JPH0341855Y2 - - Google Patents

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JPH0341855Y2
JPH0341855Y2 JP1986020629U JP2062986U JPH0341855Y2 JP H0341855 Y2 JPH0341855 Y2 JP H0341855Y2 JP 1986020629 U JP1986020629 U JP 1986020629U JP 2062986 U JP2062986 U JP 2062986U JP H0341855 Y2 JPH0341855 Y2 JP H0341855Y2
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outer rotating
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、断面円形や角形の軸状材料の矯正
機、更に詳しくは、建築用足場枠の組立てに用い
る単管パイプを直線状態にしたり、付着したコン
クリートを除去するために適した矯正機に関する
ものである。
〔従来の技術と問題点〕
例えば、建築用足場枠の組立てに用いられる単
管パイプは、その取扱いが乱暴に行なわれるた
め、曲りの発生がはなはだしく、次回使用のため
には直線状態に修正しなければならない。
また、単管パイプはその外面にコンクリートの
付着が生じるため、再使用時にはコンクリートを
除去しなければならないが、これを手作業で行な
うには多大の労力と時間が必要になり、従つてコ
ンクリート除去作業は自動化による能率向上を図
るのが望ましい。
ところで、再使用のために回収した軸状材料に
は、曲りの大きなものや少ないもの、曲りが少な
くコンクリートが付着しているものなど種々雑多
である。
これらの軸状材料を同じ条件で矯正すること
は、曲りの少ない軸状材料に対し、不必要な曲り
を繰返し付与することになり、その強度を低下さ
せる不都合が生じる。
従つて、曲りの大きいものは、大きな矯正を、
曲りが少ない場合やコンクリートの除去だけのも
のは、矯正量を少なくできる対応性の良い矯正機
の開発が必要である。
この考案は上記のような点にかんがみてなされ
たものであり、軸状材料に対する矯正が自動的に
行なえ、しかも軸状材料の曲りの有無やコンクリ
ートの付着条件に合わせ、矯正量の調整が行な
え、矯正とコンクリート除去(ケレン作業)の選
択が可能な矯正機を提供するのが目的である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記のような問題点を解決するため、この考案
は回動自在に支持され、駆動機で強制回転が付与
される外側回転体に偏心孔を設け、この偏心孔で
内側回転体を外側回転体に対し偏心状態でフリー
回動し得るように支持し、この内側回転体に設け
た偏心孔で軸状材料に対する筒状の接触部材を内
側回転体に対して偏心状態でフリー回動し得るよ
うに支持し、接触部材の内径を軸状材料の最大径
よりも大径に形成し、前記外側回転体と内側回転
体に、外側回転体の回転を内側回転体に伝達し得
るように両者を固定化し、かつ、両者の相対的な
位置を回転方向に変位させるように固定位置を選
ぶことにより、外側回転体に対する接触部材の偏
心量を変化させる偏心量調整機構を設けたもので
ある。
〔作用〕
外側回転体で内側回転体を偏心状態でフリー回
動するように支持し、この内側回転体で軸状材料
に対する接触部材を偏心状態でフリー回動するよ
うに支持し、外側回転体と内側回転体の相対的な
位置を回転方向に変移させることにより、軸状材
料の移動ラインに対して接触部材の偏心量を自由
に変化させ、軸状材料に対して接触部材で強制的
な曲げを与えることにより、矯正を行なう。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図のように、軸状材料Aを軸方向に移動さ
せる水平の移動ラインBに沿つて、前部送りロー
ラ1と、副矯正機構2と、主矯正機構3と、後部
送りローラ4がベース5上に順次並べて配置され
ている。
前後の送りローラ1と4は、軸状材料Aを軸方
向に強制送りすると共に、軸状材料Aの外周面に
付着しているコンクリートを加圧して破壊剥離
し、同時に矯正時の反力支持をするためのもので
あり、上下の溝形ローラ6,6にばね7で軸状材
料Aを挾圧する弾性を付勢して構成され、その配
置数は任意に選択できる。
前記主矯正機構3は第1図乃至第6図に示す第
1の例の場合、軸状材料Aに対する接触部材にス
リーブを用いている。
主矯正機構3は、ベース5上に立設した一対の
支持板8間に複数の溝形ローラ9を取付け、各溝
形ローラ9で外側回転体10を移動ラインBと同
軸心の配置で回転するように保持している。
外側回転体10は外周に設けたV溝11を利用
し、ベルト12を介してモータ13で強制回転が
付与されると共に、移動ラインBの軸心に対して
偏心する偏心孔14を備えている。
上記外側回転体10の偏心孔14内に内側回転
体15がフリー回動するように組込まれ、内側回
転体15には偏心孔14の軸心14aに対して偏
心する偏心孔16が設けられ、この偏心孔16内
にベアリング17を介してスリーブ状の接触部材
18がフリー回動し得るように組込まれている。
接触部材18は第3図と第4図の如く、その内
径が軸状材料Aの最大径よりも少し大径のスリー
ブで形成され、その軸心Bが水平になるよう配置
されている。
従つて、接触部材18は、外側回転体10の偏
心孔14と内側回転体15の偏心孔16で二段偏
心的に支持され、移動ラインBに対する接触部材
18の偏心量が内外回転体10,15の回転方向
への相対的な位置の変化によつて調整できるよう
になつている。
即ち、第5図と第6図は内外回転体10,15
の相対的な位置と接触部材18の偏心量の関係を
示している。
第3図と第5図は接触部材18の偏心量が大き
い場合を示しており、外側回転体10の偏心孔1
4が移動ラインBに対して距離L1だけ偏心し、
内側回転体15の偏心孔16は移動ラインBと軸
心14aを結ぶ線に対して直角方向へ距離L2
け偏心するようになつている。
上記の配置状態において、接触部材18の偏心
量は移動ラインBから軸心16aまでの距離L3
となり、内外回転体10と15が一体となつて回
転するとき、接触部材18に距離L3だけの偏心
運動を付与することになる。
次に、第5図の状態にある内外回転体10と1
5において、外側回転体10のみを同図反時計方
向に略90゜回動させ、内側回転体15及び接触部
材18の回転方向への変位を規制すると、第4図
と第6図に示すように、移動ラインBと偏心孔1
4の軸心14aとの間に接触部材18の軸心16
aが移動し、この結果接触部材18の軸心16a
と移動ラインBの距離L3は短かくなり、偏心量
が少なくなる。
このように、外側回転体10と内側回転体15
の相対的な位置を回転方向に変位させることによ
り、接触部材18の移動ラインBに対する偏心量
を変化させることができる。
上記外側回転体10と内側回転体15の相対的
な変位を行なうため、両回転体10,15に偏心
量調整機構19が設けられている。
図示の場合、調整機構19は、外側回転体10
を駆動するモータ13の正逆転によつて自動的に
行なう例を示しており、外側回転体10に多数の
ねじ孔20を回転方向に一定の間隔で設けると共
に、内側回転体15の外周にアーム21を突設
し、ねじ孔20にアーム21が当接するピン22
と23を螺装し、内外回転体10と15の変位を
ピン22,23の配置間隔内に制限し、外側回転
体10の回転方向の後位に位置するピンがアーム
21に当接することにより、内外回転体10と1
5が一体に回転することになる。
第3図と第5図は、接触部材18の偏心量が大
きいときの状態であり、外側回転体10が同図時
計方向に回転し、ピン23がアーム21に当接し
ている。
また、第4図と第6図は接触部材18の偏心量
が小さいときの状態を示しており、外側回転体1
0が同図反時計方向に回転し、もう一方のピン2
2がアーム21に当接している。
このように、外側回転体10の回転方向を切換
えることにより接触部材18の偏心量を変化させ
ることができ、ピン22と23の立設間隔を変え
ることにより、偏心の変化量を選択することがで
きる。
上記調整機構19は図示のような正逆回転によ
り自動的に行なう構造に限定されるものではな
く、内外回転体10と15をボルトの締付けによ
つて所望する位置で固定化させたり、ボルト、ナ
ツトを使用した送り機構等を採用するようにして
もよい。
なお、外側回転体10を逆転させて偏心量を変
化させる場合、内外回転体10と15の間に確実
な変位が生じるよう、図示省略したが、ベース5
上に設けたブレーキ装置を内側回転体15の端面
に圧接させ、内側回転体15に制動力を与えるよ
うにすればよい。
移動ラインBに沿つて移動する軸状材料Aは接
触部材18内を貫通通過するとき、接触部材18
の内周の一個所で偏心量だけ押圧され、この押圧
位置が外側回転体10の回転により円周方向に移
動する。
このため、軸状材料Aは移動ラインBに同軸心
となるよう前後送りローラ1,4で保持された部
分の中間が接触部材18によつて曲げられ、これ
により曲りの矯正が行なわれることになる。
また、接触部材18は偏心量が少ない場合、軸
状材料Aに対して圧接するだけになるため、軸状
材料Aの外面に付着しているコンクリートの除去
のみが行なえる。
次に、副矯正機構2は、第1図と第2図の場
合、ベース5上に移動ラインBを中心として回動
するよう配置したフレーム27を主矯正機構3の
外側回転体10と接続筒28を介して連動し、フ
レーム27の内部にフリー回動するよう組込んだ
内枠29に軸状材料Aを挾持する一対の溝形ロー
ラ30を枢止して形成されている。
上記内枠29の軸心29aは移動ラインBに対
して僅かに偏心すると共に偏心方向を主矯正機構
3と反対方向にし、反力支持が確実に行なえるよ
うになつている。
この副矯正機構2は、主矯正機構3で軸状材料
Aを屈曲させるときの反力支持を果している。
なお、主矯正機構3と副矯正機構2は図示のよ
うな組合せ使用に限るものではなく、例えば各々
を複個づゝ組合せたり、何れか一方のみを単独に
用いて矯正を行なうようにしてもよい。
また、矯正せんとする軸状材料Aの一例である
単管パイプは両端に継手接続用のピンが径方向に
貫通し、このピンの頭部およびカシメ端が突部と
なつて外面に突出している。
このような軸状材料の矯正の場合、主矯正機構
3に用いる接触部材18の内周面軸方向に、第7
図の如く、多数の凹溝39を設けたり、副矯正機
構2及び前後送りローラ1,4に用いる溝形ロー
ラに凹溝を設けるようにすればよい。
さらに、軸状材料Aは円形パイプだけでなく角
形パイプの場合もあり、角形パイプの矯正は第8
図の如く、接触部材18の内形及び各溝形ローラ
の溝形状を多角形にすることによつて対応するこ
とができる。
この考案の矯正機は上記のような構成であり、
第1図のように送りローラ1,4と副矯正機構2
及び主矯正機構3を直列に並べた状態で、前後送
りローラ1から副矯正機構2、主矯正機構3、後
部送りローラ4へと軸状材料Aを通過させる。
主矯正機構3は、モータ13の起動により外側
回転体10が強制駆動され、接触部材18は偏心
回転し、副矯正機構2と後部送りローラ4によつ
て移動ラインB上に保持された軸状材料Aの途中
が、接触部材18の偏心量分だけ移動ラインBに
向けて押圧され、強制的な曲げが与えられる。
このとき、軸状材料Aの曲りの条件に合わせ、
主矯正機構3における外側回転体10の回転方向
を選択し、曲りの大きい場合は第3図のように、
接触部材18の偏心量を大きくし、逆にコンクリ
ートの除去のみを行なう場合は第4図と第6図の
ように接触部材18の偏心量を少なくすればよ
く、軸状材料Aの条件に応じた最適の矯正が行な
える。
〔効果〕
以上のように、この考案によると上記のような
構成であるので、以下に列挙する効果がある。
(1) 強制回転する外側回転体及び内側回転体で、
軸状材料に対する接触部材を二段偏心的に支持
し、内外回転体の回転方向への相対的な位置調
整により、接触部材の偏心量を変化させること
ができるようにしたので、軸状材料の曲りやコ
ンクリートの付着条件に応じて矯正量を自由に
調整することができ、単一の構造で矯正からコ
ンクリートの除去まで自由に行なえる。
(2) 外側回転体と内側回転体を回転方向に変位さ
せるのみで、接触部材の偏心量を変化させるこ
とができるので、偏心量の調整作業が極めて簡
単に行なえる。
(3) 軸状材料に対する接触部材の偏心量を変化さ
せることができるので、使用効率が大幅に向上
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の矯正機全体を示す正面図、
第2図は同上要部の拡大縦断面図、第3図と第4
図は同上における主矯正機構の偏心量の異なる状
態を示す側面図、第5図と第6図は主矯正機構の
偏心量の変化を示す説明図、第7図と第8図は主
矯正機構における接触部材の異なる形状を示す側
面図である。 3……主矯正機構、10……外側回転体、13
……モータ、14……偏心孔、15……内側回転
体、16……偏心孔、18……接触部材、19…
…偏心量調整機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回動自在に支持され、駆動機で強制回転が付与
    される外側回転体10に偏心孔14を設け、この
    偏心孔14で内側回転体15を外側回転体10に
    対し偏心状態でフリー回動し得るように支持し、
    この内側回転体15に設けた偏心孔16で軸状材
    料に対する筒状の接触部材18を内側回転体15
    に対して偏心状態でフリー回動し得るように支持
    し、この接触部材18の内径を軸状材料の最大径
    よりも大径に形成し、前記外側回転体10と内側
    回転体15に、外側回転体10の回転を内側回転
    体15に伝達し得るように両者を固定化し、か
    つ、両者の相対的な位置を回転方向に変位させる
    ように固定位置を選ぶことにより、外側回転体1
    0に対する接触部材18の偏心量を変化させる偏
    心量調整機構19を設けた軸状材料の矯正機。
JP1986020629U 1986-02-14 1986-02-14 Expired JPH0341855Y2 (ja)

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JP1986020629U JPH0341855Y2 (ja) 1986-02-14 1986-02-14

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Publication Number Publication Date
JPS61148417U JPS61148417U (ja) 1986-09-12
JPH0341855Y2 true JPH0341855Y2 (ja) 1991-09-03

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ID=30511295

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