JPH0335038B2 - - Google Patents

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JPH0335038B2
JPH0335038B2 JP17816686A JP17816686A JPH0335038B2 JP H0335038 B2 JPH0335038 B2 JP H0335038B2 JP 17816686 A JP17816686 A JP 17816686A JP 17816686 A JP17816686 A JP 17816686A JP H0335038 B2 JPH0335038 B2 JP H0335038B2
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eccentric shaft
rams
lower eccentric
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dead center
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Takashi Sato
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Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プレスにおける上・下ラムの運転制
御方法に関する。
(従来の技術) 鍛造プレスにおいて、上下から同時に鍛造成形
を行う場合、どのようにして、上ラムの下死点へ
の到達時と下ラムの上死点への到達時とを同時に
するかが問題となる。
この問題を解決する方法として、上・下各ラム
の油圧駆動系に同時に油圧油を供給する方法と、
機械的なリンクを用いて上・下両ラムを連動させ
る方法とがある。
(発明が解決しようとする問題点) 然し乍ら、上記前者の方法では、負荷によつて
上・下各ラムの動きが左右されるため、上記問題
を完全に解決できないと言う欠点がある。
又、上記後者の方法では、機械構成が複雑なも
のになると共に、上・下両ラムを機械的なリンク
を介して連動させているので、駆動エネルギの損
失が比較的大であると云う欠点も生じる。
本発明は、上記欠点を解消できるプレスにおけ
る上・下ラムの運転制御方法を提供することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本第1発明の特徴
とする処は、各回転軸心から偏心した上・下各偏
心軸部を上記各回転軸心廻りに独立して回転駆動
可能に備え、上・下各偏心軸部に上・下各ラムを
連結することで、上・下各ラムを上下動可能とし
たものにおいて、 上・下各偏心軸部の平均角速度の最尤推定量を
設定し、上・下各偏心軸部の停止位置を求め、
上・下各偏心軸部の停止位置から所定位置までの
到達時間を、上記各最尤推定量と各停止位置とに
基いて演算し、これら各到達時間に応じて、上・
下各ラムの駆動タイミングを調整して、上・下各
ラムを各所定時期に各所定位置に到達させる点に
ある。
又、本第2発明の特徴とする処は、上記特徴に
加えて、上記各最尤推定量を上記各停止位置に基
いて補正する点にある。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基き説明すれ
ば、第1図はプレスの概略図示省略で、M1,M2
は上・下モータ、F1,F2は上・下各モータM1
M2により回転駆動される上・下フライホイール、
K1,K2は上・下回転軸、C2,C2は上・下各フラ
イホイールF1,F2と上・下各回転軸K1,K2間に
介装された空気圧式上・下クラツチ、B1,B2
上・下各回転軸K1,K2を制動する空気圧式上・
下ブレーキ、E1,E2は上・下各回転軸K1,K2
その回転軸心O1,O2に対して偏心状に備えられ
た上・下偏心軸部、RM1,RM2は上下動する
上・下ラム、L1,L2は上・下各偏心軸部E1,E2
と上・下各ラムRM1,RM2とを連結する上・下
連接棒、PG1,PG2は上・下各偏心軸部E1,E2
位置を検出するための上・下パルスジエネレー
タ、Tは鍛造材料である。
次に、上・下各ラムRM1,RM2をどのような
方法で制御するかを概略的に説明する。
第2図は上・下各偏心軸部E1,E2の位置等を
示す説明図で、第2図において、PU1,PU1は上偏
心軸部E1における上ラムRM1の上・下各死点と
対応する上・下死点位置、CTUBは上死点位置PU1
から下死点位置PU2までを上偏心軸部E1の回転方
向に計測した角度(度)、CTUは上偏心軸部E1
おける上死点位置PU1と停止位置PU3とのなす角度
(度)であつて、上死点天位置PU1よりも上偏心軸
部E1の回転方向後方側を正として計測している。
又、PL1,PL2は下偏心軸部E2における下ラム
RM2の上・下各死点と対応する上・下死点位置、
CTLBは下死点位置PL2から上死点位置PL1までを
下偏心軸部E2の回転方向に計測した角度(度)、
CTLは下偏心軸部E2における下死点位置PL2と停
止位置PL3とのなす角度(度)であつて、下死点
位置PL2よりも下偏心軸部E2の回転方向後方側を
正として計測している。
今、上ラムRM1の停止位置から下死点までの
到達時間をTU秒、下ラムRM2の停止位置から上
死点までの到達時間をTL秒とすると、上・下両
ラムRM1,RM2の到達時間差TAD秒は TAD=TU−TL ……(1) で表わされる。
次に、上・下各偏心軸部E1,E2、即ち、上・
下各回転軸K1,K2の1秒間の定格回転角度をω0
度/秒、とすると、上・下各偏心軸部E1,E2
平均角速度を、夫々、αω0度/秒、βω0度/秒と
表示できる。
ここで、α、βは、0<α、β≦1の範囲にあ
るが、ブレーキB1,B2、クラツチC1,C2のタイ
ミング、負荷の変動により、ばらつきがあるの
で、以下のような推定式により、TADを表示す
る。
TAD=a^(CTU+CTUB) −b^(CTL+CTLB) ……(2) 但し、a^、b^の最尤推定量 又、a=1/αω0、b=1/βω0でa>b そして、a^、b^を予じめ設定しておくことによ
り、上記角度CTU、CTLの値から予じめTADを推
定して、上ラムRM1の下死点への到達時と下ラ
ムRM2の上死点への到達時を同時にすると云う
制御の精度を向上できる。
次に、a^、b^の設定方法について説明すると、
まず、第1段階として、プレスのN回の試行によ
り、a^、b^を推定し、更に、第2段階として、逐
次的にa^、b^を修正するのである。
まず、a^、b^の推定方法について説明すると、
上・下各ラムRM1,RM2の駆動系は独立してい
るため、a^、b^は個別に算出できる。
即ち、プレスのN回の試行において、i回目の
TU、TL、CTU、CTLの値を夫々、TU(i)、TL(i)、
CTU(i)、CTL(i)とすると、a^、b^は、 a^=SU/N ……(3A) b^=SL/N ……(3B) 但し、 SUNi=1 TU(i)/CTU(i)+CTUB ……(4A) SLNi=1 TL(i)/CTL(i)+CTLB ……(4B) で表示できる。
ところで、上記のようにして算出したa^、b^に
より、TADを予じめ推定できるが、この推定した
TADを用いてプレスを下記のように制御する。
即ち、予じめ、零に近い定数としてεを設定し
ておき、このεとTADの大小関係を比較して下記
のように制御する。
(1) TAD>|ε|の場合 上ラムRM1を先に駆動し、TAD秒後に、下ラ
ムRM2を駆動する。
(2) TAD<−|ε|の場合 下ラムRM2を先に駆動し、TAD秒後に、上ラ
ムRM1を駆動する。
(3) |TAD|≦|ε|の場合 上・下ラムRM1,RM2の駆動タイミングの
調整はせず、上・下両ラムRM1,RM2を同時
に駆動する。
ところで、上記のような駆動タイミングの調整
を行うことにより、TADは充分零に近づく事が期
待されるが、機械系の経年変化や、駆動タイミン
グの調整を行う制御装置の確率的な誤差による誤
差をなくすため、更にa^、b^を逐次的に補正して、
常にTADを零近くに保つようにするのである。
即ち、TU、TL、CTU、CTLの値を用いて、a^、
b^を下記のように補正する。
即ち、上記値から修正要素値a′、b′を、 a′=TU/CTU+CTUB ……(5A) b′=TL/CTL+CTLB ……(5B) として表示し、これらa′、b′を用いてa^、b^を下記
式により補正する。
a^←(1−γ)a^+γa′ ……(6A) b^←(1−γ)b^+γb′ ……(6B) 上記(6A)、(6B)式により与えられる数値
で、a^、b^を補正していけば、TADを常に零近くに
保つことが可能である。
尚、γは小さな定数であり、γを小さくする程
a^、b^の変動は安定したものとなる。又、γを大
きくする程、a^、b^の変動は、駆動系の変化等に
急速に対応するが、不安定なものとなる。
ところで、γは、一般に1/N程度に設定される が、γとしてこの程度の値を選定すれば、a^、b^
を補正するデータの重みが、a^、b^を算出する際
のデータの重みと略同一となる。
ところで、上記のようなa^、b^の補正では、a^、
b^の分散値を考慮していないので、過剰な補正と
なる場合がある。
この問題に対処するために、a^、b^が正規分布
に従うと考えて、その偏差からγを修正する方法
が考えられる。
まず、偏差値σa、σbを下記式 により求め、この偏差値σa、σbにより補正計数
γa、γbを下記式で求める。
γa=1/Nexp〔−(a′−a)2/2σa〕 ……(8A) γb=1/Nexp〔−(b′−b)2/2σb〕 ……(8B) このような補正係数γa、γbを使用することによ
り、他と極端に異なるデータが、a^、b^を過剰に
補正する事を防止できる。
次に、上・下ラムRM1,RM2の具体的制御方
法について説明する。
第3図は、上・下ラムRM1,RM2の制御装置
の簡略ブロツク図であり、第4図はその詳細図で
ある。
第3図及び第4図において、上・下パルスジエ
ネレータPG1,PG2からはインターフエースを介
して上・下カウンタCT1,CT2にパルスが送ら
れ、ここに、上・下各偏心軸部E1,E2の角度が
ストアされる。上・下カウンタCT1,CT2に保持
されるデータはCPUから任意にアクセスするこ
とが可能である。
KBはキーボードで、CTUB、CTLB、Nの値等
を入力可能で、これらの値及び、CPUから任意
にアクセス可能な上記データにより、上記のよう
な演算処理が行われる。
尚、CPUにおいて、TIM1,TIM2は上・下タ
イマ、CMP1-4はデジタルコンパレータである。
そして、上記演算処理により求められたCTU
CTL、TU、TLの値がデイスプレイDに表示され
ると共に、演算結果に基いて、コントローラ
CONが、上・下クラツチ・ブレーキ用電磁便
SOL1,SOL2を制御する。
尚、コントローラCONにおいて、R1,R2
上・下リレーである。尚、上・下リレーR1,R2
として無接点リレーを使用することも可能であ
る。
又、ソフトウエアにより、上・下タイマ
TIM1,TIM2のリセツトが可能であると共に、
上・下各ラムRM1,RM2のスタート信号を与え
ることが可能である。
ところで、上記制御装置による制御モードとし
ては、同時駆動モードm1、設定モードm2、固定
モードm3、補正モードm4、補助モードm5の5つ
のモードがある。
同時駆動モードm1は、上・下ラムRM1,RM2
の駆動タイミングの制御を行わず、上・下ラム
RM1,RM2を同時に駆動する制御モードである。
又、設定モードm2は、予じめ設定した回数N
だけ鍛造を実行し、最尤推定量a^、b^を求める制
御モードである。
尚、プレスの操業開始時には、a^、b^は予じめ
上記m2〜m4の制御モードにより求められてお
り、設定モードm2でも、上・下各ラムRM1
RM2の駆動タイミングの制御が行われる。
但し、プレスの全く最初の運転時には、a^、b^
は全く未知であるため、a^、b^は零である。
固定モードm3は、上・下各ラムRM1,RM2
駆動タイミングの制御は行うが、a^、b^の更新や
補正等は行わない制御モードである。
補正モードm4は、上・下各ラムRM1,RM2
駆動タイミングの制御を行うと共に、a^、b^を、
最新のデータ(TU、TL、CTU、CTL)に基き、
適当な補正係数γにより、順次補正していく制御
モードである。
補助モードm5は、上・下各ラムRM1,RM2
駆動タイミングの制御は行うが、到達時間差TAD
はキーボードKBにより入力される制御モードで
あり、駆動タイミングをオペレータが自由に設定
できる。
次に、上記制御モードm1〜m5による制御を、
第5図及び第6図に示すフローチヤートに基き説
明する。
まず、第5図のステツプ1では、同時駆動モー
ドm1であるか否かを判別し、そうであれば、ス
テツプ2で、上・下リレーR1,R2が同時オンし
て、上・下電磁弁SOL1,SOL2が作動し、上・下
クラツチC1,C2が接続されると共に、上・下ブ
レーキB1,B2の制動が解除されて、上・下ラム
RM1,RM2は同時に駆動される。そして、第6
図のCのフローに移行する。
又、同時駆動モードm1でない場合には、ステ
ツプ3において、補助モードm5であるか否かを
判別する。
補助モードm5であれば、ステツプ4において、
TADの値が入力され、ステツプ5へ移行する。
又、ステツプ3において、制御モードが補助モ
ードm5でなければ、即ち、制御モードが、設定
モードm2、固定モードm3、補正モードm4のいず
れかであれば、ステツプ6に移行し、TADを上記
(2)式により求めて、ステツプ5に移行する。
この場合、a^、b^、CTUB、CTLBは夫々予じめ求
められて、入力されており、又、CTU、CTLは、
各カウンタCT1,CT2に保持されているが、ステ
ツプ6の計算が終了すると、ステツプ6′にて、
CTUをCTU1に、又CTLをCTL1に代入する。これ
らの値は、ステツプ37又はステツプ41で使用され
る。
そして、ステツプ7において、|TAD|<|ε
|の時TADを零とする。尚、εは微小時間であつ
て、予じめ入力されており、この実施例では、例
示的にε=0.001秒と設定してある。従つて、|
TAD|<0.001秒であれば、TAD=0として、次の
操作に入る。これは、TADが0.001秒程度の値な
ら、誤差範囲であるとして、タイミングコントロ
ールを行わないことを意味する。
そして、ステツプ5において、TADとεとの大
小関係を判別して、TAD>|ε|又はTAD=0で
あれば、ステツプ8に移行する。
即ち、今、例えば、TAD=0.2秒であれば、TAD
>|ε|であるから、ステツプ8に移行して、上
タイマTIM1がスタートすると共に、ステツプ9
で、上リレーR1がオンして、上電磁弁SOL1が作
動し、上ラムRM1が起動される。
次に、ステツプ10とAのフローの処理が並列的
に行われる。
ステツプ10では、上タイマTIM1の経過時間と
|TAD|の大小が判別され、上記経過時間とTAD
が同じになつた時に、ステツプ11で、下タイマ
TIM2がスタートすると共に、ステツプ12で、下
リレーR2がオンして、下電磁弁SOL2が作動し、
下ラムRM2が起動されて、Bのフローへ移行す
る。
尚、フローチヤートにおいては、省略したが、
上記の際には、デジタルコンパレータCMP1に出
力禁止命令が出される。
このようにするのは、デジタルコンパレータ
CMP1から信号が出力されると、既に駆動されて
いる上ラムRM1側に再度駆動命令が出ることが
有り、このような場合には、制御系が混乱するか
らである。
又、ステツプ5で、TAD<−|ε|であれば、
ステツプ13に移行して、下タイマTIM2がスター
トすると共に、ステツプ14で、下リレーR2がオ
ンして、下電磁弁SOL2が作動し、下ラムRM2
起動される。
次に、ステツプ15とBのフローの処理が並列的
に行われる。
ステツプ15では、下タイマTIM2の経過時間と
|TAD|の大小関係が判別され、上記経過時間と
|TAD|が同じになつた時に、ステツプ16で、上
タイマTIM1がスタートすると共に、ステツプ17
で、上リレーR1がオンして、上電磁弁SOL1が作
動し、上ラムRM1が起動されて、Aのフローへ
移行する。
尚、フローチヤートにおいては、省略したが、
上記の際には、デジタルコンパレータCMP2に出
力禁止命令が出される。
又、Aのフローでは、ステツプ18で、上偏心軸
部E1が上死点位置PU1に到達したか否か、即ち、
上ラムRM1が上死点に到達したか否かが判別さ
れ、上偏心軸部E1が上死点位置PU1に到達する
と、ステツプ19において、上タイマTIM1がラツ
チされ、TUが求められて、転送される。
又、ステツプ20において、上リレーR1がオフ
されて、上電磁弁SOL1への通電が停止されて、
上クラツチC1が切断されると共に、上ブレーキ
B1が上回転軸K1を制動して、上ラムRM1が上死
点付近で停止する。
そして、ステツプ21で、上偏心軸部E1におけ
る上死点位置PU1と停止位置PU3とのなす角度CTU
を、上死点位置PU1よりも上偏心軸部E1の回転方
向後方側を正として計測し、上カウンタCT1に保
持し、CTUに転送して、Cのフローへ移行する。
又、Bのフローでは、ステツプ24で、下偏心軸
部E2が下死点位置PL2に到達したか否か、即ち、
下ラムRM2が下死点に到達したか否かが判別さ
れ、下偏心軸部E2が下死点位置PL2に到達すると、
ステツプ25で、下タイマTIM2がラツチされ、TL
が求められて、転送される。
又、ステツプ26において、下リレーR2がオフ
されて、下電磁弁SOL2への通電が停止され、下
ラムRM2が下死点付近で停止する。
そして、ステツプ27で、下偏心軸部E2におけ
る下死点位置PL2と停止位置PL3とのなす角度
CTLを下死点位置PL2よりも下偏心軸部E2の回転
方向後方側を正として計測し、下カウンタCT2
保持するし、CTLに転送して、Cのフローへ移行
する。
Cのフローでは、ステツプ30により、同時駆動
モードm1であるか否かを判別し、同時駆動モー
ドm1であれば、制御は終了する。
又、同時駆動モードm1でなければ、ステツプ
31で、補助モードm5であるか否かを判別し、補
助モードm5であれば、制御は終了する。
そして、補助モードm5でなければ、ステツプ
32で、固定モードm3であるか否かを判別し、固
定モードm3であれば、制御は終了する。
又、固定モードm3でなければ、ステツプ33で、
設定モードm2であるか否かを判別し、設定モー
ドm2であれば、ステツプ34で、設定モードm2
なつて最初の運転か否かを判別する。
最初の運転であれば、ステツプ35で、リセツト
して、SU、SL、iを夫々零として、ステツプ36
に移行し、最初の運転でなければ、直接ステツプ
36に移行する。
ステツプ36では、iに1を付加し、ステツプ37
で、新しくSU、SLを夫々再帰的に求める。尚、
ステツプ37の式と(4A)、(4B)の式とでは、添
字(i)の有無の差違があるが、これは、ステツプ37
に於けるi番目のCTU、CTLの値を、式(4A)、
(4B)に於いてはCTU(i)、CTL(i)と記したからで
あつて、両者は同義である。
尚、SU、SLを求める際には、ステツプ19、23、
25、29から転送されてきた数値が使用される。
次に、ステツプ38で、iとNの大小関係を判別
し、i≧Nであれば、ステツプ39で、上記
(3A)、(3B)の両式により、a^、b^を夫々求めて、
制御は終了する。
又、ステツプ38で、i<Nであれば、a^、b^の
算出は行なわないで、制御は終了する。
更に、ステツプ33で、設定モードm2でなけれ
ば、ステツプ40で補正モードm4であるか否かを
判別し、補正モードm4であれば、ステツプ41で、
a^、b^を夫々補正して、制御は終了する。
尚、a^、b^を夫々求める際には、上記のように、
ステツプ19等から転送されてきた数値が使用され
る。
又、ステツプ40で、補正モードm4でなければ、
制御は終了する。
尚、制御終了時には、タイマTIM1,TIM2
夫々リセツトされて、零とされる。
そして、上記のような制御が繰り返し行われ
る。
尚、実施例では、上・下各偏心軸部の平均角速
度の最尤推定量を設定する代りに、平均角速度の
逆数の最尤推定量を設定したが、これは、便宜上
そうしただけであつて、結果的には、平均角速度
の最尤推定量を設定したのと同じことになる。
又、実施例では、上ラムの下死点への到達時
と、下ラムの上死点への到達時とを同時にした
が、本発明は、上・下各ラムを各所定時期に各所
定位置に到達させるプレスの上・下各ラムの運転
制御方法に適用可能である。
(発明の効果) 以上詳述したように、本第1発明によれば、
上・下各ラムを各所定時期に各所定位置に確実に
到達させることができると共に、プレスの機械的
構成も簡易なものとでき、しかも、プレスの駆動
エネルギの損失も少ない。
又、本第2発明によれば、更に、プレスの機械
系の経年変化や制御系統の確率的な誤差に対応で
き、上・下各ラムの制御を正確に行える。
本発明は上記利点を有し、実益大でる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はプレ
スの概略図、第2図は上・下各偏心軸部の位置等
を示す説明図、第3図は制御装置の簡略ブロツク
図、第4図は同詳細図、第5図及び第6図の各図
は制御方法を示すフローチヤートである。 E1,E2……上・下偏心軸部、O1,O2……上・
下回転軸心、PU1,PL1……上死点位置、PU2,PL2
……下死点位置、PU3,PL3……停止位置、RM1
RM2……上・下ラム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 各回転軸心から偏心した上・下各偏心軸部を
    上記各回転軸心廻りに独立して回転駆動可能に備
    え、上・下各偏心軸部に上・下各ラムを連結する
    ことで、上・下各ラムを上下動可能としたものに
    おいて、 上・下各偏心軸部の平均角速度の最尤推定量を
    設定し、上・下各偏心軸部の停止位置を求め、
    上・下各偏心軸部の停止位置から所定位置までの
    到達時間を、上記各最尤推定量と各停止位置とに
    基いて演算し、これら各到達時間に応じて、上・
    下各ラムの駆動タイミングを調整して、上・下各
    ラムを各所定時期に各所定位置に到達させること
    を特徴とするプレスにおける上・下ラムの運転制
    御方法。 2 各回転軸心から偏心した上・下各偏心軸部を
    上記各回転軸心廻りに独立して回転駆動可能に備
    え、上・下各偏心軸部に上・下各ラムを連結する
    ことで、上・下各ラムを上下動可能としたものに
    おいて、 上・下各偏心軸部の平均角速度の最尤推定量を
    設定し、上・下各偏心軸部の停止位置を求め、
    上・下各偏心軸部の停止位置から所定位置までの
    到達時間を、上記各最尤推定量と各停止位置とに
    基いて演算し、これら各到達時間に応じて、上・
    下各ラムの駆動タイミングを調整して、上・下各
    ラムを各所定時期に各所定位置に到達させ、上記
    各最尤推定量を上記各停止位置に基いて補正する
    ことを特徴とするプレスにおける上・下ラムの運
    転制御方法。
JP17816686A 1986-07-29 1986-07-29 プレスにおける上・下ラムの運転制御方法 Granted JPS6337000A (ja)

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JPS6337000A JPS6337000A (ja) 1988-02-17
JPH0335038B2 true JPH0335038B2 (ja) 1991-05-24

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