JPH0335666B2 - - Google Patents

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JPH0335666B2
JPH0335666B2 JP56074749A JP7474981A JPH0335666B2 JP H0335666 B2 JPH0335666 B2 JP H0335666B2 JP 56074749 A JP56074749 A JP 56074749A JP 7474981 A JP7474981 A JP 7474981A JP H0335666 B2 JPH0335666 B2 JP H0335666B2
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JP
Japan
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data
circuit
signal
prelude
performance
Prior art date
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JP56074749A
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Inventor
Takehisa Amano
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
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Publication of JPH0335666B2 publication Critical patent/JPH0335666B2/ja
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、前奏の終了と共に開始する本演奏
のスタートタイミングを効果的に指示し、より効
果的な演奏練習が実行させるようにする電子楽器
装置に関する。
演奏練習するため曲の楽譜データを記憶し、こ
の楽譜データを読み出しながら自動演奏を行なう
電子楽器が考えられており、特に伴奏部、リズム
演奏部等を自動演奏させ、この自動演奏による伴
奏音に対応して、メロデイ部を演奏練習させた
り、メロデイ部を自動演奏させてベース音、ケー
ド音を演奏練習させたりするようなことが考えら
れている。
このような演奏練習を行なう曲にあつては、前
奏部も含むものであり、自動演奏される伴奏音の
進行状態等に合わせて、前奏につづく本演奏を開
始するように演奏練習する。しかし、特に初心者
等にあつては、その前奏の終了時を明確に判断す
ることが困難であり、本演奏の開始タイミングを
判断することができない場合も生じ、効果的は演
奏練習を困難なものとしている。
この発明は、上記のような点に鑑みなされたも
ので、特に前奏演奏の終了に対応する本演奏の開
始タイミングを効果的に指令表示し、初心者であ
る場合でも、電子楽器鍵盤演奏練習をより効果的
に且つ確実に実行させることのできるようにする
電子楽器装置を提供しようとするものである。
すなわち、この発明に係る電子楽器装置は、演
奏練習すべき楽譜データをデータメモリに記憶設
定し、このメモリからの読み出しデータにもとず
き、自動演奏、さらにはマニアルによる練習演奏
を実行させるようにすると共に、上記読み出しデ
ータの進行に伴ない前奏終了を検知し、本演奏開
始のプレイスタート指令を発生表示させるように
するものである。
以下図面を参照してこの発明の一実施例を説明
する。第1図はその構成を示したもので、例えば
練習曲を表示した楽譜11に対して、例えば磁気
テープ等によるデータ記録部11aを設定し、こ
の記録部に楽譜11に記載された楽譜をデイジタ
ル化したデータが記録設定されている。そして、
例えば楽器キヤビネツトの譜面立て部等に組み合
わせ設定される楽譜データ読取制御部12におい
て、その楽譜11が譜面立てに設定された時、デ
ータ記録部11aの記録データを読み込むように
してなる。
ここで、例えば演奏練習する電子楽器が上およ
び下の2段鍵盤で構成され、上鍵盤UKでメロデ
イを演奏練習させるような場合、上記読み込まれ
るデータは、上鍵盤用の音符データ、伴奏音用の
コードデータ、さらにオブリガード演奏用の音符
データで構成される。第2図は、このような場合
の演奏練習を行なわせる上鍵盤用のデータのフオ
ーマツトを示すもので、音高を表現するキーコー
ド「KC」と符長を表現する符長データ「LNG」
との組み合わせによつて、1つの音符を表現し、
この組み合わせによる音符データが、楽譜上であ
らわれる順にしたがつて、順次アドレスが設定さ
れるようになつている。そして、これら音符デー
タの順位に対応し、前奏部分の終了アドレス位置
に、本演奏開始指令のプレイスタート「PLAY
START」のデータが配置記憶され、全演奏の終
了したアドレス位置に終了「FINISH」データが
配置設定されるようになつている。
ここで、上記キーコード、符長、プレイスター
ト、終了等の各データは、第2図にも取り出して
示すように例えば8ビツトのデイズタルデータで
構成され、その先頭2ビツトは識別コードとして
用いる。図の場合、この識別コードが「11」の時
はプレイスタート、「01」の時は音高をあらかす
キーコード、「10」の時は符長を示し、8ビツト
が全て「1」の時は終了データとされる。
そして、キーコードの場合には、識別コードの
他の残り6ビツトで音高を表現するもので、2ビ
ツトでオクターブコードは、4ビツトで音名を示
すノートコードを構成する。また、符長データの
場合は、残り6ビツトで符長時間に対応した数値
データを表現するもので、その数値は後述するテ
ンポクロツク信号に対応して設定される。
また、データ読取制御部12に読み込まれるデ
ータには、伴奏用のコードデータが存在し、その
データフオーマツトは第3図に示すようにコード
名「NAME」とその符長「LNG」の組み合わせ
で、1組の例えばCメジヤのコードデータを表現
するようにされる。さらに、オブリガードデータ
も制御部12で読み込まれるものであるが、この
データは特に図示してないが第2図に示したフオ
ーマツトに準じたフオーマツトで構成される。た
だし、コードデータ、オブリガードデータには、
プレイスタートおよび終了のデータは存在しな
い。
すなわち、楽譜11を読取制御部12に対応し
て設定することにより、記録部11aに記録され
た上述のようなフオーマツトの楽譜データ、すな
わち、第2図で示したようなメロデイデータ、第
3図で示したようなメロデイデータ、さらにオブ
リガードデータが読み取られる。この読取制御部
12では、上記楽譜11からのデータ読込みと共
に、メロデイデータ処理装置13、オブリガード
データ処理装置14さらにコードデータ処理装置
15に対してそれぞれライト命令を与える。これ
ら処理装置13〜15にあつては、メロデイデー
タ処理回路13で代表して示すようにそれぞれデ
ータメモリ16を備え、上記ライト命令を供給す
る。このデータメモリ16に対しては、セレクタ
17からアドレス指令の与えられるもので、この
セレクタ17には、読取制御部12からのデータ
出力に対応してアドレスデータがデータAとして
供給され、またアドレスカウンタ18からの計数
値がアドレスデータBとして供給される。
このセレクタ17に対しては、楽譜データ読取
制御部12から、上記ライト命令の発生と共に、
アドレスセレクト指令SAが発生され、上記アド
レスデータAを選択してデータメモリ16にアド
レスデータとして供給するようになつている。そ
して、読取制御部12から、アドレスセレクト指
令の存在しない時には、インバータ19からアド
レスセレクト指令SBがセレクタ17に与えられ、
アドレスカウンタ18からの計数データを選択し
てデータメモリ16にアドレスデータとして供給
するようにしてなる。
そして、読取制御部12からは、各データ処理
装置13〜15のデータメモリ16に対して、楽
譜11から読み取つたメロデイデータ、オブリガ
ードデータ、コードデータを供給し、同時に発せ
られるアドレスデータに対応して、読み込んだ上
記各楽譜データを対応するデータメモリ16に書
き込み設定する。
すなわち、メロデイデータ処理装置13のデー
タメモリ16には、第2図に示したフオーマツト
のメロデイデータが、またコードデータ処理装置
15のデータメモリには、第3図に示したような
フオーマツトのコードデータが書き込み設定され
る。そして、これらデータメモリ16に対して、
それぞれ所定の楽譜データの書き込みが終了する
と、読取制御部12からのライト命令およびアド
レスセレクト指令が断たれ、データメモリ16は
リード状態に設定され、またセレクタ17はアド
レスカウンタ18からのデータBを選択して、ア
ドレスカウンタ18の計数値に対応したアドレス
指令がデータメモリ16に与えられるようにな
る。
データメモリ16に書き込まれた第2図に示し
たようなフオーマツトのメロデイデータは、アド
レスカウンタ18からのアドレスデータに対応し
て読み出され、ラツチ回路20および21に供給
され、またコード識別回路22に供給される。こ
のコード識別回路22では、データメモリ16か
ら読み出されたデータが、キーコード「KC」で
あるか、符長「LNG」であるか、また本演奏開
始のプレイスタート「PLAY START」である
か、さらに終了「FINISH」であるかを識別し、
読み出しデータがキーコードである場合にはラツ
チ回路20にコード指令Lを与え、このキーコー
ドデータをラツチ記憶させる。また、識別コード
が符長コードである場合には、ラツチ回路21に
ロード指令Lを与え、その符長データをラツチ回
路21にラツチ記憶させる。
ラツチ回路21にラツチされた符長に対応する
数値データは、基準発振器23から発生されるテ
ンクポロツクTCLを計数するカウンタ24の計
数値と、比較回路25で比較され、上記ラツチさ
れた数値情報とカウンタ24の計数値が一致した
時にイコール信号EQを発生する。そして、この
比較回路25からのイコール信号は、オア回路2
6を介してカウンタ24にリセツト指令として供
給すると共に、アンド回路27に供給する。そし
て、ラツチ回路21にラツチ記憶された符長デー
タと一致する時間の経過した時に、比較回路25
からイコール信号EQが発生されるようになるも
のである。
ここで、この電子楽器装置にあつては、演奏開
始のためのスタートスイツチ28を備え、このス
イツチ28が操作投入された時に、微分回路29
を介してスタートパルスΔSTRT信号が発生さ
れ、またフリツプフロツプ回路30がセツトされ
る。このフリツプフロツプ回路30は、前記コー
ド識別回路22からの終了コード「FINISH」に
よつてリセツトされるもので、そのセツト時には
演奏動作設定指令となるプレイ「PLAY」信号が
発生される。そして、上記ΔSTRT信号は、オア
回路26を介してカウンタ24をスタート時にお
いてリセツトし、初期設定するもので、この
ΔSTRT信号はさらにアドレスカウンタ18にリ
セツト指令として供給し、このアドレスカウンタ
18を初期設定する。
比較回路25からのイコール信号の供給される
アンド回路27に対しては、さらにコード識別回
路22からの符長コード識別信号「LNG」が供
給され、データメモリ16から符長データが読み
出された状態においてイコール信号EQが発生し
た時に、アンド回路27から出力信号が得られる
ようになる。そして、このアンド回路27からの
出力信号は、オア回路31を介してアンド回路3
2に供給する。このアンド回路32には、フリツ
プフロツプ回路30のセツトされた時のプレイ信
号、およびシステムクロツクφが供給され、オア
回路31の出力発生に対応して、プレイ状態にお
いてアンド回路32からクロツクφが出力信号と
して得られ、アドレスカウンタ18を歩進するよ
うにされる。
ここで、スタートスイツチ28の操作された直
後においては、ΔSTRT信号によりアドレスカウ
ンタ18のアドレスデータは「0」であり、した
がつてデータメモリ14からはデータが読み出さ
れず、コード識別回路22からは、コード検出信
号が得られない。すなわち、符長コードLNGが
存在せず、アンド回路27にゲート指令の与えら
れないものであるが、この符長コードLNGの
「0」の状態はインバータ33で検知し、オア回
路31を介してアンド回路32に信号を与え、ス
タート指令に対応して初期設定されているアンド
カウンタ18をクロツクφにより歩進し、データ
メモリ16の先頭番地をアドレス指定して、この
先頭番地のキーコードおよびそれに続く番地の符
長データが読み出されるようにされる。
また、前記キーコードデータを記憶したラツチ
回路20の記憶キーコードデータは、表示回路3
4に供給され、上鍵盤35の各鍵に対応して設け
られた表示素子36を点灯制御する。すなわち、
キーコードデータに対応する音高の鍵を指示する
表示素子36を点灯し、押鍵すべき鍵を指示する
ようになる。そして、演奏練習者は、その押鍵指
示された鍵を操作するようにして、演奏練習を行
なうものである。
この場合、ラツチ回路20からのキーコードデ
ータは、さらにメロデイ音形成回路37にも供給
され、そのキーコードに対応した音高の楽音信号
が適宜発生されるようにする。
そして、上記鍵盤35が押鍵操作されれば、そ
の操作鍵に対応してキースイツチ回路38が駆動
制御され、演奏音形成回路39から、操作鍵に対
応した楽音信号が発生され、上記メロデイ音形成
回路37からの楽音信号と共に、増幅器40を介
してスピーカ41に供給し、演奏音として発音さ
れるようにする。
この場合、メロデイ音形成回路37からの楽音
信号レベルは、適宜可変調節し得るようにして、
キーコードデータにもとずくメロデイ音の自動演
奏は、練習の参考となる程度に小さくすると、鍵
盤35における練習演奏の良否状態を、練習者自
身が聴覚的に良好に判断できるようになる。
このようにして、データメモリ16からの音符
データが順次読み出され、前奏終了に伴なう本演
奏開始データ「PLAY START」信号がコード
識別回路22で検出されると、ワンシヨツト回路
42が駆動され、ランプ43で本演奏開始タイミ
ングが表示される。また開始指令音形成回路44
にも指令が与えられ、例えば「ハイ」等の音声信
号を合成し、スピーカ41から音声で本演奏開始
タイミングを指示するようになる。
そして、本演奏が進行し、データメモリから最
後のキーコード、さらに符長コードが読み出さ
れ、その演奏が終了すると、データメモリ16か
ら終了コード「FINISH」が読み出されて、コー
ド識別回路22でこれが検知される。この回路2
2からの終了コード検出信号は前述したようにフ
リツプフロツプ回路30をリセツトし、「PLAY」
信号を断つ。
オブリガードデータ処理装置14は、その詳細
は省略してあるが、この装置14は略上記メロデ
イデータ処理装置13と同様に構成され、
ΔSTRT信号およびPLAY信号が供給される。こ
のオブリガードデータ処理装置14のデータメモ
リに書き込まれる楽譜データのフオーマツトは、
第2図で示したメロデイデータの場合と略同様で
あるが、前奏終了データ「PLAY START」お
よび終了コード「FINISH」は存在しない。そし
て、このオブリガードデータ処理装置14から
は、そのデータメモリに記憶されたデータにもと
ずく音高信号が出力され、オブリガード音形成回
路45でオブリガード楽音信号とされ、増幅器4
0を介してスピーカ41からオブリガード演奏音
が自動演奏されるようになる。
コードデータ処理装置15にあつては、第3図
に示したようなフオーマツトのコード用データを
データメモリに記憶し、コード名「NAME」に
対応したコード構成音を選定し、符長「LNG」
に対応して順次そのコード構成音の選定操作を進
行させるものである。そして、このコードデータ
処理回路15からの出力コード構成音の複数の音
高データにもとずき、ベース・コード音形成回路
46、コード和音、さらにベース音の楽音信号を
形成し、上記同様スピーカ41から自動伴奏音と
して発音されるようにする。
この場合、前記基準発振器23からのテンポク
ロツク信号TCLを、カウンタ47でバイナリ計
数し、このバイナリ計数情報にもとずきリズムパ
ターンメモリ48で各種リズムに対応したリズム
パターン信号を形成する。
すなわち、このリズムパターンメモリ48から
は、図示しない手段で指定されたリズム種類に対
応して、ベース音、さらにコード和音のリズム演
奏用のリズムパルスが出力され、このリズムパル
スでベース・コード音形成回路46からのベース
音およびコード構成音の楽音信号を断続制御し、
スピーカ41からはリズム表現されたベース演奏
音、およびコード和音演奏音が表現されるように
してなる。そして、さらにリズムパターンメモリ
48からは、打楽器音のためのリズムパターン信
号が出力され、リズム音源回路49を駆動して、
自動リズム演奏音信号を発生するもので、スピー
カ41からは自動リズム演奏音も同時に発生され
るようになる。
ここで、リズムパターンメモリ48に対して
は、フリツプフロツプ回路50のセツト時に、イ
ントロ指令が与えられ、この指令の存在する時に
は、前奏に対応するリズムパルス信号、さらにリ
ズムパターン信号が発生されるようにする。上記
フリツプフロツプ回路50は、ΔSTRT信号によ
つてセツトされ、オア回路51からの出力信号で
リセツトされる。そして、このオア回路51には
前奏終了に対応する「PLAY START」信号、
および「PLAY」信号の存在しない状態でインバ
ータ52からの信号の供給されるもので、この電
子楽器装置の非動作時、および本演奏開始状態で
リセツトされるようになつている。
すなわち、上記のように構成される電子楽器装
置にあつては、スタートスイツチ28の操作と共
に、ΔSTRT信号が発せられ、フリツプフロツプ
回路30がセツトされて、「PLAY」状態とされ
る。ΔSTRT信号は、アドレスカウンタ18およ
び符長比較用のカウンタ24をリセツトして初期
設定する。この時、メロデイデータ処理装置1
3、オブリガードデータ処理装置14、コードデ
ータ処理装置15のデータメモリ16等に対して
は、楽譜データ読取制御部12で読み込んだ楽譜
11からの所定の楽譜データが書き込み設定され
ている。したがつて、この状態ではデータメモリ
16はリード状態に設定され、セレクタ17はア
ドレスカウンタ18からのアドレスデータを選択
してデータメモリ16に与えるようになつてい
る。
このような状態で上記したようにΔSTRT信号
が発生されると、アドレスカウンタ18はリセツ
トされ、「0」番地のアドレスデータを出力する
ようになり、データメモリ16からはまだデータ
が読み出されない。したがつて、コード識別回路
22においてコードを検出することはなく、イン
バータ33の出力は「1」となり、システムクロ
ツクφに対応してアドレスカウンタ18は計数値
「1」に歩進され、データメモリ16から先頭番
地の音符データ、すなわちキーコードが読み出さ
れ、つづいて次の番地の符長データの1組が読み
出される。この読み出されたデータはラツチ回路
20および21に並列的に供給されるものである
が、コード識別回路22からのキーコード「KC」
検出信号、および符長コード「LNG」検出信号
に対応して、音高を示すキーコードデータはラツ
チ回路20に、符長データはラツチ回路21にラ
ツチ記憶される。そして、ラツチ回路20の記憶
データに対応して表示回路34が駆動され、鍵盤
35の押鍵すべき鍵を指示表示すると共に、自動
演奏音形成回路37では、その音高データに対応
する楽音信号を発生し、スピーカ41から演奏音
として放出するようになる。また、鍵盤35にお
いて、その押鍵表示に対応した鍵を操作すれば、
キースイツチ回路38から演奏音形成回路39に
その操作鍵音高に対応した信号が与えられ、練習
生徒による演奏音もスピーカ41から発生され
る。
また、ラツチ回路21に記憶された符長データ
は、ΔSTRT信号でリセツトされ、以後発振器2
3からのテンポクロツク信号を計数するカウンタ
24の計数データと、比較回路25で比較され
る。そして、このカウンタ24の計数データが、
ラツチ回路24の符長データと一致した時、すな
わち、その符長データに相当する時間が経過した
時に、比較回路25からイコール信号EQが発生
される。このイコール信号はカウンタ24をリセ
ツトすると共に、符長コード検出信号LNGでゲ
ートの開かれているアンド回路27およびオア回
路31を介してアンド回路32に供給され、符長
コード検出信号「LNG」の発生により停止して
いたアドレスカウンタ18をクロツクφに対応し
て歩進し、データメモリ16から上記最初の音符
データにつづく次の音符データを読み出し、その
キーコードデータをラツチ回路20に、符長デー
タをラツチ回路21にラツチ記憶させるようにな
る。
このようにして、第2図に示したキーコードデ
ータおよび符長データの組み合わせからなる音符
データが、符長間隔で順次読み出され、自動演奏
音とで発生されるようになると共に、表示回路3
4を駆動し、上鍵盤35の表示素子36を選択的
に表示駆動し、演奏練習する生徒に対して、押鍵
操作すべき鍵を順次表示指示し、鍵盤演奏練習を
助けるようになるものである。
また、このようなメロデイデータ処理装置13
の動作に並行して、オブリガードデータ処理装置
14およびコードデータ処理装置15も駆動制御
され、オブリガード演奏音およびコード和音の演
奏音も自動演奏音として発生される。
さらに、フリツプフロツプ回路30がセツトさ
れ、「PLAY」信号が発生されてカウンタ47が
発振器23からのテンポクロツク信号を計数開始
するため、リズムパターンメモリ48から、コー
ドベース音形成回路46に対するリズムパルス信
号、さらにリズム音源49に対するリズムパター
ン信号が発生され、上記伴奏音はリズムに伴なつ
て断続表現されると共に、自動リズム演奏音も発
生され、演奏練習をより効果的に進行させること
ができるようになる。
尚、ΔSTRT信号が発生された時に、フリツプ
フロツプ回路50がセツトされ、「PLAY
START」信号が発生し、「PLAY」信号が断た
れるまでそのセツト状態は保持され、リズムパタ
ーンメモリ48にイントロ指令が与えられる。こ
のため、リズムパターンメモリ48からは前奏用
のリズムパルスおよびリズムパターン信号が発生
されている。
このようにして演奏が進行し、前奏演奏部が終
了すると、データメモリ16から「PLAY
START」信号が発生され、この信号がコード識
別回路22で検知される。したがつて、ワンシヨ
ツト回路42が駆動され、ランプ43を点灯表示
すると共に、開始指令音形成回路44が駆動され
て例えば「ハイ」等の音声信号を合成し、本演奏
開始の合図が視覚的に、また聴覚的にされるよう
になる。同時に、フリツプフロツプ回路50がリ
セツトされ、リズムパターンメモリ48からは、
本演奏用のリズムパルスおよびリズムパターン信
号が発生され、練習生徒の本演奏開始動作が円滑
に実行されるようになる。
この場合、メロデイ音の自動演奏形成回路37
にあつては、特に図示してないが前奏終了時まで
自動演奏音の楽音信号を発生し、前奏終了と共に
その自動演奏を停止させ、本演奏部分を練習生徒
の演奏音に移行させるようにして、生徒は本演奏
部のみを効果的に行なわれるようにしてもよい。
また、ランプ43を本演奏時にも点灯するように
し、前奏演奏時と本演奏時とで色彩を異なわせる
ようにしてもよい。
そして、この本演奏が進行し、終了すると、デ
ータメモリ16から終了信号「FINISH」が発生
され、これがコード識別回路22で検出される。
すなわち、フリツプフロツプ回路30がリセツト
され、「PLAY」信号が断たれ、アドレスカウン
タ18に対するアドレス歩進動作が停止し、全て
の演奏動作が終了される。
上記実施例では、例えばメロデイ用の音符デー
タ群の中に、前奏終了に対応して本演奏開始指令
のためにコードデータ「PLAY START」信号
を設定し、このコードの検知に対応して本演奏開
始の指示表示を行なつた。
しかし、実際の曲にあつては、前奏部分の小節
数等が明確なものであるため、特にメロデイデー
タ中等に特殊コードを含ませることなく、その前
奏小節数を設定することによつて、本演奏の開始
タイミングを明確に指示させるようにしてもよ
い。
第4図は上記のような場合の実施例を示すもの
で、第1図の場合と同様にメロデイデータ処理装
置13、オブリガードデータ処理装置14、コー
ドデータ処理装置15を備え、その他第1図と同
一構成部分は、同一符号を付してその説明は省略
する。
そして、この実施例では、基準発振器23か
ら、各拍に対応するテンポクロツク信号TCLを
取り出し、このテンポクロツク信号TCLを拍カ
ウンタ55で計数する。この場合、前実施例でも
同様であるが、発振器23には、適宜分周機能を
も含ませ、拍に対応したテンポクロツク信号
TCLを発生させるようにするもので、特に図示
してないが、テンポ速度も任意可変調節し得るも
のである。拍カウンタ55は前実施例のカウンタ
47に相当するもので、スタートスイツチ28の
操作に対応するΔSTRT信号でリセツトされ、そ
のバイナリ状計数情報はリズムパターンメモリ4
8に供給される。そして、この拍カウンタ55か
らは、1小節毎にキヤリー信号が発生され、この
小節単位のキヤリー信号は、小節カウンタ56を
計数する。この小数カウンタ56は、オア回路5
7を介して供給されるΔSTRT信号でリセツトさ
れる。
拍カウンタ55は、各小節毎に拍数で計数し、
小節カウンタ56はその小節数を計数する状態と
なるもので、それぞれそのリセツト時、あるいは
キヤリー発生時の初期時には、実際には1拍目お
よび1小節目でありながら、その計数値は共に
「0」である。したがつて、この両カウンタ55,
56の計数値に対して、「1」加算回路58,5
9でそれぞれ「+1」して、実際の拍数および小
節数に相当する計数データが得られるようにす
る。ここで、拍カウンタ55にあつては、特に図
では示してないが、演奏する曲に応じて、1小節
分の拍数が設定されるもので、例えば4小節の曲
の場合には、「0」「1」「2」「3」の計数を、繰
り返し、「1」加算回路58からは「1」「2」
「3」「4」の計数データが繰り返し発生されるも
のとする。そして、この「1」加算回路58から
の拍数データは、変換回路60を介して、あるい
は直接にセレクタ61のAあるいはB入力端に供
給する。
ここで、変換回路60は、例えばROMで構成
し、供給される計数データが「1」「2」「3」
「4」と変化する時に、その逆の「4」「3」「2」
「1」の計数値データを出力し、当該小節の残り
拍数に相当するデータが出力されるようにしてな
る。
また「1」加算回路59からの小節計数データ
は、イントロ終了検知回路62および最終小節検
知回路63に供給する。この両検知回路62,6
3には、イントロ小節設定回路64からのデータ
を供給し、さらにイントロ終了検知回路62に
は、「1」加算回路58からの拍計数データをも
供給するもので、イントロ終了検知回路62から
は、前奏演奏の終了するタイミングで検知出力信
号を発生し、アンド回路65に供給する。また、
最終小節検知回路63からは、前奏の最終小節に
入つた時に検知信号を出力し、この検知信号はア
ンド回路66を介して、セレクタ61に入力Aを
セレクトする指令SAを与える。上記アンド回路
66には、フリツプフロツプ回路50のセツト
時、すなわち前奏演奏時にイントロ指令の与えら
れるものであり、このイントロ指令は、リズムパ
ターンメモリ48と共に、1φ分の遅延回路67
を介してアンド回路65に供給する。このアンド
回路65には、イントロ終了検知回路62からの
イントロ終了検知信号を供給し、イントロ終了時
にこのアンド回路65からの出力信号でフリツプ
フロツプ回路50をリセツトする。
フリツプフロツプ回路50のセツト時のイント
ロ指令信号は、さらにインバータ68に供給し、
このインバータ68からの出力信号は、フリツプ
フロツプ回路30のセツト時の「PLAY」信号の
供給されるアンド回路69にゲート信号として供
給される。したがつて、このアンド回路69から
は、前奏が終了した本演奏開始状態となつた状態
で出力信号が発生され、このアンド回路69から
の出力信号は、セレクタ61に入力Bを選択する
セレクト指令SBとして供給すると共に、ゲート
回路70にゲート信号として供給する。
ゲート回路70には、「1」加算回路59から
の小節数計数データが供給され、前奏が終了し本
演奏状態となつた時に、その小節計数データを表
示制御回路71に供給する。この表示制御回路7
1には、上記小節数計数データと共に、セレクタ
61からの拍計数データも供給されるもので、表
示器72において、例えばデイジタル数値で小節
数および拍数を表示するようにしてなる。
すなわち、上記のように構成される装置にあつ
ては、スタートスイツチ28の操作に対応して、
前実施例と同様に前奏演奏が開始される。この場
合、拍数カウンタ55およびイントロ小節数設定
回路64には、演奏曲に対応する拍数および前奏
小節数が設定されている。
このような前奏演奏開始持においては、フリツ
プフロツプ回路50がセツトされて、イントロ指
令信号が発生されているため、アンド回路69か
ら出力信号が発生せず、また最終小節検知回路6
3から検知信号が発生されていないため、セレク
タ61にセレクト指令が与えられていない。また
ゲート回路70においてもゲート信号が与えられ
ていないため、表示制御回路71に対しては、小
節数および拍数のデータは供給されず、表示器7
2においては、表示が存在しない。
このようにして前奏演奏が進行し、前奏の最終
小節に至ると、最終小節検知回路63から検知信
号が発生し、アンド回路66にゲート信号を与え
る。したがつて、セレクタ61に対しては、セレ
クト指令SAが与えられ、変換回路60からの拍
計数データが表示制御回路71に供給される。変
換回路60からの計数データは、前述したように
その小節の残り拍数を表現するものであり、した
がつて、表示器72においては、前奏が終了する
までの拍数を「4」→「3」→「2」→「1」の
順で表示し、前奏終了と共に、本演奏開始タイミ
ングを、演奏練習生徒に対して、明確に指示する
ものである。
このようにして、前奏演奏が終了すると、イン
トロ終了検知回路62から検知信号が得られ、ア
ンド回路65出力でフリツプフロツプ回路50が
リセツトされ、イントロ指令信号が断たれる。し
たがつて、本演奏状態に入つた時は、ゲート回路
70のゲートが開かれ、セレクタ61に入力Bの
セレクト指令が与えられるようになり、表示器7
2においては、本演奏開始時からの小節数、さら
にその各小節内における拍数をデイジタル的に表
示し、楽譜上の演奏位置を明確に表示するように
なる。なお、この場合、前奏演奏時と本演奏時と
で表示器72の色彩を異ならせるようにしてもよ
い。
以上のようにこの発明によれば、特に楽譜デー
タにもとずく電子楽器等の演奏練習に際して、初
心者等ではそのタイミングの理解の困難な前奏終
了時の本演奏開始タイミングを視覚的に、さらに
は聴覚的に知らせることのできるものであり、電
子楽器の演奏練習を非常に効果的に、また正確に
実行させることのできるもので、特に自習演奏効
果を効果的に向上させることのできるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る電子楽器装
置を説明する構成図、第2図および第3図はそれ
ぞれ上記実施例における楽譜データのフオーマツ
トの例を説明する図、第4図はこの発明の他の実
施例を説明する構成図である。 11……楽譜、12……楽譜データ読取制御
部、13……メロデイデータ処理装置、14……
オブリガードデータ処理装置、15……コードデ
ータ処理装置、16……データメモリ、22……
コード識別回路、23……基準発振器、34……
表示制御回路、35……上鍵盤、36……表示素
子、43……ランプ、44……開始指令音形成回
路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 楽譜で表現される各音符にそれぞれ対応しそ
    の音符の音高データおよび符長データの組み合わ
    せからなる音符データと前奏終了に対応した本演
    奏開始データとを記憶するデータメモリと、上記
    データメモリから符長データに対応する時間間隔
    で音高データを順次読み出す手段と、この読み出
    された音高データに対応して演奏音の発生指令を
    行なう手段と、上記読み出しデータに対応する本
    演奏開始データを検知しプレイスタート指令を発
    生表示する手段とを具備し、このプレイスタート
    の表示に対応して前奏に続く本演奏を開始させる
    ようにすることを特徴とする電子楽器装置。 2 上記データメモリから読み出される音高デー
    タに対応して鍵盤部での押鍵位置を表示するよう
    にした特許請求の範囲第1項記載の装置。 3 上記本演奏開始データは、音符データの前奏
    終了位置に対応して記憶設定し、データメモリか
    ら上記開始データを検知するようにした特許請求
    の範囲第1項記載の装置。 4 上記本演奏開始データは、前奏の小節数、ま
    たは拍数で設定し、前奏開始時からの小節数また
    は拍数と比較しその一致でプレイスタート指示す
    るようにした特許請求の範囲第1項記載の装置。
JP56074749A 1981-05-18 1981-05-18 Electronic musical instrument Granted JPS57189193A (en)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52156029A (en) * 1976-06-21 1977-12-26 Sony Corp Music teaching device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52156029A (en) * 1976-06-21 1977-12-26 Sony Corp Music teaching device

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