JPH0340999A - ウィスカーの改質方法 - Google Patents

ウィスカーの改質方法

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JPH0340999A
JPH0340999A JP17654189A JP17654189A JPH0340999A JP H0340999 A JPH0340999 A JP H0340999A JP 17654189 A JP17654189 A JP 17654189A JP 17654189 A JP17654189 A JP 17654189A JP H0340999 A JPH0340999 A JP H0340999A
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稔 原田
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文夫 河村
Toshiaki Noda
野田 俊彬
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ウィスカーの改質方法に関し、さらに詳しく
言うと、均一な表面改質が可能であるとともに、マトリ
クス中に高い体積含有率で含有させることのできるウィ
スカーを容易に得ることのできるウィスカーの改質方法
に関する。
[従来技術および発明が解決しようとする課WU]針状
結晶であるウィスカーは、その機械的特性が理論値に近
い値を示すことから、ta雄雄花化複合材料一般の強化
材、たとえばカーボンファイバー、アラミド繊維等の繊
維よりも一層優れた強化材として注目されている。
しかしながら、ウィスカーは、その結晶完全性のために
、マトリックスに対する濡れ性や接着性に問題かある。
そこで1通常、ウィスカーには表面改質か必要とされる
ウィスカーの表面改質の方法としては、たとえば酸化な
どの表面処理や異種物質のコーティングが行なわれ、そ
れぞれマトリックスに応して使い分けられている。
たとえばマトリックスが合r&樹脂のときには。
気相酸化法や液相酸化法などの表面処理が一般的に行な
われている。
しかしながら、ウィスカーは結晶が完全であるために、
表面に官能基を形成するのが非常に困難であり、充分な
表面処理の効果を奏することができない。
また、ウィスカーの表面に化学蒸着、物理蒸着などによ
って、アルミニウム、ニッケルなどの金属被膜あるいは
炭化ケイ素などのセラミック被膜のコーティング等が行
なわれることもあるが。
コーテイング材が剥離し易いため、満足すべき結果は得
られていない。
一方、ウィスカーを含有する強化材については、複合材
料中のウィスカーの体積含有率が高いほど、複合材料と
しての効果が大きいことが知られている。
しかしながら、たとえば従来の方法により表面改質を行
なったグラファイトウィスカーにおいては、一般に体積
含有率が20%を超えると、マトリックスの流動性の低
下を招いたり、均一分散性が低下したりするので、成形
を行なうことができないと言う問題がある。そして、こ
の問題は特に混練法において顕著である。
本発明は前記の事情に基いてなされたものである。
本発明の目的は、均一な表面改質が可能であるとともに
、マトリックス中に高い体積含有率で含有させることの
できるウィスカーを容易に得ることのできるウィスカー
の表面改質方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、本発明溝が鋭意検討を重ね
た結果、ウィスカーの表面をダイヤモンド粒子で擦過す
ると、均一な表面改質が可能であるとともに、マトリク
ス中に高い体積含有率で含有されることのできる気相I
O#、長炭素繊維を容易に得ることができることを見い
出して、本発明に到達した。
請求項1記載の発明の構成は、ウィスカーの表面をダイ
ヤモンド粒子により擦過することを特徴とするウィスカ
ーの改質方法であり。
請求項2記載の発明の構成は、前記ウィスカーが気相成
長炭素!a錐である前記請求項Iに記載のウィスカーの
改質方法である。
以下、本発明の方法について詳述する。
本発明の方法により表面改質を好適に行なうことのでき
る前記ウィスカーとしては、気相成長法により得られる
ものを好適に用いることができる。また、気相成長法に
より得られるものであれば、たとえば流動気相法により
得られるもの、基板法により得られるものなどをいずれ
も好適に用いることができる。
そして、本発明の方法においては、特に気相成長炭素a
mであるウィスカーを特に好適に用いることができる。
また1本発明の方法においては、前記ウィスカーが、た
とえば窒素、アルゴン等の不活性雰囲気中で前記ウィス
カーを熱処理して得られるグラファイトウィスカーであ
ってもよい。
前記ウィスカーの直径およびアスペクト比についても、
特に制限はないが、通常は、直径が0.1←m以上、ア
スペクト比が300以下であることが好ましい。
直径が0.i p−m未満であったり、アスペクト比が
300を超えたりすると、本発明の方法において、ウィ
スカーの表面をダイヤモンド粒子で擦過するときに、前
記ウィスカーの有する強化材としての所期の機能が充分
に発揮されないことがある。
使用に供される前記ダイヤモンド粒子は、天然ダイヤモ
ンドおよび人工ダイヤモンドのいずれの粒子であっても
良い。
いずれにせよ、前記ダイヤモンド粒子の粒径は1通常、
1〜30外m、好ましくは5〜20川mである。この粒
径が1μm未満であると、前記ウィスカーの表面の改質
効果か充分ではないことがある。また、粒径が小さすぎ
ると、後の工程においてダイヤモンドの分離が困難にな
ることかある。
一方、30#Lm?:aえると、表面改質の効果が充分
ではなかったり、前記ウィスカーの折損を招くことがあ
る。
なお、ダイヤモンド粒子の形状については特に制限がな
い。
本発明の方法においては、前記ウィスカーの表面を、前
記ダイヤモンド粒子で擦過することが1要である。
具体的には、たとえば、前記ウィスカーと前為ダイヤモ
ンド粒子とを収納した容器を、 Mflkシ。
あるいは、前記ウィスカーと前記ダイヤモンド農・子と
を攪拌混合し1両者間で擦過することにJす、前記ウィ
スカーの表面改質を達成すること力できるし、また擦過
法であれば、その他の種々q方法によっても前記ウィス
カーの表面改質を達鵡することができる。
前記ウィスカーに対する前記ダイヤモンド粒9の使用割
合は、前記ウィスカー100重量部に対して、前記ダイ
ヤモンド粒子が、通常15〜40重量部、好ましくは2
9〜35重量部である。前記ウィスカー100重量部に
対する前記ダイヤモンド粒子の使用割合が15重量部未
満であると、処理時間を1しく長く要し、実用的ではな
い。
処理時間は前記ウィスカーの種類、#記つィスカーに対
する前記ダイヤモンド粒子の大きさや使用割合等により
異なるので一様に規定することばできないが、たとえば
、前記ダイヤモンド粒子の粒径が5〜20p−mである
ときに、流動気相法により得られたウィスカー100 
ffi量部に対して、前記ダイヤモンド粒子35ffi
量部を使用すれば1通常、1時間〜12時間程度であり
、また、前記ウィスカーを熱処理して得られたグラファ
イトウィスカー100重量部に対して、前記ダイヤモン
ド粒子30重量部を使用すれば、通常、数時間〜24時
間程度である。
このようにして表面改質を行なったウィスカーは、従来
、体積含有率20%が限界であったものが、予想を超え
て、体積含有率40%程度の高い割合でマトリクス中に
含有されることかできるようになる。
その理由は定かではないが、前記ダイヤモンド粒子によ
る擦過により、前記ウィスカーの表面に官能基が形成さ
れるとともに、前記ウィスカーの表面が物理化学的な改
質を受けており、前記ウィスカーの濡れ性や接着性が飛
躍的に向上するものと推測される。
いずれにしても1本発明の方法により表面改質を行なっ
たウィスカーは、たとえば繊維強化プラスチック(FR
P)、m雑強化セラミックス(FRC)や繊維強化金属
(FRM)製造の際の強化材として好適に利用すること
ができる。
なお、本発明の方法により改質を行なった前記ウィスカ
ーを強化材として使用するに当たり、たとえばコロナ放
電・処理、酸処理、金属メツキ処理、シランカップリン
グ処理等の表面処理を組み合わせて行なうことも可能で
ある。
[実施例] 次いで1本発明の実施例および比較例を示し、本発明に
ついてさらに具体的に説明する。
(実施例1) 気相成長炭素m#Iをアルゴン雰囲気中で2.900°
Cにて40分間かけて黒鉛化処理をすることによりグラ
ファイトウィスカーを得た。このグラファイトウィスカ
ーと粒径5〜ZOp、mのダイヤモンドパウダーとを自
動乳鉢を用いて24時間擦過処理をした。その後、前記
グラファイトウィスカーとダイヤモンドパウダーとを分
離した。
次1.:、 100重量部のエポキシ樹脂[L Y −
556、チバガイギー社製]、90重量部の硬化剤[H
Y−917J、チバガイギー社製]および1重量部の硬
化促進剤[D Y−(152、チバガイギー社製〕から
なる混合物をプラスチックマトリクスとして、これに1
体積含有率が20%になるように、表面改質済みの前記
グラファイトウィスカーを加え、100°Cに加熱しな
がら2時間、次いで+5f)℃に加熱しながら2時間の
条件て硬化させることにより、複合材料を得た。
この複合材料につき、JIS  K720Bに準拠した
圧縮試験を行なった。
結果を第1表に示す。
(比較例1) 前記実施例1において、ダイヤモンドパウダーを使用し
た擦過処理を行なわなかったほか、前記実施例1と同様
にして複合材料を得た。
この複合材料につき、JIS  K720Bに準拠した
圧縮試験を行なった。
結果を第1表に示す。
(実施例2) 気相成長炭素繊維をアルゴン雰囲気中で2,000°C
にて40分間かけて黒鉛化処理をすることによりグラフ
ァイトウィスカーを得た。このグラファイトウィスカー
と粒径5〜20)tmのダイヤモンドパウダーとを自動
乳鉢を用いて10時間擦過処理をした。その後、前記グ
ラファイトウィスカーとダイヤモンドパウダーとを分離
した。
次に、100重量部のエポキシ樹脂[L Y −556
゜チバガイギー社製]、90重量部の硬化剤[HY−9
17J、チバガイギー社製]および1重量部の硬化促進
剤[D Y−062、チバガイギー社!8!]からなる
混合物をプラスチックマトリクスとして、これに、体積
含有率が10%になるように1表面改質済みの前記グラ
ファイトウィスカーを加え、100°Cに加熱しなから
2時間1次いで150℃に加熱しながら2時間の条件で
硬化させることにより、複合材料を得た。
この複合材料につき、JIS  に72o8に準拠1ノ
た圧縮試験を行なった。
結果を第1表に示す。
(実施例3) 前記実施例2において、擦過処理をしたダイヤモンドパ
ウダーを分離除去した後に、さらに硝酸で10時間かけ
て還流したしたほかは、前記実施例2と同様にして実施
した。
結果を第1表に示す。
(比較例2) 前記実施例2において、ダイヤモンドパウダーを使用し
た擦過処理をしなかったほかは、前記実施例2と同様に
して複合材料を製造した。
この複合材料につき、JIS  K7208に準拠した
圧縮試験を行なった。
結果を第1表に示す。
(実施例4) 気相成長炭素amと粒径5〜20Bmのダイヤモンドパ
ウダーとを自動乳鉢を用いて20時間擦過処理をした。
その後、前記気相成長炭素繊維とダイヤモンドパウダー
とを分離した。さらに、0.1重量%酢酸水溶液中に前
記気相成長炭素繊維重量の1%に相当するシランカップ
リング剤[信越化学工業■製; rKBM403.]を
溶解してなる溶液中に、前記気相成長炭素m!lを浸し
てから、脱水、乾燥を行なった後、温度110℃にて1
0分間熱処理してシランカップリング処理を行なった。
次に、100重量部のエポキシ樹脂[L Y −556
゜チバガイギー社製]、90重量部の硬化剤[HY−9
17J、チバガイギー社製]および1重量部の硬化促進
剤[D Y−062、チバガイギー社製Jからなる混合
物をプラスチックマトリクスとして、これに1体積含有
率が30%になるように1表面改質済みの前記気相成長
炭素繊維を加え、100°Cに加熱しながら2時間、次
いで+5(1’Cに加熱しなから2時間の条件で硬化さ
せることにより、複合材料を得た。
この複合材料につき、JIS  K7208に準拠した
圧縮試験を行なった。
結果を第1表に示す。
(比較例3) 前記実施例4において、ダイヤモンドパウダーを使用し
た擦過処理をしなかったほかは、前記実施例4と同様に
して複合材料を製造した。
この複合材料につき、JIS  K7208に準拠した
JE1a試験を行なった。
結果を第1表に示す。
(来貢、以下余白) 第 1 表 (評価) 第1表から明らかなように、実施例1の複合材料は比較
例1の複合材料に比較して、圧縮応力および圧縮弾性率
のいずれもが向上している。
また、実施例2および実施例3の複合材料と比較例3の
複合材料とを比較した場合、および実施例4の複合材料
と比較例4の複合材料とを比較した場合のそれぞれにつ
いても同様のことが言える。これらのことから、本発明
の方法により表面改質を行なったウィスカーを含有する
複合材料は機械的強度が大幅に向上していることを確認
した。
[発明の効果] 本発明によると、 (1)  ウィスカーの表面をダイヤモンド粒子により
擦過するので、攪拌混合操作により凝集体が破壊される
と同時に均一な表面改質が可能であるとともに、 (2)  操作が容易であり、しかも、マトリクス中に
高い体積含有率で含有させることのできるウィスカーに
改質することができる驚くべき効果が奏される、 という利点を有する工業的に有用なウィスカーの表面改
質方法を提供することができる。
手続補正書 平成2年 8月 6日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ウィスカーの表面をダイヤモンド粒子により擦過
    することを特徴とするウィスカーの改質方法。
  2. (2)前記ウィスカーが気相成長炭素繊維である前記請
    求項1に記載のウィスカーの改質方法。
JP17654189A 1989-07-07 1989-07-07 ウィスカーの改質方法 Expired - Lifetime JP2624838B2 (ja)

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