JPH0382328A - 除電器用高周波高圧電源の保護回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、除電器等に使用される高周波高圧電源におい
て、その高圧トランスの二次側が例えばリークして発振
が停止したときに該高圧トランスやトランジスタ等を保
護する保護回路に間する。

【従来の技術】

第３図は自励発振方式の従来の高周波高圧電源の基本構
成を示す０図において、スイッチｌをオンにすると直流
電源電圧Ｖｃｃが加わり、起動抵抗２の作用によりトラ
ンジスタ３にベース電流が流れ始めるとともに、コレク
タ電流も流れ、発振用コンデンサ４及び高圧トランス５
の一次側コイル５Ｉに電流が流れて該コイルが励磁され
、発振する。高圧トランス５の二次側コイル５□がリー
ク、またはこれに接続された除電電極等がリークすると
、発振が停止する。

【発明が解決しようする課題】

ところが、単にこのような槽底の場合、上記のように発
振が停止すると、高圧トランス５の一次側インピーダン
スｚｐが小さくなり、起動抵抗２によりトランジスタ３
にベース電流が流れ、コレクタ電流が上昇する。その結
果、トランジスタ３、及び高圧トランス５の一次側に過
大電流が流れ、これらが破損する問題があった。 そこで、本発明は、上記のようして発振停止したときに
、トランジスタ及び高圧トランスを保護できるようにす
ることを目的とする。

【課題を解決するための手段】

本発明は、例えば上述したような自励発振式高周波高圧
電源において、起動用抵抗と高圧トランスの一次側コイ
ルとの間に、該一次側コイルに生ずる高周波電圧を整流
して直流電圧をトランジスタに供給する整流回路を設け
、また起動抵抗と直流電源との間に、直流遮断用コンデ
ンサを設けたものである。

【作　　用】

高周波高圧電源の発振後は、その高圧トランスの一次側
コイルの高周波電圧を整流して得られた直流電圧により
、トランジスタにベース電流が流れ、発振が継続される
。この直流電圧は発振が停止すると０になる。このとき
、高圧トランスの一次側インピーダンスが小さくなるが
、起動抵抗は、直流遮断用コンデンサにより直流電源と
遮断されているため、トランジスタにはベース電流が流
れず、またコレクタ電流も流れない、従って、トランジ
スタ及び高圧トランスの一次側に過大電流が流れること
はない。

【実　施　例】

次に、本発明の実施例について説明する。 第１図において、スイッチ１と起動抵抗２とトランジス
タ３と発振用コンデンサ４と高圧トランス５とによる高
周波高圧電源の基本構成は従来と同じである０本発明に
よる保護回路はこのような高周波高圧電源において、ト
ランジスタ３のエミッタが接続されている高圧トランス
５の一次側コイル５１と起動抵抗２との間に整流回路６
を設けるとともに、該起動抵抗２とスイッチ１との間に
直流遮断用コンデンサ７を設けたものである。 整流回路６は、ダイオード８と平滑用コンデンサ９とそ
の放電用の抵抗１０とで構成され、高圧トランス５の一
次側コイル５．に生ずる高周波電圧をダイオード８で整
流し、コンデンサ９で平滑して直流電源電圧”ｉ’ｃｃ
と同じまたはそれに近い直流電圧Ｖｅを発生する。 同図においてスイッチ１をオンにすると、コンデンサ７
及び起動抵抗２によりトランジスタ３にベース電流が流
れ始め、コレクタ電流も流れて高圧トランス５の一次側
コイル５１が励磁され、発振を開始する０発振後は、整
流回路６より発生する直流電圧Ｖｅが起動抵抗２を介し
て直流遮断用コンデンサ７とは無関係にトランジスタ３
のペースに加わるため、該トランジスタ３にベース電流
が流れ続け、発振が継続する。 高圧トランス５の二次側コイル５．がリーク、またはこ
れに接続された除電電極がリークして発振が低下すると
、整流回路６による直流電圧Ｖｅが急速に低下してトラ
ンジスタ３のベース電流を急速に低下させるため、発振
が停止する０発振が停止すると、直流電圧Ｖａは０にな
る。このとき、高圧トランス５の一次側インピーダンス
が小さくなるが、起動抵抗２は、直流遮断用コンデンサ
７により直流電源と遮断されているため、トランジスタ
３にはベース電流が流れず、またコレクタ電流も流れな
い、従って、トランジスタ３及び高圧トランス５の一次
側に過大電流が流れることばない、一方、整流回路６に
おいては、コンデンサ９に充電されていた電圧が抵抗１
０によって急速に放電される。 また、整流回路６で得られた直流電圧Ｖｅは、２個のト
ランジスタ１１．１２と抵抗１３．１４とによるリレー
駆動回路１５にも印加される。トランジスタ１１にはリ
レー１６のコイル１７が接続されており、上記のような
発振とその停止によりリレー１６のスイッチ１８がオン
・オフされ、発振状態を外部へ報せまたはそれに伴い外
部機器を自動制御できるようになっている。 なお、発振回路は上記のような回路構成に限らず、第２
図に示すように高圧トランス５の一次側コイル５．が２
つに分割した型のものであっても、本発明の保護回路は
適用できる。

【発明の効果】

以上述べたように本発明によれば、高圧トランスの二次
側またはそれに接続された除電電極等がリークして発振
が停止したとき、該高圧トランスの一次側及びトランジ
スタを簡単な回路構成で的確に保護できる。 ４

【図面の簡単な説明】

例の電気回路図である。 ２・・・・・・起動抵抗、３・・・・・・トランジスタ
、４・・・・・・発振用コンデンサ、５・・・・・・高
圧トランス、５Ｉ・・・・・・一次側コイル、５□・・
・・・・二次側コイル、６・・・・・・整流回路、７・
・・・・・直流遮断用コンデンサ。 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、高圧トランスの一次側コイルと直流電源との間に、
   起動抵抗とトランジスタと発振用コンデンサとを接続し
   た自励発振式高周波高圧電源において、上記起動用抵抗
   と上記一次側コイルとの間に、該一次側コイルに生ずる
   高周波電圧を整流して直流電圧を上記トランジスタに供
   給する整流回路を設け、また上記起動抵抗と上記直流電
   源との間に、直流遮断用コンデンサを設けたことを特徴
   とする高周波高圧電源の保護回路。