JPH0352295B2 - - Google Patents

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JPH0352295B2
JPH0352295B2 JP58008611A JP861183A JPH0352295B2 JP H0352295 B2 JPH0352295 B2 JP H0352295B2 JP 58008611 A JP58008611 A JP 58008611A JP 861183 A JP861183 A JP 861183A JP H0352295 B2 JPH0352295 B2 JP H0352295B2
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JP
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polyol
core
isocyanate
group
tape
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JP58008611A
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JPS58175561A (ja
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Bii Kaakupatoritsuku Harorudo
Ee Raburebii Furetsudo
Eru Ritsuchiborugu Henrii
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F15/00Auxiliary appliances for wound dressings; Dispensing containers for dressings or bandages
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/04Plaster of Paris bandages; Other stiffening bandages
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L15/00Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
    • A61L15/07Stiffening bandages
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、整形外科用材料の形成用具に関する
ものである。 整形外科医により簡単かつ容易に調製でき、患
者に付与することのできる軽量で防水性および呼
吸性(すなわち、空気透過性)を有する整形外科
用包帯などの整形外科用材料を得るために多くの
試みがなされてきている。従来から使用されてい
る石膏セメントの欠点は良く知られている。すな
わち、成形された包帯がかなり重いこと、水に対
する抵抗性が無いか、あるいは低いこと(すなわ
ち漏れた場合に崩壊すること)、そして空気や水
蒸気に対して多孔性でないこと(すなわち、呼吸
性に乏しいこと)などである。このような全ての
点により着ごこちが悪くなる。特に、呼吸性に乏
しいことにより発汗が引き起され、このため患者
に皮膚や『かゆみ』や『ふやけ』が発生する。さ
らに、石膏セメントテープを整形用包帯として用
いる時には水に飽和させなければならないという
問題もある。この水は内被材を透過して皮膚の
『ふやけ』の原因ともなる。さらにまた、この種
の石膏セメントはX線をあまり透過させず、また
除去の際に相当量のほこりを発生させるという問
題もある。 上記のような欠点を避けるために、繊維質テー
プに付与されて、水、触媒もしくは紫外線照射に
より硬化する二成分硬化系樹脂を用いる試みもな
されている。 しかし、上記の二成分硬化系物質を保存するシ
ステムに問題がある。各成分を互いに分離して保
持し、実際の使用時において各成分を混合し、テ
ープに含浸させるようにした装置(用具)を製造
する試みは既になされており、かなり複雑な構成
が開発されている。この装置は米国特許4131114
号に開示されている。この特許はまた、同じ目的
において比較されるべきシステム(系)を創りだ
すために行なわれた従来における他の試みの概要
も記載している。 また、上記のような樹脂を硬化させることに関
する問題もある。たとえば、紫外線硬化性の系に
おいてはかなり高価な紫外線照射設備が必要とな
り、このため紫外線硬化性樹脂の系は経済的に不
利となる。さらに、そのような設備はかなり大き
なものとなり外科整形室と限られた空間を占める
ことになるため不経済となる。 一方、水により硬化するウレタンプレポリマー
から構成されるウレタン系も知られているが、こ
のものは水に対する抵抗性が低く、成形性に乏し
く、また硬化が非常に遅いとの問題がある。従つ
て、この系は骨折部などの迅速な固定化用として
は、石膏セメントの代替品として満足なものとい
えず、むしろ第一次の整形用としてではなく、治
療が開始されたのちの第二次整形用として用いら
れる。さらに、この系は実際においてはかなり多
量の過剰の水を用いるため石膏セメントにおいて
発生するのと同様な問題がおきる。 また、マイクロカプセルに収納された異なつた
二種類の樹脂成分を用いる系も知られている。し
かし、このものは製造コストが高く、かつ特別な
機械設備および照射設備が必要とする。 これまでに提案されている合成樹脂を用いる上
記以外の系としては熱可塑性重合体を用いる系が
ある。この系では熱塑性樹脂が含浸されたテープ
を、充分高温の水が入つ水槽に浸漬してその樹脂
を軟らかくしたのち患部に付与する。従つて温度
制御された水槽が必要である点において不利とな
る。また、水が存在するため、内被材が湿潤し、
石膏セメントの場合と同様な結果となる。さら
に、この熱可塑性樹脂は熱抵抗性および成形特性
が充分でなく、骨折部の迅速な固定化のためには
硬化が遅すぎるという問題もある。この結果、そ
のような材料は基本的には治療が充分進展したの
ちの整形材料の代替品として用いられている。ま
た、このものはかなり重う、かさ高く、粗な構造
となる。さらに、カプロラクトンに基づく塑性材
料系を高温の水浴で加熱して付与する技術もある
が、この場合においては加熱温度が、断熱用手袋
なしでは耐えられないような温度となる。 本発明者等は、整形外科医により簡単かつ容易
に調製および付与することのできる軽量で呼吸性
および防水性を有する樹脂系の整形外科用材料を
形成するための新規なシステムを見出した。 本発明の整形材料のシステムによれば、従来技
術における複雑な混合・保存システムを回避する
ことができる。また、石膏セメントあるいは他の
重合体物質からなる整形材料とは異なり、本発明
の用具(装置)は完全に自己充足性のものであ
り、その調製のために、たとてば水槽のような付
帯設備を必要とすることはない。さらにまた、使
用される成分は硬化時において患者に不快感を与
えることのない樹脂系であり、室温で硬化し、放
射線照射などを必要としないため、複雑な紫外線
照射設備を必要とせず、また、整形材料として用
いるテープの空気および/または水蒸気の透過性
を妨げるものでない点においても充分満足できる
ものである。 さらにまた、本発明のシステムにより調製され
る外科整形用材料は、溶媒および水に対して抵抗
力を有する。従つて、患者は、その整形材料を着
用した状態で水泳や入浴をすることもできる。 本発明の整形材料のシステムの他の利点として
は、最終的に得られる整形材料がX線を完全に透
過させる点を挙げることができる。このことは治
療、特にひび割れ状の骨折の場合における治療の
進展を観察するために整形材料を除去する必要が
なくなるため重要である。また、本発明の整形材
料は自己充足性であるため、屋外での不慮の事故
の被害者の治療の用途、そして軍隊の戦闘および
戦闘訓練における負傷者に整形材料を付与する用
途において著しく有用である。また本発明の整形
材料は、著しく低い環境温度条件において迅速に
硬化させるように製造することのできる。また、
この整形材料は、薄くかつ目の細かい織物状であ
るため上衣の下に容易かつ気持良く着用すること
ができる。また、水硬化性の重合体整形材料にお
いて特徴的に現れる余計な付着や固着や進行する
こともない。以上述べたように本発明の整形材料
は非常に迅速に硬化し、迅速に成形されるところ
から、手足の骨折部分の固定化のための急硬性石
膏セメントの代替品として用いることができる。
この点は、硬化が遅く、かつ成形が困難で、整形
外科医による一次整形にはまれにしか用いられる
ことのなかつた他の合成樹脂系の整形材料に比較
して有利な点といえる。そして完全に耐水性で、
石膏セメントよりも衝撃および破壊強度が高く、
またX線を完全に透過させるため、本発明の整形
材料は、それを付与したのちにさらに再付与する
事態の必要性をかなり低減する。この点は患者に
とつて必要とする費用を大きく低減するものであ
る。 さらに詳しくいえば、本発明の用具は芯部のま
わりに巻き付けられた繊維質多孔性テープから構
成されいる。このテープには、環境温度にて硬化
する二成分硬化系組成物の第一液体成分が含浸さ
れおり、そして芯部は、該二成分硬化系組成物の
液状の第二成分を含有(封入)しており、封入液
体不透過性で加圧下において破壊する容器から構
成されている。この第二成分は、テープに含浸さ
れている成分によつて濡らされると反応して硬質
の重合体もしくは樹脂を形成する物質である。芯
部とその周りに備えられた含浸テープとは共に柔
軟性を有する包装材に収容されている。この包装
材は、包装材に圧力が掛つた時に芯部を破壊し、
その内容物を放出させて上記の二成分を混合する
役目をする混合室として機能する。包装材をこの
ようにしてこねて上記の二成分を完全に混合する
ようにする。その後に、包装材を開放し、テープ
を巻き解き、通常の方法により患者に付与し、そ
して所望の姿勢にて放置し硬化させる。 次の本発明に従う用具の例の立面図(一部分は
断面図とされている)を参照しながら、本発明を
説明する。 図にあるように、本発明の用具は10により示
されている芯部を含み、この芯部は二成分硬化系
組成物の一方の成分を収納する容器としえ機能す
る。芯部は一般に円筒形をとつているが、他の形
状をとることもできるものである。この芯部は手
で圧力をかけることにより破壊するような材料か
ら形成するのが好ましい。また当然、芯部はその
内容物が汚染、漏出あるいは他の有害な作用を受
けることのないように、液体や気体に対して不透
過性であるべきである。芯部は、ろう、あるいは
柔軟性を有する重合体フイルムから形成すること
ができる。そのような重合体の例としえは、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、無機物充填熱硬化性樹脂、た
とえば、尿素ホルムアルデヒド、フエノール樹
脂、メラミンホルムアルデヒド等、無機物充填熱
可塑性樹脂、たとえば、変性テレフタル酸系樹脂
を挙げることができる。勿論、使用される材料は
系の化学活性成分を形成する化学物質に対して不
活性である必要がある。芯部は、破壊により多数
の破片となるように、容易に破れたり、砕けたり
する材料から形成することが好ましい。 芯部は、ゆるく適用されている網状ストツキン
グ様材料12に完全に収納されている。ストツキ
ング様材料12は合成繊維を編んでなる材料であ
ることが好ましい。ストンキグ様材料12の孔
は、芯部10からの液体が通過できるような充分
な大きさを持つているが、この大きさは破壊され
た芯部の破片を保持することのできる程度を越え
るものではない。 樹脂が含浸された繊維室テープ14は、上記の
ように収納されている芯部のまわりに巻き付けら
れている。テープ14は、天然繊維、合成繊維も
しくはガラス繊維からなる編物、織物、もしくは
不織布の形態をとることができ、整形外科用材料
(包帯など)を製造するのに適当な材料から形成
されている。勿論、充分な強度を有し、使用する
成分と有害な反応を起すかあるいは皮膚に有害な
影響を与えるもをでない限り、いかなるタイプの
編物、織物、もしくは不織布をテープとして用い
ることができる。このテープは最終的ひ整形材料
として硬化した場合において所望の空気透過性を
もたらすことができるように充分な多孔性を有す
ることが必要である。その代表例を挙げれば、ゆ
るく編まれたか、織られた繊維質が所望の性質を
有する。 含浸テープ14が巻かれている芯部10とスト
ツキング様材料12とは適当なフイルム様材料
(図示なし)から形成されている包装材に収容さ
れる。この適当なフイルム様材料は、芯部を破壊
するために包装材が容易に押しつぶされるように
しているものであり、これにより芯部内の硬化性
成分がテープ内の成分と混合することを可能にし
ている。さらに、この包装材の材料は、破壊した
芯部から出た液体とテープ全体とを充分に混合す
るためにテープ全体を揉むことができるような充
分な強度を有していることが望ましい。本発明の
利点の一つは、従来のウレタンを用いるシステム
において必要とされている高いせん断力を有する
激しい混合を必要としない点にある。これは、テ
ープの繊維質が比較的薄い第一成分のフイルムに
より覆わており、従つて体積当りの表面積が大き
くなつているためである。このため、テープを第
二成分で単に濡らすことによつて両成分の間の均
一かつ充分な反応が容易に達成される。またさら
にいえば、包装材の材料は勿論上記の漏れを達成
させるために揉む作業の工程に耐えられるような
強度を有していることが必要であり、患者に付与
するために充分に飽和させたテープを引き出す時
において容易に開けることができるものでなけれ
ばならない。そのような迅速な開放を行なわせる
ための装置、用具は各種知られている。上記の包
装材のために適当な材料としては、箔・フイルム
複合体、積層フイルム等を挙げることができる。 本発明の一実施の態様においては、テープはポ
リオールにより湿潤されている。このポリオール
には、約50重量%以内であれば可塑剤が含まれて
いてもよい。また、ポリオールをテープに付与す
る際に発生しやすい発泡を防止するために、たと
えばポリシロキサンのような消泡剤を含有させる
ことも望ましい。消泡剤を含有量は一般には組成
物全体に対して0.50乃至0.75重量%の範囲であ
る。ポリオール中にはまた、0.1乃至3.0重量%
(量は組成物全体に対する値で、使用される触媒
に依存する)の範囲の量の触媒が含まれているの
が好ましい。芯部にはイソシアネートが含有(封
入)されいるが、これにもまた芯部の内容物全体
に対して約0〜30重量%の可塑剤が含まれていて
もよい。 ポリオキシアルキレンポリオールは各種のもの
を使用することができる。その代表例としてば、
多官能性アルコールとアルキレンオキシドとの反
応により得られるポリオキシアルキレンポリオー
ルを挙げることができること。ポリオキシアルキ
レンポリオールとして好ましいものは、二価もし
くは三価のアルコール、たとえば、グリセリン、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ブチレングリコール、もしくは他のポリアル
キレングリコールで特にアルキレン基に2乃至4
個の炭素原子を有するもの、とアルキレンオキシ
ド、好ましくはエチレンオキシド、プロピレンオ
キシド、もしくはブチレンオキシドのような分子
中に2乃至4個の炭素原子を有するアルキルオキ
シド、との反応生成物である。特に好ましいの
は、クリセリンとプロピレンオキシドとの反応生
成物であり、その分子量が約260で、ヒドロキシ
ル価が644乃至676の範囲にあることからなるもの
である。たとえばアミン変性ポリオールのような
或る種のポリオールについて後述のように触媒を
必要としない場合もある。 可塑剤は各種のものを使用することができる。
それらの代表例としては、ジブチルフタレート、
およびブチルベンジルフタレートのような短鎖の
ジアルキルフタレートを挙げることができる。ア
セチルトリブチルシトレートジブチルマレートも
また使用することができる。いかなる可塑剤を使
用するかに関係なく、可塑剤はポリオールそして
使用される触媒に対して相溶性を有している必要
があり、また各種の規制担当官庁などによる要求
に適合するように、毒性および突然変異誘発性を
示さず、粘度は約50cps(好ましくは約15cps)よ
り低く、アレルギーを起こすことなく、皮膚過敏
症を起こすこともなく、そして無色、無臭である
ことが望ましい。 使用するイソシアネートとして適当なものは液
状イソシアネートであり、その例としては、トリ
レンジイソシアネート(TDI)のような芳香族イ
ソシアネート、および好ましくはメチレンジフエ
ニルジイソシアネート(MDI)のような脂肪族
もしくは脂環族イソシアネートを挙げることがで
きる。MDIは公知の方法により、たとえばカル
ボジイミドなどにより変性されて環境温度で液体
となるようにされていてもよい。 使用される触媒の例としては、たとえばジブチ
ル錫ジラウレートなどの有機錫化合物のような有
機金属化合物、トリエチレンジアミンのようなア
ミン、もしくはカルシウムオクトエートのような
有機酸の金属塩を挙げることができる。触媒の必
要量は比較的少量であり、全体の系は充分な構造
安定性を示す。 可塑剤の存在によりイソシアネートの結晶化を
防ぐことが可能になり、低温で作業できるように
なるものと考えられる。 ポリオールや後述するプレポリマー、およびそ
れらの製造法は米国特許第4137200号に開示され
ており、その内部はここに参照用として導入され
るものである。 本発明に別の実施の態様においては、テープは
室温において硬化する樹脂系の一成分として機能
するウレタンプレポリマー組成物が含浸されてい
る。そのような各種の二成分硬化系は当該技術者
に知られている。本発明において使用するそれら
の硬化系としての最大の要求は、その各成分およ
び最終的に生成する樹脂の双方について、硬化し
たのち患者に有害な作用を与えることなくしつか
りした構造を有する整形部材と形成する系でなけ
ればならないとのことである。ここに用いた『プ
レポリマー』との用語は、部分的に重合されてい
るが、硬化するほど架橋されておらず、液体もし
くは半液体の形状にあるものを意味する。本発明
において用いるのに好ましいプレポリマー組成物
は、ポリオール、可塑剤、およびイソシアネート
からなるものである。 プレポリマーは可塑剤により希釈されていても
よく、一般には成分を所望の比率に混合し、所望
のイソシアネート含有量が生成するのに充分な時
間、制御された温度にて混合物を加熱もしくは加
温することにより製造される。反応の進行は反応
混合物中の遊離イソシアネート濃度を検知するこ
とにより追跡することができる。この製造方法を
実施するための操作およびイソシアネート含有量
の測定方法は良く知られている。一般に、この反
応は、反応混合物中の活性な(利用可能な)イソ
シアネートの含有量が約5乃至20%の範囲、好ま
しくは約12%になつた時点で終了される。プレポ
リマーは約10000乃至20000センチポイズの粘度を
有することが望ましい。この粘度範囲のプレポリ
マーを用いることにより、テープへのプレポリマ
ーの装着性が得られ、またプレポリマーを所望比
率にてテープに付与することができる。勿論、全
操作、すなわち、プレポリマーの製造およびテー
プへの含浸は、プレポリマーが更に硬化すること
のないように水分の不存在下で行なうことが望ま
しい。この目的のためには、テープもまた水分を
含まないことが望ましい。 芯部に含有される液体成分は、一般には、ポリ
オール、可塑剤および触媒からなるものである。
通常はポリオールと可塑剤は、上述のプレポリマ
ーで使用するものと同じである。この系において
は可塑剤はポリオール1部に対して約4乃至5部
含有されていることが特に好ましい。 上記の代りとして、芯部は、ポリオールおよ
び/または可塑剤と共に、あるいはそれらを含む
ことなく、水を含有していてもよい。このような
例においては水の量は最低必要量、すなわち、テ
ープを濡らして硬化を発生させるに充分な程度の
量を用いる。この結果、前述の内被材を通しての
水濡れ、およびそれに起因する附随的な問題を回
避することができる。この例においてはプレポリ
マーは親水性であることが好ましく、従つて、プ
ロピレンオキシドをベースとするものよりもエチ
レンオキイドをベースとするものが好ましい。 本発明に従う硬化性成分は一般には環境温度に
て所望の比率にて各成分を単に混合することによ
り製造する。液状の硬化性成分は約1乃至200セ
ンチポイズの粘度を有することが望ましい。この
点は、比較的低い粘度を有する液状硬化成分を用
いることにより、含浸テープ中の第一成分と該液
状硬化性成分との混合を充分に達成させることが
できるため、非常に重要なことである。触媒は、
最終的に硬化した樹脂の全体重量を基準として約
2.0乃至4.0重量%となるように量存在させること
が特に好ましい。 プレポリマーに対するガラス製テープの量は一
般には、プレポリマー±5%に対して約1.2乃至
1重量部の範囲である。 硬化時間は触媒の量と温度とに依存しているた
め、利用する系が置かれる特定の環境条件に適合
するように系を調整することもできる。すなわ
ち、低温条件の場合には硬化成分に用いる触媒の
量を増加させる。これは、触媒濃度を増加させる
ことにより低温による有害な作用が低減されるか
らである。 本発明の整形材料系においては、実際の樹脂の
硬化は三つの異つた段階をもつて起きる。第一段
階は、各成分を混合した時点から整形材料が粘着
性を失う、すなわち樹脂組成物が触れることがで
きる程度に乾燥する、までに起きる。この時期は
およそ2乃至5分間である。第二段階は約3乃至
10分間かかり、その終了時においては整形材料が
患者の手足を固定化するのに充分な強度を有する
ようになる。この終点は、実験室的手法としては
金属棒により叩くことによつて発生する共鳴音に
より知ることができる。更に詳細な測定は、壊し
て調査する方法により行なわれる。すなわち、円
筒形試験片の生成物のpsiの記録する方法である。
第三段階は約30分間乃至1時間を要し、整形材料
が荷重に耐えられるようになつた時点で終了す
る。 本発明に従う用具は、たとえば、手首の整形、
腕部の整形、足部の整形など特定の整形の要求に
合わせて異つた大きさに調製することができるこ
とは明らかである。本発明の用具は、通常は単に
手の圧力を掛けるなどにより外側の包装材を絞る
ようにして、次いで、短時間、通常は約30秒間、
この包装材を軽く揉んで充分混合し、液状硬化性
成分を、巻かれている含浸テープを充分混入させ
る。その後、外側の包装材を開け、テープを取り
出し、通常の整形外科の操作に従つて損傷部分の
まわりに巻き付けるか、包むようにする。勿論、
一般には、この整形材料を付与するに先立つて、
損傷部分の付近に従来から用いられている合成繊
維製のスリーブ、内被材、あるいはパツドを置く
ことにより皮膚との直接的な接触を避け、かつ感
触良く設置できるようにする。次に、この用具か
ら得られるテープが、そのスリーブ等のまわりに
巻き付けられる。 最も好ましい態様としては、本発明の整形材料
系を次に記載する配合物とテープ重量(引き上げ
重量)からなるものを挙げることができる。この
例においては芯部にはイソシアネートと可塑剤が
含有されており、テープは、ポリオール/可塑
剤/触媒/消泡剤系組成物により被覆されてい
る。
【表】 ート
【表】 テープがプレポリマーによつて被覆されている
例においても最も好ましい配合は次の通りである
(以下の重量関係は、幅2インチ、長さ4ヤード、
重さ50gのガラス繊維の編物についてのものであ
り、更に長いサイズもしくは短いサイズのテープ
を用いるかに応じて配合は変えられる)。 45gのプレポリマー[60部の4,4−ジフエニ
ルメタンジイソシアネートと10部のポリオールと
を加熱して、活性(利用可能な)イソシアネート
含有量を12・1/2パーセント
(WITCOCASTOMER)としたもの]をテープ
上に被覆する。このテープを以下に記載する混合
物を含有する芯部のまわりに巻き付ける。 36g:ジブチルフタレート 9g:ポリオール(グリセリンとプロピレンオキ
シドとの反応生成物で、分子量約260で、ヒド
ロキシル価が644乃至676をもの) 1.25g:n−ブチレ錫ラウレートからなる触媒 次の例により本発明を説明する。 本発明に従う各種の組成物を用いて整形材料を
製造した。それぞれの整形材料系の硬化特性を観
察した結果を第1表および第2表に示す。これら
の試験の実施にあたつては、幅3インチ、長さ4
ヤードのガラス繊維織物テープを第一成分と第二
成分の混合物で飽和して硬化するようにした。各
成分の組成はそれぞれの表に記載した。 上記のように調製したテープを巻き付ける前
に、管径2・1/4インチの金属製芯棒をポリプロ
ピレン・モノフイラメントから調製した二層のス
トツキング様材料で、芯棒の長さ方向に13インチ
の長さに被覆する。次にそのストツキング様材料
の上に詰め物を入れた二層のカーゼからなる内被
材を、芯棒の長さ方向に11インチの長さに被覆す
る。ストツキング様材料の両端部は折り返して内
被材の両端部と重ね合せる。硬化の間の温度を測
定したい場合には、二層のストツキング様材料の
間でその試験様部品群の中央に熱電対を置くこと
もできる。次いで内被材の上に飽和ガラス繊維テ
ープを以下に記載するようにして巻き付け、長さ
9インチの整形材料を形成する。 (a) 芯棒上の適当な地点[たとえば、内被材の端
部から1インチの位置(第一位置)]から始め
て、芯棒の長軸方向に垂直方向に三重に重ね合
せて巻き付ける。 (b) 第一位置の巻き付け部分と接触するようにし
て斜め対角線方向に、第二の三重重ね合わせ部
分を形成するように巻き付ける(第二位置)。 (c) 第二位置の巻き付け部分と接触するようにし
て斜め対角線方向に、第三の三重重ね合わせ部
分を形成するように巻き付ける(第三位置)
[これにより、芯棒の9インチの長さ部分を被
覆する]。 (d) それぞれの重ね合わせ部分が50%重なり合う
ようにして元の第一位置にまで、対角線方向に
巻き付けていき、第一位置で終了させる。 以上のように巻き付けたテープを次に手で軽く
押さえて保持し(1〜3分間)、テープがその位
置に自己を保持できるようにする。このようにし
て形成された整形材料の表面にも熱電対を置くこ
とができる。次いで、整形材料の硬化を起させて
(5〜15分間)、芯棒から外して試験を行なう。 第一回の一連の試験では、本発明に従う四種類
の整形材料(芯部の封入成分はイソシアネートと
可塑剤との混合物で、テープの成分はポリオール
と可塑剤であり、配合量を変えたもの)を調製し
た。硬化試験は温度と時間とを追跡することによ
り行なつた。その結果を第1表に示す。
【表】
【表】 上記の試験で用いた各材料および成分は次の通
りである。 テープは、約325〓以上に加熱乾燥することに
より吸収水を除去したものである。 ポリオールは、グリセリンとプロピレンオキシ
ドとの反応生成物で、分子量約260でヒドロキシ
ル価が644乃至676のもの(Dow Voranal 2025)
である。 イソシアネートは、4,4′−ジフエニルメタン
ジイソシアネート(Upjohn Isonate 143L)であ
る。 触媒は、1,4−ジアゾビシクロ−[2,2,
2]−オクタントリエチレンジアミンの33%プロ
ピレングリコール溶液(Air Products
DABCO33)である。 消泡剤は、市販のシリコーン消泡剤、すなわ
ち、100%シリコーン含有ポリジメチルチロキサ
ン(Dow Corning 1500)である。 ジブチルフタレートは、Reichhold
STAFLEX 48−550)である。 第二回の一連の試験では、本発明に従う整形材
料を、芯部の成分は触媒を含有するポリオール
で、テープにはプレポリマーと可塑剤と混合物が
含浸されているもとして調製した。整形材料は前
記と同様にして製造し、環境温度における硬化時
間(24もしくは48時間)経過後にスコツト試験機
[定盤(プランテン)2枚、環境温度]を用いる
横断方向の破砕試験を行なつた。各組成物の組成
および破砕試験における第一降伏点を第2表に示
す。
【表】
【表】
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に従う用具の例の立面図(一部
分は断面図とされている)である。 10:芯部、12:ストツキング様材料、1
4:テープ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 芯部のまわりに巻き付けられた二成分系硬化
    剤の第一液体成分が含浸された繊維質多孔性テー
    プ、そして封入液体不透過性で加圧下に破壊する
    容器からなり、その中に該二成分系硬化剤の液状
    の第二成分を封入している芯部を含み;該第二成
    分は該第一成分との混合により環境温度で反応し
    て硬質樹脂を形成するものであり;そして、該テ
    ープと芯部は、芯部を破壊するのに充分な圧力が
    掛つた場合に該第一成分と第二成分とを混合する
    ための混合室として機能する柔軟性を有する包装
    材に収容されていることからなる整形外科用材料
    の形成用具。 2 芯部が、円筒形を有することからなる特許請
    求の範囲第1項記載の用具。 3 テープが、天然繊維、合成繊維もしくはガラ
    ス繊維の編物もしくは織物であることからなる特
    許請求の範囲第1項、もしくは第2項記載の用
    具。 4 芯部が、パラフインろう、ポリエチレンもし
    くは無機物充填フエノール樹脂で変性されたパラ
    フインろう、尿素樹脂、メラミン樹脂、変性テレ
    フタル酸系樹脂、および重合体フイルムからなる
    群より選ばれる材料より形成されていることから
    なる特許請求の範囲第1項もしくは第2項記載の
    用具。 5 芯部が、ポリエチレン、ポリプロピレン、お
    よびポリ塩化ビニリデンからなる群より選ばれる
    材料より形成されていることからなる特許請求の
    範囲第1項もしくは第2項記載の用具。 6 第一液体成分がポリオールであり、そして第
    二液体成分がイソシアネートであることからなる
    特許請求の範囲第1項もしくは第2項記載の用
    具。 7 第一液体成分が、多官能性アルコールとアル
    キレンオキシドとの反応生成物からなる群より選
    ばれるポリオキシアルキレンポリオールであるこ
    とからなる特許請求の範囲第1項もしくは第2項
    記載の用具。 8 ポリオールが、二価もしくは三価のアルコー
    ルと、分子中に2乃至4個の炭素原子を有するア
    ルキレンオキシドとの反応生成物であることから
    なる特許請求の範囲第7項記載の用具。 9 多官能性アルコールが、グリセリン、ジエチ
    レングリコール、トリエチレングリコール、およ
    びブチレングリコールからなる群より選ばれるも
    のであり、そしてアルキレンオキシドが、エチレ
    ンオキシド、プロピレンオキシド、およびブチレ
    ンオキシドからなる群より選ばれるものであるこ
    とからなる特許請求の範囲第7項記載の用具。 10 ポリオールが、グリセリンとブロピレンオ
    キシドとの反応生成物であり、その分子量が約
    260で、ヒドロキシル価が644乃至676の範囲にあ
    ることからなる特許請求の範囲第7項記載の用
    具。 11 第二液体成分が、芳香族、脂肪族、および
    脂環族のイソシアネートからなる群より選ばれる
    ものであることからなる特許請求の範囲第1項も
    しくは第2項記載の用具。 12 第二液体成分が、トリレンジイソシアネー
    トおよびメチレンジフエニルジイソシアネートか
    らなる群より選ばれるものであることからなる特
    許請求の範囲第1項、もしくは第2項記載の用
    具。 13 第一液体成分がポリオールで、第二液体成
    分がイソシアネートであり、各成分がそれぞれ50
    重量%以内、30重量%以内の可塑剤を含有してい
    ることからなる特許請求の範囲第1項もしくは第
    2項記載の用具。 14 可塑剤が、ジブチルフタレート、ジブチル
    マレート、ブチルベンジルフタレート、およびア
    セチルトリブチルシトレートからなる群より選ば
    れるものであることからなる特許請求の範囲第1
    3項記載の用具。 15 可塑剤が、短鎖のジアルキルフタレートで
    あることからなる特許請求の範囲第13項記載の
    用具。 16 第一液体成分がポリオールで、第二液体成
    分がイソシアネートであり、ポリオールが、約
    0.1乃至3.0重量%(ポリオール重量基準)の触媒
    を含有していることかならる特許請求の範囲第1
    項もしくは第2項記載の用具。 17 触媒が、有機錫化合物、アミン、および有
    機酸の金属塩からなる群より選ばれるものである
    ことからなる特許請求の範囲第16項記載の用
    具。 18 第一液体成分が、多官能性アルコールとア
    ルキレンオキシドとの反応生成物からなる群より
    選ばれるポリオールとイソシアネートから形成さ
    れるプレポリマーであり、活性イソシアネート含
    有量が約5乃至20%であることからなる特許請求
    の範囲第1項もしくは第2項記載の用具。 19 ポリオールが、分子量約260とヒドロキシ
    ル価644乃至676を有するものであることからなる
    特許請求の範囲第18項記載の用具。 20 芯部内に封入されている成分が、ポリオー
    ルからなるものである特許請求の範囲第18項記
    載の用具。 21 芯部内に封入されている成分が、ポリオー
    ルとポリオール用触媒とからなるものである特許
    請求の範囲第18項記載の用具。 22 芯部内に封入されている成分が、ポリオー
    ル、可塑剤、およびポリオール用触媒からなるも
    のである特許請求の範囲第18項記載の用具。 23 イソシアネートが、芳香族、脂肪族、もし
    くは脂環族のイソシアネートであることからなる
    特許請求の範囲第18項記載の用具。 24 第一液体成分が、多官能性アルコールとア
    ルキレンオキシドとの反応生成物からなる群より
    選ばれるポリオールとイソシアネートから形成さ
    れるプレポリマーで、活性イソシアネート含有量
    約5乃至20%を有するものであり、そして第二液
    体成分が水であることからなる特許請求の範囲第
    1項もしくは第2項記載の用具。 25 ポリオールが、二価もしくは三価のアルコ
    ールと、分子中に2乃至4個の炭素原子を有する
    アルキレンオキシドとの反応生成物であることか
    らなる特許請求の範囲第24項記載の用具。 26 多官能性アルコールが、グリセリン、ジエ
    チレングリコール、トリエチレングリコール、お
    よびブチレングリコールからなる群より選ばれる
    ものであり、そしてアルキレンオキシドが、エチ
    レンオキシド、プロピレンオキシド、およびブチ
    レンオキシドからなる群より選ばれるものである
    ことからなる特許請求の範囲第24項記載の用
    具。 27 ポリオールが、グリセリンとプロピレンオ
    キシドとの反応生成物で、分子量約260とヒドロ
    キシル価644乃至676を有するものであることから
    なる特許請求の範囲第24項記載の用具。 28 水にポリオールが含有されていることから
    なる特許請求の範囲第24項記載の用具。 29 水に更に触媒が含有されていることからな
    る特許請求の範囲第28項記載の用具。 30 可塑剤が、ジブチルフタレート、ジブチル
    マレート、ブチルベンジルフタレート、およびア
    セチルトリブチルシトレートからなる群より選ば
    れるものであり、そして、触媒が、有機錫化合
    物、アミン、および有機酸の金属塩からなる群よ
    り選ばれるものであることからなる特許請求の範
    囲第22項記載の用具。 31 芯部のまわりに巻き付けられたポリオール
    が含浸された繊維質多孔性テープ、そして封入液
    体不透過性で加圧下に破壊する容器からなり、そ
    の中に液状イソシアネートを封入している芯部を
    含み;該イソシアネートは該ポリオールとの混合
    により環境温度で反応して硬質樹脂を形成するも
    のであり;そして、該テープと芯部は、芯部を破
    壊するのに充分な手による圧力が掛つた場合に該
    ポリオールとイソシアネートとを混合するための
    混合室として機能する柔軟性を有する包装材に収
    容されていることからなる特許請求の範囲第1項
    記載の整形外科用材料の形成用具。 32 芯部のまわりに巻き付けられた、多官能性
    アルコールとアルキレンオキシドとの反応生成物
    からなる群より選ばれるポリオールが含浸された
    繊維質多孔性テープ、そして封入液体不透過性で
    加圧下に破壊する容器からなり、その中に芳香
    族、脂肪族、および脂環族のイソシアネートから
    なる群より選ばれる液状イソシアネートを封入し
    ている芯部を含み;該イソシアネートは該ポリオ
    ールとの混合により環境温度で反応して硬質樹脂
    を形成するものであり;そして、該テープと芯部
    は、芯部を破壊するのに充分な手による圧力が掛
    つた場合に該ポリオールとイソシアネートとを混
    合するための混合室として機能する柔軟性を有す
    る包装材に収容されていることからなる特許請求
    の範囲第1項記載の整形外科用材料の形成用具。 33 芯部のまわりに巻き付けられた、グリセリ
    ンとプロピレンオキシドとの反応生成物で、分子
    量約260とヒドロキシル価644乃至676を有するポ
    リオールが含浸された繊維質多孔性テープ、そし
    て封入液体不透過性で加圧下に破壊する容器から
    なり、その中にトリレンジイソシアネートおよび
    メチレンジフエニルジイソシアネートからなる群
    より選ばれる液状イソシアネートを封入している
    芯部を含み;該イソシアネートは該ポリオールと
    の混合により環境温度で反応して硬質樹脂を形成
    するものであり;そして、該テープと芯部は、芯
    部を破壊するのに充分な手による圧力が掛つた場
    合に該ポリオールとイソシアネートとを混合する
    ための混合室として機能する柔軟性を有する包装
    材に収容されていることからなる特許請求の範囲
    第1項記載の整形外科用材料の形成用具。 34 芯部のまわりに巻き付けられた、ポリオー
    ルと約50重量%以内の可塑剤との混合物が含浸さ
    れた繊維質多孔性テープ、そして封入液体不透過
    性で加圧下に破壊する容器からなり、その中に液
    状イソシアネートと約30重量%以内の可塑剤との
    混合物を封入している芯部を含み;該イソシアネ
    ートは該ポリオールとの混合により環境温度で反
    応して硬質樹脂を形成するものであり;そして、
    該テープと芯部は、芯部を破壊するのに充分な手
    による圧力が掛つた場合に該ポリオールとイソシ
    アネートとを混合するための混合室として機能す
    る柔軟性を有する包装材に収容されていることか
    らなる特許請求の範囲第1項記載の整形外科用材
    料の形成用具。 35 芯部のまわりに巻き付けられた、グリセリ
    ンとプロピレンオキシドとの反応生成物で分子量
    約260とヒドロキシル価644乃至676を有するポリ
    オール75.7〜75.8重量%、ジブチルフタレート
    20.85〜20.95重量%、有機錫化合物、アミン、お
    よび有機酸の金属塩からなる群より選ばれる触媒
    約2.62〜2.68重量%、および消泡剤0.66〜0.70重
    量%からなる組成物が約0.052gm/平行インチ
    ±0.002gm/平方インチ含浸された繊維質多孔
    性テープ、そして封入液体不透過性で加圧下に破
    壊する容器からなり、その中に環境温度で液体と
    なるようにカルボジイミドで変性されたメチレン
    ジフエニルジイソシアネート89.73〜89.93重量%
    およびジブチルフタレート10.17〜10.27重量%か
    らなる組成物を封入している芯部が含み;該芯部
    組成物は該ポリオールとの混合により環境温度で
    反応して硬質樹脂を形成するものであり;そし
    て、該テープと芯部は、芯部を破壊するのに充分
    な手による圧力が掛つた場合に該ポリオールとイ
    ソシアネートとを混合するための混合室として機
    能する柔軟性を有する包装材に収容されているこ
    とからなる特許請求の範囲第1項記載整形外科用
    材料の形成用具。
JP58008611A 1982-01-20 1983-01-20 整形外科用材料の形成用具 Granted JPS58175561A (ja)

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