JPH036345Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、新しい構成の指圧手袋に係り、さら
に詳しくその目的を説明すると、手に装着して使
用するとき、指圧的効果を有する指圧手袋に関す
るものである。

〔従来の技術と問題点〕

手袋の内側に複数個の突起を設け、東洋医学の
分野に含まれる指圧、ハリ、灸治療に言うところ
のツボ（経穴）を押圧する効果を狙つた手袋とし
て、例えば実開昭58−179133号公報に示されるご
とき手の経穴押圧手袋が知られている。

しかし、前記の手袋は、その内側に押圧片が装
着されているため、この手袋に手を挿入すると
き、指先の爪に引掛つてスムーズな挿入ができな
いとともに、押圧片の角部が手の甲に直に接触し
て手の甲の皮膚を局部的に押圧したり、感触がよ
くないなどの欠点あつた。

本考案は前記従来の欠点を改良したもので、装
着時普通の手袋のようにスムーズに手を挿入でき
ると共に、突起の手の甲への感触がよく、しかも
指圧効果を期待することのできる指圧手袋を提供
することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕

この目的を達成するため、本考案は外手袋とこ
の外手袋の中に挿入する内手袋とによる二重構造
の手袋を構成すると共に、この内手袋と外手袋と
の間に複数の突起を配設したものである。この場
合、突起は外手袋の内側に取付けるように設けて
もよいし、または内手袋の外側に取付けるように
設けてもよいものである。

前記指圧手袋の使用により、使用時に突起が手
のツボ（経穴）を押さえると共に、手袋の手への
装着も普通の手袋のように行うことができる。

〔実施例〕

以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説
明する。

図に於いて、１は本考案に係る指圧手袋で、２
は外手袋、３は内手袋である。図示例の場合、外
手袋２の内側面に複数個の突起４を形成してある
が、内手袋３の外側に突起４を設けてもよいもの
である。

前記突起４は、任意な形状であり、例えば図示
のように平面円形状に構成してある。また、この
突起４は、外手袋２の内側面に規則的或いは不規
則的に配してある。

本考案の突起４は次の実施態様を含むものであ
る。すなわち、前記内手袋３をスポンジ等の柔軟
体で形成し、この柔軟体に前記突起４を設けても
よいものである。

さらに、本考案の手袋１には次の構成のものが
含まれる。つまり、綿等の生地を縫製した手袋、
合成樹脂等で保護コーテイングした手袋、綿、ア
クリル等の生地を自動編機で製造したユニツト手
袋、さらに皮革や合成皮革を縫製した手袋等を含
むものである。

〔考案の効果〕

本考案に係る指圧手袋を手に装着して使用する
と、内手袋と外手袋の間に設けた突起が手の各部
を押さえるため、手の各ツボ（経穴）を指圧した
場合と同じ指圧効果を有するものである。

しかも、突起は二重構造の手袋の間に配設され
ているので、突起が手を押圧するとき角部などが
手に直に当たらないから不快感がなく、使用感が
良好であり、さらに、この手袋を手に嵌めると
き、指先の爪などが突起などに引掛かることがな
く、手袋の着脱に不具合がないなどの効果を有す
るものである。さらにまた、本考案に係る指圧手
段は、外手袋と内手袋からなる二重構造とし、そ
の間に突起を位置させているので、必要に応じて
二重構造の手袋を分離し、突起を設けない側の手
袋を単独に使用することができる便利さがあり、
さらに、突起の先端を覆うために、別の布片を手
袋に縫い付けたり接着するなどの面倒な作業が不
要となるなどの効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図はその平
面図、第２図は縦断面図、第３図は第１図Ｘ−Ｘ
断面図である。 １……指圧手袋、２……外手袋、３……内手
袋、４……突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外手袋と、この外手袋の中に挿入された内手袋
   とにより二重構造の手袋を構成すると共に、この
   外手袋の内側又は内手袋の外側のいずれかの側に
   複数の突起を設けてなる構成を特徴とする指圧手
   袋。