JPH0335279Y2 - - Google Patents

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JPH0335279Y2
JPH0335279Y2 JP1986009092U JP909286U JPH0335279Y2 JP H0335279 Y2 JPH0335279 Y2 JP H0335279Y2 JP 1986009092 U JP1986009092 U JP 1986009092U JP 909286 U JP909286 U JP 909286U JP H0335279 Y2 JPH0335279 Y2 JP H0335279Y2
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drying
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【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、乾燥運転の所要時間を自動的に設定
するようにした乾燥機に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 従来の一般的な乾燥機は、使用者がタイマ装置
をセツトして乾燥運転の所要時間を設定するよう
にしていたため、乾燥運転時間が常に適正に設定
されるとは限られず、被乾燥物の乾燥に過不足を
生じ易い欠点があつた。
そこで、近年、被乾燥物中の水分の量が少なく
なる程、従つて乾燥率が高くなる程、被乾燥物の
電気抵抗値が大きくなるという点に着目して、乾
燥室内の被乾燥物と接触してその電気抵抗値を測
定することにより被乾燥物の乾燥率を測定する測
定用電極を設け、この測定用電極により測定した
乾燥率が所定値に達してから乾燥運転を所定時間
だけ継続して終了する仕上げ乾燥運転に移行する
ようにしたものが供されるようになつた。この場
合、仮に乾燥運転の終了時点の乾燥率(電気抵抗
値)を測定用電極により検出することができるも
のとすれば、前記仕上げ乾燥運転は必要なくなる
が、乾燥運転終了時には被乾燥物中の水分が極め
て少なくその電気抵抗値が極めて大きくなるた
め、実際には乾燥運転の終了時点の乾燥率(電気
抵抗値)を測定用電極により正確に検出すること
は極めて困難である。このため、測定用電極によ
り測定した乾燥率に基いて、被乾燥物が所定の生
乾き状態に達したことを検出した後に所定時間の
仕上げ乾燥運転を行うようにしている。
ところで、仕上げ乾燥運転の運転時間は被乾燥
物の種類や量或は外気温に応じて変化させること
が望ましいが、上記従来構成のものでは、仕上げ
乾燥運転の運転時間は被乾燥物の量等に無関係に
一律な時間値として設定されるのが一般的であつ
たため、仕上げ乾燥運転の乾燥運転時間が常に適
正値になるとは限られず、やはり被乾燥物の乾燥
に過不足を生じ易い欠点があつた。
[考案の目的] 本考案は上記事情を考慮してなされたもので、
従つてその目的は、仕上げ乾燥運転の運転時間を
常に適正に設定できて、被乾燥物を過不足なく乾
燥できる乾燥機を提供するにある。
[考案の概要] 本考案は、乾燥室からの排気温度の変化率が所
定値以下となる期間が長い程、仕上げ乾燥運転の
運転時間を長くする必要があることに着目して、
乾燥室からの排気温度の変化率を測定する温度変
化率測定手段と、前記変化率が所定値以下となる
期間が長い程前記仕上げ乾燥運転の運転時間を長
くするように制御する仕上げ乾燥運転制御手段と
を設けたものであり、これにより仕上げ乾燥運転
の運転時間を被乾燥物の量や外気温等に応じた適
性値に設定できるようにしたものである。
[考案の実施例] 以下、本考案をドラム式乾燥機に適用した一実
施例について図面を参照して説明する。まず全体
の概略構成を示す第3図及び第4図において、1
はドラム式乾燥機の外箱で、これの前面には衣類
出入口2及びこれを開閉する扉3が設けられてい
る。4は外箱1内に配設した乾燥室としての回転
ドラムで、これは外箱1の底部に配設したモータ
5によつて回転駆動される。6は回転ドラム4の
前端板の円形開口部4aを回転自在に支持するよ
うに配設された環状支持体で、これには回転ドラ
ム4内に連通する吸気路7が設けられ、該吸気路
7の途中部にはヒータ8が配設されている。一
方、9は回転ドラム4の後方部に配設したフアン
ケーシングで、その前端の円形開口部9aに回転
ドラム4の後端板の円形開口部4bが回転自在に
支持されて、回転ドラム4内とフアンケーシング
9内とが糸屑フイルタ10を通して連通されてい
る。11はフアンケーシング9内に回転自在に配
設したフアンで、このフアン11をモータ5によ
り回転駆動することによつて、機外の空気を吸気
路7を通してヒータ8により加熱しつつ回転ドラ
ム4内に吸入すると共に回転ドラム4内の高温多
湿空気をフアンケーシング9に設けた排気路12
を通して排出するものである。13は環状支持体
6の内側下部に固定した電極で、これは回転ドラ
ム4内の被乾燥物と接触してその電気抵抗値を測
定するものである。この電極13により測定した
電気抵抗値に基いて乾燥率測定回路14(第1図
参照)により被乾燥物の乾燥率が求められるよう
になつており、電極13と乾燥率測定回路14と
から乾燥率測定手段15が構成されている。而し
て、乾燥運転中、排気温度が略一定となる期間
(第5図参照)、即ち排気温度の変化率が所定値以
下(略零)になる期間は恒率乾燥期間と称され、
この恒率乾燥期間の終了後、暫くの期間は乾燥率
測定手段15により被乾燥物の乾燥率の測定が可
能である。そこで、乾燥率測定手段15により測
定した乾燥率が恒率乾燥期間終了後の所定の乾燥
率に達してから仕上げ乾燥運転に移行するように
している。一方第3図において、16は排気路1
2の途中部に設けた温度センサで、この温度セン
サ16からの出力信号を温度測定回路17(第1
図参照)に入力することにより回転ドラム4から
の排気温度を測定し、更に温度測定回路17から
の出力信号を温度変化率算出回路18に入力する
ことにより排気温度の変化率が測定されるように
なつており、これら温度センサ16、温度測定回
路17及び温度変化率算出回路18から温度変化
率測定手段19が構成されている。20は仕上げ
乾燥運転の運転時間を設定するための時間設定回
路で、仕上げ乾燥運転の運転時間、即ち乾燥率が
所定値に達したことを乾燥率測定手段15により
検知した時点から完全乾燥に至るまでの運転時間
が恒率乾燥期間の長さに比例することに着目し
て、この時間設定回路20により仕上げ乾燥運転
の運転時間を恒率乾燥期間の長さに比例した時間
に設定する。21は時間設定回路20と共に仕上
げ乾燥運転制御手段22を構成する駆動制御回路
で、時間設定回路20により設定された仕上げ乾
燥運転時間が経過した時点で駆動制御回路21に
よりモータ5及びヒータ8が断電されるようにな
つており、以つて乾燥率の変化率が所定値以下と
なる期間(恒率乾燥期間)が長い程、仕上げ乾燥
運転制御手段22により仕上げ乾燥運転の運転時
間を長くするように制御するものである。尚、第
2図において、23は乾燥率測定回路14、温度
測定回路17、温度変化率算出回路18、時間設
定回路20、駆動制御回路21等から成る乾燥機
制御回路、24は電源スイツチである。
次に、上記構成の作用について説明する。回転
ドラム4内に被乾燥物を収納して乾燥運転を開始
すると、フアン11及び回転ドラム4がモータ5
により回転される。フアン11の回転により、機
外に空気が吸気路7を通してヒータ8により加熱
されつつ回転ドラム4内に吸入されると共に、回
転ドラム4内の被乾燥物から湿気を奪つた高温多
湿空気がフアンケーシング9の排気路12を通し
て排出される。これと同時に、回転ドラム4の回
転により被乾燥物が撹拌される。このような乾燥
運転開始後、乾燥率測定手段15の電極13に接
触する被乾燥物の電気抵抗値を測定することによ
つて乾燥率を測定すると共に、温度変化率測定手
段19の温度センサ16により排気温度を測定
し、この排気温度の変化率を温度変化率算出回路
18によつて求める。而して、乾燥運転初期には
排気温度は第5図に示すように上昇し、その後恒
率乾燥期間に至ると略一定となり、排気温度の変
化率が略零になる。尚、第5図において、aは被
乾燥物の量が多い場合を示し、bは少ない場合を
示す。一方、恒率乾燥期間を経過すると、排気温
度が再び上昇して、温度変化率測定手段19によ
り測定した排気温度の変化率が次第に大きくな
る。そこで、排気温度の変化率が所定値を越えて
恒率乾燥期間が終了したものと判断した時点で、
仕上げ乾燥運転制御手段22の時間設定回路20
により恒率乾燥期間の長さを求め、この恒率乾燥
期間が長い程、仕上げ乾燥運転の運転時間を長く
設定する。その後、乾燥率測定手段15により測
定した乾燥率が所定値に達した時点で、仕上げ乾
燥運転に移行する。そして、仕上げ乾燥運転の運
転時間が設定時間を経過した時点で、駆動制御回
路21によりモータ5及びヒータ8が断電されて
仕上げ乾燥運転が終了する。
上記実施例によれば、温度変化率測定手段19
により測定した排気温度の変化率が所定値以下と
なる期間(恒率乾燥期間)が長い程、仕上げ乾燥
運転制御手段22により仕上げ乾燥運転の運転時
間を長くするように制御する構成としたので、仕
上げ乾燥運転の運転時間を使用者の判断によらず
仕上げ乾燥運転制御手段22によつて常に適正に
設定することができて、被乾燥物を過不足なく乾
燥でき、ひいては消費電力の低減化にも寄与でき
る。
尚、上記実施例によれば、乾燥率と被乾燥物の
電気抵抗値との間に相関関係があることに着目し
て、乾燥率測定手段15を電極13と乾燥率測定
回路14とから構成したが、例えば次のように構
成しても良い。即ち、恒率乾燥期間の終了時点に
おける乾燥率が一定になることに着目して、乾燥
率測定手段を温度変化率測定手段19の温度セン
サ16と温度測定回路17とに兼用させる構成と
し、恒率乾燥期間終了後の排気温度の上昇幅が所
定値に達したことを検知し、これによつて乾燥率
が所定値に達したことを検知してから仕上げ乾燥
運転に移行するように構成しても良い。その他、
本考案は乾燥室内の空気を循環させる構成の乾燥
機にも適用できる等、要旨を逸脱しない範囲内で
種々変更可能である。
[考案の効果] 本考案は、温度変化率測定手段により測定した
排気温度の変化率が所定値以下となる期間が長い
程、仕上げ乾燥運転制御手段により仕上げ乾燥運
転の運転時間を長くするように制御する構成とし
たので、仕上げ乾燥運転の運転時間を仕上げ乾燥
運転制御手段によつて常に適正に設定することが
できて、被乾燥物を過不足なく乾燥できるという
優れた効果を奏する乾燥機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案をドラム式乾燥機に適用した一実
施例を示したもので、第1図はブロツク図、第2
図は電気回路図、第3図は全体の縦断側面図、第
4図は同横断平面図、第5図は乾燥運転時の排気
温度とその変化率の経時的変化を示すグラフであ
る。 図面中、4は回転ドラム(乾燥室)、13は電
極、14は乾燥率測定回路、15は乾燥率測定手
段、16は温度センサ、17は温度測定回路、1
8は温度変化率算出回路、19は温度変化率測定
手段、20は時間設定回路、22は仕上げ乾燥運
転制御手段である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乾燥率測定手段により乾燥室内の被乾燥物の乾
    燥率を測定し、この乾燥率が所定値に達してから
    乾燥運転を所定時間だけ継続して終了する仕上げ
    乾燥運転を行なうものにおいて、前記乾燥室から
    の排気温度の変化率を測定する温度変化率測定手
    段と、前記変化率が所定値以下となる期間が長い
    程前記仕上げ乾燥運転の運転時間を長くするよう
    に制御する仕上げ乾燥運転制御手段とを具備した
    ことを特徴とする乾燥機。
JP1986009092U 1986-01-24 1986-01-24 Expired JPH0335279Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986009092U JPH0335279Y2 (ja) 1986-01-24 1986-01-24

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JP1986009092U JPH0335279Y2 (ja) 1986-01-24 1986-01-24

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JPS62120999U JPS62120999U (ja) 1987-07-31
JPH0335279Y2 true JPH0335279Y2 (ja) 1991-07-25

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58163400A (ja) * 1982-03-19 1983-09-28 三洋電機株式会社 衣類乾燥機
JPS58165900A (ja) * 1982-03-29 1983-09-30 シャープ株式会社 衣類乾燥機
JPS58182077A (ja) * 1982-04-20 1983-10-24 三洋電機株式会社 乾燥機

Patent Citations (3)

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JPS58182077A (ja) * 1982-04-20 1983-10-24 三洋電機株式会社 乾燥機

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JPS62120999U (ja) 1987-07-31

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