JPH03640Y2 - - Google Patents

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JPH03640Y2
JPH03640Y2 JP1986039409U JP3940986U JPH03640Y2 JP H03640 Y2 JPH03640 Y2 JP H03640Y2 JP 1986039409 U JP1986039409 U JP 1986039409U JP 3940986 U JP3940986 U JP 3940986U JP H03640 Y2 JPH03640 Y2 JP H03640Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、例えば冷温水配管や蒸気配管などに
おけるフランジ接続部分の断熱を図るフランジカ
バーに関する。
「従来技術およびその問題点」 従来、配管の断熱カバーは、パイプ部分につい
てはガラス繊維などからなる半割りかつ筒状の成
形品により覆うようになつているが、フランジ接
続部分については、形状が複雑となるため、ガラ
ス繊維などからなる断熱シートを手作業で巻き付
けるようにしていた。
しかしながら、上記のフランジ接続部の断熱構
造においては、断熱シートの巻き付けに手間がか
かり、巻き付けた際に隙間が生じやすく、充分な
断熱性が得られないという問題点があつた。
そこで、本出願人は、フランジ接続部の形状に
合わせて形成されたガラス繊維マツトからなるフ
ランジカバーを既に提案している(実願昭60−
72877号)。しかし、このフランジカバーにおいて
は、全体を一体のマツトにより形成するようにし
ているため、切削加工などを必要とし、ガラス繊
維が微粉化したりして、製造が難しいという問題
点があつた。
「考案の目的」 本考案の目的は、切削加工などを必要とせずに
容易に製造でき、フランジ接続部分の寸法に応じ
た量産が可能で、断熱性能も向上させるようにし
たフランジカバーを提供することにある。
「考案の構成」 本考案は、配管のフランジ接続部分の軸方向半
分を覆うフランジカバーであつて、 配管のパイプ12外周に適合する配管当接孔1
7を有する環状に形成された第1包囲部材13
と、 同じく配管のパイプ12外周に適合する配管当
接孔17を有する環状に形成され、前記配管当接
孔17外周の所定箇所にボルト23、ナツト24
の突出部を収容する収容孔18が設けられた第2
包囲部材15と、 配管のフランジ14外周に適合するフランジ当
接孔19を有する環状又は筒状に形成された第3
包囲部材16とを備え、 前記第1包囲部材13,前記第2包囲部材15
及び前記第3包囲部材16が、前記配管当接孔1
7及び前記フランジ当接孔19の軸心が一致する
ように接合され、 全体の環状部を開閉可能に分離する接離部20
が一箇所に形成されていることを特徴とする。
本考案の好ましい態様の一つにおいては、前記
第1包囲部材13、前記第2包囲部材15及び前
記第3包囲部材16が、ほぼ同じ外形とされて軸
方向に順次積層されて接合されている。
本考案の好ましい態様のもう一つにおいては、
前記第1包囲部材13及び前記第2包囲部材15
が、前記第3包囲部材16のフランジ当接孔19
に適合する外形をなし、 前記第3包囲部材16が、前記第1包囲部材1
3及び前記第2包囲部材15を合わせた厚さより
も長い筒状に形成され、 前記第1包囲部材13及び前記第2包囲部材1
5が、前記第3包囲部材16のフランジ当接孔1
9内に挿入されて接合されている。
本考案のフランジカバーは、配管のフランジ接
続部分の軸方向半分を覆うものであり、実際の取
付けに際しては、同じフランジカバーを一対組み
合わせて用いる必要がある。すなわち、配管のフ
ランジ接続部分の両側に位置するパイプ外周に、
フランジカバーの接離部を開いてそれぞれフラン
ジカバーを装着し、軸方向両側からフランジ接続
部分を挟むように組み付けて、フランジ接続部分
全体を覆うものである。この場合、フランジに隣
接するパイプ外周は、第1包囲部材及び第2包囲
部材の配管当接孔に当接し、フランジ外周は、第
3包囲部材のフランジ当接孔に当接し、フランジ
より突出するボルト、ナツトは、第2包囲部材の
収容孔に収容される。
このように、本考案では、少なくとも3つの部
材によりフランジ接続部を覆うようにしたので、
各部材の構造が簡単となり、切削加工等を必要と
せずに型成形、打ち抜きなどの手段によつて、こ
れらの部材を容易に製造することができる。そし
て、これらの部材をフランジ接続部のそれぞれ対
応する箇所に装着することにより、複雑な形状を
なすフランジ接続部を完全に覆つて充分な断熱性
を得ることができる。
本考案のフランジカバーの材質としては、例え
ばガラス繊維、鉱物繊維などの無機繊維のマツト
や、発泡ポリウレタンなど各種のものが使用でき
る。また、各部材は全部が共通の材質で製造され
る必要はなく、部材毎に異なる材質を適用しても
よい。例えばガラス繊維マツトを用いる場合、繊
維径5〜10μm、密度30〜100Kg/m3のガラス繊維
を用いることが好ましい。これによつて、良好な
断熱性が得られる。この場合、ガラス繊維に付与
するバインダーとしては、例えばフエノール樹脂
系のものが使用され、バインダーの添加量は3〜
15重量%が適当である。
フランジカバーを構成する各部材の外径、内径
および第2包囲部材の収容部の大きさ等は、配管
の太さ、フランジの大きさ、ボルト、ナツトの大
きさ等によつて適宜設定される。ただし、フラン
ジ接続部を覆う各部材の厚さ、いわゆる断熱厚は
25mm以上となるようにすることが好ましい。断熱
厚が25mmより少ない場合には、充分な断熱性能が
得られない。
また、フランジカバーの外周形状は、通常はフ
ランジの形状に合わせて円形とされるが、多角形
等の形状であつてもよい。さらに、その内周形状
も、通常はフランジが適嵌する円形とされるが、
多角形等の形状であつてもよい。
さらに、本考案のフランジカバーは、上記3つ
の部材の他に、それらの外周をさらに覆う第4の
部材等を設けるようにしてもよい。
なお、本考案によるフランジカバーの外周に
は、特に無機繊維マツトを材質とする場合の、そ
の防湿のため、ポリエチレンフイルム、アルミク
ラクト紙、不織布等の外被材を巻き付けることが
好ましい。
「考案の実施例」 第1図,第2図および第3図には、本考案によ
るフランジカバーの一実施例が示されている。こ
のフランジカバー11は、配管のパイプ12の外
周を囲んで断熱する第1包囲部材13と、配管の
フランジ14に隣接するパイプ12の外周を囲み
これを断熱する第2包囲部材15と、フランジ1
4の外周を囲みこれを断熱する第3包囲部材16
とにより構成されている。第1包囲部材13およ
び第2包囲部材15には、その中心部に同径の配
管当接孔17が形成されている。この配管当接孔
17の内径は、パイプ12の外径にほぼ等しくさ
れている。このうち、第2包囲部材15には、ボ
ルトおよびナツトによる突出部が挿入される複数
の収容孔18が形成されている。この収容孔18
は、図示例で4つであるが、6,8あるいは12個
形成されてあつてもよい。また、第3包囲部材1
6には、フランジ14の外径とほぼ等しいフラン
ジ当接孔19が形成されている。第1包囲部材1
3、第2包囲部材15及び第3包囲部材16は、
この実施例の場合、ほぼ同じ外径の環状に形成さ
れており、順次積層されて接合されている。この
場合、第1包囲部材13及び第2包囲部材15の
配管当接孔17と、第3包囲部材16のフランジ
当接孔19の軸心が一致するように積層されてい
る。更に、こうして形成された全体の環状部を開
閉可能に分離する接離部20が一箇所に設けられ
ている。また、この接離部20に対向する部分に
は、内周から外周縁に向けて切り溝21が形成さ
れ、その先端部は肉薄部22となつている。そし
て、配管への装着の際、肉薄部22で折曲させる
ことにより、接離部20が開閉可能となつてい
る。
上記第1包囲部材13、第2包囲部材15、第
3包囲部材16は、ガラス繊維、鉱物繊維等の無
機繊維あるいは発泡ウレタン等からなる。この場
合、各部材は同一材質あるいは異なる材質の組み
合わせのいずれでもよい。これら各部材は、所定
型に入れて予め成形されたものが用いられる。例
えばガラス繊維(繊維径5〜10μm、密度30〜100
Kg/m3のもの)を所定型に入れ、これにフエノー
ル樹脂系のバインダー(添加量は3〜15重量%)
を付与したうえで、加圧、加熱処理して硬化させ
て成形する。また、ガラス繊維等のマツトを打ち
抜いて成形することも可能である。なお、断熱材
の最も薄い部分は、フランジ14の外周を覆う第
3包囲部材16の部分となるが、その断熱厚を25
mm以上とし、充分な断熱性能を得るようにするこ
とが好ましい。
上記構成において、このフランジカバー11を
配管のフランジ接続部に巻き付けた状態を第3図
に示す。パイプ12,12は、フランジ14,1
4の接続面を突合わされ、ボルト23およびナツ
ト24により締付けられている。このフランジ1
4,14の外周に一対のフランジカバー11,1
1を装着する。すなわち、一対のフランジカバー
11,11を第3包囲部材16,16どうしが向
き合うようにして、接離部20を開いてフランジ
14,14の接続部両側のパイプ12,12外周
にそれぞれ取付け、フランジ14,14の接続部
を軸方向両側から挟むように組み付ける。このと
き、フランジ14,14から突出するボルト2
3、ナツト24が、第2包囲部材15の収容孔1
8に挿入されるように位置合わせする。こうして
フランジカバー11,11を装着すると、パイプ
12,12外周は、第1包囲部材13及び第2包
囲部材15の配管当接孔17に当接し、フランジ
14,14の外周は、第3包囲部材16のフラン
ジ当接孔19に当接し、ボルト23、ナツト24
の突出部は、第2包囲部材15の収容孔18内に
収容される。そして、フランジカバー11,11
の端面を突合わせ、アルミテープ25で外周を巻
いて、フランジカバー11,11を固定する。断
熱材がガラス繊維マツトなどからなるときは、こ
のアルミテープ25が防湿性を付与する働きをな
す。このように、フランジカバー11は、予め所
定形状に成形された第1包囲部材13、第2包囲
部材15、第3包囲部材16をそれぞれ相互に接
合することにより構成される。したがつて、各部
材の形状が単純化されて成形等が容易となる。そ
して、フランジ接続部が断熱材によつて完全に覆
われるので、充分な断熱性が付与される。
第4図および第5図には本考案によるフランジ
カバーの他の実施例が示されており、また、第6
図には同フランジカバーをフランジ接続部に装着
した状態が示されている。このフランジカバー1
1では、第1包囲部材13及び第2包囲部材15
が、第3包囲部材16のフランジ当接孔19に適
合する環状をなし、第3包囲部材16が、第1包
囲部材13及び第2包囲部材15を積み重ねた厚
さよりも長い筒状に形成され、第1包囲部材13
及び第2包囲部材15が重ね合わされて、第3包
囲部材16のフランジ当接孔19内に挿入されて
接合されている。この場合、第4図及び第5図に
おいて、第3包囲部材16の上方端面は、第2包
囲部材15の上面よりも突出し、フランジ当接孔
19を残している。その他は前記実施例と同様で
ある。
なお、前記各実施例において、これらのフラン
ジカバー11の外周にさらにもう一層の断熱材を
設けるようにしてもよい。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案によれば、不定形
な凹凸部を有する配管のフランジ接続部を、各部
材より構成した一対のフランジカバーによつて完
全に覆うことができる。また、フランジカバーを
構成する各部材がフランジ接続部に応じて予め所
定形状に成形されたものなので、フランジカバー
の量産が可能となる。また、フランジ接続部への
装着が、従来のように所定寸法に切削加工しない
で行なわれるので、作業性が向上する。また、各
部材を異なる材質により構成すれば、複合フラン
ジカバーとして汎用性が生じる。さらに、被覆の
厚さおよび密度を一定に保つことができるので、
優れた断熱性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるフランジカバーの一実施
例を示す斜視図、第2図は第1図の断面図、第3
図は同フランジカバーをフランジ接続部に装着し
た状態の断面図、第4図は本考案によるフランジ
カバーの他の実施例を示す斜視図、第5図は第4
図の断面図、第6図は第4図のフランジカバーを
フランジ接続部に装着した状態の断面図である。 図中、11はフランジカバー、12はパイプ、
13は第1包囲部材、14はフランジ、15は第
2包囲部材、16は第3包囲部材、17は配管当
接孔、18は収容部、19はフランジ当接孔、2
0は接離部、21は切り溝、22は肉薄部、23
はボルト、24はナツトである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 配管のフランジ接続部分の軸方向半分を覆う
    フランジカバーであつて、 配管のパイプ12外周に適合する配管当接孔
    17を有する環状に形成された第1包囲部材1
    3と、 同じく配管のパイプ12外周に適合する配管
    当接孔17を有する環状に形成され、前記配管
    当接孔17外周の所定箇所にボルト23、ナツ
    ト24の突出部を収容する収容孔18が設けら
    れた第2包囲部材15と、 配管のフランジ14外周に適合するフランジ
    当接孔19を有する環状又は筒状に形成された
    第3包囲部材16とを備え、 前記第1包囲部材13,前記第2包囲部材1
    5及び前記第3包囲部材16が、前記配管当接
    孔17及び前記フランジ当接孔19の軸心が一
    致するように接合され、 全体の環状部を開閉可能に分離する接離部2
    0が一箇所に形成されていることを特徴とする
    フランジカバー。 (2) 前記第1包囲部材13,前記第2包囲部材1
    5及び前記第3包囲部材16が、ほぼ同じ外形
    とされて軸方向に順次積層されて接合されてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のフラン
    ジカバー。 (3) 前記第1包囲部材13及び前記第2包囲部材
    15が、前記第3包囲部材16のフランジ当接
    孔19に適合する外形をなし、 前記第3包囲部材16が、前記第1包囲部材
    13及び前記第2包囲部材15を合わせた厚さ
    よりも長い筒状に形成され、 前記第1包囲部材13及び前記第2包囲部材
    15が、前記第3包囲部材16のフランジ当接
    孔19内に挿入されて接合されている実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のフランジカバー。
JP1986039409U 1986-03-18 1986-03-18 Expired JPH03640Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10185082A (ja) * 1996-12-18 1998-07-14 Mitsubishi Materials Corp 配管継手用保温材及びその施工方法

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JPS6229757Y2 (ja) * 1980-12-01 1987-07-30

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