JPH0345463Y2 - - Google Patents

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JPH0345463Y2
JPH0345463Y2 JP1985173247U JP17324785U JPH0345463Y2 JP H0345463 Y2 JPH0345463 Y2 JP H0345463Y2 JP 1985173247 U JP1985173247 U JP 1985173247U JP 17324785 U JP17324785 U JP 17324785U JP H0345463 Y2 JPH0345463 Y2 JP H0345463Y2
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JP
Japan
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concrete slab
drain
heat insulating
concrete
roof
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JP1985173247U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、雑排水、雨水などを建物の排水系へ
排出するためのドレイン装置に係り、特にドレイ
ン部を埋設したコンクリートスラブを通しての熱
橋によるコンクリートスラブ表面への結露を防止
するようにしたドレイン装置に関する。
〔従来の技術〕
鉄筋コンクリート造建築の陸屋根には、一般に
雨水を排水系に排出するためのドレイン装置が設
けられている。
第4図はこのような従来のドレイン装置を示す
もので、1は鉄筋コンクリート造建築の建物の陸
屋根を構成するコンクリートスラブ、2は陸屋根
の雨水落口を構成する鋳鉄製のルーフドレインで
ある。
上記ルーフドレイン2は、上端に漏斗状のフラ
ンジ部3aを有する円筒状の排水口3と、この排
水口3の上端にボルト締め等により固着された塵
埃よけ部材4と、上記フランジ部3a上に同心に
配置された円筒状の枠部材5とから構成されてい
る。
このようなルーフドレイン2をコンクリートス
ラブ1内に埋設する場合は、コンクリート打込み
前にコンクリートスラブ1の鉄筋1aに固着した
ボルト等の支持部材6により排水用円筒部3を所
定の位置及び所定の姿勢に固定し、しかる後、ス
ラブ用のコンクリートを打ち込むことにより行な
う。その後は、コンクリートスラブ1の表面及び
排水口3のフランジ部3aの一部表面にアスフア
ルト防水層7を形成し、更にフランジ部3a及び
その周囲の所定領域を除くアスフアルト防水層7
上には、高密度フオームポリスチレンボード等か
ら成る断熱層8を形成し、その上面にはコンクリ
ート層9が形成されている。10はコンクリート
層9の伸縮を吸収する非加硫ゴム等から成る目
地、11は枠部材5を嵌合したフランジ部3aの
上面部及びその周囲を漏斗状に形成するモルタ
ル、12は上記コンクリートスラブ1の下面に排
水口3の周囲の所定範囲に亘つて形成した結露防
止用の断熱層であり、この断熱層12はフオーム
ポリスチレンボードの打込み、又は現場での発泡
ウレタンの打込みにより形成されるものである。
この場合、断熱層12を形成するための打込み用
型枠13は、コンクリートスラブ1用の型枠14
より断熱層12の厚さに相当する分下げてルーフ
ドレイン2の周囲に形成される。
又、15は上記排水口3の下端開口に結合した
鋳鉄製の垂直導管で、その下端にはエルボ16を
介して傾斜導管17の一端が連結され、傾斜導管
17の他端は排水系に連通されている。18は上
記垂直導管15、エルボ16及び傾斜導管17の
外周面を覆う結露防止の断熱材である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来のドレイン装置では、ルーフ
ドレイン2を構成する排水口3が直接コンクリー
トスラブ1内に埋設され、コンクリートスラブ1
とヒートブリツジされているため、雨水等がルー
フドレイン2内を排水系へ流れると、ルーフドレ
イン2を取り巻くコンクリートスラブ1の内側と
の間に排水口3及びコンクリートスラブ1を介し
て熱伝達が起こり、ルーフドレイン2の周囲にあ
るコンクリートスラブ1の内側(室内側)表面を
冷却することになるが、この熱伝達により冷却さ
れるコンクリートスラブ1の内面領域には断熱層
12があるため、該領域は湿気を含む比較的温か
い室内空気を隔絶されることになり、コンクリー
トスラブ1の内面に結露することがない。即ち、
ルーフドレイン2とコンクリートスラブ1とのヒ
ートブリツジがあつても、これによるコンクリー
トスラブ1の結露を防止できるのである。
然るに、従来の熱橋によるコンクリートスラブ
内面の結露防止方式では、結露が生じる部分及び
これに連なる非結露部分を含めた広い範囲のコン
クリートスラブ内面を断熱層12により覆わなけ
ればならず、断熱層の打込み領域が大きくなると
ともに、断熱層の打込みを行なうための型枠13
の加工、組付けに多大な手数がかかり、その作業
も面倒でコスト高になる問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記のような従来の問題点を解決した
もので、ドレインを埋設したコンクリートスラブ
の結露防止を低コストで実現するとともに、省力
化を可能にしたドレイン装置を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係るドレイン装置は、コンクリートス
ラブ内に埋設されるドレイン構成用排水口部分の
外周面に、上記コンクリートスラブとのヒートブ
リツジを遮断する断熱部材を被着したものであ
る。
〔考案の作用〕
本考案に於ては、ドレイン排水口部分の外周面
を覆う断熱部材がコンクリートスラブとのヒート
ブリツジを遮断することになるから、上記断熱部
材のみでコンクリートスラブの結露を防止でき
る。従つて、断熱部材を予め被着したドレイン排
水部分をスラブ鉄筋に位置決め保持するだけで、
結露防止の断熱材施工が可能となり、これに伴つ
て断熱材施工のための省力化、低コスト化が可能
になる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面について説明す
る。
第1図は本考案に係るドレイン装置の一例を示
すもので、20は鉄筋コンクリート造建築の陸屋
根を構成するコンクリートスラブ1に設けた鋳鉄
製、ステンレス製等のルーフドレインであり、該
ルーフドレイン20は上端に連接した漏斗状の傾
斜フランジ21a及び傾斜フランジ21aの上端
に水平に連設した水平フランジ21bを有する円
筒状の排水口21と、この排水口21の上端にボ
ルト等により固着された塵埃よけ部材22と、上
記傾斜フランジ21a上に同心に配置された円筒
状の枠部材23とから構成され、そして上記排水
口21の円筒部外周面、傾斜フランジ21aの外
周面及び水平フランジ21bの下面は表皮付きの
断熱部材24によつて覆われていると共に、水平
フランジ21b側の切口端面は、水平フランジ2
1bの周端縁に下方に伸ばして形成した縁部21
cによつて覆われ、コンクリート打込み時の水分
が浸入するのを防止している。
上記断熱部材24はルーフドレイン20とコン
クリートスラブ1間のヒードブリツジを遮断し、
両者間の熱伝達をなくしてコンクリートスラブ1
の結露を防止するもので、フオームポリスチレ
ン、発泡ウレタン等から一体形成され、その内面
は上記排水口21の円筒部外周面、傾斜フランジ
21aの外周面及び水平フランジ21bの下面形
状に一致した形状になつており、このように成形
した断熱部材24は接着剤によつて排水口21の
円筒部、傾斜フランジ21a及び水平フランジ2
1b、縁部21cの内面に接着され一体化される
ものである。又、25はコンクリートを打ち込む
前に傾斜フランジ21a及び水平フランジ21b
を含む排水口21をコンクリートスラブ1の鉄筋
1aに位置決め支持するための強化プラスチツク
製の断熱ボルトである。
尚、第1図に於て、第4図と同一符号で示す防
水層7、断熱層8、コンクリート層9、伸縮目地
10、モルタル11、垂直導管15、結露防止用
の断熱材18は第4図の場合と同一の構成になつ
ているのでその説明は省略する。
上記のように構成された本実施例のドレイン装
置に於ては、傾斜フランジ21a及び水平フラン
ジ21bを含む排水口21の外表面が断熱部材2
4により覆われているため、排水口21はコンク
リートスラブ1と熱的に隔絶され、排水口21と
コンクリートスラブ1間の熱伝達はほとんどなく
なる。従つて、ルーフドレイン20を設置したコ
ンクリートスラブ1の下面、即ち湿気を含む室内
空気と触れる内面に結露が生じるのを防止でき
る。このことは、従来のようにルーフドレイン2
0を設置したコンクリートスラブ1の下面を相当
範囲に亘つて覆う断熱材が不要となり、これと同
時に断熱材打込みのための型枠加工も不要になつ
て、スラブのための型枠が単純化できると共に、
省力化も可能になる。又、従来方式では、熱橋を
防ぐための広範囲のスラブ下面に断熱材を施さな
ければならず断熱材の使用量が多くなるが、本実
施例ではルーフドレイン20を構成する排水口2
1のコンクリートスラブ1との接触面に相当する
領域を覆うだけの断熱材で済むため、断熱材の使
用量が大幅に減少し、これに伴い断熱材の打込み
型枠の加工不要を含めて断熱施工の低コスト化が
可能になる。
尚、上記の実施例では、水平フランジ21bの
周縁に設けた縁部21cがコンクリートスラブ1
と接触しており、このため、縁部21cを通して
熱伝達が生じることになるが、この部分での熱伝
達量は極めて小さく、且つコンクリートスラブ1
の熱容量が大きいため、これによるコンクリート
スラブ1の結露はほとんど生じることがない。
又、縁部21cを通して熱伝達による結露の虞
がある場合は、第2図に示すように縁部21cを
省略し、水平フランジ21bの周縁のみがコンク
リートスラブ1と接触するようにして、コンクリ
ートスラブ1との接触面積を減少させるようにし
てもよい。更に、第3図に示すように水平フラン
ジ21bの周縁をも断熱部材24で覆う構造にす
れば、排水口21とコンクリートスラブ1間の直
接的な熱伝達をなくすことができる。
雨水を排出するルーフドレインに限らず、雑排
水、汚水等の排出用ドレインとしても適用できる
ことは勿論である。、又、ドレイン装置を構成す
る排水口部の形状及び材質は実施例のものに限定
されない。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、コンクリートス
ラブ内に埋設されるドレイン構成用排水口部分の
コンクリートスラブとの接触面側を断熱材により
覆い、コンクリートスラブとのヒートブリツジを
遮断するようにしたので、排水口部分を流れる水
とコンクリートスラブの内側気体間のコンクリー
トスラブを介しての熱伝達がなくなり、コンクリ
ートスラブへの結露を防止できると共に、コンク
リートスラブに対する結露防止のための断熱材の
施工が不要となり、これに伴い型枠の加工が簡単
になつて省力化できると共に、低コスト化できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るドレイン装置の一例を示
す断面図、第2図及び第3図は本考案の他の実施
例を示す一部の断面図、第4図は従来に於けるド
レイン装置の断面図である。 1……コンクリートスラブ、20……ルーフド
レイン、21……排水口、21a……傾斜フラン
ジ、21b……水平フランジ、21c……縁部、
24……断熱部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリートスラブ内に埋設されるドレイン構
    成用排水口部分の外周面に、上記コンクリートス
    ラブとのヒートブリツジを遮断する断熱部材を被
    着したことを特徴とするドレイン装置。
JP1985173247U 1985-11-11 1985-11-11 Expired JPH0345463Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985173247U JPH0345463Y2 (ja) 1985-11-11 1985-11-11

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JP1985173247U JPH0345463Y2 (ja) 1985-11-11 1985-11-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6280929U JPS6280929U (ja) 1987-05-23
JPH0345463Y2 true JPH0345463Y2 (ja) 1991-09-26

Family

ID=31110528

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JP1985173247U Expired JPH0345463Y2 (ja) 1985-11-11 1985-11-11

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51103657A (en) * 1975-03-10 1976-09-13 Tsutsunaka Sheet Bosui Kk Ruufu doren

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51103657A (en) * 1975-03-10 1976-09-13 Tsutsunaka Sheet Bosui Kk Ruufu doren

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JPS6280929U (ja) 1987-05-23

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