JPH03504814A - 電化した避妊器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 電化した避妊器具 発明の分野 本発明は哺乳動物の雌用の避妊器具の分野に関するものである。

更に詳しくいえば、本発明は子宮内（ＩＵＤ）型の避妊器具および、とくに、新 規な電化したＩＵＤに関するものである。

発明の背景 １９８６年１０月１４日に付与された米国特許第４，６１６，６４０号［電気力 を用いる産児制限法および産児制限装置（　Ｂｉｒｔｈ　Ｃｏｎｔｒｏｌ　Ｍｅ ｔｈｏｄ　ａｎｄ　ＤｅｖｉｃｅＥｍｐｌｏｙｉｎｇ　Ｅｌｅｃｔｒｉｃ　Ｆｏ ｒｃｅｓ）Ｊ一発明者、スチープン・カーリ（　Ｓｔｅｖｅｎ　Ｋａａｌｉ）、 　ピーター・エム・スクオルスキー（　Ｐｅｔｅｒ　Ｍ　．Ｓｃｈｗｏｌｓｋｙ 　）、およびジョセ７゜ダブリ二一・ポーター（　Ｊｏｓｅｐｈ　Ｗ　．Ｐｏｒ ｔｅｒ　）　一は、精子に作用して、雄の精子が頚管を通って子宮腔の中に入っ て卵子を受精させることを阻止するために、啼乳動物の雌の頚管の内部または周 囲に電界力を用いる新規な方法および装置を開示している。

１９８８年９月１３日にスチーブン・カーリ（Ｓｔｅ−ｖｅｎ　Ｋａａｌｉ）と ビーター・エム・スクオルスキー（Ｐｅｔｅｒ　Ｍ，Ｓｃｈｗｏｌｓｋｙ）一発 明者、へ付与された米国特許第４，７７０，１６７号Ｆ電気的な、全体として円 形の、弾力のある天蓋状避妊器具（　Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌ，Ｇｅｎｅ　−ｒａ ｌｌｙ　　Ｒｏｕｎｄｅｄ　　Ｒｅ５ｌｌｌｅｎｔ、Ｃａｎｏｐｙ−Ｌｉｋｅ　 　Ｃｏｎｔｒａｃｅ−ｐｔｉｖｅ　Ｄｅｖｉｃｅｓ　）Ｊは、ダイヤフラム型と 頚部キャップ型の少くとも一方の型の電化した避妊器具を開示している。この避 妊器具においては、器具内で発生された電気力がダイアフラムまたは頚部キャッ プの避妊作用を高める。

１９８８年１月６日に出願された米国特許出願第１４１．１３２号［電化した膣 リング（Ｅｌ＠ｃｔｒｉｆｉｅｄ　Ｖａｇ−１ｒ１ａｌ　Ｒ＋ｎｇ）Ｊ、スチー ブン・カーリ（５ｔｅｖｅｎ　Ｋａａｌｉ）、ピータ−・エム・スフオルスキー （Ｐｅｔｅｒ　Ｍ　、Ｓｃｈｗ−ｏｌｓｋｙ）−発明者、は産児制限目的のため の避妊器具として電化した膣リングを開示および請求している。

発明の概要 本発明は、電化したＩＵＤを産児制限目的のために避妊器具として医療の専門家 と一般消費者が用いることができるようにするものである。

本発明の実施に際しては、動物組織と体液に生理学的に適合する材料から製作さ れ、かつ哺乳動物の雌の子宮内に置かれ、かつ保持させられるように物理的に釣 合わされたＩＵＤボデ一部材を含む電化された子宮内装置（ＩＵＤ）が用意され る。ＩＵＤボデ一部材の上に、動物組織と体液に生理学的に適合する材料から導 電性電極が形成される。それらの電極はＩＵＤボデ一部材の上で離隔される。Ｉ ＵＤボデ一部材の内部、または動物組織と体液に適合する生理学的に不活性な材 料製の他の封じられた外部ケーシングの中に、必要なものを備えた電池が支持さ れる。電池は既知の電圧定格および電流定格の起電力を発生でき、かつ哺乳動物 の雌の子宮内に挿入および保持できる寸法を有する。この器具は、電池手段のそ れぞれ逆極性の端子と、ＩＵＤボデ一部材上の離隔されている導電性電極手段の それぞれ１つとの間に電気的に接続される導電体により完成される。それにより 、電化されたＩＵＤが挿入されている哺乳動物の雌の子宮内に電界力を発生し、 維持できる。

電化した子宮内器具の好適な実施例においては、電池はＩＵＤ部材の中に埋込ま れる、すなわち含まれる。ＩＵＤボデ一部材は電気絶縁材料で製作される。

ＩＵＤボデ一部材と、それの外表面上に形成されている離隔されている電極は、 絶縁ＩＵＤボデ一部材の表面上の外部に付着その他のやり方で形成された導電性 通路によシ構成される。本発明の全ての実施例においては、単繊維プラスチック コードのような、物質のひもまたはその他の類似の糸がＩＵＤボデ一部材へ固定 され、この器具が哺乳動物の雌の子宮内に埋込まれると、ＩＵＤボデ一部材を容 易に抜き出すことができるように、その糸は子宮および膣から延びる。

上記のように抗精子部材としてのそれの機能に加えて、電化されたＩＵＤは、上 記米国特許第４，６１６，６４０号、第４，７７０，１６７号、および米国特許 出願第１４１゜１３２号に開示されているように、抗菌、抗真菌および抗ウィル スの機能も果す。

図面の簡単な説明 本発明のそれらの目的およびその他の目的、諸特徴ならびに付随する多くの利点 は、図面を参照して行う以下の、詳細な説明を読むことからよシよく理解される ようになるにつれて、より容易にわかるであろう。いくつかの各図における類似 の部品は同じ参照番号で識別される。

第１図は雌の生殖器官の部分概略図であって、産児制限目的のための避妊器具と して機能する子宮腔内部に固定されている本発明の電化されたＩＵＤを示し、 第２図は図面の第１図に用いられているのが示されている電化されたＩＵＤの拡 大立面図、第３図は第２図に示されている電化されたＩＵＤの３−３部の拡大断 面図、 第３Ａ図および第３Ｂ図は第３図のそれぞれの平面３Ａ−３Ａと３Ｂ−３Ｂに沿 う横断面図、第４図は電化されたＩＵＤ部材が７の形をしておシ、電化されｆｌ ＵＤにより大きい電界力を供給するために電流制限抵抗を介して直列回路関係で 接続された埋込まれた２個の電池を用いる本発明の第２の実施の平面図、 第５図は２形ＩＵＤボデ一部材の外部の導電性電極へ並列回路関係で接続されて いる３個の電池が埋込まれて、並列接続されている電池のいずれか１個が故障し た場合に動作中の信頼度が向上する、２形ＩＵＤポデ一部材を利用できる本発明 の更に第３の実施例の平面図、 第６図は表面の周囲に環状リング電極が形成されている細長い円筒形のＩＵＤボ デ一部材の更に別の実施例の斜視図、 第７図は外部電極がＩＵＤボデ一部材の細長い軸線に沿って長手方向に延びてい る細長い円筒形ＩＵＤボデ一部材を用いる本発明の更に別の実施例の斜視図、第 ８図は複数のボタン形起電セルを一体の細長い円筒形に一緒に固定する導電性接 着剤により直列電気回路関係で物理的に接続される複数のボタン形起電セルを用 いる更に別の細長い円筒形ＩＵＤボデ一部材の斜視図、 第９図はそれの各端部に固定されて、子宮腔内部に埋込まれた時に良い接触と強 い電界力の発生を確保するきのこ形導電性電極を有する細長い円筒形ボデ一部材 を用いる本発明の電化されたＩＵＤの更に別の実施例の斜視図、 第１０図は哺乳動物の雌の子宮腔内部に埋込まれている電化されたＩＵＤの上の 流体の排出通路を設けるために、両側の平らな表面を貫通する貫通通路を有する 硬貨形に製作された電池により形成された円板形ＩＵＤボデ一部材の斜視図であ る。

第１図は、子宮１２と、卵管１３と、子宮腔１４と、頚管１５（頚部とも呼ばれ る）と、膣１６とで構成された雌の生殖器官１１の部分概略図である。

子宮腔内部の所定場所にＴ形の電化されたＩＵＤ　１７が保持される。Ｔの交差 腕は子宮腔の上側部分を横切って延長し、Ｔ形器具の軸部分は頚管へ向って下方 へ延長する。器具の抜き出しを容易にするために、ひもすなわちコード１８がＩ ＵＤの軸部の下端部に固定され、そのひもは頚管を通って下方へ延長し、膣を通 って外へ出る。

図面の第２図に最も良く示されているように、電気絶縁性で、動物組織および体 液に生理学的に適合することが知られているプラスチック、シリコン、ゴムその 他の適当な医用縁材料でＴ形ＩＵＤボデ一部材１Ｔが製作される。このＴ形ＩＵ Ｄボデ一部材１Ｔは哺乳動物の雌の子宮内部に置かれ、保持されるように物理的 に寸法を定められる。ＩＵＤボデ一部材１７の各アーム１７Ａと１７Ｂの周囲お よび軸部１７Ｃの周囲に、平行な環状導電性バンド１９の態様で、離隔された複 数の導電性電極手段が形成される。第２図に最も良く示されているように、成長 、スパッタ、電着その他のやり方で、腕部分１７Ａと１７Ｂの周囲に形成できる 平行に離隔された導電性の環状バンドすなわちリングにより導電性電極１９が形 成される。環状の導電性リング１９は、以下の説明から明らかになるような理由 から、相互に電気的に分離される。

必要なものを全て完備している電池手段２１がＴ形ＩＵＤボデ一部材の軸部１７ Ｃのボデー内部に含まれる。電池２１は動物組織と体液に適合する生理学的に不 活性な材料製の、それ自体の封じられた外部ケーシングの内部に納め、既知の電 圧定格および既知の電流定格の起電力を発生できることが好ましい。

電池２１はＴ形ＩＵＤボデ一部材の軸部１７Ｃの内部に埋込み、成型し、または その他のやり方で含ませることが好ましいが、希望によっては、哺乳動物の雌の 子宮内部にＩＵＤボデ一部材１γとともに挿入し、別々に保持できる。

電池２１によシ発生された電位を種々の環状導電帯電極１９へ供給するために、 第２図、第３図、第３Ａ図および第４Ｂ図に最も良く示されているように、Ｔ形 ＩＵＤボデ一部材１Ｔの表面に沿って導電性相互接続通路導体手段が形成される 。第２図を参照して、電池２１の負端子２１Ｎの間に第１の導電性通路２２が設 けられ、下方へ延長して、Ｔ形ＩＵＤボデ一部材１Ｔの軸１部１７Ｃの外部下端 部上に形成された平らな円形電極表面２３に接触する。第３図、第３Ａ図、第３ Ｂ図に関連して後で一層詳しく説明するように、導電性通路２２の一部が、軸部 １７Ｃの外面の真下に形成されている平行な導電性通路２２Ｃまで延長する。導 電性通路２２ＣはＴ形ＩＵＤボデ一部材の軸部１７Ｃの完全に上方を、腕部分１ ７Ａと１７Ｂの交差部分まで延長し、そこで通路部分２２Ｂに分岐する。その通 路部分は腕部分１７Ｂの下側表面上に沿って部分２２Ａまで延長する。この部分 ２２ＡはＴ形ＩＵＤボデ一部分１７の下側表面に沿って左へ延長する。同様に、 電池２１の正端子２１Ｐは導電性通路２４へ接続される。その導電性通路２４は 対応する通路２４Ａ　、　２４Ｂ。

２４Ｃに分岐する。また、導電性通路２４は、Ｔ形ＩＵＤボデ一部材の頭部に形 成されている正極性の円板接点２５まで延長して、その接点に接触する。その頭 部において腕１７Ａと１７Ｂは軸部１７Ｃに連結する。

導電性通路ラン２２Ａ　、　２２Ｂ　、　２２Ｃおよび２４Ａ、２４Ｂ。

２４Ｃが相互にどのように絶縁されるか１およびそれぞれの正極性の外部導電帯 １９Ｐと、負極性の外部導電帯１９Ｎとへどのようにして相互接続されるｉ＝　 ７５Ｂ図面の第３図、第３Ａ図、ｉ３Ｂ図に最も良く示されている。軸部１７Ｃ により構成されているＴ形ＩＵＤボデ一部材１Ｔと２本の腕部分１γＡと１７Ｂ は、医用縁品質で、電気絶縁性の、シリコンをベースとするフ。

ラスチック組成から形成することが好ましい。

第２図の平面３−３に沿ってとった腕部分１７Ｂの部分が第３図に示されている 。腕部分１７Ｂと１７Ａおよび１７Ｃは、第３Ａ図と第３Ｂ図に示すように、横 断面が円形であることが好ましい。この器具の製作に際しては、導電性通路ラン ２２Ｂと２４Ｂは、周知の電子的超小型マイクロ回路製造技術により、腕部分周 方向のスペースには内部絶縁層２６が充される。

第１の絶縁層２６の露出している上面の上方と、離隔されている複数の導電性電 極リング１９Ｎと１９Ｐの１つおきのリングの下側とに第２の外部絶縁層２７が 形成される。これはこの器具の製作中に、導電性通路ラン２２Ｂと２４Ｂの露出 表面を覆うことにより行われる。

その後で、平面に離隔されている複数の導電性電極１９Ｆと１９Ｎ“が、ＩＵＤ ボデ一部材１Ｔの交差腕部分１７Ａ　、　１７Ｂと軸部分１７Ｃを円周方向に囲 むようにして付着される。その結果としての横断面構造が第３Ａ図と第３Ｂ図に 最もよく示されている。第３Ａ図は第３図の平面３Ａ−３Ａに沿う横断面図であ って、外部絶縁層２７の形成中に用いられるマスクの開口部のために、導電性電 極物質１９Ｐが交差腕１７Ｂの正極性の導電性通路ラン２４Ｂまで延長して、そ れに接触することがわかるであろう。しかし、腕１７Ｂの下側の同じ導電性電極 リングが、介在する外部絶縁層２７により負極性の導電性通路ラン２２Ｂから絶 縁される。類似のやり方で、図面の第３Ｂ図に示すように、負極性導電性電極リ ング１９Ｎの場合には、外部絶縁リング２７の形成中に設けられる覆われた開口 部によって、導電性電極リング１９Ｎの材料が下方へ延長して負極性導電性通路 ラン２２Ｂへ接触する。しかし、外部絶縁層２７が介在するために１９ＮＩＪン グ電極が上側の正極性導電性通路ラン２４Ｂに接触することを阻止する。

第４図は、ＩＵＤボデ一部材３１が７の形（７形をしている）である本発明の別 の実施例の平面図である。第４図において、７形のＩＵＤボデ一部材３１は、人 体組織および体液に生理学的に適合する電気絶縁プラスチック材料から再び製作 される。平行に離隔された複数の導電性リング電極１９Ｎと１９Ｐが７形ＩＵＤ ボデ一部材のそれぞれの各腕を囲む。また、全体としてＶ形の外部電極が７形部 材の２本の腕の連結部を覆い、この器具の電界発生電極の１つを構成する。本発 明の第２図の実施例と同様に、１つおきのリング形電極１９Ｎへ負極性の励振電 位が供給され、かつそれらの間に正極性の外部リング電極１９Ｐが点在させられ る。電圧制限抵抗３３を介して直列回路関係で電気的に接続され、かつ本発明の 第２図の実施例に用いられる通路２２と２４に類似する導電性通路を介してそれ ぞれの外部導電性リング電極１９Ｎ。

１９Ｐと３２へ接続される２個１組の電池２１Ａと２１８からそれぞれのリング 電極１９Ｎと１９Ｐへ電位が供給される。電池２１Ａと２１Ｂは、動物組織と体 液に適合する生理学的に不活性な材料の中に含まれ、かつ７形のＩＵＤボデ一部 材のそれぞれの腕の中に埋込まれる。２個またはそれ以上の電池を、モノリシッ ク集積回路製造技術を用いて製作される適切に設計された制限抵抗３３を介して 図示のようにして直列回路関係で接続することにより、外部リング状電界発生電 極１９Ｐと１９Ｎへ加えられる電位の値を増大することにより、子宮腔内部に発 生される電界力を増大させる。

第５図は、第２図に示されているＴ形ＩＵＤと、第４図に示されている７形ＩＵ Ｄと同様にして製作される２形ＩＵＤを用いる本発明の更に第３の実施例の平面 図である。しかし、第５図の器具は、２の上側の平らな腕と２の直径方向へ延び る脚のそれぞれの上側連結部にＶ形外部電極部材３２Ａと３２Ｂを用い、２の直 径方向へ延長する脚と２の下側の平らな腕との連結部にＶ形外部電極部材３２Ｂ を用いる点が異なる。

また、導電性材料の円形電極が２形ＩＵＤボデ一部材の上側と下側の各腕の自由 端部２３と２５に示されている。最後に、Ｚ形器具は３個の電池２１Ａ　、　２ １Ｂ　。

２１Ｃを用いるように構成されていることがわかるであろう。それらの電池は、 第２図に示されているＴ形ボデ一部材に採用されており、Ｔ形ボデ一部材に関連 して説明した対応する導電性通路に類似する導電性通路２２，２３．２４により 、交番する極性の、外部の、平行に離隔されている導電性リング電極１９Ｐと１ ９ＮＩ７）セット、およびＶ形電極３２Ａ　、　３２Ｂの間に並列関係で接続さ れる。埋込まれている電池２１Ａ　、　２１Ｂ　、　２１Ｃを図示のように並列 に接続することにより、いずれか１個の電池が故障した場合にも、少くとも２個 の他の電池が依然として機能して、電化されているＩＵＤ器具へ電界力を供給す る。

動作時には、第２図、第４図および第５図に示されている電化されたＩＵＤ器具 はほぼ同様に全て機能して子宮腔内部に電気力の場を生じ、男子の精子の運動を 妨げて、卵子が子宮内部に存在するとしても、精子が卵子の所に到達して、卵子 を受精することを阻止する。電界力が精子に作用して、それの運動を妨げる理由 についてはまだ完全には理解されていないが、上記米国特許第４，６１６，６４ ０号に詳しく記述されている。その米国特許の開示を本願の開示にそっくり含め る。

図面の第６図は、電化されたＩＵＤボデ一部材が細長い円筒形３５の態様である 、本発明の更に異なる実施例を示す。このＩＵＤボデ一部材３５の寸法と形は標 準的な市販のＡＡ型電池またはＡＡＡ型電池の寸法および形とはあまり大きく異 なることはないが、はるかに小さい直径を持つことができる。希望によっては、 細長い円筒形ＩＵＤボデ一部材３５に、第２図、第４図および第５図に示されて いる電化されたＩＵＤ器具の実施例の腕に示されているような、１つおきの平行 な離隔されている導電性リング電極を設けることができる。そのような構造は製 作が非常に簡単で、比較的安価である。しかし、第６図の実施例においては、リ ング電極の各辺が分割および分離されて、向き合う半円形のバンド半分３６と３ １を構成する。第６図に示すように、各バンド半分対は円筒形ＩＵＤボデ一部材 の細長い軸線に沿って、隣接するバンド半分の組から軸線方向に分離される。軸 線方向に整列された半円形のバンド半分電極３６と３７に加えて、細長い円筒形 ＩＵＤボデ一部材３５の各端部に円形の導電性電極部材２３と２５が形成される 。２１で示されているような適当な電池が細長い円筒形ＩＵＤボデ一部材３５の 内部に固定され、電化されたＩＵＤ器具の電極から出る外部電界を構成する離隔 されている半円形のバンド半分のそれぞれの組合わせの各１つへ交番する極性の 電位が供給されるように、適当な導電性通路ラン（図示せず）が設けられる。こ のようにして器具を製作することにより、子宮内部の電界力の多少とも一様な分 布を電化されたＩＵＤ器具の周囲に発生できる。

図面の第７図は、第７図において細長いストリップ状導電性電極３８Ｐと３８Ｎ が細長い円筒形ぎデ一部材３５の外表面上に形成されて、細長い円筒のほぼ全長 にわたって延長することを除き、第６図に示されているものに多少類似する。ス トリップ状電極３８Ｐと３８Ｎは互いに半径方向に離隔され、内蔵電池２１から 異なる極性の電位が加えられる。希望によっては、細長い円筒形ＩＵＤボデ一部 材の端部に付加円板状電極２３と２５を形成できる。他の面では、第７図の実施 例は本発明の前記実施例と同様に機能する。

第８図は、細長い円筒形ＩＵＤボデ一部材３５と円形の導電性端板電極２３と２ ５を用いる本発明の更に別の実施例を示す。しかし、第８図に示されている本発 明の実施例においては、円筒形ボデー自体は通常の市販されている構造の、比較 的薄い複数のボタン形電池３９から製作される。各ボタン形電池３９の正端子を それに隣接するものの負端子へ物理的および電気的に接続するために用いられる 導電性接着剤４１によシ、ボタン形電池３９は直列回路関係で物理的および電気 的に接続される。この結果としての複合構造は、動物組織と体液に適合する生物 学的に不活性な物質の絶縁被覆の中に囲い込まれる。

図面の第９図は直径が短いＡＡ型電池またはＡＡＡ型電池のような電池自体がＩ ＵＤボデ一部材３５を構成する本発明の実施例を示す。ＩＵＤボデ一部材３５に は、電池の外面の細長い範囲を覆うが、端部接触端子２３と２５を開放して、露 出したままにする外部絶縁被覆が設けられる。その構造は絶縁被覆と端部接触部 材２３と２５を、動物組織と体液に身体的に適合する不活性物質から製作するこ とを必要とする。あるいは、端部電極部材２３と２５に、第１０図に示されてい るきのこ形部材４２、または球面状部材、あるいは子宮内部の所定位置に細長い 円形部材３５を保持するためにより良く機能し、かつ子宮内部の電界力分布を改 善するその他の形状のような導電性拡大電極部材で被覆できる。

図面の第１０図は、電化されたＩＵＤボデ一部材が、間に固体電解質層４５をサ ンドイッチ状に挾んだ上側電極板４３と下側電極板４４を有する「硬貨」−形電 池で構成される、本発明の更に別の実施例を示す。固体電解質４５の縁部を、電 気絶縁性で、流体を通さず、動物組織と体液に身体的に適合するように生物学的 に不活性な絶縁被覆で覆わなければならない。２個の硬貨形電極部材４３と４４ は、電界発生目的のための外部電極部材として機能するように導電性かつ露出さ せなければならないが、人体組織と体液に身体的に適合する導電性材料から製作 せねばならない。本発明のこの実施例においては、哺乳動物の雌の子宮内部の所 定位置にある間Ｋ、「硬貨」−形ＩＵＤを通じて流体を排出できるようにするた めに、「硬貨」−形の電化されたＩＵＤ器具の両側を完全に貫通する、４６に示 されているような、貫通穴を設けることが好ましい。他の面では、第１０図に示 されている本発明の実施例は初めに説明したのとほぼ同じやり方で機能する。

第１図に示されている本発明の実施例だけを、産児制限目的のために哺乳動物の 雌の子宮内部に置かれている電化されたＩＵＤを子宮から容易に抜き出すために 、コードすなわちひも１８が取付けられているのを示し友が、そのような抜き出 しコードすなわちひもは、ここで開示する本発明の実施例のどの１つにも使用で きることが当業者には明らかであると信ぜられる。

以上の説明から、電化されたＩＵＤボデ一部材を用いる新規かつ改良した電化し た子宮内器具を本発明は提供するものであることがわかるであろう。電化された ＩＵＤが挿入される哺乳動物の雌の子宮内部に電界力を発生するために、必要な ものを完備した起電力発生電池と外部導電性電極が設けられる。子宮内部にこの ようにして発生される電界力は、子宮内部に存在するかもしれない卵子の所へ雄 の精子が移動することを阻止することにより、産児制限目的のための効果的な避 妊手段として機能する。

上記のように抗精千手段としてのそれの機能に加えて、電化されたＩＵＤは、上 記米国特許第４，６１６，６４０号、第４，７７０，１６７号および米国特許出 顧第１４１　、１３２号の開示されているように、抗菌機能、抗真菌機能および 抗ウイルス機能も果す。

商業的な応用性 哺乳動物の雌の子宮内部における電界力の発生を用いる産児制限のための新規な 方法および器具を利用可能にする電化された子宮内器具を説明した。本発明はそ れの最大の応用を医療従事者による家族計画の分野に見出すであろう。

産児制限目的のために避妊手段として用いる新規な電化したＩＵＤのいくつかの 実施例を説明したが、上記教示を基にして本発明の他の修正および変更を施すこ とが当業者には明らかである。したがって、添附した請求の範囲で定められる本 発明の意図する全範囲に含まれる、説明した本発明の特定の実施例において変更 を行うことができることを理解すべきである。

手続補正書く方式） 平成　３年　８月　８日

Claims (21)

【特許請求の範囲】
1. １．動物組織と体液に対して生理学的に適合する材料から製作され、かつ哺乳動 物の雌の子宮内部に置いて、保持させられるように物理的に寸法を定められた子 宮内部器具（ＩＵＤ）ボデー部材と、ＩＵＤボデー部材の上に、人体組織と体液 に生理学的に適合する材料から形成された離隔された導電性電極手段と、 人体組織と体液に生理学的に適合する材料製の封じられた外部ケーシング手段の 内部に支持され、既知電圧定格と既知電流定格の起電力を発生できる必要なもの を完備した電池手段と、 電池手段のそれぞれの逆極性の端子と、ＩＵＤボデー部材上の離隔されている導 電性電極のそれぞれ１つとの間で相互に接続することにより、電化されたＩＵＤ が挿入される哺乳動物の雌の子宮内部に起電電界力の発生と維持を行うことがで きる導電性相互接続導体手段と、 を備え、前記電池手段の寸法は、哺乳動物の雌の子宮に挿入され、保持されるよ うな寸法のものである電化された子宮内器具（ＩＵＤ）。
2. ２．請求項１記載の電化された子宮内器具において、電池手段はＩＵＤボデー部 材内に含まれる電化された子宮内器具。
3. ３．請求項１記載の電化された子宮内器具において、ＩＵＤボデー部材は電気絶 縁材料から形成され、離隔されている電極手段は、ＩＵＤボデー部材の外部へ付 着またはその他のやり方で形成される導電性通路で構成される電化された子宮内 器具。
4. ４．請求項３記載の電化された子宮内器具において、電池手段はＩＵＤボデー部 材内に含まれる電化された子宮内器具。
5. ５．請求項１記載の電化された子宮内器具において、哺乳動物の雌の器具に埋込 まれた時に、ＩＵＤボデー部材を容易に抜き出すことができるように、子宮と膣 から延びる糸その他類似のひもを更に含む電化された子宮内器具。
6. ６．請求項４記載の電化された子宮内器具において、哺乳動物の雌の器具に埋込 まれた時に、ＩＵＤボデー部材を容易に抜き出すことができるように、子宮と膣 から延びる糸その他類似のひもを更に含む電化された子宮内器具。
7. ７．請求項１記載の電化された子宮内器具において、ＩＵＤボデー部材はＴ形で ある電化された子宮内器具。
8. ８．請求項６記載の電化された子宮内器具において、ＩＵＤボデー部材はＴ形で ある電化された子宮内器具。
9. ９．請求項１記載の電化された子宮内器具において、ＩＵＤボデー部材は７の形 （７形）である電化された子宮内器具。
10. １０．請求項６記載の電化された子宮内器具において、ＩＵＤボデー部材は７の 形（７形）である電化された子宮内器具。
11. １１．請求項１記載の電化された子宮内器具において、ＩＵＤボデー部材はＺ形 である電化された子宮内器具。
12. １２．請求項６記載の電化された子宮内器具において、ＩＵＤボデー部材はＺ形 である電化された子宮内器具。
13. １３．請求項１記載の電化された子宮内器具において、ＩＵＤボデー部材は細長 い円筒形である電化された子宮内器具。
14. １４．請求項６記載の電化された子宮内器具において、ＩＵＤボデー部材は細長 い円筒形である電化された子宮内器具。
15. １５．請求項１４記載の電化された子宮内器具において、離隔されている導電性 電極は円筒形ＩＵＤボデー部材の細長い軸線に沿つて延長する電化された子宮内 器具。
16. １６．請求項１記載の電化された子宮内器具において、離隔されている導電性電 極は円筒形ＩＵＤボデー部材の細長い軸線の周囲を円周方向に延長して、軸線方 向に延長する複数の離隔された平行な環状導電性リングを形成する電化された子 宮内器具。
17. １７．請求項１４記載の電化された子宮内器具において、ＩＵＤボデー部材は、 導電性接着剤により直列配置で一緒に物理的に固定された複数の薄いボタン形電 解質セルで構成されて、ＩＵＤボデー部材としても機能する希望の電圧定格およ び希望の物理的長さの電池を構成する電化された子宮内器具。
18. １８．請求項１４記載の電化された子宮内器具において、ＩＵＤボデー部材は希 望の電圧定格および希望の電流定格の通常の細長い円筒形型電池で構成され、そ の電池のそれぞれの端部に導電性端子が露出し、外部の電気絶縁材料が、人体組 織と体液に生物学的に適合する導電性端子の間で電池を覆う電化された子宮内器 具。
19. １９．請求項１８記載の電化された子宮内器具において、電池のそれぞれの端部 における露出した導電性端子はきのこ形てある電化された子宮内器具。
20. ２０．請求項４記載の電化された子宮内器具において、ＩＵＤボデー部材は、哺 乳動物の雌の子宮内部に入れるために物理的に寸法を定められた比較的平らな硬 貨形電池を備え、硬貨形電池の向き合う平らな側は導電性材料で構成され、子宮 内部器具の逆極性の電極を備える電化された子宮内器具。
21. ２１．請求項２０記載の電化された子宮内器具において、硬貨形電池は平らな両 側の表面にいくつかの貫通穴が形成されてその貫通穴を通じて流体を排出させる 電化された子宮内器具。