JPH03500181A - 押出適性が改良された塩化ビニリデンインターポリマー - Google Patents

押出適性が改良された塩化ビニリデンインターポリマー

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JPH03500181A
JPH03500181A JP50566587A JP50566587A JPH03500181A JP H03500181 A JPH03500181 A JP H03500181A JP 50566587 A JP50566587 A JP 50566587A JP 50566587 A JP50566587 A JP 50566587A JP H03500181 A JPH03500181 A JP H03500181A
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ホール,マーク ジェイ.
ヒュン,クン スプ
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ザ ダウ ケミカル カンパニー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 押出適性が改良された塩化ビニリデン インターポリマー 本発明は、塩化ビニリデンインターポリマーに関する。特に、本発明は押出適性 が改良された塩化ビニリデンインターポリマーのベレットに関する。
塩化ビニリデンインターポリマーは当該分野において公知である。過去において 、塩化ビニリデンインターポリマーは乳濁又は懸濁重合法により製造されてきた 。乳濁及び懸濁重合法の両者は比較的小さな粒径を有するポリマー粒子の水性分 散体を形成する。ポリマー粒子は乾燥又は水相の大部分を除去する他の方法によ り水性分散体より回収される。過去において、回収された形から直接塩化ビニリ デンが押出された。
ある場合、押出す前に塩化ビニリデンインターポリマーをペレットにすることが 望ましい。不幸にも、そのようなベレットが容易に押出されないことがわかった 。ある種の押出装置において塩化ビニリデンインターポリマーを押出す試みは、 押出速度、押出機内のトルク、及び押出機内の圧力の変化のため不十分であった 。不十分な結果は押出工程の開始で特に明らかである。押出速度、トルク及び圧 力の変化は押出機内の塩化ビニリデンインターポリマーの回送が不十分な結果で あると考えられる。
押出速度、押出機内のトルク、及び押出機内の圧力を変えないで押出すことので きる塩化ビニリデンインターポリマーペレットを製造することが望ましい。本発 明はこれを達成することに関する。
本発明は塩化ビニリデンインターポリマーの押出適性を改良する方法に関しく前 記塩化ビニリデンインターポリマーはベレットの形状であり、前記塩化ビニリデ ンインターポリマーベレットは、American 5ociety for  Testing and MaterialTest Method D−34 17に従い示差走査熱量計により測定したところ75℃以下で最初の吸熱を示す )、この方法は75℃又はそれ以上に前記最初の吸熱を上げるに十分な時間少な くとも55℃の温度に前記塩化ビニリデンインターポリマーを暴露することを含 んでなる。
さらに、本発明は上記方法により形成されるペレットに関する。
本発明用に好適な塩化ビニリデンインターポリマーは塩化ビニリデン及び塩化ビ ニリデンと共重合性の一定量の1種以上のモノエチレン系不飽和モノマーより形 成される塩化ビニリデンインターポリマーである。
塩化ビニリデンインターポリマーは、塩化ビニリデンインターポリマーの総重量 を基準として40〜98重量パーセント、有利には50〜96重量パーセント、 望ましくは60〜94重量パーセントの量の重合した塩化ビニリデンを有する。
塩化ビニリデンインターポリマーは塩化ビニリデンと共重合性の1種以上のモノ エチレン系不飽和モノマーを含んでなる。モノエチレン系不飽和モノマーの量は 塩化ビニリデンインターポリマーの総重量を基準として好適には60〜2重量パ ーセント、有利には50〜4重量パーセント、望ましくは40〜6重量パーセン トである。
本発明用に好適なモノエチレン系不飽和モノマーは塩化ビニル、アルキルアクリ レート、アルキルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、ア クリロニトリル、及びメタクリレートリルを含む。エチレン系不飽和モノマーは 望ましくは塩化ビニル、アルキルアクリレート、及びアルキルメタクリレート  (アルキルアクリレート及びアルキルメタクリレートはアルキル基あたり1〜8 個の炭素原子を有する)より選ばれる。アルキルアクリレート及びアルキルメタ クリレートは好ましくはアルキル基あたり1〜4個の炭素原子を有する。アルキ ルアクリレート及びアルキルメタクリレートは、最も好ましくはメチルアクリレ ート、エチルアクリレート、及びメチルメタクリレートより選ばれる。
本発明用に好適な塩化ビニリデンインターポリマーの形成方法は当該分野におい て公知である。塩化ビニリデンインターポリマーは通常乳濁又は!!!濁重合法 により形成される。この方法の例は米国特許第2.558.728号; 3.o o7,9o3号;3、879.359号及びR,A、 Glessl ingに よりPo1yvinylidene Chloride。
Godon and Breach 5cience Publishers、  New York、 1977.3章に記載されている方法である。典型的に は、モノマー物質は水相に乳化又は懸濁される。水相は水相にモノマー物質を乳 化又は懸濁できる表面活性剤及び重合開始剤を含む。モノマー物質の重合は通常 加熱及び撹拌しながら行なわれる。
重合終了後、塩化ビニリデンインターポリマーの得られる懸濁液又は乳濁液は水 相の大部分が除去される。
次いで塩化ビニリデンインターポリマーの懸濁又は乳濁重合より得られる塩化ビ ニリデンインターポリマーをペレット化する。塩化ビニリデンインターポリマー をベレットにする方法は当業者に公知である。塩化ビニリデンインターポリマー をペレットに形成できるあらゆる方法が本発明に好適である。「ベレット」とは せいぜい1732インチ(0,8111111)、有利には少なくとも1716 インチ(1,6rnm)、好ましくは少なくともl/8インチ(3,2mm)の 最小断面寸法を有する粒子を意味する。前記ベレットは好適にはせいぜい172 インチ(13M)、有利には少なくとも378インチ(8,5+nm)、好まし くは少なくとも174インチ(6,5n+m)の最大断面寸法を有する。塩化ビ ニリデンインターポリマーのペレットを形成するに好適な方法の例はストランド ダイを通して押出し、押出されたストランドをペレットに細断することによるペ レット化である。
本発明の塩化ビニリデンインターポリマーベレットは当業者に公知の多くの添加 剤を含む。本発明の塩化ビニリデンインターポリマーペレットに混入してよい添 加剤の例は可塑剤、熱安定剤、光安定剤、顔料、加工助剤、滑剤、等である。こ れらの添加剤の各々は公知であり、多くのタイプのものが市販入手可能である。
塩化ビニリデンインターポリマーのペレットは、Amer 1canSocie ty for Testing and Material Te5t Met hod ロー3417tご従い示差走査熱量計で測定したところ75℃以下で最 初の吸熱を示す。「最初の吸熱」とは最も低い温度でおこる示差走査熱量計によ り明らかとなる吸熱を意味する。さらに、本発明において用いる範囲内で吸熱を 考慮するため、示差走査熱量計により明らかとなる吸熱はポリマーのグラムあた り0.3ジユ一ル以上のエネルギーを消費する形態学的変化を表わすことが必要 である。
最初の吸熱の位置を決定するため本発明において用いられる示差走査熱量計はA merican 5ociety for Testing andMater ial Te5t Method D−3417に従い実施される。
75℃以下で最初の吸熱を示す塩化ビニリデンインターポリマーのベレットは押 出困難であることがわかった。この押出の困難さは押出機内での塩化ビニリデン インターポリマーの回送が不十分であることに関する、 出願人は前記吸熱を75℃以上;こ上げるに十分な時間55℃以上の温度に塩化 ビニリデンインターポリマーのベレットを暴露すると塩化ビニリデンインターポ リマーベレットがうまく押出されるようになることを発見した。
塩化ビニリデンインターポリマーペレットを少なくとも55℃、有利には70〜 100℃、好ましくは85〜95℃の温度に暴露する。塩化ビニリデンインター ポリマーペレットをその最初の吸熱が75℃以上、有利には80℃以上、望まし くは90℃以上に上がるに十分な時間高温に暴露する。
塩化ビニリデンインターポリマーペレットを少なくとも55℃の温度に暴露する 時間は、選んだ温度に一部依存している。
例えば、ベレットを55℃の温度に暴露する場合、最初の吸熱を75℃以上にあ げるため26時間暴露を続けなければならない。
しかし、ベレットを90℃の温度に暴露する場合、わずか約1分暴露続けるだけ でよい。
あらゆる場合、暴露の温度及び暴露の時間は塩化ビニリデンインターポリマーが 許容されないレベルまで分解しないよう選ばれる。
本発明の1つの好ましい実施態様において、塩化ビニリデンインターポリマーを 90℃の温度に1分間暴露する。この温度及び時間の組み合せは、総塩化ビニリ デンインターポリマー重量を基準として85重量パーセント塩化ビニリデン及び 15重量パーセント塩化ビニルを含んでなる塩化ビニリデンインターポリマーペ レットの最初の吸熱を90℃に上げるに十分であることがわかった。
特定の塩化ビニリデンインターポリマーペレットに対する温度及び時間の最適な 組み合せは簡単な実験により容易に決定できる。さらに、最初の吸熱を75℃以 上に上げる最小の時間及び温度の組み合せが1度得られたら、高温への塩化ビニ リデンインターポリマーペレットの連続暴露はこの温度が塩化ビニリデンインタ ーポリマーペレットに許容されない量の分解がおこる温度に上昇しない限り塩化 ビニリデンインターポリマーペレットに有害ではないと考えられる。
本発明により加工された塩化ビニリデンインターポリマーはフィルムもしくは種 々の他の製品に押出される又は加工される。
以下の例により本発明をさらに詳細に説明する。この例は単なる説明であって、 本発明の範囲を限定するものではない。
すべての部及びパーセントは特に示す以外重量基準である。
例1 懸濁重合法により塩化ビニリデンインターポリマーを形成する。この塩化ビニリ デンインターポリマーは総モノマー混合物重量を基準として80重量パーセント 塩化ビニリデン及び20重量パーセント塩化ビニルを含んでなるモノマー混合物 より形成される。懸濁重合法により形成された塩化ビニ1!デンインターポリマ ー粉末をストランドダイを通す押出し、その後ストランドをベレットに細断する ことによりペレット化する。このベレットは0.130インチ(3,3mm)の 平均長さ及び0、145インチ(3,7mm)の平均直径を有する。こうして形 成された塩化ビニリデンインターポリマーペレットは60℃で最初の吸熱を示す 。
この塩化ビニリデンインターポリマーペレットを100℃の温度に21時間暴露 する。高温暴露後、この塩化ビニリデンインターポリマーペレットは92℃で最 初の吸熱を示す。こうして処理された塩化ビニリデンインターポリマーペレット を通常の押出条件下で2.5インチ<6.5crn)押出機で押出す。塩化ビニ リデンインターポリマーペレットは容易に押出され比較的一定の速度、トルク、 及び圧力を保つことがわかる。
例2 上記例1のようにして製造した塩化ビニリデンインターポリマーペレットを10 0℃の温度に1時間暴露する。こうして処理した塩化ビニリデンインターポリマ ーは90℃以上の最初の発熱を示す。この塩化ビニリデンインターポリマーペレ ットは容易に押出され、比較的一定の速度、トルク、及び圧力を保つことがわか る。
国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アメリカ試験及び物質協会(AmericanSocjetyforTes tingandMaterials)テスト法D−3417に従い示差走査熱量 計で測定したところ75℃未満の最初の吸熱を示す塩化ビニリデンインターポリ マーペレットの押出適性を改良する方法であって、前記最初の吸熱を75℃以上 に上げるに十分な時間少なくとも55℃の温度に前記塩化ビニリデンインターポ リマーペレットを暴露することを含んでなる方法。 2.塩化ビニリデンインターポリマーペレットを70〜95℃の温度に暴露する 、請求項1記載の方法。 3.塩化ビニリデンインターポリマーペレットを85〜90℃の温度に暴露する 、請求項2記載の方法。 4.塩化ビニリデンインターポリマーペレットが13mm(1/2インチ)〜6 .5mm(1/4インチ)の最大断面寸法及び1.6mm(1/16インチ)〜 3.2mm(1/8インチ)の最小断面寸法を有する、請求項1記載の方法。 5.最初の吸熱が80℃以上に上がるよう前記暴露を行なう、請求項1記載の方 法。 6.最初の吸熱が90℃以上に上がるよう前記暴露を行なう、請求項5記載の方 法。 7.アメリカ試験及び物質協会(AmericanSocietyforTes tingandMaterials)テスト法D−3417に従い示差走査熱量 計で測定したところ75℃未満の最初の吸熱を示す塩化ビニリデンインターポリ マーペレットを前記最初の吸熱を75℃以上に上げるに十分な時間少なくとも5 5℃の温度に暴露することにより形成される、押出適性が改良された塩化ビニリ デンインターポリマーペレット。 8.塩化ビニリデンインターポリマーペレットが13mm(1/2インチ)〜6 .5mm(1/4インチ)の最大断面寸法及び1.6mm(1/16インチ)〜 3.2mm(1/8インチ)の最小断面寸法を有する、請求項7記載の塩化ビニ リデンインターポリマーペレット。 9.最初の吸熱が80℃以上に上がる請求項7記載の塩化ビニリデンインターポ リマーペレット。 10.最初の吸熱が90℃以上に上がる請求項9記載の塩化ビニリデンインター ポリマーペレット。 11.アメリカ試験及び物質協会(AmericanSocietyforTe stingandMaterials)テスト法D−3417に従い示差走査熱 量計で測定したところ75℃未満の最初の吸熱を示す塩化ビニリデンインターポ リマーペレットを前記最初の吸熱を75℃以上に上げるに十分な時間少なくとも 55℃の温度に暴露し、得られるペレットを押出すことを含んでなる、塩化ビニ リデンインターポリマーの押出し方法。
JP50566587A 1987-09-01 1987-09-01 押出適性が改良された塩化ビニリデンインターポリマー Pending JPH03500181A (ja)

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