JPH034877B2 - - Google Patents
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- JPH034877B2 JPH034877B2 JP56177099A JP17709981A JPH034877B2 JP H034877 B2 JPH034877 B2 JP H034877B2 JP 56177099 A JP56177099 A JP 56177099A JP 17709981 A JP17709981 A JP 17709981A JP H034877 B2 JPH034877 B2 JP H034877B2
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- heavy water
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- XLYOFNOQVPJJNP-ZSJDYOACSA-N Heavy water Chemical compound [2H]O[2H] XLYOFNOQVPJJNP-ZSJDYOACSA-N 0.000 claims description 62
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は重水炉の減速材系統に係り、特に、液
体ポイズンを使用する減速材系統に適用するに好
適な重水炉の減速材系統に関する。
体ポイズンを使用する減速材系統に適用するに好
適な重水炉の減速材系統に関する。
重水炉の減速材系統の従来例を第１図に示す。
カランドリアタンク１内に減速材重水を供給する
減速材系統は、ダンプタンク２、循環ポンプ３、
冷却器４、重水配分管５、ポイズン濃度制御装置
６、浄化装置７及び配管類より構成される。制御
棒案内管８の下部からカランドリアタンク１内に
流出した重水は、炉心タンク９内を上昇し炉心タ
ンク上部からオーバーフローし、オーバーフロー
管１０を通つてダンプタンク２内に入る。ダンプ
タンク２内の重水は循環ポンプ３で吸引加圧さ
れ、冷却器４で冷却された後、重水配分管５で分
配され、重水供給管１１及び制御棒案内管８を通
つて再びカランドリアタンク１内に供給される。
重水中のポイズン濃度制御及び不純物除去を行な
うため冷却器出口にバイパス系統１２が設けら
れ、ポイズン濃度制御装置６及び浄化装置７が設
置されている。ポイズン濃度制御装置６は、高濃
度のポイズン溶液を貯え系統内へ供給するポイズ
ン供給装置と系統内のポイズン濃度を下げるポイ
ズン除去装置より成り、ポイズン除去装置にはイ
オン交換樹脂が使用されている。また浄化装置７
にもイオン交換樹脂が使用されているが、重水温
度が最高約70℃と低いため、カランドリアタンク
内で重水の放射線分解により生じた過酸化重水素
が、分解されないままポイズン除去装置及び浄化
装置７に入り、装置内のイオン交換樹脂が劣化す
る恐れがあつた。
カランドリアタンク１内に減速材重水を供給する
減速材系統は、ダンプタンク２、循環ポンプ３、
冷却器４、重水配分管５、ポイズン濃度制御装置
６、浄化装置７及び配管類より構成される。制御
棒案内管８の下部からカランドリアタンク１内に
流出した重水は、炉心タンク９内を上昇し炉心タ
ンク上部からオーバーフローし、オーバーフロー
管１０を通つてダンプタンク２内に入る。ダンプ
タンク２内の重水は循環ポンプ３で吸引加圧さ
れ、冷却器４で冷却された後、重水配分管５で分
配され、重水供給管１１及び制御棒案内管８を通
つて再びカランドリアタンク１内に供給される。
重水中のポイズン濃度制御及び不純物除去を行な
うため冷却器出口にバイパス系統１２が設けら
れ、ポイズン濃度制御装置６及び浄化装置７が設
置されている。ポイズン濃度制御装置６は、高濃
度のポイズン溶液を貯え系統内へ供給するポイズ
ン供給装置と系統内のポイズン濃度を下げるポイ
ズン除去装置より成り、ポイズン除去装置にはイ
オン交換樹脂が使用されている。また浄化装置７
にもイオン交換樹脂が使用されているが、重水温
度が最高約70℃と低いため、カランドリアタンク
内で重水の放射線分解により生じた過酸化重水素
が、分解されないままポイズン除去装置及び浄化
装置７に入り、装置内のイオン交換樹脂が劣化す
る恐れがあつた。
本発明の目的は、放射線分解により生じた過酸
化重水素のポイズン除去装置及び浄化装置への流
入を防止し、イオン交換樹脂の劣化を防止しうる
重水炉の減速材系統を提供するにある。
化重水素のポイズン除去装置及び浄化装置への流
入を防止し、イオン交換樹脂の劣化を防止しうる
重水炉の減速材系統を提供するにある。
本発明は、カランドリアタンク内で放射線の照
射を受けて過酸化重水素を生じた重水を過酸化重
水素を分解する温度まで加熱して、加熱された重
水をポイズン濃度制御装置または浄化装置の少な
くとも一方に導く系統を備えたものである。
射を受けて過酸化重水素を生じた重水を過酸化重
水素を分解する温度まで加熱して、加熱された重
水をポイズン濃度制御装置または浄化装置の少な
くとも一方に導く系統を備えたものである。
本発明の重水炉の減速材系統の一実施例を第２
図に示す。本実施例は、ポイズン除去装置６及び
浄化装置７に流入する重水を90〜120℃以上に加
熱し過酸化重水素を分解するため、バイパス系統
１２内かつポイズン除去装置及び浄化装置の上流
側に加熱器１３を設けたものである。加熱容量を
低減するためパイパス系統は冷却器入口から分岐
させている。165MWeクラスの重水炉において、
パイパス流量は20m3／ｈ程度であるから、70℃の
重水を120℃まで加熱するに要する熱量は1.2MW
程度であり、一次系（炉浄化系、給水系、主蒸気
系）、補助蒸気系統からの高温流体１４を熱源と
して利用することにより対処可能である。
図に示す。本実施例は、ポイズン除去装置６及び
浄化装置７に流入する重水を90〜120℃以上に加
熱し過酸化重水素を分解するため、バイパス系統
１２内かつポイズン除去装置及び浄化装置の上流
側に加熱器１３を設けたものである。加熱容量を
低減するためパイパス系統は冷却器入口から分岐
させている。165MWeクラスの重水炉において、
パイパス流量は20m3／ｈ程度であるから、70℃の
重水を120℃まで加熱するに要する熱量は1.2MW
程度であり、一次系（炉浄化系、給水系、主蒸気
系）、補助蒸気系統からの高温流体１４を熱源と
して利用することにより対処可能である。
尚、第２図では、ポイズン除去装置及び浄化装
置に耐熱型イオン交換樹脂を使用するものとして
加熱器の下流に冷却装置は設けていない。
置に耐熱型イオン交換樹脂を使用するものとして
加熱器の下流に冷却装置は設けていない。
第２図では、加熱器を使つてポイズン除去装置
及び浄化装置に流入する重水を加熱し、重水中の
過酸化重水素を分解したが、重水系の運転温度を
上げ、カランドリアタンク出口の重水温度を90〜
120℃にして過酸化重水素を分解させることもで
きる。カランドリアタンクのカバーガス圧力を従
来と同じ0.2Kg／cm2ｇのまま、温度を上げるとカ
ランドリアタンク内で局部的な沸騰を生じ冷却材
としての働きに問題を生じるが、カバーガス圧力
を0.5〜1.0Kg／cm2ｇ程度まで上げれば、沸騰を防
ぐことができる。カバーガス圧力を0.3〜0.8Kg／
cm2増加することは構造上十分実現しうる。
及び浄化装置に流入する重水を加熱し、重水中の
過酸化重水素を分解したが、重水系の運転温度を
上げ、カランドリアタンク出口の重水温度を90〜
120℃にして過酸化重水素を分解させることもで
きる。カランドリアタンクのカバーガス圧力を従
来と同じ0.2Kg／cm2ｇのまま、温度を上げるとカ
ランドリアタンク内で局部的な沸騰を生じ冷却材
としての働きに問題を生じるが、カバーガス圧力
を0.5〜1.0Kg／cm2ｇ程度まで上げれば、沸騰を防
ぐことができる。カバーガス圧力を0.3〜0.8Kg／
cm2増加することは構造上十分実現しうる。
本発明によれば、カランドリアタンク内で重水
の放射線分解により生じた過酸化重水素が、ポイ
ズン除去装置及び浄化装置へ流入するのを防止で
きるので、装置内のイオン交換樹脂の劣化を防止
できるという効果がある。
の放射線分解により生じた過酸化重水素が、ポイ
ズン除去装置及び浄化装置へ流入するのを防止で
きるので、装置内のイオン交換樹脂の劣化を防止
できるという効果がある。
第１図は、重水炉の減速材系統の従来例を示す
系統図、第２図は、本発明の重水炉の減速材系統
の一実施例を示す系統図である。 １…カランドリアタンク、６…ポイズン濃度制
御装置、７…浄化装置。
系統図、第２図は、本発明の重水炉の減速材系統
の一実施例を示す系統図である。 １…カランドリアタンク、６…ポイズン濃度制
御装置、７…浄化装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ カランドリアタンク内で放射線の照射を受け
て過酸化重水素を生じた重水を過酸化重水素を分
解する温度まで加熱して、加熱された重水をポイ
ズン濃度制御装置または浄化装置の少なくとも一
方に導く系統を備えた重水炉の減速材系統。 ２ 特許請求の範囲の第１項において、前記重水
を加熱する手段はカランドリアタンクからポイン
ズ濃度制御装置または浄化装置の少なくとも一方
に導く系統の途中に設けた加熱器であり、その加
熱器の熱源は炉浄化系または給水系または主蒸気
系または補助蒸気系の少なくとも一系統からの流
体であることを特徴とする重水炉の減速材系統。 ３ 特許請求の範囲の第１項において、前記重水
の温度はカランドリアタンク出口において過酸化
重水素を分解する温度であることを特徴とする重
水炉の減速材系統。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56177099A JPS5879186A (ja) | 1981-11-06 | 1981-11-06 | 重水炉の減速材系統 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56177099A JPS5879186A (ja) | 1981-11-06 | 1981-11-06 | 重水炉の減速材系統 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5879186A JPS5879186A (ja) | 1983-05-12 |
| JPH034877B2 true JPH034877B2 (ja) | 1991-01-24 |
Family
ID=16025118
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56177099A Granted JPS5879186A (ja) | 1981-11-06 | 1981-11-06 | 重水炉の減速材系統 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5879186A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2544426B2 (ja) * | 1988-02-15 | 1996-10-16 | 株式会社日立製作所 | 流体浄化装置 |
-
1981
- 1981-11-06 JP JP56177099A patent/JPS5879186A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5879186A (ja) | 1983-05-12 |
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