JPH0354278A - 塗装物 - Google Patents

塗装物

Info

Publication number
JPH0354278A
JPH0354278A JP9151290A JP9151290A JPH0354278A JP H0354278 A JPH0354278 A JP H0354278A JP 9151290 A JP9151290 A JP 9151290A JP 9151290 A JP9151290 A JP 9151290A JP H0354278 A JPH0354278 A JP H0354278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
top coat
clear paint
coated
coat clear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9151290A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3048372B2 (ja
Inventor
Toshiro Nanbu
俊郎 南部
Hirotoshi Kawaguchi
広利 川口
Hisao Furukawa
久夫 古川
Yasushi Kato
康 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2091512A priority Critical patent/JP3048372B2/ja
Publication of JPH0354278A publication Critical patent/JPH0354278A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3048372B2 publication Critical patent/JP3048372B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、メタリック粉末を含有する塗料(メタリック
ベースコート)および(または)着色顔料を含有する塗
料(ソリッドカラー)(以下、ベースコートといい、メ
タリックベースコートおよびソリッドカラーの総称とす
る)を塗装し、ついでトップコートクリアー塗料を塗り
重ねたのち、加熱硬化せしめるいわゆる2コート1ベー
ク方式、またはベースコートを塗装し、加熱硬化せしめ
、ついでトツブコートクリアー塗料を塗り重ねたのちさ
らに加熱硬化せしめるいわゆる2コート2ベーク方式の
塗装仕上げ方法によってえられる塗装物に関する。
[従来の技術・発明が解決しようとする課題コ自動車の
上塗り塗装仕上げにはメタリックカラー仕上げおよびソ
リッドカラー仕上げがある。
メタリックカラー仕上げのぱあいには、メタリックベー
スコートを塗装後ウエット・オン・ウエットでクリアー
塗料を塗装し、2コート1ベー夕方式で加熱硬化させる
方法が一般に行なわれているが、クリアー塗料とし、て
アクリルメラミン樹脂塗料が用いられているため、えら
れる塗膜は耐酸性、耐汚染性などの性能において問題を
残しており、改善が望まれている。
一方、ソリッドカラー仕」二げのぱあいにはアルキドメ
ラミン樹脂塗料が用いられ、1コート1ベー夕方式で加
熱硬化させる方法が一般に行なわれている。しかし、最
近は仕上がり外観のさらなる向上、耐候性、耐酸性、耐
汚染性などの向上に対する要求が高まってきており、ソ
リッドカラー上に、クリアー塗料を塗装する方法が提案
されているが、満足すべき塗装物はえられていない。
また、建築物の外装、自動車、産業機械、スチール製家
具、家電用品、プラスチックスなどの各種塗装に使用さ
れる従来の熱硬化性塗料は、アクリルメラミン、アルキ
ドメラミンなどのように、メラミンが架橋剤として使用
されたもので、メラミン樹脂からの臭気の問題が未解決
のまま残されたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは前述の問題を解決すべく鋭意険討を重ねた
結果、2コート方式における透明性トップコートクリア
ー塗料として下記の特定の熱硬化性塗料を使用すること
により、上記の問題が解決可能となり、耐酸性、耐汚染
性、耐候性などに優れた塗装物かえられることを見出し
た。
すなわち、本発明は、メタリック粉末および(または)
着色顔料を含有する塗料が塗装され、該塗装面にトップ
コートクリアー塗料が塗装された塗装物であって、該ト
ップコートクリアー塗料が、 (^)水酸基を有するアクリル樹脂、 (n)一般式: (式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基、R2は水
素原子またはアルキル基、アリール基およびアラルキル
基よりなる群から選ばれた1価の炭化水素基、aはO、
1または2を示す)で表わされる基を有するアルコキシ
シリル基含有アクリル共重合体および (C)硬化触媒 からなる組成物を主或分とするシロキシ架橋および(ま
たは)シロキサン架橋型熱硬化性塗料であることを特徴
とする塗装物に関する。
〔実施例] 本発明に用いるトップコートクリアー塗料について説明
する。
トップコートクリアー塗料に含有される水酸基を有する
アクリル樹脂(以下、水酸基を有する樹脂(A)または
(A)成分ともいう)は、その主鎖が実質的にアクリル
共重合体鎖からなるため、塗膜の耐候性、耐薬品性、耐
水性などを向上させる。
水酸基を有する樹脂(A)は、たとえば水酸基含有モノ
マーとアクリル酸、メタクリル酸、それらの誘導体など
との共重合によりうることができる。
前記水酸基含有モノマーに限定はないが、その具体例と
しては、たとえば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロビル(メタ)アクリレート
、ダイセル化学工業(株)製のブラクセルFA−1,ブ
ラクセルFA−4、プラクセルFM− 1 ,プラクセ
ルFM−4など、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル
などがあげられる。
これら水酸基含有モノマーは1種を用いてもよく、2種
以上を併用してもよい。
水酸基含有モノマーと共重合可能なアクリル酸またはメ
タクリル基の誘導体にとくに限定はないが、その具体例
としては、たとえばメチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート
、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリ
ル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、トリプルオ
ロエチル(メタ)アクリレート、ペンタフルオロブロビ
ル(メタ)アクリレート、バーフルオロシクロヘキシル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、グ
リシジル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、(メタ)アクリルアミド、α 一エチル
(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、N.N−ジメチルアクリルアミド、N
−メチルアクリルアミド、アクリロイルモルホリン、N
−メチロール(メタ)アクリルアミド、東亜合或化学工
業■製のアロニクスM−5700、東亜合成化学工業■
製のマクロマーであるAs−6、AN−6、AA−8、
AB−6、AK−5など、(メタ)アクリル酸のヒドロ
キシアルキルエステル類flどとリン酸もしくはリン酸
エステル類との縮合生成物たるリン酸エステル基含有ビ
ニル化合物、ウレタン結合やシロキサン結合を含む(メ
タ)アクリレートなどがあげられる。
水酸基を有する樹脂(^)は、50%(重量%、以下同
様)をこえむい範囲で、主鎖にウレタン結合やンロキサ
ン結合による部分を含んでいてもよく、また(メタ)ア
クリル酸誘導体以外のモノマーを含んでいてもよい。該
モノマーにはとくに限定はなく、その具体例としては、
たとえばスチレン、α−メチルスチレン、クロロスチレ
ン、スチレンスルホン酸、ビニルトルエンなどの芳香族
炭化水素系ビニル化合物;マレイン酸、フマル酸、イク
コン酸などの不飽和カルボン酸、それらの塩(アルカリ
金属塩、アンモニウム塩、アミン塩など)、それらの酸
無水物(無水マレイン酸など)、それらと炭素数1〜2
0の直鎖または分岐のアルコールとのジエステルまたは
ハーフエステルなどの不飽和カルボン酸のエステル;酢
酸ビニル、プロビオン酸ビニル、ジアリルフタレートな
どのビニルエステルやアリル化合物;ビニルビリジン、
アミノエチルビニルエーテルなどのアミノ基含有ビニル
化合物;イタコン酸ジアミド、クロトンアミド、マレイ
ン酸ジアミド、フマル酸ジアミド、N−ビニルビロリド
ンなどのアミド基含有ビニル化合物:メチルビニルエー
テル、シクロヘキシルビニルエーテル、塩化ビニル、塩
化ビニリデン、クロロブレン、ブロビレン、ブタジエン
、イソブレン、フルオロオレフィン、マレイミド、N−
ビニルイミダゾール、ビニルスルホン酸などのその他の
ビニル化合物などがあげられる。
水酸基を有する樹脂(^)は、合成の容易さの点からア
ゾビスイソブチ口ニトリルなどのアゾ系ラジカル開始剤
を用いた溶液重合法により製造するのが好ましい。
溶液重合においては、必要に応じてn−ドデシルメル力
ブタン、t−ドデシルメル力ブタン、【l−プチルメル
力ブタンなどの連鎖移動剤を用い、分子量を調整するこ
とができる。また、重合溶剤は、非反応性の溶剤であれ
ばとくに限定はない。このような水酸基を有する樹脂(
^)は、有機溶剤に不溶性の重合体粒子を、たとえばベ
ンタン、ヘキサン、ヘブタンなどに分散させた非水ディ
スバージョンタイプでもよい。
水素基を有する樹脂(A)の分子量、水酸基価などにと
くに限定はなく、通常使用されているものであれば使用
しつるが、数平均分子量が1,500〜40,000、
さらに好ましくは 3,000〜25,000であるの
が塗膜物性(強度、耐久性など)の点から好ましく、ま
た水酸基価がlO〜300mgxOII/g,さらに好
ましくは20〜250 mgKOll/gであるのが塗
膜物性(強度、耐久仕など)の点から好ましい。このよ
うな(^)成分は1種を用いてもよく、2種以上をOF
用してもよい。
トツブコートクリアー塗料に含有されるアルコキシシリ
ル基含有アクリル共重合体(以下、アルコキシシリル基
含有重合体(B)または(B)成分ともいう)は、末端
および(または)側鎖に一般式: で表わされるアルコキシシリル基を1分子中に少なくと
も1個、好ましくは2個〜100個有する重合体である
前記式中、Rlは好ましくは炭素数1〜10、さらに好
ましくは炭素数1〜4のアルキル基である。該炭素数が
10をこえたり Rlがアルキル基以外のたとえばフエ
ニル基、ベンジル基のぱあいには、アルコキンンリル基
の反応性が低下する。R1の具体例としては、たとえば
メチル基、エチル基、n−プロビル基、lso−プロビ
ル基、n−ブチル基、iso−ブチル基などがあげられ
る。
前記式中、R2は、水素原子、またはアルキル基、好ま
しくは炭素数1〜10のアルキル基、アリール基および
アラルキル基よりなる群から選ばれた1価の炭化水素基
である。
R2の1種である炭素数1〜10のアルキル話の具体例
としては、Rlと同様の基があげられ、アリール基の具
体例としては、たとえばフエニル基、トリル基、キシリ
ル基などがあげられ、アラルキル基の具体例としては、
たとえばベンジル基などがあげられる。
前記式中、aは0、1または2を示す。
前記一般式で表わされるアルコキシシリル基の例として
は、たどえば一般式 (式中、RISR2、aは前記と同じ、R3はR2と同
様の基であって、水素原子またはアルキル基、アリール
基およびアラルキル基よりなる群から選ばれた1価の炭
化水素基を示す)で表わされる基があげられる。
前記一般式で表わされるアルコキシシリル基の具体例と
しては、たとえば後述するアルコキシシリル基含有七ノ
マーに含まれる基があげられる。
アルコキシシリル基含有重合体(B)は、その主鎖が実
質的にアクリル共重合体鎖からなるため、塗膜の耐候性
、耐薬品性、耐水性などを向−Lさせる。さらにアルコ
キシシリル基は炭素に結合しているため、塗膜の耐水性
、耐アルカリ性、耐酸性などをより向上させる。該アル
コキシシリル基は、水酸基を有する樹脂(A)の水酸基
と反応し、シロキシ架橋を形或するとともに、アルコキ
シシリル基同士も反応してシロキサン架橋を形或する成
分である。このように本発明に用いるトツブコートクリ
アー塗料は、水酸基をqする樹脂(A)の水酸基がアル
コキシシリル基含有重合体(B)のシリル基と反応する
架橋反応を利用した塗料であり、従来のメラミンを架橋
剤としたものと明確に区別される。
前記(B)成分1分子中のアルコキシシリル基の個数が
1個未満になると、トソブコートクリアー塗膜物性の耐
溶剤性が低下する。
(B)或分の数平均分子量は、L,000〜so,oo
o,さらに好ましくは3,000〜25.000である
のがトップコートクリアー塗膜物性の点から好ましい。
アルコキシシリル基含有重合体(B)は、たとえばアク
リル酸、メタクリル酸、それらの誘導体などと前記アル
コキシシリル基含有モノマとの共重合によりうろことが
できる。
前記アクリル酸またはメタクリル酸誘導体に限定はなく
、その具体例としては、たとえばメチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)
アクリレート、2一エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ
)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート
、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、ペンタフ
ルオロブ口ピル(メタ)アクリレート、パーフルオロシ
ク口ヘキシル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロ
ニトリル、グリシジル(メタ)アクリレート、ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、
α 一エチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメ
チル(メタ)アクリルアミド、N , N−ジメチルア
クリルアミド、N−メチルアクリルアミド、アクリロイ
ルモルホリン、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシブ口ピル(メタ)アクリレート、
N−メチロール(メタ)アクリルアミド、東亜合成化学
工業■製のアロニクスM−5700、東亜合成化学工業
■製のマクロマーであるAS−6、八N−6、AA−6
、AB−6、AK−5など、ダイセル化学工業■製のブ
ラクセルFA−1、ブラクセルFA−4、ブラクセルF
M−1、ブラクセルPH−4など、(メタ)アクリル酸
のヒドロキシアルキルエステル類などとリン酸もしくは
リン酸エステル類との縮合生成物たるリン酸エステル基
含倚ビニル化合物、ウレタン結合やシロキサン結合を含
む(メタ)アクリレートなどがあげられる。
前記アルコキシシリル基含有モノマーとしては、重合性
不飽和2重結合を有し、前記一般式で表わされるアルコ
キシシリル基を有するということ以外とくに限定はなく
、その具体例としては、たとえば CH3 C}12 − CHSI ( OCHx )2、CH2
 − CHS1 ( OCH3 )3 ,CH3 I CH2 − C}1000(CH2)3  31(OC
H3)2  、CH2 = CICOO(CI{2) 
3 81(OCHs)sCH3 CH2 − C(CH3)COO(CH2) 3 St
(OCH3)2  、CH2 = C(CH3) Co
o(CH2) 3Si(QC}lx) 3 、CH2 
− C(CH3)Coo(CH2)sS I (OC2
 HS )3、 CH2 − C(CH3) COO(CI42) 3C
H3 l St (OC2 HS )2、 また、 −+CH2 )3 S I (OCH3) s00出 1 −81−OCR3 OCH. (n は2 6 ) などの末端にアルコキンンリル基をウレタン結合または
シロキサン拮合を介してaする(メタ)アクリレートな
どがあげられる。これらは1種を用いてもよく、2種以
上を併用してもよい。
これらアルコキシシリル基含有モノマーに山来する弔位
のアルコキシシリル基含有重合体(B)中の割合は、ト
ップコートクリアー塗膜物仕の点から5〜90%が好ま
しく、11〜70%がさらに好ましい。
また、アルコキシシリル基含−q!r!合体(B)は、
50%をこえない範囲で、主墳にウレタン結合やシロキ
サン結合による部分を含んでいてちよく、(メタ)アク
リル酸誘導休以外のモノマーを含んでいてもよい。該モ
ノマーにはとくに限定はなく、その具体例としては、た
とえばスチIノン、α−メチルスチレン、クロロスチレ
ン、スチレンスルホン酸、4−ヒドロキシスチレン、ビ
ニルトルエンなどの芳香族炭化水素系ビニル化合物;マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和カルボン
酸、それらの塩(アルカリ金属塩、アンモニウム塩、ア
ミン塩など)、それらの酸無水物(無水マレイン酸など
)、それらと炭素数1〜20の直鎖または分岐のアルコ
ールとのジエステルまたはハーフエステルなどの不飽和
カルボン酸のエステル:酢酸ビニル、プロビオン酸ビニ
ル、ジアリルフタレートなどのビニルエステルやアリル
化合物;ビニルビリジン、アミノエチルビニルエーテル
などのアミノ基含有ビニル化合物;イタコン酸ジアミド
、クロトンアミド、マレイン酸ジアミド、フマル酸ジア
ミド、N−ビニルピロリドンなどのアミド基含有ビニル
化合物;2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、メチル
ビニルエーテル、シクロヘキシルビニル工一テル、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、クロロブレン、ブロビレン、
ブタジエン、イソブレン、フルオロオレフィン、マレイ
ミド、殉−ビニルイミダゾール、ビニルスルホン酸など
のその他のビニル化合物などがあげられる。
アルコキシシリル基含有重合体(B)は、たとえば特開
昭54−36395号公報、同57−38109号公報
、同58−157810号公報などに示される方法によ
り製造することができるが、合成の容易さの点からアゾ
ビスイソブチ口ニトリルなどのアゾ系ラジカル開始剤を
用いた溶液重合法により製遣するのが好ましい。
前記溶液重合において分子量の調節が必要なぱあいには
、D−ドデシルメルカブタン、t−ドデシルメル力ブタ
ン、n−プチルメルカブタン、γーメルカブトブロビル
トリメトキシシラン、γ一メルカプトブ口ビルトリエト
キシシラン、γ一メルカブトプ口ビルメチルジメトキシ
シラン、γ−メルカプトブロビルメチルジエトキシシラ
ン、( ChO )3 81−S−8−81 (OCH
3 ”)s、(CH3 0)3 Sl−S8 −St(
OCH3)3などの連鎖移動剤を用いて分子量の調節を
行なえばよい。とくに前記のアルコキシシリル基を分子
中に有する連鎖移動剤、たとえばγ −メルカブトブロ
ビルトリメトキシシランを用いて分子量の調節を行なえ
ば、重合体の末端にアルコキシンリル基を導入すること
ができる。
前記溶液重合に用いられる重合溶剤は、炭化水素類(ト
ルエン、キシレン、n−ヘキサン、シクロヘキサンなど
)、酢酸エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチルなと) 
アルコール類(メタノール、エタノール、イソブロバノ
ール、n−ブタノールなど)、エーテル類(エチルセロ
ソルブ、プチルセロソルプ、セロソルブアセテートなど
)、ケトン類(メチルエチルケトン、アセト酢酸エチル
、アセチルアセトン、ジアセトンアルコール、メチルイ
ソブチルケトン、アセトンなど)のごとき非反応性の溶
剤であればとくに限定はない。
このようなアルコキシシリル基含有重合体(B)は1種
を用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
アルコキシシリル基含有重合体(B)の使用割合にはと
くに限定はなく、用途などに応じて適宜選択すればよい
が、(A)成分/(B)成分が重量比で971〜l/9
が好ましく、872〜278がさらに好ましい。(A)
成分/(B)成分が9/lをこ?るとトップコートクリ
アー塗膜物性の耐水性が低下し、179未満になると(
A)成分を配合する効果が外観性、硬度などを高めるう
えで充分えられなくなる。
トップコートクリアー塗料に含有される硬化触媒(以下
、硬化触媒(C)ともいう)の具体例としては、たとえ
ばジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジマレート
、ジオクチルスズジラウレート、ジオクチルスズジマレ
ート、オクチル酸スズなどの有機スズ化合物;リン酸、
モノメチルホスフエート、モノエチルホスフェート、モ
ノブチルホスフエート、モノオクチルホスフ工i■ 、
モノデシルホスフエート、ジメチルホスフエート、ジエ
チルホスフエート、ジブチルホスフェート、ジオクチル
ホスフエート、ジデシルホスフエートなどのリン酸また
はリン酸エステル;ブロビレンオキサイド、プチレンオ
キサイド、シクロヘキセンオキサイド、グリシジルメタ
クリレート、グリシドール、アクリルグリシジルエーテ
ル、γ −グリシドキシブロビルトリメトキシシラン、
γ −グリシドキシブロビルトリエトキシシラン、γ 
−グリシドキシブ口ビルメチルジメトキシシラン、 肋化シエルエボキシ沖製のカーデュラE1油化シエルエ
ボキシ沖製のエビコート 828、エビコート+ooi
なとのエボキシ化合物とリン酸および(または)モノ酸
性リン酸エステルとの付加反応物;有機チタネート化合
物;有機アルミニウム化合物;マレイン酸、バラトルエ
ンスルホン酸などの酸性化合物:ヘキシルアミン、ジー
2−エチルヘキシルアミン、N,N−ジメチルドデシル
アミン、ドデシルアミンなどのアミン類;これらアミン
と酸性リン酸エステルとの混合物または反応物;水酸化
ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ性化合物な
どがあげられる。
これらの硬化触媒(C)のうち、有機スズ化合物、酸性
リン酸エステル、酸性リン酸エステルとアミンとの混合
物もしくは反応物、飽和もしくは不飽和多価カルボン酸
またはその酸無水物、反応性シリコン化合物、有機チタ
ネート化合物、有機アルミニウム化合物またはこれらの
混合物が活性も高く好まし、い。
このような硬化触媒(C)は1種を用いてもよく、2種
以上を併用してもよい。
硬化触媒(C)の使用量にとくに限定はないが、(A)
成分および(B)成分の固形分100部(重量部、以下
同様)に対して、通常0.1〜20部、好ましくは(1
.1−10部である。(C)或分の使用量が0。1部未
満になると硬化性が低下する傾向があり、20部をこえ
るとトツブコートクリアー塗膜の外観性が低下する傾向
がある。
トップコートクリアー塗料には脱水剤は用いてもよく、
用いなくてもよいが、脱水剤を用いることにより長期に
わたる安定性、繰返し使用しても問題のない安定性を確
保することができる。
脱水剤の具体例としては、たとえばオルトギ酸メチル、
オルトギ酸エチル、オルト酢酸メチル、オルト酢酸エチ
ル、メチルトリメトキシシラン、γ −メタクリロキシ
プロビルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラ
ン、メチルシリケート、エチルシリケートなどのアルコ
キシエステル化合物があげられる。これらのアルコキシ
エステル化合物は、アルコキシシリル基含有重合体(B
)の重合前に加えておいてもよく、重合後に加えてもよ
く、重合中に加えてもよい。
脱水剤の使用量にとくに限定はないが、(A)成分およ
び(B)成分の固形分100部に対し、通常lOO部以
下、好ましくは50部以下である。
さらに脱水促進剤を併用することにより、脱水剤の効果
を高めることが可能である。
脱水促進剤としては、たとえば塩酸、硫酸、リン酸、硝
酸などの無機酸;ギ酸、酢酸、シュウ酸、安息香酸、フ
タル酸、p−トルエンスルホン酸、アクリル酸、メタク
リル酸などの有機酸:アルキルチタン酸塩、オクチル酸
鉛などのカルボン酸の金属塩;オクチル酸スズ、ジブチ
ルスズジラウレート、ジオクチルスズマレートなどのカ
ルボン酸型有機スズ化合物;モノブチルスズサルファイ
ド、ジオクチルスズメルカブタイドなどのスルフィド型
、メルカプチド型有槻スズ化合物;ジオクチルスズオキ
サイドなどの有機スズオキサイド;有機スズオキサイド
とエチルシリケート、エチルシリケート40、マレイン
酸ジメチル、フタル酸ジオクチルなどのエステル化合物
との反応による有機スズ化合物:テトラエチレンベンタ
ミン、トリエチレンジアミン、N−β −アミノエチル
ーγ −アミノブロピルトリメトキシシランなどのアミ
ン;水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ
触媒が有効であるが、とくに有機酸、無機酸および有機
スズ化合物が有効である。
脱水促進剤は脱水剤100部に対し、0.0001〜2
0部、好ましくは 0.001−to部用いられる。
脱水促進剤として前2(C)成分でもある化合物を使用
するぱあいは、(C)成分の使用量で用いられる。
トップコートクリアー塗料には溶剤を用いてもよく、用
いられる溶剤としては非反応性の溶剤であればよい。
このような溶剤の具体例としては、たとえば一般の塗料
、コーティング剤などに用いられている脂肪族炭化水素
類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、アルコ
ール類、ケトン類、エステル類、エーテル類、アルコー
ルエステル類、ケトンアルコール類、エーテルアルコー
ル類、ケトンエーテル類、ケトンエステル類、エステル
エーテル類などがあげられる。これらのなかでも、アル
キルアルコールを含む溶剤を用いたぱあい、トップコー
トクリアー塗料の安定性を向上させるという点から好ま
しい。
前記アルキルアルコールとしては、アルキル基の炭素数
が1〜IOのアルコールが好ましく、たとえばメチルア
ルコール、エチルアルコール、n−プロビルアルコール
、イソブロビルアルコール、n−ブチルアルコール、イ
ソブチルアルコール、SeC−ブチルアルコール、te
rt−ブチルアルコール、0−アミルアルコール、イソ
アミルアルコール、ヘキシルアルコール、オクチルアル
コール、セロソルブなどが用いられる。アルコールの使
用量にとくに限定はないが、(A)或分および(B)成
分の固形分100部に対し、通常100部以下、好まし
くは50部以下である。
アルコール、とくにアルキルアルコールと脱水剤の併用
は、トップコートクリアー塗料の(A)成分および(B
)成分を混合保存したばあいの保存安定性に顕著な効果
がみられる。溶剤の使用量は、(A)或分および(B)
戊分の分子量または組成により異なり、実用上必要な固
形分濃度または粘度に合わせて調整される。
トップコートクリアー塗料には硬化塗膜に撥水性、汚染
性などを付与するためにポリオルガノシロキサンを添加
してもよい。
前記ポリオルガノシロキサンは、反応性官能基を有し、
水酸基を有する樹脂(A)およびアルコキシシリル基含
有重合体(B)と相溶するものであれば自由に選択する
ことができ、とくに限定されない。該ポリオルガノシロ
キサンの構造は、線状、分岐状、網状、環状などの任意
の構造でよく、またオルガノ基としては水素原子または
アルキル基、アルケニル基、アリール基、メチル基、エ
チル基、プロビル基、ブチル基、ヘキシル基、アリル基
、フエニル基などがあげられる。これらのオルガノ基の
なかでは工業的こ製造されており、安価なメチル基、ビ
ニル基、フエニル基が実用上有利である。前記反応性官
能基としてはシラノール基、アルコキシシリル基、アル
コール性水酸基、グリシジル基、アミノ基、メルカブト
基、カルボキシル基、アミド基、ビニル基、(メタ)ア
クリロキシ基などがあげられ、なかでもシラノール基、
アルコキシシリル基およびアルコール性水酸基 ( − S I −{CH2 10}! )が好ましい
。ポリオルガノシロキサン中の反応性官能基の個数は1
分子中に1個以上が好ましい。
ポリオルガノシロキサンの分子量は、相溶性がある範囲
であれば目出に選択可能であるが、分子量が高くなるに
したがい相溶性が低下することから、ケイ素原子が2〜
300個のものが好ましく、2〜 100個のものがさ
らに好ましく、3〜50個のものがとくに好ましい。
このようなポリオルガノシロキサンの具体例としては、
たとえばシリコーンゴム、シリコーンワニス、有機ボリ
マー変性用シリコーン中間体、反応性シリコーンオイル
として用いられている反応性ポリジメチルシロキサン、
反応性ポリジフエニルシロキサン、ジメチルとジフエニ
ルの共重合タイプの反応性ポリメチルフエニルシロキサ
ン、 (Rはフエニル基、炭素数1・−4のアルキル基および
水酸基よりなる群から選ばれた基)、(R はフエニル壊、 炭素数1 〜4のアルキル基 および水酸基よりなるから選ばれた基、g n はそれぞれl 〜 5 ) (nは2〜20) (m n はそれぞれ 1 〜10) (g は 0 〜100 n はそれぞれ1 3 ) (j , k , fJはそれぞれ1〜l00、■、n
はそれぞれ1〜3) などがあげられる。
ポリオルガノシロキサンの使用量は(A)成分および(
II)成分の固形分m 100部に対し、通常100部
以下、好ましくは50部以下である。
トツブコートクリアー塗料には密着性、硬度、耐溶剤性
などの性能を改善するためにシラン化合物、その縮合物
、その反応物またはこれらの混合物を添加してもよい。
前記シラン化合物の具体例としては、たとえばメチルシ
リケート、メチルトリメトキシシラン、エチルトリメト
キシシラン、プチルトリメトキシシラン、オクチルトリ
メトキシシラン、ドデシルトリメトキシシラン、フエニ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ
一メタクリロキシブロビルトリメトキシシラン、γ −
アクリロキシブロビルトリメトキシシラン、γ −グリ
シドキシブロビルトリメトキシシラン、γ −メルカブ
トプロビルトリメトキシシラン、γ−アミノプロビルト
リメトキシシラン、N一βーアミノエチルーγ −プロ
ビルトリメトキシンラン、ジメチルジメトキシシラン、
ジエチルジメトキシシラン、ジブチルジメトキシシラン
、ジフエニルジメトキシシラン、ビニルメチルジメトキ
シシラン、γ −メタクリロキシブ口ビルメチルジメト
キシシラン、トリメチルメトキシシラン、トリエチルメ
トキシシラン、トリフェニルメトキシシラン、エチルシ
リケート、メチルトリエトキシシラン、エチル1−リエ
トキシシラン、プチルトリエトキシシラン、オクチルト
リエトキシシラン、ドデシルトリエトキシシラン、フェ
ニルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、
γ −メタクリ口キシブ口ビルトリエトキシシラン、γ
 −アクリロキシブ口ビルトリエトキシシラン、γ −
グリシドキシブロビルトリエトキシシラン、γ −メル
カブトブ口ビルトリエトキシシラン、γ −アミノブロ
ビルトリエトキシシラン、N−β −アミノエチルーγ
−プロビルトリエトキシシラン、ジメチルジエl・キシ
シラン、ジエチルジエトキシシラン、ジブチルジエトキ
シシラン、ジフエニルジェトキシシラン、ビニルメチル
ジエトキシシラン、γ−メタクリ口キシプロビルメチル
ジエトキシシラン、トリメチルエトキシシラン、トリエ
チルエトキシシラン、トリフエニルメトキシシランなど
があげられる。
また、これらシラン化合物の部分加水分解縮合物などの
縮合物は、前記シラン化合物を単独または復数混合し、
必要量の水を加え、また必要に応じて塩酸、硫酸などの
縮合触媒を少量加え、常l1〜100℃にし、生成する
アルコールを除去しなから縮合を進めることにより容易
にえられる。
たとえばメチルシリケートの部分加水分解縮合物でメト
キシシリル基を含有する化合物としては、日本コルコー
ト化学■製のメチルシリケ− } 47、メチルシリケ
ート5l1メチルシリケート55、メチルシリケート5
8、メチルシリケートBOなどがあげられる。メチルト
リメトキシシラン、ジメチルジメトキシシランなどの部
分加水分解縮合物でメトキシシリル基を含有する化合物
としては、信越化学工業沖製のAPP− 1、AFP−
2、^FP−6 、KR213 、KR217 、KR
921g .東芝シリコーンW製のTSR I 8 5
、TI?3357 ,日本ユニカー鈎製(7) Y−1
587、PZ−3701 、PZ−3704などがあげ
られる。また、エチルシリケートの部分加水分解縮合物
でエトキシシリル基を含有する化合物としては、日本コ
ルコート化学■製のエチルシリケート40、HAS−I
 SilAs−6 , IIAs−10などがあげられ
る。
前記シラン化合物の反応物としては、たとえばアミノ基
を含むシランカップリング剤とエボキシ基を含むシラン
カップリング剤との反応物、アミノ基を含むシランカッ
プリング剤とエチレンオキシド、プチレンオキシド、エ
ビクロルヒドリン、エボキシ化大豆浦、その他油化シエ
ルエボキシ■製のエビコート 828、エピコート10
01などのエポキシ基を含む化合物との反応物;エポキ
シ基を含むシランカップリング剤とエチルアミン、ジエ
チルアミン、トリエチルアミン、エチレンジアミン、ヘ
キサンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミン、テトラエチレンベンタミンなどの脂肪族ア
ミン類、アニリン、ジフエニルアミンなどの芳香族アミ
ン類、シクロベンチルアミン、シクロヘキシルアミンな
どの脂環式アミン類、エタノールアミン類t▲どのアミ
ンとの反応物などがあげられる。
これらシラン化合物、その縮合物、その反応物またはそ
れらの混合物の使用量はとくに限定されないが、(A)
成分および(B)成分の固形分! 100部に対し、通
常100部以下、好ましくは50部以下である。
トツブコートクリアー塗料に、紫外線吸収剤や光安定剤
を配合することにより、一層耐候性を向上させることか
できる。
前記紫外線吸収剤としては従来公知のものを汰く使用で
き、たとえばベンゾフェノン系、トリアゾール系、フエ
ニルサリシレート系、ジフエニルアクリレート系、アセ
トフエノン系などの紫外線吸収剤が好ましい。
前記光安定剤としては従来公知のものを広く使用でき、
たとえばビス(2.2.6.8−テトラメチル−4−ビ
ベリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6.6−ペ
ンタメチル−4−ビベリジル)セバケート、2−(3.
5−ジーtert−ブチルー4−ヒドロキシベンジル)
−2−n−プチルマロン酸ビス(1.,2,2,6.1
3−ペンタメチル−4−ビベリジル)、テトラキス(2
,2,8,B−テトラメチル−4−ビベリジル)−1.
2,3.4−ブタンテトラカルポキシレート、テトラキ
ス(1.,2,2,6.6−ペンタメチル−4−ビベリ
ジル)1,2,3.4−ブタンテトラカルポキシレート
などがあげられる。これらは単独で用いてもよく、2種
以上を併用してもよい。
トップコートクリアー塗料に紫外線吸収剤と光安定剤と
を併用することにより、耐候性をより一層向上させるこ
とができる。
紫外線吸収剤の配合量は、トツブコートクリアー塗料の
固形分Q 100部に対し、通常061〜10部、好ま
しくは1〜5部である。また光安定剤の配合量は、トツ
ブコートクリアー塗料の固形分量100部に対し、通常
o.t−to部、好ましくは1〜5部である。
トツブコートクリアー塗料には、用途に応じて希釈剤、
ハジキ防止剤、レベリング剤などの添加剤;ニトロセル
ロース、セルロースアセテートブチレートなどの繊維素
系化合物;エボキシ樹脂、メラミン樹脂、塩化ビニル樹
脂、塩素化ポリプロピレン、塩化ゴム、ポリビニルブチ
ラールなどの樹脂を添加してもよい。
前記のごとき成分からなるトップコートクリアー塗料の
調製法にはとくに限定はないが、たとえば(A)成分と
(B)戊分とをコールドブレンドするか、または(^)
成分と(B)成分とを混合したのち加熱(ホットブレン
ド)などして部分反応させたものを、(C)成分と7昆
合するなどすることにより調製される。
つぎにメタリック粉末および(または)着色顔料を含有
する塗料(ベースコート)について説明する。
該ベースコートにもとくに限定はないが、たとえばアミ
ノアルキド樹脂、オイルフリーアルキド樹脂、熱硬化ア
クリル樹脂、熱硬化ウレタン樹脂、硝化綿ラッカー、変
性アクリルラッカ、ストレートアクリルラッカー、常温
硬化ウレタン樹脂、アクリルエナメル樹脂、酸化硬化ア
ルキド樹脂、酸化硬化変性(CABなど)アルキド樹脂
、常温または加熱硬化型フッ素樹脂、アルコキシシリル
基含有樹脂、水酸基を有する樹脂とアルコキシシリル基
含有重合体との混合物などを主成分とするものにメタリ
ック粉末や着色顔料を含有せしめたものがあげられる。
また塗料のタイプとしては有機溶剤を媒体とした溶液型
塗料、非水ディスバージョン塗料、多液型塗料、粉体塗
料、スラリー塗料、水性塗料などのいずれのタイプであ
ってもよい。
前記メタリック粉末および着色顔料は公知の慣用されて
いるものでよく、いずれのメタリック粉末および着色顔
料であってもよい。メタリック粉末の具体例としては、
たとえばアルミニウム粉末、銅粉末、雲母粉末などがあ
げられ、谷色顔料の具体例としては、たとえばフタロシ
アニンブルー トルイジンレッド、ベンジジンエローな
どの有機系顔料や、酸化チタン、カーボンブラック、ベ
ンガラなどの無機系顔料があげられる。これらのメタリ
ック粉末および着色顔料は単独で用いてもよく、2種以
上併用してもよい。
ベースコートに、前述の紫外線吸収剤や光安定剤を配合
することにより、一層耐候性を向.Lさせることができ
る。
さらにベースコートには、その塗膜とトツブコートクリ
アー塗膜との密着性を向上させるために前記ンラン化合
物、その縮合物、その反応物またはそれらの混合物を添
加してもよい。その添加量は、ベースコートtoo部中
、通常50部以下、好ましくは20部以下である。
つぎに前記のごときトップコートクリアー塗料およびベ
ースコートが塗装された本発明の塗装物の製法について
説明する。
本発明の塗装物の製法にはとくに限定はないが、たとえ
ば対象物にベースコートを含有する塗料を塗装し、数分
のセッティングののちウエット◆オン・ウエットでトツ
ブコートクリア塗料を塗装し、加熱、硬化させる(2コ
ート1ベーク方式)方広、またはベースコートを塗装し
、加熱、硬化させたのちトップコートクリアー塗料を塗
装し、加熱、硬化させる(2コート2ベーク方式)方法
などにより製造することができる。
トップコートクリアー塗料の塗装は、浸漬、吹付け、刷
毛塗り、ロールーコーターまたはフローコーターを用い
る方法などの通常の方法により行なわれ、そののち、3
0℃以上、好ましくは55〜350℃で硬化させること
ができる。
塗膜の厚さにもとくに限定はないが、メタリック粉末お
よび(または)着色顔料を含有する塗膜の厚さは、用途
によっても異なり一概に規定できないが、隠ぺい性など
の点から10〜30シがなEましく、トップコートクリ
アー塗膜の厚さも一概には規定できないが、耐久性など
の点から20〜50J.nが好ましい。
このようにして形成される塗膜は外観性、耐酸性、耐候
性などの特性において優れた性能を発揮する。
該塗膜が形或される対象物としては、たとえば自動車、
産業機械、家電用品などがあげられ、前記のごとき塗料
が上塗り仕上げに用いられる。
つぎに、本発明の塗装物を実施例に基づき、さらに具体
的に説明する。
製遣例1 「アルコキシシリル基含有重合体(B)の合戊]攪FP
機、温度計、還流冷却器、チッ素ガス導入管および滴下
口ートを備えた反応容器にキシレン45.9部を仕込み
、チッ素ガスを導入しつつ110℃に昇温したのち、下
記混合物(b)を漬下口−トを用いて5時間かけて等速
滴下した。
(混合物(b)) スチレン          12.8部メタクリル酸
メチル     50.L部メタクリル酸ステアリル 
   8.9部γ−メタクリ口キシプロビル トリメトキシシラン    30,2部キシレン   
       i3、5部2,2“−アゾビスイソブチ
ロニトリル4.5部 混合物(b)の満下終了後、2,2゜−アゾビスイソブ
チロニトリル0,5部およびトルエン5部を1時間かけ
て等速層下した。滴下終了後、110℃で2時間熟成し
たのち冷却し,、樹脂溶液にキシレンを加えて固形分を
60%に調整した。
えられた樹脂溶液(b)の特性を第1表に示す。
製遣例2 [水酸基を有する樹脂(A)の合成] 製造例1で用いたキシレン45.9部のかわりに、酢酸
ブチル3{,3部およびキシレン9.5部を仕込み、製
造例1と同様にして下記混合物(a.−1)を添加した
(混合物(a−1)) キシレン          18  部スチレン  
        28.3部メタクリル酸メチル   
  7。1部アクリル酸n−ブチル     32.5
部メタクリル酸        0.3部ブラクセノレ
FM−1本      31.8部2,2゜−アゾビス
イソブチロニトリル1.8部 (*:ダイセル化学工業■製のメタクリル酸2−ヒドロ
キシエチル/ε 一カブロラクトンー1/1付加物) a合物(a−1)の滴下終了後、2,2゜−アゾビスイ
ソブチロニトリル0.2部およびトルエン 3、8部を
1時間かけて等速滴下した。滴下終了後、110℃で2
時間熟成したのち冷却し、キシレンで樹脂溶液の固形分
を60%に調整した。
えられた樹脂溶液(a−1)の特性を第1表に示す。
製造例3 [水酸基を有する樹脂(A)の合成] 製造例1で用いたキシレン45.9部のかわりに、酢酸
ブチル3l.3部およびキシレン9.5部を仕込み、製
造例1と同様にして下記混合物(a−2)を添加し、重
合させ、樹脂溶液(a−2)をえた。
えられた樹脂溶液(a−2)の特性を第1表に示す。
(混合物(a−2)) キシレン          18  部スチレン  
        l’4  部メタクリル酸メチル  
   7 部 アクリル酸n−ブチル     2B  部メタクリル
酸         0.3部プラクセルFM−1  
      39.7部メタクリル酸2−ヒドロキシ エチル          13  部第 1 表 実施例1〜5および比較例1〜2 トップコートクリアー塗料として第2表に示す成分を混
合し、トツブコートクリアー塗料を調製した。
脱脂およびリン酸化成処理を行なった軟鋼板に、自動車
用エボキシアミド系カチオン電着プライマーおよび中塗
サーフエ〜サーを塗装した塗板を試験片とし、その上に
第2表に示すべ一スコートを施したのち、ウ工ット・オ
ン・ウエットで第2表に示すトップコートクリアー塗料
を塗装し、20分間セッティングしたのち 140゜C
で30分間焼付けた。膜厚はドライ膜厚でベースコート
約15−、トツブコートクリアー約30一であった。
えられた塗装物を下記の方法で=・Y価した。結果を第
2表に示す。
(外 観) 光沢および鮮映性を目視により総合評価する。○は良好
、Δは普通、×は不良を示す。
(密着性) 碁盤目(2mmX2mm)セロハンテーブはくM試験を
行ない、25/ 25を10点、 0/25を0点とし
て評価する。
(硬 度) JIS K 5400に準拠して測定する。
(耐酸性) 38%H2SO4を5〜6滴スポットし、室温で24時
間放置する。ふき取ったのち、跡形を調べ、下記基準に
したがって評価する。
○:異常なし △;跡形が残りやや光沢がなくなっている×:完全に光
沢がなくなっている (耐汚染性) 約5000km走行後のエンジンオイルを塗布し、50
℃、98%Rl1条件下に24時間投入したのち取出し
、ふき取ったのち、未試験部と比較して色差を日本電色
工業■製の潤色色差計により評価する。
(耐候性) アトラス社製のユウブコンを用い、70℃で8時間の紫
外線照射および50℃で4時間の水凝集(暗黒)を繰返
して行ない、700時問および2800時間促進試験を
行なったのち、光沢保持率を評価する。
(接触角) 協和界面科学■製の接触角計CA−P型を用い、水に対
する接触角(度)を求める。
[以下余白] 第2表に示す結果から、本発明の塗装物は従来の塗装物
と比較して耐酸性、耐汚染性に優れた実用性の高い塗装
物であることがわかる。また本発明に用いるトツブコー
トクリアー塗料は実用性に優れた2コート1ベーク塗料
である。
[発明の効果] 本発明の塗装物は優れた外観を有し、耐候性、耐酸性、
耐汚染性、密着性、硬度などに優れた塗膜を有する塗装
物である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 メタリック粉末および(または)着色顔料を含有す
    る塗料が塗装され、該塗装面にトップコートクリアー塗
    料が塗装された塗装物であって、該トップコートクリア
    ー塗料が、 (A)水酸基を有するアクリル樹脂、 (B)一般式; ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は炭素数1〜10のアルキル基、R^2
    は水素原子またはアルキル基、アリール基およびアラル
    キル基よりなる群から選ばれた1価の炭化水素基、aは
    0、1または2を示す)で表わされる基を有するアルコ
    キシシリル基含有アクリル共重合体および (C)硬化触媒 からなる組成物を主成分とするシロキシ架橋および(ま
    たは)シロキサン架橋型熱硬化性塗料であることを特徴
    とする塗装物。 2(A)成分である水酸基を有するアクリル樹脂が、水
    酸基価が10〜300mgKOH/gであり、数平均分
    子量が1,500〜40,000である請求項1記載の
    塗装物。 3(B)成分であるアルコキシシリル基含有アクリル共
    重合体が、一般式; ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は炭素数1〜10のアルキル基、R^2
    、R^3はそれぞれ水素原子またはアルキル基、アリー
    ル基およびアラルキル基よりなる群から選ばれた1価の
    炭化水素基、aは0、1または2を示す)で表わされる
    基を有する重合体である請求項1記載の塗装物。 4(B)成分であるアルコキシシリル基含有アクリル共
    重合体が、重合性不飽和2重結合を有するアルコキシシ
    リル基含有モノマーからの単位を5〜90重量%含む重
    合体である請求項1記載の塗装物。 5(C)成分である硬化触媒が、有機スズ化合物、酸性
    リン酸エステル、酸性リン酸エステルとアミンとの混合
    物もしくは反応物、飽和もしくは不飽和多価カルボン酸
    、飽和もしくは不飽和多価カルボン酸の酸無水物、反応
    性シリコン化合物、有機チタネート化合物、有機アルミ
    ニウム化合物またはこれらの混合物である請求項1記載
    の塗装物。 6 トップコートクリアー塗料が、脱水剤としての加水
    分解性エステル化合物および溶剤としてのアルキルアル
    コールを含む請求項1記載の塗装物。 7 トップコートクリアー塗料が、紫外線吸収剤および
    (または)光安定剤を含む請求項1記載の塗装物。 8 トップコートクリアー塗料が、表面特性改質剤とし
    てのポリオルガノシロキサンを含む請求項1記載の塗装
    物。 9 トップコートクリアー塗料が、シラン化合物、その
    縮合物、その反応物またはそれらの混合物を含む請求項
    1記載の塗装物。 10 メタリック粉末および(または)着色顔料を含有
    する塗料が、シラン化合物、その縮合物、その反応物ま
    たはそれらの混合物を含む請求項1記載の塗装物。
JP2091512A 1989-04-06 1990-04-05 塗装物 Expired - Fee Related JP3048372B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2091512A JP3048372B2 (ja) 1989-04-06 1990-04-05 塗装物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8773489 1989-04-06
JP1-87734 1989-04-06
JP2091512A JP3048372B2 (ja) 1989-04-06 1990-04-05 塗装物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0354278A true JPH0354278A (ja) 1991-03-08
JP3048372B2 JP3048372B2 (ja) 2000-06-05

Family

ID=26428987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2091512A Expired - Fee Related JP3048372B2 (ja) 1989-04-06 1990-04-05 塗装物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3048372B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999054059A1 (fr) * 1998-04-16 1999-10-28 Kaneka Corporation Procede de regulation de materiau d'enduction et procede relatif a l'elaboration d'un enduit de finition
KR20020081526A (ko) * 2001-04-18 2002-10-28 한국기계연구원 내연기관의 배기가스 보조 연료분사 장치
JP2005054047A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Dainippon Toryo Co Ltd 有機無機複合塗膜用リコート塗料組成物及びその塗装方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999054059A1 (fr) * 1998-04-16 1999-10-28 Kaneka Corporation Procede de regulation de materiau d'enduction et procede relatif a l'elaboration d'un enduit de finition
KR20020081526A (ko) * 2001-04-18 2002-10-28 한국기계연구원 내연기관의 배기가스 보조 연료분사 장치
JP2005054047A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Dainippon Toryo Co Ltd 有機無機複合塗膜用リコート塗料組成物及びその塗装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3048372B2 (ja) 2000-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0396914B1 (en) Coated material
JP4053713B2 (ja) 親水性硬化性組成物を用いた塗膜
JP3078003B2 (ja) 熱硬化性組成物
JPH1036775A (ja) 塗料用硬化性組成物およびそれを用いてなる塗装物
WO1998007797A1 (fr) Composition durcissable pour revetement exterieur et articles ainsi recouverts
JPH03277646A (ja) 硬化性組成物およびそれを塗布してなる塗装物
JPH09302286A (ja) 塗膜形成方法
JP2898340B2 (ja) 熱硬化性組成物
JP3318805B2 (ja) 熱硬化性上塗り塗料用組成物
EP1013730A1 (en) Curable composition for coatings, coated articles and resin composition for coatings
JP2843408B2 (ja) 熱硬化性組成物およびそれを塗装した塗装物
JP2851350B2 (ja) 熱硬化性組成物
JPH0354278A (ja) 塗装物
JP3297854B2 (ja) 下塗り塗料用組成物、及び該組成物を用いた塗装方法
JP3108516B2 (ja) 熱硬化性上塗塗料組成物
JP4772937B2 (ja) 上塗り塗料用硬化性樹脂組成物およびそれを塗布してなる塗装物
JP2002167546A (ja) 一回塗装仕上げ用防食塗料組成物
JPH11116894A (ja) 上塗り塗料用硬化性組成物及びそれを塗布してなる塗装物
JPH0987588A (ja) 塗料用硬化性組成物、及びそれを塗布してなる塗装物
WO1998046691A1 (fr) Composition durcissable pour couches de finition et articles enduits de cette composition
JP2918669B2 (ja) 硬化性組成物およびそれを塗装した塗装物
JPH0395250A (ja) 顔料分散樹脂組成物の製法
JP3130542B2 (ja) 硬化性組成物
JP2002167491A (ja) 熱硬化性樹脂組成物およびトップコートクリアー塗料
JP4035174B2 (ja) 上塗り塗料用硬化性樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080324

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090324

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees