JPH03504728A - Aicaリボシドの放出および血液グルコースの低減のための化合物および方法 - Google Patents

Aicaリボシドの放出および血液グルコースの低減のための化合物および方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 合物および方法 関連出願 本出願は、出願番号301.453[1989年1月24日出願]および出願番 号408、107[1989年9月15日出願;この出願は出願番号301.2 22(1989年1月24日出願)のCIP出願であるコのCIP出願である。
発明の分野 本発明は、一般的に言うと、プリンヌクレオシド類、さらに詳しくはl−β−D −リボフラノシルー5−アミノイミダゾール−4−カルボ牛サミド(5−アミノ −4−イミダゾールカルボキサミド リボシドまたはAICAリボシド)プロド ラッグに関する。また、本発明は、身体に導入されたときに活性型に代謝される これら化合物の製造、使用および投与に関する。さらに、本発明は、虚血症候群 の治療、抗a彎治療薬物、発作および関連の疾患の治療方法、ならびに血液グル コースの低減および血液グルコースが関係している疾患(糖尿病を含む)の治療 に関する。
発明の背景 本発明は、AICAリボシドのプロドラッグとして作用する化合物およびそのあ る種の類似体に関する。Al0Aリボシドモノホスフエートはプリン生合成に゛ おける天然の中間体である。AICAリボ/ドも天然物であり、正味のATP異 化の間に細胞からアデノシンを放出させることが現在知られている。そのアデノ シン放出能力の故に、AICAリボシドは多くの治療用途を有している。しかし 、我々は、A I CA +、1ボンドが血液−脳関門を十分に通過せず、胃腸 管から効率的に吸収されないことを見い出した。この両性質は、それを治療薬物 として用いる際のその完全な能力を減少させている。
また、我々は、AICAリホシド、ならびにAICAリボシドプロドラッグおよ び類似体を用いて、ラット、ウサギ、イヌおよびヒトを含む動物において血液グ ルコースのレベルを低下させることができることを見い出した。これらの化合物 は血液の糖を低減させるのに驚くほど効果的であり、部分的には肝の糖新生を減 少させることによってこれらの作用を引き起こすものと考えられる。これらの化 合物は、高血糖症、インスリン耐性、インスリン欠損、糖尿病、X症候群を含む 症状の動物の治療に、完全な非経口栄養補給に付随する高血糖症および/または 高脂血症、またはこれら作用の組合わせを抑制するのに有用であろう。AICA リボシドは、消化管関門を通過するのに有用であると本明細書中に記載されてい るそのプロドラッグについて記載されているような増強された生物利用性を有し てはいないが、それでも、我々が発見したように、AICAリボシドそれ自体は 肝臓に到達するに十分な量で存在しているので、上記の症状に対して有用であろ う。AICAリボシドモノホスフェートは我々の研究により原因物質であると示 唆され、従ってこの物質およびモノホスフェート形のプロドラッグおよび本明細 書中に記載の類似化合物は本発明の範囲内にある。
アデノシン、9−β−D−リホフラノンルアデニン(プリンアデニンのヌクレオ シド)はプリンヌクレオンドと呼ばれる生化学物質の群に属し、FoxおよびK elly[Annual Reviews of Biochemistry。
Vol、 47. り、635.19783が記載しているように重要な生化学 的細胞調節分子である。
アデノシンは多種多様の細胞種と相互作用し、無数の生物学的作用の原因となる 。アデノシンは、脳において阻害物質/神経調節物103−124. (198 5) ; Marangos、 et al、 、 NeuroSciand  Biobehav、 Rev、@9 : 421−430(1985) ; Dunwiddie、 Int、 Re v、 Neurobiol、 27 : 63−130(1P8 5)を参照〕。この作用は細胞外受容体によって仲介されている[Londos  et al、、 Regulatory Functions or Ade nosine、 pp、 17−32(Berne et al、 、 ed、  01983)F。神経組織に及ぼすアデノシンの報告されている作用には、神 経炎症の抑制[Phi 1lis et al、 、 Europ、 J、 P harmacol、。
30 : 125−129(1975)]およびカルシウム依存性の神経伝達物 質放出の抑制[Dunwiddie、 1985]が含まれる。アデノシンおよ びその代謝的に安定な類似体はその作用として、特異的なアデノシン受容体アン タゴニストによって逆作用される強い抗痙中および鎮痛作用を有している[Du nwiddie et al、 、 J、 Pharmacol、and Ex pt 1. Therapeut、 、 220@ニ ア0−76(1982) ; Radulovacki et al、 、 J 、 Pharmacol、 Exptl、 Thera、 A 22g ・26g−274(1981)]。事実、アデノシンは天然の抗痙中薬物として 作用することが示唆されており、その細胞外レベルを変化させる物質は発作活性 の調節剤である[Dragunow et al、 、 Epilepsia  26 : 480−487(1985) ; Lee et al、 、 Br ainRes、 、 21 : 1650−164(1984)コ。さらに、ア デノシンは、強力な血管拡張薬、免疫細胞機能の阻害薬、顆粒球酸素遊離ラジカ ル生成の阻害薬、抗不整脈薬、および抑制性の神経調節薬である。その広スペク トルの生物学的活性の故に、アデノシンおよびその類似体の実際的な治療用途を 調べるのに相当な努力が為された。
アデノシンは細胞原形質膜にアンカーされている受容体に結合することによって この原形質膜のレベルで作用すると考えられているでアデノシンの細胞外レベル を増大させようとする試みが含まれていた。しかし、有効な細胞外治療レベルを 維持するために患者に投与しなければならない、lKではアデノシンは毒性であ るので、アデノシン単独の投与は治療用には制限がある。さらに、アデノシン受 容体は、アデノシンへの暴露に続いて、受容体の下方調節を含むネガティブな自 動制御抑制を受ける。
アデノシンの高い局所細胞外レベルの作用を達成する他の方法が存在し、研究も されていた。これらには次のものが含まれる:a)Paterson等がAnn als of the New York Academy of 5cien ces、 Vol、 255、 p、 402(1975)に記載しているよう な、アデノシン輸送を特異的にブロックする試薬によるアデノシン取込みの阻害 ; b) CarsonおよびS eegmillerがThe Journa l of Cl1nical Investigation、Vol、57゜p 、 274(1976)に記載しているような、アデノシンの分解の防止;およ びC)アゾ/シンの細胞原形質膜受容体に結合するように作成したアゾ/シン類 似体の使用。
アゾ/シンの細胞取込みを阻害することができる広範囲の化学物質が存在する。
その一部は特異的に阻害し、実質的にアデノシン取込みの競争阻害物質であり、 その他は非特異的にp−ニトロベンジルチオイノシンを阻害し、ジピリダモール は競争阻害物質のようである。コルキシン、フェネチアルコールおよびパパベリ ンを含ムソの他の多種の化学物質が非特異的に取込みを阻害する。
アデノシンの細胞外レベルは、アデノシンの酵素分解を抑制する化学物質を使用 することによって増大させることができる。以前の研究は、アデノシンのイノシ ンへの変換に関与しているアデノシンデアミナーゼの阻害物質を同定することに 焦点が当てられていた。
アデノシンデアミナーゼ活性は、コツオルマイシン、2”−デオキシコツオルマ イシン、およびエリスロー9−(2−ヒドロキシ−3−ノニル)アデニン塩酸塩 によって阻害される。
多数のアデノシン受容体アゴニストおよびアンタゴニストが、プリン環の構造的 修飾、プリン環に結合している置換基の変性、および炭水化物部分における修飾 または変性によって調製されていた。
ハロゲン化されたアデノシン誘導体は、アゴニストまたはアンタボシンによって 引き起こされるものに類似する実験系における生物学的作用を発揮する。N−6 または5°−置換を有する誘導体も期待できることが示されている。
上記の3種の方法の全てはアデノシンの単独使用を越える利点を有しているかも しれないが、これらはいくつかの不都合を有していることがわかった。これら方 法の主な不都合はこれらが望ましくない副作用を有する化学物質を基にしている ことであり、これは主として、これら化学物質を毒性量で投与しなければならな いこと、およびこれらがほとんどの細胞種に非選択的に影響を及ぼすことによっ ている。Purine Metabolism in Man(De Bary n、Simmonds and Muller eds、 、 Plenum  Press、 New York、 1984)に記載されているように、身体 中のほとんどの細胞はアゾ/シンに対する受容体を有している。
従って、身体全体のアデノシン量を増加させる方法の使用は、正常な細胞生理に 望ましくない劇的な変化を引き起こし得る。さらに、アデノシンデアミナーゼ阻 害物質は、強力な免疫毒素であるデオキンアデノンンの分解を妨げるJGrub er et al、 、 Ann、 Ncv York Acad、 S複雑な 副作用を伴わないで病的現象中の特定の時期にアゾ/シンまたはアデノシン類似 体の細胞外レベルを増加させ、そして増加量のアデノシンをそれから最大の利益 を受ける細胞に選択的に指向させる化合物が、重要な治療用途を有していること は理解されよう。
例えば、そのような化合物は、心臓発作もしくは卒中などの虚血現象の防止また はそれらの間の応答に、あるいは、アテローム性動脈硬化症もしくは皮膚弁手術 などの望ましくない制限または減少した血流が関与しているその他の現象に特に 有用であろう(アデノシンが血管拡張物質であり、顆粒球による超過酸化物ラジ カルの生成を妨げるため)。また、そのような化合物は、(1)発作もしくはて んかん、(2)不整脈、(3)例えば、関節炎、自己免疫病、成人呼吸窮迫症候 群(ARDS)、および透析中もしくは心肺機器を用いて起こるような人工膜と 血液の接触に由来する補体による顆粒球の活性化などによる炎症、などの細胞興 奮の増大が関与している病的状態の予防または肯定的治療にも有用であろう。さ らに、自閉症、大脳麻痺、不眠症およびその他の神経精神病学的症状(精神分裂 症を含む)に罹患している患者など、慢性的に低アデノンンの患者の治療にも有 用であろう。本発明における有用な化合物を用いてこれらの目的を達成すること ができる。
現在用いられている抗発作薬の大部分は毒性であり(例えば、シランチン)、多 数の患者において有効性を持たないので、一層効果的な抗痙章治療化合物が必要 とされているのは明白である。正味のATP異化の間のアデノシン量を増大させ るアデノシン放出物質は発作性疾患の治療に有用であろう。
また、細胞外アデノシンを選択的に増加させる化合物は、記憶に関与している海 馬の細胞の予防保護にも用いられる。この海馬は、脳の他のあらゆる領域よりも 多くのアデノシンおよびグルタメート受容体を有している。従って下記のように 、脳への低血流のあらゆる状態または発作に対して最も感受性か高い。ある最近 の研究は、アルツハイマー病が慢性的な準臨床的大脳虚血の結果であることもあ るという理論を指示する。本発明の化合物は、明白な発作およびアルツハイマー 病の両方の治療および/または予防に有用である。
現在、比較的短い期間(2〜8分程度)の脳虚血が、脳中の選択したニューロン 集団の最終的な死を導く一連の現象を起動させることが確かめられている。この 過程は、遅延型の興奮毒性と呼ばれ、興奮性ノアミノ酸(E A A)神経伝達 物質グルタメートおよびアスパルテートの虚血誘導の放出によって引き起こされ る。発作後の数日以内に、脳中のニューロンはFAAにより代謝的に消耗および 死に至るまで過剰刺激される。グルタメートは発作後の細胞損傷に関与している 主要な因子のようであるので、脳中のグルタメート受容体の封鎖は発作の治療に 有益であろう。動物において、グルタメート受容体プロ/カーは、神経損傷に付 随する発作を緩和または軽減するのに有効であることが示された。しかし、これ らの受容体ブロッカ−は、特異性を欠き、多くの望ましくない副作用を生じるこ とが示された[Church et al、 、 Excitatory Am 1no Ac1d Transmission、 pp、 125−118(A lan RL5ss、 Inc、 1987)J。
アデノシンは、脳におけるグルタメート放出の強力な阻害物質であることが示さ れた。脳のCA−1領域は発作後の破壊に選択的に感受性である。発作後の1. 3および6日後に観察を行った研究によって、CA−1領域は時間とともに進行 的に破壊されることがわかった。しかし、グローバルなアデノシンアゴニストで あるシクロへキシルアデノシン(CHA)が発作後の短時間に投与されると、C A−1領域は顕著に保護された[Daval et al、、Brain Re s、 491 : 212−226(1989)]。また、この有益な効果は動 物の生存率においても観察された。しかし、そのグローバルな作用の故に、CH Aは非特異的な副作用を有している。例えば、この物質は望ましくなく血圧を低 下させ、虚血領域から血液を除き、それによって血流の一層の減少を引き起こす 。
本明細書および請求の範囲に記載の本発明化合物は、有用なアデノシン放出(グ ルタメートを阻害する性質)を示すだけではなく、部位および現象特異的であり 、既知のアデノシンアゴニストの望ましくないグローバルな作用を回避する。ま た、これらの化合物は、興奮性アミノ酸の過大な作用に関連した神経退化性の疾 患、例えばパーキンソン病の治療にも用いられる。
医学的に重要な別の領域は、高レベルのホモシスティンに起因する神経学的疾患 または症状の治療である(例えば、ビタミンB12欠損)。本発明の新規AIC Aリボシドプロドラ、グはそのような目的にも同様に用いることができる。
医学的に重要なさらに別の領域は、肥満細胞の活性化を防止することによって、 または肥満細胞により分泌されるアレルギ一応答の媒介物質を阻害することによ って達成しうる、アレルギー性疾患の治療である。肥満細胞の活性化は、免疫療 法(アレルギー・ショット)によって、またはクロマリンナトリウム、コルチコ ステロイド類およびアミノフィリンなどの肥満細胞安定化物質によって下方調節 することができる。また、抗ヒスタミン類およびアドレナリン作動性薬物などの 肥満細胞の産物を阻害する治療薬物も存在する。肥満細胞安定化の作用機序はよ くわかっていない。アミノフィリンの場合、それはアデノシン受容体アンタゴニ ストとして作用することができる。しかし、クロマリンナトリウムおよびコルチ コステロイド類などの薬物も同様によくわかっていない。
従って、上記化合物の副作用、例えば抗ヒスタミン類の場合は眠気、アドレナリ ン作動性薬物の場合は興奮、そしてフルテコステロイド類の場合はクッシング病 症候群など、のどれをも示さない化合物による有効なアレルギー治療が極めて重 要であり、重要な用途を有していることは理解されよう。本発明において有用な 化合物、AICAリボシドプロドラッグとは対照的に、3種の既知の肥満細胞安 定化物質のどれも、プリンヌクレオシド三リン酸またはプリンヌクレオシド−リ ン酸に細胞中で代謝されるとは考えられておらず、知られてもいなかった。
AICAリボシドおよびAICAリボシドのプロドラッグを抗ウィルス薬として 、およびAZTの抗ウィルス活性を増大させるために使用することは、−緒に譲 渡された米国特許出願N o、 301.454、rAZTの抗ウィルス活性を 増大させる方法および抗ウィルス薬J(1989年1月24日出願)に記載され ている(この出願の開示は本明細書の一部を構成する)。
AICAリボンドのある種の誘導体が調製され、3”−デオキシ−チオーAIC Aリボシドなどのアデノシンもしくはヌクレオシド類似体などのヌクレオシドの 合成における中間体として用いられていた[例えば、5uzuki et al 、、米国特許No、 3.450.693 ; Miyoshi et嵩高血糖 症発作の予後不良に関係していると報告されていた[Helgason、旦圧崩 19(8) : to49−tosa(t9gg)]。さらに、インスリン治療 によって誘導される穏やかな高血糖症は、実験的に導いた梗塞からの生存および 死亡率を改善することが示されていた[LeMay et al、+5trok e 19(11) : 1411−1419(198g)コ。我々は、AICA リボシドおよび本発明のプロドラッグは、血液グルコースを低下させるそれらの 能力によって、少なくとも部分的に中枢神経系(CN S )に対する虚血損傷 への保護を助けるのに有用であると考えている。
通常、高血糖症および関連の糖尿症状は、「I型」あるいは重篤型(通常はイン スリンを必要とする)および「■型」あるいは穏やかな型(通常は経口の低血糖 薬物および/または節食および運動によってコントロールされる)に分けられる 。■型の糖尿病患者は、通常は高血糖症およびケトアシド−シスを含む合併症を 伴う重篤なインスリン欠損を有している。■型の糖尿病患者は、通常、促進され た肝の糖新生に主として由来する高血糖症を伴う、インスリン感受性の減少また は比較的穏やかなインスリン欠損を有している。両形態の糖尿病症状はアテロー ム性動脈硬化症および虚血性器官損傷に関係している。
現在、臨床で用いられている経口の低血糖薬物には、スルホニル尿素類(例えば 、トルブタミド、トラザミド、アセトへキサミド、クロルプロパミド、グリブリ ド、グリビジド)およびビグアニド類(フェンホルミンおよびメトホルミン)が 含まれる。スルホニル尿素型の薬物は、インスリン放出を引き起こすことによっ てヒトおよび実験動物において急速に血糖を低下させるが、長期の研究では、そ れらの活性は膵臓外作用を含むようである。これらの薬物はカリウムカチオン経 路において活性であるが、この活性がそれらの低血糖作用に関係しているのか否 かはわかっていない。スルホニル尿素型の薬物は種々の理由により理想的な低血 糖薬物ではない;さらに、これらは心臓血管疾患の危険の増大を伴っており、多 くの■型糖尿病患者に対して効果が不十分であることもある。
(以下、余白) ビグアニド種の薬剤は、グルコース末梢の利用を増加し肝臓のグルコース製造を 増加することにより血糖値を低下させる。いずれの効果も多分、酸化的燐酸化の 阻害により生ずる。更に、酸化的燐酸化の阻害により、ビグアニドは致命的乳酸 アシド−シスが伴っていたが、その理由により、現在では米国において臨床的に 入手できる。
血糖値を下げる他の化合物が文献に記載されているが、それらのいずれも、毒性 のために臨床的に入手することができない。(Sherratt、H,S、 A 、 、 r Inhibition of Gluconeogenesis  by Non−Hormonal H■ poglycaemic CompoundsJ in Short−Term  Regulation Liver Metab。
堕、pp、 199−277()Iue、L、 and Van de Ner ve、 G、 s、 Elsovier/North Ho11ar+d Bi omedical Press、1981)リボースは、実験用の動物および人 に経口投与または静脈投与すると血糖値を下げることが報告されており、F o ley(J、 Cl1n、 Invest、 37:719−735(1958 ))は、リボース−5゛−ホスフエート(リボース治療の後、細胞内に形成)に よるホスホグルコミニターゼ(phosphoglucomutase)の阻害 を示している。他の者は、リボースが、インシュリン放出の増加によりグルコー スをr゛    低下させることを示しており(Ishiwita等、Endo ncinol、Japan 25:1)      63−63−169(19 7、インシュリン放出の増加によりグルコース製造が1    増加するという 証拠が有力である。
フルクト−スジホスファターゼは、グルコース新酸における二つのコントロール ステップの一つなので、新規低血糖化剤の理想的夕)    −ゲットであるこ とが示されている。(上記5herratt(1981)) Lがしながら、そ の活性を低下させる治療剤は現在、臨床的には入手することはできない。フルク ト−スジホスファターゼはAMPにより?    阻害され細胞エネルギーチャ ージに影響を与えるATPにより活性1    化される。グルコース新酸の他 の主要な制御ステップであるピルビン酸カルボキシラーゼは、グルコース製造の 最初のステップであり、アセチルCoAの有用性により制御されるが、その阻害 によりミトコンドリア機能が妨害される。
本発明は、系統的アデノシンの否定的効果を伴なうことなくAICAリボシドお よび他のアデノシン放出化合物の積極的生物学的利用能を示し、ある場合には改 良するプリンプロドラッグおよび類縁体に関する。ここに定義される化合物はプ ロドラッグとして使用される。新規化合物は典型的に、A I CA !Jポシ ドに対する以下の−またはそれ以上の改良を示す:1)より大きな潜在的アデノ シン放出効果;2)増加した半減期:3)同上した脳貫通性;4)増加した経口 生物学的利用能;5)増加した心筋ターゲツティング;A工CAリボシドそのも のより効率が優れた場合があること。
発明の要約 本発明はAICAリボシドのプロドラッグに関する。我々は驚くべきことにAI CAリボシドが非常に制限された経口生物学的利用能を有することを発見した。
従って、AICAリボシドを経口投与した場合、作用部位を有する組織に殆どま たは全く到達しない。他の要因の中で、本発明は、AICAリボシドのプロドラ ッグを経口投与すると、AICAリボシドそのものを経口投与した場合と比べて 、血液および他の組織中のAICAリボシド水準が向上するという我々の発見に 基づく。AICAリボシドのプロドラフグの使用により、治療効果量のAICA !Jボンドを処置すべき組織に分配することができる。
ArCAリボシドは充分に胃腸管貫通せず、血液脳関門貫漣が比較的低い。AI CAリボシドを含むアデノシン放出剤の誘導体を用いると、第1通過代謝を回避 する脳及び/又は腸浸透性状として投与することにより脳および腸でのAICA リボシドの貫通が増加し、一方、再生して粗化合物になるターゲットに達する( プロドラッグ法)。
本発明は、AICAリボシドのプロドラッグとして作用する化合物および上記治 療におけるプロドラッグとしての用途に関する。これらのプロドラッグ化合物は 、AICAリボシル分子およびAICAリボシル分子1当量当たり少なくとも一 つのヒドロ力ルビロシキ力ルボニルまたはヒドロカルビルカルボニル分子を有す る変性AICAリボシドを含む。
AICAリボシドは化学的に変性して、リボシル分子の−またはそれ以上のくす なわち2゛−13”−または5゛−)ヒドロキシル酸素がヒドロカルビロキシカ ルボニルまたはヒドロ力ルビル力ルポニル分子により置換されているAICAリ ボシドプロドラ、グとなることが発見された。
これらの化合物はAICAリボシドのプロドラッグとして機能し、AICAリボ シドそのものよりも、より多くが胃腸系から吸収され、より多くが血−脳障壁を 越えることができる。加えたエステル末端基は、胃腸系からの吸収を同上させ、 第ト通過代謝を低下させ、剤を血液脳関門通過にいっそう利用できるようにする ことができると考えられている。プロドラッグ分子が活性部位に近づくと、完全 な変性基が内側から分解してATCAリボシドを生ずる。
本発明のプロドラッグ化合物は、アゾシンの細胞外水準の増加が有利である種々 の臨床状態の処置に使用することができる。従って、本発明は、発作、アルツハ イマー病、ホモシスチン症、支弁および再建手術、虚血後層候群および他の発作 に関する状態、を椎虚血、特に心臓/肺バイパス手術中における体内手術虚血、 心臓麻痺、糖尿病、全非経口栄養に関するものを含む高グリンン血症、およびア ルギナおよび梗塞を含む心筋虚血のような状況の、これらのプロドラッグを用い た予防および処置に関する。これらのプロドラッグは、AICAリボシドが活性 を示し、経口投与が好ましいまたは有利であるような他の兆候の処置に有用であ る。すなわち、それらは経口生別用状でArCAリボシドを投与するのに有用で ある。本発明は、本発明の化合物を臨床的に使用可能なキャリヤ中に有効量で含 む薬剤組成物にも関する。
好ましいプロドラッグ化合物は、リボシル分子の少なくとも一つのヒドロキシル 酸素がヒドロカルボニロキシカルボニルまたはヒドロカルビルカルボニル分子で 置換されたものを含む。一つの好ましい化合物は、少なくとも一つのヒドロキシ ル酸素がヒドロカルビロキシカルボニル分子で置換されているものである。一つ の好ましいプロドラッグ化合物は、リボシル分子の3°−または5°−ヒドロキ シ酸素または両方がヒドロカルビロキシカルボニルまたはヒドロカルビルカルボ ニル分子で置換された化合物を含む。
5°−エステル置換基を有する化合物は、部分的理由としてプラズマで観察され る加水分解速度が遅く、そのため血流中での半減期が長く、投与回数が少なくて よいので好ましい種類の化合物である。
経口生利用性が向上しているので、好ましいプロドラッグ化合物は1〜3の短鎖 アシルエステル基で置換されている化合物を含む。
特に、5“−ピバロイルまたはインブチリル置換または2°−13゛−15“〜 トリアセチル置換を有する化合物は、経口投与すると同上した生別用性を示す。
5°−ブチリルまたは3゛−15゛−ジアセチル置換を有する化合物も向上した 経口生利用性を示す。
他の好ましい種類の化合物は、3°−ヒドロカルビロシキ力ルポビル置換を有す る化合物、特にイソブトキシカルボニルまたはネオペントキシカルボニル置換を 有する化合物である。
一つの要旨において、本発明は新規プロドラッグ化合物に関する。
通常、これらの化合物は、ATCAリボシル基を含み、ATCAリボシル基1当 量当たり少なくとも一つのヒドロカルビロキシカルボニルまたはヒドロカルビル カルボニル基またはそれらの組み合わせを有する変性AICAリボシドを含む( ただし、プロドラッグがAICAリボンル基1モル当たり3つのアセチル、プロ ピオニルまたはベンゾイル基を有することはなくツボシル基の5°−位がジベン ゾイル置換またはモノアセチル置換されていないことを条件とする。
)。
特に好ましい種類の化合物は、短鎖アシルエステル基でモノまたはジ置換された 化合物である。そのような化合物は、5°−アシルエステル置換または3′、5 °−ジアシル置換された化合物を含む。
好ましいジアシル置換化合物は、3°5°−ジアセチル置換化合物および5°− n−ブチリル置換化合物を含む。特に好ましい化合物は、5°−ビバリルまたは 5“−イソブチリル置換のいずれかを含む化合物である。
本発明の他の要旨において、カルボサイクリックAICAリボシドのプロドラ・ 2グが得られる。
寥−卑 ここで用いられている用語は別の記載がない限り以下の意味を有する。
「アルキル」という用語は、飽和脂肪族基を示し、直鎖状、分岐状およびカルボ サイクリック基を含む。
「アルケニル」という用語は、少なくとも一つの二重結合[例えばCH,CH= CH(CH,)t−]を有する不飽和アルキル基を示し、直鎖状および分岐状ア ルケニル基の両方を含む。
「アルケニル」という用語は、少なくとも一つの三重結合[例えばCH3CTC (CH,)、−]を有する不飽和基を示し、直鎖状および分岐状基の両方を含む 。
「アリール」という用語は、少なくとも一つの芳香族環を有する芳香族ヒドロカ ルビルおよびヘテロ芳香族基を示す。
(以下、余白) 「アルキレン」なる語は二基である直鎖および分岐鎖アルキレン基をいい、例え ば、エチレン、プロピレン、2−メチルプロピレン(例えば    CH。
−CH,CHCH,−)、 3−メチルペンチレン(例えば、       CH。
□ −CH,CH,CHCH,CH,)等 を含む。
「ヒドロカルボニル」なる語は(アルキル、アルケニル、およびアルキニル基お よび飽和または不飽和結合の混合を有する基を含めた)脂肪族、アリサイクリッ ク(炭素環状物)、アリール(芳香族)またはその組合せであってよい炭素およ び水素よりなる有機基を表し:直鎖、分岐鎖、または環状構造またはその組合せ の基、ならびにハロゲン原子または窒素、酸素、および硫黄のごとき異項原子お よび(アミン、アルコキシ、アリールオキシ、カルボキシル、エステル、アミド 、カルバマートまたはラクトン基等のごとき)それらの官能基をいい、それらは 有機化合物および基で通常見い出されるものである。
「ヒドロカルビルオキシルカルボニル」なる語1i、R’ 力(ヒドロカルビル 基である基     O である基    0 「エステル」なる語は O C−0− 結合を有する基をいい、アシルエステルテル基を共に含む。
「ハロ」または「)\ロゲン」なる語はフ・ノ素、塩素、臭素およびヨウ素をい う。
「カルボネートエステル」なる語は、Roがヒドロカルビルである基    0 一OCOR’ または少なくともかかる基を1個有する化合物をいう。
「アシルエステル」なる語はRoがヒドロカルビルである基一CR’ またはかかる基を少なくとも1個有する化合物をいう。
「混合エステル」なる語は、少なくとも1個のカルボネートエステル基および少 なくとも1個のアシルエステル基を有する化合物または異なるアシルエステルま たはカルボネートエステル基を有する化合物をいう。
本発明のAICAリボシドおよびAICAリボシドプロドラッグ類に言及するに おいて、環につき以下の通常のナンバリング系を用いる。
「炭素環状AICAリボシド」なる語は、リボシル環の酸素原子が炭素原子で置 き換えられたAXcAリボシドのアナログをLNう。
従って、炭素環状AICAリボシドは、示すごとく、以下の構造を有し、以下の 環ナンバリング系を用いる。
「プロドラッグ」なる語は、所望の作用位置に粗化合物が到達するのを助けるよ うに誘導体化した(AICAリボシドのごとき)粗化合物の誘導体類である化合 物をいう。プロドラッグの誘導体化部分は切断(代謝)されるかまたは活性化さ れて、通路または所望の位置いずれかで粗化合物が生じる。典型的には、プロド ラッグは、切断されて粗化合物となる地点である腸管上皮または血液脳関門のご とき生物学的関門を粗化合物が通過または良好に通過するのを可能とできる。
「経口生物学的利用性Jなる語は、経口投与の後血流に達する薬剤量をいう。従 って、「経口的に生物学的利用可能な」薬剤は経口投与されると腸管から良好に 吸収され、血流に達する薬剤をいう。
図面の簡単な記載 第1図はマウスにおいてホモシスティンチオラクトン誘導発作を防止するAIC AリボシドおよびプロドラッグAの活性を示す。
第2図は虚血性ラット心臓組織でアデノシン産生を誘導するにおけるAICAリ ボシドおよびプロドラッグAの活性を示す。
第3図はAICAリボンドおよびプロドラッグAの経口投与がラット心臓組織で のZMP濃度に与える影響を示す。
第4図はプロドラッグAおよびAICAリボシドが細胞培養におけるアデノシン 放出に与える影響を示す。
第5A図および第5B図はAICAリボシドおよびプロドラッグAの経口投与が うy)肝臓でのZMP濃度に与える影響を示す。
第6図は絶食マウスで血中グルコースを低下させるにおける等モル用量のリポー スおよびAICAリボシドの活性を示す。
第7図はAICAリボシドが絶食および非絶食ラットの血漿グルコースに与える 影響を示す。
第8図はAICAリボシドがヒトにおける血清グルコースに与える影響を示す。
第9図はAICAリボシドが肝臓グリコーゲンに与える影響を示す。
第10A図ないし第10D図はAICAリボシドがラットにおける血清ラクテー トおよびピルベートに与える影響を示す。
第11A図および第11B図はAICAリボシドが肝臓ZMPレベルと連動した 血中グルコースレベルに与える影響を示す。
第12図はウサギ肝臓においてフラクトース1,6−ジポスフアターゼを阻害す るAICAリボシド、ZMPおよびAMPの活性ヲ示す。
第13A図および第13図はAIcA!/ポジ)’50mg/kg用量を投与し た後のヒト血漿中インシュリンレベルを示す。
第14図は本発明のいくつかのプロドラッグの等モル経a用量の血糖低下効果を 示す。
第15図はアゾ/シン牛ナーゼの阻害がPTZ誘導発作に与える影響を示す。
第16図はZMPおよび炭素環状ZMPがフラクトースI、  6−ジホスフア ターゼの阻害剤に与える影響を示す。
第17図はArCAリボシド連用投与が糖尿病ラットのトリグリセリドレベルに 与える影響を示す。
第18図は経口投与後のイヌにおけるArCAリボシドの血漿濃度を示す。
第19A図および第19B図は虚血ラット心臓におけるAICAリボシドおよび AICAリボシドのある種の3゛−カルボネートエステル類のアデノシンおよび AMPレベルを示す。
第20図はAICAリボシドのプロドラッグ(3,5−ジアセチルAICAリボ シド)の経口投与に続いてのイヌにおけるAICAリボシドの血漿濃度を示す。
第21図はストレプトシトシン誘導糖尿病マウスにおいてAXCA IJボシド が血清グルコースレベルに与える影響を示す。
第22図はストレプトシトシン誘導糖尿病ラットにおけるAICAリボシド連用 処理の影響を示す。
第23図はAICAリボシド連用処理がストレプトシトシン誘導糖尿病ラットに よる水消費に与える影響を示す。
第24図はストレプトシトシン誘導糖尿病ラットにおけるAICAリボシド連用 処理が肝臓フラクトース1.6−ジホスフアターゼ活性に与える影響を示す。
第25図はAICAリポンドがマウスにおける肝臓フラクトース1.6−ジホス フアターゼレベルに与える影響を示す。
第26図は絶食および非絶食マウスにおける血糖降下剤グラブ1ノドおよびAI CAリボシドの影響の比較を示す。
第27図はストレプドハシン誘導糖尿病う・ノド(こお0てA■CAリボシドが 血清グリコ−スレベルに与える影響を示す。
(以下、余白) 発明の詳細な説明 好ましいプロドラッグ化合物 本発明の好ましいプロドラッグ化合物は、AICAリボシル残基、およびAIC Aリボシル残基1当量に対して少なくとも1つのノ〜イドロカルビロキシカルボ ニルまたは/%イドロカルビルカルボニル残基を有する変性AICAリボシドを 含んで成る。
式: [式中、x、SX、およびX、は、独立的に(a)水素であり、または(b)   OO −CR,または −COR。
(ここでR1は独立的に71イドロカルビルまたはモノ−もしくはジハイドロ力 ルビルアミノであり、R1は、独立的に)\イドロカルビルである。)であり、 または (c)X、、X、およびX、の少なくとも1つが水素でないという条件下、X、 、X、およびX、の2つは一体となって環状カーボネート環を形成する。] で示されるAICAリボシドプロドラッグが好ましい。
多くの指標から、これらプロドラッグを経口的に投与することが好都合であり好 ましく、高い経口的生物学的利用性を示すこれらプロドラッグは治療的利点を呈 する。従って、X3、X、およびX、の1つまたはそれ以上が短鎖ハイドロカル ビルカルボニル基を有してなるプロドラッグが好ましい。液状または固形状(例 えば、カプセル)のいずれかの形態で経口投与された場合の高い生物学的利用性 の観点から、XIがイソブチリルまたはピバロイルであり、X、およびX、の両 方が水素である場合(第1表の化合物10および11)、ならびにX、、X、お よびX3がアセチルである場合(第1表の化合物CI)のプロドラッグが特に好 ましい。Xlがn−ブチリルでありX。
およびX、の両方が水素であるプロドラッグ、およびXIおよびX3の両方がア セチルでありX、が水素であるプロドラッグも好ましい。
好都合な結晶状態で単離されたプロドラッグ化合物、特に、2°、3°、5°− トリアセチルAICAリボシド(第1表の化合物C1)、3°15°−ジアセチ ルAICAリボシド(第1表の化合物22)、および3°−ネオペントキシカル ボニル(第1表の化合物17)が特に好ましい。さらに、アセチル置換プロドラ ッグ化合物において、脱離基は、好都合にかなり薬学的に活性を持たないアセテ ートを含んで成る。
好ましい新規なプロドラッグ化合物 本発明の好まI−い新規なプロドラッグ化合物は、式:[式中、X3、X、およ びX、は、独立的に(a)水素であり、または(ここでR,は独立的にハイドロ カルビル、好ましくは炭素数1〜約24のハイドロカルビルまたはモノ−もしく はジ−ハイドロカルビルアミノであり、R1は、独立的にハイドロカルビル、好 ましくは炭素数1〜約24のハイドロカルビルである。)であり、または(c) Xl、XtおよびX3の全てが水素、アセチル、プロピオニルまたはベンゾイル でないという条件の下、X、、XlおよびXsの2つは、一体となって環状カー ボネート基を形成し、またはX、、X、およびX、の1つが水素である場合に他 の2つが両方ともベンゾイルでなく、またはX、およびX、が水素である場合に XIがアセチルでない。] で示される化合物を包含する。好ましいR,およびR1基は低級アルキル基を包 含する。1つの好ましい種類の低級アルキル基’It少なくとも1つの第2級ま たは第3級炭素原子を有するものである。他の好ましい種類の低級アルキル基は 約6までの炭素数を有しており、第2級または第3級炭素原子を持つことがある 低級アルキル基である。24以上の炭素数を有するノ・イドロカルビル基を使用 してよく、これは本発明の範囲内である。
好ましい化合物は、1つまたは2つのエステル基を有するものである。リボシル 環の3′もしくは5゛位または両方の位置にエステル基を有する化合物が特に好 ましい。
1種の好ましい化合物はカーボネートエステルを含んで成る。特に好ましいカー ボネートエステルは、XIまたはX3が○ −COR,である化合物を包含する。X、が水素であるそのような化合物が特に 好ましい。そのような好ましい化合物は、3′−カーボネートエステル基を有す るものである。特に好ましいカーボネートエステル化合物は、X、およびX、の 両方が水素であり、X、がイソブトキシカルボニル(第1表の化合物1)または ネオペントキシカルボニル(第1表の化合物17)である化合物を包含する。他 の好ましい3′−置換カーボネートエステルは第1表の化合物4.3および7を 包含する。
1つの特に好ましい種類のプロドラッグ化合物は、高い水溶性を有する化合物を 包含する。そのような化合物は、胃腸管からの改良された吸収のために、経口で 投与された場合に、高い生物学的有用性を示す。この理由のため、1つまたは2 つのアシルエステル基を有するプロドラッグ化合物は特に好都合である。約6以 下の炭素数を有する短鎖エステル基が特に好ましい。特に、リボシル環の5°位 、または3°および5゛位の両方にアシルエステルを有する化合物が好ましいこ とがわかった。特に、第1表の化合物10(X、がイソブチリルであり、X、お よびX、の両方が水素であるもの)、および化合物11(X、がビバリルであり 、X2およびX、の両方が水素であるもの)が特に好ましいことがわかった。他 の好ましい化合物は、第1表の化合物31(X、がn−ブチリルでありX、およ びX、の両方が水素であるもの)および化合物22(X、が水素でありXlおよ びX、の両方がアセチルであるもの)を包含する。特に好ましいものは、好都合 な結晶状態で単離される3゛−ネオペントキシカルボニルーAICAリボシド( 第1表の化合物17)および3゛、5°−ジアセチル−AICAリボシド(化合 物22)である。3゛、5°−ジアセチル−AICAリボシドに関して、その3 °−および5゛−脱離基は、(かなり薬学的に不活性である)アセテートを有し てなる。
好ましい化合物の調製 本発明の好ましいカーボネートエステルおよびアシルエステル化合物は、以下の 反応式に従って好都合に調製することができる。
[式中、Xl、X8、X5、R1およびR,は式(1)で規定した通りである。
] 反応(1)は、[、AICAリボシドおよび■、適切な酸クロライド、酸無水物 またはクロロホルメートを溶媒中で組み合わせることによって行うことができる 。酸クロライドは、対応酸のチオニルクロライドとの反応のような従来の手順に よって好都合に調製することができる。いくつかの酸クロライドおよび酸無水物 が市販されている。多(のクロロホルメートが市販されている。クロロホルメー トは、ホスゲンと適切なアルコールの反応によって当業者に知られた従来の手順 によって好都合に調製できる。反応(1)は、約−10℃〜約5°C1好ましく は約−5°C〜約0°Cの温度で行うことができ、一般に約2〜4時間以内で完 了する。取り扱いの容易さから、反応を溶媒中で行うことが好ましい。適切な溶 媒は、ジメチルホルムアミド(DMF)、ピッジン、メチレンクロライドなどを 包含する。反応は常圧で行うことが好都合である。反応生成物は、カラムクロマ トグラフィー、結晶化などの従来の方法によって単離できる。適切なように、反 応によって、リボシル残基の2’−,3°−および/または5°−位におけるモ ノ、ジおよびトリエステルの生成物の混合物が生じうる。生成エステルは、薄層 クロマトグラフィー(TLC)、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)、カ ラムクロマトグラフィー、結晶化および当業者に良く知られた池の方法などの従 来の方法によって分離することができる。
5′−モノエステルは、2′および3′位にブロックされた中間体を与える以下 の反応式に従って好都合に製造することができる:V工xx DbAgは脱ブロツク剤である。コ 反応(2)は■、■、■および■を組み合わせることによって行う。
反応体はいずれの順で組み合わせてよいが、■、■および■の混合物に■を添加 することが好ましい。反応は、約り0℃〜約25℃、好ましくは約り5℃〜約2 5°Cの温度で行うことが好ましく、一般に約4S分間以内で完了する。中間体 ■は従来の方法によって単離することができる。
反応(3)は中間体■と適切な酸クロライド、酸無水物またはクロロホルメート との反応であり、反応(1)で記載したように行える。
反応(4)は、要すれば、環状ブロッキング基を2′−および3°−位から除去 するための、場合により存在する段階である。■、適切な脱ブロッキング剤と反 応させることによって行える。適切な脱ブロッキング剤は、水/アセトン、テト ラエチル−アンモニウムフルオライド/THF、酢酸/水、ぎ酸/水におけるH 1樹脂を包含する。そのような脱ブロッキング剤は従来のものであり、当業者に よく知られている。
AICAリボシドと適切な酸クロライドまたは酸無水物とを反応(1)に従って 反応させてアシルエステル基を加え、アシルエステル置換化合物を適切なりロロ ホルメートと反応(1)に従って反応させて混合エステルを得ることによって混 合エステル化合物を好都合に調製できる。あるいは、混合エステル化合物は、反 応(1)または反応(2)に従ってAICAリボシドをモノアシルエステルに転 化し、反応(1)に従って精製モノアシル化生成物を適切なりロロホルメートと 反応することによって調製できる。加えて、幾つかの混合エステルは、反応(1 )または(2)に従って初めにAICAリボシドをモノアルコキシカーボネート に転化し、次いで反応(1)に従って精製カーボネートエステルを適切な酸クロ ライドまたは酸無水物と反応させることよって調製できる。
(以下、余白) 炭素環式A I CA IJボンド化合物本発明者らは、炭素環式AICAリボ シドがアデノシン放出剤特性を有することを見いだした。したがって、またもう 1つの態様において、本発明は新規な一連の炭素環式A4CAリボシドのプロド ラッグおよびアデノシン放出剤としての炭素環式AICAリボシドおよびそのプ ロドラッグの使用を提供する。これらのプロドラッグはまた、抗ウィルス剤とし ても有用である。
これらのプロドラッグ化合物は、AICA基とシクロペンチル基とからなる炭素 環式AICAリボシル基(ここに、リボシル環における炭素は酸素で置換されて いる)と、炭素環式AICAリボシル基の等量当たり、少なくとも1個のヒドロ カルビルオキシカルボニルまたはヒドロカルビルカルボニル基を有する修飾され た炭素環式AICAリボシドからなる。
炭素環式AICAリボンドおよびそのプロドラ・ソゲ化合物は、アデノシンの細 胞外濃度の増加および放出が効果的である種々の臨床症状の治療において有用で ある。本発明はまた、医薬上許容される担体中、有効量の炭素環式ArCAリボ シドまたはそのプロドラッグ化合物からなる医薬組成物に関する。
これらの炭素環式ArCAプロドラッグは、適宜、出発物質としてのAICAリ ボシドの代わりに炭素環式AICAリボシドを用い、ここに記載されているAI CAリボシドプロドラッグの製造に用いられる方法と同様の方法により製造して もよい。
有用性 前記のごとく、本発明のプロドラッグ化合物は、アゾ/シンの細胞外濃度の増加 (および/または放出)が効果的である種々の臨床症状の治療において有用であ る。
特に、これらの化合物は、予防治療によるかまたは脳血管現象直後の治療による かのいずれかの発作療法にて有用である。これらの化合物は、脳およびを髄を包 含する中枢神経系における他の虚血後席候群の作用を緩和するのに有用である。
今日、比較的短期間の脳虚血が、虚血誘発のFAA神経伝達物質の生産過剰のよ り引き起こされる、脳における選択された神経集団の死をもたらす一連の現象を 引き起こすことは明らかである。したがって、発作の血栓崩壊療法は、閉塞が除 かれた後に起こる神経的障害に対して保護するには十分ではない。
EAAが発作後の細胞障害に関与する主要因子であることは明らかであるため、 発作の治療においてアデノシンでのEAA放出の遮断が効果的である。しかしな がら、公知のグルタメート受容体遮断剤は特異性を欠き、多くの好ましくない副 作用を生じることが示されており、アデノシン投与の好ましくない作用が記され ている。しかしながら、低用量のアデノシンまたはA、に対して高A、親和性比 のアデノシン作動剤または中枢に作用する作動剤と中枢神経系に入ることのでき ない拮抗剤との共同投与で、心臓血管副作用を回避し、海馬領域のA、受容体と 結合するかもしれないが、それによってEAA放出の減少が妨げられる。
AICA−IJボシドが、2種の異なる動物体系にて、実験的に誘発させた脳虚 血後にもたらされる細胞変性に拮抗して保護することが示されている。AICA リボシドを送達することによって、特許請求のプロドラッグも同様の効力を付与 する。ガーピル(gerbil)モデルにて、5分間の全体的虚血、つづいて再 潅流(reperf us 1on)を行った場合、AICA−リボシドは海馬 CA−1細胞の変性を防止し、対照動物(非AICA−リボシド処理)における 細胞は、実質的には完全に破壊された。ガービルモデルにおいて、AICAリボ シドの脳室内(ICV)および腹腔内(r p)投与は共に効果的であった。該 ガービルに加えて、また病巣虚血の2匹の異なるラットモデルを用いてAICA −リボシドを評価した。1匹のモデルは部分的再潅流を行い、別のモデルは全身 性再潅流を行った。800■/kg用量のATCA−リボシドを腹腔的投与した 場合、両方のプロトコルでは梗塞の大きさが非常に有意に減少した。
これらの化合物はまた、他の虚血症状、特に心臓発作および狭心症のような心筋 虚血を包含する症状の治療にて有用である。
心臓発作の間、アデノシンは正常に放出され、血管拡張および顆粒球フリーラジ カル生成および付随する微小血管血栓の抑制を介して虚血性血管の開通性を保持 するのに助力する。本発明のプロドラッグ化合物はアデノシン放出を増加させ、 したがって虚血性現象の間のアデノシンの標準的保護効果を強化する。アデノシ ン生成の変化は、ネッ)ATP使用の部分、および時期に生じるだけで、アデノ シンは迅速に分解するため、患者の体中にてアデノシン濃度は有意に変化しない 。すなわち、全身性または総合的アデノシン強化の代わりに、細胞外アデノシン の濃度が局所的に増加する。
虚血の間に多くの傷害現象が速やかに生じるため、本発明のプロドラッグをでき るだけ最も早い機会に付与すべきである。したがって、これらのプロドラッグの 予防的使用は、いずれの永続傷害も予防するに十分、傷害工程を遅らせまたは阻 害するかもしれない。例えば、血管拡張による微小血管血流の増加および白色細 胞の粘着性減少は、微小血管の開通性を維持し、ならびにある意味でクロット、 クロットプロモート物質または他の有害な薬剤を近位のアテローム性動脈硬化性 領域から洗い流すことができる。
加えて、予防的に投与した場合、本発明のプロドラ・ソゲは虚血性現象の間のア デノシン放出を増加させるので、心臓発作の治療を受けている患者は、病院に入 る前に突然の不整脈で死亡しない可能性が大きくなった。かかる予防的治療法は 微少血管系を保護し、長期構成を可能とし、それにおいて血栓崩壊療法が制度化 される。
さらに、本発明のプロドラッグはまた、血栓崩壊剤と組織プラスミノゲン活性化 剤、ストレプトキナーゼ等と、またフリーラジカルスカベンジャーまたはフリー ラジカルの生成を防止する薬剤である他の薬剤と組み合わせても有用である。
本発明のプロドラッグは、心筋不整脈により引き起こされる血流の減少の治療に おいて有用である。AICAリボシドを用いる予防治療が、動物における早熟の 心室脱分極の数および心室頻脈エピソードの減少、さらに近年には、致命的な心 室筋肉性振動の減少をもたらすことが示されている。
加えて、本発明のプロドラッグは、AICAリボシドの投与が有益である他の症 状の治療において有用である。これらは、自己免疫および炎症疾患、および慢性 的に低いアデノシンに潜在的に付随する神経変性疾患症状(自閉症、不眠症、脳 性小児麻痺、精神分裂症および他の神経精神症を包含する)、高血糖症に付随す る症状(真性および/または全非経口栄養摂取によりもたらされる糖尿病を包含 する)、アレルギー症(特に、肥満細胞による薬理学上活性な物質の放出を抑制 することによる)、およびウィルス性症状、特にヒト免疫不全疾患に付随する症 状の治療のような状態を包含する。
しかしながら、前記のように、AICAリボシドは消化管から能率よく吸収され ず、血液脳関門を横切って脳中の冒された病巣まで浸透するに乏しい。
本発明のプロドラッグ化合物のGl管からのより効果的な吸収および血液脳関門 の通過における有利な特徴は、効能を増加させ、AICA−リボシドその物と比 較して改良された治療効果を付与することである。
加えて、本発明のプロドラッグ化合物は、鎮痙剤として、およびホモシスティン 尿症(homocysteineuria)の患者を包含する、癲燗患者の発作 の予防において有用である。
AICAリボシドおよびいくつかのこれらのプロドラッグ化合物は共に、実験動 物におけるホモシスティン誘発発作の予防に活性を有することがわかった。
加えて、AICAリボシドおよび本発明のプロドラッグは、CNSに対する虚血 性障害の減少にて効果的である。局所的に強化したアデノンンは局所血管拡張、 減少した顆粒球活性化およびトラッピングおよび減少グルタレート放出および刺 激性神経毒性を引き起こす。これら化合物の投与により得られる穏やかな低血糖 症もまた保護的である。
本発明者らは、AICAリボシドが、ラット、ラビット、イヌおよびヒトにおい て低血糖症を引き起こしうろことを測定した。この低血糖性作用は抗虚血特性の 一因となるかもしれない。リボースは、未知の機構により、おそらくホスホグル コムターゼ(phosphoglucomutase)の抑制により、(約10 00mg/kgのような)比較的高用量にて、ヒトを包含する数種の動物におけ る血中グルコースを低下させることが知られている。したがって、理論的には、 AICAリボシドは、リボースホスフェートを細胞中に送達するその能力により 、極めて高用量(約3g/kg)にて低血糖症を発現しうる。リボースそのもの または他のヌクレオシドおよび代謝してリボース−1−ホスフェート(リボ−ス ル5−ホスフェートに変換する)またはリボース−5〜ホスフエートを得ること ができるプロトラングおよびその類似体での治療のような、細胞内リボースを増 加させる他の手段でもまた血糖を低下させることができる。意外にも、本発明者 らはAICAリボシドが、約200mg/kg(表■参照)と同じくらい、リボ ースで効果的である用量よりも低い用量にて、ラビットの血中グルツースを低下 させることを見いだした。高用量のArCAリボシドは、ラビットおよびマウス にて低血糖性発作および死を誘発した。本発明者らはまたラットがAICAリボ シドの低血糖効果に対して敏感であることを見いだした。最初の研究は、非絶食 ラット(スブラギュー・ダウレイ (Sprague Dawley) )およ びマウス(スイス・ウェブスター)  (Swiss−Webster) )を 用いて実施した。ラットの750mg/kgの用量で、投与の1時間後、30〜 40%の範囲の血漿中グルコース濃度の減少が見られた。非絶食マウスでは、こ の用量でのグルコース濃度の減少は、30〜50%のようにより大きかった。い ずれの場合においても、低血糖症は、pく0.0ルベルで統計学上有意であった 。絶食させた諺歯動物は、飼料を与えた諺歯動物よりもAICA’Jボシドの低 血糖性効果に対してより敏感であることがわかった(第7図参照)。薬剤投与前 、2〜16時間動物を絶食させることは、AICAリボシドの低血糖効果を有意 に増加させた。絶食マウスにおいて、AICAリボシドは血中グルコースを低下 させるに強力である。(例えば、第6図参照)。絶食マウスにおいて、AICA リボシドは500mg/kg以上の用量にて発作を引き起こすかもしれない。絶 食マウス(2時間)にて、500■/kgの用量のAICAリボシドが2〜3時 間血漿中グルコース濃度を減少させた。絶食マウス(16時間)にて、250m g/kgの用量は50%まで(p<0.01)および500および750■/k gの用量にて60%(p<0.01)のグルコース濃度を減少させた。したがっ て、絶食がAICAワボシドの低血糖効果の効力を増加させることは明らかであ る。今日まで、試験した種のうちヒトが、AICAリボシドの低血糖効果に対し て最も敏感な種であることが判明した:30分間にわたって筋肉内投与した25 ■/kg用量が血清中グルコースの有意な減少を引き起こした。(第8図参照) o 50mg/kgのストレブトゾシン(streptozocin)でr、v 、処理することにより高血糖症にしたラットにて、ArCAリボシドの低血糖効 果が、正常な動物におけるよりも著しいことが判明した。100mg/kg 1 . P、のようなAICAリボシドの用量が、オイグリセミノク濃度に近づく、 血漿中グルコースの著しい減少をもたらした。従って、低血糖剤としてのAIC Aリボシドの効能が糖尿病症状にて強化されるかもしれない。本発明者らはまた 、ATCAリボシドの慢性投与に対する耐性は発達しないことがわかった。
該薬剤の6日間の繰返し投与を続け、有意な低血糖応答を得た。
(以下、余白) これは、AICAリボシド誘因低血糖の研究に至る。アデノシンは、AICAリ ボシド誘因低血糖のメカニズムには関係しないと考えられる。それは、アデノシ ンならびにシクロへキシルアデノ7ン(CHA)およびN−エチルカルボキサミ ドアデノシン(N E CA)のようなアデノシン受容体作動剤は、低血糖をも たらさないからであるが、実際には、ラットまたはマウスに腹腔内投与した場合 に十分な高血糖(血漿グルコースが200−300%増加、p<0.Ol)をも たらすという事実がある。このアデノシン誘因高血糖は、アデノシン受容体拮抗 質(テオフィリンおよびスルホフェニルテオフィリン)により逆になる。更に、 AICAリボシド誘因低血糖はテオフィリンにより阻害されない。従って、AI CAリボシドの血漿グルコースへの効果はアデノシンにより介在されないという 結論になる。ラットの場合、AICAリボシドの多用量は、投与後の早い時点に おいても、血液のインシュリンレベルを抑制する。しかし、ヒトでは、血液グル コースレベルの低下に先立ってAICAリボシドの投与により血清のインシュリ ンレベルが相当増加する(第13図参照)。
マウスにおける750mg/Kgの用量により肝臓グリコーゲンが55%増えた (p<0.01)が、これは、薬剤が肝臓糖尿病を抑制するか、あるいはグリコ ーゲン合成を活性化し、それにより、低い血漿グルコースレベルに寄与すること を示している。ラットでは、肝臓グリコーゲンならびに血清のラクテート(Ia ctate)およびピルベー) (pyruvate)の上昇を示すが、ラクテ ートのピルベートに対する割合は変化しない。ラクテートの上昇は、糖新酸にお ける阻害を意味し、一方、ラクテートのピルベートに対する割合が変化しないこ とは、ミトコンドリアの機能に影響がないことを意味する。
(第9図および第10A−10D図参照。)AICAリボシドのグルコース低下 効果は、一時的にはラットの肝臓ZMPレベルの発生および維持に関係する。( 第11A図および第11B図参照。)ラビットの肝臓を使用した研究において、 AICAリボシドではなくてZMPが約40μMのKiを有するフルクト−スジ フォスファターゼ(rFDPaseJ)を阻害することが判っている。
ピルベートカルボキシラーゼ、PEPカルボキシキナーゼまたは酸化的リン酸化 の阻害は、ミトコンドリアの機能を阻害し得る。しかしながら、AICAリボシ ドは、ミトコンドリアの機能を阻害しない。AICAリボシドの投薬後に生じる マイルドラクテートの増加は、レノドックスポテンシャルの変化またはATPプ ールの減少と関係ない。マイルドラクテートの増加は、コリ(Cori)サイク ルの僅かな阻害を意味し、それ自体、有害な効果を有するものではない。ラクテ ートレベルの上昇をもたらす置より実質的に多いAICAリボシドの用量は、毒 物学的研究において安全であることが判っている。
インビボでは、AICAリボシドはアデノシンキナーゼによりリン酸化されてA ICAリボシド−5°−モノホスフェート(rZMPJ)となり得る。フルクト −スジフォスファターゼの阻害は、おそら< ZMPが酵素のAMP抑制部位に 結合することにより生じると考えられる。従って、酵素は、「間違ったAMPJ  、即ち、ZMPの増加によるエネルギー供給の減少を誤って判断する。また、 2MPは、AMPデアミナーゼの抑制によりAMPレベル(AMPはFDPas eの阻害剤でもある)の上昇をもたらすことがある。我々は、フルクト−スジフ ォスファターゼが炭素環式AICAリボシドモノホスフェートを含む他のZMP 類似物を使用して阻害され得ることを見出した。(第16図参照)また、ZMP の増加をもたらす薬剤も有用である(AICAリボチド)。これらの薬剤には、 初めからのプリン合成経路またはヌクレオシドの前駆体、そのような前駆体の基 材もしくはプロドラッグが含まれる。(レーニガー(Lehniger) 、バ イオケミストリー(B iochemistry) 、569頁(1970年) 参照。)内因性ZMPレベルは、直接的または間接的にAICAリボチドトラン スホルミラーゼ、ZMPを5”−ホルムアミド−イミダゾール−4−カルボキサ ミトリボヌクレオチド(イノシン酸の前駆体)に転化する酵素を阻害し、(それ によりフオレート(folate)代謝を阻害する)薬剤により増加し得る。従 って、血液グルコースレベルは、ZMPをその合成を増やすことにより、あるい はA■cAリボチドトランスホルミラーゼによるその転化を減らすことにより増 やす薬剤を投与することにより減少し得る。増加したZMPレベルにより減少し たF D P age活性がもたらされ、従って、血液グルコースレベルが低下 する。従って、AICAリボシドのこれらのプロドラッグの1つとAICAリボ チドトランスホルミラーゼの阻害剤の共存により、促進された低血糖効果が生じ 得る。
初めからのプリン合成中間体(プリン合成の第1ステツプの後)もしくはそのヌ クレオシドまたは基剤もしくはこれらのプロドラッグの投与により、ZMPによ り介在されるのと同様に血液のグルコースレベルが低下する。更に、5−アミノ −1−β−D−リボフラノシルー1.2.3−)リアゾール−4−カルボキサミ ド、AICAリボシドのプリンヌクレオシド類似物がマウスの血液グルコースを 減らすことを示した。AMPデアミナーゼ阻害剤は、AMP濃度を増やし、F  D P ageを阻害するためにも使用でき、それにより真性糖尿病のような高 血糖状態を治療できる。
要約すれば、AICAリボシドは、少なくとも3つのメカニズムにより血液グル コースレベルを下げる。主として、AICAリボンドは(])おそらくすい臓放 出インシュリンを増やすことにより、血清インシュリンレベルを早期に上昇させ る。AICAリボシドの投与は、(2)グリコーゲンの増加した合成および/ま たは減少した分解に関してグリコーゲン貯蔵の増加をもたらす。AICAリボシ ドのグリコーゲン貯蔵効果は低血糖効果に部分的にのみ寄与するであろう。それ は、驚くべきことに、非常に空腹時のようなグリコーゲン涸渇状態において、少 ないAICAリボシド用量で十分な低血糖がより容易にもたらされるからである 。最後に、AICAリボシドは、(3)フルクト−スジフォスファターゼのレベ ルにおいて糖新酸を阻害することにより血液グルコースを低下させると考えられ る;これは促進された肝性の糖新酸を示すタイプHの糖尿病患者に対する療法の 理想的なメカニズムである。フルクト−スジフォスファターゼの阻害による糖新 酸のコントロールは、糖新酸経路における作用の好ましい位置を占める。それは フルクト−スジフォスファターゼはグルコースの合成に対して特異的であるから である:幾つかの他の酵素がグルコースの合成および分解経路の双方で使用され る。更に、フルクト−スジフォスファターゼの阻害は、ミトコンドリアの機能を 阻害しない。ATCAリボシド治療による組合せ効果、即ち、インシュリン放出 の増加、糖新酸の直接的な阻害およびグリコゲン使用の減少は、十分かつ安全な 血液グルコースレベルの減少をもたらす。
低血糖の療法の長期性および関係する糖尿病状態のために、ならびに特にタイプ Hの糖尿病患者の場合、経口投与できる治療剤が好ましい。本発明のもう1つの 要旨において、我々は、経口投与の後、すい臓および肝臓に薬剤を多く送るのに AICAリボシドのプロドラッグが有用であることを見出した。AICAリボシ ド自体は、経口投与の場合、それほどよく吸収されないが、アシルおよび炭酸エ ステルを含む本発明のAICAリボシドのプロドラッグの投与は、血清AICA リボシドならびに心臓および肝臓ZMPのレベルを増やすことになる。我々は、 本発明のいくつかのAICAリボシドプロドラッグの経口投与が低血糖をもたら すことを示した。一方、その低い経口バイオアベイラビリティのために、AIC Aリボシドの経口投与は検知し得る低血糖をもたらさなかった。(第14図参照 )説明するように、本発明のAICAリボシトプロドラッグは、糖尿病およびそ れに関連する症状の療法に有用である。更に、AICAリボンドおよびこれらの プロドラッグは、高血糖および/または−sb脂血をコントロールする薬剤とし ての全非経口栄養の助剤として有用である。
(以下、余白) 既述のように、今回A I CAリホシドのようなアデノンンif!離剤はアテ ローム性動脈硬化に関連する(虚血性)障害を防止、または軽減することが判明 した。心臓、脳、眼、腎臓、皮膚および神経に対する虚血性障害はタイプIおよ びタイプ■の両方の糖尿病と結合して著しく長期にわたる合併症を引き起こすか ら、AICAリボシド、そのプロドラッグおよび関連類似化合物の抗虚血性作用 は、糖尿病患者に付加的な治療的利益もたらす。さらに、AICAリボシドはう 、トのストレプトゾシンー誘発糖尿病における血清トリグリセリドを低下させる ことが判明した(第17図参照)。高トリグリセリド値はアテローム性動脈硬化 の促進と結び付き、本発明による糖尿病患者におけるそれらの値の正常化は糖尿 病の処置における付加的な治療上の利用を提供する。
5−AICAリボシルホモシスティンは、AICAリボシドおよびホモシスティ ンからS−アデノシルホモシスティンヒドロラーゼ酵素を用いて生成する。この 化合物はAICAリボシドのプロドラッグである。さらに、AICAリボシドは 弱いアデノシンキナーゼ阻害剤であり、5−AICAリボシドホモシスティンは それよす強いことが判明した。AICAリボシド、または5−AICAリボシル ホモシスティンのいずれかよるアデノシンキナーゼ阻害は、総ATP分解が行な われている細胞からのアデノシン遊離の増大を導き得る。
これらのプロドラッグの研究中に、ATP濃度に変化がなく、AMP濃度の著し い減少を観察したが、これはアデノシンキナーゼの阻害またはAMP−5’−ヌ クレオチダーゼの活性化、またはこれらの作用の組み合わせによるものであろう 。AMP−5’−ヌクレオチダーゼは、酵素と結合したときその活性を阻害する 調節タンパクを有する、強い調節酵素である。AICAリボシドまたはそれらの 代謝物は、酵素に対する調節タンパクの結合を阻害することによってAMP   5°−ヌクレオチダーゼを活性化することができる。AICAリボシドおよびそ のプロドラッグに関するこの研究はアデノシンキナーゼがアデノシン遊離剤にと って強力な活性部位であることを示している。AICAリボシドおよび5−AI CAリボシドホモシスティンに関する研究を拡大して、アデノシン遊離剤として 他の既知のアデノシンキナーゼを検討した。生理的状態でのアデノシンキナーゼ による変化率(単位時間当たりの生成物への基質の)は低く、基質代謝は部分的 に低基質利用により低い。しかしながら、ATP分解中の基質利用(すなわち、 アデノシン濃度)は著しく増大している。細胞培養およびラット心臓虚血モデル では、5−ヨードッペルシジンまたは5゛−アミノ−5°−デオキシアデノシン によるアデノシンキナーゼの阻害は、総ATP消費中のアデノシン濃度の増大を もたらすことが判明した。5′−アミノ−5′−デオキシアデノシンをう・7ト に投与した場合、血圧または心搏数になんら著しい変化(すなわち、アデノシン 介在効果)を生じさせない。しかし、マウスではHTL−誘発発作の抑制が見ら れ、主としてこれはアデノシンきっ抗剤として作用するテオフィリンの同時投与 により遮断される効果である。5゛−アミノ−5”デオキシアデノシンはまたペ ンチレンーテトラゾール(PTZ)誘発発作の遮断効果を有する(第15図参照 )。
さらに今回AICAリボシドは虚血状態のZMPから生成することが判明した。
総ATP分解領域内のZMPの局部的な脱燐酸化は選択的に高濃度のAICAリ ボシドをもたらし、従って分子の虚血特異的効果をもたらす。例えば、アデノシ ンキナーゼおよびアデノノンデアミナーゼ(ADA)は、AICAリボシド50 0 mg/ kg以下の投与量でほんの僅か阻害されるが、虚血性組織中では局 部的なAICAリボンドの蓄積がアデノシンキナーゼおよびADAの阻害を増大 させる。この虚血特異的作用により全身性ADA阻害という有害作用を避けるこ とができる。
既述のように、これらのAICAリボシドプロドラッグは抗ウィルス剤として利 用し得る。これらのプロドラッグはHIVにより引き起こされるようなウィルス 性感染症の処置に利用することができる。これらのプロドラ、グはまた他の抗ウ ィルス剤と同時投与することができ、同時投与したときは、投与量を低下させ、 したがって他の抗ウィルス剤により大きく増大する副作用を低下させる強力な抗 ウィルス活性をもたらすことができる。
好ましい実施態様の説明 今回、AICAリボシドの一連のプロドラッグが育益な治療特性を有することを 確認した。これるのプロドラッグ化合物のいくつかの構造を第1表に示す。プロ ドラッグに利用し得るとして挙げられるその他の化合物を第2および3表に示し た。これらのプロドラッグ化合物類は、AIcAリボシドそのものと比較して、 そのより長い血漿半減期により血液−脳障壁の滲透を改善する。
第1表の化合物1(「5°−アミノ−3’−(2−メチル−1−プロポキシ−カ ルボニル)−1−β−D−リボフラノシル−イミダゾール−4−カルボキサミド 」または「プロドラッグAJ)として示される3′−イソブトキシカルボニル− AICAリボシドに該当する構造を有するAICAリボシドのプロドラッグは、 AICAリボシドの半減期を延長し、内臓障壁の滲透に特に良好であることが判 明した。
このものは、AICAリボシドと比較すると、HTL−誘発発作に対し抗痙李活 性を改善した(第1図)。この化合物の虚血性心臓におけるアゾ/シン産生増大 能を示す(第2表)。
プロドラッグAはA T CAリボシドより、1分子当たりおよそ30%強い。
この化合物の投与後のA I CA IJボンドの実質的な燐酸化誘導体(ZM P)の検討はさらに、プロドラッグAが事実AICAリボシドに分解されること を示している。なぜなら、ZMPへのAICAソボシドの分子内燐酸化にとって 分解が生じることが必要だからである。驚くべきことに、プロドラッグAはまた より少なくAICAリボシドとなり、従ってAICAリボシドの当モル量より心 臓中でのZMP蓄積が少なくなり、しかも、より多量のアデノシン産生を行い、 このことはプロドラッグAが固有の(類似の)活性を有することを示している。
プロドラッグA本来の活性をさらに検討するために、AICAリボシドの一連の 3′−ヒトローカルビルオキシ−カルボニル誘導体を合成し検討した。第19図 に示すように、3°−カルボナートエステル基の側鎖の炭素原子数の増加にとも なって炭素数が4個に達するまで活性が増大する。炭素原子数4個より大きい( すなわち、5およびそれより犬)のカルボナートエステル基の側鎖を有する化合 物類はこの実験では低い活性を示した。本発明者らは、これらの研究はアデノシ ン遊離剤にとって分子中のこの部位が重要かつ特異的な性質を示すものであると 確信する。
要約すると、3−イソブトキシカルボニル−ATCA!jボシトハATCAリボ シドそのものと比較して改善されたアデノシン産生の増大を示した。それはAI CAリボシドよりもゆっくりと処理され、燐酸化されるという事実によって証明 されるようにより長い半減期を有する。また、この化合物の最大の治療効果は、 1分子当たりAICAリボシドより大きいと考える。この化合物はさらに、ホモ システィン−誘発発作モデルにおいて、抗−発作活性を示し、心筋虚血モデルに おいてアデノシン産生を増大させる。この化合物はまた、当モル量投与(gav age)後、肝臓中に5倍以上のZMP蓄積があることから、AICAリボンド より良好に内臓を通過する。
本発明の理解を容易にするために下記の実施例を記載するが、これは一連の実験 結果を含む。本発明に関する下記の実施例は本発明を具体的に説明するものであ り、当然本発明を限定するものとじて説明するものではない。さらに、現在既知 の、または今後開発される本発明を変形したもので、当業者の予見の範囲内にあ るものは、後記する特許請求の範囲に請求する本発明に含まれる。
(以下、余白) 実施例1 以下の方法によって、AICAリボシドのカルボン酸エステルを製造する: AICAリボシド70ミリモルを50/J112N、N−ジメチルボルムアミド と50/πgピリジンの混液に懸濁し、次いで、氷−塩浴で冷却する。得られた 混合物に、無水条件下、一定速度で撹拌しながら、約15〜30分で適当なりロ ロホルメート(94ミリモル、20パーセント過剰II)を加える。水塩浴を除 去する。反応混合物を約1〜2時間で室温まで温める。反応の進行を、6:1塩 化メチレン:メタノールで溶離するシリカゲルTLCによってモニターする。A  I CA IJボシドの消失が反応の終了を示す。溶媒を高減圧下で留去する (浴温度は40″C以下)。残留物を、塩化メチレンを充填したシリカゲルカラ ムでクロマトグラフし、まず塩化メチレンで、次いで塩化メチレン:メタノール 95:5で溶離する。同一(TLC)パターンを示す両分をプールし、次いで、 溶出液を蒸発させて泡状物質を得る。泡状物質を高減圧下、室温で一夜乾燥させ る。
生成物であるカルボン酸エステルの収率は、約45〜65%である。主な生成物 は3°−カルホン酸エステルであるが、その他の生成物も得られる。
実施例2 3′−イソブト牛ジカルボニルAICAリボシドの製造AICAリボシド(18 ,06g、70ミリモル)のピリジン(50/靜)およびN、N−ジメチルホル ムアミド(50/1lIf2)の混液中溶液を、水−塩混合物で冷却した。これ に、一定速度で撹拌しながら、インブチルクロロギ酸エステル(11,47g、 94ミリモル)を30分間で徐々に加えた。最初赤色であった反応物の色は、約 40分間で淡黄色に変わった。シリカゲルTLC(塩化メチレン:メタノール9 ゛lて溶離(Rf=0.3乃が反応の終了を示した2時間の時点まで撹拌を続け た。未反応の試薬を中和するために、メタノール(2xのを加えた。高減圧下( 浴温、約40℃)で蒸発させることによって、反応混合物から溶媒を除去した。
残留している粘着性部分を、9:1塩化メチレン:メタノール混液を充填したン リカゲル力ラムでクロマトグラフした。カラムを同一混液で溶離し、幾っがの画 分を集めた。同−TLCスポットを示す画分をプールし、蒸発させて乳白色泡状 物質を得た。泡状物質から単離した生成物は、nmrスペクトルに基づくと、指 定の構造を有した:3″−イソブチルオキシカルボニルAICAリホシド。収j t8.5/g;mp71−73°(シャープなmpではない)。I R(nuj ol) : 1725cm−’(−0CO,CH。
CH(CH、)、)。NMR(DMS O−d 、)、  δppm; 0.9 [d、6H(CHs)t]、  1 、9 (m、 L H,イソブチル側鎖の CH)、3.6(+i、2H,5’CH2)、3.9(d、2H,インブチル側 鎖のCHJ、4 、1 (m、 I H。
4’−CH)、4.6(1,IH,2“−CH)、5.01(dd、IH,3° −CH)、5.45−5.55(m、2H,I”−CHおよび5°−0)()、   5゜92(d、IH,2−0H)、6.02(br、s、2H,5−NHt )、6゜6−6、 9 (br、d、  2 Tイ、4−CONH,)、    7.35(S、  iH,2−CH)。
この化合物のスペクトルをその粗化合物、AICAリボシドと比較すると、3. CH(AICAリボシドにおいて4゜05 ppmで現れる)は、同一炭素原子 に結合している酸素での置換によって1 ppm低磁場ヘシフトし、その他のプ ロトン全ての位置は大部分、変化しないままであったことを示し、従って、置換 は3°−Cにおいてであることが確認される。
実施例2の生成物のnmrは、これが少なくとも80%、3″−イソブトキシカ ルボン酸エステル(第1表の化合物1)であることを示したが、HPLC分析は 数個のピークを示した。各ピークに対応する画分を集め、HPLCで分析した。
各ピークは更に、AおよびBと命名した2種類の主要な生成物の存在を示した。
これらの一方(生成物A)はAICAリボシドであると決定され、他方(生成物 B)は少量単離されて、そのnmrおよびマススペクトルデータに基づき、AI CAリボシド−2゛、3°−環状カーポ不−トとして特性化された。N M R (D M S〇−d、)δppm; 3.6−3.7(m、2H,5’−CHz )、4.3(q、IH,4°−CH)、5.35(m、IH,3’−CH)、5 ゜6(+n、IH,2°−CH)、5.2−6.7(br、IH,5’−0H) 、5.8−6.0(br、2H,5−NH,)、6.1(d、IH,1’−CH )、6.7−6.95(br、d、2H,4−CONH=)、 7.45(S、 LH,2−CH)。
マススペクトル、(FAB)M”、284 :M”28B、M”286゜これら のデータから、化合物(生成物B)の構造はAICAリボシドの2°、3”−環 状カーボネートであることが確認された。この化合物の好ましい合成法を下記の 実施例3に記載する。
AICA−’Jボン)’(5,16/g、20ミリモル)のピリジン(50/x Q)中堅濁液に、p−ニトロフェニルクロロギ酸エステル92゜5/g(25ミ リモル)を一度に加え、シリカゲルTLC(溶離剤、塩化メチレン:メタノール (6: I  Rf=0.4))が反応の終了を示す時点まで5日間、室温で撹 拌した。反応混合物からピリジンを留去した。残留物をシリカゲルカラムにてク ロマトグラフした(溶離剤、塩化メチレン:メタノール(9:1))。同−TL Cを示す画分をプールし、蒸発させて、泡状物質(収量、4.0g)を得た。こ の生成物は、AICAリボシド−2°、3゛−環状カーボネートと同一であり、 実施例2に記載の合成がろ副生成物の1つとして単離され、nmrおよびマスス ペクトル分析によって特性化された。
真空アダプターを備えた1003!ρの丸底フラスコに3°−イソブトキシカル ボニルAICA−リボシド5.0gを取り、徐々に減圧にしながら、予め加温し ておいた油浴(浴温100−110’C)に入れた。減圧下、約45分間加熱し た後、生成物を冷却し、熱メタノールから結晶化させた。無色結晶性生成物を濾 過によって集め、減圧乾燥した。生成物は前記の方法(実施例2)がら副産物の 1つとして単離され、TLCおよびその他のスペクトル測定データの比較によっ て特性化されたAICA−リボシド−2“、3′−環状カーボネートと同一であ ることがわかった。収量は、融点66−68°Cの固形物5°〜アセチルAIC Aリボシドの製造(A)2’、3°−イソプロピリデンAICAリボシドの製造 乾燥アセトン(115xQ)および無水エタノール(138x(りに溶解した乾 燥HCl2ガス(9,Og)0混合物に、A ICA−’Jホシト(12゜9g )を加えた。この混合物を、室温で2時間撹拌した。反応の終了をTLCによっ てモニターした。反応混合物を、TLGが反応が終了したことを示す時点まで室 温で更に2時間撹拌した。反応混合物を水酸化アンモニウム(1811のと水( 168iQ)の水冷した混液に徐々に注いだ。水酸化アンモニウム数x(lを加 えることにより、溶液のpHを約8に調節した。反応物を100村に濃縮した。
塩化アンモニウム沈澱を濾過によって除去した。濾液を再び濃縮し、更に塩化ア ンモニウムを沈澱させた。濾過後、濾液を蒸発乾固させた。残留物を塩化メチレ ン20Mずつで3回抽出した。塩化メチレンの蒸発によって、nmrスペクトル 測定によって、生成物、2’、 3’−イソプロピリデンAICAリボシドであ ると特性化された泡状物質を得、それ以上精製せずに以下の反応で使用した。
(B)水−塩混合物中で冷却した2’、3’−イソプロピリデンAIcAリボシ ドの乾燥ピリジン25!12中溶液に、撹拌下、無水酢酸10!Iρを滴下し: 混合物を2時間で室温まで温めた6TLC(9・1 塩化メチレン・メタノール )によって、反応が終了したことが示された。反応混合物から溶媒を留去した。
残留物をN、N−ジメチルホルムアミド2ByQずつで2回、共蒸発させた。こ の生成物を、80%酢酸100πgで24時間処理した。反応の終了は、シリカ ゲルTLC(溶離剤、6:1 塩化メチレン:メタノール)によって示された。
減圧下で蒸発させることによって、水および酢酸を除去した。
残留物を水100Fσずつで4回、共蒸発させ、酢酸を除去した。残留物を1= 1 エタノール水25xCから結晶化させた。結晶性生成物を濾過によって集め 、水洗し、減圧乾燥して、融点165−166°Cの上記生成物3.0gを得た 。I R(nujol) : 1745 cm−’(−〇 COC)(、l)、   NMR(DMS Od s)、  6 ppm : 2.0 (S、3 H ,C0CH5)、4.0−4.1(m、2H,5’−CH=)、4.1−4.4 (m、3H,2’−CH,3’−CH,4“−CH)、5.3(a、I H,1 °−CH)。
5.4−5.6(m、2H,3’−〇H14′−〇H)、  5.7 5.9  (br、 2H、5N )I J、6 、6 7 、0 (br、 d 、 2  H、CON HJ27 、3 (S 。
IH,2−CH)。
実施例4A 2’、 3’−イソプロピυデンAiCAリホシドの製造アセトン230JIρ 、エタノール275x(lおよびエタノール中9゜5MHC&58ffQの溶液 に、AICAリボシド26gを加えた。得られた混合物を35分間撹拌した。反 応混合物を、氷5001!(と水酸化アンモニウム(14N)75i(の溶液に 加えた。溶液を1003112に濃縮し二次いで、n−ブタノール300J!Q および水100jlQを加えた。有機相を分離し、水50xffて洗浄した。合 した水相をn−ブタ/−ル10071Qで抽出した。合した有機(n−ブタノー ル)相を濃縮し、白色泡状物質を得た。泡状物質をエタノール75Mρに溶解し 、冷蔵庫で放置した。結晶性生成物を濾過によって集め、エタノールで洗浄し、 減圧乾燥して融点184−185°C(文献:185−186°C)の上記生成 物9.9gを得た。参考文献ニスリバスタバ等、ジャーナル・オブ・メディシナ ル・ケミストリー ] 8 : 1237(1975)。
実施例5゜ 5°−アルフキ7力ルボニルーAICAリボシド誘導体の製造以下の一般法に従 い、適当な出発物質を使用して、4種類の5゜−アルコキ7カルポニルーAIC Aリボシド誘導体を製造した:氷冷した10ミリモル2’、 3’−イソプロピ リデン−A I CAリボシドのピリジン4oxg中溶液に、適当なアルキルク ロロギ酸エステル15ミリモルの塩化メチレン10vρ中溶液を約15分間で加 えた。冷却浴を取り外し、反応混合物を約4時間撹拌した。この時点で、シリカ ゲル薄層クロマトグラフィー(TLC)(溶離剤、塩化メチレン:メタノール9 :1)は、反応が終了したことを示した。
高減圧下で溶媒を留去した。残留物をDMF (2X 20zQ>と−緒に共蒸 発させた。生成物を約10011112の塩化メチレンに溶解し、水(2X10 0m12)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させてンロノ プ状生成物を得、インプロピリデン基の脱保護のために以下の工程に付した。
上の生成物を50%ギ酸60πQに溶解し、次いで、65°Cで2時間加熱した 。この時点で、シリカゲルTLC(溶離剤、塩化メチレン:メタ/−ル6:1) は、反応が終了したことを示した。高減圧下で、水およびキ酸を留去した。残留 物を水(2X25m12)およびエタノール(2X 251のと共蒸発させた。
生成物をシリカゲルカラムでクロマトグラフした(溶離剤、塩化メチレノ二メタ /−ル、9:1)。速く移動する生成物を含有している溶出液を捨てた。主要な 生成物を含有している溶出液をプールし、蒸発させてガラス状生成物を得、高減 圧下て乾燥させた。本方法に従って製造した各生成物の収率およびその物理学的 データを以下に示す。
A、5°−エトキシカルボニルAICA−リボンド収率約35% IR(KBr)am−’:3000 4000(ブロードなピーク、OH。
NH,、C0NH,)、1730(0−Coo−Et)、1660(CONH, ) ’H−NMR(DMSO−d、)δppm: 1.2(t、3H,!チルのCH s)、3.9−4.1(m、2H,5’−CHz)、4.1−4.25(q、2 H,エチル側鎖の一〇CH*)、4,25 4.4(m、3H,2’  CH, 3°−CHおよび4’−CH)、5.45(d、LH,1’−CH)、5.45 −5゜6(2d、2H,2’−OHおよび3’−0H)、  5.8−9.0( br、5,2H15NHt)、6−6 6.9(br、d、2H,C0NHt) 、および7゜25(S、IH,2−CH)。
8、 5°−イソブトキシカルボニル−AICAリボシド収率40% IR(KBr)c++1−’:3000 4000cm−’(ブロードなピーク 。
OH,NH,、C0NH,等) ’H−NMR(DMSO−d8)、δppm、  0.8−0.9(d、6H, イソブチル側鎖の2CH3)、1.8−2.0(m、IH,イソブチル側鎖のC H)、3.8−3.9(d、2H,イソブチル側鎖のCH,)、4.0−4゜1 (m、2H,5′−CH−)、4.1−4.4(m、3H,2°−CH,3’− CHおよび4’−CH)、  5.4(d、IH,1’−CH)、  5.5− 5.1(2d、2H,2°−OHおよび3’  OH)、  5.8−5.9( br、s、2H,5NH*)、6.6 6.9(br、d、2H,C0NH,) および7.25(5゜収率:35% ’H−NMR(DMSOdJ、δppm: 0.8(S、9H,3CHs)。
3.8(5,2H,ネオペントキシ側鎖の−CH,O−)、4.0−4.1(m 、2H,3’−CHおよび4’ −CH)、 4.2 4.45(m、3H,2 ’−CHおよび5′−CHt)、  5.5(d、 L H,1°−CH)、5 .3−5゜7(m、2H,2’−OHおよび3° OH)、 5.8 5.9( br、s、2H。
5−NHt)、6.6−7.0(br、d、2H,C0NHJおよび7.3(5 ゜収率:38% ’H−NMR(DMSo−da)+  δppm =1.3 2 (br、 m + 8 H+シクロペンタン環の4CH,基)、  3.9 4.2(m、2H ,3°−CHおよび4°−CH)、 4.2−4.4(m、3H,2’−CHお よび5°−CH)。
4.9 5.1(m、IH,シクロペンタン環のCH−○)、  5.4(d、 IH,1°−CH)、5.45−5.65(2d、2H,2°−OHおよび3゜ OH)、5.9(br、s、2H,5NHt)、6.6 6.9(br、d+2 H9coNHt)、7.3(5,H,2°−CH)。
実施例6 2′3°5’ −トIJ−0−N−ブ+ !J ルA I CA−リホシF17 )製造2“、3°、5’−)ソー0−アセチルーAICA−リボシドの製造のた めに記載した方法に従い、本化合物を製造した。(参考文献:スズキおよびクマ シロ、米国特許第3,450,693号;ケミカル・アブストラクトヱユ:81 698Z(1969))。
収率は70%であり、生成物は97−100℃の融点を有した。
IR(KBr)c+++−’:3200 3400(NH,、C0NH,)、1 720−1745(OCOCH,CH,CH,)、1650(CONH,)。
’H−NMR(DMSO−d、)、  δppffl: 0.7 1.0(+n 、9H,CHs)、1.3 1.7(m、6H,CHt  )、2.1 2.6 (m、6H,−COCH,−)、4.2(br、s、3H,5°−CH,および 4’−CH)、5゜3−5.4(o+、LH,3°−CH)、5.6(t、IH ,2”−CH)、5.9(d、IH,1°−CH)、6.0(br、s、2H, NHt)、6.8(br、d、2H。
C0NH,)、7.4(S、IH,2−CH)。
DMF30jlQとピリジン30iCの混液に溶解したAICAリボシド5.2 gと無水コハク酸12.0gの混合物を40℃で18時間撹拌し、次いで、高減 圧下で蒸発乾固した。残留物を水に溶解し、アンバーライトI RC−120( H+)の150j112カラムに付した。カラムを水洗し、次いで、IN水酸化 アンモニウムで溶離した。溶出液を減圧下で蒸発乾固した。残留物を水に溶解し 、ダウエックス−2(ホルメート)の301Qカラムに付した。カラムを水洗し 、ギ酸で溶離した。ギ酸溶出液を濃縮し、次に、凍結乾燥し、生成物0.55g を得た(約5%収率)。
’HNMR(D、○)、δppm: 2.4−2.8(m、12H,−CH,− )。
4.4(Ill、2H,5°−CH,)、4.6(+*、IH,4’−CH)、 5.2(a。
IH,3’−CH)、5.4(m、IH,2°−CH)、5.8(d、I H, 1’−CH)、7.9(S、IH,2−CH)。
実施例8 3°、5°−ジアセチル−AICA−リボシドの製造2°、3°、5°−トリー 〇−アセチルーAICA−リボシド10.0gのピリジン150xQ中溶液に、 ヒドロキシルアミン塩酸塩3.Ogを加えた。この反応混合物を室温で撹拌し; TLC(シリカゲル、塩化メチレン:メタノール9:1)を使用して反応の進行 をモニターした。3日間撹拌した後、ヒドロキシルアミン塩酸塩を更に2゜0g 加えた。反応混合物を更に3日間撹拌した。TLCによると、この時点で、出発 物質の80%が消失していた。アセトン(10x(りを反応混合物に加えて、未 反応のヒドロキシルアミン塩酸塩を中和し:得られた混合物を更に5時間撹拌し た。減圧下で溶媒を留去した。残留物を、N、N−ジメチルホルムアミド(DM F)(2X 100チレン:メタノールの9=l混液を充填し、溶離する)でク ロマトグラフした。Rf=約0.5の均一なスポットを示す画分をプールし、次 いで、蒸発させた。残留物を酢酸エチルから結晶化して淡いピンク色の結晶性生 成物を得、そのH’−NMRは、これが2゛、5°−ジアセチル−AICA−リ ボシドと3”、5゛−ジアセチル−AICA−リボシドの約1=5の割合の混合 物であることを示した。酢酸エチルから更に結晶化し、132−134°Cの融 点を有する、約96%異性体的に純粋な3°、5“−ジアセチル−AICA−リ ボシドである生成物を得た。生成物約3.0gを得たく約35%収率)。
I R(KBr)am”: 3200−3460(ブロードなt’−り、OH。
NH,、C0NH,等); 1760,1740(3’−0COCH,および5 “−0COCH,)、1660(CONH,)。
’H−NMR(DMSO−d、)、  δppm: 2.0−2.1(2s、6 H。
3’−0COCH,および5’  0COCR3)、4.25(br、s、2H 。
5’  CHJ、4.6(q、IH,2’  CH)、5.1(m、IH,4’ −CH)。
5.5(d、LH,2’−0H)、5.9(n+、3H,5−NH,および1’ −CH)、6.8(br、d、2H,C0NHx>、7.35(s、1H,2C H)。
実施例9 ATCA−リボシド−5’−N、N−ジエチルスフシナメートの製造ドライアイ ス−メタ/−ル浴中で冷却した、2′、3′−イソプロピリデンAICAリボシ ド2.98g、N、N−ジエチルスクシンアミド酸1.73gおよび4−ジメチ ルアミノピリジン1.2gのDMF25x(!中溶液に、N、N−ジシクロへキ シルカルボジイミド2.26gを一度に加えた。反応混合物を撹拌し、室温に戻 した。TLCによって調べた時、大部分の出発物質の消失によって示された様に 、反応は約18時間後に終了した。白色固形物として分離される副産物、シクロ へキシルウレアを濾過によって除去し、次いで、DMF(2X 1.0x()で 洗浄した。濾液およびDMF洗液を合し、次いで、高減圧下で濃縮した。残留物 をシソ力ゲルカラムでクロマトグラフした(溶離剤、塩化メチレン:メタノール 、19:1)。主要なスボソ)(TLCRf−0,6)を示す画分をプールし、 蒸発させてシロップ状生成物を得、以下の工程に付してインプロピリデン保護基 を除去した。
シロップ状生成物を60%ギ酸溶液25Jl(!に溶解した。得られた混合物を 、室温で48時間撹拌した。この時点で、TLCは、反応が終了したことを示し た。反応混合物を高減圧下で濃縮し、濃厚なシロップを得た。このシロップ状残 留物を水(2X 20J1g)およびエタノール(2X 25+のと共蒸発させ た。生成物をエタノール:水(9:1)25m+2から結晶化し、融点180− 181℃である上記化合物900xgを得た。
IR(KBr)cm−’:  3000   4000(NH,、OH等ン、   172N (CH2CH3)t)。
’H−NMR(DMSO−de)、  δppm: 0.9−1.] 5(2t 、6H。
2個ノエチル基+17)2CH3)、2.5(m、4H,−CO−CH,CH, −CO)、3.1 3.4(m、4H,Ht−C−N  CHz  )、4.0 (m。
2H,5’−CH=)、4.15−4.35(m、3H,2’−CH,3’−C Hおよび4’−CH)、5.35(d、1)(、]’−CH)、5.5(2d、 2H,2’−OHおよび3° OH)、5.8(br、2H,5NHt)、6゜ 6 6.9(br、d、 2H,C0NHz)、および7.3(s、 L H, 2−CH)。
実施例10 3゛−ネオペントキシカルボニル−AICAリボシドの製造3°−イソブトキシ カルボニル−AICAリボシドの製造のために実施例2に記載した方法に従い、 インブチルクロロギ酸エステルヲネオペンチルクロロギ酸エステルで置き換えて 、上記の化合物ヲ製造した。この製造においては、生成物を熱水から結晶化し、 上記化合物8.1g(収率約30%)を融点119−121°Cの結晶性固形物 として得た。
’H−NMR(DMSO−d、)、  δppm: 0.8−1(a+、9H, ネオペンチル側鎖の3CH,基)、3.6(m、2H,5’−CH−)、3.8 (s、2H,ネオペンチル側鎖の−CH!O−)、  4.1(n+、 ’I  H,2°−CH)。
2H22°−01よび5°−0H)、  5.9(d、 I H,1°−CH) 、(3゜05(br、s、2H,5NH*)、 6.6−6.9(br、d、2 H,C0NHt)。
および7.3(S、IH,2−CH)。
実施例11 2“、5′−’;−0−アセチルー3°−ネオペントキシカルボニル−AICA リボシドの製造 水冷した、3″−ネオペントキシカルボニル−A I CA−リボシド1.85 gのピリジン25村中溶液に、無水酢酸0.25z(lを徐々に加えた。得られ た混合物を室温で約3時間撹拌した。反応混合物のTLC(シリカゲル、塩化メ チレン:メタノール9:l使用)は、反応が終了したことを示した。反応混合物 にメタノール0.5罰を加え、次いで、高減圧下で蒸発させてシロップ状残留物 を得た。残留物を、DMF(2x 10mのと共蒸発させた。得られた生成物を 塩で2回抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、次いで蒸発させた 。残留物を熱酢酸エチルから結晶化し、融点160−161°Cの上記化合物1 .7gを得た。
IR(KBr)cm”:3000 4000(ブロードなピーク、 N H、。
C0NH,)、1740−1775(ν −0COCH,および0−COO−ネ オペンチル)。
’ HN M R(D M S Od s )、  δpp+n: 0.9(5 ,9H,t−ブチル)。
2.05(2s、6H,2’  C0CH,および3°−COCH,)、3.8 −3.95(q、2H,5’ −CH=−)、4.2−4.4(+a、3H,4 ’−CHおよびネオペンチル側鎖の一〇H,−)、5.25(如、IH,3’− CH)、5.65(t、IH,2°−CH)、5.9(d、IH,1°−CH) 、6゜0(br、s、2H,5NH*)、6.7 6.9(br、d、2H,4 C0NH1)および7.4(s、 IH,2−CH)。
ATCAリボシドの製造 水冷した、5°−0−アセチル−AICA−リボシド(実施例4の生成物)4. 0gをピリジン10j112とDMF10+Cに入れた溶液に、インブチルクロ ロギ酸エステル2.6gの塩化メチレン103!ρ中溶液を約30分間で加えた 。反応混合物を約3時間で室温に戻し、この時点で、TLC(シリカゲル、塩化 メチレン:メタノール9:1)は、反応が終了したことを示した。メタノール1 s+Qを反応混合物に加え、高減圧下で溶媒を除去した。残留物をDMF(2X 101(りと共蒸発させ、シリカゲルカラムでクロマトグラフした(溶離剤、塩 化メチレン:メタノール(9:1))。開−TLCパターンを有する画分をプー ルし、蒸発させ(高減圧下)、無色ガラス状生成物を得た。
ガラス状生成物を高減圧下で乾燥させ、生成物2.3gを得た。この生成物の’ H−NMRは、芳香族プロトンについてのピーク下の面積の比較に基づき、これ が5’−〇−アセチルー3°−イソブトキシカルボニル−AICAリボシドおよ び5′−〇−アセチルー2′−イソブトキシカルボニル−AICAリボシドの約 2:1の比の混合物であることを示した。
IR(KBr)cm−’: 3020,3240−3500(OH,NHt。
C0NH,等) ’H−NMR(DMSO−d、)、  δPpm: 0.8−1.0(2d、6 H,イツブチル側鎖の2CH,基)、]、、8−2.0(m、IH,イソブチル 側鎖のCH)、2.05(2S、3H,C0CH5)、3.85−3.95(2 d。
2H,イソブチル側鎖のCHt  O)、7.3(8,LH9D’  O−アセ チル−3′−イソブトキンカルボニル−AICAリボシド分子の2−CH)およ び7.4(s、I H,5’−0−アセチル−2゛−イソブトキシカルボニル− AICAリボシド分子の2−CH)。これらのセチル−2°−イソブトキシカル ボニル−AICAリボシドの相対パーセントがそれぞれ約66%および33%で あることを示した。
DMF50ffCおよびN、N−ジメチルホルムアミドジメチルアセチル15M Qの混合物を室温で約18時間撹拌した。減圧下で蒸発させることによって、溶 媒および未反応の試薬を除去した。残留物を高減圧下、40℃で12時間乾燥さ せてシロップ状残留物を得た。残留物を、乾燥シクロヘキシルアミンsoxgに 溶解した。得られた混合物を一夜撹拌した。減圧下で溶媒を留去し、ゴム状物質 を得た。
ゴム状物質をエタノールから結晶化し、上記化合物4.2gを融点173−17 5℃の白色結晶として得た。
’ H−N M R(MeOH−d4)、  δppIIl: 3.0−3.0 5(2s、6H。
N(CHs)J、3.75(m、2H,5’  CHt)、4.0(q、IH, 4’−CH)、4.2(t、IH,3°−CH)、4.35Q、IH,2″−C H)。
5、“8(d、IH,1° CH)、7.7(s、LH,2−CH)、および8 .25(s、IH,5−N=CH−N)。
AICAリボシド2.6gをDMF2QxQに溶解した溶液に、n−ブチルイソ シアネー)5.Ogを72時間で少量ずつ加えた。反応混合物を減圧下で蒸発乾 固した。残留物を、3503!12のシリカゲルカラム(塩化メチレン、メタノ ール(19:1)で調製し、塩化メチレン、メタノール(9:1)で溶離)に付 した。1oOミリリツトルずつの画分を集めた。画分26〜30(所望の生成物 を含有した)をプールし、蒸発乾固して上記生成物0.6gを得た(収率約16 %)。
’H−NMR(DMSO−d、)、  δppm: 0.9(t、3H,CH, −)+1.1 1.5(m、4H,−CH,−CH−)、3.0(q、2H,C H,−NH)+  4.0 (br、s、 2 H,5° CH−)、4.1  4.4(m、3H,2’−CH,3’−CHおよび4° CH)、 5.3 5 .5(m、2H,2°−OHおよび3’−0H)、 5.8(br、s、 IH ,1’  CH)、 6.0(br、s。
2H,NHz)、6.8(br、d、2H,C0NHJ、7.3(s、IH92 CH)。
実施例14に記載の方法に従い、反応混合物中のn−ブチルイソシアネートをt −ブチルイソシアネートで置き換え、上記化合物を製造した。シリカゲルカラム を使用するクロマトグラフィーによって上記化合物を単離し、約8%の収率を得 た。
’HNMR(DMSOdJ、  δppm: 1.1(S、9H(CH3)3C )、 4.0(m、3H,4’−CHおよび5’−CH,)、  4.1 (m 、 IH,2° CH)、4.3(m、IH,3’  CH)、5.2 5.5 (br、+n、3H,2’−OH,3’−OH,および1°−CH)+ 5−8  (br、 Sl 2 H+ NH*)、5.9(br、s+ IH,C0NH z)、6.3(br、d、2H,C0NH*)。
7.3(5,IH,2−、CH)。
実施例16 5−アミノ−2,3’、5’−トリー〇−アセチルー1−β−D−リボ十分撹拌 し、水冷したAICAリボシド50.0gのピリジン5001Q中懸濁液に、無 水酢酸72mgを15分間で加えた。冷却浴を取り外し、混合物の撹拌を4時間 続けると、その間に透明な溶液が得られた。少量を取り、蒸発させてTLCする と、反応が終了したことを示した。反応容器を水中で冷却し、メタノール51g で処理した。
高減圧下でピリジンを留去した。残留物をN、N−ジメチルーホルムアミド(3 X 150mQ)と共蒸発させた。得られた黄褐色粘着性生成物をエタノールに 溶解した。得られた混合物に2′、3°、5″−トリアセチルAICAリボシド の結晶核数個を加えた。24時間後に結晶性生成物が生成し、濾過によって集め 、水冷したエタノールで洗浄し、減圧下(40°C)で乾燥し、上記生成物65 .0gを得た;融点128°−130℃。
S液および洗液を合し、約503112まで蒸発させ、2゛、3°、5°−トリ アセチルAICAリボシド種結晶を加え、生成物を更に7.0g得た。即ち、7 2.0gの総収量を得た。
実施例17 5−アミノ−5′−イソブチリル−1−β−D−リボフラノシルイミダゾール− 4−カルボキサミド(“5°−イソブチリル−AICA=リボシド”)の製造 水冷した、2°、3゛−イソプロピリデン−AICAリボシド14゜9gおよび 4−N、N−ジメチルアミノ−ピリジン6.1gのN、N−ジメチルホルムアミ ド150jlQ中溶液に、イソ酪酸無水物8.69g(10%過剰量)を15分 間で加えた。冷却浴を取り外し、反応混合物を室温で一夜撹拌した。少量の反応 混合物を取り後処理してTLCしたところ、反応は終了したことを示した。反応 混合物をメタノール51Cで処理し、減圧下で蒸発させた。この様にして得たシ ロップ状生成物を60%ギ酸100MQで処理し、室温で48時間放置した。減 圧下で水およびギ酸を留去した。残留物をシリカゲルカラム(溶媒相として塩化 メチレン:メタノール(9: 1))を使用してクロマトグラフした。溶媒を蒸 発させてシロップ状生成物を得、次いで熱トルエン中で撹拌した。トルエンをデ カントした。残留物をヘキサンで砕いた。固形生成物が生成し、濾過によって集 め、ヘキサンで洗浄し、減圧下で乾燥して上記生成物10.2gを得た。
IR(KBr)c+o’、3500 2800(OH,NH−)、1710(− dS)、  δppm、0.9−1.1(2d、6H,2CH,)、2.5−2 .65(a、LH,C−CH)、4.0(m、2H,5°−CHI)、4.15 −4.3(+a、3H,2°−CH,3’−CH,および4’−CH)、5.3 5(d、IH。
1’−CH)、 5.4−5.6(2d、2H,2°−OHおよび3’OH)。
5.8(br、s、2H,NHt)、6.6 6.95(br、d、2H,C0 NHt)。
および7.3 (S、 7 H,2−CH)。
実施例18 5−アミノ−5°−ピバロイル−1−β−D−リボフラノシルイミダゾール−4 −カルボキサミド(“5゛−ピバロイル−AICAリボシド″)の製造 水冷した2°、3°−イソプロピリデン−AICAリボシド14.98のN、N −ジメチルホルムアミド中溶液に、無水ピバリン酸10゜23gおよび4′N、 N−ジメチルアミノピリジン6.1gを順次加えた。冷却浴を取り外し、反応混 合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を少量取り後処理してTLCしたと ころ、反応は終了したことを示した。反応混合物をメタノール51Cで処理し、 高減圧下で蒸発乾固させた。この様にして得た残留物を60%ギ酸100jIQ で処理し、次いで、室温で48時間放置した。ギ酸および水を減圧下で留去した 。得られた残留物を、溶媒相として塩化メチレン:メタノール(9:1)を使用 し、シリカゲルカラムでクロマトグラフした。
溶媒の蒸発後に得られたシロップ状生成物を、熱トルエン中で撹拌した。トルエ ンをデカントし、生成物をヘキサン150112で砕いた。
固形生成物が生成し、濾過によって集め、ヘキサンで洗浄し、減圧下で乾燥させ て上記生成物11.5gを得た。
IR(KBr)cm’、3500−2900(OH,NHt)、1720(O− C−C(CH,)、)、1645(CONH,)、NMR(DMSO−d6)、 δpp+n、  ]、、15(s、9H,3CHs)、3.95 4.05(a 、2H。
5’−CH,)、4.15−4.3(+11.3H,2°−CH,3’−CH, および4°−CH)、5.35および5.55(2d、2H,2°OH,および 3’  OH)、  5.48(d、IH,1’−CH)、  5,75 5. 9(br、s、2H,5−NHJ、6.6 6.9(br、d、2H,C0NH t)、7.25(s。
5−アミノ−5°−n−ブチリル−1−β−D−リボフラノンルイミダゾール− 4−カルボキサミド(“5゛−n−ブチリル−AICAリボンド)の製造 水冷した、2”、3°−イソプロピリデンAICAリボシド12.2gのN、N −ジメチルホルムアミド50112とピリジン50RQの混液中溶液に、無水n −酪酸5.011Qを10分間で加えた。冷却浴を取り外し、反応混合物を20 時間撹拌した。反応混合物の少量を取り蒸発させてTLCしたところ、反応は終 了したことを示した。反応混合物をメタノール5112で処理し、高減圧下で蒸 発させた。残留物をN。
N−ジメチルホルムアミド50M(lと2回共蒸発させた。得られた生成物を6 0%ギ酸120z(!に溶解し、次いで、室温で48時間放置した。高減圧下で 水およびギ酸を留去した。残留物を、溶媒相として塩化メチレン:メタノール( 9:1)を使用し、シリカゲルカラムでクロマトグラフした。溶媒の蒸発後に得 られた粘着性生成物を、熱トルエンでトリチュレートした。トルエンをデカント シタ。生成物をヘキサンで砕いた。生成した無定形粉末を濾過によって集め、ヘ キサンで洗浄し、高減圧下で乾燥させて上記生成物2.7gを得た。
I R(K Br)cm−’、  3500 2900 (OH,NH2+等) 、169595(t、3H,CHs)、1.5(m、2H,CHsに結合してい る一CH,).2.18−2.2(t、2H,−CH,−C−0)、3.95  4.1(m。
2H95”−CHり、4−1 v  4.35(m、3H,2°−CH,3°− CHlおよび4’ −CH)、5.35(ホIH11°−CH)、 5.4−5 .6(2d、2H,2’−OHおよび3’−0H)、  5.75−5.9(b r、s+2H,5NHり、6.6 6.9(br、d、2H,C0NHt)、7 .3(L IH,2−CH)。
実施例1〜19および発明の詳細な説明に記載の方法、および適当な出発物質お よび試薬を使用することによって、第1表に挙げた化合物を製造した。更に、実 施例1〜19および発明の詳細な説明に記載の方法を使用することによって、第 ■および■表に挙げた化合物を製造する。
実施例A HTL−誘発性発作の阻害に於ける活性ラットでのHTL−誘発性発作の阻害に おけるその活性について、化合物を試験した。
使用した動物は、体重21−30グラムの雄性スイス・ウェブスターマウス系で あった(チャールズ・リバー・ブリーディング・ラプス、ウィルミントン、マサ チューセッツ)。全ての動物を、使用前史なくとも5日間試験室に順応させた。
注射しようとする全ての溶液を、体重100g当たり1)112が所望の投与量 となるような濃度の1回注射用カクテルとして調製した。
溶液を、以下の様にして混合した:ホモシステイン・チオラクトン−HCρ() (TL−HCfり(シグマ・ケミカル・カンパニー、セント・ルイス、ミズーリ )を蒸留水に溶解し、pHをNaOHで6.7に調節した。ペンチレンチトラゾ ール(PTZ)を0,9%食塩水に溶解した。プロドラッグ化合物またはAIC Aリボシド(シグマ)を単独で使用する時は蒸留水に溶解した。ミオフラジン( Miof 1azine) (ジャンセン・ファーマシューティカルズ)を含有 している全ての溶液を、ジピリダモル(Dipyridamole)(シグマ) 溶液と同様に、10−15%の最終DMSO濃度で調製した。N−エチルカルボ キサミドアデノシン、NECA(シグマ)およびフルニトラゼパム(Fluni trazepam)(ホフマン・う・ロシニ)注射剤を、0.2%最終エタノー ル濃度に調製した。全ての場合、試験溶液の張度および溶媒の両者に適合する担 体の担体対照溶液を注射した。全ての試験および対照溶液を、27ゲージ針を使 用し、腹腔内ポーラスによって注射した。HT LおよびPTZを、動物の背上 部に皮下注射した。
動物に、担体のみを含有している対照溶液または候補化合物(プロドラッグまた はAICAリボシド)および担体を含有している試験溶液のいずれかを、試験溶 液または対照当たり6−8匹からなる群に予め注射した。その後、それぞれの時 間をおいて(15分間〜数時間の範囲、はとんどの試験は30分間を使用した) 、発作誘発性組成物溶液を注射した。発作誘発性組成物の注射後、動物を別個の ケージに入れ、発作の開始を観察した。はとんどの試験では、動物が、ホモシス ティン・チオラクトン(HTL)注射後2−3時間(担体対照潜伏時間、約20 分間)、およびPTZ投与投与後間時間体対照発作潜伏時間、4分間)、発症し なかった場合、発作から完全に保護されたとして、これらを評価した。表われた 発作は、間代性または間代性−強直性のいずれかであり、前足のクローヌスから 、後足および前足の完全な強直性伸長までの重篤度で異なった。全ての試験で、 発作の潜伏期間、並びに発作を有する動物における死亡率も記録した。PTZお よびHTL発作の両者の明白な特徴は非常に類似しているが、前者の潜伏期間は 著しく短い。
HTL誘発性発作の阻害について、本発明の化合物の1つ、3゜−イソブトキシ カルボニルAICAリボシド(プロドラッグA、第1表の化合物1)、およびA ICAリボシドを試験した結果を第1虚血性心臓組織におけるアデノシン、AI CAリボシドおよびZM本発明のプロドラ、グ化合物およびATCAリボシドを 、ラットの虚血性心臓組織において、ZMPからのAICAリボシドの産生を増 大し、アデノシンの産生を増加するその活性について試験した。
虚血後の心臓組織の試料を、ヌクレオシドおよびヌクレオチド濃度について分析 した。HPLCによって、試料のアデノシン、AICAリボシドおよびZMP濃 度を測定した。
食塩水、AICAリボシドおよびプロドラッグA(第1表の化合物1)によって 誘導されたアデノシンの産生の比較を、第2図に示す。ZMP濃度の低下、およ びAICAリボシド濃度の量的当量の上昇を第3図に示す。対応する高AICA −IJボシド濃度を伴わない、等モル投与量のAICAリボシドと比較した時の 、プロドラッグAによるアデノシン産生の増加を第■表に示す。
実施例C 皮膚弁状片における虚血性損傷からの保護においての活性ラットの皮膚弁状片モ デルで、虚血性損傷からの保護におけるその活性について、化合物を試験した。
手術、または手術時にポジティブな対照としてスーパーオキシドジムスターゼ( S OD)を使用する45分前に、AICAリボシド、またはAICAリボシド プラスアデノシンンデアミナーゼ(ADA)で動物を前処置した。ラットの腹部 に皮膚弁状片を6時間生ぜしめ、次いで、縫合した。弁状片の生存パーセントを 、手術後3日目に評価した。
結果を第v表に示す。
AICAリボンドで処置した動物は、皮膚弁状片生存の上昇を示しく対照群と比 較して)、フィッシャー・イグザクト・テストによって統計的に有意であった( p<0.05)。この効果はADAの存在におけるほど著しいものではなく、こ の設定におけるアデノシンの保護的役割の重要性を支持した。
本発明のプロドラッグ化合物およびAICAリボシドを、細胞培養において、ア デノシン放出の増大におけるその活性について試験した。
アデノシンのイン・ビトロ放出の増大について、ヒト牌リンパ芽球セルライン( WI−L2)を使用し、アデノシン放出に対するAICAリボシドおよび本発明 のプロドラッグの効果を証明した。セルラインの由来および特性は、バーシェフ イールド等(Hershfield etal、 )によって、5cience 、 Mo1.197. p、 1284.1977に記載された。セルラインを 、10%ウシ胎児血清および2mMグルタミンおよび等モル濃度のプロドラ・ノ ブまたはAICAリボシドを補足したRPMT1640細胞培養培地で維持し、 空気中5%二酸化炭素雰囲気中で36時間増殖させた。ウシ胎児血清は、プリン およびプリン代謝酵素を含有したが、2−デオキシグルコースと接触させること によるAICAリボシドまたはプロドラッグの効果を確立するために、Wl−L 2細胞を、10%の、熱不活化し、透析したウシ胎児血清、2mMグルタミンお よび1μMデオキシコホルマイシンを補足したRPM11640グルコース欠乏 培地でインキュベートした。
10mMの終濃度まで2−デオキシグルコースを加えることによって、細胞のA TP貯蔵の異化を刺激した。60分後、細胞によって上清に放出されたアデノシ ンの量を、冷却した4、4N過塩素酸30マイクロリツトルと上清300マイク ロリツトルを混合し、混合物を4℃で500XG、10分間遠心することによっ て測定した。
得られた上浦各々を、キム(Xhya)のC11nical Cbemistr y、 Vow、 21. p。
1245、1975の記載と同様にして、1,1.2−)リクロロー1.2.2 =トリフルオロエタン(Freon−113)溶媒12.5ミリリツトルにトリ ーn−オクチルアミン(Alanine 336)(General Mill s)2.4グラムを含有する溶液660マイクロリツトルで中和した。4°Cで 1500×G、3分間遠心後、水相を除去し、アデノシンおよびイノンンについ て検定するまで一20’Cで凍結させた。アデノシンを、4ミリモルリン酸カリ ウムpH3,4ニア七トニトリル60%、水中(95:5ν/v)緩衝液で平衡 化したC−18マイクロポンダバツク逆相カラムでアイソクラティカリ−に評価 した。アデノシンは8−10分に溶出し、その同一性をアデノシンデアミナーゼ に対するその感受性、およびアデノシン標準品でのスパイキングによって確認し た。
254および280 nmにおける吸収によって、連続的にモニターし 。
た。適当な標準品の高速液体クロマトグラフィー分析と比較することによってピ ークを数量化した。
第4図は、リンパ芽球からのアデノシン放出の増大に対する、AICAリボシド またはプロドラッグAによる36時間の前処置の効果を示す。
AICAリボシドをスブラーグードーリー系ラットに250 xg/kgまたは 500 xg/kgの投与量で投与し、本発明のプロドラッグ化合物を等モル量 で投与した。
投与の15.30.60および120分後、動物を殺した。組織を得、ヌクレオ シドおよびヌクレオチド分析のために直ちに凍結させた。入手した組織試料は肝 臓、心臓、脳、および全血であった。
まず、液体窒素中で凍結させた後、組織試料をトリクロロ酢酸で抽出し、アラミ ンフレオンで中和した。組織試料を、ワットマン・バートシル−10(SAX) カラムHPLCによって、実施例6の記載と同様にして、ヌクレオシドおよび塩 基について評価した。2種類の試験において、使用したAICAリボシドの投与 量と等モルの投与量で、3°−イソブトキシカルボニルAICAリボシド(“プ ロドラッグA”)は、肝臓、全血および心臓中ZMP濃度の上昇によって示され る様に、経口的、生物学的利用能の上昇を示した。試験は8匹のラットについて 行われた。
第5(a)および(b)図は、250rng/kgおよび500 xg/kg  AICAリボンドのモル当量の投与量での、ラット肝臓におけるZMP濃度を示 す。
実施例F アデノシン濃度に対するAICAリボシドの3”−カルボン酸エステルの側鎖の 長さの効果 等モル量のAICAリボシドまたは2〜6炭素原子の側鎖長さを有するある種の 3“−カルボン酸エステルの投与に起因するアデノシンおよびAMP濃度を、実 施例Bの虚血性ラットの心臓モデルを使用して調べた。
AICAリボシド(500mg/jrg)またはモル当量のカルボン酸エステル の投与の1時間後、心臓を摘出し、実施例Bの記載と同様にして37°Cで1時 間インキュベートした。HP L Cにより、虚血性心臓において、組織アデノ シンおよび幾つかのカルボン酸エステルについてAMP濃度を測定した。値は、 平均値±S、E、M、である。
結果を第19Aおよび19B図に示す。
塩性マウス(スイス−ウェブスター)に、記載の処置でIP注射し    −た 。マウスを処置前120分間、絶食させた。リボースおよびAICAリボシドを 食塩水中に処方した。血清(10000Xgで10分間遠心したヘパリン化血液 )について、グルコース濃度を測定した。
ArCAυボンド投与の1時間後、グルコース濃度を測定した。結果を第6図に 報告する。
絶食または非絶食ラットにおける血漿中グルコース濃度に対するAICAリホ7 ドの効果 絶食ラットは、AICAリボシドの投与前に16時時間量させた。
ラットに、750 mg/ kg投与量のAICAリボシドをIP投与した(8 匹/群)。40分後、血液試料を採取した。血液をio、oo。
×/9で10分間遠心し、次いで、ヘキソキナーゼ法(実施例に参照)を使用し 、グルコース濃度について分析した。結果を第7図に示す。
実施例H−2 ウサギにおける血中グルコースに対するAICAリボシドの効果ウサギ(二二一 ジランドホワイト)に、2次Q/kg(、100xg/ kg)まタハ4 tt rQ/kg(200j1g/kg)(7)イずれかのAICA!JボシトをIV 投与した。A I CA ’Jボシド投与前および投与2時間後に、静脈せつ刺 によって血液を採取した。投与前および投与2時間後の血中グルコース濃度を、 ヘキソキナーゼ法(実施例に参照)によって測定した。投与前の値からの変化バ ーセン)(+/−)を報告する。AICAリボシド投与前投与色濃度すると、両 投群濃度が血中グルコース濃度を低下させた。結果を第■表に示す。
健康な男性のボランティアに、25xg/kg、50xg/kgまたは100  xg/ kgの投与量でAICAリボシドを30分間静脈内投与した。
血漿中グルコース濃度を、30分間の注入の間および後の4時間、モニターした 。血漿中グルコースを、臨床化学的自動分析機によって測定した。血清グルコー ス低下効果の開始は、AICAリボシド注入時間の終わりまでに明らかとなり、 AICAリボシドの注入が終了した約30分後に最下点に達した。オイグリセミ ソク濃度への回復は、約3時間までに終了した。結果を第8図に示す。
スイス・ウェブスター系マウスを、1群当たり6匹、食塩水(対照として)また は750 zg/kgのArCAリボシドの腹腔内投与によって処置した。投与 の1時間後、マウスを殺した。肝臓を摘出し、抽出した。肝臓のグリコーゲンを 、デュボア等(Dubois、 et al、、 Anal、 CheIll、  21!:350−356(1956)の方法によって測定した。グルコースを 、ヘキソキナーゼ法(実施例に参照)によって測定した。結果を第9図に報告す る。
う、トにおける血中ラクテートおよびピルベートに対するAICAリボシドの効 果 AIcAリボシド(100,250または500 xg/kg)または食塩水( 対照として)をうy)に腹腔内投与した。AIcAリボシド投与の60分後、ラ ットを頚部脱臼によって殺した。ヘキソキナーゼ法により、グルコースSR試薬 (Medical Analysis Systems、  Inc、)を使用 し、340nmにおけるO、 D、を分光測光的に測定して血中グルコースを調 べた。血中ラクテートおよびピルベートを、それぞれ過剰量のNADまたはNA DHの存在下、ラクテートデヒドロゲナーゼを使用し、340r+mにおけるO 、D、を分光測光的に測定して調べた。値を、平均値+S、E、M、とじて表し た。結果を第10A〜10D図に報告する。
実施例し 血中グルコース濃度に対する、肝ZMP濃度との関連におけるAICAリボシド の効果 マウスにおける血グルコースにおけるAICAリボシド誘発性低下と肝ZMPの 関連を調べた。
4時間給食させたマウスに、尾静脈注射によってAICAリボシド(100また は500 ig/ kg)を静脈内投与した。投与の2.5.10.30または 120分後、マウスを頚部脱臼によって殺した。
ヘキソキナーゼ法により、グルコースSR試薬(Ii!edical Anal ysisSysteIIls、  Inc、)を使用し、340nmにおけるO 、 D、を分光測光的に測定して血中グルコースを調べた。肝臓片(o、2〜0 .3g)をイン・ジッで凍結圧迫し、ホモジナイズし、遠心後、中和した上清を イオン交換HPLCによって分析した。値を平均値±S、E、M、とじて表した 。結果を第11表に報告する。
フルクトース−1,6−ジホスフアターゼの阻害AICAリボシドモノホスフェ ート(ZMP)およびAMPによる、ウサギ肝臓(Sig+++a)由来のフル クトース−1,6−ジホスフアターゼの阻害を、Methods in Enz ymology 90:352−357(1982)に記載の分析法によって測 定した。結果を第12図に報告する。
実施例N AICAリボシド投与後のヒトにおける血漿中インシュリンmvヒト(男性)ボ ランティアに、50xg/kg A I CAリボシドを15分間静脈内注入し た。免疫反応性インシユリンの血漿中濃度を投与の間および後、約4時間、RI Aによって測定した。(RIA kit。
Amersham C11nical)。結果を第13図に報告する。
実施例0 AICAリボシドプロドラッグの低血糖効果雄性マウス(スイス・ウェブスター )に、等モル量の食塩水、A ICAリボシド、または第1表の化合物04また は10を経口投与した。投与の1時間後、グルコースストリップ法(Chems trip B、 G、 )によって血中グルコース濃度を測定した。結果を第1 4図に報告する。
スイス・ウェブスターマウスに、記載した投与量(100,200または400  xg/ kg)のアデノシンキナーゼ阻害剤、5“−アミノ−5”−デオキシ アデノシンまたは食塩水(対照として)を腹腔内設−ル(PTZ)を投与し、発 作頻度を観察した。結果を第15図に報記載した濃度(250μm)のZMPお よびカルボサイクリックZMPをフルクトース1,6−ジホスフアターゼ分析( 実施例M参照)に組み込み、得られた活性を調べた。活性を速度(基質の変換の 速さ)として表した。結果を第16図に報告する。
ストレプトシトシン(50zg/に91 V)で処置することによってラットに 糖尿病を惹起し、次いで、食塩水またはAICAリホシド(500友g/kg、 1日2回)で22日間処置した。AICAリボシドの最終注入の18時間後、S igma Procedure 3334 As5ay Kit(リパーゼ、グ リセロキナーセ、ピルベートキナーゼおよびラクテートデヒドロゲナーゼを使用 する組み合わせ分析であり、時間をかけてOD5.。の低下(NADHの消失) を測定する)を使用し、血漿中トリグリセリド濃度を調へた。
実施例S 血漿中A I CAリボシド濃度に対するAICAリボシドまたはAICAリボ シドプロドラッグの経口投与の効果50累g/h A I CAリボシドおよび (モル)当量の50xg1kg AICAリボシドまたは2種類のプロドラッグ 、第1表の化合物10および17の一方の経口投与後、イヌにおけるA I C 、Aリボシドの血漿中濃度をHPLCによって調べた。化合物を、PEG4 Q Q :水(1: 1)中温液として投与した。結果を第18図に示す。別のプロ ドラ、グ、第1表の化合物22を、カプセル中固形で投与したく50xg/kg )。結果を第20図に示す。AICAリボシドの血漿中濃度を、ディクソン等( Dixon、R,、et al、+ ″AICAリボシド:HP、LCによる血 漿の限外濾過液における直接定量” Res、 Commun、 Chem、P ath、Phar+++、、  in press(1989))に従って調べ た。
実施例T 糖尿病マウスにおける血清グルコース濃度に対するATCAリボシドの効果 低投与量ストレプトシトシン処置(40πg/&g/日、5日間、次いで10日 間のインキュベーション期間)によって、マウスに糖尿病を惹起した。これらの 糖尿病マウス、11匹/群を、lxρ/100g体重のIPポーラスにて、記載 の投与量のAIcAリボシドまたは食塩水で処置した。(AICAリボシドまた は食塩水)の投与の1.5時間後、動物から全採血した。遠心して血漿を分離し 、ヘキソキナーゼ/グルツース−6−ホスフェートデヒドロゲナーゼ分光測定法 によってグルコースについて分析した(実施例に参照)。同一プロトコールによ って、食塩水処置した非糖尿病マウスから正常血糖濃度を求めた。値を平均値± 5el11.とじて表した。結果を第21図に報告する。
実施例U 糖尿病う7)における血中グルコースおよび水摂取に対する長期AICAリボシ ド処置の効果 ストレプトゾトンンで糖尿病を惹起したラット(60mg/kg、処置の5日後 )、9匹/群をIP注射により1日2回、500zg/kgICAリボシドまた は生理学的食塩水で処置した。ただし、750xg/ kg投与量を1回投与し た第6.13および20日、および処置を行わなかった第7.14および21日 を除外する。記載した日の注射の2時間後、尾部放血によって血液を採取し、C hemstrip bgグル:’−4gmストリップおよヒAccuchek  II血中グルコースモニター(両者ともBoehringer Manheim )を使用し、グルコースについて分析した。データを処置面濃度のパーセントと して算出し、平均値上semとして表した。結果を第22図に報告する。
これらのラットから水摂取量を、毎日各ケージの水びんから消費された水の量を 調べることによって求めた。値を累積の平均値±semとして表す。結果を第2 3図に報告する。
叉湾習N 糖尿病う/トにおける肝フルクトース1.6−ジホスフアターゼ(FD P a ge)活性の長期AICAリボシド処置の効果ストレプトシトシンで糖尿病を惹 起したラット(60zg1kg、 処置後5日)を、2 X 500 xg/k g/日AICAリボシドまたは0゜9%食塩水、1日2回で3週間処置した。最 後の処置の18時間後、肝臓を摘出した。処置ラットおよび野生ラットからの肝 臓を100μM EDTAおよび100μMジチオスレイトールを加えた20g Mリン酸カリウム緩衝液(pH7,4)中でホモジナイズし、15000xgで 20分間遠心した。F D P ase活性をこの天然の形で、またはマルカス 等(Marcus et al (Methods in Enzymolog y 90:352−356 (1982))の方法によってセファデックス02 5カラムに上清を通した後に検定した。ブラッドフォード法(Anal、 Bi ochem、 72:24g (1976); Anal、Biochem、8 6:142 (197g))によって、タンパク濃度を測定した。タンパク1+ g当たりの酵素活性を平均値±seaとして表した。結果を第24図に示す。
実施例W ZMPによるF D P aseの阻害についてのIC50の測定杆試料(記載 した種から)を、100μM EDTAおよび100μMジチオスレイトールを 加えた20111Mリン酸カリウム緩衝液(pH7,4,)中でホモジナイズし た。肝臓のホモジネートを45000×/9で遠心した。上清をセフアゾ、ラス 025カラムに通し、種々の濃度のZMPの存在下またはZMPの非存在下、マ ルカス等の方法(Methods in Enzyo+ology 90:35 2−356 (1982))によってFDPage活性について検定した。IC 50値は、検定条件下で基準FDPase活性の50パーセントを阻害するZM Pの濃度として定義された。結果を第■表に示す。
6時間給食させておいたマウスに、500xg/kg A I CAリボシドま たは0.9%食塩水のいずれかのIP注射を行った。注射の1.5時間後に動物 を殺し、その肝臓を摘出し、水冷過塩素酸に抽出した。抽出物を中和し、シニリ ニバス等の方法(Shrinivas et al(Biochem J、26 2ニア21−725 (1989))によって、フルクトース1.6−ジホスフ ェートについて分析した。結果を第25図に示す。
餌を与えているか、または24時時間給させたマウスを、賦形剤、5 ig/  kgで経口投与したグリブリド(経口血糖降下薬)、または6゜Oxg/ kg でIP投与したAICAリボシドで処置した。投与の3時間後、または最初に来 た低血糖性発作のいずれか早い時点で、血液を採取した。遠心によって血清を分 離し、ヘキソキナーゼ/グルコース−−ホスフェートデヒドロゲナーゼ分光測定 検定(実施例に参照)によってグルコース濃度について分析した。薬物群の値を 賦形剤濃度のパーセントとして表した。結果を第26図に示す。
実施例Z 糖尿病ラットにおける血清中グルコース濃度に対するAICAリボシドの効果 ストレプトシトシンで糖尿病を惹起したスプラーグードーリー系ラット(各々2 00g)(55gg/ky、処置後4日)を、ジエチルエーテルで麻酔した。麻 酔後、切開し、シラスチ・ツク医学等級チニーブのカニユーレ(0,020イン チ1.Dlo、03フインチO,D、)を右頚静脈5mm吻側に挿入し、201 nI11心臓に向けて伸ばした。カニユーレを固定し、首の後ろから体外に出し 、ヘパリン化した食塩水(500U/lrQ>を満たし、縛って流れを止めた。
次の日、う・ノドに、7501g/kg A ICA’Jボシドまたは生理学的 食塩水のいずれかをIP注射した。カニユーレを通して連続的に血液を得た。遠 心によって血清を分離し、ヘキソキナーゼ/グルコース−6−ホスフェートデヒ ドロゲナーゼ法(実施例に参照)によって、グルコースについて分析した。結果 を第27図に報告する。
ドブロドラッグのいずれかの経口投与後、AICAリボシドの生物学的利用能を 評価した。AICAリボシドおよび完全なプロドラッグの血漿中濃度を、HPL Cを使用して測定した。(Dixon、Ret al。
、 Res、 Commun、 Chei+、 Path、 Pharm、 6 5:405−408(19g9)参照)。AICAリボシドの生物学的利用能を 、最大血漿中濃度に達するのに必要な時間(T max)およびゼロから最終的 に測定可能な血漿中濃度までの血漿中濃度一時間曲線下の面積(AUG)につい て評価した。絶対生物学的利用能(F%)を、プロドラッグ(またはAICAリ ボシドそれ自体)の経口投与後のAICAリボシドについてのAUGを、当量の A I CA ’Jボシド(100%生物学的利用能)の静脈内投与後のAUG で除することによって算定した。結果を第1表に示す。
浄書(内容に変更なし) 第1表 次式の化合物 浄書(内容に変更なし) 浄書(内容に変更なし) 浄書(内容に変更なし) 浄書(内容に変更なし) 次式の化合物 浄書(内容に変更なし) 次式の化合物 浄書(内容に変更なし) 浄書(内容に変更なし) 2    108       32**     −76AICA ’) ホ ンF(i、 v)                     8.3     100AICA’Jホン)’(経口)    0.75    1.1       0.9   11処  置 ん63゜ ラット心臓のZMP濃度 ラット肝臓のZMPg度 強制経口投与後の時間 (分) F/G、6AIC^−r、AICA塩基、リボースの血中グルコース濃度への影 響処  置 18時時間量    非絶食 動物の状態 マウスでの血清グルコースおよび肝臓グリコーゲンレベルに及ぼすへICAr処 置の影響 F/G、 /2゜ F/G、/Aフ、      ″′刀°7け61凍P1%ルal′ab−cm。
グルコースレベルへのAICAリボンドの影響性 分 時  間 /□、/k。
F/G、だい 血中グルコースレベルへのNo、C1およびF/G、/4.       NO ,10の影響、経口投与処  置 処置 毎日2回注射 分 特表平3−504728 (46) 毎日2回注射  処置 −前日は注射せず処置日数 糖尿病ラットに於ける肝臓のFDPage活性に及ぼす長期AlCAr処置の影 響 マウスでの肝臓フルクトース1.6−ジフオスフエートレベルに及ぼすAlCA rの影響 処   ! 手続補正書(方式) 平成 3年 7月31日

Claims (148)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.AICAリボシル部分と該AICAリボシル部分の等量当り少なくとも1個 のヒドロカルビルオキシカルボニルまたはヒドロカルビルカルボニル部分または その組合せを有し、ただしAICAリボシル部分の等量当り3個の同じヒドロカ ルビルカルボニル部分を有せず、ジベンゾイル置換または5′−モノアセチル置 換されていない、改変AICAリボシドからなることを特徴とするAICAプロ ドラツグ。
  2. 2.リボシル部分のヒドロキシル酵素の少なくとも1個がヒドロカドラッグ。ル ビルオキシカルボニルまたはヒドロカルビルカルボニル部分で置換されている請 求項1に記載のプロドラッグ。
  3. 3.リボシル部分のヒドロキシル酵素の少なくとも1個がヒドロカルボキシカル ボニル部分で置換されている請求項2に記載のプロドラッグ。
  4. 4.リボシル部分のヒドロキシル酵素の少なくとも1個がヒドロカルビルカルボ ニル部分で置換されている請求項2に記載のプロドラッグ。
  5. 5.AICAリボシル部分の等量当り1〜2個のヒドロカルビルオキシカルボニ ルまたはヒドロカルビルカルボニル部分またはその組合せを有する請求項1に記 載のプロドラッグ。
  6. 6.式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X1、X2およびX3は独立して、(a)水素、(b)−COR1また は−COOR2(R1は独立してヒドロカルビルまたはモノ−またはジヒドロカ ルビルアミノ、およびR2は独立してヒドロカルピル、または(c)X1、X2 およびX3の2つが結合して環式カーボネート基を形成する。ただし、X1、X 2およびX3のすべてが水素、アセチル、プロピオニルまたはベンゾイルではな く、あるいは、X1、X2およびX3の1つが水素のときは、他の2つは共にベ ンゾイルではなく、あるいは、X2およびX3の両方が水素のときは、X1はア セチルではない] で示されるプロドラッグ。
  7. 7.R1およびR2が第2級炭素原子を有するヒドロカルビル基である請求項6 に記載のプロドラッグ。
  8. 8.X1またはX2が−COOR2である請求項6に記載のプロドラッグ。
  9. 9.R2が第2級炭素原子を有する請求項8に記載の化合物。
  10. 10.R2がイソブチルである請求項9に記載の化合物。
  11. 11.X1およびX2が水素でX3がイソブトキシカルボニルである請求項10 に記載の化合物。
  12. 12.X1またはX3の1つが−COR1でX2が水素である請求項6に記載の 化合物。
  13. 13.X1が−COR1でR1がt−ブチルである請求項12に記載の化合物。
  14. 14.X2が水素でX1およびX3の1つが水素で他が▲数式、化学式、表等が あります▼ である請求項6に記載の化合物。
  15. 15.X2が水素でX1およびX3の1つが水素で他が−COOR2である請求 項6に記載の化合物。
  16. 16.R2がアリールオキシアルキレンである請求項15に記載の化合物。
  17. 17.R2がアルコキシアルキレンである請求項15に記載の化合物。
  18. 18.R2か炭素数6個までの低級アルキルである請求項15に記載の化合物。
  19. 19.X1が水素である請求項18に記載の化合物。
  20. 20.X3がイソブトキシである請求項19に記載の化合物。
  21. 21.X3がネオベントキシである請求項19に記載の化合物。
  22. 22.X1、X2およびX3の少なくとも1つが−COR1である請求項6に記 載の化合物。
  23. 23.X1が−COR1、X2が水素、X3が水素または−COR1である請求 項22に記載の化合物。
  24. 24.R1が炭素数6個までの低級アルキルである請求項23に記載の化合物。
  25. 25.X1およびX3がアセチルである請求項23に記載の化合物。
  26. 26.X1がピバリル、イソブチリル、n−ブチリルまたはプロピオニルである 請求項24に記載の化合物。
  27. 27.X3が水素である請求項26に記載の化合物。
  28. 28.X1がピバリルである請求項27に記載の化合物。
  29. 29.X1がイソブチリルである請求項27に記載の化合物。
  30. 30.R1がヒドロカルビルである請求項6に記載の化合物。
  31. 31.R1がモノ−またはジヒドロカルビルアミノである請求項6に記載の化合 物。
  32. 32.R1およびR2か炭素数6個までの低級アルキルである請求項6に記載の 化合物。
  33. 33.AICAリボシル部分と該AICAリボシル部分の等量当り少なくとも1 個のヒドロカルビルオキシカルボニルまたはヒドロカルビルカルボニル部分を有 する改変AICAリボシドからなるAICAリボシドプロドラッグの治療的有効 量を予防的に投与することを特徴とする望ましくない血流低下を伴った組織損傷 を予防する方法。
  34. 34.該組織が心筋である請求項33に記載の方法。
  35. 35.該組織が脳である請求項33に記載の方法。
  36. 36.該組織が皮膚組織である請求項33に記載の方法。
  37. 37.該血流低下が心臓麻痺に起因する請求項33に記載の方法。
  38. 38.該血流低下が臓器移植に起因する請求項33に記載の方法。
  39. 39.該AICAリボシドプロドラッグか式▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X1、X2およびX3は独立して(a)水素、(b)−COR1または −COOR2(R1は独立してヒドロカルビルまたはモノ−またはジヒドロカル ビルアミノ、およびR2は独立してヒドロカルビル、または(c)X1、X2お よびX3の2つが一緒になって環式カーボネート基を形成する] で示される化合物である請求項33に記載の方法。
  40. 40.該組織が心筋である請求項39に記載の方法。
  41. 41.該組織が脳である請求項39に記載の方法。
  42. 42.該組織が皮膚組織である請求項39に記載の方法。
  43. 43.AICAリボシル部分と該AICAリボシル部分の等量当り少なくとも1 個のヒドロカルビルオキシカルボニルまたはヒドロカルビルカルボニルを有する 改変AICAリボシドからなるAICAリボシドプロドラッグの治療的有効量を 、望ましくない血流低下の領域に投与し、該血流低下領域におけるアデノシンの 細胞外濃度を増加させることを特徴とする望ましくない血流低下領域を有する生 体を治療する方法。
  44. 44.該血流低下領域の細胞が病理学的工程により純粋なアデノシントリホスフ ェート異化作用を受けている請求項43に記載の方法。
  45. 45.該望ましくない血流低下領域が冠動脈閉塞に因るまたは因ると考えられる 請求項43に記載の方法。
  46. 46.該望ましくない血流低下領域が狭心症である請求項43に記載の方法。
  47. 47.該望ましくない血流低下領域が脳いっ血に因るまたは因ると考えられる請 求項43に記載の方法。
  48. 48.該望ましくない血流低下領域が心筋不整脈に因るまたは因ると考えられる 請求項43に記載の方法。
  49. 49.該望ましくない血流低下領域が動脈硬化に因るまたは因ると考えられる請 求項43に記載の方法。
  50. 50.該望ましくない血流低下領域が血栓症に因るまたは因ると考えられる請求 項43に記載の方法。
  51. 51.該血流低下が心臓麻痺に因る請求項43に記載の方法。
  52. 52.該血流低下が臓器移植に因る請求項43に記載の方法。
  53. 53.該AICAリボシドプロドラッグが、式▲数式、化学式、表等があります ▼ [式中、X1、X2およびX3が独立して(a)水素、(b)−COR1または −COOR2(R1は独立してヒドロカルビルまたはモノ−またはジヒドロカル ビルアミノ、およびR2は独立してヒト「ロカルビル、または(c)X1、X2 およびX3の2つが一緒になって環式カーボネート基を形成する] で示される化合物である請求項43に記載の方法。
  54. 54.該血流低下領域の細胞が肩理学的工程により純粋なアデノシントリホスフ ェート異化作用を受けている請求項53に記載の方法。
  55. 55.該望ましくない血流低下領域が冠動脈閉塞に因るまたは因ると考えられる 請求項53に記載の方法。
  56. 56.該望ましくない血流低下領域が狭心症である請求項53に記載の方法。
  57. 57.該望ましくない血流低下領域が脳いっ血に因るまたは因ると考えられる請 求項53に記載の方法。
  58. 58.該望ましくない血流低下領域が心筋不整脈に因るまたは因ると考えられる 請求項53に記載の方法。
  59. 59.該望ましくない血流低下領域が動脈硬化に因るまたは因ると考えられる請 求項53に記載の方法。
  60. 60.該望ましくない血流低下領域が血栓症に因るまたは因ると考えられる請求 項53に記載の方法。
  61. 61.X1が−COR1、X2が水素、X3が水素または−COR1である請求 項53に記載の方法。
  62. 62.該血流低下領域の細胞が病理学的工程により純粋なアデノシントリホスフ ェート異化作用を受けている請求項61に記載の方法。
  63. 63.該望ましくない血流低下領域が冠動脈閉塞に因るまたは因ると考えられる 請求項61に記載の方法。
  64. 64.該望ましくない血流低下領域が狭心症である請求項61に記載の方法。
  65. 65.該望ましくない血流低下領域が脳いっ血に因るまたは因ると考えられる請 求項61に記載の方法。
  66. 66.該望ましくない血流低下領域が心筋不整脈に因るまたは因ると考えられる 請求項61に記載の方法。
  67. 67.該望ましくない血流低下領域が動脈硬化に因るまたは因ると考えられる請 求項61に記載の方法。
  68. 68.該望ましくない血流低下領域が血栓症に因るまたは因ると考えられる請求 項61に記載の方法。
  69. 69.AICAリボシル部分と該AICAリボシル部分の等量当り少なくとも1 個のヒドロカルビルオキシカルボニルまたはヒドロカルビルカルボニルを有する 改変AICAリボシドからなるAICAリボシドプロドラッグを投与することを 特徴とする病理学的工程によるアデノシントリホスフェートの損傷に対するアデ ノシントリホスフェートの合成の比が低下している細胞におけるアデノシンの細 胞外濃度を高める方法。
  70. 70.該病理学的工程が発作である請求項69に記載の方法。
  71. 71.該病理学的工程が脳いっ血である請求項69に記載の方法。
  72. 72.該病理学的工程が冠虚血である請求項69に記載の方法。
  73. 73.細胞のアデシン合成および放出を高める該プロドラッグを予防的に投与す る請求項69に記載の方法。
  74. 74.該病理学的工程が脳いっ血である請求項73に記載の方法。
  75. 75.該病理学的工程が心臓発作である請求項73に記載の方法。
  76. 76.該病理学的工程が狭心症である請求項73に記載の方法。
  77. 77.該プロドラッグが式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X1、X2およびX3は独立して、(a)水素、(b)−COR1また は−COOR2(R1は独立してヒドロカルビルまたはモノ−またはジヒドロカ ルビルアミノ、およびR2は独立してヒドロカルピル、または(c)X1、X2 およびX3の2つが一緒になって環式カーボネート基を形成する] で示される化合物である請求項69に記載の方法。
  78. 78.細胞のアデノシン合成および放出を高めるプロドラッグを予防的に投与す る請求項77に記載の方法。
  79. 79.該病理学的工程が脳いっ血である請求項78に記載の方法。
  80. 80.該病理学的工程が心臓発作である請求項78に記載の方法。
  81. 81.該病理学的工程が狭心症である請求項78に記載の方法。
  82. 82.X1が−COR1、X2が水素または−COR1、X3が水素または−C OR1である請求項77に記載の方法。
  83. 83.X1、X2およびX3がすべてアセチルである請求項69に記載の方法。
  84. 84.X1がイソブチリル、X2およびX3が水素である請求項69に記載の方 法。
  85. 85.AICAリボシル部分と該AICAリボシル部分の等量当り少なくとも1 個のヒドロカルビルオキシカルボニルまたはヒドロカルビルカルボニル部分を有 する改変AICAリボシドからなるAICAリボシドプロドラッグを投与するこ とを特徴とする慢性的アデシン低濃度または中枢神経系アデノシン濃度低下を有 する患者を治療する方法。
  86. 86.該プロドラッグが式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X1、X2およびX3は独立して、(a)水素、(b)−COR1また は−COOR2(R1は独立してヒドロカルビルまたはモノ−またはジヒドロカ ルビルアミノ、およびR2は独立してヒドロカルビル、または(c)X1、X2 およびX3の2つが一緒になって環式カーボネート基を形成する] で示される化合物である請求項85に記載の方法。
  87. 87.X1が−COR1、X2が水素、X3が水素または−COR1である請求 項86に記載の方法。
  88. 88.AICAリボシル部分と核AICAリボシル部分の等量当り少なくとも1 個のヒドロカルビルオキシカルボニルまたはヒドロカルビルカルボニル部分を有 する改変AICAリボシドからなるAICAリボシドプロドラッグを動物に投与 することを特徴とする動物のAICAリボシドの生体利用性を増大させる方法。
  89. 89.該プロドラッグが式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X1、X2およびX3は独立して、(a)水素、または(b)−COR 1または−COOR2(R1は独立してヒドロカルビルまたはモノ−またはジヒ ドロカルピルアミノ、およびR2は独立してヒドロカルビル、または(c)X1 、X2およびX3の2つが結合して環式カーボネート基を形成する] で示される化合物である請求項88に記載の方法。
  90. 90.X1が−COR1、X2が水素または−COR1、X3が水素または−C OR1である請求項89に記載の方法。
  91. 91.R1が炭素数6個までの低級アルキルである請求項90に記載の方法。
  92. 92.X1、X2およびX3がすべてアセチルである請求項90に記載の方法。
  93. 93.X1がイソブチリル、X2およびX3が水素である請求項90に記載の方 法。
  94. 94.AICAリボシル部分と該リボシル部分の等量当り少なくとも1個のヒド ロカルビルオキシカルボニルまたはヒドロカルビルカルボニル部分を有する改変 AICAリボシドからなるAICAリボシドプロドラッグの血糖低下に充分な治 療的有効量を動物に投与することを特徴とする、虚血組織の損傷から保護するよ うに動物に低血糖をもたらす方法。
  95. 95.該虚血組織が脳である請求項94に記載の方法。
  96. 96.該プロドラッグが式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X1、X2およびX3が独立して、(a)水素、(b)−COR1また は−COOR2(R1は独立してヒドロカルビルまたはモノ−またはジヒドロカ ルビルアミノ、およびR2は独立してヒドロカルビル、または(c)X1、X2 およびX3の2つが一緒になって環式カーボネートを形成する] で示される化合物である請求項94に記載の方法。
  97. 97.該虚血組織が脳である請求項96に記載の方法。
  98. 98.AICAリボシル部分と該AICAリボシル部分の等量当り少なくとも1 個のヒドロカルビルオキシカルボニルまたはヒドロカルビルカルボニル部分を有 する改変AICAリボシドからなるAICAリボシドプロドラッグを細胞外アデ ノシンの合成および放出を増加するに充分な治療的有効量を動物に投与すること を特徴とする動物におけるホモシステイン誘発発作を抑制する方法。
  99. 99.AICAリボシル部分と該AICAリボシル部分の等量当り少なくとも1 個のヒドロカルビルオキシカルボニルまたはヒドロカルビルカルボニル部分また はその組合せを有する改変AICAリボシドからなるAICAリボシドプロドラ ッグまたはAICAリボシドを患者に投与することを特徴とする、血糖値低下が 望まれる患者の治療方法。
  100. 100.リボシル部分のヒドロキシル酵素の少なくとも1つがヒドロカルビルオ キシカルボニルまたはヒドロカルビルカルボニル部分で置換されている請求項9 9に記載の方法。
  101. 101.式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X1、X2およびX3は独立して、(a)水素、または(b)−COR 1または−COOR2(R1は独立してヒドロカルビルまたはモノ−またはジヒ ドロカルビルアミノ、およびR2は独立してヒドロカルビル、または(c)X1 、X2およびX3の2つが結合して環式カーボネート基を形成する] で示されるAICAリボシドプロドラッグを投与することを特徴とする請求項9 9に記載の方法。
  102. 102.X1の少なくとも1つは−COR1、X2は水素または−COR1、X 3は水素または−COR1である請求項101に記載の方法。
  103. 103.X1、X2およびX3はすべてアセチルである請求項102に記載の方 法。
  104. 104.AICAリボシドの治療的有効量を患者に投与することを特徴とする血 糖値低下が望まれる患者の治療方法。
  105. 105.該患者が高血糖である請求項99〜104のいずれかに記載の方法。
  106. 106.該患者がインシュリン阻害である請求項99〜104のいずれかに記載 の方法。
  107. 107.該組織がインシュリン阻害である請求項99〜104のいずれかに記載 の方法。
  108. 108.該患者が糖尿病である請求項99〜104のいずれかに記載の方法。
  109. 109.該患者がシンドロームX患者である請求項99〜104のいずれかに記 載の方法。
  110. 110.該患者が全非経口栄養剤を投与される請求項99〜104のいずれかに 記載される方法。
  111. 111.AICAリボシル部分と該AICAリボシル部分の等量当り少なくとも 1個のヒドロカルビルオキシカルボニルまたはヒドロカルビルカルボニル部分を 有するAICAリボシドプロドラッグまたはAICAリボシドの治療的有効量を 動物に投与することを特徴とする動物の血糖を低下する方法。
  112. 112.該動物が糖尿病である請求項111に記載の方法。
  113. 113.該動物が高血糖である請求項111に記載の方法。
  114. 114.肝ZMPを高める薬剤の治療的有効量を投与することを特徴とする動物 の血糖を低下する方法。
  115. 115.病理学工程の治療用特定部位においてアデノシンキナーゼを選択的に抑 制するかAMP−5′−ヌクレオチダーゼを活性化するかまたは両方を行なうこ とを特徴とする該部位でのアデノシン放出を高める方法。
  116. 116.該病理学的工程が虚血である請求項115に記載の方法。
  117. 117.該部位が心臓組織である請求項116に記載の方法。
  118. 118.該部位が脳または脊髄である請求項116に記載の方法。
  119. 119.該部位が皮膚組織である請求項116に記載の方法。
  120. 120.該病理学工程が炎症である請求項115に記載の方法。
  121. 121.該病理学的工程が発作である請求項115に記載の方法。
  122. 122.アデノシンキナーゼを選択的に抑制する請求項115に記載の方法。
  123. 123.アデノシンキナーゼ抑制性プリンヌクレオシドまたはその類縁体または プロドラッグを投与する請求項122に記載の方法。
  124. 124.AMP−5′−ヌクレオシダーゼを選択的に抑制する請求項115に記 載の方法。
  125. 125.アデノシンキナーゼ抑制性プリンヌクレオシドまたはその類縁体または プロドラッグを投与する請求項115に記載の方法。
  126. 126.該部位における細胞が該病理学的工程により純粋なアデノシントリホス フェート異化作用を受けている請求項115に記載の方法。
  127. 127.該病理学的工程が発作である請求項115に記載の方法。
  128. 128.糖新生を抑制するプリンヌクレオシドまたはその類縁体またはプロドラ ッグからなる化合物の治療的有効量を動物に投与することを特徴とする動物の糖 尿病を治療する方法。
  129. 129.該化合物かAICAリボシドまたはAICAリボシドプロドラッグであ る請求項128に記載の方法。
  130. 130.該化合物が5′−モノリン酸化される請求項128に記載の方法。
  131. 131.フラクトース−1,6−ジホスファターゼの抑制により糖新生が抑制さ れる請求項128に記載の方法。
  132. 132.該化合物がAICAリボシドまたはAICAリボシドプロドラッグであ る請求項131に記載の方法。
  133. 133.AMP結合部位にて糖新生を抑制する作用を有する化合物の治療的有効 量を動物に投与することを特徴とする動物の糖尿病を治療する方法。
  134. 134.フラクトース−1,6−ジホスファターゼを抑制する化合物の治療的有 効量を動物に投与することを特徴とする動物の糖尿病を治療する方法。
  135. 135.該化合物がプリンヌクレオシドまたはその類縁体またはプロドラッグで ある請求項134に記載の方法。
  136. 136.該化合物がAICAリボシドまたはAICAリボシドプロドラッグから なる請求項134に記載の方法。
  137. 137.プリンヌクレオシドまたはその類縁体またはプロドラッグからなる化合 物の治療的有効量を動物に投与することを特徴とする動物のフラクトース−1, 6−ジホスファターゼを抑制する方法。
  138. 138.AMPデアミナーゼ抑制剤の治療的有効量を動物に投与することを特徴 とする動物の糖尿病を治療する方法。
  139. 139.血流中のインシュリン放出または組織中のグリコーゲン製造または両方 を高めるプリンヌクレオシドまたはその類縁体またはプロドラッグからなる化合 物の治療的有効量を投与することを特徴とする動物の糖尿病を治療する方法。
  140. 140.該化合物がAICAリボシドまたはAICAリボシドプロドラッグであ る請求項139に記載の方法。
  141. 141.フラクトース−1,6−ジホスファターゼを抑制する化合物の治療的有 効量を動物に投与することを特徴とする動物の血糖を低下する方法。
  142. 142.該化合物がAICAリボシドまたはAICAリボシドプロドラッグであ る請求項141に記載の方法。
  143. 143.該化合物が5′−モノリン酸化される請求項142に記載の方法。
  144. 144.プリンヌクレオシドまたはその類縁体またはプロドラッグからなる化合 物の治療的有効量を患者に投与することを特徴とする糖尿病患者の血中トリグリ セリド濃度を低下する方法。
  145. 145.該化合物がAICAリボシドまたはAICAリボシドプロドラッグであ る請求項145に記載の方法。
  146. 146.AICAリボシドのプロドラッグを投与することを特徴とするAICA リボシドを生体利用型で放出する方法。
  147. 147.AICAリボシドのプロドラッグからなるAICAリボシドの治療的有 効量で動物を治療する方法。
  148. 148.低用量アデノシンまたはアデノシンまたはアデノシンアゴニストを中枢 神経系に湊透しないアデノシンアンタゴニストと組合せて動物に投与することを 特徴とする動物の脳いっ血を治療する方法。
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