JPH0366886A - 電動式オーバースライディングドア閉鎖挙動監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、壁や天井などに沿って水平または垂直にドア
をそのま）送り込んで収納づるオーバースライディング
ドアの閉鎖挙動監視方法およびその実施に直接使用する
装置に関する。

［従来の技術］ この種オーバースライディングドアは、広い開口部で一
枚のドアでスピーデイかつ静かに開閉出来る性能と、開
口部を最大限利用出来るよう、ドアはそのよ）天井へ収
納されるので、デッドスペースである空間を合理的に活
用する点が注目され、工場、＠庫、格納庫、消防署、ト
ラックターミナル等への用途の拡大や仕様の大型化が実
現し、信頼性の高い、しかも高い省エネルギーを誇るも
のとして評価されている。

所でオーバースライディングドアの収納方式のうち上部
の収納スペースが小さく固定水平フレームに下支えされ
た水平レール後方に巻取（幾構を設置し開口高さを最大
限有効に使用出来るローヘッド型が存在する。

このローヘッド型収納方式のオーバースライディングド
ア装置Ａを図面について説明する。

第１図はオーバースライディング装置の側面図、第２図
は同上平面図である。

図中１．２はオーバースライディングドア３を介在案内
する左右並行案内レール、４ａ、５ａは左右並行水平レ
ールＩａ、２ａを下支えする左右並行レール固定フレー
ム４，５の左右並行水平レール固定フレーム、４ｂ、５
ｂは左右並行垂直レール１ｂ、２ｂを支持する左右並行
垂直レール固定フレーム、６は巻取機構、７は開閉機、
８は巻取軸、９はスプリング、１０．１１は巻取軸８両
端に固着した左右ドラム、１２は開閉機７の可逆転モー
タ１３のモータ軸１４外端にｆａ着する原動スプロケッ
ト１５と巻取軸８に固着した従動スプロケット１６相互
間に無端張架した伝動ヂエーン、１〜７は吊りアングル
、１８．１９は一端をそれぞれ左右ドラム１０．１１に
止着し、途中中間シー１２０．２１を経て他端をオーバ
ースライディングドア３の下框３ａ左右両側に止着した
左右並行ワイヤロープ、２２は建屋開口、２３は建屋天
井である。

［発明が解決しようとする課題］ しかしてこのオーバースライディングドア５Ａ置Ａの閉
鎖挙動は、左右両ドラム１０．１１に巻取られた左右ワ
イヤロープ１８，１９の繰り出し速度と同調並走速度で
左右並行水平レール１ａ、２ａ間に収納したオーバース
ライディングドア３を左右並行垂直レールｌｂ、２ｂに
移行しつつ左右並行水平レール４ａ、５ｂ間に介在走行
するよう設計されているものであるが、極く稀ではある
が何かの拍子に左右並行ワイヤローフ１８．１９の繰り
出し速度にオーバースライディングドア３の走行速度が
同調追従出来ず、大きく遅れて左右並行ワイヤロープ１
８，１９を第６図のように大幅に弛ませることがある。

その結果どういうことになるかと言えば、オーバースラ
イディングドア３が左右並行垂直レール１ｂ、２ｂに成
る程度移行した段階で、本来ならば左右並行ワイヤーロ
ーブ１８．１９により降下速度を一定に規制され静かに
下降閉鎖されるべき所、無拘束、無規制状態となり、オ
ーバースライディングドア３の仝重Ｅを受けて急加速度
を伴い自然落下状態を現出し、左右並行ワイヤロープ１
８．１つの弛みを急速解消して緊張状態でオーバースラ
イディングドア３を受止めるまで急降下する。その際の
受止め衝撃は物凄く左右並行ワイヤロー１１８．１９の
両方又は片方を断切したり、左右並行ワイヤロー１１８
．１９に係る支持部材を損傷したり、その反動を受けて
左右並行ワイヤロー１１８．１９の両方又は片方が左右
ドラム１０．１１から外れてオーバースライディングド
ア３が大きく左右に傾き左右並行垂直レール１ｂ。

２ｂの途中で引掛って停止し、オーバースライディング
ドア３の開閉動作を不能としてしまう等の弊害が生起す
る。

このような事態は、対物、人身労災事故の惨事を沼く危
険性を帯びることともなる。

こ）において、本発明は前記従来のローヘッド型オーバ
ースライディングドア装置の欠点を解決するのに有効適
切な電動式オーバースライディングドア閉鎖挙動監視方
法および装置を提供せんとするものである。

「課題を解決するための手段］ 前記課題の解決は、本発明の電動式オーバースライディ
ングドア閉鎖挙動監視方法が、ワイヤロープの巻き上げ
、繰り出しにより昇降開閉するオーバースライディング
ドアの降下閉鎖時の初期挙動において、前記ワイヤロー
プの繰り出し速度と前記オーバースライディングドアの
走行閉鎖速度に所定以上の差が生じた時、前記ワイヤロ
ープの繰り出し動作を停止するとともに警報するように
してなる構成手段を、かつ本発明の電動式オーバースラ
イディングドア閉鎖挙動監視装置が、オーバースライデ
ィングドアの昇降開閉動作を操るワイヤロープの巻取機
構を後方に臨ませた並行水平レーールの少なくとも片方
の適宜信置に架設するセンサと、前記並行水平レール間
に介在走行するオーバースライディングドアが最上後限
位置にある時、前記センサから所定距離後方にずれた前
記オーバースライディングドアのドアパネル側縁位置に
前記センサと対向擦れ違い自在に架着する被検知対物と
、前記オーバースライディングドア下降閉鎖時、前記被
検知対象物の擦れ違い通過を検知した前記センサからの
検知信号が前記オーバースライディングドア閉鎖開始時
点から一定時間経過後も入力しなかった場合に限り緊急
非常信号を出力する計時照合回路と、当該緊急非常信号
を受けると前記巻取機構の駆動を停止制動せしめるとと
もに警告操作信号を発する停制器と、当該警告操作信号
により警報動作する警報回路とを備えてなる構成手段を
、又は他の本発明の電動式オーバースライディングドア
閉鎖挙動監視装置が、オーバースライディングドアの昇
降開閉動作を操るワイヤロープの巻取機構を後方に臨ま
せた並行水平レールの少なくとも片方の中間位置に垂架
するセンサと、一定長さ以上弛んだ前記ワイヤロープを
検知した当該センサからの緊急非常信号を受けて前記巻
取機構の駆動を停止制動せしめるとともに警告操作信号
を発する停利器と、当該警告操作信号により警報動作す
る警報回路とを備えてなる構成手段を、それぞれ採用す
ることにより達成される。

［実施例］ 〈方法例〉 前記装置手段を用いた本発明方法の実施例につき説明す
る。

オーバースライディングドアの降下閉鎖時の急降落下現
象の予兆を並行水平レール間を走行開始する前記オーバ
ースライディングドアの閉鎖初期挙動又は並行水平レー
ル直上に張架する並行ワイヤロープの閉鎖初期挙動を監
視し、その際予め設定されである前記並行ワイヤロープ
の巻取機構による繰り出し速度と前記オーバースライデ
ィングドアの走行閉鎖速度に所定以上の差が生じたこと
を、ドアパネル側縁に架着した被検知対象物がオーバー
スライディングドアの閉鎖開始時点からセンーナを擦れ
違い通過して検知されるに要した時間が予定をオーバし
たことを計時照合回路で判定処理することにより、また
前記左右並行ワイヤロープが一定以上弛んだことをセン
ナが検知することによりそれぞれ読み取って、素早く、
停制器により前記巻取機構の駆動電源を遮断するととも
に駆動装置を制動して急停止すると同時に警報回路を動
作して警報せしめる。

このようにしてオーバスライディングドアの閉鎖時にお
ける急降落下を事前に予防阻止して安全性と整備補修作
業の迅速性、経済性を確保する。

［装置例１］ 本発明装置の第１実施例を第１図乃至第４図について説
明する。

第１図乃至第２図は本実施例におけるセンサと被検知対
象物のそれぞれ配架位置関係を説明するオーバースライ
プインクドア全開時と全開時のオーバースラインディン
グドア装置の右側面図および平面図、第３図は本実施例
におけるセンサと被検知対象物の対向擦れ違い説明図、
第４図は本実施例Ｂ全体のブロック構成図である。

図中２４は水平レール１ａにブラケット２５を介して内
向架設したセンサたる近接スイッチ、２６はドアパネル
３ｂの側板２７上部に近接スイッチ２４と対向擦れ違い
自Ｚ［に、例えばスライディングドア全開時において３
Ｑｃｍ程度の距１１１ｆｔｇを置いて架着した被検知対
象物たるマグネット、２８は側板２７に突出したローラ
軸２９先端に空転自在に取付は水平レール１ａ内を転走
するローラ、３０は水晶発振子３１を付属するクロック
パルス発振器３２とカウンタ３３とゲート回路３４から
なる計時照合回路、３５は増幅器、３６は停制器、３７
は警報回路である。

本実施例は前記のように構成するから、第４図乃至第５
図に示すよう、オーバースライディングドア３の最上後
限位置にある全開状態（第５図第１ステツプ参照〉から
可逆転モータ１３の逆転による閉鎖開始のドア閉信号Ｓ
１を開閉機７から受けると（第５図第２ステツプ参照）
、カウンター３３はクロックパルス発振器３２から秒刻
発信する一クロックパルス信号Ｓ２を入力しｙ１数を開
始する。

これと同時平行して左右両ドラム１０．１１から左右並
行ワイヤロープ１８．１９が予め決められた繰り出し速
度で繰り出され、オーバ−スライディングドア３自体も
左右並行水平レール１ａ。

２ａ間に沿って閉鎖走行を開始し下降開始する（第５図
第３ステツプ参照）。

カウンター３３が予定された計時を計数し終るとカウン
トアウト信号Ｓ３を出力しカウンタ３３をクリアリセッ
トし次回の可逆転モータ１３の逆転による閉鎖開始のド
ア閉信号Ｓ１まで不作動とする一方、カウントアウト信
号Ｓ３がゲート回路３４に入力した時点でドアパネル３
ｂのマグネット２６が近接スイッチ２４を擦れ違い通過
することによって検知信号Ｓ４をゲート回路３４に入力
し終っているかどうかを対照判断しく第５図第４ステツ
プ参照）、ＹＥＳの場合にはオーバースライディングド
ア３を下降継続しく第５図第５ステ゛ツブ参照）、ＮＯ
の場合にはゲート回路３４は左右並行ワイヤロー１１８
，１９の繰り出し速度と−７１８，１９の繰り出し速度
とオーバースライディングドア３の閉鎖走行速度が同調
せず大幅な差を生じていることを判断しカウントアウト
信号Ｓ３を緊急非常信号Ｓ５として通過せしめ、当該緊
急非常信号Ｓ５を増幅器３５により増幅した増幅緊急非
常信号Ｓ６を停制器３６は入力し、開閉機７の可逆転モ
ータ１３の駆ａ電源を遮断するとともに可逆転モータ１
３を制動緊急停止することによりオーバースライディン
グドア３の下降を停止する（第５図第６ステツプ参照〉
。と同時に警告操作信号Ｓ７を発信して警報回路３７の
非常ブザーと非常ランプを警鳴・点滅し、待機する保守
要員に告知する（第５図第７ステツプ参照）。その後保
守要員は異常状態を検診し整備補修する。

し装置例２］ 本発明装置の第２実施例を第６図乃至第７図について説
明する。

第６図は本実施例におけるセンサの配架位置と左右並行
ワイヤロープの異常弛みを説明する右側面図、第７図は
本実施例Ｃ全体のブロック構成図である。

図中３８は水平固定フレーム４ａのほぼ中間位にブラケ
ット３つを介して垂架したセンサたる金属探知器、３５
は増幅器、３６は停ｔｌｌ器、３７は警報回路である。

本実施例は前記のように構成するから第７図に示すよう
、オーバースライディングドア３の最上後限位置にある
全開状態から閉鎖開始に切換って巻取機構６の左右両ド
ラム１０，１１から左右並行ワイヤロープ１８．１９が
予め決められた繰り出し速度で繰り出され、オーバ−ス
ライディングドア３自体も左右並行水平レール１ａ、２
ｂ間に沿って閉鎖走行を開始する。

所が左右並行ワイヤローフ１８．１９の繰り出し速度に
比しオーバースライディングドア３の閉鎖走行速度が大
幅に遅れると第６図に示すよう左右並行ワイヤロープ１
８，１９が弛み、その最大弛み長さ口が、例えば３０〜
４０ｃｍに達すると金属探知器３８の探知圏内に垂下す
るので金属探知器３日は緊急非常信号Ｓ５を発し、緊急
非常信号Ｓ５を増幅器３５により増幅した増幅緊急非常
信号を８６停制器３６は入力し、開閉器７の可逆転モー
タ１３の駆動電源を遮断するとともに可逆転モータ１３
を制動緊急停止すると同時に警告操作信号Ｓ７を発信し
て警報回路３７の非常ブザーと非常ランプを￥Ｉ鳴・点
滅し待機する保守要員に告知する。その後、保守要員は
異常状態を検診し、整備補修する。

［発明の効果］ かくして本発明によればオーバースライディングドアの
下降閉鎖時における欠如の急行落下突発事故の事前段階
に左右並行ワイヤロープの繰り出し速度とオーバースラ
イディングドアの閉鎖走行速度の大幅なずれをオーバー
スライディングドア又は左右並行ワイヤーローブの朝明
挙動の異常を予兆として検知して、前記突発事故発生の
事前対処をし回避し得るので万全な安全性を確保し、保
守、点検整備、補修作業上からも技術面、経済面で有利
である等優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第２図は本発明装置の第１実施例におけるセ
ンサと被検知対象物のそれぞれ配架位置関係を説明する
オーバースライディングドア全開時と全閉時のそれぞれ
右側面図および平面図、第３図は同上におけるセンサと
被検知対象物の対向擦れ違い説明図、第４図は同上仝休
のブロック構成図、第５図は同上の動作手順のフローチ
ャート、第６図は本発明装置の第２実施例におけるセン
サの配架位置と左右並行ワイヤロープの異常弛みを説明
する右側面図、第７図は同上全体のブロック構成図であ
る。 Ａ・・・オーバースライディングドア装置Ｂ、Ｃ・・・
電動式オーバースライディングドア閉鎖挙動監視装置 １．２・・・案内レール ｌａ、２ａ・・・水平レール ３・・・オーバースライディングドア ６・・・巻取機構　　　　　８・・・巻取軸１０．１１
・・・ドラム　　　１３・・・可逆転モータ１８．１９
・・・ワイヤロープ ２４・・・近接スイッチ　　　２６・・・マグネット３
０・・・計時照合回路　　　３１・・・水晶発振子３２
・・・クロックパルス発振器 ３３・・・カウンタ　　　　　３４・・・ゲート回路３
５・・・増幅器　　　　　　３６・・・停制器３７・・
・警報回路　　　　　３８・・・金属探知器Ｓ１・・・
ドア閉信号 Ｓ２・・・クロックパルス信号 Ｓ３・・・カウントアウト信号 Ｓ４・・・検知信号　　　　　Ｓ５・・・緊急非常信号
Ｓ６・・・増幅緊急非常信号　Ｓ７・・・警告操作信号
第工図 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ワイヤロープの巻き上げ、繰り出しにより昇降開閉
   するオーバースライディングドアの降下閉鎖時の初期挙
   動において、前記ワイヤロープの繰り出し速度と前記オ
   ーバースラインディングドアの走行閉鎖速度に所定以上
   の差が生じた時前記ワイヤロープの繰り出し動作を停止
   するとともに警報するようにしてなる電動式オーバース
   ライディングドア閉鎖挙動監視方法 ２、オーバースライディングドアの昇降開閉動作を操る
   ワイヤロープの巻取機構を後方に臨ませた並行水平レー
   ルの少なくとも片方の適宜位置に架設するセンサと、前
   記並行水平レール間に介在走行するオーバースライディ
   ングドアが最上後限位置にある時、前記センサから所定
   距離後方にずれた前記オーバースライディングドアのド
   アパネル側縁位置に前記センサと対向擦れ違い自在に架
   着する被検知対象物と、前記オーバースライディングド
   ア下降閉鎖時、前記被検知対象物の擦れ違い通過を検知
   した前記センサからの検知信号が前記オーバースライデ
   ィングドア閉鎖開始時点から一定時間経過後も入力しな
   かった場合に限り緊急非常信号を出力する計時照合回路
   と、当該緊急非常信号を受けて前記巻取機構の駆動を停
   止制動せしめるとともに警告操作信号を発する停制器と
   、当該警告操作信号により警報動作する警報回路とを備
   えてなる電動式オーバースライディングドア閉鎖挙動監
   視装置 ３、オーバースライディングドアの昇降開閉動作を操る
   ワイヤロープの巻取機構を後方に臨ませた並行水平レー
   ルの少なくとも片方の中間位置に垂架するセンサと、一
   定長さ以上弛んだ前記ワイヤロープを検知した当該セン
   サからの緊急非常信号を受けて前記巻取機構の駆動を停
   止制動せしめるとともに警告操作信号を発する停制器と
   、当該警告操作信号により警報動作する警報回路とを備
   えてなる電動式オーバースライディグドア閉鎖挙動監視
   装置