JPH0364881A - リード線用密封栓取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、中空の密封栓を電気リード線に取り付ける
装置に関する。

（従来の技術） 自動車産業においては、密閉された電気コネクタに対す
る需要が増大している。そのため、絶縁性の電気コネク
タ・ハウジングの端子受容空洞を密閉するために、各空
洞内へ挿入するための電気端子を圧着される各リード線
の端部に、中空の密封栓を取り付けることが慣例となっ
ている。

このような密封栓は、弾性材料で作られているので、ま
た、リード線の周囲にきつく装着されなければならない
ので、リード線の端部を密封栓内へ手で挿入することは
、単調で退屈であるとともに、時間を浪費する作業とな
っている。

１９８３年２月２１日に出願された日本国特許出願第５
８−０２８３５３号には、中空の密封栓を電気リード線
に取り付ける装置が記載され、この装置は、密封栓供給
源と、この密封栓供給源から先行する密封栓を受は取る
ための密封栓受は部材と、密封栓拡張スリーブおよびこ
のスリーブ内の密封栓拡張ピンを密封栓移送装置に対し
て軸方向に移動させる案内構造を備えた密封栓移送装置
と、前記スリーブ内へ電気リード線を挿入する手段と、
駆動装置とを具備し、この駆動装置は、連続的に、前記
拡張ピンを前記密封栓受は部材中の密封栓に入れて、こ
の密封栓を拡張させ、前記スリーブを前記密封栓に入れ
て、さらに拡張させ、前記拡張ピンを前記密封栓から引
き抜かせて、その密封栓がそれ自身の弾力により前記ス
リーブに対して固定された状態に残すようにし、および
前記リード線挿入手段により、リード線を前記スリーブ
内へ挿入させ、そして、前記スリーブを前記密封栓から
弓き抜かせ、これにより、その密封栓がそれ自身の弾力
により前記リード線に対して固定された状態に残るよう
にさせる。

この既知の装置において、前記密封栓移送装置は、ター
ンテーブル上に取り付けられ、かつ、密封栓供給源から
先行の密封栓を摘み上げるための往復動程に亘って先に
駆動される密封栓受は部材に対向する位置と、前記リー
ド栓挿入手段に対向する位置との間で揺動され、この密
封栓移送装置は、その拡張スリーブ上に前記密封栓を装
填されると、前記ターンテーブルにより、前記リード線
挿入手段に対向する位置まで揺動され、このリード線挿
入手段に対向する位置は、前記ターンテーブルの軸心の
周囲で、約９０度に亘り前記密封栓受は部材から変位さ
れている。

（発明が解決しようとする課８） 本発明は、直線的に作動する上記した種類の装置を提供
し、これにより前記ターンテーブルを排除することを目
的とするものである。

（課題を解決するための手段および作用・効果）したが
って、本発明の１つの特徴によると、中空の密封栓を電
気リード線に取り付けるための、この明細書の第４段落
において定義された装置が特徴とするところは、前記案
内部材、前記密封栓受は部材、および前記密封栓供給源
が、相互に固定された関係に取り付けられることである
。前記先行の密封栓を前記密封栓供給源から引き抜いて
、それを前記密封栓受は部材、および前記拡張ピン間に
置き、これにより前記密封栓受は部材内へ移送するため
に、密封栓移送用クランプが設けられ、前記リード線挿
入手段は、前記支持構造から遠い方の密封栓受は部材の
側部で、この側部の方へ、およびこの側部から遠ざかる
方へ移動するように取り付けられている。

したがって、密封栓着設操作を可能にするために、前記
案内構造、ならびに前記密封栓拡張スリーブおよび拡張
ピンからなる前記密封栓移送装置をターンテーブル上に
取り付ける必要性は、回避される。

前記本発明装置は、ハーネス製造用組立体の一部として
使用されることを特に意図しており、このハーネス製造
用組立体はリード線製造機械を具備し、このリード線製
造機械は、リード線を前記リード線挿入手段へ供給し、
そして前記密封栓を装着されたリード線を前記リード線
挿入手段から取り外し、それからそのリード線を、これ
に電気端子が圧着される圧着ステーションへ移送する。

前記密封栓移送用クランプを最小にし、かつ簡単にする
ために、前記密封栓供給源は、前記案内構造および前記
密封栓受は部材の近くに位置される密封栓出口を有して
もよく、この密封栓用クランプの複数の密封栓把持顎は
、前記案内構造および前記密封栓受は部材の間で、すな
わち、前記密封栓出口における先行の密封栓の周囲に閉
じる第１位置、および前記先行の密封栓を前記拡張ピン
および前記密封栓受は部材に整列させるための第２位置
の間で、直線的に移動することができる。

前記密封栓供給源からの先行する密封栓の引抜きを容易
にするために、前記密封栓供給源は、密封栓からなる柱
を収容するマガジン（弾倉）を備えていてもよく、その
柱のうちの先行する密封栓の端部は、弾力的に取り付け
られた逃げプレートにより支持され、前記密封栓用クラ
ンプの複数の顎は、この密封栓用クランプに第１位置に
おいて、前記先行する密封栓をその端部から後退した位
置で把持する役目をし、そしてこの密封栓用クランブが
その第２位置の方へ移動される際に、前記逃げプレート
の弾性作用に抗して、前記先行する密封栓を前記マガジ
ンから取り外す役目をする。

前記既知の装置においては、別の弾力的な密封栓用スト
ッパが使用され、このストッパに向けて、前記密封栓が
前記拡張ピンにより駆動されるようになっている。その
ようなストッパは、もし本発明装置において使用される
と、前記拡張スリーブへのリード線の挿入を妨害するの
で、前記密封栓受は部材は、前記拡張ピンの先行端部が
貫通するとともに、リード線を挿通されることが可能な
鳩目を収容していてもよく、この鳩目は、前記拡張ピン
が前記密封栓を前記密栓用クランプから前記密封栓受は
部材まで移送する際に、その拡張ピンにより強制移動さ
れた密封栓の先行端部が当接する当接部材としての役目
をする。前記密封栓受は部材内への密封栓の入り込みを
容易にするために、拡大された口と、バネで付勢された
爪手段とを設けてもよく、この爪手段は、前記スリーブ
が前記密封栓から引き抜かれる際、その密封栓が前記密
封栓受は部材から戻り出るのを防止する。

前記拡張ピンおよび前記拡張スリーブの駆動手段を、前
記既知の装置に比べて簡単にするために、前記支持構造
は、本発明装置の基礎プレート上のシリンダ・ブロック
に固定された支持スリーブを備え、このスリーブ内には
前記拡張スリーブおよび前記拡張ピンが摺動可能に取り
付けられ、前記拡張ピンは、前記支持スリーブに対して
軸方向で整列するように前記シリンダ・ブロックに対し
て固定された第１ピストン・シリンダ・ユニットにより
駆動され、また前記拡張スリーブは、前記第１ピストン
・シリンダ・ユニットに平行になるように前記ブロック
内に固定された第２ピストン・シリンダ・ユニットによ
り駆動される。この結果、前記ピストン・シリンダ・ユ
ニットを前記スリーブおよび前記ピンに接続するための
、複雑なリンク・システムを使用することは、不要とな
る。前記第２ピストン・シリンダ・ユニットは、そのピ
ストンロッドを、前記拡張スリーブ中の切欠内に受容さ
れる突起に接続されてもよく、この突起は、前記支持ス
リーブ中の軸方向細溝に沿って移動可能なものである。

前記リード線の充分な長さを前記拡張スリーブ内に挿入
するために、前記リード線挿入手段は、リード線把持顎
およびリード線心出し顎を有するリード線用クランプと
、このリード線用クランプを前記密封栓受は部材の方へ
、およびこの密封栓受は部材から遠ざかる方へ移動させ
るための駆動ユニットとを備えていてもよく、前記６出
し顎は、前記リード線用クランプがその駆動ユニットに
より、前記密封栓受は部材の方へ付勢される際に前記リ
ード線を前記密封栓受は部材の中へ前進させるために、
弾性手段の作用に抗して、前記把持顎の方へ移動すると
かできる。

もし、前記リード線を充分な長さに亘って突出させるた
めに、前記リード線用クランプが前記密封栓受は部材の
方へ前進されるべきであるとすると、そのリード線は、
前記リード線用クランプの正面で垂れる傾向を生じ、こ
の結果、前記リード線受は部材内へのそれの挿入を阻害
することになる。

本発明の他の特徴によると、中空の密封栓を電気リード
線に取り付ける方法が提供され、この方法は；密封栓を
密封栓受は部材内に置き、この密封栓に第１密封栓拡張
部材を挿通することにより、この密封栓を拡張させ；前
記第１拡張部材および前記密封栓の間で、前記第１拡張
部材を包囲した第２密封栓拡張部材を挿入することによ
り、前記密封栓をさらに拡張させ；前記密封栓をそれ自
身の弾力により、前記第２拡張部材に対して固定された
状態に残し；前記リード線を前記第２拡張部材内へ挿入
し；そして前記第２拡張部材を引き抜き、前記密封栓が
、それ自身の弾力により前記リード線の周囲に固定され
た状態に残るようにし、そして、前記密封栓を装着され
た前記リード線を、前記密封栓受は部材から除去するよ
うにした各工程を具備する方法において、前記密封栓が
前記密封栓受は部材内に置かれ、そして、前記密封栓受
は部材、前記第１および第２拡張部材、ならびに前記リ
ード線の全てが軸方向に整列された状態で、前記リード
線が前記密封栓内へ挿入されることを特徴としている。

（実　施　例） 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

まず、第１図を参照して、電気リード線に対して中空の
密封栓を取り付けるための装置の主要な作用部品を、概
略的に説明する。これらの主要な部品は、電気リード線
りのための締付は具２と、固定された密封栓用マガジン
（弾倉）４と、固定された密封栓受は部材６と、密封栓
移送用クランプ８と、密封栓移送装置１０とからなる。

密封栓移送装置１０は、固定された外側スリーブ１２の
形態となった支持構造と、この支持構造内で、密封栓を
摺動可能に支持するための縮小された断面を有する内側
の拡張用スリーブ１４とを備え、このスリーブ１４は、
テーパー付きノーズ１６を有し、つぎにノーズ１６は、
密封栓拡張ピン１８を摺動可能に受容し、密封栓拡張ピ
ン１８は、断面を縮小された案内端部２１を形成された
テーパー付き密封栓拡張ノーズ２０を有している。前記
スリーブ１４は、空圧ピストン・シリンダ・ユニット２
２のピストンロッド２４により、前記スリーブ１２に対
して軸方向に駆動されるように構成され、この際、ピス
トンロッド２４上の突起２６が、前記スリーブ１４中の
切欠２８と、前記外側のスリーブ１２中の長手方向切欠
２９の中に係合する。

前記ピン１８は、空圧ピストン・シリンダ・ユニット３
０のピストンロッド３２により、前記スリーブ１２およ
び１４に対して軸方向に駆動され、この際、ピン１８か
ら後方へ突出した突起３４が、前記ピストンロッド３２
中の切欠３６内に係合する。前記密封栓移送用クランプ
８は、空圧駆動ピストン・シリンダ・ユニット３８によ
り、垂直に往復移動するように駆動され、この際、締付
は具８の複数の類４０が、空圧ピストン・シリンダ・ユ
ニット４２により、リンク（図示せず）を介して開閉さ
れる。下記において詳説される手段により開閉されるこ
とが可能な前記リード線用締付は具（クランプ）２は、
例えばＫｏａ＋ａｘ　Ｋ４２機械であるリード線製造機
械の制御下で、空圧ピストン・シリンダ・ユニット４３
により、前記受は部材６の方へ、およびこの受は部材６
から遠ざかる方へ駆動されるように構成されている。密
封栓受は部材６の複数の顎４４は、支持プレート４５′
に対して固定された空圧締付はユニット４５により開閉
されるように構成されている。

つぎに、第２ａ〜２ｇ図を参照して、前記中空密封栓取
付装置の動作を概略的に説明する。第２ａ図に示されて
いるように、前記マガジン４は、弾性材料で作られた中
空の密封栓ＢＳからなる柱を収容し、これらの密封栓は
、下記で説明する手段により前記マガジン４内へ供給さ
れている。本装置のサイクルの開始時において、リード
線りの周囲に閉じられている前記リード線用締付は具２
は、第１および２ｄ図に示されているように、引込み位
置にあって、前記密封栓受は部材６から遠ざけられ、前
記スリーブ１４および前記ピン１８の各々は、第１およ
び２ａ図に示されているように、引込み位置に位置して
いる。本装置の動作の先のサイクルの間に、前記密閉栓
移送用クランプ８は、前記ユニット３８により直線的に
上昇され、この際、その複数の類４０は、これらの間に
、前記マガジン４内の先行する密封栓ＢＳＩを受けるた
めに開放位置にあり、つぎに、これらの類４０は前記ユ
ニット４２により、その密封栓の周囲に閉じられ、そし
て前記クランプ８が前記ユニット３８により下降され、
これにより、第２ａ図に示されているように、前記密封
栓ＢＳｌを前記ピン１８および前記密封栓受は部材６に
対して、軸方向において整列させた。下記において説明
するように、本実施例では、前記リード線製造機械であ
る親機域により、本装置を作動させると、前記スリーブ
１４および前記ピン１８は、それらの各々の駆動ユニッ
ト２２および３０により同調して前進され、この結果、
前記ピン１８のノーズ２０が前記密封栓ＢＳｌに入り、
このノーズ２０の端部はガイドとして作用し、このとき
、前記密封栓移送用クランプ８の複数の類４０は、前記
ユニット４２により開かれ、そして、前記ノーズ２０が
、ｉ２ｂ図に示されているように、前記密封栓ＢＳＩを
前記密封栓受は部材６内へ押し、この結果、前記密封栓
ＢＳｌの先行端部は、第２ｂ図に示されているように、
閉鎖位置にある前記密封栓受は部材６の各顎４４内の一
対の弾力的な半鳩目４２′に当接する。前記スリーブ１
４および前記ピン１８は、それらの駆動ユニットにより
同調してさらに前進され、この結果、第２ｃ図に示され
ているように、前記密封栓ＢＳＩは、前記ピン１８のテ
ーパー付きノーズ２０により半径方向へ拡張され、これ
により、前記スリーブ１４のテーパー付きノーズ１６が
、前記密封栓ＢＳｌ内に入ることを可能にし、これによ
り、それをさらに拡張するとともに、その先行端部を僅
かに越えて突出するようにし、この際、前記ピン１８の
ノーズ２０は、第２Ｃ図に示されているように、前記半
鳩目４２′を貫通し、前記密封栓受は部材６を越えて突
出する。その図から明らかとなるように、前記テーパー
付きノーズ１６および２０は、前記密封栓ＢＳＩを徐々
に拡張させる役目をし、この結果、その密封栓ＢＳＩは
、ノーズ１６をきつく把持するそれ自身の弾力により、
ノーズ１６に対して固定される。第２ｄ図に示されてい
るように、前記ピン１８が、その後それの駆動ユニット
３０により前記スリーブ１４に対して引っ込められ、ス
リーブ１４は、これに固定された前記密封栓ＢＳＩと一
緒に静止状態にとどまる。導電コアの端部における絶縁
材が、前記親機域により既に剥離されている前記リード
線りを担持した前記リード線用クランプ２は、つぎに、
第２ｅ図に示されているように前進され、これにより、
前記密封栓受は部材６に対して当接して、前記リード線
りの端部を、受は部材６の朝顔形の案内口４６から受は
部材６内へ入れるとともに、この結果、前記密封栓ＢＳ
ｌにより包囲されたスリーブ１４のノーズ１６内に入れ
ることになる。前記リード線用クランプ２は、それ自身
が前記受は部材６に対して当接することにより、下記に
おいて詳説されるように圧縮され、この結果、前記リー
ド線りは、第２ｅ図に示されているように、前記リード
線用クランプ２に対して相対的に前進され、これにより
、リード線りは密封栓ＢＳｌを完全に貫通することにな
る。前記リード線用クランプ２は、リード線りをこのよ
うに前進させるように構成されている。

なぜなら、もし、リード線りがクランプ２によりその前
進位置に担持されるべきであるとすると、リード線りは
クランプ２の正面で垂れる傾向を生じ、この結果、リー
ド線りは前記受は部材６およびスリーブ１４内に正しく
挿入されなくなるからである。つぎに、前記スリーブ１
４は、第２ｆ図に示されているように、それの駆動ユニ
ットによりそのスタート位置へ引っ込められ、前記ピン
１８もそのスタート位置内に位置し、これにより、前記
スリーブ１４のノーズ１６を密封栓ＢＳｌから引き抜き
、この結果、密封栓ＢＳＩは、第２ｆ図に示されている
ように、元の位置へ跳ね返って、前記コアＣの剥離済み
端部から僅かに戻った位置で、リード線りの絶縁材をき
つく把持する。第２ｇ図に示されているように、前記受
は部材６（上から見た状態で示されている）および前記
リード線用クランプ２（同様に上から見た状態で示され
ている）は、開かれており、この結果、前記密封栓ＢＳ
Ｉに対して弾力的に固定されている密封栓ＢＳｌ内のリ
ード線りは、本装置から取り外されることができ、そし
て前記リード線用クランプ２はそのスタート位置へ戻さ
れ、また前記受は部材６の類４４はユニット４５により
閉じられ、この結果、前記クランプ８が、上記した要領
で前記マガジン４から他の密封栓を捕捉したときには、
本発明の各部品がスタート位置にあって、その動作の次
のサイクルを行なう用意ができている。本機械は、前記
密封栓ＢＬＩを装着されたリード線りを、図示しない圧
着ステーションへ移送し、ここでは、第２ｈ図に示され
ているように、電気端子のうちの絶縁材角樽Ｂ１が、密
封栓ＢＳＩの端部Ｅの周囲に圧着され、その端子の圧着
樽Ｂ２は、コアＣの剥離済み端部の周囲に圧着される。

前記ピン１８の突起３４は、スリーブ１４およびストッ
パ３７がそれらの第２ｆおよび２ｇ図の位置にあるとき
に、スリーブ１４上のストッパ３７に係合するよう、ピ
ン１８上のストッパ・カラーから突出する。

つぎに、特に第１および３〜１２図を参照して、本装置
およびその動作をさらに詳細に説明する。

本装置は、作業テーブル（図示せず）上に取り付るため
の基礎プレート５２を具備し、基礎プレート５２は、載
置台５６を支持する柱５４を固着され、つぎに載置台５
６は、圧搾空気用マニフォルド６０（これの１つが示さ
れている）を担持した取付はプレート５８と、振動容器
形の密封栓供給装置６４と、前記マガジン４の上端部を
支持するブラケット６２とを支持し、マガジン４は、マ
ガジン４の通路６６に落下する密封栓を受けるために、
前記容器形の供給装置６４へ接続されている。

このマガジン４は、ブラケット６８に対して、および基
礎プレート５０上の前枠７０の前プレート６つに対して
、ボルト７１により止着され、基礎プレート５０は、ネ
ジ５０′により前記基礎プレート５２に対して固着され
ている。第３図は、ブラケット６８を取り外された前記
前プレート６９を示している。第２ａおよび５図で最も
良く見られるように、前記通路６６の一側は、細溝７２
内へ開口し、細溝７２は、通路６６と共通に延在すると
ともに、通路６６よりも狭い幅を有し、また細溝７２は
、断面を縮小された密封栓ＢＳの一部Ｅを受容する。第
２ａ図に示されているように、前記通路６６の底部は開
放され、細溝７２の底部は、一対の逃げプレート７４に
より通常は閉鎖され、逃げプレート７４は、枢支ピン７
６によりマガジン４に取り付けられ、かつ、複数のバネ
７８（これらの１つが第５図に示されている）により、
前記細溝７２の底部を閉鎖する位置の方へ付勢されてい
る。前記逃げプレート７４に当接する密封栓の存在は、
光電子センサ８ｏにより監視され、光電子センサ８０は
、ネジ７つによりブロック８１内に調節可能に固定され
、このブロック８１は、前記枠７０上の垂直方向に調節
可能な羽根８３に固定されている。調節可能な空圧バル
ブ８２は、前記通路６６内へ斜めに突出する導管８４を
通して、通路６６内の密封栓ＢＳからなる柱に対抗する
圧縮空気を連続的に供給し、これにより、先行する密封
栓ＢＳｌを前記逃げプレート７４１：：対して押し付け
、この結果、密封栓用クランプ８のその顎４０は、前記
通路６６が上記のように開放されていると言う前提で、
密封栓ＢＳＩの端部Ｅから後退した個所で、その先行す
る密封栓ＢＳＩの周囲で閉じることが可能となる。サポ
ート８３′上の光電子センサ８２′は、前記通路６６内
の密封栓ＢＳからなる柱の高さを検知する。

前記密封栓用クランプ８が、第２ａ図に示されているよ
うに、その端部位置の方へ下降され、その顎４０が先行
の密封栓ＢＳｌの周囲で閉じられる際、前記逃げプレー
ト７４は、前記バネ７８の力に抗して強制移動されるこ
とにより、細溝７２の底部を開放して、密封栓ＢＳｌが
マガジン４から脱出するのを可能にする。前記密封栓用
クランプ８上の羽根８６は、前記枠７０上のセンサ８８
と協働して、前記密封栓用クランプ８の上昇位置を検知
し、また、前記クランプ８上の他の羽根９０は、センサ
９２と協働して、前記顎４ｏの開放位置を検知する。前
記クランプ８は、ブシュ９６（第３図）を有するスライ
ダ９４に固定され、スライダ９４は複数のロッド９８上
を走行し、ロッド９８は、それらの下端部を基礎プレー
ト５０内に固定され、かつ、それらの上端部を、前記枠
７０に固着されたブラケット１００内に固定されている
。第１図で最も良く見られるように、前記ユニット３８
のピストンロッド３８′は、カップリング９４′により
前記スライダ９４へ接続されている。前記ブラケット１
００上の調節可能なストッパ１０２、および前記基礎プ
レート５ｏ上の調節可能なストッパ１０６は、協働して
、前記密封栓用クランプ８の上限位置および下限位置を
設定する。前記スライダ９４の上昇位置および下降位置
は、前記枠７０上のセンサ１０８および１１０のそれぞ
れにより監視される。前記マガジン４の上部１１２は、
ボルト１１４により、前記ブラケット６８へ固着された
このマガジン４の垂直方向の下部１１６へ固定されてい
る。

前記密封栓受は部材６の空圧締付はユニット４５が、前
記枠７０の前側に取り付けられている。

前記ユニット３０および３２ならびに前記密封栓移送装
置１０は、シリンダ・ブロック１１７により支持され、
このシリンダ・ブロック１１７は、ボルト１２０（第１
．４および６図）により基礎プレート５２へ固定されて
いる。前記ピストンロッド２４は、カップリング１２１
により前記ユニット２２へ接続されたスライダ・ハウジ
ング１１９内のスライダ１１８を備え、前記突起２６、
ネジ１２１によりそのスライダ１１８の先行端部に固着
されている。前記ピストンロッド３２、および従って前
記ピン１８の引込み位置は、Ｌ形ブロック１２７内の調
節ストッパ１２３および１２５により決定可能であり、
前記ピストンロッド３２は、これらと協働するパッド１
２９（第１図）を有している。前記ブロック１１７上に
はセンサ１２２（第４図）があり、このセンサ１２２は
、前記ピストン・シリンダ・ユニット３０のピストンロ
ッド３２の引込み位置、および従って前記ピストン１８
の引込み位置を感知するためのものである。第４図に示
されているように、センサ１２４が、前記突起２６へ固
定された羽根１２６と協働して、前記スリーブ１４の引
込み位置を感知する。前記突起２６の前端位置、および
従って前記スリーブ１４の前端位置は、前記スリーブ１
２上の調節可能なストッパ１２８により制限されている
。前記スリーブ１４の前進位置は、前記枠７０上のセン
サ１３０により感知される。

つぎに、第１および７〜１２図を参照して、前記リード
線用クランプ２を概略的に説明する。このリード線用ク
ランプ２は、７つのリード線把持類１３４からなる組と
、４つのリード線心出し類１３６からなる組とを備えて
いる。これらの顎の組は、搬送部材１３９上のリード線
締付はサポート１３８内の空圧ピストン・シリンダ・駆
動ユニット１３７により、同時に開閉されることが可能
であり、前記搬送部材１３９上においては、前記リード
線用クランプ２が本装置の正面に取り付けられている。

前記類１３６、リード線りを把持する役目をせず、リー
ド線りは、顎１３６閉鎖位置にあるときでも、顎１３６
間で摺動可能である。

これらの類１３６および前記リード１ｊｌＬ間には幾ら
かの遊びを設けることができる。なぜなら、リード線り
の心出しは、前記受は部材６の案内口４６が設けられて
いることにより精密である必要はなく、また、スリーブ
１４の孔は、リード線りの寸法に比べて幾分大きく形成
されると言う事実があるためである。前記類１３６は、
前記リード線用クランプ２の先行端部１４０が前記密封
栓把持体６に当接するときに、コイルパネル１３８′の
作用に抗して、前記顎１３４の方へ摺動し得るように取
り付けられており、この結果、第２ｅ図に関連して上記
したように、リード線りの先行端部は、前記受は部材６
内へ、その正確な長さに亘って前進され、この際、リー
ド線りは、上記したように、把持顎と言うよりも心出し
顎である前記複数の顎１３６間で摺動する。前記顎１３
４および１３６は、それぞれの支持アーム１４２上に取
り付けられ支持アーム１４２は、前記ピストン・シリン
ダ・ユニット１３７により、ピン１４４の軸心の周囲で
揺動されることができ、これにより、顎１３４および１
３６をそれらの開位置および閉位置間で移動させること
ができる。前記作業テーブルは、前記受は部材６を前記
リード線用クランプ２に整列させるために、上昇および
下降されることができる。

つぎに、前記リード線用クランプおよびその動作を詳細
に説明する。第７および８図は、リード線用クランプ２
がその通常の圧縮されされない状態にある様子を示し、
第２ｄ図ならびに第９および１０図は、それが圧縮され
た状態にある様子を示し、第２ｅおよび２ｆ図ならびに
第１２図は、前記顎がそれらの開位置、およびそれらの
閉位置にある様子を示している。前記アーム１４２の各
々は、顎１３４および１３６の各組において、１列の顎
を担持するとともに、各アーム１４２は、ネジ１６８に
より、Ｌ形の旋回アーム１６６の長い方の脚１６５へ取
り付けられている。各旋回アーム１６６は、第１１図に
示されているように、その脚１６５および１６７間の接
合部において、ピン１４４の１本により、第１１および
１２図で最も良く見られる枢支ブロック１７２に形成さ
れた各Ｕリンク１７０内に枢着されている。各Ｕリンク
１７０は、ネジ１７３により前記ブロック１７２へ固定
された旋回アーム被覆プレート１７１により部分的に閉
鎖される。各旋回アーム１６６の短い方の脚１６７は、
ピン１７４（第１１図）により、他の旋回アーム１７８
の一端部における突起１７６へ枢着され、旋回アーム１
７８の他方の端部は、ピン１８０により、前記ピストン
・シリンダ・ユニット１３７のピストンロッド１８４の
Ｕリンク１８２へ枢着されている。

したがって、前記顎１３４および１３６は、前記ピスト
ンロッド１８４が引っ込められるときに、第１２図の矢
印Ａにより指示されたように開放され、そしてピストン
ロッド１８４が前進されるときに、閉じられる。リード
線把持顎１３４の各列は、前記クランプ２の各指示アー
ム１４２上の頬状部材１８６に固定され、前記リード線
心出し顎１３６のうちの各列の顎は、ネジ１８８により
スライダ１９０へ固定され、スライダ１９０は、各頬状
部材１８６内で、水平方向に摺動するように取り付けら
れている。第９および１０図に示されているように、前
記クランプ２の先行端部１４０が前記密封栓受は部材６
に当接するときに、前記バネ１３８′の作用に抗して、
前記顎１３６が前記顎１３４の方へ移動され、バネ１３
８′は前記スライド１９０内に固定されたロッド１９２
により担持され、またバネ１３８′は第１０図で最も良
く見られるように、前記頬状部材１８６内で摺動可能で
ある。

ネジ１５０′により前記基礎プレート１５２へ固定され
た垂直方向の支持プレート１５０は、空圧バルブ１５２
（これらの殆どが第１３図に示されている）の複数の列
を担持し、空圧バルブ１５２は、電子制御回路１５４の
制御下で、本装置の可動部品を作動させるための、上記
したサーボ装置を制御するためのものであり、前記電子
制御回路１５４は前記基礎プレート５２上に取り付けら
れ、また基礎プレート５２は、前記振動容器状供給装置
６４のための電子制御ボックス１５６を支持している。

前記プレート１５０も、空気圧制御装置１５２′を担持
している。

前記センサ１２４および１３０間の間隔は、スライダ構
造１５８（第６図）により調節されることが可能である
。前記密封栓受は部材６の類４４の開閉位置は類４４の
１つの上の羽根１４８と協働するセンサ１４６により検
知される。

上記したセンサは、前記光電子センサ８０および８２′
を除き、全て近接スイッチである。前記センサ８０は、
前記逃げプレート７４に当接する密封栓ＢＳＩが存在し
ないようにすべきであるならば、前記制御回路１５４へ
信号を送って、本装置の以後の動作を停止させる役目を
する。前記センサ８２′は、前記通路６６内の密封栓の
柱の高さが、このセンサ８２′のビームのレベル以下に
下がったときに、前記容器状供給装置６４を作動させる
ために、前記制御ボックス１５６へ信号を送る役目をす
る。ピン１８の引込み位置を検地する前記センサ１２２
は、前記ピン１８がその引込み位置へ戻される毎に、リ
ード線へ装着される密封栓の数を計数させるために、カ
ウンタ２００（第１図）を歩進させるよう、前記回路１
５４へ信号を送る。前記密封栓受は部材６の類４４の開
閉位置を検知する前記センサ１４６は、場合により前記
類４４の開放時および閉鎖時に、本装置の次に続く工程
を開始させるために、前記回路１５４へ信号を送る。前
記センサ１２４は、前記スリーブ１４がその第２ｆ図の
位置へ引っ込められるときに、前記受は部材６の類４４
を開けるために、前記制御回路１５４を作動させる役目
をする。

リード線搬送顎１６２（第１図）を備える前記リード線
製造機械は、他の部分を図示されず、その顎１６２は、
無端コンベアチェーンにより、第１図の紙面に垂直な方
向へ移動される。前記密封栓着設装置の動作は、前記制
御回路１５４のスタートボタン２０２を押すことによっ
て開始される。

最初に、前記リード線用クランプ２の顎１３４および１
３６が、前記リード線製造機械の制御下で開放される。

リード線りを担持した前記顎１６２が、前記顎１３４お
よび１３６と整列したとき、前記リード線製造機械は、
前記顎１３４および１３６を前記リード線りの周囲で閉
鎖させる。前記スリーブ１４が、その完全に前進された
第２ｄ図の位置にあるとき、前記顎１３４および１３６
が実際に閉じられ、そして前記顎１６２が開放されたと
言う信号を、前記回路１５４が前記リード線製造機械か
ら受は取ったことを前提として、前記センサ１３０は、
前記リード線用クランプ２をその第２ｅ図の完全に前進
された位置へ前進させるために、前記制御回路１５４へ
信号を送るように作動される。前記センサ１２４が前記
羽根１２６により作動された際、前記リード線受は部材
６の類４４が、制御回路１５４により開放されたとき、
その回路１５４は、前記リード線製造機械へ信号を送っ
て、前記リード線用クランプ２を引っ込めるとともに前
記顎１６２を閉鎖させ、かつ、前記リード線用クランプ
２の顎１３４および１３６を開放させる。つぎに、前記
リード線製造機械は、そのコンベアをスタートさせて、
前記リード線りを前記圧着ステーションへ移送する。前
記受は部材６の類４４が開くと、類４４は、前記リード
線用クランプ２がそのスタート位置へ完全に引っ込めら
れたと言う信号を前記リード線製造機械から受は取った
際に、前記センサ１４６を作動させ、これにより、前記
制御回路１５４が、前記密封栓着設装置の再度の作業サ
イクルを開始させるようにする。これにより前記類４４
が閉鎖されたとき、前記センサ１４６が作動されて、前
記ピストン・シリンダ・ユニット３８が前記回路１５４
、により作動されるようにし、この結果、次の密封栓Ｂ
ＳＩを前記受は部材６および前記移送装置１０間に位置
させるために、前記リード線用クランプ８を上昇および
下降させるようにする。

つぎに、第１４図を特に参照するとともに、第１．３お
よび４図も参照して、これまで概略的形態としてのみ説
明してきた前記密封栓受は部材６をさらに詳細に説明す
る。各類４４は、ネジ２０６により各摺動ブロック２０
８へ固着された直立材２０４を備え、前記ブロック２０
８は、前記駆動ユニット４５により、互いの方へ、およ
び互いから遠ざかる方へ、水平に駆動される。各直立材
２０４はＬ形すポート２１０へ固着され、Ｌ形すポート
２１０には、ネジ２１２により顎本体部材２１４が固定
され、次に顎本体部材２１４には、Ｌ形断面の摺動ハウ
ジング２１６が固定され、この摺動ハウジング２１６内
には、水平に摺動するための密封栓抑止スライダ２１８
が収容され、この密封栓抑止スライダ２１８には、バネ
２２２を収納する盲穴２２０が形成され、バネ２２２は
、前記ハウジング２１６および前記スライダ２１８間で
作用して、複数のスライダ２１８を互いの方へ付勢する
。前記機顎４４の閉鎖位置において、前記複数のスライ
ダ２１８は、朝顔形の密封栓入口２２４を設定するよう
に協働し、この際、前記複数の顎本体部材２１４は密封
栓受容開口２２６を設定するように協働する。各スライ
ダ２１８は、前記開口２２６の密封栓入口端部に、密封
栓当接リップ２２８を有している。各サポート２１０は
、その中にネジ２３０によりインサート２３２を固定さ
れ、インサート２３２は、前記各半鳩目４２′を収容し
ている。前記口２２４に入る密封栓ＢＳＩ、前記バネ２
２２の作用に抗して、前記複数のスライダ２１８を互い
から遠ざけるように付勢し、このことは、密封栓ＢＳＩ
が前記開口２２６に入ってしまったときに、前記スライ
ダ２１８が元へ戻るようにし、この結果、前記複数のリ
ップ２２８は、前記密封栓の後方で閉鎖し、これにより
、前記スリーブ１４がそのｍ２ｅ図の位置からその第２
ｆ図の位置まで引っ込められるときに、前記密封栓が戻
り出ることができないように保証する。この特徴により
、前記密封栓の挿入を容易にするために、前記口２２４
の直径を大きくすることが可能となる。

もし、前記密封栓ＢＳの色が暗くて、光を殆ど反射しな
いならば、前記光電子センサ８０が、前記マガジン自体
に取り付けられ、この際、そのセンサ８０の作用端部が
前記先行する密封栓ＢＳＩの近くに配置されてもよい。

（発明の効果） 本発明、直線的に作動する装置を四指している。

したがって、密封栓取付作業を遂行できるようにするた
めに、密封栓移送装置用ターンテーブルを取り付ける必
要性は、結果的に回避される。このことは、構成部品の
運動を簡単にするとともに、ワイヤ・ハーネス組立体を
製造する装置の使用を容易にする。

【図面の簡単な説明】

第１図は、中空の密封栓を電気リード線に取り付けるた
めの本発明による装置の、部分的に断面にし、かつ幾つ
かの部品を省略して示す側面図である。 第２ａ図〜第２ｇ図は、前記本発明装置の動作の連続的
な段階を示す、概略的な破断縦断面図である。 第２ｈ図は、電気リード線に装着された密封栓の拡大側
面図であって、前記密封栓および前記リード線へ圧着さ
れた電気端子を示す側面図である。 第３図は、部分的に断面にし、かつ幾つかの部品を省略
して示す前記本発明装置の正面図である。 第４図は幾つかの部品を省略して示す前記本発明装置の
破断的な上部平面図である。 第５図は、第１図の矢印Ｘの方向に取られた、一部を断
面にした拡大破断図である。 第６図は、第５図の破断側面図である。 第７図は、前記本発明装置のリード線用クランプの拡大
側面図であって、このリード線用クランプが拡張された
通常の状態にある様子を示す側面図である。 第８図は、一部を断面にして示す第７図の上部平面図で
ある。 第９図は、概略的に示された前記本発明装置の密封栓受
は部材に当接し、かつ引っ込み状態にある前記リード線
用クランプの拡大側面図である。 第１０図は、一部を断面にして示す第９図の上部平面図
である。 第１１図は、前記リード線用クランプのための駆動機構
を示す分解斜視図である。 第１２図は、前記リード線用クランプの開位置および閉
位置の両方を示す、このリード線用クランプの正面図で
ある。 第１３図は、前記本発明装置の制御バルブ支持プレート
の端面図である 第１４図は、前記本発明装置の密封栓の、一部を断面に
した立面図である。 ＢＳ・・・密封栓　　　　　Ｌ・・・リード線２・・・
リード線挿入用クランプ（締付は具）４・・・密封栓用
マガジン（供給源） ６・・・密封栓受は部材 １２・・・外側スリーブ（案内構造） １４・・・密封栓拡張スリーブ １８・・・密封栓拡張ピン Ｓ１ ６８

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 密封栓供給源、該密封栓供給源からの先頭の密封栓を受
   ける密封栓受け部材、案内部材内に同心状かつ摺動的に
   配置された前記密封栓の拡張スリーブおよびピンを有す
   る密封栓移送手段、および前記スリーブ内に前記リード
   線を挿入するリード線挿入手段を含むリード線用密封栓
   取付装置において、 前記案内部材、前記密封栓受け部材および前記密封栓供
   給源を相互に固定し、 前記密封栓供給源から前記先頭の密封栓を取り出して前
   記密封栓受け部材と前記ピン間に配置して前記密封栓受
   け部材内に入れる密封栓移送クランプを設け、 前記リード線挿入手段は前記案内部材に向かって往復運
   動することを特徴とするリード線用密封栓取付装置。