JPH0339933Y2 - - Google Patents

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JPH0339933Y2
JPH0339933Y2 JP1983153113U JP15311383U JPH0339933Y2 JP H0339933 Y2 JPH0339933 Y2 JP H0339933Y2 JP 1983153113 U JP1983153113 U JP 1983153113U JP 15311383 U JP15311383 U JP 15311383U JP H0339933 Y2 JPH0339933 Y2 JP H0339933Y2
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JP
Japan
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differential amplifier
grounded
emitter
current
gain
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JP1983153113U
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JPS6061825U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は差動増幅器に関し、特に利得を連続
的に可変することを電気的に遠隔制御できること
と、利得を変えたとき周波数特性が変化したり、
バイアス点が移動したりすることのない差動増幅
器を提供しようとするものである。
〈従来技術の説明〉 第1図に従来一般に使用されている差動増幅器
の回路構造を示す。この例ではエミツタ接地形差
動増幅器の場合を示す。図中101,102は入
力端子と出力端子を示す。103,104はエミ
ツタ接地形差動増幅器を構成する一対の能動素
子、つまりこの例ではトランジスタを示す。10
5は負荷抵抗器、106はエミツタ抵抗器、10
7は能動素子103と104を流れる電流の和が
一定値に保持されるように動作する定電流回路、
108は一対の能動素子のエミツタ間に接続した
可変抵抗器を示す。この可変抵抗器108の抵抗
値を変化させることによりこの増幅器の利得を変
化させることができる。
可変抵抗器108の抵抗値を変化させて利得を
変化させた場合、能動素子103,104を流れ
る電流が変化することなく、また周波数特性が変
化することもない。従つて利得調整を行なう上で
は最も適した構造となつている。
然し乍ら可変抵抗器108の抵抗値を変化させ
なくてはならないため電気信号によつて遠隔制御
することができない欠点がある。可変抵抗器10
8をトランジスタ或はFET等の素子に置換えて
遠隔制御しようとする考えはあるが、能動素子1
03と104のエミツタの一方の電位が他方の電
位より常に高い状態にあるとは限らず、方向性が
一定しないためトランジスタ或はFETの制御回
路の構造が複雑になる欠点がある。
利得調整の他の方法としては負荷抵抗器105
の抵抗値を変化させることによつても実現でき
る。このように負荷抵抗器105の抵抗値を変化
させた場合は、能動素子103,104を流れる
電流が一定であるため、出力端子102に出力さ
れる信号に重畳する直流バイアス電圧が変動して
しまう欠点がある。直流バイアス電圧が変動する
ことは、能動素子103,104の動作点が移動
することでもあり、動作点の決定には充分な注意
を必要とする。また後段側に接続される装置の入
力条件として直流バイアス電圧が規定されている
場合などでは不都合を生じる。また負荷抵抗器1
05の抵抗値を変えると負荷抵抗器105とトラ
ンジスタのベース・コレクタ間容量による時定数
が変化するため差動増幅器の周波数特性が変化す
る欠点がある。
一方、定電流回路107においてその電流値を
変化させることによつても利得を変えることがで
きる。然し乍らこの場合も能動素子103,10
4の電流値が変化し、これにより出力端子102
に出力される信号に重畳する直流バイアス電圧が
変化し、先に説明したように不都合が生じる。
第2図は従来の他の例を示す。この例では入力
段側にエミツタ接地形差動増幅器201を用い、
出力側にベース接地形差動増幅器202を用い、
これらエミツタ接地形差動増幅器201とベース
接地形差動増幅器202をカスコード接続し、こ
のカスコード接続点に可変抵抗器203,20
4,205を接続した構造の場合を示す。
これ等可変抵抗器の抵抗値を適当値に選定し、
これらを互に連動して可変することにより周波数
特性の変化及びバイアス電圧が変動することを小
さくすることができる。
然し乍ら可変抵抗器203,204,205の
抵抗値を可変させなければならないため電気信号
によつて利得を連続的に変化させる遠隔制御がで
きない欠点がある。
〈考案の目的〉 この考案は電気信号によつて連続的に可変させ
る遠隔制御ができ、また利得を変化させた場合に
周波数特性及び直流バイアス電圧が変化しない差
動増幅器を提供しようとするものである。
〈考案の概要〉 この考案では入力段にエミツタ接地形差動増幅
器を設け、出力段にバイアス電圧が一定値に保持
されたベース接地形差動増幅器を設け、これらエ
ミツタ接地形差動増幅器とベース接地形差動増幅
器をカスコード接続すると共にエミツタ接地形差
動増幅器を構成する能動素子を流れる電流を変化
させることにより利得を制御し、エミツタ接地形
差動増幅器で増幅した信号をベース接地形差動増
幅器から取出すことによつて直流バイアス電圧を
変化させることなく、また周波数特性を変化させ
ることなく利得を調整できる。
〈考案の実施例〉 第3図にこの考案の一実施例を示す。図中第1
図及び第2図と対応する部分には同一符号を付し
て示す。この例ではエミツタ接地形差動増幅器2
01をPNP形のバイポーラトランジスタ301
と302によつて構成した場合を示す。つまりエ
ミツタ共通接続点を第1電流源303を通じて正
極電源端子304に接続すると共に、トランジス
タ301,302のコレクタをベース接地形差動
増幅器202を構成するNPN形のバイポーラト
ランジスタ305,306の各エミツタに接続す
る。
エミツタ接地形差動増幅器201とベース接地
形差動増幅器202とのカスコード接続点は第2
電流源307,308を通じて負極電源端子30
9に接続する。尚ベース接地形差動増幅器202
を構成するトランジスタ305,306はベース
を共通接続し、その共通接続点に一定のバイアス
電圧VBを供給する。
〈考案の動作〉 第3図に示した回路構造においてエミツタ接地
形差動増幅器201を構成するトランジスタ30
1,302に流れる電流をI0、第2電流源30
7,308を流れる電流をI1とすると、第1電流
源303を流れる電流は2I0、ベース接地形差動
増幅器202を構成するトランジスタ305,3
06を流れる電流はI1−I0となる。
ここで第1電流源303と、第2電流源30
7,308を流れる電流値2I0とI1を互に連動さ
せて2ΔI及びΔIずつ変化させると、エミツタ接
地形差動増幅器201を構成するトランジスタ3
01,302を流れる電流I0がΔIずつ変化する。
この電流の変化によりトランジスタ301,30
2のエミツタ電流の大きさにより決まるエミツタ
抵抗値reが変化するためにエミツタ接地形差動増
幅器の利得が変化する。
一方、ベース接地形差動増幅器202を構成す
るトランジスタ305,306のベースには一定
のバイアス電圧VBが与えられているからバイポ
ーラトランジスタ301,302を流れる電流I0
がI0+ΔIに変化しても、このバイポーラトランジ
スタ305,306の電流は(I1+ΔI)−(I0
ΔI)=I1−I0となりΔIの要素はなくなりI1−I0は変
化しない。よつて出力端子102から出力される
信号の直流バイアス電圧が変化することはない。
〈考案の効果〉 このようにこの考案によれば電流源303,3
07,308の電流値を互に連動させて増加及び
減少制御することにより利得を制御することがで
きる。一般に電流源の電流値を制御することは電
気信号により容易に制御できることからこの考案
による差動増幅器によれば電気信号によつて利得
を遠隔制御することができる差動増幅器を提供で
きる。また利得調整に際して出力側の電流値を変
化させないため出力信号に重畳する直流バイアス
電圧を変化させることがない。よつて波形観測装
置に利用した場合、利得を変えることによつて波
形の位置が変化するような不都合を回避すること
ができる。
更に利得の調整を電流の変化により行ない負荷
抵抗器105の抵抗値を変化させていないから利
得を変えても周波数特性が変化することはない。
〈考案の他の実施例〉 第4図以下にこの考案の他の実施例を示す。
第4図の場合はNPN形のバイポーラトランジ
スタによりエミツタ接地形差動増幅器201を構
成し、PNP形のバイポーラトランジスタにより
ベース接地形差動増幅器202を構成した場合を
示す。この場合も電流源303,307,308
の電流値を互に連動して増減制御することにより
利得を制御することができる。
第5図の場合はエミツタ接地形差動増幅器20
1及びベース接地形差動増幅器202の双方を
PNP形のバイポーラトランジスタによつて構成
した場合を示す。
第6図はエミツタ接地形差動増幅器201とベ
ース接地形差動増幅器202の双方をNPN形の
バイポーラトランジスタで構成した場合を示す。
これらのどの実施例でも各電流源303と30
7,308を互に連動させて電流値を制御するこ
とにより利得を制御することができる。よつて電
気信号によつて遠隔制御が可能となる。またその
利得の制御により直流バイアス電圧が変化した
り、或は周波数特性が変化することもなく、特に
波形観測用増幅器に利用して好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の差動増幅器を説明す
るための接続図、第3図はこの考案の一実施例を
示す接続図、第4図乃至第6図はこの考案の他の
実施例を示す接続図である。 101……入力端子、102……出力端子、2
01……エミツタ接地形差動増幅器、202……
ベース接地形差動増幅器、303……エミツタ接
地形差動増幅器の利得を設定する第1電流源、3
07,308……ベース接地形差動増幅器を構成
する能動素子を流れる電流を一定に保持するため
の第2電流源。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 A 入力段を構成するエミツタ接地形差動増幅器
    と、 B このエミツタ接地形差動増幅器を構成する能
    動素子とカスコード接続されベース電極が交流
    的に接地されて差動増幅器として構成されたベ
    ース接地形差動増幅器と、 C 上記エミツタ接地形差動増幅器のエミツタ接
    続点に接続され、このエミツタ接地形差動増幅
    器の増幅度を設定する第1電流源と、 D 上記エミツタ接地形差動増幅器とベース接地
    形差動増幅器の接続点に接続され上記エミツタ
    接地形差動増幅器を構成する能動素子のそれぞ
    れを流れる電流を上記第1電流源の電流変化に
    連動して変化させ上記エミツタ接地形差動増幅
    器の利得を制御する一対の第2電流源と、 を具備して成る差動増幅器。
JP15311383U 1983-09-30 1983-09-30 差動増幅器 Granted JPS6061825U (ja)

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JP15311383U JPS6061825U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 差動増幅器

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JP15311383U JPS6061825U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 差動増幅器

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Publication Number Publication Date
JPS6061825U JPS6061825U (ja) 1985-04-30
JPH0339933Y2 true JPH0339933Y2 (ja) 1991-08-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2881771B2 (ja) * 1988-07-08 1999-04-12 ソニー株式会社 可変利得アンプ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6066509A (ja) * 1983-09-21 1985-04-16 Sony Corp 利得制御増幅回路

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JPS6066509A (ja) * 1983-09-21 1985-04-16 Sony Corp 利得制御増幅回路

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JPS6061825U (ja) 1985-04-30

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