JPH0354388A - 回転圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 くイ）産業上の利用分野 この発明は回転軸を軸支する軸受を有する回転圧縮機の
改良に関する。

（口〉従来の技術 従来の回転圧縮機は例えば特公昭６３−６５８３４号公
報に示されているように構成されている。ここで、この
公報を参考に従来例を説明する。第５図及び第６図にお
いて、５０（ま回転軸に取付けられるローラの上下に設
けられた軸受体で、この軸受体は回転軸が挿入される軸
受筒部５１と、この軸受筒部の一端に外方に吐出成形さ
れたフランジ部５２かもなり、両フランジ部及びこれら
の間に設けられた筒状の図示しないシリンダとで密閉空
間が形成され、この密閉空間にローラが回転自在に収納
されている。

フランジ部５２には吐出装着用の匹部５３が設けられ、
この凹部内に吐出弁５４が装着され、この吐出弁の一端
は吐出ボート５５を開閉するようにしている． また、フランジ部５２にはダミー凹部５６が設けられ、
このダミー凹部は前記軸受筒部５１の軸芯を中心として
凹部５３と対称の位置に形成され、その形状及び深さも
凹部５３のそれらと同一にしている。

フランジ部の周辺には固定ボルト用のボルト孔５７が設
けられている． 軸受筒部５１の下部には溶接接合用のフランジ５８が形
成され、このフランジの下面に突起５９が抵抗溶接用に
形成され、軸受筒部５１の下端部がフランジ部５２の中
心開口６０内に挿入されている． フランジ部５２には、例えば鋼板に機械加工により開口
６０及び凹部５３，５６を形成したものを使用し、軸受
筒部５１に鋼管あるいは鍛造品を用いている． この構造の回転圧縮機では軸受体５０のフランジ部５２
に吐出弁５４を装着する凹部５３と、この凹部に対称に
ダミー凹部５６を設け、運転中の急激な温度変化あるい
はシリンダ内の液圧縮等による異常圧力上昇のために生
じるフランジ部５２の変化を対称にさせて異常変形を防
止して回転軸に摩耗が生じないようにしたものである．
（ハ）発明が解決しようとする課題 しかしながら、軸受体５０はフランジ部５２を鋼板で形
成し、かつ、軸受筒部５１を鋼管あるいは鍛造品で形成
するため、機械加工により開口６０及び凹部５３，５６
を形成しており、加工精度を向上させようとすると、研
摩加工や切削に時間がかかり、生産性が悪化する問題が
あった．（二）課題を解決するための手段 この発明はシリンダと、このシリンダ内に収納されたロ
ーラと、このローラをシリンダ内で回転させる回転軸と
、シリンダの端面に取付けた枠体とを備えた回転圧縮機
において、前記枠体を、材質の異なる別部材で回転軸の
軸支される筒状軸受と、シリンダの開口を封じるフラン
ジ部とで形成し、前記筒状軸受を回転軸に対して耐久性
のよい自己潤滑材料で形成し、かつ、フランジ部を一体
成形加工の精度の高い材料で形成したものである。

（＊）作用 この発明は上記のように構成したことにより、枠体を材
質の異なる別部材で回転軸の軸支される筒状軸受とシリ
ンダの開口を封じるフランジ部とで形成し、軸受の耐久
性を考慮するとともに、吐出弁を取付けるフランジ部の
加工性を向上するようにしたものである。

（へ）実施例 以下この発明を第１図乃至第４図に示す実施例に基いて
説明する。

１は密閉容器で、この容器には上側に回転軸２を有する
電動要素３と、下側にこの電動要素の回転軸２によって
駆動される回転圧縮要素４とが収納されている。回転圧
縮要素４はシリンダ５と、回転軸２の偏心部６によって
シリンダ５内を回転するローラ７と、このローラに接し
てシリンダ５内を高圧室と低圧室とに区画するベーン８
と、シノンダの両端面に取付けられた上部枠体９及び下
部枠体１０と、この上部枠体に取付けて吐出ボート１１
を開閉する吐出弁１２と、この吐出弁を覆うように上部
枠体９に取付けたカツブマフラ体１３とで構成されてい
る。

上部枠体９及び下部枠体１０は回転軸２を軸支する筒状
軸受１４．１５と、シリンダ５の開口を封じるフランジ
部１６．１７とを材質の異なる別部材で形成されている
。上部枠体９のフランジ部１６には吐出弁１２を収納す
る凹部１８が設けられている。

筒状軸受１４．１５は自己潤滑性のあるねずみ鋳鉄で、
フランジ部１６．１７は一体成形時の精度の高い鉄系焼
結材で形成されている。筒状軸受１４．１５とフランジ
部１６．１７とはこの筒状に設けた軸孔１９とフランジ
部１６．１７の中心に設けた軸孔２０と０軸芯を一致さ
せるように接合されている。

２１１ま密閉容器１の上壁に取付られた吐出管である。

このように構成された回転圧縮機において、シノンダ５
内に流入した冷媒はローラ７とベーン８との協働により
圧縮され、吐出ポート１１から吐出弁１２を開放してカ
ツブマフラ体ｌ３内に吐出される。このカツブマフラ体
内の冷媒は密閉容器１内に吐出され、電動要素３を通っ
て吐出管１８から密閉容器１外に吐出される。

上部枠体９及び下部枠体１０は回転軸２を軸支する筒状
軸受１４．１５をねずみ鋳鉄で形成することにより、こ
のねずみ鋳鉄の組織中から出てくる黒鉛でオイルの供給
量が減少したときや回転軸２による軸受荷重が増加した
ときの油膜切れ時などに軸と軸受との金属接触を防止し
、耐摩耗性が向上するようにしている。また、フランジ
部１６，１７は鉄系焼結材で形成することにより、吐出
ボート１１や吐出弁１２の収納される凹部１８を切削加
工や研摩加工なしに戒形できるようにしている。

上部枠体９及び下部枠体１０は筒状軸受１４，１５とフ
ランジ部１６．１７とを軸孔１９，２０の軸芯を一致さ
せるように接合することにより、回転圧縮要素４に組み
込んだときに回転軸２との軸芯が一致し、回転軸２と筒
状軸受１４．１５との異常摩耗を防止できるようにして
いる。

尚、上記説明においては、筒状軸受１４．１５の下端と
フランジ部１６．１７の上端とを接合して上部枠体９と
下部枠体１０とを一体化するように説明したが、第５図
に示すように筒状軸受２２の円筒２３をフランジ都２４
の孔２５内に挿入して取付けても同様な効果を有するこ
とは言うまでもない。

あるから、軸受部を軸支ずる筒状軸受の回転軸の摺動に
対する耐摩耗性を向上できるようにするとともに、吐出
ボートや吐出弁を収納する凹部などの切削や研摩加工を
施すフランジ部の成形加工を省略して加工工程を簡単に
できるようにしたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す回転圧縮機の縦断面
図、第２図！よ同じく枠体の断面図、第３図は同じく筒
状軸受の斜視図、第４図は同じくフランジ部の斜視図、
第５図は他の実施例を示す筒状軸受とフランジ部との分
解斜視図、第６図は従来例を示す枠体の平面図、第７図
は同じく枠体の断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、シリンダと、このシリンダ内に収納されたローラと
   、このローラをシリンダ内で回転させる回転軸と、シリ
   ンダの端面に取付けた枠体とを備えた回転圧縮機におい
   て、前記枠体は回転軸を軸支する筒状軸受と、シリンダ
   の開口を封じるフランジ部とを材質の異なる別部材で形
   成し、前記筒状軸受を回転軸に対して耐久性のよい自己
   潤滑材料で形成し、かつ、フランジ部を一体成形加工の
   精度の高い材料で形成していることを特徴とする回転圧
   縮機。 ２、筒状軸受をねずみ鋳鉄、フランジ部を鉄系焼結材で
   形成したことを特徴とする第１請求項に記載された回転
   圧縮機。