込む手段
    は、磁気熱量効果を利用したものであることを特
    徴とする特許請求の範囲第5項記載の超流動ヘリ
    ウム発生装置。
JP5281584A 1984-03-19 1984-03-19 超流動ヘリウム発生装置 Granted JPS60196561A (ja)

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JPS60196561A JPS60196561A (ja) 1985-10-05
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JP4660412B2 (ja) * 2006-03-30 2011-03-30 株式会社東芝 冷凍機

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