JPH0340886B2 - - Google Patents
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- JPH0340886B2 JPH0340886B2 JP59244888A JP24488884A JPH0340886B2 JP H0340886 B2 JPH0340886 B2 JP H0340886B2 JP 59244888 A JP59244888 A JP 59244888A JP 24488884 A JP24488884 A JP 24488884A JP H0340886 B2 JPH0340886 B2 JP H0340886B2
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は絶縁ガスを充填して形成する電気機器
に用いられる新規なプラスチツクテープ絶縁転位
電線に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、小型の変圧器やリアクトルでは、コイ
ル用マグネツトワイヤとして紙巻線やプラスチツ
クテープ巻線等が用いられているが、超大型の変
圧器やリアクトルでは、コイル用マグネツトワイ
ヤとして転位電線が用いられている。 従来の転位電線は複数本の平角エナメルを転位
させながら撚り合わせた転位撚線上にクラフト紙
を巻回絶縁して成るものである。 従来の転位電線の外周絶縁材料としてはクラフ
ト紙が用いられている。これは油浸型の変圧器や
リアクトルではコイルを電気絶縁油中に漬けた状
態で用いられるため、コイル絶縁のマグネツトワ
イヤとして耐油性が優れたクラフト紙が外層絶縁
材料として最も適しているからである。つまりク
ラフト紙はポーラスな構造から成り、そのポーラ
ス部に電気的特性が優れた電気絶縁油が効果的に
含浸し、それによりクラフト紙が優れた機械的特
性、耐油性、電気的特性を発揮するのである。 これに対してプラスチツクテープは油浸性がな
く且つ電気絶縁油中における耐油性が劣り、その
上クラフト紙より高価であるため転位電線の外周
絶縁として全く用いられていないものである。 さて、従来の建造物の屋内に設置される変圧器
やリアクトルは、小〜中容量の防災タイプのもの
が大半である。しかしながら最近の建造物は益々
大型化してきており、設置される防災タイプの変
圧器やリアクトルは中〜大容量化の傾向にある。 屋内の防災タイプの変圧器やリアクトルでは、
可燃性である電気絶縁油を用いることが出来ない
ため、可燃性電気絶縁油の代りに燃性絶縁油や絶
縁ガスが充填されている。 そこで防災タイプの変圧器やリアクトルが中〜
大容量化するつれ、コイル絶縁のマグネツトワイ
ヤとして転位電線を用いようとする気運がある。 しかし絶縁ガス、例えば六弗化硫黄ガス充填の
変圧器やリアクトルでは、従来の転位電線を用い
ることが出来ない。これは従来の転位電線では外
層絶縁としてポーラスな構造のクラフト紙を用い
ているため電気的特性、特に絶縁破壊電圧が劣る
ためである。電気的特性を向上させるため、クラ
フト紙層を厚くすることもできるが、その場合に
は変圧器やリアクトルの外径寸法が大型化し、屋
内設置に不向きとなる。 そこで転位電線の外周に非ポーラス構造のプラ
スチツクテープを直接巻回することも考えられる
が、プラスチツクテープを直接巻回した転位電線
では、プラスチツクテープの滑り性が大きいため
素線平角エナメル線との親和性が劣り、その結果
電気機器コイルを巻線したときに僅かの曲げで巻
崩れが発生するという難点があり、しかも巻崩れ
が起らなく巻線したとしても絶縁ガスの充満性が
極端に劣るため電気的特性、特に絶縁破壊電圧が
劣るという難点がある。 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明はかかる点に立つて為されたものであつ
て、その目的とするところは従来技術の欠点を解
消し、曲げ特性が優れ、絶縁ガス中において優れ
た電気的特性を発揮できる転位電線を提供するこ
とにある。 〔課題を解決するための手段〕 本発明の要旨とするところは、絶縁ガスを充填
して形成する電気機器に用いられる複数本の平角
エナメル線を転位させながら撚り合わせて成る転
位電線において、転位電線上層に充填される絶縁
ガスを充満できる織布テープが巻回されており、
更にその織布テープの上層にプラスチツクテープ
が巻回して成ることを特徴とするプラスチツクテ
ープ絶縁転位電線にある。 本発明において転位電線の素線平角エナメル線
としては工業的に実用されているものならどのよ
うなものでもよく、例えば平角ホルマール線、平
角ポリエステル線、平角ポリエステルイミド線、
平角ポリアミドイミド線、平角ポリイミド線、或
いはこれらを適宜組合わせた複合エナメル線等で
ある。これらのうち特に平角ポリエステルイミド
線、平角ポリアミドイミド線、平角ポリイミド線
等の高酸素指数の平角エナメル線、或いは難燃性
平角ホルマール線、難燃性平角ポリエステル線等
の難燃性平角エナメル線等は優れた難燃性を発揮
する点で望ましいものである。 本発明において用いられる織布テープは曲げ特
性、絶縁ガス充満性の点から非熱収縮性織布テー
プがよく、単なる繊維やコード状のものでは曲げ
特性、巻崩れ防止性点で不適当である。例えば、
本発明において用いられる織布テープとしては、
綿テープ、絹テープ、ポリエステル繊維織布テー
プ、ポリアミド繊維織布テープ、アクリル繊維織
布テープ、ガラス繊維織布テープ等がある。 本発明において、最外層絶縁として用いられる
プラスチツクテープは絶縁ガス性、特に耐六弗化
硫黄ガス性がよいものなら特に限定されるもので
なく、例えばポリエチレンテレフタレートテー
プ、ポリブチレンテレフタレートテープ、ポリカ
ーボネートテープ、ポリプロピレンテープ、ポリ
アミドテープ、芳香族ポリアミドテープ、リアミ
ドイミドテープ、ポリイミドテープ、ポリテトラ
フルオロエチレンテープ、テトラフルオロエチレ
ン〜ヘキサフルオロプロピレン共重合樹脂テー
プ、ポリ弗化ビニルテープ、ポリスルホンテー
プ、ポリフエニレンオキサイドテープ等がある。 なお、プラスチツクテープの厚さは0.02mm〜
0.15mmが適切である。即ち、プラスチツクテープ
の厚さが0.02mm以下では電気的特性が劣り、その
ため巻回数を多くする必要があるためである。ま
た、厚さが0.15mm以上ではプラスチツクテープの
剛性が大きくなつてコイル巻線性が劣るためであ
る。 〔作用〕 本発明のプラスチツクテープ絶縁転位電線は、
絶縁ガスを充填して形成する電気機器に用いられ
る複数本の平角エナメル線を転位させながら撚り
合わせて成る転位電線おいて、転位電線の上層に
絶縁ガスを充満できる織布テープを巻回し、更に
その織布テープの上層に機械的特性及び電気的特
性が優れたプラスチツクテープを巻回することに
より、織布テープにより素線平角エナメル線を確
実に保持させると共にその上層プラスチツクテー
プをも確実に保持させて曲げ等の外部機械的スト
レスを効果的に吸収、緩和できるようにしてこれ
らの電気的特性を完全に発揮させ、そしてポーラ
ス構造の織布テープを中間層に設けたことにより
絶縁ガス雰囲気下で使用したときに絶縁ガスをそ
の織布テープ層内に効果的に充満させてその絶縁
破壊電圧を顕著に改良し、そしてこれらの構成要
素の相乗作用により電気機器コイル巻線作業にお
ける優れた巻線特性と電気的特性とを発揮させる
ことにある。 〔実施例〕 次に本発明のプラスチツクテープ絶縁転位電線
の一実施例を比較例と共に説明する。実施例 導体寸法が1.600×6.90mmの平角導線上にポリ
アミドイミドエナメル塗料を７回くり返し塗布、
焼付けすることより、皮膜厚0.041mmの平角ポリ
アミドイミドエナメルを得た。 次に、かくして得た平角ポリアミドイミドエナ
メル線７本をそれぞれボビン巻してから、転位電
線製造装置において集合、撚り合わせながら転位
した後、その外周に厚さ0.07mmのポリエステル繊
維織布テープを巻回し、更にその織布テープの上
層に厚さ0.07mmのポリエステルテープをテープ層
の厚さが0.35mmとなるように数枚巻回絶縁するこ
とによりプラスチツクテープ絶縁転位電線を得
た。 図面はかくして得たプラスチツクテープ絶縁転
位電線の横断面図を示したものであり、１は素線
平角エナメル線の導体、２は素線平角エナメル線
のエナメル皮膜、２０は織布テープ、２１はプラ
スチツクテープである。 比較例 導体寸法が1.60mm×6.90mmの平角導線上にポリ
アミドイミドエナメル塗料を７回くり返し塗布、
焼付けすることにより皮膜厚が0.041mmの平角ポ
リアミドイミド線を得た。 次に、かくして得た平角ポリアミドイミド線７
本をボビン巻としてから転位電線製造装置により
集合、撚合わせながら転位した後、その外周に厚
さ0.070mmのポリエステルテープをテープ層の厚
さが0.35mmとなるように巻回することによりプラ
スチツクテープ絶縁転位電線を得た。 次に、かくして得られた実施例及び比較例のプ
ラスチツクテープ絶縁転位電線について、絶縁破
壊電圧及び曲げ特性を試験した。 絶縁破壊電圧試験は長さ30cmの試験片を採り、
そのほぼ中心部の外周に10cm幅でアルミ箔テープ
を巻き付けた試料としてから、六弗化硫黄ガス中
に封入して24時間経過後、アルミ箔テープと素線
平角エナメル線導体との間に交流電圧を500V／
分の速度で上昇させながら課電し、その絶縁破壊
電圧を測定したものである。 また、曲げ試験は長さ１ｍの試験片をとり、マ
ンドレルにフラツトワイズに巻付けたときプラス
チツクテーブ層の巻崩れが生じない最小曲げ径を
測定したものである。 表はこれらの試験結果を示したものである。
に用いられる新規なプラスチツクテープ絶縁転位
電線に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、小型の変圧器やリアクトルでは、コイ
ル用マグネツトワイヤとして紙巻線やプラスチツ
クテープ巻線等が用いられているが、超大型の変
圧器やリアクトルでは、コイル用マグネツトワイ
ヤとして転位電線が用いられている。 従来の転位電線は複数本の平角エナメルを転位
させながら撚り合わせた転位撚線上にクラフト紙
を巻回絶縁して成るものである。 従来の転位電線の外周絶縁材料としてはクラフ
ト紙が用いられている。これは油浸型の変圧器や
リアクトルではコイルを電気絶縁油中に漬けた状
態で用いられるため、コイル絶縁のマグネツトワ
イヤとして耐油性が優れたクラフト紙が外層絶縁
材料として最も適しているからである。つまりク
ラフト紙はポーラスな構造から成り、そのポーラ
ス部に電気的特性が優れた電気絶縁油が効果的に
含浸し、それによりクラフト紙が優れた機械的特
性、耐油性、電気的特性を発揮するのである。 これに対してプラスチツクテープは油浸性がな
く且つ電気絶縁油中における耐油性が劣り、その
上クラフト紙より高価であるため転位電線の外周
絶縁として全く用いられていないものである。 さて、従来の建造物の屋内に設置される変圧器
やリアクトルは、小〜中容量の防災タイプのもの
が大半である。しかしながら最近の建造物は益々
大型化してきており、設置される防災タイプの変
圧器やリアクトルは中〜大容量化の傾向にある。 屋内の防災タイプの変圧器やリアクトルでは、
可燃性である電気絶縁油を用いることが出来ない
ため、可燃性電気絶縁油の代りに燃性絶縁油や絶
縁ガスが充填されている。 そこで防災タイプの変圧器やリアクトルが中〜
大容量化するつれ、コイル絶縁のマグネツトワイ
ヤとして転位電線を用いようとする気運がある。 しかし絶縁ガス、例えば六弗化硫黄ガス充填の
変圧器やリアクトルでは、従来の転位電線を用い
ることが出来ない。これは従来の転位電線では外
層絶縁としてポーラスな構造のクラフト紙を用い
ているため電気的特性、特に絶縁破壊電圧が劣る
ためである。電気的特性を向上させるため、クラ
フト紙層を厚くすることもできるが、その場合に
は変圧器やリアクトルの外径寸法が大型化し、屋
内設置に不向きとなる。 そこで転位電線の外周に非ポーラス構造のプラ
スチツクテープを直接巻回することも考えられる
が、プラスチツクテープを直接巻回した転位電線
では、プラスチツクテープの滑り性が大きいため
素線平角エナメル線との親和性が劣り、その結果
電気機器コイルを巻線したときに僅かの曲げで巻
崩れが発生するという難点があり、しかも巻崩れ
が起らなく巻線したとしても絶縁ガスの充満性が
極端に劣るため電気的特性、特に絶縁破壊電圧が
劣るという難点がある。 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明はかかる点に立つて為されたものであつ
て、その目的とするところは従来技術の欠点を解
消し、曲げ特性が優れ、絶縁ガス中において優れ
た電気的特性を発揮できる転位電線を提供するこ
とにある。 〔課題を解決するための手段〕 本発明の要旨とするところは、絶縁ガスを充填
して形成する電気機器に用いられる複数本の平角
エナメル線を転位させながら撚り合わせて成る転
位電線において、転位電線上層に充填される絶縁
ガスを充満できる織布テープが巻回されており、
更にその織布テープの上層にプラスチツクテープ
が巻回して成ることを特徴とするプラスチツクテ
ープ絶縁転位電線にある。 本発明において転位電線の素線平角エナメル線
としては工業的に実用されているものならどのよ
うなものでもよく、例えば平角ホルマール線、平
角ポリエステル線、平角ポリエステルイミド線、
平角ポリアミドイミド線、平角ポリイミド線、或
いはこれらを適宜組合わせた複合エナメル線等で
ある。これらのうち特に平角ポリエステルイミド
線、平角ポリアミドイミド線、平角ポリイミド線
等の高酸素指数の平角エナメル線、或いは難燃性
平角ホルマール線、難燃性平角ポリエステル線等
の難燃性平角エナメル線等は優れた難燃性を発揮
する点で望ましいものである。 本発明において用いられる織布テープは曲げ特
性、絶縁ガス充満性の点から非熱収縮性織布テー
プがよく、単なる繊維やコード状のものでは曲げ
特性、巻崩れ防止性点で不適当である。例えば、
本発明において用いられる織布テープとしては、
綿テープ、絹テープ、ポリエステル繊維織布テー
プ、ポリアミド繊維織布テープ、アクリル繊維織
布テープ、ガラス繊維織布テープ等がある。 本発明において、最外層絶縁として用いられる
プラスチツクテープは絶縁ガス性、特に耐六弗化
硫黄ガス性がよいものなら特に限定されるもので
なく、例えばポリエチレンテレフタレートテー
プ、ポリブチレンテレフタレートテープ、ポリカ
ーボネートテープ、ポリプロピレンテープ、ポリ
アミドテープ、芳香族ポリアミドテープ、リアミ
ドイミドテープ、ポリイミドテープ、ポリテトラ
フルオロエチレンテープ、テトラフルオロエチレ
ン〜ヘキサフルオロプロピレン共重合樹脂テー
プ、ポリ弗化ビニルテープ、ポリスルホンテー
プ、ポリフエニレンオキサイドテープ等がある。 なお、プラスチツクテープの厚さは0.02mm〜
0.15mmが適切である。即ち、プラスチツクテープ
の厚さが0.02mm以下では電気的特性が劣り、その
ため巻回数を多くする必要があるためである。ま
た、厚さが0.15mm以上ではプラスチツクテープの
剛性が大きくなつてコイル巻線性が劣るためであ
る。 〔作用〕 本発明のプラスチツクテープ絶縁転位電線は、
絶縁ガスを充填して形成する電気機器に用いられ
る複数本の平角エナメル線を転位させながら撚り
合わせて成る転位電線おいて、転位電線の上層に
絶縁ガスを充満できる織布テープを巻回し、更に
その織布テープの上層に機械的特性及び電気的特
性が優れたプラスチツクテープを巻回することに
より、織布テープにより素線平角エナメル線を確
実に保持させると共にその上層プラスチツクテー
プをも確実に保持させて曲げ等の外部機械的スト
レスを効果的に吸収、緩和できるようにしてこれ
らの電気的特性を完全に発揮させ、そしてポーラ
ス構造の織布テープを中間層に設けたことにより
絶縁ガス雰囲気下で使用したときに絶縁ガスをそ
の織布テープ層内に効果的に充満させてその絶縁
破壊電圧を顕著に改良し、そしてこれらの構成要
素の相乗作用により電気機器コイル巻線作業にお
ける優れた巻線特性と電気的特性とを発揮させる
ことにある。 〔実施例〕 次に本発明のプラスチツクテープ絶縁転位電線
の一実施例を比較例と共に説明する。実施例 導体寸法が1.600×6.90mmの平角導線上にポリ
アミドイミドエナメル塗料を７回くり返し塗布、
焼付けすることより、皮膜厚0.041mmの平角ポリ
アミドイミドエナメルを得た。 次に、かくして得た平角ポリアミドイミドエナ
メル線７本をそれぞれボビン巻してから、転位電
線製造装置において集合、撚り合わせながら転位
した後、その外周に厚さ0.07mmのポリエステル繊
維織布テープを巻回し、更にその織布テープの上
層に厚さ0.07mmのポリエステルテープをテープ層
の厚さが0.35mmとなるように数枚巻回絶縁するこ
とによりプラスチツクテープ絶縁転位電線を得
た。 図面はかくして得たプラスチツクテープ絶縁転
位電線の横断面図を示したものであり、１は素線
平角エナメル線の導体、２は素線平角エナメル線
のエナメル皮膜、２０は織布テープ、２１はプラ
スチツクテープである。 比較例 導体寸法が1.60mm×6.90mmの平角導線上にポリ
アミドイミドエナメル塗料を７回くり返し塗布、
焼付けすることにより皮膜厚が0.041mmの平角ポ
リアミドイミド線を得た。 次に、かくして得た平角ポリアミドイミド線７
本をボビン巻としてから転位電線製造装置により
集合、撚合わせながら転位した後、その外周に厚
さ0.070mmのポリエステルテープをテープ層の厚
さが0.35mmとなるように巻回することによりプラ
スチツクテープ絶縁転位電線を得た。 次に、かくして得られた実施例及び比較例のプ
ラスチツクテープ絶縁転位電線について、絶縁破
壊電圧及び曲げ特性を試験した。 絶縁破壊電圧試験は長さ30cmの試験片を採り、
そのほぼ中心部の外周に10cm幅でアルミ箔テープ
を巻き付けた試料としてから、六弗化硫黄ガス中
に封入して24時間経過後、アルミ箔テープと素線
平角エナメル線導体との間に交流電圧を500V／
分の速度で上昇させながら課電し、その絶縁破壊
電圧を測定したものである。 また、曲げ試験は長さ１ｍの試験片をとり、マ
ンドレルにフラツトワイズに巻付けたときプラス
チツクテーブ層の巻崩れが生じない最小曲げ径を
測定したものである。 表はこれらの試験結果を示したものである。
本発明のプラスチツクテープ絶縁転位電線は、
電気機器コイル巻線作業における曲げ特性が優
れ、しかも巻線して得られた電気機器コイルは絶
縁ガス充填下において優れた縁破壊電圧特性を発
揮し、その結果建造物の屋内設置用として好適な
小型、軽量の防災用変圧器やリアクトルが得られ
るものであり、工業上有用である。
電気機器コイル巻線作業における曲げ特性が優
れ、しかも巻線して得られた電気機器コイルは絶
縁ガス充填下において優れた縁破壊電圧特性を発
揮し、その結果建造物の屋内設置用として好適な
小型、軽量の防災用変圧器やリアクトルが得られ
るものであり、工業上有用である。
図面は本発明のプラスチツクテープ絶縁転位電
線の横断面図を示したものである。 １：素線平角エナメル線の導体、２：素線平角
エナメル線のエナメル皮膜、２０：織布テープ、
２１：プラスチツクテープ。
線の横断面図を示したものである。 １：素線平角エナメル線の導体、２：素線平角
エナメル線のエナメル皮膜、２０：織布テープ、
２１：プラスチツクテープ。
Claims (1)
- １ 絶縁ガスを充填して形成する電気機器に用い
られる複数本の平角エナメル線を転位させながら
撚り合わせて成る転位電線において、該転位電線
上層に前記絶縁ガスを充満できる織布テープが巻
回されており、該織布テープの上層にプラスチツ
クテープが巻回して成ることを特徴とするプラス
チツクテープ絶縁転位電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24488884A JPS61124002A (ja) | 1984-11-20 | 1984-11-20 | プラスチツクテ−プ絶縁転位電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24488884A JPS61124002A (ja) | 1984-11-20 | 1984-11-20 | プラスチツクテ−プ絶縁転位電線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61124002A JPS61124002A (ja) | 1986-06-11 |
| JPH0340886B2 true JPH0340886B2 (ja) | 1991-06-20 |
Family
ID=17125473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24488884A Granted JPS61124002A (ja) | 1984-11-20 | 1984-11-20 | プラスチツクテ−プ絶縁転位電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61124002A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1459865B1 (en) | 2001-11-29 | 2011-03-09 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Method and metal mold for manufacturing optical connector ferrule |
| CN102800438A (zh) * | 2012-08-08 | 2012-11-28 | 江苏中容电气有限公司 | 一种网包导线生产方法 |
| JPWO2015083280A1 (ja) * | 2013-12-06 | 2017-03-16 | 三菱電機株式会社 | 巻線 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53130484U (ja) * | 1977-03-24 | 1978-10-17 |
-
1984
- 1984-11-20 JP JP24488884A patent/JPS61124002A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61124002A (ja) | 1986-06-11 |
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