JPH0354111A - SiC微粉末の製造方法 - Google Patents

SiC微粉末の製造方法

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JPH0354111A
JPH0354111A JP1188224A JP18822489A JPH0354111A JP H0354111 A JPH0354111 A JP H0354111A JP 1188224 A JP1188224 A JP 1188224A JP 18822489 A JP18822489 A JP 18822489A JP H0354111 A JPH0354111 A JP H0354111A
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JP
Japan
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fine powder
substance
carbon black
calcined
dried
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JP1188224A
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English (en)
Inventor
Akira Kitahara
北原 彰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Coke and Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Kansai Coke and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、メカニカルシール.軸受,バルブ,高温用治
具等の焼結用原料として有用なSiC微粉末の製造方法
に関するものである。
[従来の技術] SiC粉末は耐食性や耐酸化性等に優れ、また高温強度
が高いことから、その焼結品は上記用途に広く使用され
ている。そして焼結品の原料として用いられるSiC粉
末は、高純度.微粉末(平均粒径1μm以下)であるこ
とが望まれている. SiC粉末の製造方法としては、シリカ(SiOz)と
コークス等の炭素材とを特殊な反応炉内にて1500〜
1900℃の高温下で還元反応させるのが最も一般的な
方法である.しかしながらこの方法では、反応温度が非
常に高いので反応炉も高温に耐え得るだけの特別の材質
のものを使用する必要があり、また大量生産も困難で、
製造コストも非常に高いものとなっている. 一方、金属Stと炭素源を1100〜1500t:程度
の温度下で反応させ、Siを直接炭化してSiC粉末を
製造する方法も知られている。この方法では前述の方法
と比べて比較的低温で実施できるが、反応条件の制御が
困難であり、未反応のStが残り易く、また生戒するS
iCも大粒子のものとなり易いという欠点があった。
[発明が解決しようとするnB] 本発明はこの様な従来技術の欠点に着目してなされたも
のであって、その目的は、前述した様な特殊な反応炉を
用いることなく,高純度のSiC微粉末を効率よく製造
することのできる方法を提供しようとするものである. Ca題を解決する為の手段] 上記課題を解決することのできた本発明の構成とは、S
iC徴粉末を製造する方法であって、粒径100メッシ
ュ以下の金属Sf:100重量部に対してカーボンブラ
ック:80〜150重量部を混合し、該混合物に水を加
えて造粒した後乾燥し、該乾燥物を非酸化性雰囲気下に
1 1[10〜1500℃で加熱焼成し、得られる焼成
物を粉砕後未反応炭素分を燃焼除去し、その後不純物を
薬剤洗浄によって除去し、水洗、乾燥する点に要旨を有
するものである。
[作用] 本発明者らは、比較的低温で実施できる方法、即ち金属
Stと炭素源を直接反応させる方法を基本とし、高純度
且つ微粉末のSiCを効率よく得る方法を実現すべく、
様々な角度から検討した。
その結果、まず金属SLとCの反応効率を高め且つ生戒
するSiCを大粒化させないという観点から、C源とし
ては反応性の良いもの、即ち等方性のカーボンであるカ
ーボンブラックを使用すればよいと考えた.また反応温
度および雰囲気を安定に制御し、生成するSiCの大粒
化を阻止する為には、粒径を適当に制御した金属シリコ
ンとカーボンブラックを混合して造粒すればよいことを
見出した.更に反応終了後に未反応の炭素分を燃焼除去
すると共に不純物を薬剤洗浄によって除去し、水洗、乾
燥すれば高純度のSiC粉末となることを見出し、本発
明を完成した。
本発明によれば、バインダー.触媒.反応促進剤等の助
剤を用いる必要がなく、また通常の焼成炉によって製造
することができるので、極めて安価且つ容易に高純度の
SiC微粉末を製造することができる. まず本発明で用いるSt源は、金属Stであるが、これ
は比較的低温度で反応を完結させようとする観点から選
ばれる.従って、StとCの反応温度は、IL00〜1
5QQ℃であればよいが、より好ましくは1200〜1
400℃程度である。また金属Stは、その粒径は10
0メッシュ以下である必要がある。これは粒径が100
メッシュを超えるものを使用すると、加熱焼成して得ら
れる焼戒物の構成粒子が大きなものとなり、その後の粉
砕によっても1μm以下の粉末を得ることは難しいから
である。尚こうした観点からすれば、金属Stの粒径は
できるだけ細かいものが良く、好ましくはZooメッシ
ュ以下である。
一方C源としては、上述した様に反応性を考慮し、等方
性のカーボンであるカーボンブラックが用いられる.カ
ーボンブラックは天然ガス.液状炭化水素等を原料とし
て熱分解や不完全燃焼によって得られる球状の炭素であ
り、その製法の違いによってチャネルブラック.ファー
ネスブラック.ランプブラック,サーマルブラック等に
分類される。これらは、粒径.炭素含有量,揮発分,比
表面積等が若干異なるが、本発明ではそのいずれを使用
してもよい. 金属Siとカーボンブラックの比率は、金属Si:10
0重量部に対してカーボンブラック=80〜150重量
部とする必要がある。これはカーボンブラックが金属S
ilOO重量部に対して80重量部未満であると未反応
の金属Siが残留し易く、その除去が困難となるからで
あり、150重量部を超えると未反応のCが大量に残留
し、原料として無駄Cなるほか、その除去に時間がかか
るからである。尚金属Siとカーボンブラックのより好
ましい混合割合範囲は、金属Si:1001i量部に対
してカーボンブラック:100〜130重量部程度であ
る。
金属Stとカーボンブラックは上記の割合で混合された
後造粒されるが、造粒する手段については特に限定する
ものではなく、代表的なものとしてはパンベレタイザー
やダブルロール型戒型機等が挙げられる。
上記造粒物は乾燥後非酸化性雰囲気で加熱焼成されるが
、この雰囲気を形戒するガスは非酸化性である限り何で
もよく、単一ガスや混合ガスの如何を問わず使用できる
。但し、窒素ガスは窒化物を生成して製品純度を下げる
恐れがあるので、使用するにしてもこうした窒化物を殆
んと生戒することのない程度の混合ガスを用いるのがよ
い。そして最も好ましいのは水素を主体とする還元ガス
であり、水素単独で使用し得る他、爆発の危険を避ける
ため不活性ガスで適度に希釈して使用することも有効で
ある。尚非酸化性雰囲気の反応時間は、10分以上は必
要であるが、より好ましくは1〜2時間程度である。
尚本発明において薬剤洗浄に用いる薬剤としては、特に
限定するものではなく、弗酸,硝酸,塩酸等が挙げられ
るが不純物としてのSin.,Stを除去するという観
点からすれば、弗酸を主体としたものが好ましい。
以下本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、下
記実施例は本発明を限定す−るものではなく、前・後記
の趣旨に徴して設計変更することは、いずれも本発明の
技術的範囲に含まれるものである。
[実施例] 第1表に示す性状の金属Si:100gと、第2表に示
す性状のカーボンプラック:130gを十分混合した後
、水50gを加えて十分に練り合せ、平均粒径10mm
の球状に造粒した。これを磁製るつぼに入れ、上部をコ
ークスの粉でシールし、るつぼ&:Mをした後、予め1
300℃に加熱した電気炉内で2時間反応させた。
第1表 金属S 1 の性状 第2表 カーボンブラックの性状 反応物をるつぼから取出して冷却し、コークスブリーズ
を分離した後ペレットをボールミルで粉砕した.該粉砕
物を大気雰囲気下に700℃で1時間放置して未反応炭
素分を燃焼除去した後、凝集粒子を解きほぐす為にボー
ルミルで1時間粉砕し、弗酸と硝酸を50 : 50で
混合した混酸で洗浄し、その後水洗、乾燥した。得られ
たStC粉末の品位は第3表に示す通りであった。尚顕
微鏡による観察結果によると、粒径が1μmを超える以
上の大粒子は殆んど認められず、粒子間の凝集も認めら
れなかった. 第3表 得られたSiC 粉末の品位 [発明の効果] 以上述べた如く本発明によれば、 高純度の S 1 C徴粉末を効率よく製造できる様になった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. SiC微粉末を製造する方法であって、粒径100メッ
    シュ以下の金属Si:100重量部に対してカーボンブ
    ラック:80〜150重量部を混合し、該混合物に水を
    加えて造粒した後乾燥し、該乾燥物を非酸化性雰囲気下
    に1100〜1500℃で加熱焼成し、得られる焼成物
    を粉砕後未反応炭素分を燃焼除去し、その後不純物を薬
    剤洗浄によって除去し、水洗、乾燥することを特徴とす
    るSiC微粉末の製造方法。
JP1188224A 1989-07-19 1989-07-19 SiC微粉末の製造方法 Pending JPH0354111A (ja)

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